JPH0676834B2 - 密封装置 - Google Patents
密封装置Info
- Publication number
- JPH0676834B2 JPH0676834B2 JP58141808A JP14180883A JPH0676834B2 JP H0676834 B2 JPH0676834 B2 JP H0676834B2 JP 58141808 A JP58141808 A JP 58141808A JP 14180883 A JP14180883 A JP 14180883A JP H0676834 B2 JPH0676834 B2 JP H0676834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plug
- opening
- ferrule
- bearing surface
- sealing device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G21—NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
- G21F—PROTECTION AGAINST X-RADIATION, GAMMA RADIATION, CORPUSCULAR RADIATION OR PARTICLE BOMBARDMENT; TREATING RADIOACTIVELY CONTAMINATED MATERIAL; DECONTAMINATION ARRANGEMENTS THEREFOR
- G21F5/00—Transportable or portable shielded containers
- G21F5/06—Details of, or accessories to, the containers
- G21F5/12—Closures for containers; Sealing arrangements
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- High Energy & Nuclear Physics (AREA)
- Pressure Vessels And Lids Thereof (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 本発明は、2つの円錐支え面の嵌合によつて囲い密封す
る密封装置に関する。
る密封装置に関する。
原子力産業においては、比較的高温の与圧された種々の
流体を密封するための囲いが使用される。その囲いの一
例は、原子炉から再処理工場まで照射済燃料集合体を運
ぶための搬送コンテナーである。この種のコンテナーの
密封装置は、所要の機能及び安全上の要求に応え得るも
のとしなければならない。
流体を密封するための囲いが使用される。その囲いの一
例は、原子炉から再処理工場まで照射済燃料集合体を運
ぶための搬送コンテナーである。この種のコンテナーの
密封装置は、所要の機能及び安全上の要求に応え得るも
のとしなければならない。
金属間の密封を得るために1個以上の金属シールを使用
する囲いの密封装置は、従来から知られている。この形
式の装置において、上記シールは、締付けねじ又は同種
の手段により回転しないように強く圧縮しなければなら
ない。金属シールは一般に取外した後は再使用できな
い。またこの種の装置は、締付け装置の摩耗或いは焼付
きの問題を時に惹起させる。
する囲いの密封装置は、従来から知られている。この形
式の装置において、上記シールは、締付けねじ又は同種
の手段により回転しないように強く圧縮しなければなら
ない。金属シールは一般に取外した後は再使用できな
い。またこの種の装置は、締付け装置の摩耗或いは焼付
きの問題を時に惹起させる。
可融シールにより金属摩の密封を保証するようにした密
封装置も知られている。この場合、シールの密封性はす
ぐれているが、機械的強度が良くない。またプラグの収
縮の際に金属がそれによつて連行されることも好ましく
ない。
封装置も知られている。この場合、シールの密封性はす
ぐれているが、機械的強度が良くない。またプラグの収
縮の際に金属がそれによつて連行されることも好ましく
ない。
本発明は、従来技術のこれらの欠陥を解消した囲いの密
封方法及び装置を提供することを目的としている。本発
明によれば、1゜〜2゜のオーダーのわずかな円錐度な
いし円錐角の雄雌円錐の締付け性が利用される。
封方法及び装置を提供することを目的としている。本発
明によれば、1゜〜2゜のオーダーのわずかな円錐度な
いし円錐角の雄雌円錐の締付け性が利用される。
プラグの取出しは、プラグと開口との間に新たに相対的
な膨張を生じさせることによつて行われる。
な膨張を生じさせることによつて行われる。
本発明による密封装置は、プラグと開口の壁とのうちど
ちらか一方に形成した縁面とのそのどちらか他方に形成
した環状支え面とから成る軸向きストツパー要素を上記
プラグと開口の壁とが備えていることを特徴とする。
ちらか一方に形成した縁面とのそのどちらか他方に形成
した環状支え面とから成る軸向きストツパー要素を上記
プラグと開口の壁とが備えていることを特徴とする。
囲いの作動期間(密封装置の温度はこの間変動する)に
おいて持続的で適切な締付け作用が得られるようにする
には、同一の金属又は熱膨張率の等しい別々の金属によ
つて2つの円錐を製造することが必要になる。また円錐
面を念入りに機械切削し、特に円錐面に長手方向のきず
が付かないようにしなければならない。また予定の使用
温度において締付け応力が使用された金属材料の弾性限
度の範囲に囲まれることももちろん必要である。
おいて持続的で適切な締付け作用が得られるようにする
には、同一の金属又は熱膨張率の等しい別々の金属によ
つて2つの円錐を製造することが必要になる。また円錐
面を念入りに機械切削し、特に円錐面に長手方向のきず
が付かないようにしなければならない。また予定の使用
温度において締付け応力が使用された金属材料の弾性限
度の範囲に囲まれることももちろん必要である。
雄の円錐支え面は、プラグに設けても、また開口に設け
てもよいため、本発明による密封装置のいろいろの実施
態様が可能になる。
てもよいため、本発明による密封装置のいろいろの実施
態様が可能になる。
支え面の長さが直径に比べて大きい場合には、本発明の
好適な実施態様に従つて、互に結合された同じ円錐度の
複数の円錐にプラグ及び開口を円錐支え面を区分するこ
とができる。この場合、フエルールを過度に膨張させず
にプラグを挿入したり取出したりできる。
好適な実施態様に従つて、互に結合された同じ円錐度の
複数の円錐にプラグ及び開口を円錐支え面を区分するこ
とができる。この場合、フエルールを過度に膨張させず
にプラグを挿入したり取出したりできる。
本発明のその他の特徴及び利点は、本発明の好適な実施
例を示す添付図面を参照とした以下の説明により一層明
らかとなるであろう。
例を示す添付図面を参照とした以下の説明により一層明
らかとなるであろう。
第1図において2は、密封された囲いないしはエンクロ
ージユアーの壁部を表わしている。この密封された用い
は、固定されていても、また可動でもよい。密封された
囲いは、原子炉の照射済燃料集合体を再処理工場まで運
ぶための搬送容器に収納されたコンテナーであつてもよ
い。
ージユアーの壁部を表わしている。この密封された用い
は、固定されていても、また可動でもよい。密封された
囲いは、原子炉の照射済燃料集合体を再処理工場まで運
ぶための搬送容器に収納されたコンテナーであつてもよ
い。
この形式の囲いは、非常に厳密な密封及び安全要求に応
えるための密封装置を備えていなければならない。この
密封装置は高温及び高圧に耐え得るものとしなければな
らない。
えるための密封装置を備えていなければならない。この
密封装置は高温及び高圧に耐え得るものとしなければな
らない。
第1図に示した本発明の密封装置は、勾配のゆるい雄雌
円錐体の締付け性を利用している。この密封装置は、2
つの部分から成り、フエルール4は密封された囲いの内
部に近付けるようにするための開口6を限定する囲いの
壁と一体に形成されている。開口6はフエルール4の内
部に挿通したプラグ8により閉ざされている。フエルー
ル4及びプラグ8にはわずかな円錐度(傾斜角)の円錐
支え面が形成されている。第1図に示した例では、フエ
ルール4に雌の円錐支え面が形成され、これと相補形状
の雄の円錐支え面は、プラグ8に形成されている。しか
しこれ以外の組合せも、以下に説明するようにもちろん
可能である。
円錐体の締付け性を利用している。この密封装置は、2
つの部分から成り、フエルール4は密封された囲いの内
部に近付けるようにするための開口6を限定する囲いの
壁と一体に形成されている。開口6はフエルール4の内
部に挿通したプラグ8により閉ざされている。フエルー
ル4及びプラグ8にはわずかな円錐度(傾斜角)の円錐
支え面が形成されている。第1図に示した例では、フエ
ルール4に雌の円錐支え面が形成され、これと相補形状
の雄の円錐支え面は、プラグ8に形成されている。しか
しこれ以外の組合せも、以下に説明するようにもちろん
可能である。
第1図に示した本発明の密封装置によつて上記囲いを密
封することは、次のようにして行われる。フエルール4
を加熱して膨張させ、L点鎖線によつて示した位置4′
aまでその雌の円錐支え面4aの直径を大きくする。次に
フエルール4の内部にプラグ8を容易に挿通することが
できる。フエルール4は冷却して収縮するので、所望の
締付け作用が達せられる。このようにして機械的耐力の
すぐれた密封が形成される。
封することは、次のようにして行われる。フエルール4
を加熱して膨張させ、L点鎖線によつて示した位置4′
aまでその雌の円錐支え面4aの直径を大きくする。次に
フエルール4の内部にプラグ8を容易に挿通することが
できる。フエルール4は冷却して収縮するので、所望の
締付け作用が達せられる。このようにして機械的耐力の
すぐれた密封が形成される。
フエルール4を加熱する代りにプラグ8を冷却してもよ
い。これはプラグ8に形成したキヤビテイ12の内部に配
管10により液化ガスを送入し冷却することによつて行い
得る。
い。これはプラグ8に形成したキヤビテイ12の内部に配
管10により液化ガスを送入し冷却することによつて行い
得る。
プラグ8の寸法上必要ならば、フエルール4を膨張させ
るのと同時にプラグ8を冷却してもよい。
るのと同時にプラグ8を冷却してもよい。
プラグ8の取外しは、これと逆に、フエルール4を加熱
し、又は液化ガス或いは他の同様の手段によりプラグ8
を冷却し収縮させることによつて行われる。
し、又は液化ガス或いは他の同様の手段によりプラグ8
を冷却し収縮させることによつて行われる。
プラグ8は、遠隔操作が容易に行われるようにするため
の掴みヘツド14の収納スペース8bを備えている。
の掴みヘツド14の収納スペース8bを備えている。
フエルール4に対してプラグ8を位置決めすることは、
フエルール4の環状支え面4C上にプラグ8の縁面8Cを支
持させることによつて容易に行われる。或る充分な相対
的な膨張を惹起させた時点で、フエルール4とプラグ8
とがこの位置にあれば、円錐支え面4a、8aの間に或る取
付け融隙が存在するような、またフエルール4とプラグ
8とが熱的に平衡状態になつた後において金属素材の弾
性限界を超過することなく或る充分な引裂き抵抗及び密
封が得られるようなプラグ8の押込みが確保される。こ
れによつてフエルール4とプラグ8との間の湿度差の正
確な管理に特別の配慮を必要とせずに、囲いを密封でき
る。
フエルール4の環状支え面4C上にプラグ8の縁面8Cを支
持させることによつて容易に行われる。或る充分な相対
的な膨張を惹起させた時点で、フエルール4とプラグ8
とがこの位置にあれば、円錐支え面4a、8aの間に或る取
付け融隙が存在するような、またフエルール4とプラグ
8とが熱的に平衡状態になつた後において金属素材の弾
性限界を超過することなく或る充分な引裂き抵抗及び密
封が得られるようなプラグ8の押込みが確保される。こ
れによつてフエルール4とプラグ8との間の湿度差の正
確な管理に特別の配慮を必要とせずに、囲いを密封でき
る。
縁面を設けることが幾何学的な制約のためにできない場
合に、プラグ8を並進させ正確に位置決めすることは、
フエルール4の平たんな支え面4Cと接触するストツパー
(調節自在でも、調節自在でなくともよい)によるプラ
グ8の位置決め装置によつて、或いはまたこの位置決め
装置の行程の正確な制御によつて保証される。必要なら
ばこの行程の変更によつて可変の締付け度の封止部が形
成される。
合に、プラグ8を並進させ正確に位置決めすることは、
フエルール4の平たんな支え面4Cと接触するストツパー
(調節自在でも、調節自在でなくともよい)によるプラ
グ8の位置決め装置によつて、或いはまたこの位置決め
装置の行程の正確な制御によつて保証される。必要なら
ばこの行程の変更によつて可変の締付け度の封止部が形
成される。
第1図に示した密封装置の変形実施例が第2図に示され
ている。この実施例によれば、フエルール4は雌の円錐
支え面4a、またプラグ8は雄の円錐支え面8aをそれぞれ
備えている。しかし円錐の傾斜角は第1図と逆になつて
いる。円錐支え面4aは囲いの内側の方に広がつている。
この場合は、明らかなように、プラグ8を挿通する時点
において円錐支え面4aの最小直径を雄の円錐支え面8aの
最大直径よりも大きくしなければならないので、プラグ
8を挿入するためには、フエルール4をより多く膨張さ
せることが必要になる。
ている。この実施例によれば、フエルール4は雌の円錐
支え面4a、またプラグ8は雄の円錐支え面8aをそれぞれ
備えている。しかし円錐の傾斜角は第1図と逆になつて
いる。円錐支え面4aは囲いの内側の方に広がつている。
この場合は、明らかなように、プラグ8を挿通する時点
において円錐支え面4aの最小直径を雄の円錐支え面8aの
最大直径よりも大きくしなければならないので、プラグ
8を挿入するためには、フエルール4をより多く膨張さ
せることが必要になる。
上述した例と同様に、フエルール4の環状支え面4Cと締
付け時点において接触する縁面8Cをプラグ8に設けても
よく、これによりフエルール4とプラグ8との間の温度
差の正確な管理について特別の配慮を必要とせずに、正
確な締付けが行われる。
付け時点において接触する縁面8Cをプラグ8に設けても
よく、これによりフエルール4とプラグ8との間の温度
差の正確な管理について特別の配慮を必要とせずに、正
確な締付けが行われる。
囲いを密封する密封装置の他の2つの変形実施例が、第
3a、3b図に図示されている。これらの実施例によれば、
雌の円錐支え面を有するのは、プラグ8であり、この支
え面にフエルールが収納される。第3a図の場合には雌の
円錐支え面の直径はプラグ8の底部に向つて減少してい
る。この構成は第1図の構成と同様である。
3a、3b図に図示されている。これらの実施例によれば、
雌の円錐支え面を有するのは、プラグ8であり、この支
え面にフエルールが収納される。第3a図の場合には雌の
円錐支え面の直径はプラグ8の底部に向つて減少してい
る。この構成は第1図の構成と同様である。
第3b図の実施例の場合には、その反対に、雄の円錐支え
面の直径は、プラグ8の底部に向つて増大している。こ
の構成は第2図の構成と同様である。
面の直径は、プラグ8の底部に向つて増大している。こ
の構成は第2図の構成と同様である。
プラグ8の取付け及び取外しは、第1、2図のプラグ8
の場合と同様に行われる。環状支え面4Cも存在し、この
支え面は、第3a、3b図の実施例によれば、フエルール4
の肩部として形成される。環状支え面4Cはフエルール4
に対するプラグ8の並進を止めるように、また温度平衡
が得られた後に上述したように両部材の間の適切な締付
けを実現するように、プラグ8の縁面8C(第3a、3b図)
と共働する。
の場合と同様に行われる。環状支え面4Cも存在し、この
支え面は、第3a、3b図の実施例によれば、フエルール4
の肩部として形成される。環状支え面4Cはフエルール4
に対するプラグ8の並進を止めるように、また温度平衡
が得られた後に上述したように両部材の間の適切な締付
けを実現するように、プラグ8の縁面8C(第3a、3b図)
と共働する。
第4a図には、プラグ8の機械切削装置、特に組立ての際
にフエルール4に対しプラグ8を位置決めすることを可
能にする縁面8Cの較正装置が図示されている。囲いの封
止の機械的強度とその密封度とを決定するのは、囲いの
封止装置を形成する両要素(フエルール4とプラグ8)
の締付けであるから、この締付けは重要なパラメーター
である。従つてこの締付けができるだけ正確に管理され
得ることが望ましい。これは円錐度が小さいことにより
雄雌円錐支え面の進入ないし係合深さの普通の公差値に
よつて実現し得る。第4a図に示した切削装置を用いて縁
面8Cを機械切削することによつて、締付けに必要な精度
が得られる。
にフエルール4に対しプラグ8を位置決めすることを可
能にする縁面8Cの較正装置が図示されている。囲いの封
止の機械的強度とその密封度とを決定するのは、囲いの
封止装置を形成する両要素(フエルール4とプラグ8)
の締付けであるから、この締付けは重要なパラメーター
である。従つてこの締付けができるだけ正確に管理され
得ることが望ましい。これは円錐度が小さいことにより
雄雌円錐支え面の進入ないし係合深さの普通の公差値に
よつて実現し得る。第4a図に示した切削装置を用いて縁
面8Cを機械切削することによつて、締付けに必要な精度
が得られる。
第4a図において16は、プラグ8を締付けるための旋盤の
チヤツクである。標準フエルール18は、プラグ8に対し
提示され、それに対して固定される。
チヤツクである。標準フエルール18は、プラグ8に対し
提示され、それに対して固定される。
次に転子を備えた正面削り工具80を、標準フエルール18
の端面10′に当接させる。工具80の送りによつてプラグ
8の縁面8Cが較正される。
の端面10′に当接させる。工具80の送りによつてプラグ
8の縁面8Cが較正される。
第4b図には、正面削り工具30に取付けた転子を支持する
表面20aを備えた標準プラグ20を適切な位置に配するこ
とによりフエルール4の環状支え面4Cを較正することが
図示されている。
表面20aを備えた標準プラグ20を適切な位置に配するこ
とによりフエルール4の環状支え面4Cを較正することが
図示されている。
このようにフエルール4とプラグ8とを標準フエルール
18及び標準プラグ20によつて較正することにより、非常
に大きな直径公差をもつて円錐支え面を機械切削するこ
とが可能になり、この較正により互換性が確保され、プ
ラグ−フエルールの組を取揃える必要がなくなり、高精
度の締付け値が実現される。
18及び標準プラグ20によつて較正することにより、非常
に大きな直径公差をもつて円錐支え面を機械切削するこ
とが可能になり、この較正により互換性が確保され、プ
ラグ−フエルールの組を取揃える必要がなくなり、高精
度の締付け値が実現される。
第5図には本発明による密封装置の第2実施例が図示さ
れている。この密封装置は、向い合いに配された2個の
プラグ8′、8″を備えている。即ちプラグ8′によつ
て第1次の密封がなされ、プラグ8″によつて第2次の
密封がなされる。第5図の実施例によれば、縁面8C′か
ら隔だたるにつれてプラグ8′の円錐支え面の直径が増
大するため、例えば搬送中に囲いの内部に収容されてい
る物品に由来する衝撃の効果に基づく軸方向変位に対す
るプラグ8′の耐力が大きくなる。
れている。この密封装置は、向い合いに配された2個の
プラグ8′、8″を備えている。即ちプラグ8′によつ
て第1次の密封がなされ、プラグ8″によつて第2次の
密封がなされる。第5図の実施例によれば、縁面8C′か
ら隔だたるにつれてプラグ8′の円錐支え面の直径が増
大するため、例えば搬送中に囲いの内部に収容されてい
る物品に由来する衝撃の効果に基づく軸方向変位に対す
るプラグ8′の耐力が大きくなる。
第6図には本発明の第3実施例が図示されており、この
実施例によれば、雄雌の円錐支え面共に複数の段状に区
画されている。即ちフエルール4は円錐支え面41、42、
43……、プラグ8は円錐支え面81、82、83……からそれ
ぞれ成立つている。2つの隣接した円錐支え面は段部に
より隔てられている。例えば支え面41、42の間には段部
31があり、支え面81、82の間には段部32がある。
実施例によれば、雄雌の円錐支え面共に複数の段状に区
画されている。即ちフエルール4は円錐支え面41、42、
43……、プラグ8は円錐支え面81、82、83……からそれ
ぞれ成立つている。2つの隣接した円錐支え面は段部に
より隔てられている。例えば支え面41、42の間には段部
31があり、支え面81、82の間には段部32がある。
この実施例の利点は、開口の直径34に比べて円錐支え面
の長さlを大きくできることにある。即ちプラグ8の取
付け及び取出しが容易になり、密封がより完全になり、
機械的強度も改善される。また段部31、32は保持の役目
もする。段部31、32は、例えば囲いの内部から外側に向
う衝撃の効果の下にプラグ8が変位を受けた時にプラグ
8を適切な位置に保持する。
の長さlを大きくできることにある。即ちプラグ8の取
付け及び取出しが容易になり、密封がより完全になり、
機械的強度も改善される。また段部31、32は保持の役目
もする。段部31、32は、例えば囲いの内部から外側に向
う衝撃の効果の下にプラグ8が変位を受けた時にプラグ
8を適切な位置に保持する。
第6図の封止装置の変形を示す第7図の実施例による封
止装置の円錐支え面も、複数の円錐支え面に区画されて
いる。この実施例は逆円錐の場合に対応している。この
実施例も、第6図の実施例と同様の利点を備えている。
またこの逆円錐の場合には、フエルール4とプラグ8と
を互に嵌合させる目的で縁面8Cを膨張させるか又はプラ
グ8をより多く収縮させるかすることが上述したように
逆円錐により必要になることから開口6の直径に対する
支え面の長さの比を小さくすると有利であるが、これは
第7図の実施例では一層容易に実現される。
止装置の円錐支え面も、複数の円錐支え面に区画されて
いる。この実施例は逆円錐の場合に対応している。この
実施例も、第6図の実施例と同様の利点を備えている。
またこの逆円錐の場合には、フエルール4とプラグ8と
を互に嵌合させる目的で縁面8Cを膨張させるか又はプラ
グ8をより多く収縮させるかすることが上述したように
逆円錐により必要になることから開口6の直径に対する
支え面の長さの比を小さくすると有利であるが、これは
第7図の実施例では一層容易に実現される。
第7図に示した実施例によれば段部は第6図の例のよう
に保持の役目はしてなく、この役目をしているのは、円
錐支え面自身である。これは逆円錐形状によつてフエル
ール4に対するプラグ8の並進がよりよく拘束されるた
めである。
に保持の役目はしてなく、この役目をしているのは、円
錐支え面自身である。これは逆円錐形状によつてフエル
ール4に対するプラグ8の並進がよりよく拘束されるた
めである。
以上に説明した本発明の利点は次の通りである。特に直
円錐の場合には、取付けの際にフエルール4にプラグ8
を容易に挿通することができる。フエルール4とプラグ
8との相対的な軸向き位置を標定することを可能にする
環状支え面と縁面との存在により、取付け時点において
フエルール4とプラグ8との間に正確な温度差を保つこ
とを必要とせずに所定の締付けが保証される。そのため
円錐支え面の機械切削精度について特別の要件を必要と
せずに、締付けの再現性が保証される。1ロツトの密封
装置を製造する場合に対の円錐を取揃える必要はない。
円錐の場合には、取付けの際にフエルール4にプラグ8
を容易に挿通することができる。フエルール4とプラグ
8との相対的な軸向き位置を標定することを可能にする
環状支え面と縁面との存在により、取付け時点において
フエルール4とプラグ8との間に正確な温度差を保つこ
とを必要とせずに所定の締付けが保証される。そのため
円錐支え面の機械切削精度について特別の要件を必要と
せずに、締付けの再現性が保証される。1ロツトの密封
装置を製造する場合に対の円錐を取揃える必要はない。
第1図は本発明の一実施例による密封装置の側断面図、
第2図は本発明の別の実施例による密封装置の側断面
図、第3a、3b図は雌の円錐支え面をプラグに形成した本
発明2つの実施例を示す側断面図、第4a図は所望の締付
けに対応する値にプラグの進入を制限する縁面を標準フ
エルールから機械切削により形成する機械切削装置を示
す略配列図、第4b図は所望の締付けに対応する値にプラ
グの進入を制限するように標準円錐台から環状支え面を
機械切削する機械切削装置を示す略配列図、第5図は逆
円錐の2つのプラグを備えた本発明の更に別の実施例を
示す側面図、第6図は円錐支え面を区分した本発明の更
に別の実施例を示す側断面図、第7図は第6図の実施例
を更に変形した構成を示す側断面図である。 符号の説明 4……フエルール(開口の壁部)、6……開口、8……
プラグ。
第2図は本発明の別の実施例による密封装置の側断面
図、第3a、3b図は雌の円錐支え面をプラグに形成した本
発明2つの実施例を示す側断面図、第4a図は所望の締付
けに対応する値にプラグの進入を制限する縁面を標準フ
エルールから機械切削により形成する機械切削装置を示
す略配列図、第4b図は所望の締付けに対応する値にプラ
グの進入を制限するように標準円錐台から環状支え面を
機械切削する機械切削装置を示す略配列図、第5図は逆
円錐の2つのプラグを備えた本発明の更に別の実施例を
示す側面図、第6図は円錐支え面を区分した本発明の更
に別の実施例を示す側断面図、第7図は第6図の実施例
を更に変形した構成を示す側断面図である。 符号の説明 4……フエルール(開口の壁部)、6……開口、8……
プラグ。
フロントページの続き (72)発明者 ジヤン・ジエフロワ フランス国78000ヴエルサイユ・ルユ・ ド・モワ−ヌ11ビス (72)発明者 ベルナ−ル・リオツト フランス国91260ジユビシ・ルユ・ジユ− ル・セザ−ル6 (72)発明者 モ−リス・ム−ラン フランス国91120パレソ−・ルユ・テオド −ル・ド・バンヴイル9 (72)発明者 ジヤン・ヴイヴイアン フランス国78340レ・クレイ・ス−ボワ・ ルユ・トリスタン・ベルナ−ル22 (56)参考文献 特開 昭46−7677(JP,A) 実開 昭57−40642(JP,U)
Claims (3)
- 【請求項1】同一の小さな円錐度をもつプラグ8及び開
口6を使用し、 (イ)プラグに対する開口の相対的膨張を誘発するため
開口の壁部とプラグの間に熱的不均衡を生成し、 (ロ)熱的均衡の回復後において所定の締付けに対応す
る所定の軸向き位置まで、開口中にプラグを挿入し、 (ハ)プラグと開口の間で新たな相対的膨張を生成する
ことによりプラグの取出し を連続的に行って、プラグと開口の間に熱的均衡を再び
成立させるような、開口を含む囲いをプラグで密封する
ための装置において、 プラグ8と開口6の壁部が、同一の金属又はほぼ等しい
膨張率の金属でできていることを特徴とする密封装置。 - 【請求項2】プラグ8と開口6の壁部とのうちどちらか
一方に形成した縁面8cとそのどちらか他方に形成した環
状支え面4cとから成る軸向きストッパー要素をプラグ8
と開口6の壁部とが備えていることを特徴とする特許請
求の範囲(1)項記載の密封装置。 - 【請求項3】プラグ8と開口6との円錐支え面4a、8aを
同じ円錐度の複数の円錐に区分したことを特徴とする特
許請求の範囲(1)項又は第(2)項記載の密封装置。
Applications Claiming Priority (2)
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