JPH0675858A - キャッシュ内蔵マイクロプロセッサ及びそのトレースシステム - Google Patents

キャッシュ内蔵マイクロプロセッサ及びそのトレースシステム

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JPH0675858A
JPH0675858A JP5128091A JP12809193A JPH0675858A JP H0675858 A JPH0675858 A JP H0675858A JP 5128091 A JP5128091 A JP 5128091A JP 12809193 A JP12809193 A JP 12809193A JP H0675858 A JPH0675858 A JP H0675858A
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Tomohisa Arai
智久 新井
Yumiko Horiguchi
由美子 堀口
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 キャッシュ内蔵マイクロプロセッサにおいて
効率のよいトレース方法を行えるようにすること。 【構成】 分岐命令が実行された否かを示す信号S1
び分岐命令の実行後の分岐成立/不成立を示す信号S2
をマイクロプロセッサ1の外部へ送出する。これらの信
号のもとづいての命令のトレースを行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はシステムもしくはプログ
ラム開発におけるデバッグの容易化を図ったキャッシュ
を内蔵するマイクロプロセッサ及びそのトレースシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】マイクロプロセッサのシステムもしくは
プログラムの開発においては、デバック方法として、ト
レース、トラップ、シングルステップの3つのレベルの
方法がある。
【0003】(1) トレース方法 プログラムの実行位置を示す情報を収集してこれらを組
立てプログラムの実行順序を認識する。あるいはメモリ
オペランドのアクセスに関する情報を収集してこれらを
組立てメモリオペランドのアクセス順序を認識する。こ
のような情報は、一般に、バスサイクルにおいてマイク
ロプロセッサの外部端子で観測可能なアドレス信号、デ
ータ信号及びステータス信号によって構成できる。この
ように、上述の情報はマイクロプロセッサの外部で観測
できるので、マイクロプロセッサに特別な機能を付加す
ることなく、トレース機能を実現できる。また、デバッ
クすべきプログラムの実行を中断する割込みもしくは例
外を発生させる必要がないので、あるいはデバッグすべ
きプログラムの実行に対して特別のバスサイクルを待た
せる必要がないので、デバック時の動作タイミングは非
デバッグ時の動作タイミングと同一である。しかし、こ
のトレース方法は、特定の状態を検出してプログラムの
実行を中断しないので、デバッグすべきプログラムの状
態を単に観測するにすぎない受動的な方法である。
【0004】(2) トラップ方法 あらかじめ特定された位置(アドレス)において命令コ
ードもしくはメモリオペランドのアクセスが発生する
と、デバッガと呼ばれるデバッグプログラムに制御が移
行し、これにより、さらに詳細なデバッグを実行する。
トレース方法と異なり、必要なタイミングでのみ制御が
デバッガに移行する。従ってトラップ割込み機構と呼ば
れるハードウエア機構を必要とし、これによりあらかじ
め設定したアドレスを有する命令コードの実行の直前も
しくは直後に割込み/例外を正確に発生する。この結
果、トラップ方法は常には実現できない。また、プログ
ラムのシーケースを正確に知ることができない。さら
に、制御があらかじめ定められたトラップにかからなけ
れば、たとえば、プログラムがトラップにかかる前に暴
走したときは、プログラムの実行は中断できない。
【0005】(3) シングルステップ方法 1命令を実行する毎に、制御をデバッガに移行し、これ
より、マイクロプロセッサの内部状態、たとえば汎用レ
ジスタの状態、プロセッサステータスワード(PS
W)、プログラムカウンタ(PC)等を表示したり、ま
た、これらの状態の一部を変更する。このように、マイ
クロプロセッサの内部状態は1命令の実行毎に認識され
るので、プログラムの手順は正確に認識できる。
【0006】このように、シングルステップ方法におい
ては、マイクロプロセッサが1命令を実行する毎に制御
をデバッガに移行する。従って、シングルステップ割込
み機構と呼ばれるハードウエア機構を必要とし、これに
より、1命令の実行タイミング毎に割込み/例外を発生
する。この結果、シングルステップは常に実現できると
は限らない。さらに、各命令の実行毎に制御をテバッガ
に移行するので、 プログラムの実行効率が低い、 時間割込みルーチンのようなタイミングクリチカル
な処理のデバッグは不可能である、 デバッグ時における内部動作タイミングが非デバッ
グ時における動作タイミングと全く異なる。
【0007】上述のごとく、3つのデバッグ方法は利点
及び欠点を有するので、一般に、これらのデバッグ方法
の組合せを利用する。たとえば、始めに、トレース方法
によって命令の実際のシーケンスを認識する。第2に、
制御が問題を発生している位置(アドレス)付近にきた
ときに、制御をトラップ方法によってデバッガに移行す
る。最後に、命令の実行状態をシングルステップ方法に
よって詳細に追う。このように、トレース方法はシステ
ムもしくはプログラムを効率的にデバッグするのに必須
である。
【0008】次に、従来のキャッシュ内蔵マイクロプロ
セッサ及びトレースシステムについて図22及び図23
を参照して説明する。図22に示すごとく、従来のマイ
クロプロセッサ1は命令デコーダ(IDU)11を含
み、この命令デコーダ11は命令キャッシュ12からの
命令コードをデコードして種々の制御信号を実行ユニッ
ト(EXU)13に送出する。この結果、実行ユニット
13はこれら制御信号に従って種々の処理を実行する。
同時に、実行ユニット13は次に実行すべき命令のアド
レス(I.ADD)を命令キャッシュ12に送出する。
あるいは、実行ユニット13は命令アドレスを内部アド
レスバスIABを介してバス制御ユニット(BCU)1
4に送出し、このアドレスを外部アドレスバスABを介
して外部メモリ2(図22に図示せず、図23に図示)
に送出することもできる。この場合、バス制御ユニット
14は命令フェッチサイクルを示すステータス信号をス
テータス信号線STに送出し、この結果、外部メモリ2
が上述のアドレスにてアクセスされることになる。次
に、外部メモリ2からの命令コードがバス制御ユニット
14によって受信され、内部データバスIDBを介して
命令キャッシュ12に書き込まれることになる。
【0009】外部メモリ2を伴う図22のマイクロプロ
セッサ1のための従来のトレースシステムは、図23に
示すごとく、トレースアナライザ31及びトレースメモ
リ32よりなるトレーサ3を含む。トレースアナライザ
31はステータス線STを監視して命令フェッチサイク
ルを検出する。トレースメモリ32はトレースアナライ
ザ31からトレースアドレス(T.ADD)を受信して
命令のトレースを形成する。
【0010】まず、命令キャッシュ12が動作していな
い場合のトレーサ3の動作を説明する。つまり、マイク
ロプロセッサ1に命令フェッチサイクルが発生すると、
マイクロプロセッサ1は命令フェッチサイクルを起動し
てステータス信号線STにそのサイクルを示すステータ
ス信号を送出すると共に、外部アドレスバスABにフェ
ッチすべき命令のアドレスを送出する。この状態におい
て、トレースアナライザ31がこの命令フェッチサイク
ルを検出すると、トレースアナライザ31はストローブ
信号SRをトレースメモリ32に送出し、この結果、命
令フェッチサイクルで発生した外部アドレスバスAB上
のアドレスがトレースメモリ32に書き込まれることに
なる。このように、マイクロプロセッサ1によって実行
された命令のアドレスはすべてトレースメモリ32に記
録され、これにより、命令のトレースを形成できる。
【0011】次に、命令キャッシュ12が動作している
場合のトレーサ3の動作を説明する。この場合にも、実
行ユニット13は命令のアドレスを命令キャッシュ12
に送出する。この命令が命令キャッシュ12に登録され
ていないときには(以後、ミスヒットとする)、命令キ
ャッシュ12はミスヒットした命令のフェッチをバス制
御ユニット14に要求する。次に、バス制御ユニット1
4はステータス信号線STにリプレースサイクルを起動
するステータス信号を送出し、同時に、外部アドレスバ
スABにこのミスヒットした命令のアドレスを発生す
る。この結果、ミスヒットした命令のコードが外部メモ
リ2から読み出され、命令キャッシュ12に登録される
ことになる。また、このミスヒットした命令のコードは
命令キャッシュ12から命令デコーダ11に供給され
る。この場合においても、トレースアナライザ31はス
テータス信号線STに命令フェッチサイクルを検出する
ので、命令のトレースをトレースメモリ32に形成し、
トレース方法を実行できる。このように、キャッシュメ
モリ内蔵のマイクロプロセッサにおいては、実行すべき
命令がキャッシュメモリに登録されていないときに(つ
まり、ミスヒット)、このミスヒットの命令は外部メモ
リからフェッチされ、この結果、トレース方法を実行す
るのに何ら問題ない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
命令が命令キャッシュ12に登録されているときには
(以後、ヒットとする)、命令キャッシュ12はヒット
された命令のコードを直ちに命令デコーダ12に送出す
る。従って、この場合、マイクロプロセッサ1は何ら外
部信号を発生しないので、トレーサ3はトレース方法を
実行できないことになる。
【0013】なお、トレース方法を完全に実行するため
に、トレース時にはキャッシュメモリを非活性にしてフ
ェッチされたすべて命令をマイクロプロセッサの外部か
ら観測可能にする方法が考えられる。しかしながら、こ
の場合には、トレース時のマイクロプロセッサの動作が
実際の動作時のマイクロプロセッサの動作と異なってし
まうので、正確なデバッグは不可能であるという課題が
ある。
【0014】従って、本発明の目的は、トレース方法を
効率的に行うことを可能にしたキャッシュメモリ内蔵マ
イクロプロセッサを提供することにある。他の目的は、
上記キャッシュメモリ内蔵マイクロプロセッサ用のトレ
ースシステムを提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに本発明によれば、キャッシュ内蔵マイクロプロセッ
サに、実行すべき分岐命令を検出する分岐命令検出手段
と、分岐命令が検出されたか否かを外部に通知する分岐
命令検出通知手段と、分岐命令の実行によって分岐が成
立したか否かを判別する分岐成立/不成立判別手段と、
分岐が成立したか否かを外部に通知する分岐成立/不成
立通知手段とを設ける。
【0016】また、トレースシステムは、マイクロプロ
セッサからの分岐命令検出信号及び分岐成立/不成立信
号を受け、分岐命令が実行されかつ分岐が不成立したと
きには次のブロックのトレースを行う手段と、分岐命令
が実行されかつ分岐が成立したときには分岐先のブロッ
クを行う手段とを備えている。
【0017】
【作用】上述のマイクロプロセッサにおいて、たとえキ
ャッシュがヒットしても、分岐命令が実行されると、分
岐命令検出及びその分岐命令の成立/不成立が外部へ通
知される。この結果、トレースシステムはキャッシュの
ヒット時のマイクロプロセッサの命令実行をトレースで
きる。
【0018】
【実施例】図1は本発明のキャッシュ内蔵マイクロプロ
セッサの第1の実施例を示すブロック回路図である。図
1において、15はオア回路であって、静的分岐命令S
I及び動的分岐命令DIを検出するものである。なお、
静的分岐命令が実行されて分岐が成立すれば、その分岐
先に制御が移行するが、この場合、この分岐先は予め決
定されている。他方、動的分岐命令が実行されて分岐が
成立すれば、やはり、その分岐先に制御が移行するが、
この場合の分岐先は予め静的に計算つまり決定されてい
ない。動的分岐命令の一例はレジスタ間接分岐命令であ
る。このようにオア回路15が実行される分岐命令を検
出する検出信号S1 を発生してマイクロプロセッサ1の
外部へ直接出力する。
【0019】また、16は動的分岐命令、実行ユニット
13からの内部割り込み、及び外部割り込みを検出する
割り込み検出ユニットである。実行ユニット13は、内
部割り込みを発生する演算器131、分岐先(アドレ
ス)を発生する分岐アドレス発生器132、割り込みア
ドレスを発生する割り込みアドレス発生器133、及び
分岐命令の実行の結果、分岐が成立したか否かを判別す
る分岐条件判別器134を含む。つまり、分岐が成立す
ると、セレクタ135は分岐アドレスを選択して命令ア
ドレスとして命令キャッシュ12に送出する。また、割
り込みが発生すると、セレクタ135は割り込みアドレ
スを選択して命令アドレスとして命令キャッシュ12に
送出する。逆に、分岐が不成立かつ割り込みも生じない
ときには、セレクタ135は+1インクレメンタ136
の出力を選択して命令キャッシュ12に送出する。+1
インクレメンタ136はセレクタ135の出力を+1増
大させるものであり、これにより、順次アクセスを可能
とする。
【0020】また、分岐条件判別器134は、分岐命令
の実行の結果、分岐が成立したか否かを示す分岐成立/
不成立信号S2 を発生してマイクロプロセッサ1の外部
へ直接送出する。さらに、実行ユニット13は、演算器
131、分岐アドレス発生器132、割り込みアドレス
発生器133及び分岐条件判別器134に接続されたデ
ータレジスタ137、及びこのデータレジスタ137と
バス制御ユニット14との間に接続されたデータアクセ
ス制御ユニット138を含む。
【0021】さらに、割り込み検出ユニット16が動的
分岐命令を検出したときには、トレーストラップ処理が
起動される。たとえば、始めに、プログラムカウンタ
(PC)及びプログラムステータスワード(PSW)
(図示せず)が退避される。次に、割り込み検出ユニッ
ト16が割り込みを割り込みアドレス発生器133に送
出し、また、セレクタ135が割り込みアドレス発生器
133を選択し、これにより、トレーストラッププログ
ラムをフェッチする。この場合、このフェッチアクセス
に対するトレースは実行されない。次に、命令キャッシ
ュ12はフラッシュつまり無効化される。最後に、動的
分岐命令を再び実行する。この場合、分岐条件判別器1
34が分岐は成立したと判別したときに、分岐アドレス
発生器132の分岐先(アドレス)がセレクタ135に
よって選択され、この結果、制御はこの分岐先にジャン
プする。この場合、命令キャッシュ12が無効化されて
おり、従って、命令キャッシュ12は必ずミスヒットす
るので、この分岐先アドレスのトレースが実行されるこ
とになる。
【0022】図2は図1の命令キャッシュ12の詳細な
ブロック回路図である。図2において、命令キャッシュ
12は実行ユニット13から供給される命令アドレス
(I.ADD)の下位ビットによって同時にアクセスさ
れるタグ部121及びデータ部122を含む。この場
合、タグ部121は命令アドレスの上位ビットHBを記
憶し、他方、データ部122は命令コードを記憶する
が、これらの命令コードは実行ユニット13からの命令
アドレスの下位ビットLB及びタグ部121に記憶され
ている上位ビットHBの組合せの命令アドレスによって
指定される。この場合、実行ユニット13からの命令ア
ドレスの上位ビットHBはタグ部121の上位ビットH
Bとは必ずしも一致しない。従って、実行ユニット13
からの命令アドレスの上位ビットHBが実行ユニット1
3からの命令アドレスの下位ビットLBによってアクセ
スされたタグ部121の上位ビットHBと一致したとき
に、命令キャッシュ12が“ヒット”したと言える。逆
に、実行ユニット13からの命令アドレスの上位ビット
HBが実行ユニット13からの命令アドレスの下位ビッ
トLBによってアクセスされたタグ部121の上位ビッ
トHBと一致しないときに、命令キャッシュ12が“ミ
スヒット”したと言える。
【0023】命令キャッシュ12がヒットしたかミスヒ
ットしたかを判別するために、比較器123を設け、実
行ユニット13からの上位ビットHBとタグ部121か
らの上位ビットHBとを比較している。比較器123の
ヒット/ミスヒット信号はキャッシュ制御ユニット12
4に供給される。命令キャッシュ12がヒットすると、
キャッシュ制御ユニット124は制御信号をセレクタ1
25に送出し、これにより、セレクタ125はデータ部
122の出力を選択する。この結果、命令コードがデー
タ部122から命令デコーダ11に供給されることにな
る。逆に、命令キャッシュ12がミスヒットすると、キ
ャッシュ制御ユニット124は命令アクセス要求をバス
制御ユニット14に送出すると共に、ラッチ/ゲート回
路126を制御して実行ユニット13からの命令アドレ
スをバス制御ユニット14に送出する。従って、バス制
御ユニット14はリプレースバスサイクルを起動して外
部メモリ2(図5参照)から命令コードをフェッチし、
この結果、このフェッチされた命令コードがデータ部1
22に書き込まれる。同時に、キャッシュ制御ユニット
124はセレクタ125を制御して内部データバスID
Bを選択し、上述のフェッチされた命令コードは命令デ
コーダ11に供給されることになる。
【0024】図3は図1のバス制御ユニット14の詳細
なブロック回路図である。図3において、バス制御ユニ
ット14は、内部データバスIDBと外部データバスD
Bとの間に設けられたデータバッファ141、及び内部
アドレスバスIABと外部アドレスバスABとの間に設
けられたアドレスバッファ142を含む。また、アドレ
スバッファ142は命令キャッシュ12からの命令アド
レスを受信する。これら2つのバッファ141、142
はバスアクセス制御ユニット143によって制御され、
このバスアクセス制御ユニット143は実行ユニット1
3のデータアクセス制御ユニット138からの制御信号
及び命令キャッシュ12からの制御信号を受信する。ま
た、バスアクセス制御ユニット143はステータス(S
T)信号、ライト/リード(W/R)信号等を発生す
る。図1において用いられる命令コードの一例は、図4
に示すように、機能フィールド及びレジスタ指定フィー
ルドよりなり、さらに、機能フィールドは、静的分岐命
令ビット、動的分岐命令ビット等によって形成されてい
る。
【0025】次に、図1のマイクロプロセッサのトレー
スシステムについて図5、図6を参照して説明する。図
5に示すように、トレースアナライザ31がマイクロプ
ロセッサ1から検出信号S1 及び分岐成立/不成立信号
2 を受信する点で図23と異なる。この結果、トレー
スアナライザ31は図6に示すごとく構成される。
【0026】図6において、トレース制御ユニット31
1はマイクロプロセッサ1からの検出信号S1 及びステ
ータスデコーダ313からの制御信号を受信してトレー
スの起動を示すストローブ信号SRを発生する。たとえ
ば、ステータス信号線STのステータス信号が命令アク
セスのバスサイクルを示していれば、ステータスデコー
ダ313はこのような制御信号を発生する。
【0027】また、図6においては、フロー解析ユニッ
ト312はマイクロプロセッサ1から分岐成立/不成立
信号S2 及びステータスデコーダ313からの制御信号
を受信する。フロー解析ユニット312はプログラムの
実行前に予め解析したフローデータたとえばブロックの
最初のアドレスを記憶している。また、フロー解析ユニ
ット312は分岐成立/不成立信号S2 及びラッチ回路
314のアドレスを用いて新しいブロックのアドレスを
発生し、これをトレースアドレスとしてトレースメモリ
32に送出する。同時にラッチ回路314の内容はフロ
ー解析ユニット312によって更新される。なお、ここ
で、“ブロック”とは、シーケンシャルに実行される命
令の束である。言い換えると、1つのブロック内におい
ては、分岐も合流もない。
【0028】トレース制御ユニット311及びフロー解
析ユニット312の組合せの動作は図7、図8及び図9
により明確に理解される。図7においては、分岐命令と
して分岐先(アドレス)が予め計算つまり決定できる静
的分岐命令のみを含むものとする。図7を参照すると、
ステップ901において、検出信号S1 に従って分岐命
令が実行されたか否か検出する。分岐命令が実行された
場合のみ、制御はステップ902に移行する。他の場合
にはステップ901に戻る。
【0029】ステップ902では、ステータスデコーダ
313の出力に従ってバスアクセスサイクルたとえば命
令アクセスサイクル、キャッシュリプレースサイクル等
のバスアクセスサイクルが存在するか否かを判別する。
この結果、バスアクセスサイクルが存在すれば、制御は
ステップ904に進み、通常のトレースを実行する。す
なわち、命令アドレスを外部アドレスバスABから読込
み、トレースアドレスとしてトレースメモリ32に送出
する。この場合、トレース制御ユニット311はストロ
ーブ信号SRを発生すると同時に、ラッチ回路314を
動作させる。他の場合にはステップ903に進む。
【0030】ステップ903では、分岐成立/不成立信
号S2 に従って分岐が成立したか否かを判別する。分岐
が不成立であればステップ905に進み、分岐が成立で
あれば、ステップ906に進む。
【0031】ステップ905では、次のブロックの最初
のアドレスのトレースを実行する。つまり、上述のごと
く、フロー解析ユニット312は命令フローを前もって
解析しているので、フロー解析ユニット312は前もっ
て各ブロックの最初のアドレスを認識している。従っ
て、この場合、フロー解析ユニット312が分岐は不成
立であることを示す信号S2 を受信すると、フロー解析
ユニット312は次のブロックの最初のアドレスをトレ
ースアドレスとしてラッチ回路314を介してトレース
メモリ32に送出する。
【0032】ステップ906では、分岐先ブロックの最
初のアドレスのトレースが実行される。すなわち、フロ
ー解析ユニット312が分岐は成立であることを示す信
号を受信すると、フロー解析ユニット312は分岐先
(アドレス)を含む分岐先ブロックの最初のアドレスを
トレースアドレスとしてトレースメモリ32に送出す
る。
【0033】ステップ904、905もしくは906で
の制御はステップ901に戻る。次に、分岐命令として
分岐先(アドレス)を予め計算つまり決定することがで
きない動的分岐命令をも含むと仮定する。この場合、図
1のマイクロプロセッサ1において、レジスタ間接命令
のような動的分岐命令が実行されると、制御は図8に示
すトレーストラップルーチン(処理)へジャンプし、外
部アドレスバスABに分岐先(アドレス)を送出する。
この場合、トレース解析ユニット312は分岐先を解析
して記憶している。従って、トレース制御ユニット31
1及びフロー解析ユニット312の組合せは図9のごと
く動作する。
【0034】図9においては、ステップ1101、11
02が図7に付加されている。つまり、ステップ903
にて分岐が成立したと判別されたときはステップ110
1に進み、ステータスデコーダ313の出力に従ってマ
イクロプロセッサ1においてトレーストラップ処理が実
行されたか否かを判別する。トレーストラップ処理が実
行されていなければ、ステップ906に進み、次のブロ
ックの最初のアドレスをトレースする。逆に、トレース
トラップ処理が実行されていれば、ステップ1102に
進む。
【0035】ステップ1102では、フロー解析ユニッ
ト312はトレーストラップ処理において既に記憶され
ていた分岐先(アドレス)を発生し、これをトレースア
ドレスとしてラッチ回路314を介してトレースメモリ
32に送出する。図9においては、ステップ903にて
分岐が成立したと判別した後には、始めに分岐先ブロッ
クの最初のアドレスをトレースした後に、トレーストラ
ップ処理の実行を検出したならトレーストラップ処理に
よるアドレス出力のトレースに差し替えることもでき
る。
【0036】図10は本発明に係るマイクロプロセッサ
の第2の実施例を示す。図10においては、図1の構成
要素にステータスエンコーダ17を付加してある。この
ステータスエンコーダ17は検出信号S1 及び分岐成立
/不成立信号S2 をステータス信号線STに送出するた
めに用いるものである。この結果、図10のマイクロプ
ロセッサ1に対してトレーサを構成する場合には、マイ
クロプロセッサ1とトレーサ3との間に特別の配線は不
要となる。従って、トレースシステムは図23に示すも
のと同様なものとして構成できる。
【0037】ステータスエンコーダ17は図11に示す
4つのステータスビットST3、ST2、ST1、ST
0を発生する論理ゲート回路によって構成することがで
きる。また、トレースアナライザ31は図12に示す回
路によって構成できる。すなわち、図12に示すごと
く、ステータスデコーダ313’は4つのステータスビ
ットST3、ST2、ST1及びST0をデコードして
デコード信号をトレース制御ユニット311、フロー解
析ユニット312及びラッチ回路314に送出する。こ
の場合、図12のトレース制御ユニット311及びフロ
ー解析ユニット312の組合せは図6の場合と同様に動
作し、従って、図7、図9のフローチャートで示すごと
く動作する。
【0038】図13は本発明に係るマイクロプロセッサ
の第3の実施例を示す。図13においては、図1の構成
要素にキャッシュ制御レジスタ18を付加してある。こ
のキャッシュ制御レジスタ18は内部データバスIDB
に接続されており、これにより、命令キャッシュ12が
活性化しているか否かを判別する。すなわち、キャッシ
ュ制御レジスタ18はキャッシュオン/オフ信号S3
発生し、これを外部へ送出すると共に命令キャッシュ1
2に送出する。
【0039】キャッシュ制御レジスタ18が命令キャッ
シュ12を活性化するキャッシュオン信号S3 を発生し
たときには、命令キャッシュ12は活性化される。この
場合、命令キャッシュ12がヒットすると、命令キャッ
シュ12は命令コードを命令デコーダ11に送出する。
逆に、命令キャッシュ12がミスヒットすると、命令キ
ャッシュ12はフェッチ要求をミスヒットした命令アド
レスと共にバス制御ユニット14に送出する。
【0040】他方、キャッシュ制御レジスタ18が命令
キャッシュ12を非活性にするキャッシュオフ信号S3
を送出すると、命令キャッシュ12は非活性となる。こ
の場合、命令キャッシュ12がヒットしても、命令キャ
シュ12はヒットした命令アドレスと共にフェッチ要求
をバス制御ユニット14に送出する。
【0041】図14は図13の命令キャッシュ12の詳
細なブロック回路図である。図14においては、キャッ
シュ制御レジスタ18のキャッシュオン/オフ信号S3
がキャッシュ制御ユニット124に供給されている。キ
ャッシュ制御レジスタ18が命令キャッシュ12を活性
化するキャッシュオン信号S3 を発生したときには、キ
ャッシュ制御ユニット124は図2の場合と同様に動作
する。逆に、キャッシュ制御レジスタ18が命令キャッ
シュ12を非活性にするキャッシュオフ信号S3 を発生
したときには、比較器123のヒット/ミスヒット出力
に関係なく、キャッシュ制御ユニット124はラッチ回
路126からの命令アドレスと共にフェッチ要求を発生
する。また、この場合、キャッシュ制御ユニット124
はセレクタ125を制御して内部データバスIDBを選
択させる。
【0042】図15は図13のマイクロプロセッサ1の
トレースシステムを示す。図15においては、マイクロ
プロセッサ1のキャッシュオン/オフ信号S3 がトレー
スアナライザ31に供給されている点が、図4の場合と
異なる。この結果、トレースアナライザ31において
は、図16に示すごとく、図6の構成要素に対してアン
ド回路315、316が付加されている。すなわち、キ
ャッシュオン/オフ信号S3 が“1”(キャッシュオン
状態)を示しているときには、アンド回路315、31
6はイネーブルとなって2つの信号S1 、S2 を通過さ
せ、この結果、トレースアナライザ31は図6の場合と
同様に動作する。逆に、キャッシュオン/オフ信号S3
が“0”(キャッシュオフ状態)を示しているときに
は、アンド回路315、316はディセーブルとなり、
従って、トレース制御ユニット311及びフロー解析ユ
ニット312の組合せは通常のトレースを行う。つま
り、この場合、図13のマイクロプロセッサ1はキャッ
シュなしのマイクロプロセッサとして動作し、従って、
すべての命令アクセスはマイクロプロセッサ1の外部に
送出されるからである。
【0043】分岐命令は静的分岐命令のみを含むものと
すれば、図16のトレース制御ユニット311、フロー
解析ユニット312及びアンド回路315、316の組
合せ図17に示すごとく動作する。図17においては、
ステップ1901が図7に付加されている。すなわち、
ステップ1901では、キャッシュオン/オフ信号S3
に従って命令キャッシュ12が活性化(オン状態)か否
かを判別する。この結果、命令キャッシュ12が非活性
化(オフ)されていれば、ステップ904に進み、通常
のトレースを行う。逆に、命令キャッシュ12が活性化
(オン)されていれば、ステップ901に進み、その後
は図7に示す動作が実行されることになる。
【0044】また、分岐命令は静的分岐命令及び動的分
岐命令を含むものとすれば、図16のトレース制御ユニ
ット311、フロー解析ユニット312及びアンド回路
315、316の組合せ図18に示すごとく動作する。
図18においては、ステップ2001が図9に付加され
ている。すなわち、ステップ2001では、キャッシュ
オン/オフ信号S3 に従って命令キャッシュ12が活性
化(オン状態)か否かを判別する。この結果、命令キャ
ッシュ12が非活性化(オフ)されていれば、ステップ
904に進み、通常のトレースを行う。逆に、命令キャ
ッシュ12が活性化(オン)されていれば、ステップ9
01に進み、その後は図9に示す動作が実行されること
になる。
【0045】図19は本発明に係るマイクロプロセッサ
の第4の実施例を示す。図19においては、図13の構
成要素にステータスエンコーダ17’を付加してある。
このステータスエンコーダ17’は検出信号S1 、分岐
成立/不成立信号S2 、キャッシュオン/オフ信号S3
をステータス信号線STに送出するために用いるもので
ある。この結果、図13のマイクロプロセッサ1に対し
てトレーサを構成する場合には、マイクロプロセッサ1
とトレーサ3との間に特別の配線は不要となる。従っ
て、トレースシステムは図23に示すものと同様なもの
として構成できる。
【0046】ステータスエンコーダ17’は図20に示
す5つのステータスビットST4、ST3、ST2、S
T1、ST0を発生する論理ゲート回路によって構成す
ることができる。また、トレースアナライザ31は図2
1に示す回路によって構成できる。すなわち、図21に
示すごとく、ステータスデコーダ313’は5つのステ
ータスビットST4、ST3、ST2、ST1及びST
0をデコードしてデコード信号をトレース制御ユニット
311、フロー解析ユニット312及びラッチ回路31
4に送出する。この場合、図21のトレース制御ユニッ
ト311及びフロー解析ユニット312の組合せは図1
4の場合と同様に動作し、従って、図17、図18のフ
ローチャートで示すごとく動作する。
【0047】なお、上述の実施例においては、動的分岐
命令としてレジスタ間接分岐命令を例としたが、本発明
は例外処理の実行による例外処理プログラムにも適用で
きる。また、図7、図9、図17及び図18において
は、ブロックの最初のアドレスをトレースしているが、
命令フローの解析に役立つブロック番号のようなブロッ
クを代表する番号をトレースしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、分
岐命令の実行に関する情報及び分岐が成立したか否かの
情報をキャッシュ内蔵マイクロプロセッサの外部に出力
しているので、たとえ命令キャッシュがヒットしても、
これらの情報を用いて命令のトレースを実行して効率的
なデバッグを可能にしている。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るマイクロプロセッサの第1の実施
例を示すブロック回路図である。
【図2】図1の命令キャッシュの詳細なブロック回路図
である。
【図3】図1のバス制御ユニットの詳細なブロック回路
図である。
【図4】図1のマイクロプロセッサに用いられる命令コ
ードの一例を示す。
【図5】図1のマイクロプロセッサのためのトレースシ
ステムを示すブロック回路図である。
【図6】図5のトレースアナライザの詳細なブロック回
路図である。
【図7】図5のトレーサの動作を示すフローチャートで
ある。
【図8】図1のマイクロプロセッサにおいて動作するト
レーストラップ処理を示す図である。
【図9】図5のトレーサの動作を示すフローチャートで
ある。
【図10】本発明に係るマイクロプロセッサの第2の実
施例を示すブロック回路図である。
【図11】図10のステータスエンコーダの出力を示す
図である。
【図12】図10のマイクロプロセッサ用トレースアナ
ライザの詳細なブロック回路図である。
【図13】本発明に係るマイクロプロセッサの第3の実
施例を示すブロック回路図である。
【図14】図13の命令キャッシュの詳細なブロック回
路図である。
【図15】図13のマイクロプロセッサのためのトレー
スシステムを示すブロック回路図である。
【図16】図15のトレースアナライザの詳細なブロッ
ク回路図である。
【図17】図15のトレーサの動作を示すフローチャー
トである。
【図18】図15のトレーサの動作を示すフローチャー
トである。
【図19】本発明に係るマイクロプロセッサの第4の実
施例を示すブロック回路図である。
【図20】図19のステータスエンコーダの出力を示す
図である。
【図21】図19のマイクロプロセッサのためのトレー
スアナライザの詳細なブロック回路図である。
【図22】従来のマイクロプロセッサを示すブロック回
路図である。
【図23】図22のマイクロプロセッサのためのトレー
スシステムを示すブロック回路図である。
【符号の説明】
1…マイクロプロセッサ 2…外部メモリ 3…トレーサ 11…、命令デコーダ 12…命令キャッシュ 13…実行ユニット 14…バス制御ユニット 15…オア回路 16…割り込み検出ユニット 17、17’…ステータスエンコーダ 18…キャッシュ制御レジスタ 31…トレースアナライザ 32…トレースメモリ 121…タグ部 122…データ部 123…比較器 124…キャッシュ制御ユニット 125…セレクタ 126…ラッチ/ゲート 131…演算器 132…分岐アドレス発生器 133…割り込みアドレス発生器 134…分岐条件判別器 135…セレクタ 136…+1インクレメンタ 137…データレジスタ 138…データアクセス制御ユニット 311…トレース制御ユニット 312…フロー解析ユニット 313、313’…ステータスデコーダ 314…ラッチ回路 315、316…アンド回路

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 実行すべき分岐命令を検出する分岐命令
    検出手段と、 前記分岐命令が検出されたか否かを外部に通知する分岐
    命令検出通知手段と、 前記分岐命令の実行によって分岐が成立したか否を判別
    する分岐成立/不成立判別手段と、 前記分岐が成立したか否かを外部に通知する分岐成立/
    不成立通知手段とを具備するキャッシュ内蔵マイクロプ
    ロセッサ。
  2. 【請求項2】 前記各通知手段は外部ステータス信号端
    子を用いる請求項1に記載のキャシュ内蔵マイクロプロ
    セッサ。
  3. 【請求項3】 さらに、 前記分岐命令が分岐先を予め静的に決定できない動的分
    岐命令であるか否かを判別する動的分岐命令判別手段
    と、 前記動的分岐命令が検出されたときに割込みを発生する
    割込発生手段と、 該割込みが発生したときにトレーストラップ処理を実行
    して前記分岐先を演算して外部に出力するトレーストラ
    ップ処理手段とを具備する請求項1に記載のキャッシュ
    内蔵マイクロプロセッサ。
  4. 【請求項4】 さらに、 命令キャッシュ(12)が活性化されているか否かを判
    別する命令キャッシュ活性判別手段と、 前記命令キャッシュが活性化しているか否かを外部に通
    知するキャッシュ活性/非活性通知手段とを具備する請
    求項1に記載のキャッシュ内蔵マイクロプロセッサ。
  5. 【請求項5】 前記各通知手段は外部ステータス信号端
    子(ST)を用いる請求項4に記載のキャシュ内蔵マイ
    クロプロセッサ。
  6. 【請求項6】 命令アドレスを発生する実行ユニット
    (13)と、 該実行ユニットに接続され、前記命令アドレスを受信
    し、該命令アドレスが登録されているときには該命令ア
    ドレスに対応する命令コードを発生し、前記命令アドレ
    スが登録されていないときにはリプレースフェッチ要求
    を外部へ発生する命令キャッシュ(12)と、 該命令キャッシュ及び前記実行ユニットに接続され、前
    記命令キャッシュからの命令コードをデコードして分岐
    命令を含む制御信号を前記実行ユニットに発生する命令
    デコーダ(11)と、 前記命令デコーダに接続され、前記分岐命令の発生を外
    部に出力する分岐命令発生出力手段と、 前記実行ユニットに接続され、該実行ユニットが前記分
    岐命令を実行して分岐が成立したときに該分岐の成立を
    外部へ出力する分岐命令成立出力手段とを具備するマイ
    クロプロセッサ。
  7. 【請求項7】 さらに、 前記実行ユニット及び前記命令キャッシュに接続され、
    前記マイクロプロセッサの状態を示すステータス信号を
    外部へ出力するバス制御ユニット(14)を具備し、前
    記分岐命令発生出力手段及び前記分岐命令成立出力手段
    は前記マイクロプロセッサのステータス信号端子を用い
    る請求項6に記載のマイクロプロセッサ。
  8. 【請求項8】 さらに、 前記分岐命令が分岐先を予め静的に決定できない動的分
    岐命令のときに割込みを発生する割込発生手段を具備
    し、 前記実行ユニットは前記割込みを受信してトレーストラ
    ップ処理を実行し、前記分岐先を外部へ出力する出力手
    段を具備する請求項6に記載のマイクロプロセッサ。
  9. 【請求項9】 さらに、 前記実行ユニット及び前記命令キャッシュに接続され、
    該命令キャッシュを活性化/非活性化し該命令キャッシ
    ュの活性/非活性に応じてキャッシュオン/オフ信号を
    外部へ出力するキャッシュ制御レジスタ(18)を具備
    する請求項7に記載のマイクロプロセッサ。
  10. 【請求項10】 実行すべき分岐命令を検出したか否か
    を示す検出信号(S1 )、該分岐命令を実行したときに
    分岐が成立したか否かを示す分岐成立/非成立信号(S
    2 )及び外部メモリ(2)にアクセスを要求する命令ア
    ドレスを伴なうアクセス信号を出力する、命令キャッシ
    ュ(13)内蔵マイクロプロセッサ(1)のトレースシ
    ステムであって、 前記検出信号を受信して分岐命令が実行されたか否かを
    判別する手段と、 前記分岐成立/非成立信号を受信して分岐が成立したか
    否かを判別する手段と、 前記アクセス信号を受信して前記外部メモリにアクセス
    されたか否かを判別する手段と、 分岐命令が実行されかつ前記外部メモリにアクセスされ
    たときに、前記出力された命令アドレスをトレースする
    手段と、 分岐命令が実行され、前記分岐命令の実行後分岐が不成
    立し、かつ前記外部メモリにアクセスされていないとき
    に、次のブロックをトレースする手段と、 分岐命令が実行され、前記分岐命令の実行後分岐が成立
    し、かつ前記外部メモリにアクセスされていないとき
    に、分岐先のブロックをトレースする手段とを具備する
    トレースシステム。
  11. 【請求項11】 実行すべき分岐命令を検出したか否か
    を示す検出信号(S1 )、該分岐命令を実行したときに
    分岐が成立したか否かを示す分岐成立/不成立信号(S
    2 )及び外部メモリ(2)にアクセスを要求する命令ア
    ドレスを伴なうアクセス信号を出力し、前記分岐命令が
    予め静的に決定できない動的分岐命令であるときにトレ
    ーストラップ処理を実行して分岐先アドレスを外部へ出
    力する、命令キャッシュ(13)内蔵マイクロプロセッ
    サ(1)のトレースシステムであって、 前記検出信号を受信して分岐命令が実行されたか否かを
    判別する手段と、 前記分岐成立/不成立信号を受信して分岐が成立したか
    否かを判別する手段と、 前記アクセス信号を受信して前記外部メモリにアクセス
    されたか否かを判別する手段と、 分岐命令が実行されかつ前記外部メモリにアクセスされ
    たときに、前記出力された命令アドレスをトレースする
    手段と、 分岐命令が実行され、前記分岐命令の実行後分岐が不成
    立し、かつ前記外部メモリにアクセスされていないとき
    に、次のブロックをトレースする手段と、 分岐命令が実行され、前記分岐命令の実行後分岐が成立
    し、前記外部メモリにアクセスされず、かつトレースト
    ラップ処理が実行されていない時に、分岐先のブロック
    をトレースする手段と、 分岐命令が実行され、前記分岐命令の実行後分岐が成立
    し、前記外部メモリにアクセスされず、かつトレースト
    ラップ処理が実行されているときに、該トレーストラッ
    プ処理によって出力された分岐先アドレスをトレースす
    る手段とを具備するトレースシステム。
  12. 【請求項12】 実行すべき分岐命令を検出したか否か
    を示す検出信号(S1 )、該分岐命令を実行したときに
    分岐が成立したか否かを示す分岐成立/不成立信号(S
    2 )、外部メモリ(2)にアクセスを要求する命令アド
    レスを伴なうアクセス信号及び命令キャッシュ(13)
    を活性化/非活性化するキャッシュオン/オフ信号(S
    3 )を出力する、命令キャッシュ内蔵マイクロプロセッ
    サ(1)のトレースシステムであって、 前記検出信号を受信して分岐命令が実行されたか否かを
    判別する手段と、 前記分岐成立/不成立信号を受信して分岐が成立したか
    否かを判別する手段と、 前記アクセス信号を受信して前記外部メモリにアクセス
    されたか否かを判別する手段と、 前記キャッシュオンオフ信号を受信して前記命令キャシ
    ュが活性化しているか非活性化しているかを判別する手
    段と、 前記命令キャシュが非活性化されているとき、もしくは
    分岐命令が実行されかつ前記外部メモリにアクセスされ
    たときに、前記出力された命令アドレスをトレースする
    手段と、 前記命令キャッシュが活性化され、分岐命令が実行さ
    れ、前記分岐命令の実行後分岐が不成立し、かつ前記外
    部メモリにアクセスされていないときに、次のブロック
    をトレースする手段と、 前記命令キャッシュが活性化され、分岐命令が実行さ
    れ、前記分岐命令の実行後分岐が成立し、かつ前記外部
    メモリにアクセスされていないときに、分岐先のブロッ
    クをトレースする手段とを具備するトレースシステム。
  13. 【請求項13】 実行すべき分岐命令を検出したか否か
    を示す検出信号(S1 )、該分岐命令を実行したときに
    分岐が成立したか否かを示す分岐成立/不成立信号(S
    2 )、外部メモリ(2)にアクセスを要求する命令アド
    レスを伴なうアクセス信号及び命令キャッシュ(13)
    を活性化/非活性化するキャッシュオンオフ信号
    (S3 )を出力し、前記分岐命令が予め静的に決定でき
    ない動的分岐命令であるときにトレーストラップ処理を
    実行して分岐先アドレスを外部へ出力する、命令キャッ
    シュ内蔵マイクロプロセッサ(1)のトレースシステム
    であって、 前記検出信号を受信して分岐命令が実行されたか否かを
    判別する手段と、 前記分岐成立/不成立信号を受信して分岐が成立したか
    否かを判別する手段と、 前記アクセス信号を受信して前記外部メモリにアクセス
    されたか否かを判別する手段と、 前記キャッシュオンオフ信号を受信して前記命令キャッ
    シュが活性化されているか非活性化されているかを判別
    する手段と、 前記命令キャッシュが非活性化されているとき、もしく
    は分岐命令が実行され、かつ前記外部メモリにアクセス
    されたときに、前記出力された命令アドレスをトレース
    する手段と、 前記命令キャッシュが活性化され、分岐命令が実行さ
    れ、前記分岐命令の実行後分岐が不成立し、かつ前記外
    部メモリにアクセスされていないときに、次のブロック
    をトレースする手段と、 前記命令キャッシュが活性化され、分岐命令が実行さ
    れ、前記分岐命令の実行後分岐が成立し、前記外部メモ
    リにアクセスされず、かつトレーストラップ処理が実行
    されていないときに、分岐先のブロックをトレースする
    手段と、前記命令キャッシュが活性化され、分岐命令が
    実行され、前記分岐命令の実行後分岐が成立し、前記外
    部メモリにアクセスされず、かつトレーストラップ処理
    が実行されているときに、該トレーストラップ処理によ
    って出力された分岐先アドレスをトレースする手段とを
    具備するトレースシステム。
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