JPH0676562U - 立体駐車場用パレット - Google Patents

立体駐車場用パレット

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JPH0676562U
JPH0676562U JP2202593U JP2202593U JPH0676562U JP H0676562 U JPH0676562 U JP H0676562U JP 2202593 U JP2202593 U JP 2202593U JP 2202593 U JP2202593 U JP 2202593U JP H0676562 U JPH0676562 U JP H0676562U
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JP
Japan
Prior art keywords
pallet
groove portion
vehicle
tire
protrusions
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Pending
Application number
JP2202593U
Other languages
English (en)
Inventor
登志雄 高橋
Original Assignee
株式会社富士テクニカ
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Publication date
Application filed by 株式会社富士テクニカ filed Critical 株式会社富士テクニカ
Priority to JP2202593U priority Critical patent/JPH0676562U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製品の精度が高く、且つタイヤとの摩擦力が
大きくて、安全な立体駐車場用パレットを提供する。 【構成】 車両のタイヤが載る平行な溝部4を左右に形
成し、上記各溝部4の一端部に車止としてストッパー部
5を設けると共に、入車側にタイヤの乗り上げを容易に
する傾斜状ガイド片6を設け、上記各溝部4及びガイド
片6の表面に滑り止め部7として多数の小さな突部3を
隆出状に形成したパレット枠2によって構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、立体駐車場に用いるパレットに関し、特に金属板をプレス成型し て構成した立体駐車場用パレットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、自動車の普及に伴って駐車保管スペースが不足するようになり、平面的 な保管から空間的に保管する立体駐車場の需要が増加している。この立体駐車場 には、様々な構造のものが開発されているが、何れの構造にあっても、車両を載 せて搬送或は保管するためのパレットが必要である。そして、このパレットの材 質としては、強度と重量の面から鋼板等、金属板が多用されている。 また、車両を保管するためには、車両をパレット上に載せなければならない。 そこで、一般には、運転者が自ら車両を運転して定められた区画内に入って停車 させた後、降車する方法が一般的に行われている。一方、駐車場から車両を出す ときは、逆に運転者が車両に乗車して自ら発進している。 このとき、パレット面とタイヤとの間に大きな摩擦力がないと、発進停止の度 にスリップし易い。また、パレット面が平滑だと、特に降雨時はタイヤが濡れて いるので、摩擦抵抗が減少して極めて危険な状態となる。更に、車両が出入りす る際のタイヤの通過位置はほゞ一定しているので、パレットのその部分が凹み易 い。そして、変形して凹んだ部分には水が溜り易く、益々スリップし易い状態と なる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
そこで、パレットとタイヤとの摩擦力を上げるために、従来、次の三つの方法 がある。 先ず、パレットの材料として縞鋼板を使う方法である。この縞鋼板は表面 に凹凸を有しているため、タイヤとの摩擦抵抗が増大する。しかしながら、この 縞鋼板は、プレス加工によってパレット形状に成型することが困難であった。即 ち、プレス成型によって高い精度の成型品を得るためには、プレス機械及び金型 に高い精度が要求される。ところが、縞鋼板をプレス成型すると、表面に有する 凹凸のため、金型の損耗が激しい。このため精度の低いプレス機械と粗雑な金型 で成型するか、または全くプレス加工に頼らず、原板の切断加工及び溶接加工に よって所定形状のパレットを得るという成型法を採用しているのが現状である。 従って、何れも方法でも高精度の加工は望めない。 また、パレットを平滑板でプレス成型し、タイヤが通過する部分に、鉄製 の小片を溶接加工で取り付けることにより摩擦力を確保する方法がある。この方 法は、折角精度の高いプレス成型品が得られるのにも拘らず、溶接熱によって成 型品を変形させてしまうという欠点があり、結局、精度の高い製品を得られない 。また、小片の溶接加工に手間が掛かるので、量産向きではない。 更に、鋼板を成型して得たパレットの表面に、摩擦係数の高い塗膜を形成 するようにコーティング材で塗装する方法がある。この方法では、プレス成型に よってパレットの基体を形成できるので、精度の高い成型品を得ることが可能で ある。しかしながら、塗膜が車両の発進停止時の摩擦によって激しく損耗し、頻 繁な塗り直しが必要になる。そして、塗り直しを怠ると摩擦力が低下してスリッ プし易くなって危険性が増大する。 本考案は上記に鑑み提案されたもので、製品の精度が高く、且つタイヤとの摩 擦力が大きくて、安全な立体駐車場用パレットを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、平行な溝部を左右に形成し、上記各溝部の 一端部にストッパー部を設けると共に、他端部に傾斜状ガイド片を設け、上記各 溝部及びガイド片の表面に滑り止め部を隆出状に形成したパレット枠を、一枚若 しくは2枚の金属板をプレス成型して構成したものである。
【0005】
【作用】
パレットの左右に形成した溝部に設けた滑り止め部によって、タイヤとの摩擦 力を増大させることができ、車両の進入及び離脱時に、タイヤがスリップし難い 。
【0006】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例について説明すると、図1は本考案に係る立体駐 車場用パレット1の斜視図であり、このパレット1は平滑板をプレス成型するこ とにより所定形状に形成するものである。即ち、プレス工程において、所定形状 のパレット枠2を形成すると共に、タイヤ通過面に多数の小さい突部3を同時に 形成させる金型構造としてプレス成型するものである。
【0007】 本考案に係る立体駐車場用のパレット1は、車両のタイヤが載る平行な溝部4 を左右に形成し、上記各溝部4の一端部に車止としてストッパー部5を設けると 共に、他端部、即ち入車側に傾斜状ガイド片6を設けてタイヤの乗り上げを容易 にする。また、上記各溝部4及びガイド片6の表面に滑り止め部7として多数の 小さな突部3を隆出状に形成したパレット枠2によって構成する。
【0008】 そして、上記のようにして形成したパレット枠2を、一枚若しくは2枚の金属 板をプレス成型して構成する。尚、2枚の金属板で形成した場合には、中央部を 溶接して左右に一対の溝部4を構成するようにする。
【0009】 本考案に係る立体駐車場用パレット1を更に詳しく説明すると、図2に示すよ うに、左右対称な構造であって、溝部4の外側に下面側が開口する外枠部8が当 該溝部4に沿って延在する。一方、溝部4の内側には、上記外枠部8の上面とほ ゞ同じ高さに立ち上がり、一旦内向きに延在すると共に、僅かに窪む内側凹部9 を溝部4の長さ方向に形成し、該内側凹部9の内側縁から中央に向かってほゞ水 平に延出する中央連結片10を設け、該中央連結片10により左右が対称となる ように連結してある。
【0010】 一方、上記溝部4及びガイド片6の表面に形成する滑り止め部7は、多数の小 さな突部3によって構成される。各突部3は、例えば図3に示すように、横長な 山形に隆出しており、当該突部3の裏面側は空胴部11になっている。また、各 突部3は、車両の進行方向に対してほゞ直交するように配置してあり、このよう に、突部3の長手方向が車両の進行方向、即ちタイヤの回転に対してほゞ直交し ていると、摩擦力が著しく増大して、スリップを防いで安全性を高める。尚、上 記各突部3は、千鳥状に配置してもよい。また、滑り止め部7は、摩擦力を高め る形状及び配置ならばどのような構成であってもよい。
【0011】 また、図示の実施例では、溝部4と外枠部8との間の立上り側壁12a及び溝 部4と内側凹部9との間の立上り側壁12bに適宜間隔でリブ13a,13bが 設けてある。上記リブ13a(13b)は、図4に示すように、溝部4と立上り 側壁12a(12b)との角部に内向きに突出状に設けてある。このようなリブ 13a(13b)を設けたときは、立上り側壁12a(12b)の開き、即ち変 形を防止することができる。
【0012】 次に、上記のようなパレット1を使用した駐車場における駐車及び発車方法を 簡単に説明すると、駐車は、通常の駐車場と同様に左右のタイヤをガイド片6に 臨ませ、溝部4に沿ってストッパー部5まで進行させて停車すればよい。一方、 発車の際には、上記とは逆に運転してガイド片6から路上に車両を降せばよい。 何れの場合でも、本考案に係るパレット1によれば、摩擦力が大きいので、スリ ップすることなく進入及び離脱が可能である。また、パレット1に設けた溝部4 によって、タイヤをガイド可能であるので、車両がパレット1から逸脱する虞れ もなく、安全性が極めて高い。
【0013】 以上本考案を図面の実施例について説明したが、本考案は上記した実施例に限 定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲に記載した構成を変更しない限 り適宜に実施できる。例えば、滑り止め部の形状や数等は適宜に変更できる。
【0014】
【考案の効果】
以上要するに本考案は、平行な溝部を左右に形成し、上記各溝部の一端部にス トッパー部を設けると共に、他端部に傾斜状ガイド片を設け、上記各溝部及びガ イド片の表面に滑り止め部を隆出状に形成したパレット枠を、一枚若しくは2枚 の金属板をプレス成型して構成したので、高精度の立体駐車場用のパレットを安 価に提供することができる。しかも、本考案に係るパレットによれば、摩擦力が 大きくスリップが発生し難いので進路が安定すると共に、溝部のガイドによって 逸脱の虞れがないので、安全性が極めて高い立体駐車場を構成することが可能と なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る立体駐車場用パレットの斜視図で
ある。
【図2】図1のA−A線におけるパレットの断面図であ
る。
【図3】滑り止め部を示す一部欠截した溝部の斜視図で
ある。
【図4】溝部と立上り側壁との角部を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
1 パレット 2 パレット枠 4 溝部 5 ストッパー部 6 ガイド片 7 滑り止め部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行な溝部を左右に形成し、上記各溝部
    の一端部にストッパー部を設けると共に、他端部に傾斜
    状ガイド片を設け、上記各溝部及びガイド片の表面に滑
    り止め部を隆出状に形成したパレット枠を、一枚若しく
    は2枚の金属板をプレス成型して構成したことを特徴と
    する立体駐車場用パレット。
JP2202593U 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車場用パレット Pending JPH0676562U (ja)

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JP2202593U JPH0676562U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車場用パレット

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JP2202593U JPH0676562U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車場用パレット

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Publication Number Publication Date
JPH0676562U true JPH0676562U (ja) 1994-10-28

Family

ID=12071453

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JP2202593U Pending JPH0676562U (ja) 1993-04-05 1993-04-05 立体駐車場用パレット

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JP (1) JPH0676562U (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09242362A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Nhk Spring Co Ltd 駐車装置
JPH09242361A (ja) * 1996-03-11 1997-09-16 Nhk Spring Co Ltd 駐車装置
JP2012117258A (ja) * 2010-11-30 2012-06-21 Tokyu Car Corp パレット

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