JPH0676282B2 - 固状農薬組成物 - Google Patents
固状農薬組成物Info
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- JPH0676282B2 JPH0676282B2 JP60116285A JP11628585A JPH0676282B2 JP H0676282 B2 JPH0676282 B2 JP H0676282B2 JP 60116285 A JP60116285 A JP 60116285A JP 11628585 A JP11628585 A JP 11628585A JP H0676282 B2 JPH0676282 B2 JP H0676282B2
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- compound
- parts
- active ingredient
- clay
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ブレンステッド−ロウリイ(Brψnsted-Lowr
y)の酸・塩基説による式(I)で表わされる分子又は
イオンでプロトン受容体である塩基の性質を有する農薬
活性成分を含有する改良された固状農薬組成物に関する
ものである。
y)の酸・塩基説による式(I)で表わされる分子又は
イオンでプロトン受容体である塩基の性質を有する農薬
活性成分を含有する改良された固状農薬組成物に関する
ものである。
式(I) 塩基+H+酸 (従来の技術) 農薬は近代農業の発展に大きく寄与したがその反面、環
境の汚染、生体系の破壊、農業従事者への事故等種々大
きな問題を抱えているのが現状である。また特に近年で
は農業専業従事者と減少から、省力化の要望及び散布適
期巾の拡大等、農業の抱える構造的問題から派生する要
望が強まっている。このため、農薬の開発に於いては散
布回数が少なく、安全に取扱え、また低薬量で長期に亘
って効果の持続する薬剤を必要としており、これらを背
景として、低薬量で強力な効果を有する化合物が見出さ
れている。
境の汚染、生体系の破壊、農業従事者への事故等種々大
きな問題を抱えているのが現状である。また特に近年で
は農業専業従事者と減少から、省力化の要望及び散布適
期巾の拡大等、農業の抱える構造的問題から派生する要
望が強まっている。このため、農薬の開発に於いては散
布回数が少なく、安全に取扱え、また低薬量で長期に亘
って効果の持続する薬剤を必要としており、これらを背
景として、低薬量で強力な効果を有する化合物が見出さ
れている。
しかし、生育環境の変化、薬剤の散布ムラ等により保護
するべき植物体への過剰付着、吸収で薬害を生ずること
があり農業従事者にとって大きな痛手となる。すなわ
ち、少散布回数で残効性が長く植物体への安全性が高
く、また環境への汚染を小さくするという技術が望まれ
る。
するべき植物体への過剰付着、吸収で薬害を生ずること
があり農業従事者にとって大きな痛手となる。すなわ
ち、少散布回数で残効性が長く植物体への安全性が高
く、また環境への汚染を小さくするという技術が望まれ
る。
上記の問題点を克服する方法として、農薬活性成分の組
成物担体からの放出速度を制御する方法が考えられ、現
在までにいくつかの方法が知られている。例えば、 樹脂を使用するもの(例えば、特公昭41−19080
号、特開昭57−126402号、特開昭59−164705号等)。
成物担体からの放出速度を制御する方法が考えられ、現
在までにいくつかの方法が知られている。例えば、 樹脂を使用するもの(例えば、特公昭41−19080
号、特開昭57−126402号、特開昭59−164705号等)。
疎水性物質を使用するもの(例えば、特開昭55−43
56号等)。
56号等)。
吸着性担体を使用するもの(例えば、特開昭56−15
6201号、特開昭56−147702号、特開昭58−8003号等)等
が知られている。
6201号、特開昭56−147702号、特開昭58−8003号等)等
が知られている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、これらの方法には、放出速度の制御効果が少さ
いとか(例えば、)、経済性、実用性に問題があり
(例えば、)、工業化は不可能であった。
いとか(例えば、)、経済性、実用性に問題があり
(例えば、)、工業化は不可能であった。
本発明は、これら従来の問題点を解決するためになされ
たもので農薬活性成分の組成物担体からの放出速度を制
御することにより、残効性の持続化、環境汚染の防止、
薬害の軽減を達成し得る農薬組成物を提供するものであ
る。
たもので農薬活性成分の組成物担体からの放出速度を制
御することにより、残効性の持続化、環境汚染の防止、
薬害の軽減を達成し得る農薬組成物を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、担体にブレンステッド−ロウリイの酸・塩基
説によって説明される塩基としての性質を有する農薬活
性成分と担体及び2価又は3価の無機金属塩を、又はそ
の金属塩とモンモリロナイト属鉱物を担持させることに
よりなる。
説によって説明される塩基としての性質を有する農薬活
性成分と担体及び2価又は3価の無機金属塩を、又はそ
の金属塩とモンモリロナイト属鉱物を担持させることに
よりなる。
本発明に使用される農薬活性成分はプロトンを受容する
ための孤立電子対を有する原子を持ち、その原子は電子
密度が高く、負の電荷を有する。すなわち、−N=,−
NH−,−NH2,=S,−S−等は、隣接する原子が電気陰性
度が小さいため負の電荷を持つ。例えば、 (矢印は電子の動きを示す。) の如くNは負の電荷を有し、式(I)の性質を有する。
しかし、前述の原子を有する化合物でも酸によって化合
物自体が容易に分解するものは、式(I)の性質を有し
ないため、本発明に使用される活性成分に含まれない。
ための孤立電子対を有する原子を持ち、その原子は電子
密度が高く、負の電荷を有する。すなわち、−N=,−
NH−,−NH2,=S,−S−等は、隣接する原子が電気陰性
度が小さいため負の電荷を持つ。例えば、 (矢印は電子の動きを示す。) の如くNは負の電荷を有し、式(I)の性質を有する。
しかし、前述の原子を有する化合物でも酸によって化合
物自体が容易に分解するものは、式(I)の性質を有し
ないため、本発明に使用される活性成分に含まれない。
次に本発明に使用される農薬活性成分を具体的に例示す
るがこれに限定されるものではない。
るがこれに限定されるものではない。
(1) テトラヒドロピロロキノリン系化合物、例え
ば、 1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ〔3,2,1−i.j〕キ
ノリン−4−オン(ピロキロン) (2) ベンゾチアゾール系化合物、例えば、 4−クロロ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2
−オン(クロベンチアゾン)、2−ベンゾチアゾール−
2−イルオキシ−N−メチルアセトニトリル(メフェナ
セット)、3−(アリルオキシ)−1,2−ベンゾイソチ
アゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール) (3) カルバメート系化合物、例えば、 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル
−N−メチルカルバメート(カルボフラン)、2,3−ジ
ヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル(ジブ
チルアミノチオ)−N−メチルカルバメート(カルボス
ルファン)、 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニル
N−〔N−(2−(エトキシカルボニル)エチル)N−
イソプロピルスルフェナモイル〕−N−メチルカルバメ
ート(アミノスルフラン)、o−n−ブチル−o′−
(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イ
ル)N,N′−ジメチル−N,N′−チオジカルバメート(フ
ラチオカルブ) (4) アミン系化合物、例えば、 1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチル
アミノ)プロパン(カルタップ)及びその塩、S,S′−
〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビス(ベンゼ
ンチオスルホネート)(ベンスルタップ) (5) チアジアジン系化合物、例えば、 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェ
ニル−テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン
(ブプロフェジン)、3,5−ジメチルテトラヒドロ−2H
−1,3,5−チアジアジン−2−チオン(ダゾメット) (6) ピラゾール系化合物、例えば、 4−(2,4−ジクロルベンゾイル)−1,3−ジメチル−5
−ピラゾイル−p−トルエンスルホネート(ピラゾレー
ト)、 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−1,3−
ジメチル−5−(4−メチルフエナシルオキシ)ピラゾ
ール(ベンゾフェナップ)、2−〔(4−(2,4−ジク
ロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−
5−イル)オキシ〕−1−フェニルエタノン(ピラゾキ
シフェン) (7) イソキサゾール系化合物、例えば、 3−ヒドロキシ−5−メチルイソキサゾール(ヒメキサ
ゾール) (8) チアジアゾール系化合物、例えば、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジ
アゾール(エトリジアゾール) (9) ピリドン系化合物、例えば、 1−メチル−3−(3′−トリフルオロメチルフェニ
ル)−5−フェニル−1,4−ピリドン(フルオリドン) (10) トリアジン系化合物、例えば、 2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−
トリアジン(シメトリン)、2,4−ビス(イソプロピル
アミン)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(プロ
メトリン) (11) キノキサリン系化合物、例えば、 エチル 2−〔4−(6−クロロ−2−キノキサリイニ
ルオキシ)フェノキシ〕プロピオネート(キザロホップ
エチル) (12) オキサジアゾロン系化合物、例えば、 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプ
ロボキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オン(オキサジアゾン) (13) ベンゾチアジアキシン−4(3H)−オン−2,2
−ジオキシド系化合物、例えば、 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジキシ
ン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド(ベンタゾン) (14) プリン系化合物、例えば、 6−(N−ベンジルアミノ)プリン 本発明に使用される2価又は3価の無機金属塩はアルミ
ニウム、クロム、コバルト、銅、鉄、マグネシウム、マ
ンガン、ニッケル若しくは、亜鉛の硫酸塩、硝酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩若しくはハロゲン化物である。例えば次
のものが挙げられる。
ば、 1,2,5,6−テトラヒドロ−4H−ピロロ〔3,2,1−i.j〕キ
ノリン−4−オン(ピロキロン) (2) ベンゾチアゾール系化合物、例えば、 4−クロロ−3−メチル−1,3−ベンゾチアゾール−2
−オン(クロベンチアゾン)、2−ベンゾチアゾール−
2−イルオキシ−N−メチルアセトニトリル(メフェナ
セット)、3−(アリルオキシ)−1,2−ベンゾイソチ
アゾール−1,1−ジオキシド(プロベナゾール) (3) カルバメート系化合物、例えば、 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル
−N−メチルカルバメート(カルボフラン)、2,3−ジ
ヒドロ−2,2−ジメチルベンゾフラン−7−イル(ジブ
チルアミノチオ)−N−メチルカルバメート(カルボス
ルファン)、 2,3−ジヒドロ−2,2−ジメチル−7−ベンゾフラニル
N−〔N−(2−(エトキシカルボニル)エチル)N−
イソプロピルスルフェナモイル〕−N−メチルカルバメ
ート(アミノスルフラン)、o−n−ブチル−o′−
(2,2−ジメチル−2,3−ジヒドロベンゾフラン−7−イ
ル)N,N′−ジメチル−N,N′−チオジカルバメート(フ
ラチオカルブ) (4) アミン系化合物、例えば、 1,3−ビス(カルバモイルチオ)−2−(N,N−ジメチル
アミノ)プロパン(カルタップ)及びその塩、S,S′−
〔2−(ジメチルアミノ)トリメチレン〕ビス(ベンゼ
ンチオスルホネート)(ベンスルタップ) (5) チアジアジン系化合物、例えば、 2−tert−ブチルイミノ−3−イソプロピル−5−フェ
ニル−テトラヒドロ−1,3,5−チアジアジン−4−オン
(ブプロフェジン)、3,5−ジメチルテトラヒドロ−2H
−1,3,5−チアジアジン−2−チオン(ダゾメット) (6) ピラゾール系化合物、例えば、 4−(2,4−ジクロルベンゾイル)−1,3−ジメチル−5
−ピラゾイル−p−トルエンスルホネート(ピラゾレー
ト)、 4−(2,4−ジクロロ−3−メチルベンゾイル)−1,3−
ジメチル−5−(4−メチルフエナシルオキシ)ピラゾ
ール(ベンゾフェナップ)、2−〔(4−(2,4−ジク
ロロベンゾイル)−1,3−ジメチル−1H−ピラゾール−
5−イル)オキシ〕−1−フェニルエタノン(ピラゾキ
シフェン) (7) イソキサゾール系化合物、例えば、 3−ヒドロキシ−5−メチルイソキサゾール(ヒメキサ
ゾール) (8) チアジアゾール系化合物、例えば、 5−エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジ
アゾール(エトリジアゾール) (9) ピリドン系化合物、例えば、 1−メチル−3−(3′−トリフルオロメチルフェニ
ル)−5−フェニル−1,4−ピリドン(フルオリドン) (10) トリアジン系化合物、例えば、 2,4−ビス(エチルアミノ)−6−メチルチオ−1,3,5−
トリアジン(シメトリン)、2,4−ビス(イソプロピル
アミン)−6−メチルチオ−1,3,5−トリアジン(プロ
メトリン) (11) キノキサリン系化合物、例えば、 エチル 2−〔4−(6−クロロ−2−キノキサリイニ
ルオキシ)フェノキシ〕プロピオネート(キザロホップ
エチル) (12) オキサジアゾロン系化合物、例えば、 5−tert−ブチル−3−(2,4−ジクロロ−5−イソプ
ロボキシフェニル)−1,3,4−オキサジアゾール−2(3
H)−オン(オキサジアゾン) (13) ベンゾチアジアキシン−4(3H)−オン−2,2
−ジオキシド系化合物、例えば、 3−イソプロピル−1H−2,1,3−ベンゾチアジアジキシ
ン−4(3H)−オン−2,2−ジオキシド(ベンタゾン) (14) プリン系化合物、例えば、 6−(N−ベンジルアミノ)プリン 本発明に使用される2価又は3価の無機金属塩はアルミ
ニウム、クロム、コバルト、銅、鉄、マグネシウム、マ
ンガン、ニッケル若しくは、亜鉛の硫酸塩、硝酸塩、リ
ン酸塩、酢酸塩若しくはハロゲン化物である。例えば次
のものが挙げられる。
Al2(SO4)3,Al(NO3)3,AlPO4,AlF3,AlCl3,AlBr3,Cr2
(SO4)3,Cr(NO3)3,CrCl3,CrF3,CoSO4,Co(NO3)2,Co
Cl2,CoBr2,CuSO4,Cu(NO3)2,CuCl2・CuCl,FeSO4,Fe
2(SO4)3,Fe(NO3)2,Fe(NO3)3,FePO4,FeCl2,FeCl3,
MgSO4,Mg(NO3)2,Mg3(PO4)2,MgCl2,MgF2,MgBr2,MnSO
4,Mn(NO3)2,MnCl2,Ni(NO3)2,NiSO4,NiCl2,NiBr2,Zn
SO4,Zn(NO3)2,Zn3(PO4)2,Zn(CH3COO)2,ZnCl2,ZnB
r2,Znl2 本発明に担体として用いられるモンモリロナイト属鉱物
は、粘土を構成する代表的な鉱物の一群で、そのすべて
が三属構造をとるフイロケイ酸塩鉱物に属する。一般式
は次のように示される。
(SO4)3,Cr(NO3)3,CrCl3,CrF3,CoSO4,Co(NO3)2,Co
Cl2,CoBr2,CuSO4,Cu(NO3)2,CuCl2・CuCl,FeSO4,Fe
2(SO4)3,Fe(NO3)2,Fe(NO3)3,FePO4,FeCl2,FeCl3,
MgSO4,Mg(NO3)2,Mg3(PO4)2,MgCl2,MgF2,MgBr2,MnSO
4,Mn(NO3)2,MnCl2,Ni(NO3)2,NiSO4,NiCl2,NiBr2,Zn
SO4,Zn(NO3)2,Zn3(PO4)2,Zn(CH3COO)2,ZnCl2,ZnB
r2,Znl2 本発明に担体として用いられるモンモリロナイト属鉱物
は、粘土を構成する代表的な鉱物の一群で、そのすべて
が三属構造をとるフイロケイ酸塩鉱物に属する。一般式
は次のように示される。
(X,Y)2〜3Z4O10(OH)2・mH2O・(Ww) (ここでXはAl,Fe(III),Mn(III)またはCr(III)
を、YはMg,Fe(II),Mn(II),Ni,ZnまたはLiを、Zは
Si,Alを、WはK,NaまたはCaを示す。H2Oは層間水であ
る。) この一般式に対して、各置換の組合せによって多くの種
を形成する。次に代表例を挙げる。
を、YはMg,Fe(II),Mn(II),Ni,ZnまたはLiを、Zは
Si,Alを、WはK,NaまたはCaを示す。H2Oは層間水であ
る。) この一般式に対して、各置換の組合せによって多くの種
を形成する。次に代表例を挙げる。
(1) モンモリロナイト (Al5/3Mg1/3)Si4O10(OH)2・W1/3・mH2O (2) マグネシアンモンモリロナイト (Al8/6Mg5/6)Si4O10(OH)2・W1/3・mH2O (3) 鉄モンモリロナイト (Fe(III)5/3Mg1/3)Si4O10(OH)2・W1/3・mH2O (4) 鉄マグネシアンモンモリロナイト (Fe(III)8/6Mg5/6)Si4O10(OH)2・W1/3・mH2O (5) バイデライト Al2(Al1/3Si11/3)O10(OH)2・W1/3・mH2O (6) アルミニアンバイデライト Al13/6(Al5/6Si19/6)O10(OH)2・W1/3・mH2O (7) ノントロナイト Fe(III)2(Al1/3Si11/3)O10(OH)2・W1/3・mH2O (8) アルミニアンノントロナイト Fe(III)13/6Al5/6Si19/6)O10(OH)2W1/3・mH2O (9) サボナイト Mg3(Al1/3Si11/3)O10(OH)2W1/3・mH2O (10) アルミニアンサボナイト (Mg8/3Al1/3)(Al2/3Si10/3)O10(OH)2W1/3・mH2O (11) ヘクトライト (Mg8/3Li1/3)Si4O10(OH)2W1/3・mH2O (12) ソーコナイト (Zn2.40Mg0.18Al0.22Fe(III)0.17)(Al0.53S
i3.47)O10(OH)2(Ca1/2)0.2・Na0.09 このほかCrのはいったボルコンスコアナイトなどがあり
高い塩基置換性、チキソトロピー性、膨潤性を有してい
る。
i3.47)O10(OH)2(Ca1/2)0.2・Na0.09 このほかCrのはいったボルコンスコアナイトなどがあり
高い塩基置換性、チキソトロピー性、膨潤性を有してい
る。
商品名としては、クニボンド、クニゲルV1、クニビアF
(以上、クニミネ鉱業(株)製)、ベントナイト富士、
ベントナイト赤城、ベントナイト穂高、ベントナイト妙
義(以上豊順洋行(株)製)、サンベントナイトK−
1、KG−1、KA−1(以上サンベントナイト工業(株)
製)、酸性白土NA(以上上日本タルク(株)製)が挙げ
られる。
(以上、クニミネ鉱業(株)製)、ベントナイト富士、
ベントナイト赤城、ベントナイト穂高、ベントナイト妙
義(以上豊順洋行(株)製)、サンベントナイトK−
1、KG−1、KA−1(以上サンベントナイト工業(株)
製)、酸性白土NA(以上上日本タルク(株)製)が挙げ
られる。
次にこれらのいくつかの鉱物について、その組成を第1
表に示す。
表に示す。
本発明に用いられるその他の担体としてクレー等の鉱物
質微粉末、粒状鉱物質、無機塩類等がある。
質微粉末、粒状鉱物質、無機塩類等がある。
本発明の固状農薬組成物には、粒剤、微粒剤及び粉剤等
がある。
がある。
粒剤は、次の如くに製造する。
(a) 活性成分、金属塩あるいはさらにモンモリロナ
イト属鉱物と担体、補助剤を混合粉砕した後、練込み造
粒によって粒状組成物を得る。
イト属鉱物と担体、補助剤を混合粉砕した後、練込み造
粒によって粒状組成物を得る。
(b) (a)の方法による活性成分を含有しない粒状
組成物あるいは天然粒状担体に結合剤を介して固状の活
性成分、金属塩あるいはさらにモンモリロナイト属鉱物
の混合粉砕物を被覆することによって粒状組成物を得
る。
組成物あるいは天然粒状担体に結合剤を介して固状の活
性成分、金属塩あるいはさらにモンモリロナイト属鉱物
の混合粉砕物を被覆することによって粒状組成物を得
る。
(c) (a)の方法による活性成分のみを含有しない
粒状組成物(金属塩あるいはさらにモンモリロナイト属
鉱物を含有する)へ液状又は液状にした活性成分を吸着
させ粒状組成物を得る。
粒状組成物(金属塩あるいはさらにモンモリロナイト属
鉱物を含有する)へ液状又は液状にした活性成分を吸着
させ粒状組成物を得る。
また、粉剤は活性成分、金属塩あるいはさらにモンモリ
ロナイト属鉱物と担体、補助剤を混合・粉砕して得る。
ロナイト属鉱物と担体、補助剤を混合・粉砕して得る。
本発明に用いられる活性成分の使用量は組成物の重量を
基として、0.1〜50重量%であり、好ましくは0.5〜30重
量%である。金属塩の使用量は0.05〜50重量%で、好ま
しくは0.1〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%で
ある。またモンモリロナイト属鉱物の使用量は0〜95重
量%で、好ましくは10〜70重量%、より好ましくは15〜
50重量%である。
基として、0.1〜50重量%であり、好ましくは0.5〜30重
量%である。金属塩の使用量は0.05〜50重量%で、好ま
しくは0.1〜30重量%、より好ましくは1〜20重量%で
ある。またモンモリロナイト属鉱物の使用量は0〜95重
量%で、好ましくは10〜70重量%、より好ましくは15〜
50重量%である。
本発明の固状農薬組成物には前記各成分のほか、他の活
性成分も添加できる。また補助剤として界面活性剤、分
解防止剤、物理性改良剤、結合剤、着色剤などを加えて
もよい。
性成分も添加できる。また補助剤として界面活性剤、分
解防止剤、物理性改良剤、結合剤、着色剤などを加えて
もよい。
(実施例) 本発明を実施例を挙げてさらに詳しく説明する。以下の
実施例における「部」、「%」はすべて「重量部」又は
「重量%」を示す。
実施例における「部」、「%」はすべて「重量部」又は
「重量%」を示す。
実施例1 (粒剤) ピロキロン50部にポリビニルアルコール30部、塩化ニッ
ケル50部、クレー870部を加え、混合した後、適量の水
を加え練合する。これを穴直径0.8mmのスクリーンを付
した造粒機にて造粒し、造粒物を乾燥後、整粒しピロキ
ロン5%を含有する粒剤を得た。
ケル50部、クレー870部を加え、混合した後、適量の水
を加え練合する。これを穴直径0.8mmのスクリーンを付
した造粒機にて造粒し、造粒物を乾燥後、整粒しピロキ
ロン5%を含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で塩化ニッケルを硫酸亜鉛、硝酸アル
ミニウム、臭化マグネシウム、リン酸第2鉄としたピロ
キロン5%を含有する粒剤を得た。
ミニウム、臭化マグネシウム、リン酸第2鉄としたピロ
キロン5%を含有する粒剤を得た。
実施例2 (粒剤) カルタップ塩酸塩50部にポリビニルアルコール30部、リ
ン酸アルミニウム100部、クレー820部を加え、実施例1
の方法に準じてカルタップ塩酸塩5%を含有する粒剤を
得た。
ン酸アルミニウム100部、クレー820部を加え、実施例1
の方法に準じてカルタップ塩酸塩5%を含有する粒剤を
得た。
また、同様の仕様でリン酸アルミニウムを硫酸クロム、
塩化第2銅、硝酸マンガン、ヨウ化亜鉛としたカルタッ
プ塩酸塩5%を含有する粒剤を得た。
塩化第2銅、硝酸マンガン、ヨウ化亜鉛としたカルタッ
プ塩酸塩5%を含有する粒剤を得た。
実施例3 (粒剤) ピラゾレート70部にアルファ化澱粉30部、臭化アルミニ
ウム100部、クレー800部を加え、実施例1の方法に準じ
てピラゾレート7%を含有する粒剤を得た。
ウム100部、クレー800部を加え、実施例1の方法に準じ
てピラゾレート7%を含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で臭化アルミニウムを硝酸銅、塩化第
2鉄、リン酸マグネシウム、硝酸亜鉛としたピラゾレー
ト7%を含有する粒剤を得た。
2鉄、リン酸マグネシウム、硝酸亜鉛としたピラゾレー
ト7%を含有する粒剤を得た。
実施例4 (粒剤) シメトリン25部に硫酸アルミニウム30部、ポリビニルア
ルコール15部、クレー930部を加え、実施例1の方法に
準じてシメトリン2.5%を含有する粒剤を得た。
ルコール15部、クレー930部を加え、実施例1の方法に
準じてシメトリン2.5%を含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で硫酸アルミニウムを硝酸コバルト、
硝酸第1鉄、硫酸マンガン、ヨウ化亜鉛としたシメトリ
ン2.5%を含有する粒剤を得た。
硝酸第1鉄、硫酸マンガン、ヨウ化亜鉛としたシメトリ
ン2.5%を含有する粒剤を得た。
実施例5 (粒剤) クロベンチアゾン80部にアルファ化澱粉20部、硫酸銅40
部、クニボンド300部、クレー560部を加え、実施例1の
方法に準じてクロベンチアゾン8%を含有する粒剤を得
た。
部、クニボンド300部、クレー560部を加え、実施例1の
方法に準じてクロベンチアゾン8%を含有する粒剤を得
た。
また、同様の仕様で硫酸銅を塩化クロム、硝酸コバル
ト、塩化第1鉄、硫酸マンガンとしたクロンチアゾン8
%を含有する粒剤を得た。
ト、塩化第1鉄、硫酸マンガンとしたクロンチアゾン8
%を含有する粒剤を得た。
実施例6 (粒剤) プロベナゾール80部にカルボキシメチルセルロースナト
リウム30部、塩化アルミニウム100部、クニゲルV1 500
部、クレー290部を加え、実施例1の方法に準じてプロ
ベナゾール8%を含有する粒剤を得た。
リウム30部、塩化アルミニウム100部、クニゲルV1 500
部、クレー290部を加え、実施例1の方法に準じてプロ
ベナゾール8%を含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で塩化アルミニウムをフッ化クロム、
硝酸マグネシウム、硫酸ニッケル、酢酸亜鉛としたプロ
ベナゾール8%を含有する粒剤を得た。
硝酸マグネシウム、硫酸ニッケル、酢酸亜鉛としたプロ
ベナゾール8%を含有する粒剤を得た。
実施例7 (粒剤) カルボスファン50部にアルファ化澱粉30部、塩化コバル
ト60部、ベントナイト赤城400部、クレー460部を加え、
実施例1の方法に準じてカルボスルファン5%を含有す
る粒剤を得た。
ト60部、ベントナイト赤城400部、クレー460部を加え、
実施例1の方法に準じてカルボスルファン5%を含有す
る粒剤を得た。
また、同様の仕様で塩化コバルトを硫酸第1鉄、塩化マ
グネシウム、リン酸亜鉛、硫酸アルミニウムとしたカル
ボスルファン5%を含有する粒剤を得た。
グネシウム、リン酸亜鉛、硫酸アルミニウムとしたカル
ボスルファン5%を含有する粒剤を得た。
実施例8 (粒剤) フルリドン50部に塩化ニッケル50部、カルボキシメチル
セルロースナトリウム20部、クニピアF200部、クレー68
0部を加え、実施例1の方法に準じてフルリドン5%を
含有する粒剤を得た。
セルロースナトリウム20部、クニピアF200部、クレー68
0部を加え、実施例1の方法に準じてフルリドン5%を
含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で塩化ニッケルをリン酸マグネシウ
ム、塩化第2鉄、硫酸銅、硫酸クロムとしたフルリドン
5%を含有する粒剤を得た。
ム、塩化第2鉄、硫酸銅、硫酸クロムとしたフルリドン
5%を含有する粒剤を得た。
実施例9 (粒剤) フラチオカルブ50部に塩化亜鉛100部、クニボンド300
部、クレー550部を加え、実施例1の方法に準じてフラ
チオカルブ5%を含有する粒剤を得た。
部、クレー550部を加え、実施例1の方法に準じてフラ
チオカルブ5%を含有する粒剤を得た。
また、同様の仕様で塩化亜鉛を臭化アルミニウム、硫酸
コバルト、塩化第2鉄、硫酸ニッケルとしたフラチオカ
ルブ5%を含有する粒剤を得た。
コバルト、塩化第2鉄、硫酸ニッケルとしたフラチオカ
ルブ5%を含有する粒剤を得た。
実施例10 (粉剤) エトリジアゾール20部にリン酸アルミニウム70部、クレ
ー910部を加え、均一に混合粉砕してエトリジアゾール
2%を含有する粉剤を得た。
ー910部を加え、均一に混合粉砕してエトリジアゾール
2%を含有する粉剤を得た。
また同様の仕様でリン酸アルミニウムを臭化コバルト、
硫酸マグネシウム、硝酸マンガン、塩化亜鉛としたエト
リジアゾール2%を含有する粉剤を得た。
硫酸マグネシウム、硝酸マンガン、塩化亜鉛としたエト
リジアゾール2%を含有する粉剤を得た。
実施例11 (粉剤) ダゾメット800部に塩化アルミニウム70部、クレー130部
を加え均一に混合粉砕し、ダゾメット80%を含有する粉
剤を得た。
を加え均一に混合粉砕し、ダゾメット80%を含有する粉
剤を得た。
また同様の仕様で塩化アルミニウムを硝酸銅、塩化第2
鉄、塩化マンガン、硝酸ニッケルとしたダゾメット80%
を含有する粉剤を得た。
鉄、塩化マンガン、硝酸ニッケルとしたダゾメット80%
を含有する粉剤を得た。
実施例12 (粉剤) ブプロフェジン20部にポリビニルアルコール20部、硫酸
コバルト50部、クニピアF300部、クレー610部を加え、
均一に混合粉砕してブプロフェジン2%を含有する粉剤
を得た。
コバルト50部、クニピアF300部、クレー610部を加え、
均一に混合粉砕してブプロフェジン2%を含有する粉剤
を得た。
また、同様の仕様で硫酸コバルトを硫酸第2鉄、フッ化
マグネシウム、硝酸ニッケル、塩化亜鉛としたブプロフ
ェジン2%を含有する粉剤を得た。
マグネシウム、硝酸ニッケル、塩化亜鉛としたブプロフ
ェジン2%を含有する粉剤を得た。
実施例13 (粉剤) ヒメキサゾール20部にフッ化クロム100部、クニボンド3
00部、クレー580部を加え、均一に混合粉砕しヒメキサ
ゾール2%を含有する粉剤を得た。
00部、クレー580部を加え、均一に混合粉砕しヒメキサ
ゾール2%を含有する粉剤を得た。
また、同様の仕様でフッ化クロムを塩化第1銅、硫酸第
1鉄、硝酸ニッケル、酢酸亜鉛としたヒメキサゾール2
%を含有する粉剤を得た。
1鉄、硝酸ニッケル、酢酸亜鉛としたヒメキサゾール2
%を含有する粉剤を得た。
(発明の効果) 本発明の固状農薬組成物は組成物から各活性成分の放出
が制御されており、残効性に優れかつ植物体に対する安
全係数(薬害を生ずる濃度/防除に有効な濃度)が小さ
い活性成分であっても安全に使用できるものである。さ
らに従来複数回にわけて散布処理をしていたものを、よ
り少ない回数で対応が可能となり省力的、経済的かつ環
境への影響も少なくなる。
が制御されており、残効性に優れかつ植物体に対する安
全係数(薬害を生ずる濃度/防除に有効な濃度)が小さ
い活性成分であっても安全に使用できるものである。さ
らに従来複数回にわけて散布処理をしていたものを、よ
り少ない回数で対応が可能となり省力的、経済的かつ環
境への影響も少なくなる。
次に前記実施例1〜実施例13で調製した試料について行
つた試験結果を示す。尚、次の参考例の薬剤を比較に使
用した。
つた試験結果を示す。尚、次の参考例の薬剤を比較に使
用した。
(参考例1) 実施例1の塩化ニッケルをクレーに置き換えピロキロン
5%を含有する粒剤を得る。
5%を含有する粒剤を得る。
(参考例2) 実施例2のリン酸アルミニウムをクレーに置き換え、カ
ルタップ塩酸塩5%を含有する粒剤を得る。
ルタップ塩酸塩5%を含有する粒剤を得る。
(参考例3) 実施例3の臭化アルミニウムをクレーに置き換え、ピラ
ゾレート7%を含有する粒剤を得る。
ゾレート7%を含有する粒剤を得る。
(参考例4) 実施例4の硫酸アルミニウムをクレーに置き換え、シメ
トリン2.5%を含有する粒剤を得る。
トリン2.5%を含有する粒剤を得る。
(参考例5) 実施例5の硫酸銅をクレーに置き換え、クロベンチアゾ
ン8%を含有する粒剤を得る。
ン8%を含有する粒剤を得る。
(参考例6) 実施例6の塩化アルミニウムをクレーに置き換え、プロ
ベナゾール8%を含有する粒剤を得る。
ベナゾール8%を含有する粒剤を得る。
(参考例7) 実施例7の塩化コバルトをクレーに置き換え、カルボス
ルファン5%を含有する粒剤を得る。
ルファン5%を含有する粒剤を得る。
(参考例8) 実施例8の塩化ニッケルをクレーに置き換え、フルオリ
ドン5%を含有する粒剤を得る。
ドン5%を含有する粒剤を得る。
(参考例9) 実施例9の塩化亜鉛をクレーに置き換え、フラチオカル
ブ5%を含有する粒剤を得る。
ブ5%を含有する粒剤を得る。
(参考例10) 実施例10のリン酸アルミニウムをクレーに置き換え、エ
トリジアゾール2%を含有する粉剤を得る。
トリジアゾール2%を含有する粉剤を得る。
(参考例11) 実施例11の塩化アルミニウムをクレーに置き換え、ダゾ
メット80%を含有する粒剤を得る。
メット80%を含有する粒剤を得る。
(参考例12) 実施例12の硫酸コバルトをクレーに置き換え、ブプロフ
ェジン2%を含有する粉剤を得る。
ェジン2%を含有する粉剤を得る。
(参考例13) 実施例13のフッ化クロムをクレーに置き換え、ヒメキサ
ゾール2%を含有する粉剤を得る。
ゾール2%を含有する粉剤を得る。
(参考例14) ピロキロン56部、ポリビニルアルコール30部にクレーを
加え全量1000部とし、実施例1の方法に準じてピロキロ
ン練込み基剤を得る。また、同様の仕様でピロキロン56
部をクロベンチアゾン89部、プロベナゾール89部、カル
ボスルファン56部、カルタップ塩酸塩56部、ピラゾレー
ト77部に置き換え、各練込み基剤を得る。
加え全量1000部とし、実施例1の方法に準じてピロキロ
ン練込み基剤を得る。また、同様の仕様でピロキロン56
部をクロベンチアゾン89部、プロベナゾール89部、カル
ボスルファン56部、カルタップ塩酸塩56部、ピラゾレー
ト77部に置き換え、各練込み基剤を得る。
次に、それぞれ基剤900部をとりエポキシ化合物(GA
N ;日本化薬株式会社製)60部、ポリアミド系化合物
(リアクトCA−101 ;三洋化成株式会社製)40部を加
え、均一に混合してピロキロン5%、クロベンチアゾン
8%、プロベナゾール8%、カルボスルファン5%、カ
ルタップ塩酸塩5%またはピラゾレート7%を含有する
粒剤を得る。
N ;日本化薬株式会社製)60部、ポリアミド系化合物
(リアクトCA−101 ;三洋化成株式会社製)40部を加
え、均一に混合してピロキロン5%、クロベンチアゾン
8%、プロベナゾール8%、カルボスルファン5%、カ
ルタップ塩酸塩5%またはピラゾレート7%を含有する
粒剤を得る。
試験例1 (水中溶出性試験) 実施例及び参考例に従って製造した各粒剤及び粉剤の
活性成分の水中への溶出性を試験した。
活性成分の水中への溶出性を試験した。
試験方法は次の通りである。3ビーカーを用意し、
その中へ3度硬水900mlを入れ、20℃の恒温室内に1日
静置する。あらかじめ活性成分値を測定した粒剤または
粉剤90mgを当該ビーカー内へ均一に散布した。散布1
日、3日、9日、15日後にビーカー内の中心部(水深1c
m)より採水し、各活性成分を高速液体クロマトグラフ
ィーにて定量を行なった。
その中へ3度硬水900mlを入れ、20℃の恒温室内に1日
静置する。あらかじめ活性成分値を測定した粒剤または
粉剤90mgを当該ビーカー内へ均一に散布した。散布1
日、3日、9日、15日後にビーカー内の中心部(水深1c
m)より採水し、各活性成分を高速液体クロマトグラフ
ィーにて定量を行なった。
溶出率は、水中へ溶出した各活性成分の量(μg)と
散布した粒剤または粉剤中に含まれる各活性成分の量
(μg)から下記の式によって求めた。
散布した粒剤または粉剤中に含まれる各活性成分の量
(μg)から下記の式によって求めた。
結果を第2表〜第14表に示す。
試験例2 (いもち病防除試験) 実施例1,5,6及び参考例1,5,6,14に記載した試料を使
用し、いちも病防除効果及び薬害を観察した。
用し、いちも病防除効果及び薬害を観察した。
試験方法を以下に示す。
(イ)育苗箱(30×60×3cm)で育苗した2.5葉期の稲
(品種:愛知旭)を供試した。
(品種:愛知旭)を供試した。
(ロ)薬剤処理 移植前日に育苗箱あたり100gの各供試粒剤を配合して、
処理した後、他あたり500mlの潅水処理をした。
処理した後、他あたり500mlの潅水処理をした。
(ハ)稲の栽培 薬剤処理1日後に、田植機で稲を切断し、1株5茎のも
のを各々コンテナ(TS−36、54×36×15cm)に4株植付
けた。尚、栽植密度のコンテナあたり4株は圃場栽植の
約2万株/10aに相当する。
のを各々コンテナ(TS−36、54×36×15cm)に4株植付
けた。尚、栽植密度のコンテナあたり4株は圃場栽植の
約2万株/10aに相当する。
(ニ)稲いもち病防除効果の検定 コンテナをいもち病の激発している温室ベット内に移し
自然感染させて、移植後10日目(薬害)、移植後55日目
(葉いもち秒)および移植100日目(穂いもち病)に調
査を行ない防除効果及び薬害を検定した。
自然感染させて、移植後10日目(薬害)、移植後55日目
(葉いもち秒)および移植100日目(穂いもち病)に調
査を行ない防除効果及び薬害を検定した。
葉いもち病の調査は日植防発生予察調査基準により株
あたり病斑面積率で行なった。又穂いもち病については
次式により罹病度(%)を算出した。
あたり病斑面積率で行なった。又穂いもち病については
次式により罹病度(%)を算出した。
更に、薬害の評価は下記の基準で行なった。
−:健全葉(薬害なし) +:葉の約20〜30%程度に薬害が認められる。
:葉の約30%程度以上に薬害が認められる。
結果を第15表に示す。
試験例3 (イネミズゾウムシ幼虫を用いた残効性試
験) 実施例2,7、参考例2,7,14の試料を使用し、イネミズ
ゾウムシ幼虫に対する殺虫力残効性試験を実施した。
験) 実施例2,7、参考例2,7,14の試料を使用し、イネミズ
ゾウムシ幼虫に対する殺虫力残効性試験を実施した。
試験方法を示す。
育苗、薬剤処理は試験例2の方法に準じて行なった。薬
剤処理1日後、1株5茎のものを5000分の1アールのワ
グネルポットに移植した。移植後、ポットは屋根付圃場
内に保存し水深を3cmとした。幼虫の接種はあらかじめ
温室内のコンテナで成虫を産卵させ、稲を補植しながら
飼育したものを用いた。1ポットあたり各10頭放飼し
た。
剤処理1日後、1株5茎のものを5000分の1アールのワ
グネルポットに移植した。移植後、ポットは屋根付圃場
内に保存し水深を3cmとした。幼虫の接種はあらかじめ
温室内のコンテナで成虫を産卵させ、稲を補植しながら
飼育したものを用いた。1ポットあたり各10頭放飼し
た。
調査は幼虫の接種1週間後に稲根部を水洗し幼虫数を
調べた。
調べた。
結果を第16表に示す。
試験例4 (ヒメトビウンカ幼虫を用いた残効性試験) 555分の1アールのプラスチックパットに土壌をつ
め、尿素入り化成20号(9−7−8)を20gを施肥し、
水稲苗(金南風.5.5葉期)を6本1株として8株を移植
し、水深約3cmに湛水した。各供試薬剤を10アール当り4
kgの割合で処理し無処理と比較した。供試害虫ヒメトビ
ウンカ3令幼虫は、3株の水稲に株当り30頭を、薬剤処
理後7日目、14日目及び21日目にそれぞれ接種し、接種
5日後に殺虫効果を調べた。
め、尿素入り化成20号(9−7−8)を20gを施肥し、
水稲苗(金南風.5.5葉期)を6本1株として8株を移植
し、水深約3cmに湛水した。各供試薬剤を10アール当り4
kgの割合で処理し無処理と比較した。供試害虫ヒメトビ
ウンカ3令幼虫は、3株の水稲に株当り30頭を、薬剤処
理後7日目、14日目及び21日目にそれぞれ接種し、接種
5日後に殺虫効果を調べた。
結果を第17表に示す。
試験例5 (除草効果試験) 実施例3存び参考例3、参考例14の粒剤を用いて除草
効果試験を行なった。
効果試験を行なった。
試験方法を以下に示す。
5000分の1アールのワグネルポットを使用し、代掻時の
状態とした後、各ポットにタイヌビエ30粒並びにアゼ
ナ、キカシグサ及びコナギの混合種子を播き、5mm覆土
した。雑草播種後8日目に供試粒剤を3kg/10aの相当量
を蒔いた。
状態とした後、各ポットにタイヌビエ30粒並びにアゼ
ナ、キカシグサ及びコナギの混合種子を播き、5mm覆土
した。雑草播種後8日目に供試粒剤を3kg/10aの相当量
を蒔いた。
薬剤処理後10日、20日、30日及び40日後のタイヌビ
エ、アゼナ、キカシグサ、コナギの残存量を調査した。
なお、薬剤処理時の水深は約3cmであり、その後は潅水
して水深3cmを維時した。
エ、アゼナ、キカシグサ、コナギの残存量を調査した。
なお、薬剤処理時の水深は約3cmであり、その後は潅水
して水深3cmを維時した。
結果を第18表に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/80 101 43/90 103 9159−4H 47/12 101
Claims (4)
- 【請求項1】ブレンステッド−ロウリイの酸・塩基説に
よるプロント受容体である塩基の性質を有する農薬活性
成分1種以上と担体及び2価又は3価の無機金属塩1種
以上を含有することを特徴とする固状農薬組成物。 - 【請求項2】組成物がさらにモンモリロナイト属鉱物を
含有する特許請求の範囲第1項記載の固状農薬組成物。 - 【請求項3】農薬活性成分がテトラヒドロピロロキノリ
ン系化合物、ベンゾチアゾール系化合物、カルバメート
系化合物、アミン系化合物、チアジアジン系化合物、ピ
ラゾール系化合物、イソキサゾール系化合物、チアジア
ゾール系化合物、ピリドン系化合物、トリアジン系化合
物、キノキサリン系化合物、オキサジアゾロン系化合
物、ベンゾチアジアジキシン−4(3H)−オン−ジオキ
シド系化合物、プリン系化合物である特許請求の範囲第
1項又は第2項記載の固状農薬組成物。 - 【請求項4】金属塩がアルミニウム、クロム、コバル
ト、銅、鉄、マグネシウム、マンガン、ニッケル、亜鉛
の硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、酢酸塩又はハロゲン化物
である特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項記載の
固状農薬組成物。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60116285A JPH0676282B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 固状農薬組成物 |
CN85108655.1A CN1003627B (zh) | 1984-10-04 | 1985-10-04 | 固体状农药组合物 |
KR1019850007296A KR890001143B1 (ko) | 1984-10-04 | 1985-10-04 | 고체상 농약조성물 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60116285A JPH0676282B2 (ja) | 1985-05-29 | 1985-05-29 | 固状農薬組成物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61275201A JPS61275201A (ja) | 1986-12-05 |
JPH0676282B2 true JPH0676282B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=14683276
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60116285A Expired - Lifetime JPH0676282B2 (ja) | 1984-10-04 | 1985-05-29 | 固状農薬組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676282B2 (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
AUPO644197A0 (en) * | 1997-04-24 | 1997-05-22 | Crop Care Australasia Pty Ltd | Controlled release pesticidal compositions |
KR101570536B1 (ko) * | 2008-05-16 | 2015-11-19 | 수미토모 케미칼 컴퍼니 리미티드 | 농약 입제 |
GB0811079D0 (en) * | 2008-06-17 | 2008-07-23 | Syngenta Participations Ag | Herbicide formulation |
FR2947988B1 (fr) * | 2009-07-15 | 2012-11-16 | Ligapal | Support de diffusion pour des substances chimiques, son utilisation et son procede de fabrication |
CN115251067B (zh) * | 2022-07-13 | 2024-04-12 | 内蒙古和正美生物科技有限公司 | 一种用于养殖环境改善及仔畜接生用干粉剂及其制备方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5929164B2 (ja) * | 1981-03-17 | 1984-07-18 | 日本国有鉄道 | 徐溶性殺菌剤組成物 |
IL65143A (en) * | 1981-03-26 | 1987-10-20 | Robins Co Inc A H | Household pesticidal compositions in powder form |
JPS59144701A (ja) * | 1983-02-07 | 1984-08-18 | Hokko Chem Ind Co Ltd | 改良された施設園芸用微粉剤 |
-
1985
- 1985-05-29 JP JP60116285A patent/JPH0676282B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61275201A (ja) | 1986-12-05 |
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