JPH0676372B2 - 有機酸を用いたテルルの可溶化方法 - Google Patents

有機酸を用いたテルルの可溶化方法

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JPH0676372B2
JPH0676372B2 JP20337392A JP20337392A JPH0676372B2 JP H0676372 B2 JPH0676372 B2 JP H0676372B2 JP 20337392 A JP20337392 A JP 20337392A JP 20337392 A JP20337392 A JP 20337392A JP H0676372 B2 JPH0676372 B2 JP H0676372B2
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  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、特に中間pH範囲におけるテルル
の可溶化法に関し、またそれを遂行するための種々の可
溶化剤の使用に関する。得られる組成物は、テルルコー
ティングを金属表面に適用することを含め(それに限定
されないが)、多くの工業的応用に有用である。
【0002】米国出願第361,087号に開示のよう
に、テルルイオン源を使ってテルル含有コーティングを
金属表面に適用できる。不幸にも、溶解度による限定の
ため、上記方法は一般に高pHか低pHで実施される。テル
ルイオンは一般に中間pH範囲では水に不溶なために、上
記のことが必要となる。
【0003】本発明の目的は、水溶性テルル組成物を提
供すること、および中間pH範囲でテルルを可溶化する方
法を提供することである。以下に示す種々の可溶化剤を
利用することによって、上記目的は遂行される。本発明
の可溶化剤/テルル組成物および本発明の方法は、中間
pH範囲でテルル溶液を使うことを可能にする。
【0004】米国出願第361,087号は、テルル含
有コーティングを金属基質に適用するためのテルル含有
組成物の使用を開示している。上記組成物でテルルを可
溶化するために本発明の可溶化剤を使用することは開示
されていないが、上記出願はテルル組成物において、グ
リコール酸またはクエン酸のような多官能性有機酸と組
合せて、EDTAのようなキレート化剤を使用すること
を開示している。
【0005】メルクインデックス第11版は、テルルが
銀製品に黒色仕上げを与える試薬であることを明らかに
している。
【0006】カナダ特許第611,152号は、テルル
酸ナトリウム溶液を酸性にし、「溶液を保っていかなる
化合物の沈殿をも起こさせない」ために一乃至二以上の
酸を使用することを開示している。この酸はまた被覆し
ようとする金属表面の表面酸化物を洗浄または溶解する
作用を示す。リン酸、硝酸、塩酸およびフルオロホウ酸
が適当な酸として挙げられている。
【0007】米国特許第4,321,231号は、腐食
性水性媒体中で使うための腐食抑制剤として、可溶性テ
ルル化合物を使用することを開示している。水性媒体は
強鉱酸、強カルボン酸、またはそれらの酸の塩を含むこ
とができる。具体例としては、硝酸、硫酸、ハロゲン化
水素酸、クロム酸、スルホン酸、リン酸、低級アルカン
酸、およびシュウ酸が挙げられている。
【0008】しかし、これらの文献は、本発明を開示し
ておらず、またいかようにも示唆していない。事実、広
いpH範囲にわたってテルルを可溶化することに関する従
来の技術を、本発明者は知らない。
【0009】本発明は、概して言えば、α−置換カルボ
ン酸として一般的に記載できる可溶化剤の有効量を使う
ことによる、水性系におけるテルルの可溶化および(ま
たは)安定化法に関する。本発明の可溶化剤の具体例と
しては、ヒドロキシ酢酸、タンニン酸、酒石酸、クエン
酸、2,6−ピリジンジカルボン酸、乳酸、グルコノδ
−ラクトン(グルコン酸)、2−フラン酸(2−furoic
acid )、チオフェン−2−カルボン酸、2,3−ピリ
ジンジカルボン酸、ホスホノ酢酸、チオフェン−2−酢
酸、およびメルカプト酢酸が含まれるが、これらに限定
されない。可溶テルルおよび上記酸の少なくとも1種の
存在を特徴とする水性組成物も開示される。
【0010】さらに詳しくは、本発明は、指定の可溶化
剤の有効量(テルルを可溶化および(または)安定化す
るために有効な量)を、テルルイオン源を含むかまたは
含むことになる水に添加することからなる、広いpH範囲
にわたりテルルを可溶化および(または)安定化する方
法に関する。好ましい実施態様では、テルルイオン源
を、テルルが可溶であるpH(たとえば約2.5以下また
は約11.0以上)の水に添加する。ついで、本可溶化
剤の少なくとも1種の有効量を、上記の低pHまたは高pH
のテルル含有溶液に加え、pHを中間pH範囲に調節する。
あるいは、テルルより前に可溶化剤を添加することもで
きる。
【0011】したがって、本発明は、テルルイオン源を
含むかまたは含むことになる水性系に、指定の可溶化剤
の有効量を添加することからなる、上記水性系における
テルルの可溶化法である。
【0012】この方法に関し、「有効量」の用語は、所
定のpHの水中でテルルの望む濃度を可溶化し、あるいは
溶解度を維持する(すなわち安定化する)のに必要な可
溶化剤の量を指す。
【0013】本発明はまた、a)水、b)テルルまたは
テルルイオン源、およびc)テルルを可溶化および(ま
たは)安定化するのに有効な量の指定可溶化剤からなる
組成物に関する。
【0014】一般に言って、本発明の可溶化剤は、酸基
に対してα位にある炭素上に、テルルをキレート化し、
錯化し、またはテルルと反応するのに十分な電子密度の
元素または官能基を含む、有機酸の類からなると考えら
れる。この類に属する化合物は、中間pH範囲でテルルを
可溶化することが、本発明者により示された。
【0015】上記試薬は次の一般構造をもつ。
【化1】 式中、Xはテルルをキレート化し、またはテルルと反応
するのに十分な電子密度をもつ元素または官能基であ
る。Xの具体例は、O、S、Nのようなヘテロ原子をも
った官能基であるが、これに限定されない。好ましい例
はOHおよびSHである。R1 とR2 は同一でも異なっ
ていてもよく、水素、直鎖状または枝分れしたアルキル
基、アリール基、置換アルキル基、置換アリール基が含
まれる。
【0016】また、本発明者は、α−置換複素環有機酸
が、テルルを溶解して保つ機能をもつことを見出した。
それらの化合物の例は、次のピリジンジカルボン酸類似
体を含むが、これに限定されない。
【化2】 上記2,6−ジカルボン酸、および2,3−ジカルボン
酸はいずれもテルルの溶解度を保つ。
【0017】上記のような化合物のヘテロ原子が、テル
ルの溶解度に関する機能をもつと、本発明者は考えてい
る。たとえば、窒素の寄与は、2,6−ピリジンジカル
ボン酸とイソフタル酸との次の比較でみられる。
【化3】 イソフタル酸では、その環において窒素が炭素で置換さ
れている。イソフタル酸は望むpH範囲にわたりテルルの
溶解度を維持しないが、2,6−ピリジンジカルボン酸
は維持する。
【0018】テルルの溶解度を維持する複素環化合物の
他の例には、2−フラン酸およびチオフェン−2−カル
ボン酸があり、その構造は次に示される。
【化4】
【0019】好ましいα−置換有機酸可溶化剤は、ヒド
ロキシ酢酸、タンニン酸、酒石酸、クエン酸、2,6−
ピリジンジカルボン酸、乳酸、グルコノδ−ラクトン
(グルコン酸)、2−フラン酸、チオフェン−2−カル
ボン酸、チオフェン−2−酢酸、メルカプト酢酸、およ
びそれらの混合物からなる群から選ばれる。これらの好
ましい化合物は、Sigma Chemical Companyから商業上入
手できると考えられる。
【0020】さらに好ましい可溶化剤は、ヒドロキシ酢
酸、酒石酸、およびクエン酸からなる群から選ばれる。
クエン酸が最も好ましい可溶化剤と考えられる。
【0021】あらゆるテルルイオン源が使用できる。好
ましいテルルイオン源は、テルル酸化物、およびテルル
酸または亜テルル酸の塩である。最も好ましいテルルイ
オン源は酸化テルル、およびテルル酸塩である。上記化
合物はLewer Corporation から商業上入手できる。
【0022】さらに詳しくは、本発明の組成物は、a)
水、b)水の重量に対して少なくとも約0.00001
重量%のテルル(活性テルル基準)またはテルルイオ
ン、c)上記で定義した可溶化剤の少なくとも1種の有
効量からなる。混合タンク内で通常の混合またはブレン
ド技術によって、上記組成物を製造できる。かくはんが
望ましい。添加順序は重要とは考えられない。
【0023】好ましくは、本発明の組成物は、a)水、
b)(水の重量に対して)少なくとも約0.00001
重量%、さらに好ましくは約0.00001〜約10重
量%のテルル(活性テルル基準)またはテルルイオン、
およびc)ヒドロキシ酢酸、タンニン酸、酒石酸、、ク
エン酸、2,6−ピリジンジカルボン酸、乳酸、グルコ
ノδ−ラクトン(グルコン酸)、2−フラン酸、チオフ
ェン−2−カルボン酸、2,3−ピリジンジカルボン
酸、ホスホノ酢酸、チオフェン−2−酢酸、およびメル
カプト酢酸からなる群から選ばれる可溶化剤の有効量か
らなる。
【0024】可溶化剤が存在しないと、テルルの溶解度
はpHに依存する。すなわち、約2.5以上かつ約11.
0以下のpHでは、テルルは実質上不溶である。これに対
し、本発明の可溶化剤は一般に全pH範囲にわたりテルル
を可溶化する。この可溶化剤は中間pH範囲で特に有効と
考えられる。ここにおける中間pH範囲とは、約2.5〜
約11.0のpH、好ましくは約3.0〜約9.0のpHを
指す。
【0025】キレート化および金属イオン封鎖はよく知
られた現象である。当初は、いかなるキレート化剤/金
属イオン封鎖剤もテルルを可溶化および(または)安定
化すると考えられていた。よく用いられる市販キレート
化剤としてはEDTA、NTAがある。しかし、これら
の通常のキレート化剤を試験したところ、テルルは中間
pH範囲では溶解しないことがわかった。このため、中間
pH範囲でテルルを可溶化する能力につき、多くの化合物
の試験を行った。驚くべきことに、本発明の可溶化剤
は、全pH範囲にわたり、特に中間pH範囲で、テルルを可
溶化し、および(または)テルルの溶解度を維持するこ
とが、一般に見出された。
【0026】上記のように、本発明の組成物は、水、
(水の重量に対して)少なくとも約0.00001重量
%、さらに好ましくは約0.00001〜約10重量%
のテルル(活性テルル基準)またはテルルイオン、およ
びα−置換有機酸可溶化剤、好ましくはヒドロキシ酢
酸、タンニン酸、酒石酸、クエン酸、2,6−ピリジン
ジカルボン酸、乳酸、グルコノδ−ラクトン(グルコン
酸)、2−フラン酸、チオフェン−2−カルボン酸、
2,3−ピリジンジカルボン酸、ホスホノ酢酸、チオフ
ェン−2−酢酸、およびメルカプト酢酸からなる群から
選ばれるα−置換有機酸の有効量を含む。さらに好まし
くは、可溶化剤はヒドロキシ酢酸、酒石酸、およびクエ
ン酸からなる群から選ばれる。
【0027】本発明の水性組成物には、これ以外に、テ
ルルイオン源および本可溶化剤と共存しうる他の添加剤
または化合物、たとえばキレート化剤、促進剤、あるい
は他の通常の化成被膜形成用添加剤が含まれていてもよ
い。そのような組成物は、混合タンク内でよく知られた
混合またはブレンド技術によって製造できる。かくはん
が望ましい。添加順序は重要とは考えられない。
【0028】いかなる量の可溶化剤も、ある程度は存在
するテルルを可溶化および(または)安定化すると考え
られるが、実質上完全な可溶化が起るためには、可溶化
剤対活性テルル(すなわち有効テルルイオン)のモル比
は少なくとも約1:1であるべきと考えられる。すなわ
ち、実質上完全な可溶化のためには、本発明の組成物に
おける成分c)対成分b)のモル比は少なくとも1:1
であることが好ましい。勿論、可溶化剤の溶解度限度を
条件としている。
【0029】テルルに対する本可溶化剤の可溶化効果を
示すには、低pH(たとえば<約2.5)または高pH(>
約11.0)で、テルルイオン源の溶液を作る。有効量
の可溶化剤の添加後、適当な酸または塩基でpHを中間pH
範囲に調節する。中間pH範囲は、この明細書では約2.
5〜11.0、好ましくは約3.0〜約9.0と定義さ
れる。この範囲内で、本可溶化剤は一般にテルルを可溶
化および(または)安定化する。さらに、長時間にわた
りテルルを溶液中に保つためには、過剰の可溶化剤を維
持すべきである。
【0030】中間pH範囲でテルルを可溶化する1つの利
点は、低pHおよび高pHが非実用的である工程または系で
テルル溶液を使えることである。その例としては、表面
へのテルルの析出を含む工程、有機合成、あるいは触媒
反応などがある。
【0031】以下の実施例は本発明の組成物と方法を示
す。これらの実施例は決して本発明を制限する意図はな
い。
【0032】実施例1 pH4.5の水中のテルルの溶解度に対する種々の化合物
の効果を、沈殿の存在または不在を観察することにより
定めた。選別した各化合物の0.0016モルに等しい
量を、脱イオン水100mlに加えた。塩酸中テルル1,
000ppm の溶液10mlを各溶液に加え、テルル約10
0ppm を含む溶液を作った。この量はテルル7.8×1
-5モル(活性テルル基)に相当する。ついで、1.0
N水酸化ナトリウムでpHを4.5に調節した。次表はこ
の選別の結果を示す。テルルの溶解度を維持しない化合物 クロロ酢酸 酢酸 メタノール イソブタノール プロピレングリコール エチレングリコール デキストロース STMP 安息香酸 シュウ酸 コハク酸 ジエチレントリアミンペンタ酢酸 EDTA NTA 塩酸 硫酸 リン酸 L−(+)−グルタミン酸 アスコルビン酸 メタクリル酸 ラクトース プルプル酸アンモニウム p−ヒドロキシ安息香酸 trans −ケイ皮酸 ナトリウムテトラフェニルホウ素 ホウ酸 オキサミン酸 オキサロ酢酸 イソフタル酸 サリチル酸テルルの溶解度を維持する化合物 ヒドロキシ酢酸 タンニン酸 酒石酸 クエン酸 2,6−ピリジンジカルボン酸 乳酸 グルコノδ−ラクトン(グルコン酸) 2−フラン酸 チオフェン−2−カルボン酸 2,3−ピリジンジカルボン酸 ホスホノ酢酸 チオフェン−2−酢酸 メルカプト酢酸
【0033】実施例2 クエン酸 二つの異なる方法を使って、中間pH範囲で実質上完全に
溶解させるのに必要なクエン酸対テルルの比を求めた。
第1の方法は視覚による方法である。種々のクエン酸対
テルルのモル比をもつ溶液を作り、各々のpHを4.5に
調節した。次表に見られるように、この溶液がにごるか
透明かどうかをしらべた。 クエン酸/テルル比 およそのモル比 外 観 クエン酸:テルル 2:1 透 明 1.5:1 透 明 1.25:1 透 明 1:1 にごる 約1:1のモル比に達するまでは、溶液は透明であっ
た。1:1のモル比でにごった溶液となった。表に示し
た値はおよそのモル比である。次に、より定量的な方法
を利用し、実質上完全に可溶化する比をより正確に求め
た。テルルのUV吸光度を測定するこの方法によれば、
テルル対クエン酸のモル比が1:1に達するまではテル
ル濃度の増加にしたがって、吸光度の増加のないことが
示され、比1:1の点で吸光度は著しく増す。この吸光
度の増加は、クエン酸:テルルのモル比が約1:1を越
え、テルルがクエン酸で錯化されるときとは対照的に、
非キレート化テルルが存在することによるものと考えら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−7227(JP,A) 特開 昭53−149132(JP,A) 特開 昭54−135707(JP,A) 特開 昭59−128368(JP,A) 特開 昭56−84428(JP,A) 特開 昭62−265260(JP,A) 特開 平1−180879(JP,A) 特開 平5−78716(JP,A) 特公 昭54−39327(JP,B1) 特公 昭55−1570(JP,B1) 米国特許4321231(US,A)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記成分すなわち a)水; b)該水の重量に対して少なくとも約0.00001重
    量%のテルルイオン;および c)該テルルイオンを可溶化および(または)安定化す
    るのに有効な量の、テルルイオンを錯化するのに十分な
    電子密度をもつα−置換有機酸からなる群から選ばれる
    可溶化剤からなる組成物。
  2. 【請求項2】 該可溶化剤がヒドロキシ酢酸、タンニン
    酸、酒石酸、クエン酸、2,6−ピリジンジカルボン
    酸、乳酸、グルコノδ−ラクトン(グルコン酸)、2−
    フラン酸、チオフェン−2−カルボン酸、2,3−ピリ
    ジンジカルボン酸、ホスホノ酢酸、チオフェン−2−酢
    酸、およびメルカプト酢酸からなる群から選ばれる請求
    項1の組成物。
  3. 【請求項3】 該可溶化剤がクエン酸、酒石酸、および
    ヒドロキシ酢酸からなる群から選ばれる請求項2の組成
    物。
  4. 【請求項4】 該組成物が約2.5〜11.0のpHをも
    つ請求項3の組成物。
  5. 【請求項5】 該可溶化剤がクエン酸である請求項3の
    組成物。
  6. 【請求項6】 該可溶化剤がクエン酸である請求項4の
    組成物。
  7. 【請求項7】 テルルを錯化するのに十分な電子密度を
    もつα−置換有機酸からなる群から選ばれる可溶化剤の
    有効量を、テルルイオン源を含むか、または含むことに
    なる水性系に添加することからなる、約2.5〜約1
    1.0のpHをもつ水中におけるテルルの可溶化方法。
  8. 【請求項8】 該可溶化剤がヒドロキシ酢酸、タンニン
    酸、酒石酸、クエン酸、2,6−ピリジンジカルボン
    酸、乳酸、グルコノδ−ラクトン(グルコン酸)、2−
    フラン酸、チオフェン−2−カルボン酸、2,3−ピリ
    ジンジカルボン酸、ホスホノ酢酸、チオフェン−2−酢
    酸、およびメルカプト酢酸からなる群から選ばれる請求
    項7の方法。
  9. 【請求項9】 該可溶化剤がクエン酸、酒石酸、および
    ヒドロキシ酢酸からなる群から選ばれる請求項8の方
    法。
  10. 【請求項10】 該可溶化剤対テルルのモル比が少なく
    とも約1:1である請求項8の方法。
  11. 【請求項11】 該可溶化剤がクエン酸である請求項1
    0の方法。
JP20337392A 1991-07-31 1992-07-30 有機酸を用いたテルルの可溶化方法 Expired - Lifetime JPH0676372B2 (ja)

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KR101473751B1 (ko) * 2013-04-30 2014-12-18 재단법인대구경북과학기술원 BixSb2-xTe3 나노화합물 열전재료의 제조방법 및 이에 따라 제조되는 나노화합물 열전재료
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