JPH0676404B2 - 2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸の製造方法 - Google Patents
2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸の製造方法Info
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- JPH0676404B2 JPH0676404B2 JP62029494A JP2949487A JPH0676404B2 JP H0676404 B2 JPH0676404 B2 JP H0676404B2 JP 62029494 A JP62029494 A JP 62029494A JP 2949487 A JP2949487 A JP 2949487A JP H0676404 B2 JPH0676404 B2 JP H0676404B2
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は次式I: (式中、R1は水素原子または炭素原子数1ないし4のア
ルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のヒドロキシアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
コキシ基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし
4のアルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし
4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基
もしくはハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくは
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
し、R3は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基もしく
はハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくはフェニ
ル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、また
はR2及びR3は一緒になってハロゲン原子、炭素原子数1
ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、炭素原子数1ないし4のハロアルキル基、炭素
原子数1ないし4のアルキルスルホニル基、ニトロ基、
シアノ基、フェニル基、フェノキシ基もしくは各々1個
の炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1な
いし4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換され
たフェニル基もしくはフェノキシ基で置換されてもよい
1,3−ブタジエニレン基を表わしてもよく、そしてR4及
びR5は各々独立に炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表わす)で表わされる2−(イミダゾリン−2−イル)
−3−ピリジン−及び−3−キノリンカルボン酸の製造
方法に関する。
ルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のヒドロキシアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
コキシ基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし
4のアルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし
4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基
もしくはハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくは
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
し、R3は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基もしく
はハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくはフェニ
ル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、また
はR2及びR3は一緒になってハロゲン原子、炭素原子数1
ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、炭素原子数1ないし4のハロアルキル基、炭素
原子数1ないし4のアルキルスルホニル基、ニトロ基、
シアノ基、フェニル基、フェノキシ基もしくは各々1個
の炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1な
いし4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換され
たフェニル基もしくはフェノキシ基で置換されてもよい
1,3−ブタジエニレン基を表わしてもよく、そしてR4及
びR5は各々独立に炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表わす)で表わされる2−(イミダゾリン−2−イル)
−3−ピリジン−及び−3−キノリンカルボン酸の製造
方法に関する。
式Iの化合物は除草性を有し、望ましくない植物生長を
抑制するために使用される。この種の化合物は例えばヨ
ーロッパ特許出願第0041623号及びアメリカ合衆国特許
第4518780号に記載されている。
抑制するために使用される。この種の化合物は例えばヨ
ーロッパ特許出願第0041623号及びアメリカ合衆国特許
第4518780号に記載されている。
公告になったヨーロッパ特許出願0041623号には対応す
る2,3−ピリジン−及び2,3−キノリンジカルボン酸及び
2−アミノアルカンカルボン酸誘導体を出発物質とする
2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−及び
−3−キノリンカルボン酸の製造方法が開示されてい
る。この公告された出願において挙げられている2,3−
ピリジン−及び2,3−キノリンジカルボン酸の誘導体は
該化合物のモノエステル及び酸ハライド、モノアミド、
及び特に無水物であり、そして記載されている2−アミ
ノアルカンカルボン酸誘導体は遊離カルボン酸、アミド
及び特にニトリルである。この方法において、例えば2
−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイミダ
ゾリン−2−イル)−3−ピリジンカルボン酸は、2,3
−ピリジンジカルボン酸無水物及び2−アミノ−2,3−
ジメチルブチロニトリルを出発物質として、上記ヨーロ
ッパ特許出願の実施例1,2及び6に記載された方法に従
って製造され、使用した無水物に対する理論量の約32%
の収率で得られる。同じ化合物が、2,3−ピリジンカル
ボン酸無水方及び2−アミノ−2,3−ジメチルブチルア
ミドを出発物質として、使用した無水物に対する理論量
の63%の収率で得られることが、アメリカ合衆国特許第
4518780号に記載されている。この方法は、最初に無水
物とアミノブチルアミドをアセトニトリル中で反応させ
て2,3−ピリジンジカルボン酸モノアミドの異性体混合
物を得て、その後溶媒を除去し、残渣を水酸化ナトリウ
ム水溶液中、80℃で処理し、その後酸を添加することに
より生成物を分離することからなる。同じ方法により、
2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイミ
ダゾリン−2−イル)−6−イソプロピル−3−ピリジ
ンカルボン酸が理論量の51%の収率で得られ、2−(5
−イソプロピル−5−メチル−5−オキソイミダゾリン
−2−イル)−3−キノリンカルボン酸が理論量の50%
の収率で得られる。収率はそれぞれ使用した無水物に基
づいて計算した。
る2,3−ピリジン−及び2,3−キノリンジカルボン酸及び
2−アミノアルカンカルボン酸誘導体を出発物質とする
2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−及び
−3−キノリンカルボン酸の製造方法が開示されてい
る。この公告された出願において挙げられている2,3−
ピリジン−及び2,3−キノリンジカルボン酸の誘導体は
該化合物のモノエステル及び酸ハライド、モノアミド、
及び特に無水物であり、そして記載されている2−アミ
ノアルカンカルボン酸誘導体は遊離カルボン酸、アミド
及び特にニトリルである。この方法において、例えば2
−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイミダ
ゾリン−2−イル)−3−ピリジンカルボン酸は、2,3
−ピリジンジカルボン酸無水物及び2−アミノ−2,3−
ジメチルブチロニトリルを出発物質として、上記ヨーロ
ッパ特許出願の実施例1,2及び6に記載された方法に従
って製造され、使用した無水物に対する理論量の約32%
の収率で得られる。同じ化合物が、2,3−ピリジンカル
ボン酸無水方及び2−アミノ−2,3−ジメチルブチルア
ミドを出発物質として、使用した無水物に対する理論量
の63%の収率で得られることが、アメリカ合衆国特許第
4518780号に記載されている。この方法は、最初に無水
物とアミノブチルアミドをアセトニトリル中で反応させ
て2,3−ピリジンジカルボン酸モノアミドの異性体混合
物を得て、その後溶媒を除去し、残渣を水酸化ナトリウ
ム水溶液中、80℃で処理し、その後酸を添加することに
より生成物を分離することからなる。同じ方法により、
2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイミ
ダゾリン−2−イル)−6−イソプロピル−3−ピリジ
ンカルボン酸が理論量の51%の収率で得られ、2−(5
−イソプロピル−5−メチル−5−オキソイミダゾリン
−2−イル)−3−キノリンカルボン酸が理論量の50%
の収率で得られる。収率はそれぞれ使用した無水物に基
づいて計算した。
両方の公知方法における出発物質としての無水物は、反
応性が高い化合物であり、湿気に影響を受けやすいた
め、安全に対する注意を保って運搬及び貯蔵を行わなけ
ればならない。方法それ自体は、二つの別々の反応工程
を含み、従ってかなり複雑である。さらに、該方法は得
られる収量に関しても満足できるものではない。
応性が高い化合物であり、湿気に影響を受けやすいた
め、安全に対する注意を保って運搬及び貯蔵を行わなけ
ればならない。方法それ自体は、二つの別々の反応工程
を含み、従ってかなり複雑である。さらに、該方法は得
られる収量に関しても満足できるものではない。
従って、本発明の目的は、容易に入手しうる出発物質か
ら出発し、単純な方法で製造でき、しかも収率の良い、
式Iの2−(2−イミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジン−または−3−キノリンカルボン酸の製造方法を提
供することにある。
ら出発し、単純な方法で製造でき、しかも収率の良い、
式Iの2−(2−イミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジン−または−3−キノリンカルボン酸の製造方法を提
供することにある。
特に、本発明は次式II: (式中、R1、R2及びR3は前記式Iで定義した意味を表わ
し、R6は炭素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル
基または炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を
表わす)で表わされる2,3−ピリジン−または2,3−キノ
リンジカルボン酸エステルを、強塩基の存在下、室温か
ら反応混合物の還流温度の範囲の温度を次式III: (式中、R4及びR5は前記式Iで定義した意味を表わす)
で表わされる2−アミノアルカンカルボン酸アミドと反
応させ、得られた前記式Iで表わされる2−(イミダゾ
リン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリ
ンカルボン酸の塩を水に溶解し、水溶液のpHを1.5ない
し4.5に調節し、前記式Iの遊離2−(イミダゾリン−
2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカル
ボン酸を得ることからなる方法に関するものである。
し、R6は炭素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル
基または炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を
表わす)で表わされる2,3−ピリジン−または2,3−キノ
リンジカルボン酸エステルを、強塩基の存在下、室温か
ら反応混合物の還流温度の範囲の温度を次式III: (式中、R4及びR5は前記式Iで定義した意味を表わす)
で表わされる2−アミノアルカンカルボン酸アミドと反
応させ、得られた前記式Iで表わされる2−(イミダゾ
リン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリ
ンカルボン酸の塩を水に溶解し、水溶液のpHを1.5ない
し4.5に調節し、前記式Iの遊離2−(イミダゾリン−
2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカル
ボン酸を得ることからなる方法に関するものである。
適する不活性溶媒の例としては、液体芳香族炭化水素及
びハロゲン化炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼン及びキシレン、炭素原子数1ないし10のア
ルカノール、好ましくは炭素原子数1ないし4のアルカ
ノール、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、第二ブタノー
ル、第三ブタノール及びイソプタノール、エーテル類化
合物、例えばテトラヒドロフラン及びジオキサン、並び
に強極性溶媒、例えばアセトニトリル、N,N−ジメチル
ホルムアミド及びジメチルスルホキシドが挙げられる。
ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレンの
ような水不混和性溶媒を使用するのが有利である。式II
の2,3−ピリジン−または−2,3−キノリンカルボン酸エ
ステルと式III2−アミノアルカンカルボン酸アミドと
の反応に用いる強塩基として適するのはアルカリ金属水
酸化物及びアルカリ金属アルコレートである。
びハロゲン化炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、ク
ロロベンゼン及びキシレン、炭素原子数1ないし10のア
ルカノール、好ましくは炭素原子数1ないし4のアルカ
ノール、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロパノール、n−ブタノール、第二ブタノー
ル、第三ブタノール及びイソプタノール、エーテル類化
合物、例えばテトラヒドロフラン及びジオキサン、並び
に強極性溶媒、例えばアセトニトリル、N,N−ジメチル
ホルムアミド及びジメチルスルホキシドが挙げられる。
ベンゼン、トルエン、クロロベンゼンまたはキシレンの
ような水不混和性溶媒を使用するのが有利である。式II
の2,3−ピリジン−または−2,3−キノリンカルボン酸エ
ステルと式III2−アミノアルカンカルボン酸アミドと
の反応に用いる強塩基として適するのはアルカリ金属水
酸化物及びアルカリ金属アルコレートである。
好ましい塩基は、アルカリ金属のアルコレート、特に炭
素原子数1ないし4のアルコールから誘導されるもの、
例えばナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、
ナトリウムイソプロピレート及びカリウム第三ブチレー
トである。不活性溶媒としてアルカノールを使用する場
合、特に適する塩基はアルカリ金属の水酸化物、例えば
水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムである。反応はエ
タノール中で炭酸カリウムの存在下で行うこともでき
る。通常は、式Iの2,3−ピリジンまたは2,3−キノリン
ジカルボン酸エステルに対して少なくとも等モル量の強
塩基が使用される。本発明の方法を実行するために、式
IIの2,3−ピリジンまたは2,3−キノリンジカルボン酸エ
ステル1モルに対して1ないし3モルの塩基を使用する
のが便利である。好ましくは式IIの2,3−ピリジンまた
は2,3−ピリジンカルボン酸エステル1モルに対して1.5
ないし2.5モルの塩基を使用する。
素原子数1ないし4のアルコールから誘導されるもの、
例えばナトリウムメチレート、ナトリウムエチレート、
ナトリウムイソプロピレート及びカリウム第三ブチレー
トである。不活性溶媒としてアルカノールを使用する場
合、特に適する塩基はアルカリ金属の水酸化物、例えば
水酸化ナトリウム及び水酸化カリウムである。反応はエ
タノール中で炭酸カリウムの存在下で行うこともでき
る。通常は、式Iの2,3−ピリジンまたは2,3−キノリン
ジカルボン酸エステルに対して少なくとも等モル量の強
塩基が使用される。本発明の方法を実行するために、式
IIの2,3−ピリジンまたは2,3−キノリンジカルボン酸エ
ステル1モルに対して1ないし3モルの塩基を使用する
のが便利である。好ましくは式IIの2,3−ピリジンまた
は2,3−ピリジンカルボン酸エステル1モルに対して1.5
ないし2.5モルの塩基を使用する。
上記に示した室温ないし反応混合物の還流温度の温度範
囲の中で、本発明の方法を行うのに好ましい温度範囲は
50℃ないし90℃である。
囲の中で、本発明の方法を行うのに好ましい温度範囲は
50℃ないし90℃である。
直接得られた式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−
3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸の塩の
溶解のためには、使用される溶媒に依存して、また各溶
媒に対する塩の溶解性を考慮して、異なる方法を用いて
もよい。通常、塩は、特にトルエンまたはクロロベンゼ
ンのような液体芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化水
素を使用した場合に、反応混合物から殆ど完全に沈澱す
る。塩は濾過によって単離し、水に溶解するか、または
水で抽出して直接水溶液に変えることができる。溶媒が
アルカノール、特にメタノール、エタノールまたはイソ
プロパノールのような低級アルカノールである場合に
は、反応混合物は水で直接希釈することができ、さらに
処理することができる。これはテトラヒドロフラン、ジ
オキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドまた
はジメチルスルホキシドを使用する場合にも適用でき
る。しかしながら、溶媒を蒸発により完全にまたは部分
的に除去し、残渣を水中で処理することも可能である。
3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸の塩の
溶解のためには、使用される溶媒に依存して、また各溶
媒に対する塩の溶解性を考慮して、異なる方法を用いて
もよい。通常、塩は、特にトルエンまたはクロロベンゼ
ンのような液体芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化水
素を使用した場合に、反応混合物から殆ど完全に沈澱す
る。塩は濾過によって単離し、水に溶解するか、または
水で抽出して直接水溶液に変えることができる。溶媒が
アルカノール、特にメタノール、エタノールまたはイソ
プロパノールのような低級アルカノールである場合に
は、反応混合物は水で直接希釈することができ、さらに
処理することができる。これはテトラヒドロフラン、ジ
オキサン、アセトニトリル、ジメチルホルムアミドまた
はジメチルスルホキシドを使用する場合にも適用でき
る。しかしながら、溶媒を蒸発により完全にまたは部分
的に除去し、残渣を水中で処理することも可能である。
式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン
−または−3−キノリンカルボン酸は、その塩の水溶液
に酸を添加してpHを1.5ないし4.5、好ましくは3ないし
4に合わせることにより沈澱する。適する酸は塩酸、硫
酸及びリン酸のような鉱酸、並びにギ酸及び酢酸のよう
な有機酸またはクロロ酢酸のようなハロゲン化酢酸であ
る。式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジン−または−3−キノリンカルボン酸の塩の沈澱は塩
酸または硫酸で行うのが好ましい。
−または−3−キノリンカルボン酸は、その塩の水溶液
に酸を添加してpHを1.5ないし4.5、好ましくは3ないし
4に合わせることにより沈澱する。適する酸は塩酸、硫
酸及びリン酸のような鉱酸、並びにギ酸及び酢酸のよう
な有機酸またはクロロ酢酸のようなハロゲン化酢酸であ
る。式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジン−または−3−キノリンカルボン酸の塩の沈澱は塩
酸または硫酸で行うのが好ましい。
酸を添加することによりそれらの塩の水溶液から沈澱し
た遊離の式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−
ピリジン−及び−3−キノリンカルボン酸は、通常、濾
過または遠心分離により単離しうる。しかしながら水不
混和性溶媒、例えばメチレンクロライド、クロロホルム
または四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素で抽出
し、続いて溶媒を蒸発させることにより、遊離の2−
(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−
3−キノリンカルボン酸を単離することもできる。この
方法は、特に式Iの遊離の2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
がその塩の水溶液から沈澱しないか、または不完全にし
か沈澱しない場合に便利である。この方法はまた、式I
の2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−ま
たは−3−キノリンカルボン酸の塩の水溶液が、低級ア
ルカノール、テトラヒドロフランジオキサン、ジメチル
ホルムアミドまたはジメチルスルホキシドのような、水
性媒体中での遊離酸の溶解性を増加することのできる水
不混和性溶媒を含有する場合にも便利である。
た遊離の式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−
ピリジン−及び−3−キノリンカルボン酸は、通常、濾
過または遠心分離により単離しうる。しかしながら水不
混和性溶媒、例えばメチレンクロライド、クロロホルム
または四塩化炭素のようなハロゲン化炭化水素で抽出
し、続いて溶媒を蒸発させることにより、遊離の2−
(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−
3−キノリンカルボン酸を単離することもできる。この
方法は、特に式Iの遊離の2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
がその塩の水溶液から沈澱しないか、または不完全にし
か沈澱しない場合に便利である。この方法はまた、式I
の2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−ま
たは−3−キノリンカルボン酸の塩の水溶液が、低級ア
ルカノール、テトラヒドロフランジオキサン、ジメチル
ホルムアミドまたはジメチルスルホキシドのような、水
性媒体中での遊離酸の溶解性を増加することのできる水
不混和性溶媒を含有する場合にも便利である。
本発明の方法により得られる好ましい式Iの2−(イミ
ダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キ
ノリンカルボン酸は、式I中、R1が水素原子を表わし、
R2及びR3が各々独立に水素原子、炭素原子数1ないし2
のアルキル基、炭素原子数1ないし2のハロアルキル
基、炭素原子数1ないし2のアルコキシ基またはハロゲ
ン原子を表わすか、またはR2及びR3が一緒になって1,3
−ブタジエニレン基を表わし、そしてR4及びR5が各々独
立に炭素原子数1ないし3のアルキル基を表わす化合物
である。
ダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キ
ノリンカルボン酸は、式I中、R1が水素原子を表わし、
R2及びR3が各々独立に水素原子、炭素原子数1ないし2
のアルキル基、炭素原子数1ないし2のハロアルキル
基、炭素原子数1ないし2のアルコキシ基またはハロゲ
ン原子を表わすか、またはR2及びR3が一緒になって1,3
−ブタジエニレン基を表わし、そしてR4及びR5が各々独
立に炭素原子数1ないし3のアルキル基を表わす化合物
である。
特に好ましい式Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−
3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸は、式
I中、R1が水素原子を表わし、R2及びR3が各々独立に炭
素原子数1ないし2のアルキル基またはハロゲン原子を
表わすか、またはR2及びR3が一緒になって1,3−ブタジ
エニレン基を表わし、R4がメチル基を表わし、そしてR5
がイソプロピル基を表わす化合物である。
3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸は、式
I中、R1が水素原子を表わし、R2及びR3が各々独立に炭
素原子数1ないし2のアルキル基またはハロゲン原子を
表わすか、またはR2及びR3が一緒になって1,3−ブタジ
エニレン基を表わし、R4がメチル基を表わし、そしてR5
がイソプロピル基を表わす化合物である。
R1ないしR5の置換基の炭素原子数1ないし4のアルキル
部分は、直鎖でも枝分かれ鎖でもよく、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、第二ブチル基、イソブチル基及び第三ブチル基が含
まれる。これはまた、ハロゲンまたはフェニル基で置換
されたアルキル部分にも適用できる。R1ないしR5の置換
基のフェニル部分は、ハロゲン原子、炭素原子数1ない
し4のアルキル基または炭素原子数1ないし4のハロア
ルキル基でモノ置換されていてよい。
部分は、直鎖でも枝分かれ鎖でもよく、メチル基、エチ
ル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル
基、第二ブチル基、イソブチル基及び第三ブチル基が含
まれる。これはまた、ハロゲンまたはフェニル基で置換
されたアルキル部分にも適用できる。R1ないしR5の置換
基のフェニル部分は、ハロゲン原子、炭素原子数1ない
し4のアルキル基または炭素原子数1ないし4のハロア
ルキル基でモノ置換されていてよい。
本発明の方法の好ましい実施態様は、式IIの2,3−ピリ
ジン−または2,3−キノリンジカルボン酸エステルと式I
IIの2−アミノアルカンカルボン酸アミドとの反応を、
式IIのジエステル1モル当たり1.5ないし2.5モルのアル
カリ金属アルコラートの存在下、50ないし90℃の範囲の
温度で、液体芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化水素
中で行い、得られた式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
の塩を水を添加することにより水溶液に変え、有機層を
分離し、塩酸水溶液または硫酸水溶液を添加することに
より水層のpHを3ないし4に調節して、式Iの2−(イ
ミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−
キノリンカルボン酸を単離することからなる。
ジン−または2,3−キノリンジカルボン酸エステルと式I
IIの2−アミノアルカンカルボン酸アミドとの反応を、
式IIのジエステル1モル当たり1.5ないし2.5モルのアル
カリ金属アルコラートの存在下、50ないし90℃の範囲の
温度で、液体芳香族炭化水素またはハロゲン化炭化水素
中で行い、得られた式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
の塩を水を添加することにより水溶液に変え、有機層を
分離し、塩酸水溶液または硫酸水溶液を添加することに
より水層のpHを3ないし4に調節して、式Iの2−(イ
ミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−
キノリンカルボン酸を単離することからなる。
出発物質としての式IIの2,3−ピリジンジカルボン酸エ
ステルは、2,3−ピリジンジカルボン酸を適当なアルコ
ールでエステル化するという簡単な方法により得ること
ができる。さらに、2,3−ピリジンジカルボン酸はキノ
リンの酸化により得られる(参照:ドイツ特許明細書第
1010524号及び合衆国特許明細書2512482号)。さらに、
式IIの2,3−ピリジンジカルボン酸エステルは、α,β
−不飽和カルボニル化合物のヒドラゾンとマレイン酸遊
導体を出発物質として、ディールスーアルダー反応によ
り、公告になったヨーロッパ特許出願第0161221号及び
第0172140号に記載された方法により得ることができ
る。式IIの2,3−キノリンジカルボン酸エステルは、J.O
rg.Chem.49,4999−5000,1984に記載された方法により得
ることができる。式IIの2−アミノアルカンカルボン酸
アミドは、大部分が公知方法により適当なケトンとアン
モニア及びシアン化水素酸を反応させることにより得る
ことができる公知化合物である。
ステルは、2,3−ピリジンジカルボン酸を適当なアルコ
ールでエステル化するという簡単な方法により得ること
ができる。さらに、2,3−ピリジンジカルボン酸はキノ
リンの酸化により得られる(参照:ドイツ特許明細書第
1010524号及び合衆国特許明細書2512482号)。さらに、
式IIの2,3−ピリジンジカルボン酸エステルは、α,β
−不飽和カルボニル化合物のヒドラゾンとマレイン酸遊
導体を出発物質として、ディールスーアルダー反応によ
り、公告になったヨーロッパ特許出願第0161221号及び
第0172140号に記載された方法により得ることができ
る。式IIの2,3−キノリンジカルボン酸エステルは、J.O
rg.Chem.49,4999−5000,1984に記載された方法により得
ることができる。式IIの2−アミノアルカンカルボン酸
アミドは、大部分が公知方法により適当なケトンとアン
モニア及びシアン化水素酸を反応させることにより得る
ことができる公知化合物である。
本発明の方法は、容易に得られ、単純な方法により処理
しやすい出発物質から、式Iの2−(イミダゾリン−2
−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボ
ン酸を、良好な収率で製造することを可能にする。従来
方法とは異なり、式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
の塩が1工程の反応で得られる。本発明の方法のさらに
有利な点は、所望の式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
が異性体の3−(イミダゾリン−2−イル)−2−ピリ
ジン−及び−2−キノリンカルボン酸を含まない純粋な
形で得られることである。
しやすい出発物質から、式Iの2−(イミダゾリン−2
−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボ
ン酸を、良好な収率で製造することを可能にする。従来
方法とは異なり、式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
の塩が1工程の反応で得られる。本発明の方法のさらに
有利な点は、所望の式Iの2−(イミダゾリン−2−イ
ル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸
が異性体の3−(イミダゾリン−2−イル)−2−ピリ
ジン−及び−2−キノリンカルボン酸を含まない純粋な
形で得られることである。
下記の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−3−ピリジンカルボン
酸の製造 ジエチル2,3−ピリジンジカルボキシレート41.5g(0.63
6モル)及び2−アミノ−2,3−ジメチルブチルアミド8
2.8g(0.636モル)をトルエン300mlに溶解する。カリウ
ム第三ブチレート160g(1.4モル)を何回かに分けて撹
拌しながら添加する。この間に反応混合物の温度は50℃
ないし60℃に上昇する。カリウム第三ブチレートの添加
が完了したら、反応混合物を80℃で3時間撹拌し、その
後室温に冷却し、得られた2−(5−イソプロピル−5
−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−
ピリジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、
エーテル100mlで3回洗浄し、その後水に溶解する。得
られたカリウム塩の水溶液を37%の塩酸でpH4に調節
し、これにより遊離の2−(5−イソプロピル−5−メ
チル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジンカルボン酸が沈澱する。生成物を濾過により単離
し、メチレンクロライドに溶解する。濾液をメチレンク
ロライドで抽出し、抽出物をメチレンクロライド中の生
成物の溶液に併せる。併せたメチレンクロライド溶液を
硫酸マグネシウムで乾燥し、その後溶媒を蒸発により除
去すると、融点167−169℃の2−(5−イソプロピル−
5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3
−ピリジンカルボン酸132.8g(理論量の80%)が得られ
る。
キソイミダゾリン−2−イル)−3−ピリジンカルボン
酸の製造 ジエチル2,3−ピリジンジカルボキシレート41.5g(0.63
6モル)及び2−アミノ−2,3−ジメチルブチルアミド8
2.8g(0.636モル)をトルエン300mlに溶解する。カリウ
ム第三ブチレート160g(1.4モル)を何回かに分けて撹
拌しながら添加する。この間に反応混合物の温度は50℃
ないし60℃に上昇する。カリウム第三ブチレートの添加
が完了したら、反応混合物を80℃で3時間撹拌し、その
後室温に冷却し、得られた2−(5−イソプロピル−5
−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−
ピリジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、
エーテル100mlで3回洗浄し、その後水に溶解する。得
られたカリウム塩の水溶液を37%の塩酸でpH4に調節
し、これにより遊離の2−(5−イソプロピル−5−メ
チル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−ピリ
ジンカルボン酸が沈澱する。生成物を濾過により単離
し、メチレンクロライドに溶解する。濾液をメチレンク
ロライドで抽出し、抽出物をメチレンクロライド中の生
成物の溶液に併せる。併せたメチレンクロライド溶液を
硫酸マグネシウムで乾燥し、その後溶媒を蒸発により除
去すると、融点167−169℃の2−(5−イソプロピル−
5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−3
−ピリジンカルボン酸132.8g(理論量の80%)が得られ
る。
実施例2:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−5−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート116g(1.034モル)をトルエン6
00ml中のジエチル5−メチル−2,3−ピリジンジカルボ
キシレート123g(0.519モル)及び2−アミノ−2,4−ジ
メチルブチルアミド67.8g(0.519モル)の溶液に何回か
に分けて撹拌しながら添加する。カリウム第三ブチレー
トの添加の間に、混合物は60℃に発熱する。カリウム第
三ブチレートの添加が完了したら、反応混合物を温度を
80℃に加熱し、一晩撹拌する。その後、室温に冷却され
た混合物に水800mlを加え、層を分離する。水層に37%
塩酸85mlを添加することによりpHを3に調節し、0℃に
冷却した後、濾過する。得られた生成物を乾燥すると融
点200−202℃の2−(5−イソプロピル−5−メチル−
4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−メチル−3
−ピリジンカルボン酸97.8g(理論量の69%)が得られ
る。
キソイミダゾリン−2−イル)−5−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート116g(1.034モル)をトルエン6
00ml中のジエチル5−メチル−2,3−ピリジンジカルボ
キシレート123g(0.519モル)及び2−アミノ−2,4−ジ
メチルブチルアミド67.8g(0.519モル)の溶液に何回か
に分けて撹拌しながら添加する。カリウム第三ブチレー
トの添加の間に、混合物は60℃に発熱する。カリウム第
三ブチレートの添加が完了したら、反応混合物を温度を
80℃に加熱し、一晩撹拌する。その後、室温に冷却され
た混合物に水800mlを加え、層を分離する。水層に37%
塩酸85mlを添加することによりpHを3に調節し、0℃に
冷却した後、濾過する。得られた生成物を乾燥すると融
点200−202℃の2−(5−イソプロピル−5−メチル−
4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−メチル−3
−ピリジンカルボン酸97.8g(理論量の69%)が得られ
る。
実施例3:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート45g(0.4モル)を、トルエン60
0ml中のジメチル 6−メチル−2,3−ピリジンジカルボ
キシレート41.8g(0.2モル)及び2−アミノ−2,3−ジ
メチルブチルアミド26.6g(0.2モル)の溶液に、室温で
撹拌しながら添加する。カリウム第三ブチレートの添加
が完了したら、反応混合物を90℃に加熱し、この温度で
4時間撹拌する。その後、反応混合物を室温に冷却し、
得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、乾燥
する。その後このカリウム塩を水に溶解し、37%の塩酸
を添加することにより溶液のpHを3に調節する。得られ
た透明な溶液をジエチルエーテルで1回、メチレンクロ
ライドで2回抽出する。併せた抽出液を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、その後蒸発により濃縮すると、融点139〜1
42℃の2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキ
ソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリジ
ンカルボン酸30g(理論量の54.5%)が得られる。
キソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート45g(0.4モル)を、トルエン60
0ml中のジメチル 6−メチル−2,3−ピリジンジカルボ
キシレート41.8g(0.2モル)及び2−アミノ−2,3−ジ
メチルブチルアミド26.6g(0.2モル)の溶液に、室温で
撹拌しながら添加する。カリウム第三ブチレートの添加
が完了したら、反応混合物を90℃に加熱し、この温度で
4時間撹拌する。その後、反応混合物を室温に冷却し、
得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリ
ジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、乾燥
する。その後このカリウム塩を水に溶解し、37%の塩酸
を添加することにより溶液のpHを3に調節する。得られ
た透明な溶液をジエチルエーテルで1回、メチレンクロ
ライドで2回抽出する。併せた抽出液を硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、その後蒸発により濃縮すると、融点139〜1
42℃の2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキ
ソイミダゾリン−2−イル)−6−メチル−3−ピリジ
ンカルボン酸30g(理論量の54.5%)が得られる。
実施例4:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート225g(2モル)を、乾燥トルエ
ン1000ml中のジエチル 5−エチル−2,3−ピリジンジ
カルボキシレート251g(1モル)及び2−アミノ−2,3
−ジメチルブチルアミド130g(1モル)の溶液に、撹拌
しながら何回かにわけて添加する。この間に反応混合物
の温度は80℃に上昇する。カリウム第三ブチレートの添
加が完了したら、赤色の溶液を80℃で4時間撹拌する。
これにより、2−(5−イソプロピル−5−メチル−4
−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−3−
ピリジンカルボン酸のカリウム塩が濃い結晶性スラリー
の形態で沈澱する。その後、反応混合物を室温に冷却
し、水1000ml加えた後、カリウム塩が完全に溶解するま
で撹拌する。その後、有機層を分離し、水層に37%の塩
酸165mlを添加することにより溶液のpHを3に調節す
る。この混合物を続いて0℃で1時間撹拌し、その後濾
過して、融点171〜173℃の2−(5−イソプロピル−5
−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−
エチル−3−ピリジンカルボン酸214.4g(理論量の74.2
%)が得られる。
キソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート225g(2モル)を、乾燥トルエ
ン1000ml中のジエチル 5−エチル−2,3−ピリジンジ
カルボキシレート251g(1モル)及び2−アミノ−2,3
−ジメチルブチルアミド130g(1モル)の溶液に、撹拌
しながら何回かにわけて添加する。この間に反応混合物
の温度は80℃に上昇する。カリウム第三ブチレートの添
加が完了したら、赤色の溶液を80℃で4時間撹拌する。
これにより、2−(5−イソプロピル−5−メチル−4
−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−3−
ピリジンカルボン酸のカリウム塩が濃い結晶性スラリー
の形態で沈澱する。その後、反応混合物を室温に冷却
し、水1000ml加えた後、カリウム塩が完全に溶解するま
で撹拌する。その後、有機層を分離し、水層に37%の塩
酸165mlを添加することにより溶液のpHを3に調節す
る。この混合物を続いて0℃で1時間撹拌し、その後濾
過して、融点171〜173℃の2−(5−イソプロピル−5
−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−
エチル−3−ピリジンカルボン酸214.4g(理論量の74.2
%)が得られる。
実施例5:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−5−ブロモ−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート20g(0.154モル)を、トルエン
250ml中のジエチル 5−ブロモ−2,3−ピリジンジカル
ボキシレート22.0g(0.073モル)及び2−アミノ−2,3
−ジメチルブチルアミド9.5g(0.073モル)の溶液に、
撹拌しながら添加する。その後、混合物を80℃で6時間
撹拌し、得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル
−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−
3−ピリジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離
する。該カリウム塩を水に溶解し、濃塩酸を添加するこ
とにより溶液のpHを3に調節する。この混合物を続いて
0℃で1時間撹拌し、その後濾過して、融点206〜208℃
の2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイ
ミダゾリン−2−イル)−5−ブロモ−3−ピリジンカ
ルボン酸15.5g(理論量の62.4%)が得られる。
キソイミダゾリン−2−イル)−5−ブロモ−3−ピリ
ジンカルボン酸の製造 カリウム第三ブチレート20g(0.154モル)を、トルエン
250ml中のジエチル 5−ブロモ−2,3−ピリジンジカル
ボキシレート22.0g(0.073モル)及び2−アミノ−2,3
−ジメチルブチルアミド9.5g(0.073モル)の溶液に、
撹拌しながら添加する。その後、混合物を80℃で6時間
撹拌し、得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル
−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−5−エチル−
3−ピリジンカルボン酸のカリウム塩を濾過により単離
する。該カリウム塩を水に溶解し、濃塩酸を添加するこ
とにより溶液のpHを3に調節する。この混合物を続いて
0℃で1時間撹拌し、その後濾過して、融点206〜208℃
の2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オキソイ
ミダゾリン−2−イル)−5−ブロモ−3−ピリジンカ
ルボン酸15.5g(理論量の62.4%)が得られる。
実施例6:2−(5−イソプロピル−5−メチル−4−オ
キソイミダゾリン−2−イル)−3−キノリンカルボン
酸の製造 ジエチル−2,3−キノリンジカルボキシレート90.0g(0.
33モル)及び2−アミノ−2,3−ジメチルイソブチルア
ミド43.0g(0.33モル)をトルエン1に溶解する。そ
の後、カリウム第三ブチレート74.0g(0.66モル)を、
充分撹拌しながら添加する。この間に温度は55℃に上昇
する。カリウム第三ブチレートの添加が完了したら、反
応混合物を90℃で5時間撹拌し、その後室温に冷却す
る。得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル−4
−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−キノリンカル
ボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、水500mlに溶
解する。濃塩酸を添加するとにより溶液のpHを3に調節
する。得られた結晶の懸濁液を0℃で1時間撹拌し、そ
の後濾過することにより融点266〜270℃の2−(5−イ
ソプロピル−5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2
−イル)−3−キノリンカルボン酸76g(理論量の74
%)が得られる。
キソイミダゾリン−2−イル)−3−キノリンカルボン
酸の製造 ジエチル−2,3−キノリンジカルボキシレート90.0g(0.
33モル)及び2−アミノ−2,3−ジメチルイソブチルア
ミド43.0g(0.33モル)をトルエン1に溶解する。そ
の後、カリウム第三ブチレート74.0g(0.66モル)を、
充分撹拌しながら添加する。この間に温度は55℃に上昇
する。カリウム第三ブチレートの添加が完了したら、反
応混合物を90℃で5時間撹拌し、その後室温に冷却す
る。得られた2−(5−イソプロピル−5−メチル−4
−オキソイミダゾリン−2−イル)−3−キノリンカル
ボン酸のカリウム塩を濾過により単離し、水500mlに溶
解する。濃塩酸を添加するとにより溶液のpHを3に調節
する。得られた結晶の懸濁液を0℃で1時間撹拌し、そ
の後濾過することにより融点266〜270℃の2−(5−イ
ソプロピル−5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2
−イル)−3−キノリンカルボン酸76g(理論量の74
%)が得られる。
同様の方法により、ジエチル−6−クロロ−2,3−キノ
リンジカルボキシレート21.5g(0.07モル)及び2−ア
ミノ−2,3−ジメチルブチルアミド9.1g(0.07モル)及
びカリウム第三ブチレート17.0g(0.15モル)を出発物
質として、融点234℃〜237℃の2−(5−イソプロピル
−5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−
6−クロロ−3−キノリンカルボン酸19.9g(理論量の8
2.3%)が得られる。
リンジカルボキシレート21.5g(0.07モル)及び2−ア
ミノ−2,3−ジメチルブチルアミド9.1g(0.07モル)及
びカリウム第三ブチレート17.0g(0.15モル)を出発物
質として、融点234℃〜237℃の2−(5−イソプロピル
−5−メチル−4−オキソイミダゾリン−2−イル)−
6−クロロ−3−キノリンカルボン酸19.9g(理論量の8
2.3%)が得られる。
Claims (14)
- 【請求項1】次式II (式中、R1、R2及びR3は後記式Iで定義する意味を表わ
し、R6は炭素原子数1ないし8のアルキル基、フェニル
基または炭素原子数1ないし4のフェニルアルキル基を
表わす)で表わされる2,3−ピリジン−または2,3−キノ
リンジカルボン酸エステルを、不活性溶媒中、強塩基の
存在下、室温から反応混合物の還流温度の範囲の温度で
次式III: (式中、R4及びR5は後記式Iで定義する意味を表わす)
で表わされる2−アミノアルカンカルボン酸アミドと反
応させ、得られた後記式Iで表わされる2−(イミダゾ
リン−2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリ
ンカルボン酸の塩を水に溶解し、水溶液のpHを1.5ない
し4.5に調節し、後記式Iの遊離2−(イミダゾリン−
2−イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカル
ボン酸を得ることからなる次式I: (式中、R1は水素原子または炭素原子数1ないし4のア
ルキル基を表わし、R2は水素原子、ハロゲン原子、炭素
原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4
のヒドロキシアルキル基、炭素原子数1ないし4のアル
コキシ基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし
4のアルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし
4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基
もしくはハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくは
フェニル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わ
し、R3は水素原子、炭素原子数1ないし4のアルキル
基、フェニル基、フェニル−炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、または各々1個の炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコキシ基もしく
はハロゲン原子で置換されたフェニル基もしくはフェニ
ル−炭素原子数1ないし4のアルキル基を表わし、また
はR2及びR3は一緒になってハロゲン原子、炭素原子数1
ないし4のアルキル基、炭素原子数1ないし4のアルコ
キシ基、炭素原子数1ないし4のハロアルキル基、炭素
原子数1ないし4のアルキルスルホニル基、ニトロ基、
シアノ基、フェニル基、フェノキシ基もしくは各々1個
の炭素原子数1ないし4のアルキル基、炭素原子数1な
いし4のアルコキシ基もしくはハロゲン原子で置換され
たフェニル基もしくはフェノキシ基で置換されてもよい
1,3−ブタジエニレン基を表わしてもよく、そしてR4及
びR5は各々独立に炭素原子数1ないし4のアルキル基を
表わす)で表わされる2−(イミダゾリン−2−イル)
−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン酸の製
造方法。 - 【請求項2】不活性溶媒が液体芳香族炭化水素またはハ
ロゲン化炭化水素、炭素原子数1ないし10のアルカノー
ル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、アセトニトリ
ル、N,N−ジメチルホルムアミドまたはジメチルスルホ
キシドであることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の方法。 - 【請求項3】不活性溶媒がベンゼン、トルエン、クロロ
ベンゼンまたはキシレンであることを特徴とする特許請
求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項4】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカン
カルボン酸アミドとの反応を、強塩基としてのアルカリ
金属水酸化物またはアルカリ金属アルコラートの存在下
で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - 【請求項5】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカン
カルボン酸アミドとの反応を、炭素原子数1ないし4の
アルカノールから誘導されるアルカリ金属アルコラート
の存在下で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の方法。 - 【請求項6】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカン
カルボン酸アミドとの反応を、カリウム第三ブチレート
の存在下で行うことを特徴とする特許請求の範囲第5項
記載の方法。 - 【請求項7】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステル1モル当たり1.5ないし2.5モル
の塩基を使用することを特徴とする特許請求の範囲第1
項ないし第4項に記載の方法。 - 【請求項8】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカン
カルボン酸アミドとの反応を、50ないし90℃の範囲の温
度で行うことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
方法。 - 【請求項9】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノリ
ンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカン
カルボン酸アミドとの反応により得られる式Iの2−
(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−
3−キノリンカルボン酸の塩を、反応混合物から濾過に
よって単離し、該塩を水に溶解することにより水溶液に
変えることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - 【請求項10】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノ
リンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカ
ンカルボン酸アミドとの反応により得られる式Iの2−
(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−
3−キノリンカルボン酸の塩を、反応混合物に水を直接
添加することにより水溶液に変えることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項11】塩酸または硫酸を添加して、式Iの2−
(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−または−
3−キノリンカルボン酸の塩の水溶液のpHを、3ないし
4に調節することにより式Iのカルボン酸を回収するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 - 【請求項12】上記式I中、R1が水素原子を表わし、R2
及びR3が各々独立に水素原子、炭素原子数1ないし2の
アルキル基、炭素原子数1ないし2のハロアルキル基、
炭素原子数1ないし2のアルコキシ基またはハロゲン原
子を表わすか、またはR2及びR3が一緒になって1,3−ブ
タジエニレン基を表わし、そしてR4及びR5が各々独立に
炭素原子数1ないし3のアルキル基を表わす化合物を製
造することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方
法。 - 【請求項13】上記式I中、R1が水素原子を表わし、R2
及びR3が各々独立に炭素原子数1ないし2のアルキル基
またはハロゲン原子を表わすか、またはR2及びR3が一緒
になって1,3−ブタジエニレン基を表わし、R4がメチル
基を表わし、そしてR5がイソプロピル基を表わす化合物
を製造することを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
の方法。 - 【請求項14】式IIの2,3−ピリジン−または2,3−キノ
リンジカルボン酸エステルと式IIIの2−アミノアルカ
ンカルボン酸アミドとの反応を、式IIのジエステル1モ
ル当たり1.5ないし2.5モルのアルカリ金属アルコラート
の存在下、50ないし90℃の範囲の温度で、液体芳香族炭
化水素またはハロゲン化炭化水素中で行い、得られた式
Iの2−(イミダゾリン−2−イル)−3−ピリジン−
または−3−キノリンカルボン酸の塩を水を添加するこ
とにより水溶液に変え、有機層を分離し、塩酸水溶液ま
たは硫酸水溶液を添加することにより水層のpHを3ない
し4に調節して、式Iの遊離2−(イミダゾリン−2−
イル)−3−ピリジン−または−3−キノリンカルボン
酸を単離することを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の方法。
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