JPH0663649A - アルミニウム押出形材の曲げ加工方法および装置 - Google Patents

アルミニウム押出形材の曲げ加工方法および装置

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JPH0663649A
JPH0663649A JP15234292A JP15234292A JPH0663649A JP H0663649 A JPH0663649 A JP H0663649A JP 15234292 A JP15234292 A JP 15234292A JP 15234292 A JP15234292 A JP 15234292A JP H0663649 A JPH0663649 A JP H0663649A
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JP
Japan
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shape
bending
aluminum
bent
die
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Withdrawn
Application number
JP15234292A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasushi Nakazawa
靖 中沢
Hitoshi Kazama
仁 風間
Shunta Shioda
俊太 潮田
Yuichi Takami
祐一 高見
Masao Yokoyama
政雄 横山
Yoshio Suzuki
義夫 鈴木
Yasuo Shiozawa
康夫 塩沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Publication of JPH0663649A publication Critical patent/JPH0663649A/ja
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  • Bending Of Plates, Rods, And Pipes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 複雑な断面形状を有しかつ内側曲げ半径が小
さいアルミニウム製曲げ加工品を低コストで得ることが
できるアルミニウム押出形材の曲げ加工方法および装置
を提供する。 【構成】 略Ｕ字状に曲げられるアルミニウム押出形材
2 の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移動自在な
ポンチ3 と、同外側形状に合う形状の凹所4aが形成され
たダイ4 とを用い、押出形材2 を凹所4aにまたがるよう
にダイ4 に載せた後、ポンチ3 を下降させて押出形材2
に押出形材2 の長さ方向と直角の方向の力を加えること
により、押出形材2 を曲げ加工する。凹所4aの両上縁部
にそれぞれ設けられた段部14には、曲げ加工時のダイ4
に対する押出形材2 の摩擦係数を小さくするフリー・ロ
ーラ6 がそれぞれ設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車シャーシ部品
に適するアルミニウム押出形材の曲げ加工方法および装
置に関する。
【０００２】この明細書において、「アルミニウム」に
は、純アルミニウムおよびアルミニウム合金を含むもの
とする。
【０００３】
【従来の技術】従来、例えばアッパーアームのような自
動車シャーシ部品は、鋼板のプレス加工により製造され
ていたが、自動車軽量化のためにアルミニウム製部品と
することが要求されている。アルミニウム製自動車シャ
ーシ部品の製造方法としては、アルミニウム板をプレス
加工する方法、丸棒や異形形材を鍛造する方法、押出形
材をロール曲げする方法等が知られている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の製造方法の
うち、アルミニウム板をプレス加工する方法および丸棒
や異形形材を鍛造する方法では、製造コストが高いとい
う問題があり、押出形材をロール曲げする方法では、複
雑な断面形状が低コストで得られる押出形材を使用する
という利点はあるものの、これをロール曲げするのにコ
ストが高くつき、しかも押出形材の内側曲げ半径Ｒと押
出形材の幅Ｗの比に、Ｒ／Ｗ≧３．５程度という制約が
あって、所要の内側曲げ半径が得にくいという問題があ
った。
【０００５】この発明の目的は、複雑な断面形状を有し
かつ内側曲げ半径が小さいアルミニウム製曲げ加工品を
低コストで得ることができるアルミニウム押出形材の曲
げ加工方法および装置を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明によるアルミニ
ウム押出形材の曲げ加工方法は、略Ｕ字状に曲げられる
アルミニウム押出形材の曲げ加工後の内側形状に合う形
状の上下移動自在なポンチと、同外側形状に合う形状の
凹所が形成されたダイとを用い、押出形材を凹所にまた
がるようにダイに載せた後、ポンチを下降させて押出形
材に押出形材の長さ方向と直角の方向の力を加えること
により、押出形材を曲げることを特徴とするものであ
る。
【０００７】また、この発明によるアルミニウム押出形
材の曲げ加工装置は、略Ｕ字状に曲げられるアルミニウ
ム押出形材の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移
動自在なポンチと、同外側形状に合う形状の凹所が形成
されたダイとを備えており、凹所の両上縁部にそれぞれ
設けられた段部に、曲げ加工時のダイに対する押出形材
の摩擦係数を小さくするフリー・ローラがそれぞれ設け
られているものである。
【０００８】
【作用】この発明によるアルミニウム押出形材の曲げ加
工方法は、略Ｕ字状に曲げられるアルミニウム押出形材
の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移動自在なポ
ンチと、同外側形状に合う形状の凹所が形成されたダイ
とを用い、押出形材を凹所にまたがるようにダイに載せ
た後、ポンチを下降させて押出形材に押出形材の長さ方
向と直角の方向の力を加えることにより、押出形材を曲
げるものであるから、複雑な断面形状を有するアルミニ
ウム製曲げ加工品を低コストで得ることができ、しかも
従来の押出形材をロール曲げする方法に比べて、押出形
材の内側曲げ半径Ｒと押出形材の幅Ｗとの比Ｒ／Ｗの下
限値を小さくすることができる。
【０００９】また、この発明によるアルミニウム押出形
材の曲げ加工装置は、略Ｕ字状に曲げられるアルミニウ
ム押出形材の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移
動自在なポンチと、同外側形状に合う形状の凹所が形成
されたダイとを備えており、凹所の両上縁部にそれぞれ
設けられた段部に、曲げ加工時のダイに対する押出形材
の摩擦係数を小さくするフリー・ローラがそれぞれ設け
られているものであるから、この装置により、所要曲げ
形状のアルミニウム押出形材の曲げ加工品を容易に製造
することができる。
【００１０】
【実施例】この発明の実施例を、以下図面を参照して説
明する。
【００１１】図１および図２は、この発明によるアルミ
ニウム押出形材の曲げ加工方法および曲げ加工装置(1)
を示し、図３は、この曲げ加工方法によってＵ字状に曲
げられたアルミニウム押出形材の曲げ加工品(5) を示
す。
【００１２】曲げ加工装置(1) は、略Ｕ字状に曲げられ
るアルミニウム押出形材(2) の曲げ加工後の内側形状に
合う形状の上下移動自在なポンチ(3) と、同外側形状に
合う形状の凹所(4a)が形成されたダイ(4) とを備えてお
り、凹所(4a)の両上縁部にそれぞれ設けられた段部(14)
に、曲げ加工時のダイ(4) に対する押出形材(2) の摩擦
係数を小さくするフリー・ローラ(6) がそれぞれ設けら
れているものである。
【００１３】ダイ(4) はダイホルダ(7) に固定されてお
り、ダイ(4) には、押出形材(2) のとび出しを防止する
ため、後側に垂直壁(13)が一体に設けられ、前側に蓋(1
2)が被せられている。
【００１４】曲げ加工されるアルミニウム押出形材(2)
は、横断面方形で、ポンチ(3) に沿わされる内側壁(8)
と、ダイ(4) の凹所(4a)に沿わされる外側壁(9) と、内
外両側壁(8)(9)と垂直でＷの幅を有する前後側壁(10)
と、内外両側壁(8)(9)に平行な２つの仕切り壁(11)とよ
りなる。
【００１５】上記構成において、押出形材(2) を凹所(4
a)にまたがるようにダイ(4) に載せた後、ポンチ(3) を
下降させ、押出形材(2) の内側壁(8) の中央部に押出形
材(2) の長さ方向と直角の方向の力を加えると（図１参
照）、押出形材(2) はフリー・ローラ(6) に案内されて
滑りながら変形し、ポンチ(3) とダイ(4) の間に挟まれ
てＵ字状に曲げられ（図２参照）、断面幅がＷで内側曲
げ半径がＲの曲げ加工品(5) が得られる（図３参照）。
【００１６】内側曲げ半径Ｒと断面幅Ｗの比Ｒ／Ｗは、
従来のロール曲げによる方法では、下限値が３．５程度
であるのに対して、上記実施例の場合では、０．５程度
まで小さくすることができ、フリー・ローラ(6) を設け
ないでダイ(4) 肩部を円弧状にした場合でも、０．７程
度まで小さくすることができる。
【００１７】
【発明の効果】この発明のアルミニウム押出形材の曲げ
加工方法によると、複雑な断面形状を有しかつ内側曲げ
半径が小さいアルミニウム製曲げ加工品を低コストで得
ることができ、例えばアッパーアームのような自動車シ
ャーシ部品をアルミニウム製とするさいに有用な方法と
なる。
【００１８】また、この発明によるアルミニウム押出形
材の曲げ加工装置を使用することにより、所要曲げ形状
のアルミニウム押出形材の曲げ加工品を容易に製造する
ことができ、上記のアルミニウム押出形材の曲げ加工方
法を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明によるアルミニウム押出形材の曲げ加
工方法および装置を示す斜視図で、曲げ始めの状態を示
す。
【図２】同じく曲げ終りの状態を示す斜視図である。
【図３】アルミニウム押出形材の曲げ加工品を示す斜視
図である。
【符号の説明】
(1) 曲げ加工装置 (2) アルミニウム押出形材 (3) ポンチ (4) ダイ (4a) 凹所 (6) フリー・ローラ (14) 段部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 潮田 俊太 堺市海山町６丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 高見 祐一 堺市海山町６丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 横山 政雄 堺市海山町６丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 鈴木 義夫 堺市海山町６丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内 (72)発明者 塩沢 康夫 堺市海山町６丁224番地 昭和アルミニウ ム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】略Ｕ字状に曲げられるアルミニウム押出形
    材(2) の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移動自
    在なポンチ(3) と、同外側形状に合う形状の凹所(4a)が
    形成されたダイ(4) とを用い、押出形材(2) を凹所(4a)
    にまたがるようにダイ(4) に載せた後、ポンチ(3) を下
    降させて押出形材(2) に押出形材(2) の長さ方向と直角
    の方向の力を加えることにより、押出形材(2) を曲げる
    ことを特徴とするアルミニウム押出形材の曲げ加工方
    法。
  2. 【請求項２】略Ｕ字状に曲げられるアルミニウム押出形
    材(2) の曲げ加工後の内側形状に合う形状の上下移動自
    在なポンチ(3) と、同外側形状に合う形状の凹所(4a)が
    形成されたダイ(4) とを備えており、凹所(4a)の両上縁
    部にそれぞれ設けられた段部(14)に、曲げ加工時のダイ
    (4) に対する押出形材(2) の摩擦係数を小さくするフリ
    ー・ローラ(6) がそれぞれ設けられているアルミニウム
    押出形材の曲げ加工装置。
JP15234292A 1992-06-11 1992-06-11 アルミニウム押出形材の曲げ加工方法および装置 Withdrawn JPH0663649A (ja)

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