JPH0675895U - ブレーキランプの自動消灯装置 - Google Patents

ブレーキランプの自動消灯装置

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JPH0675895U
JPH0675895U JP1794393U JP1794393U JPH0675895U JP H0675895 U JPH0675895 U JP H0675895U JP 1794393 U JP1794393 U JP 1794393U JP 1794393 U JP1794393 U JP 1794393U JP H0675895 U JPH0675895 U JP H0675895U
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JP
Japan
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brake pedal
vehicle
speed
brake
brake lamp
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Application number
JP1794393U
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Inventor
和人 細野
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UD Trucks Corp
Original Assignee
UD Trucks Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は、ブレーキランプ自動消灯装置に関
し、ブレーキランプによって後続車の運転者が感じる眩
しさを大幅に軽減することを目的とする。 【構成】 走行の制動を要求するブレーキペダルの踏み
込みに連動して接点が断続するブレーキペダルスイッチ
と、走行過程における車速を検出する速度検出手段と、
後続車との相対速度を検出する相対速度検出手段と、ブ
レーキペダルの踏み込みに連動して点灯し、後続車に制
動の状態を視覚的に通知するブレーキランプと、ブレー
キペダルスイッチの接点の状態および速度検出手段によ
って検出された車速を監視し、その監視に基づいてブレ
ーキペダルが踏み込まれ、かつ車速が予め設定された閾
値を下回った状態を検出したときに、相対速度検出手段
によって検出された相対速度と追突を回避する閾値との
大小関係に応じてブレーキランプの駆動電力の供給路を
断続する制御手段とを備えて構成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、後続車の接近速度を検出して自動的にブレーキランプを消灯させる ブレーキランプ自動消灯装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車その他の車両では、走行中に行われる減速に並行して後続車にも減速を 促して追突事故を回避するために、後部にブレーキペダルの踏み込みに連動して 点灯するブレーキランプが取り付けられる。
【0003】 また、このような車両のブレーキについては、例えば、制動効率を高めるため に上述した通常のブレーキに併用される補助ブレーキ、駐車時に多く用いられる ハンドブレーキその他のものがあり、これらにかかわる考案としても種々のもの が提案されている(公技番号91−4400号等)。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、このような従来のブレーキランプは、トラックのような大型車両では 路面に対する取り付け位置が乗用車その他の車両に比べて高く、特に、このよう な乗用車が後続車である場合には、その乗用車の運転者にとっては目の高さにほ ぼ一致した点で点灯した。
【0005】 したがって、このようなブレーキランプが信号待ちその他の状態で連続的に点 灯している場合には、後続車の運転者は眩しくて目が眩み、運転の安全性が阻害 される場合があった。さらに、従来のブレーキランプは、後続車が停止してもブ レーキペダルが踏み込まれていると連続して点灯していたために、無駄な電力を 消費していた。
【0006】 本考案は、ブレーキランプによって後続車の運転者が感じる眩しさを大幅に軽 減することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案は、走行の制動を要求するブレーキペダルの踏み込みに連動して接点が 断続するブレーキペダルスイッチと、走行の過程における車速を検出する速度検 出手段と、走行の過程における後続車との相対速度を検出する相対速度検出手段 と、ブレーキペダルの踏み込みに連動して点灯し、後続車に制動の状態を視覚的 に通知するブレーキランプと、ブレーキペダルスイッチの接点の状態および速度 検出手段によって検出された車速を監視し、その監視に基づいてブレーキペダル が踏み込まれ、かつ車速が予め設定された閾値を下回った状態を検出したときに 、相対速度検出手段によって検出された相対速度と追突を回避する閾値との大小 関係に応じてブレーキランプの駆動電力の供給路を断続する制御手段とを備えた ことを特徴とする。
【0008】
【作用】
本考案にかかわるブレーキランプ自動消灯装置では、制御手段は、走行中にお いて、ブレーキペダルススイッチの接点の状態からブレーキペダルが踏み込まれ 、かつ速度検出手段によって検出された車速が閾値を下回り、さらに、相対速度 検出手段によって検出された後続車との相対速度が追突回避が保証される閾値以 下であることを認識とするとブレーキランプの駆動電力の供給路を切断する。
【0009】 したがって、ブレーキペダルが踏み込まれていると後続車が停止しているか否 かにかかわらず連続してブレーキランプが点灯する従来例のように、接近速度が 追突の危険性がない程度に低減された後続車の運転者に対してブレーキランプに よる眩しさを感じさせたり、目の眩みを生じさせることはない。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づいて本考案の実施例について詳細に説明する。 図1は、本考案の一実施例を示す図である。
【0011】 図において、ブレーキペダルスイッチ11の一方の接点は接地され、その他方 の接点は制御手段である制御装置12の第一の入力に接続される。制御装置12 の第二の入力にはその制御装置12と共に相対速度検出手段を形成する後続車確 認センサ(以下、単に「後続車センサ」という。)13の出力が接続され、制御 装置12の第三の入力には速度検出手段である車速センサ(V)14の出力が接 続される。制御装置12の出力はブレーキランプ15を介して本考案を適用した 車両の各部に駆動電力を供給するバッテリ16の陽極に接続され、その陰極は接 地される。
【0012】 図2は、本実施例の動作フローチャートである。 以下、図1および図2を参照して本実施例の動作を説明する。 後続車センサ13は、後続車が接近する方向に所定の変調処理が施されたレー ザ光線を出射し、その出射に応じて後続車から反射して受光されたレーザ光線の 位相遅れからその後続車との相対距離を求める。車速センサ14は、このような 後続車センサ13の動作に並行してスピードメータケーブルの回転数を計測し、 その計測の結果に基づいて車速を求める。
【0013】 制御装置12は、逐次ブレーキペダルスイッチ11の接点の状態を監視し(図 2)、その監視の結果に基づいてブレーキペダルが踏み込まれていないことを 確認すると、バッテリ16の陰極端子からブレーキランプ15に至る回路を内蔵 スイッチを介して切り離すことによりそのブレーキランプを消灯させる。しかし 、制御装置12は、反対にブレーキペダルが踏み込まれていることを認識すると 、上述した回路を閉じることによりブレーキランプ15を点灯させる(図2) 。
【0014】 さらに、制御装置12は、このようにブレーキペダルが踏み込まれた状態では 、間後続車センサ13によって検出された相対距離を取り込んでその相対距離の 変化率(後続車の接近速度)を求め、かつ車速センサ14によって求められた車 速を取り込んで両者を処理し、その処理の手順に基づいて車速が「0」であって 所定の距離の範囲内に後続車が存在しないことを認識した場合、あるいは車速が 「0」であって検出された後続車が停止した(上述した相対距離の変化率が「0 」となった。)ことを認識した場合には、上述した回路を再び切り離すことによ りブレーキランプ15を消灯させる(図2)。
【0015】 また、このような処理を行った制御装置12は、ブレーキペダルスイッチ11 の接点の状態を監視することによりブレーキペダルが踏み込まれた状態から復帰 するまで待機し、ブレーキランプ15の消灯状態を保持する(図2)。
【0016】 このように本実施例によれば、後続車の停車を検出して自動的にブレーキラン プを消灯させるので、追突する可能性が無い後続車の運転者が前方に位置するブ レーキランプの明るさによって眩しさを感じたり、目が眩むことが回避される。
【0017】 なお、本実施例では、後続車センサ13としてレーザ光線を利用したレーダ方 式のセンサを採用したが、本考案では、このような構成の後続車センサに限定さ れず、所望の精度で確実に後続車との相対距離が検出されるならば、例えば、レ ーザ光線に代えて超音波を利用したものを採用してもよい。
【0018】 また、本実施例では、制御装置12が後続車センサ13によって検出された後 続車との相対距離の変化率を求めることによってその後続車との相対速度を求め ているが、本考案では、このような方法に限定されず、例えば、後続車センサ1 3としてドップラー周波数に基づいて直接相対速度を求めるものを採用してもよ い。
【0019】 さらに、本実施例では、車速センサ14はスピードメータケーブルの途中でそ のケーブルの回転数を検出しているが、本考案では、このような構成の車速セン サ14に限定されず、所望の精度で確実に車速が検出できるならば、例えば、路 面との相対速度を速度したり、電波航法、衛生航法、自立航法その他の如何なる 航法システムを利用することもできる。
【0020】 また、本実施例では、制御装置12がブレーキペダルスイッチ11の接点情報 、後続車センサ14によって得られた後続車との相対距離、車速センサによって 得られた車速を一括して取り込み、予め設定された処理手順に基づいてブレーキ ランプ15に対する駆動電力の供給路を断続する判断処理を行っているが、本考 案では、このような構成に限定されず、例えば、ブレーキペダルスイッチ11の 開閉状態、後続車との相対距離およず車速と所定の閾値(本実施例では、「0」 である。)との大小関係を個別に求め、かつこれらの状態や大小関係に図2のフ ローチャートに示す処理手順と等価な論理演算を施すハードウエアと、その論理 値に基づいて上述した供給路を断続するハードウエアとを制御装置12に代えて 備えてもよい。
【0021】 さらに、本実施例では、制御装置12は、ブレーキペダルが踏み込まれず、あ るいは後続車との相対距離の変化率や車速が「0」でない状態で、ブレーキペダ ルの踏み込みに連動してブレーキランプ15を点灯あるいは消灯させる処理を行 っているが、本考案では、このような構成に限定されず、例えば、ブレーキラン プ15に対する駆動電力の供給路を従来例と同様に形成し、かつ上述した処理の 手段を含まない制御装置の制御下で開閉してもよい。
【0022】 また、本実施例では、ブレーキランプ15を自動的に消灯させるための判定条 件として、車速および後続車との相対速度が「0」となったか否かを検定してい るが、本考案では、このような判定条件に限定されず、例えば、車速については 十分に小さな閾値を設定してその閾値を下回ったか否かの判定を行い、後続車と の相対速度については、刻々と変化する車間距離に対して追突回避が保証される 下限値を求め、その下限値を下回ったか否かの判定を行ってもよい。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案では、後続車が停車したりその後続車の相対速度 が衝突を回避可能な下限値を下回ったことを検出して自動的にブレーキランプを 消灯させるので、追突する可能性が無い後続車では、前方車両の後部にほぼ目の 高さで位置するブレーキランプによって運転者が眩しさを感じたり、目が眩むこ とはない。さらに、本考案を適用した車両では、停車していてもブレーキペダル が踏み込まれている限り連続してブレーキランプを点灯させる従来例に比べると 、ブレーキランプの通電時間率が低減されて走行時の消費電力が節減される。
【0024】 したがって、本考案を適用した車両の後続車では、運行の安全性と走行環境と が高められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示す図である。
【図2】本実施例の動作フローチャートである。
【符号の説明】
11 ブレーキペダルスイッチ 12 制御装置 13 後続車確認センサ 14 車速センサ(V) 15 ブレーキランプ 16 バッテリ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行の制動を要求するブレーキペダルの
    踏み込みに連動して接点が断続するブレーキペダルスイ
    ッチと、 前記走行の過程における車速を検出する速度検出手段
    と、 前記走行の過程における後続車との相対速度を検出する
    相対速度検出手段と、 前記ブレーキペダルの踏み込みに連動して点灯し、前記
    後続車に前記制動の状態を視覚的に通知するブレーキラ
    ンプと、 前記ブレーキペダルスイッチの接点の状態および前記速
    度検出手段によって検出された車速を監視し、その監視
    に基づいて前記ブレーキペダルが踏み込まれ、かつ車速
    が予め設定された閾値を下回った状態を検出したとき
    に、前記相対速度検出手段によって検出された相対速度
    と追突を回避する閾値との大小関係に応じて前記ブレー
    キランプの駆動電力の供給路を断続する制御手段とを備
    えたことを特徴とするブレーキランプの自動消灯装置。
JP1794393U 1993-04-09 1993-04-09 ブレーキランプの自動消灯装置 Pending JPH0675895U (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001239980A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Honda Motor Co Ltd 電動自転車

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001239980A (ja) * 2000-03-01 2001-09-04 Honda Motor Co Ltd 電動自転車
JP4514072B2 (ja) * 2000-03-01 2010-07-28 本田技研工業株式会社 電動自転車

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