JPH0676841U - 摺動力測定装置 - Google Patents

摺動力測定装置

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JPH0676841U
JPH0676841U JP1618793U JP1618793U JPH0676841U JP H0676841 U JPH0676841 U JP H0676841U JP 1618793 U JP1618793 U JP 1618793U JP 1618793 U JP1618793 U JP 1618793U JP H0676841 U JPH0676841 U JP H0676841U
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秀由 田中
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摺動力の測定を自動化し、摺動部品の検査の
省力化を図るとともに摺動力の正確な測定を行うこと。 【構成】 ねじ部材26の一端をモータ8に接続し、ロ
ードセル7を取付けたフレーム28を筒状部28aでね
じ部材26に装着する。ロードセル7はフレーム28に
よってガイド25に取付けられ、モータ8を一定回転速
度で回転することによって一定速度でねじ部材26の軸
線方向に移動する。摺動片32の摺動方向がロードセル
7の移動方向と一致するように摺動部品31を固定し、
当接片27を摺動片32に当接させ、当接片27が摺動
片32から受ける力をロードセル7で測定することによ
って、摺動片32の摺動力を測定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、各種装置およびユニットの摺動部の摺動力を測定する摺動力測定装 置に関する。
【0002】
【従来の技術】
精密機器などの各可動部品の組み付けの状態は、組み立てが完了する前の段階 で管理しておかなければ、当該精密機器の組み立て完了後、可動部品が正常に動 作しないという問題を生ずる。このため、従来たとえば可動部品である摺動部品 の組み付け時には、プッシュプルゲージまたはテンションゲージなどを用いて摺 動部品が備える摺動片の摺動方向への摺動力が測定され、当該摺動力が予め定め る基準値の範囲内にあるもののみが良品として採用されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、前述のような摺動力の測定は、手作業によって行われるため、測定す る人間の習熟度などによって測定値のばらつきが大きく、正確な測定値を得るこ とが難しい。
【0004】 本考案の目的は、摺動力の測定を自動化し、摺動部品の検査の省力化を図ると ともに、正確な摺動力の測定を行うことができる摺動力測定装置を提供すること である。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案は、直線方向に摺動可能な摺動片を備える摺動部品の摺動片の摺動力を 測定する摺動力測定装置であって、 摺動部品を予め定める位置に固定する固定手段と、 摺動片に当接する当接片を備え、当接片が摺動片から受ける摺動方向の力を測 定する測定手段と、 前記測定手段を摺動方向に移動させる移動手段とを含むことを特徴とする摺動 力測定装置である。
【0006】
【作用】
本考案に従えば、固定手段によって摺動部品を予め定める位置に固定し、測定 手段の当接片を摺動部品の摺動片に当接させて、移動手段によって測定手段を摺 動方向に移動させる。このとき、測定手段は当接片が摺動片から受ける摺動方向 の力を測定する。したがって、自動的に摺動部品の摺動片の摺動力の測定を行う ことができ、作業の省力化を図ることができるとともに、移動手段によって一定 の速度で測定手段を移動させることによって、測定値にばらつきを生じず正確な 測定を行うことができる。
【0007】
【実施例】
図1は、本考案の一実施例である摺動力測定装置1の測定部30の外観を示す 平面図であり、図2は摺動力測定装置1の測定部30の外観を示す側面図であり 、図3は摺動力測定装置1の測定制御装置3の外観を示す斜視図であり、図4は 摺動力測定装置1の全体の構成を示すブロック図である。図4に示すように本実 施例の摺動力測定装置1は、測定部30とこれに接続される測定制御装置3とか らなる。シーケンスコントローラ2は、測定部30が備えるスイッチやセンサか らの入力信号に基づいて、制御信号を出力し、測定部30全体の制御を行う。測 定制御装置3は、測定部30で行われた測定結果を解析し、シーケンスコントロ ーラ2に制御信号を出力して、後述するインジケータを用いて解析結果を表す表 示を行わせる。
【0008】 図1に示すように、測定部30は基台30a上に後述する構成部材が配置され て構成される。原点センサ4、測定開始センサ5および測定終了センサ6は摺動 方向R1に沿ってこの順で設けられる。原点センサ4は、後述のロードセル7が 初期位置にあるかどうかを検出する。測定開始センサ5は、ロードセル7が測定 を開始する位置に到達したかどうかを検出する。摺動力は、静止状態から摺動を 開始するときには、静止摩擦力によって測定すべき摺動力より大きくなるので、 摺動片が摺動を開始して摺動速度が一定になる位置で測定を開始する。測定終了 センサ6は、ロードセル7が測定を終了する位置に到達したかどうかを検出する 。
【0009】 測定手段であるロードセル7は、歪みを受けると電気抵抗が変化する歪みゲー ジを備え、ロードセル7に加えられる荷重によって生ずる歪みゲージの歪みから ロードセル7に加えられた荷重を電気的に検出するセンサである。モータ8は、 モータ制御部9によって制御され、一定回転速度で回転し、これによってロード セル7はガイド25に沿って一定速度で移動する。
【0010】 電源スイッチ10は、摺動力測定装置1の電源をオン/オフするスイッチであ り、初期化スイッチ11はロードセル7を初期位置に復帰させるためのスイッチ である。また、スタートスイッチ12は、モータ8を始動させるスイッチであり 、これによってロードセル7はガイド25に沿って摺動方向に移動を開始する。 非常停止スイッチ13は、非常時や途中で測定を中止する時などにモータ8を停 止させるためのスイッチである。
【0011】 +NGインジケータ15は、測定された摺動力が予め定められる+NG値を超 えたとき点灯してこれを表示する。−NGインジケータ14は、測定された摺動 力が予め定められる−NG値以下であるとき点灯してこれを表示する。OKイン ジケータ16は測定された摺動力が予め定められる基準値の範囲内であるとき、 点灯してこれを表示する。
【0012】 図1および図2に示すように摺動部品31は固定手段である治具24によって 、摺動片32の摺動方向がガイド25の長手方向と一致するように固定される。 ガイド25は、棒状のねじ部材26の軸線方向に平行に設けられ、ロードセル7 を案内する。ねじ部材26は、その両端が支持部材33,34によって回転可能 に支持され、接続部35を介してモータ8の回転軸8aに接続され、モータ8に よって一定回転速度で回転される。ロードセル7は、フレーム28によってガイ ド25の長手方向に移動可能にガイド25に取付けられる。さらにフレーム28 は、ねじ部材26が挿通される筒状部28aを備え、筒状部28aの内周面には 雌ねじが施され、ねじ部材26に装着される。これによって、ねじ部材26がモ ータ8によってねじ部材26の軸線のまわりに回転すると、ロードセル7は、ガ イド25の長手方向に移動する。したがって、摺動片32の摺動方向がガイド2 5の長手方向に一致するように摺動部品31を治具24によって固定しておけば 、摺動片32が摺動方向に正確に摺動され、正確な摺動力の測定を行うことがで きる。当接片27は、摺動部品31の摺動片32に当接し、摺動方向に摺動片3 2を摺動させ、ロードセル7に摺動力を伝達する。
【0013】 図3に示すように、測定制御装置3は、一側面に操作パネル29が設けられる 。前記操作パネル29には、+NG値、OK値、−NG値などの各基準値を設定 する設定スイッチ18〜20、リセットスイッチ21、最大摺動力表示スイッチ 22およびこれらの設定値を表示する表示部23などが設けられる。
【0014】 図4を参照して制御部17は、シーケンスコントローラ2を介してロードセル 7から出力される測定値を解析し、前記操作パネル29から予め入力された指示 に基づいてシーケンスコントローラ2に制御信号を出力して測定部30に予め定 める動作を行わせる。+NG値設定スイッチ18は、摺動部品31の許容摺動力 の上限を設定するためのスイッチである。OK値設定スイッチ19は、摺動部品 31の摺動力の基準値を設定するたのスイッチである。−NG値設定スイッチ2 0は、摺動部品31の許容摺動力の下限を設定するためのスイッチである。リセ ットスイッチ21は、前述の設定スイッチ18〜20で設定した設定値を設定し なおす場合に、制御部17が備える図示しないメモリに記憶されている各設定値 をクリアするためのスイッチである。最大摺動力表示スイッチ22は、測定され た摺動力の最大値を逐次メモリに記憶させておき、測定終了後、その測定値を表 示部23に表示させるためのスイッチである。表示部23は、前述の設定スイッ チ18〜20で設定される各設定値および前記最大摺動力などを数値で表示する 。
【0015】 図5は、摺動力測定装置1による測定動作を説明するためのフローチャートで ある。ステップj1では、初期化スイッチ11を押すことによってロードセル7 が原点センサ4によって検出される初期位置まで移動される。ステップj2では 、摺動部品31が測定部30の治具24に固定される。ステップj3では、測定 制御装置3の操作パネル29から±NG値、OK値などの基準値が入力され設定 される。ステップj4では、スタートスイッチ12が押され、ステップj5では これによってモータ8が始動する。モータ8の始動によってねじ部材26が回転 され、ロードセル7が初期位置からガイド25に沿って移動される。このように ロードセル7がガイド25に沿って移動され、測定開始センサ5によって検出さ れると、シーケンスコントローラ2から制御信号が出力され、ロードセル7によ る摺動力の測定が開始される。
【0016】 ステップj6では、ロードセル7が前記測定開始センサ5によって検出された かどうかが判断され、ロードセル7が測定開始センサ5によって検出されていれ ばステップj7に移り、検出されていなければステップj6に戻ってロードセル 7が測定開始位置にくるまで待機する。ステップj7では、ロードセル7で検出 された摺動力が電気信号として測定制御装置3の制御部17に逐次転送される。 ステップj8では、前記電気信号として入力された測定値が制御部17で解析さ れ、必要であればメモリに随時記憶される。
【0017】 ステップj9では、ロードセル7が測定終了センサ6によって検出されたかど うかを判断し、ロードセル7が測定終了センサ6によって検出されていれば、ス テップj10に移り、検出されていなければステップj7に戻り測定を続行する 。ステップj10では、モータ8が停止され、ロードセル7が停止されるととも に摺動力の測定を終了する。ステップj11では、測定部30に設けられる各種 インジケータ14〜16に摺動部品の測定結果が表示されるとともに、測定制御 装置3の表示部23に最大摺動力などの測定結果が表示される。
【0018】 以上のように本実施例によれば、摺動部品31の摺動片32の摺動力測定が自 動的に行われ、作業の省力化を図ることができるとともに、モータ8によって一 定速度で摺動片32を摺動方向に移動するので、測定値のばらつきがなく、正確 な摺動力の測定を行うことができる。さらに測定開始および測定終了を各センサ 5,6からの検出信号によって行うので、各センサ5,6の取付位置を変化させ ることによって摺動力の測定区間を自由に設定することができる。
【0019】
【考案の効果】
以上のように本考案によれば、摺動力測定装置の測定手段は、固定された摺動 部品の摺動片に当接片を当接し、摺動片の摺動方向に摺動しながら当接片が摺動 片から受ける摺動方向の力を測定するので、人手を要せず自動的に摺動片の摺動 力を測定することができ、測定作業の省力化を図ることができる。また、移動手 段によって一定の速度で測定手段を移動させることによって、測定値にばらつき を生じず正確な測定を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である摺動力測定装置1の測
定部30の外観を示す平面図である。
【図2】摺動力測定装置1の測定部30の外観を示す側
面図である。
【図3】摺動力測定装置1の測定制御装置3の外観を示
す斜視図である。
【図4】摺動力測定装置1の全体の構成を示すブロック
図である。
【図5】摺動力測定装置1による測定動作を説明するた
めのフローチャートである。
【符号の説明】
1 摺動力測定装置 2 シーケンスコントローラ 3 測定制御装置 4 原点センサ 5 測定開始センサ 6 測定終了センサ 7 ロードセル 8 モータ 9 モータ制御部 10 電源スイッチ 11 初期化スイッチ 12 スタートスイッチ 13 非常停止スイッチ 14 −NGインジケータ 15 +NGインジケータ 16 OKインジケータ 25 ガイド 26 ねじ部材 27 当接片 28 フレーム 30 測定部 31 摺動部品 32 摺動片

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線方向に摺動可能な摺動片を備える摺
    動部品の摺動片の摺動力を測定する摺動力測定装置であ
    って、 摺動部品を予め定める位置に固定する固定手段と、 摺動片に当接する当接片を備え、当接片が摺動片から受
    ける摺動方向の力を測定する測定手段と、 前記測定手段を摺動方向に移動させる移動手段とを含む
    ことを特徴とする摺動力測定装置。
JP1993016187U 1993-04-01 1993-04-01 摺動力測定装置 Expired - Lifetime JP2572659Y2 (ja)

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JP2572659Y2 JP2572659Y2 (ja) 1998-05-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100774917B1 (ko) * 2006-02-10 2007-11-09 주식회사 만도 슬라이딩포스 측정시스템 및 측정방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01168840U (ja) * 1988-05-20 1989-11-28

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