JPH0676039U - 筒形紙容器 - Google Patents
筒形紙容器Info
- Publication number
- JPH0676039U JPH0676039U JP1733093U JP1733093U JPH0676039U JP H0676039 U JPH0676039 U JP H0676039U JP 1733093 U JP1733093 U JP 1733093U JP 1733093 U JP1733093 U JP 1733093U JP H0676039 U JPH0676039 U JP H0676039U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- paper container
- bottom wall
- container
- tubular paper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】収納物の出し入れが容易であり、しかも、展示
の度に収納物を容器内から取り出す必要のない筒形紙容
器を提供する。 【構成】この筒形紙容器は、台形断面を有する左右対称
の四角柱形状の中空ケースが長手方向に伸びる端縁m6
で相互に連結されたものから構成されており、台形の長
辺側底面2,16同士を重ね合わせるように端縁m6を
軸として各中空ケースを相互に回転させたとき、各面
4,6,8,10,12,14を第1〜6側面とする縦
長の六角柱ケースとなるように構成されている。各長辺
側底面2,16には、中に収納される物品の形状に対応
した切り欠き20,22,24が形成されており、ま
た、各中空ケースの上壁2b,16b及び底壁は、上壁
及び底壁が第1〜6側面に対して開閉自在となるよう
に、各長辺側底面2,16とのみに連接している。
の度に収納物を容器内から取り出す必要のない筒形紙容
器を提供する。 【構成】この筒形紙容器は、台形断面を有する左右対称
の四角柱形状の中空ケースが長手方向に伸びる端縁m6
で相互に連結されたものから構成されており、台形の長
辺側底面2,16同士を重ね合わせるように端縁m6を
軸として各中空ケースを相互に回転させたとき、各面
4,6,8,10,12,14を第1〜6側面とする縦
長の六角柱ケースとなるように構成されている。各長辺
側底面2,16には、中に収納される物品の形状に対応
した切り欠き20,22,24が形成されており、ま
た、各中空ケースの上壁2b,16b及び底壁は、上壁
及び底壁が第1〜6側面に対して開閉自在となるよう
に、各長辺側底面2,16とのみに連接している。
Description
【0001】
本考案は、筒形の紙容器に関し、詳しくは、収納物の出し入れが容易でありか つ収納物の展示用としても好適に使用される紙容器に関する。
【0002】
従来より、たとえば、展示用の物品を収納するために、縦長六角柱形状の外周 壁と、その両端に開閉自在に構成された蓋壁とを備えた紙容器(たとえば、実開 昭56−81861号公報等参照)が知られている。しかし、このタイプの紙容 器は、収納物がガタつかないように容器の内側にガタつき防止用の中敷材を備え る必要があったばかりではなく、展示の度に収納物を容器内から取り出さねばな らないという煩わしさがあった。しかも、このタイプの紙容器は、外周壁を軸方 向に長く構成した場合、物品の収納作業及び取り出し作業が非常に面倒になると いう欠点を有していた。
【0003】
従って、本考案の解決すべき技術的課題は、ガタつき防止用の中敷材を必要と せず、収納物の出し入れが容易であり、しかも、展示の度に収納物を容器内から 取り出す必要のない展示を兼ねた筒形紙容器を提供することである。
【0004】
上記課題を解決するために、本考案によれば、以下の構成の筒形紙容器が提供 される。
【0005】 すなわち、この筒形紙容器は、上壁と底壁と筒形細長形状の外側壁とを備えて なり、軸方向に2分割されかつ上記外側壁の該軸方向沿いの一端縁で相互に連結 されかつ該分割面対応箇所に一対の内側壁を備えてなる一対の中空容器から構成 される。そして、上記一対の各内側壁には、夫々、物品収納用の切り欠きが形成 される。
【0006】 この構成によれば、上記一対の中空容器を上記外側壁の上記一端縁を軸として 上記内側壁が相互に隔てられる方向に相互に回転させることにより、上記各切り 欠きが形成された各内側壁を外側に露出させて、該各切り欠きに対して収納物を 直接出し入れすることができるため、取り扱いが極めて容易である。また、収納 物が各切り欠きに内に収納された状態で展示できるため、展示の度にわざわざ収 納物を容器内から取り出さねばならなかった従来式のものと比較して、大変使い 勝手が良い。さらに、また、この構成において、収納物は、上記内側壁に設けら れた切り欠き内に収納されて位置決めされるため、内側壁自体がガタつき防止用 の中敷材としての役目を果たす。
【0007】 上記構成において、上記各中空容器の上記上壁と上記底壁とは、夫々、折り罫 を介して上記各内側壁のみに連接し、これによって、各上壁と各底壁とは、夫々 、上記外側壁に対して開閉自在に構成されるようにすることが好ましい。このよ うに構成することによって、容器の収納・取り出し口の数が増し、収納・取り出 し作業の効率を上げることができる。
【0008】 上記構成において、上記各折り罫の所定位置に切り罫が形成される一方、上記 外側壁と上記上壁、及び、外側壁と上記底壁とを夫々連接し上記各折り罫の反対 側に位置する各折り罫には、切り罫に対応する舌状係止片が連接するようにする ことが好ましい。このように構成することにより、上記一対の中空容器を上記内 側壁を内側にして閉じた後、上壁側及び底壁側に設けられた各一対の舌状係止片 をいずれか一方の切り罫内に同時挿入することにより、一対の中空容器は相互に 確実にロックされる。
【0009】
以下に、本考案の一実施例を図1〜3に従って詳細に説明する。
【0010】 図1は本実施例に係る筒形紙容器のブランクの完全展開図であり、図2、3は 、夫々、図1のブランクから組み立てられて完成した紙容器が半開きになってい る状態と閉鎖されている状態とを斜め前方から示したものである。この紙容器は 、図2に示すように、台形断面を有する左右対称の四角柱形状の中空ケースが長 手方向に伸びる端縁で相互に連結されたものから構成されており、台形の長辺側 底面同士を重ね合わせるように該端縁を軸として各中空ケースを相互に回転させ たとき、図3に示すように、縦長の六角柱紙容器となるように構成されている。 以下に、この筒形紙容器の詳細構成を説明する。
【0011】 図2において、4,6,8,10,12,14は上記六角柱の側面を構成する 第1〜6側壁、2,16は夫々第1,3側壁4,8の反第2側壁側端縁に折り罫 m2,m1を介して連接され上記中空ケースの一方の上記長辺側底面を構成すると ころの第1内側壁及び第4,6側壁10,14の反第5側壁側端縁に折り罫m10 ,m11を介して連接され上記中空ケースの他方の上記長辺側底面を構成するとこ ろの第2内側壁、2b,16bは夫々第1,2内側壁2,16の上端縁に折り罫 m12,m31を介して連接された上壁である。また、第1,2内側壁2,16の反 上壁側端縁には、図1に示す如く、折り罫m13,m33を介して底壁2c,16c が連接している。図において、2a,16aは夫々第1,2内側壁2,16の反 第1,6側壁側に折り罫m1,m11を介して連接された糊代片であり、図中、斜 線で示した第3,4側壁8,10の各部分はこれらの糊代片2a,16aに対応 する被接着部である。なお、m6は、上記構成の一対の中空ケースを連接する折 り罫である。
【0012】 上記第2内側壁16側の上壁16bは、図に示すように、第2内側壁16側に 隣接する上壁基部16b1と、該上壁基部16b1の反第2内側壁側の端縁に折り 罫m32を介して連接された上壁差し込み部16b2とから構成される一方、第1 ,2内側壁2,16に連接する各底壁2c,16cは、第1,2内側壁2,16 に隣接する底壁基部2c1,16c1と、該底壁基部2c1,16c1の反第1,2 内側壁側端縁に折り罫m14,m34を介して連接する底壁差し込み部2c2,16 c2とから構成され、箱組み立て時において、上壁16bの上壁差し込み部16 b2を第5側壁12の内側に、また、底壁2c,16cの底壁差し込み部2c2, 16c2を第2,5側壁6,12の内側に夫々折り込めるようにしている。
【0013】 ところで、図1に良く示すように、上記第2,5側壁6,12には、上壁2b ,16b側及び底壁2c,16c側に夫々折り罫m17,m25,m19,m27を介し て舌片6a,12a,6b,12bが連接している。各舌片6a,12a,6b ,12bは、図に示す如く、第2,5側壁6,12に隣接する舌片基部6a1, 12a1,6b1,12b1と、該各舌片基部6a1,12a1,6b1,12b1の 反第2,5側壁側端縁に各折り罫m18,m26,m20,m28を介して連接する舌片 差し込み部6a2,12a2,6b2,12b2とから構成される。
【0014】 一方、上記第1,2内側壁2,16と、該各内側壁2,16に連接する上記上 壁2b,16bと上記底壁2c,16cとの間に形成された上記折り罫m12,m 13 ,m31,m33には、上記各舌片6a,12a,6b,12bの各舌片差し込み 部6a2,12a2,6b2,12b2に対応する切り罫M1〜M4が形成されており 、図2に示す状態においては、第2側壁6の各舌片6a,6bの各舌片差し込み 部6a2,6b2は第1内側壁2側の各切り罫M1,M2内に、そして、第5側壁 の各舌片12a,12bの各舌片差し込み部12a2,12b2は第2内側壁16 側の各切り罫M3,M4内に夫々嵌入せしめられている。
【0015】 図において20,22,24は、収納されるべき物品の形状に応じて形成され た切り欠きであり、この紙容器が展示に使用されたときに中の物品が飛び出さな いように、図に示す如く、内側壁に一対の切り罫M5を形成すると共に該切り罫 M5内に透明なプラスチック18の板を挿入して、これを押えとして使用するこ ともできる。なお、図に示すように、第1,6側壁4,14には折り罫m3,m9 が形成されており、上記各上壁及び各底壁側端部をオープンにしたとき、該折り 罫m3,m9を介して第1,6側壁4,14を折り畳むことができるようになって いる。
【0016】 上記構成の紙容器は、図2に示した半開きの状態から、各第1,2内側壁2, 16の一方の上壁側と底壁側に設けられた舌片を該舌片が係合している切り罫か ら取り外した後、該各舌片を他方の上壁側と底壁側に設けられた切り罫内に挿入 することにより、図3に示す如く一対の中空ケースを確実にロックすることがで きる。
【0017】 なお、紙容器に対して収納物の位置決めをより確実に行うため、必要に応じて 、紙容器内に仕切りを備えても良いことはいうまでもない。
【図1】 本考案の一実施例に係る筒形紙容器のブラン
クの完全展開図である。
クの完全展開図である。
【図2】 図1のブランクから組み立てられた筒形紙容
器が半開きになっている状態を示す斜視図である。
器が半開きになっている状態を示す斜視図である。
【図3】 図2の筒形紙容器が閉じられた状態を示す斜
視図である。
視図である。
2 第1内側壁 2a 糊代片 2b 上壁 2c 底壁 2c1 底壁基部 2c2 底壁差し込
み部 4 第1側壁 6 第2側壁 6a 舌片 6a1 舌片基部 6a2 舌片差し込み部 6b 舌片 6b1 舌片基部 6b2 舌片差し込
み部 8 第3側壁 10 第4側壁 12 第5側壁 12a 舌片 12a1 舌片基部 12a2 舌片差し込
み部 12b 舌片 12b1 舌片基部 12b2 舌片差し込み部 14 第6側壁 16 第2内側壁 16a 糊代片 16b 上壁 16b1 上壁基部 16b2 上壁差し込み部 16c 底壁 16c1 底壁基部 16c2 底壁差し込
み部 18 透明プラスチックの板 20,22,24 切
り欠き M1〜M5 切り罫
み部 4 第1側壁 6 第2側壁 6a 舌片 6a1 舌片基部 6a2 舌片差し込み部 6b 舌片 6b1 舌片基部 6b2 舌片差し込
み部 8 第3側壁 10 第4側壁 12 第5側壁 12a 舌片 12a1 舌片基部 12a2 舌片差し込
み部 12b 舌片 12b1 舌片基部 12b2 舌片差し込み部 14 第6側壁 16 第2内側壁 16a 糊代片 16b 上壁 16b1 上壁基部 16b2 上壁差し込み部 16c 底壁 16c1 底壁基部 16c2 底壁差し込
み部 18 透明プラスチックの板 20,22,24 切
り欠き M1〜M5 切り罫
Claims (3)
- 【請求項1】 上壁(2b,16b)と底壁(2c,1
6c)と筒形細長形状の外側壁(4,6,8,10,1
214)とを備えてなる筒形紙容器であって、 軸方向に2分割されかつ上記外側壁(4,6,8,1
0,12,14)の該軸方向沿いの一端縁で相互に連結
されかつ該分割面対応箇所に一対の内側壁(2,16)
を備えてなる一対の中空容器から構成され、 上記一対の各内側壁(2,16)には、夫々、物品収納
用の切り欠き(20,22,24)が形成されたことを
特徴とする筒形紙容器。 - 【請求項2】 上記各中空容器の上記上壁(2b,16
b)と上記底壁(2c,16c)とは、夫々、折り罫
(m12,m13,m31,m33)を介して上記各内側壁
(2,16)のみに連接し、これによって、各上壁(2
b,16b)と各底壁(2c,16c)とは、夫々、上
記外側壁(4,6,8,10,12,14)に対して開
閉自在に構成されたことを特徴とする請求項1記載の筒
形紙容器。 - 【請求項3】 上記各折り罫(m12,m13,m31,
m33)の所定位置に切り罫(M1〜M4)が形成される一
方、上記外側壁(6,12)と上記上壁(2b,16
b)、及び、外側壁(6,12)と上記底壁(2c,1
6c)とを夫々連接し上記各折り罫(m12,m13,
m31,m33)の反対側に位置する折り罫(m17,m19,
m25,m27)には、切り罫(M1〜M4)に対応する舌状
係止片(6a,6b,12a,12b)が連接したこと
を特徴とする請求項2記載の筒形紙容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1733093U JPH0676039U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 筒形紙容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1733093U JPH0676039U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 筒形紙容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0676039U true JPH0676039U (ja) | 1994-10-25 |
Family
ID=11941047
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1733093U Pending JPH0676039U (ja) | 1993-04-07 | 1993-04-07 | 筒形紙容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0676039U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200474781Y1 (ko) * | 2012-05-16 | 2014-10-14 | 씨제이제일제당 (주) | 상품 수납 용기 |
JP2020026297A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 株式会社クラウン・パッケージ | 箱連結体の製造方法及び箱連結体 |
JP2020093825A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 上六印刷株式会社 | 包装箱 |
-
1993
- 1993-04-07 JP JP1733093U patent/JPH0676039U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200474781Y1 (ko) * | 2012-05-16 | 2014-10-14 | 씨제이제일제당 (주) | 상품 수납 용기 |
JP2020026297A (ja) * | 2018-08-10 | 2020-02-20 | 株式会社クラウン・パッケージ | 箱連結体の製造方法及び箱連結体 |
JP2020093825A (ja) * | 2018-12-14 | 2020-06-18 | 上六印刷株式会社 | 包装箱 |
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