JPS5929164B2 - 徐溶性殺菌剤組成物 - Google Patents

徐溶性殺菌剤組成物

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JPS5929164B2
JPS5929164B2 JP3897881A JP3897881A JPS5929164B2 JP S5929164 B2 JPS5929164 B2 JP S5929164B2 JP 3897881 A JP3897881 A JP 3897881A JP 3897881 A JP3897881 A JP 3897881A JP S5929164 B2 JPS5929164 B2 JP S5929164B2
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JP
Japan
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slowly soluble
bactericidal
soap
fungicide composition
microorganisms
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Expired
Application number
JP3897881A
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JPS57154107A (en
Inventor
芳夫 青山
英信 立松
勝次 山野
真諭 真上
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NIPPON KOKUJU TETSUDO
YOSHITOMI SEIYAKU KK
Original Assignee
NIPPON KOKUJU TETSUDO
YOSHITOMI SEIYAKU KK
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Publication date
Application filed by NIPPON KOKUJU TETSUDO, YOSHITOMI SEIYAKU KK filed Critical NIPPON KOKUJU TETSUDO
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は殺菌性薬剤を徐々に溶出し、殺菌作用を長期間
にわたって持続させ、効果がな(なるころには残渣もな
(消失してしまう徐溶性殺菌剤組成物及びその使用に関
するものである。
より詳しくは、殺菌性薬剤として1・2−ベンゾイソチ
アゾリン−3−オンを脂肪酸のアルカリ金属塩あるいは
アミン塩と混合成型することを特徴とする徐溶性殺菌剤
組成物及びその使用に関する。
従来より、木材をはじめ、皮革、繊維類や金属など−の
腐食、劣化にカビやバクテリアなどの微生物が関与して
いることは周知のとおりである。
ところが近年、プラスチックや合成ゴム、コンクリート
などが微生物によって侵食されたり、変質劣化されるこ
とが明らかになり、注目されてきた。
また、これらの材料が微生物の作用をうけて直接分解、
変質されなくとも、微生物の繁殖による汚染や電気的絶
縁不良、透視度低下、給排水管の流水障害など、微生物
による間接的な被害をうけることがある。
山地の多いわが国の鉄道においては、多くのトンネルが
あるが、それらのトンネル内で生じる湧水を常時排出す
る必要がある。
ところが、そのような環境条件のトンネル内は、陽光を
うけることなく、気温の変化が少ない上に多湿であるの
で微生物の繁殖に好適である。
とくに長大トンネルにおいては湧水量も多く、微生物の
繁殖に適しているため、湧水排出用の各種排水溝または
排水管が微生物のスライム(菌体とその生成物の集合体
)によって閉塞したり、流水障害を起こしたり、時には
線路点検補修用の通路にまで流出して多大な障害となっ
ている。
このようなトンネル内のスライムによる障害を防止する
方法としては、 (1)殺菌剤溶液を連続又は間歇的に滴下注入する。
(2)殺菌剤を保持体と混合し施用するなどが考えられ
る。
しかし、方法(1)は、溶液タンクやポンプ等の設備が
入用となり、又トンネル内では空間的にも余裕がなく、
かえって障害物となり危険である。
方法(2)は、設備が不要で、薬剤費のみで望ましい方
法であるが、保持体が水不溶性の物質等では残渣が残り
障害物となり不適当である。
本発明者らは、方法(2)のうち、水溶性保持体に殺菌
剤を混合し徐々に殺菌性薬剤を溶出し、殺菌作用を長期
間にわたって持続させ、効果がな(なるころには保持体
もなく消失してしまう徐溶性殺菌剤組成物について、種
々研究を重ねた結果、低毒性で人体に対する安全性が高
く、しかも低公害性の殺菌性薬剤として、■・2−ベン
ゾイソチアゾリン−3−オンを脂肪酸のアルカリ金属塩
あるいはアミン塩と混合成型することにより、徐溶性で
優れた殺菌効果が得られ、しかも残渣をな(しうるとい
う新知見に到達し、本発明を完成した。
なお、本発明組成物は前記の用途だけでなく、冷却水や
、車両、航空機、船舶、建築物などの空気調整装置の排
水管中に繁殖する汚水性微生物の防除にも大いに役立つ
ものである。
本発明で使用される脂肪酸は、大体炭素数12〜18位
の高級脂肪酸であり、原料的には牛脂、米ヌカ油、パー
ム核油、パーム油、ヤシ油等の油脂が手頃である。
アルカリ金属としてはナトリウム、カリウム等が、アミ
ンとしてはトリエタノールアミン、インプロパツールア
ミン、モルホリン等があげられる。
これら脂肪酸のアルカリ塩の製造は通常のセッケン製造
通り行い、セッケン素地とする。
これに殺菌性薬剤を添加混合し、更に常法通り機械練り
又は枠線りにて製造する。
このとき使用する原料油脂の混合割合を変更することに
より、即ち脂肪酸の炭素数を変化させることにより溶解
速度の調節が可能となる。
より高級な脂肪酸はど溶解が遅くなる。
又、練り方でも溶解性が大きく異り、枠線りの方が溶解
が遅い。
更にポリエチレングリコールやポリビニルアルコール等
を添加することによっても溶解速度の調節が可能である
又、剤型によっても即ちセッケン様形状、顆粒状等でも
溶解速度に変化がもたれる。
殺菌性薬剤の混合比は特に限定はなく、所望される有効
成分の溶出速度によって適宜選択される。
通常、セッケン素地100部に対し殺菌剤を1〜50部
、より望ましくは5〜20部である。
本製剤はこれをそのままあるいは網袋等に入れて、所望
の箇所に施用する。
なお、本殺菌剤組成物に他の殺菌剤たとえば、塩化ベン
ザルコニウム、塩化ペンセトニラム、(2−ピリジルチ
オ−1−オキシド)ナトリウム、N−N’・N“−トリ
スヒドロキシエチルヘキサハイドロ−3−トリアジン等
を併用すれば、更に相剰的な効果が得られることが出来
る。
次に、実施例を示して本発明を更に具体的に説明する。
なお、例中割合を示す数字はすべて重量部である。
実施例 1 牛脂対ヤシ油1:1の混合物と苛性ンーダから常法によ
り得られたセッケン素地100部に、1・2−ベンゾイ
ソチアゾリン−3−オン10部を添加混合し、常法に従
って枠線りセッケンを作り型打ちし約5crrL×10
crrL×3CrIL(厚)に成形し徐溶性殺菌剤組成
物をうる。
実施例 2 実施例1の枠線りセッケンを径約5mm、長さ1儂に成
形し徐溶性殺菌剤組成物をうる。
実施例 3 牛脂対ヤシ油4:1の混合物とトリエタノールアミンか
ら常法により得られたセッケン素地100部に、■・2
−ベンゾイソチアゾリン−3−オン20部を添加混合し
、常法に従って機械練りセッケンを作り、径約5mm、
長さICrLに成形し、徐溶性殺菌剤組成物をうる。
実施例 4 実施例3と同じセッケン素地100部に1・2−ベンゾ
インチアゾリン−3−オン15部を添加混合し、常法に
従って枠線りセッケンを作り型打ちし、約5cTL×1
0crfL×36IrL(厚)に成形し、徐溶性殺菌剤
組成物をうる。
実施例 5 溶出試験 グラスフィルター/162に上記実施例で調製した徐溶
性殺菌剤組成物試料を1・2−ベンゾイソチアゾリン−
3−オンとして5グ入れ、その上に水道水を1回につき
llづつ合計30回注ぎ沢過する。
30回目の溶出液に含まれる1・2−ベンゾイソチアゾ
リン−3−オンの量を吸光光度計(波長317nm)を
用いて測定した。
測定結果は第1表に示す通りである。
更に、各々の溶出液に栄養源(グルコース1%、ポリペ
プトン0.5%、酵母エキス0.5%、K2HPO40
,1%、MgSO4・7H200,02%)を添加減菌
後、トンネル内のスラムより分離した野生細菌を接種し
、37℃にて振盪培養を行ったが、いずれも微生物の生
育は認められなかった。
なお、試料の残存量は実施例1と4は約1/2、実施例
2と3は1/3であった。
実施例 6 実用試験 実施例1の試料を網袋に入れて東北新幹線の第2有壁ト
ンネルと黒石トンネルにおいて現場試験斗を行った。
試験結果は第2表の如くである。なお、判定表示は次の
通りである。
○ニスライムの発生なし △ニスライム少量発生 ×ニスライム大量に発生 以上の如く本発明における製剤が長期間にわたって徐々
に有効成分を溶出し、微生物の発育な抑制して殺菌効果
を示していることは明らかである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 11・2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンを脂肪酸の
    アルカリ金属塩あるいはアミン塩に混合したことを特徴
    とする徐溶性殺菌剤組成物。 21・2−ベンゾイソチアゾリン−3−オンを脂肪酸の
    アルカリ金属塩あるいはアミン塩に添加混合した徐溶性
    殺菌剤組成物を流水路に適用することを特徴とする該流
    水路におけるスライム障害を防除する方法。
JP3897881A 1981-03-17 1981-03-17 徐溶性殺菌剤組成物 Expired JPS5929164B2 (ja)

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JPS57154107A JPS57154107A (en) 1982-09-22
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0676282B2 (ja) * 1985-05-29 1994-09-28 クミアイ化学工業株式会社 固状農薬組成物
CN103875683A (zh) * 2008-11-04 2014-06-25 日本曹达株式会社 阳离子电沉积涂覆系统用缓释性杀菌·抗菌剂

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JPS57154107A (en) 1982-09-22

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