JPH0675755A - ファームウェアを管理するためのコンピュータ・システムおよび装置 - Google Patents

ファームウェアを管理するためのコンピュータ・システムおよび装置

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JPH0675755A
JPH0675755A JP5132059A JP13205993A JPH0675755A JP H0675755 A JPH0675755 A JP H0675755A JP 5132059 A JP5132059 A JP 5132059A JP 13205993 A JP13205993 A JP 13205993A JP H0675755 A JPH0675755 A JP H0675755A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 所定のファームウェアを自動的にロードおよ
び初期設定するための方法および装置を提供すること。 【構成】 本明細書に開示するパーソナル・コンピュー
タ・システムは、アプリケーション・プログラムおよび
オペレーティング・システム・ソフトウェアと互換性が
ある。このパーソナル・コンピュータ・システムは、デ
ータ・バスに電気的に結合されたマイクロプロセッサ、
データ・バスに電気的に結合された不揮発性メモリ、デ
ータ・バスに電気的に応答する揮発性メモリ、およびデ
ータ・バスに電気的に応答する直接アクセス記憶装置を
含む。不揮発性メモリは、オペレーティング・システム
・マイクロコードの第1の部分を格納するとともに、ロ
ード標識を格納する。直接アクセス記憶装置は、このロ
ード標識に基づき初期設定プログラムによって自動的に
揮発性メモリにロードされる、オペレーティング・シス
テム・マイクロコードの第2の部分を格納する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パーソナル・コンピュ
ータ・システムに関し、より詳細には、ファームウェア
をロードおよび初期設定を自動化するための方法および
装置に関する。
【0002】一般にパーソナル・コンピュータ・システ
ム、特にIBMパーソナル・コンピュータは、今日の社
会の多数の分野にコンピュータ機能を提供するために広
く使用されてきている。パーソナル・コンピュータは通
常、システム・プロセッサ、表示装置、キーボード、1
台または複数のディスケット・ドライブ、固定ディスク
記憶装置、「マウス」などオプションのポインティング
装置、およびオプションのプリンタを有するシステム装
置を含む、デスクトップ・コンピュータ、床置き型コン
ピュータ、またはポータブル・コンピュータであると定
義することができる。これらのシステムは主として、1
人のユーザまたは小グループのユーザに独立したコンピ
ューティング能力を与えるように設計されており、個人
または会社が購入できるように安価な価格が付けられて
いる。そのようなパーソナル・コンピュータ・システム
の例としては、たとえばIBM社のパーソナル・コンピ
ュータ、パーソナル・コンピュータXT、パーソナル・
コンピュータAT、および同じくIBM社のパーソナル
・システム/2モデル25、30、50、55、56、
57、60、65、70、80、90、95などとして
販売されているものがある(以下、それぞれIBM P
C、XT、AT、およびPS/2と称する)。
【0003】これらのシステムは、2つの一般的ファミ
リーに分類することができる。第1のファミリーは通
常、ファミリー1モデルと呼ばれ、ATコンピュータや
その他の「IBM互換」マシンで使われているようなバ
ス・アーキテクチャを使用するものである。第2のファ
ミリーは、ファミリー2モデルと呼ばれ、IBMのPS
/2モデル50ないし95で使われているIBMのマイ
クロチャネル・バス・アーキテクチャを使用するもので
ある。ファミリー1モデルおよびファミリー2モデルで
使用されるバス・アーキテクチャは当技術分野で周知で
ある。
【0004】ファミリー1モデルのもっとも初期のパー
ソナル・コンピュータ・システム、IBM PCから現
行のファミリー2モデルに至るまで、パーソナル・コン
ピュータのシステム・プロセッサには、インテル(In
tel)社の86ファミリーのマイクロプロセッサが使
用されている。インテル86ファミリーのプロセッサに
は、インテル社から市販されている8088プロセッ
サ、8086プロセッサ、80286プロセッサ、80
386プロセッサ、80486プロセッサ等が含まれ
る。インテル86ファミリーのプロセッサのアーキテク
チャは、86ファミリーの以前のプロセッサに対して行
われたソフトウェアの投資を保存するのに役立つ、上位
互換の命令セットを提供する。この上位互換性は、この
ファミリーのプロセッサを使用するパーソナル・コンピ
ュータのソフトウェア・アプリケーションのベースを保
存することとなる。DOSオペレーティング・システム
やOS/2オペレーティング・システムなど一般に利用
されている周知のソフトウェア・オペレーティング・シ
ステムは、インテル86ファミリーの各種のプロセッサ
上で動作する。
【0005】PCコンピュータおよびXTコンピュータ
は、インテル8088プロセッサを使用している。AT
コンピュータは、インテル80286プロセッサを使用
している。PS/2ラインでは、複数のインテル・プロ
セッサが使用されている。具体的に言うと、IBM P
CやIBM XTに類似のPS/2モデル30はインテ
ル8086プロセッサを使用している。PS/2モデル
50および60は共にインテル80286プロセッサを
使用している。IBM PS/2モデル80およびIB
M PS/2モデル70のいくつかのバージョンではイ
ンテル80386プロセッサを使用している。IBM
PS/2モデル70の他のバージョンとPC/2モデル
90 XP 486およびPC/2モデル95 XP
486は、インテル80486プロセッサを使用してい
る。
【0006】インテル86ファミリーのプロセッサは、
様々な動作モードをサポートする。実モードは、1メガ
バイトのシステム・アドレス空間をサポートし、808
8プロセッサおよび8086プロセッサの唯一の動作モ
ードである。80286プロセッサは、実動作モードと
保護動作モードの両方をサポートする。保護モードは、
任意のアプリケーションが他のアプリケーションまたは
オペレーティング・システムの動作を妨害できないよう
にする動作モードを提供する。80286プロセッサ
は、最大16メガバイトのメモリを直接アドレス指定で
きるように拡張されたアドレス指定機能を提供する。下
位互換性を維持するため、80286プロセッサは実モ
ードで動作して、8088プロセッサまたは8086プ
ロセッサの実モードをエミュレートすることが可能であ
る。80386プロセッサおよび80486プロセッサ
は、最大4ギガバイトの物理メモリをアドレス指定する
ことができる。80386プロセッサおよび80486
プロセッサはまた、仮想86動作モードをサポートする
こともできる。仮想86モードは、保護モード環境の全
範囲内で実モードの動作特性をサポートする。
【0007】パーソナル・コンピュータを用いる場合、
ソフトウェアとハードウェアの互換性がきわめて重要で
ある。ソフトウェアとハードウェアの互換性を提供する
ため、ハードウェアとソフトウェアの間に、マイクロコ
ードとも呼ばれる、システム常駐コードの絶縁層が確立
された。このコードは、ユーザのアプリケーション・プ
ログラムまたはオペレーティング・システムとハードウ
ェア装置との間に操作インタフェースを提供し、ユーザ
がハードウェア装置の特性を気にしなくてもすむように
する。最終的には、このコードが発展して基本入出力シ
ステム(BIOS)となり、アプリケーション・プログ
ラムまたはオペレーティング・システムをハードウェア
装置の特殊性から絶縁しながら、システムに新規な当該
ハードウェア装置を追加することができるようになっ
た。BIOSの重要性はすぐに明らかになった。なぜな
ら、それによって、装置ドライバがハードウェア装置に
依存する必要がなくなり、かつ装置ドライバにハードウ
ェア装置との中間インタフェースが与えられたからであ
る。BIOSは、コンピュータ・システムの一体部分で
あり、システム・プロセッサへのデータの出し入れを制
御していたので、システム・ユニットのシステム・プレ
ーナ・ボードに搭載され、読取り専用メモリ(ROM)
または消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EP
ROM)に格納されてユーザに出荷されていた。最初の
IBM PCのBIOSは、プレーナ・ボードに搭載さ
れたROMの8Kバイト(1Kバイトは1024バイト
を指す)を占めていた。このROMにはまた、コンピュ
ータ・システムを試験し初期設定する際に使用される電
源オン自己試験(POST)プログラムも含まれてい
た。コンピュータ・システムROMに常駐するコードの
集まりは、「システム・ファームウェア」または単に
「ファームウェア」として呼ばれるようになった。すな
わち、ファームウェアはPOST部分とBIOS部分を
含むものであった。BIOSが、POSTプログラムを
含むものと定義されることもあった。
【0008】パーソナル・コンピュータ・ファミリーの
新規モデルが導入されると、ファームウェアは、新しい
入出力装置などの新しいハードウェア装置をサポートす
るように更新および拡張された。予想どおり、ファーム
ウェアのメモリ・サイズが増大し始めた。たとえば、I
BM ATの導入によって、ファームウェアには32K
バイトのROMが必要となった。PS/2ラインの導入
時に、拡張BIOS(ABIOS)として知られるきわ
めて斬新なBIOSが開発された。しかし、ソフトウェ
アの互換性を維持するため、ファミリー2モデルにファ
ミリー1モデルのBIOSを含めなければならなかっ
た。ファミリー1のBIOSは、互換性BIOS(CB
IOS)と呼ばれるようになった。このように、BIO
Sは進化して、複数の種類のBIOSを含むようになっ
た。パーソナル・コンピュータ・システム用の現在のア
ーキテクチャの定義では、最大128Kバイトのシステ
ム・ファームウェア・アドレス空間が用意されている。
【0009】パーソナル・コンピュータ・システムをリ
ンクして、コンピュータのネットワーク(たとえば、ロ
ーカル・エリア・ネットワーク(LAN))を形成する
と、ユーザが、情報を交換し、入出力装置を共用し、特
定のハードファイルやディスケットなど特定の直接アク
セス記憶装置(DASD)を利用することが可能にな
る。通常、LANはクライアントとサーバを含む。サー
バは、LANの1つまたは複数のクライアント用の記憶
域を提供するためのDASDを含むコンピュータ・シス
テムである。クライアントまたはサーバは、システム・
ファームウェアの修正、更新、拡張、または保守を必要
とすることがある。
【0010】ファームウェアを格納、ロード、および初
期設定するための構成が知られている。たとえば、米国
特許出願第521050号、米国特許出願第39886
5号、米国特許出願第777844号、米国特許出願第
799486号、米国特許出願第590749号を参照
されたい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主要な目的
は、パーソナル・コンピュータ・システムの"ROM"ア
ドレス空間からABIOSプログラムを除去することで
ある。
【0012】本発明の他の目的は、システムの「自由」
空間を増やし、ROMアドレス空間を特徴づけることで
ある。
【0013】本発明の他の目的は、ABIOS装置サポ
ート・ソフトウェア層を自動モードでロードすることで
ある。
【0014】本発明の他の目的は、ディスク・ベースの
コンピュータ・システムと無媒体コンピュータ・システ
ムの両方において、互換性を保ちながら引き続きABI
OSをサポートすることである。
【0015】
【課題を解決するための手段】マイクロコードの第1の
部分、たとえばCBIOS部を、マイクロコードの第2
の部分、たとえばABIOS部分とリンクすることによ
り、マイクロコード用に予約されたアドレス空間からマ
イクロコードのABIOS部分を除去することが可能で
ある。
【0016】本明細書に開示するパーソナル・コンピュ
ータ・システムは、アプリケーション・プログラムおよ
びオペレーティング・システム・ソフトウェアと互換性
がある。このパーソナル・コンピュータ・システムは、
データ・バスに電気的に結合されたマイクロプロセッ
サ、当該データ・バスに電気的に結合された不揮発性メ
モリ、データ・バスに電気的に応答する揮発性メモリ、
および当該データ・バスに電気的に応答する直接アクセ
ス記憶装置を含む。不揮発性メモリは、オペレーティン
グ・システム・マイクロコードの第1の部分を格納し、
ロード標識を格納する。直接アクセス記憶装置は、この
ロード標識に基づき初期設定プログラムによって自動的
に揮発性メモリにロードされる、オペレーティング・シ
ステム・マイクロコードの第2の部分を格納する。
【0017】
【実施例】本発明は、以下の米国特許出願に関連を有す
る。1992年6月22日に出願された"A METHOD AND
APPARATUS FOR DYNAMIC LOAD OF AN ABIOS DEVICE SUPP
ORT LAYER IN A COMPUTER SYSTEM"と題する米国特許出
願第902311号(整理番号BC9-92-018)。1992
年6月22日に出願された"A METHOD AND APPARATUS FO
R PROVIDINGA MODULAR ABIOS DEVICE SUPPORT LAYER IN
A COMPUTER SYSTEM"と題する米国特許出願第9023
30号(整理番号BC9-92-019)。1992年6月22日
に出願された"A METHOD AND APPARATUS FOR CNFIGURING
AND INSTALLING A LOADABLE ABIOS DEVICE SUPPORT LAY
ER IN A COMPUTER SYSTEM"(整理番号BC9-92-071)と題
する米国特許出願第902134号。
【0018】図1を参照すると、本発明を使用するパー
ソナル・コンピュータ・システム100が示されてい
る。パーソナル・コンピュータ・システム100は、適
切な格納装置またはケーシング103、出力装置または
表示装置104(たとえば、従来のビデオ・ディスプレ
イ)、キーボード110などの入力装置、オプションの
マウス112、およびオプションのプリンタ114など
の出力装置を持つシステム・ユニット102を含む。ま
た、システム・ユニット102は、ディスケット・ドラ
イブ108(ディスケット(図示せず)を操作可能)や
ハード・ディスク・ドライブ(ハードファイル)106
など1台または複数の大容量記憶装置を含むことができ
る。
【0019】図2を参照すると、システム・ユニット1
02を周知の方式で他のシステム・ユニット102Bと
電子的に接続して、ローカル・エリア・ネットワーク
(LAN)を形成することができる。LANでは、シス
テム・ユニット102がサーバとして機能し、システム
・ユニット102Bがクライアントとして機能する。シ
ステム・ユニット102Bはシステム・ユニット102
と同一である。ただし、システム・ユニット102Bは
ドライブ106、108を含まず、したがって無媒体ク
ライアントと呼ばれている。システム・ユニット10
2、102Bに他の従来の入出力装置を接続して、それ
らとの対話を行わせることができる。
【0020】図3を参照すると、システム・ユニット1
02の一体型のプレーナ(マザーボード)200が示さ
れている。プレーナ200は、入出力スロットを持つ多
数の入出力バス・コネクタ232を実装または接続した
プリント回路板(PCB)201と、バス制御ユニット
214の制御下で高速のCPUローカル・バス210に
よってメモリ制御ユニット256に接続されたプロセッ
サ202を備えている。メモリ制御ユニット256はさ
らに、揮発性RAM264などの主記憶装置に接続され
ている。プロセッサ202としては、インテル8038
6、インテル80486など適切なプロセッサならどれ
を使用することもできる。システム100に必要な電源
を供給する電源ユニット(図示せず)に接続するための
システム電源コネクタ205が、プリント回路板201
に実装されている。
【0021】CPUローカル・バス210(アドレス・
コンポーネント、データ・コンポーネント、および制御
コンポーネントを含む)が、プロセッサ202、オプシ
ョンの数値演算コプロセッサ204、オプションのキャ
ッシュ制御装置206、およびオプションのキャッシュ
・メモリ208を相互接続する。CPUローカル・バス
210にはシステム・バッファ212も接続されてい
る。システム・バッファ212は、アドレス・コンポー
ネント、データ・コンポーネント、および制御コンポー
ネントを含むシステム・バス216に接続されている。
システム・バス216は、システム・バッファ212と
入出力バッファ228の間を延びている。システム・バ
ス216はさらに、バス制御ユニット214と、直接メ
モリ・アクセス(DMA)制御ユニット220に接続さ
れている。DMA制御ユニット220は、中央アービタ
224およびDMA制御装置222を含む。入出力バッ
ファ228は、システム・バス216と入出力バス23
0の間のインタフェースを提供する。図のように、コン
ピュータ・システム100に適切なクロック信号を提供
するための、発振器(OSC)207が接続されてい
る。好ましい実施例は、当技術分野で周知のIBM P
S/2コンピュータ・システムのマイクロチャネル・バ
ス上で実施されるが、別のバス・アーキテクチャを本発
明で使用することもできることが、当業者には理解され
よう。
【0022】入出力バス230には、アダプタ・カード
(図示せず)を受けるためのスロット232を持つ複数
の入出力バス・コネクタが接続されている。これらのコ
ネクタは、さらに入出力装置またはメモリ(たとえば、
ハードファイル106)に接続することができる。図に
は都合上2個の入出力コネクタ232が示してあるが、
特定のシステムのニーズに合わせてさらに入出力コネク
タを追加することも容易である。アービトレーション・
バス226は、DMA制御装置222および中央アービ
タ224を入出力コネクタ232およびディスケット・
アダプタ246に結合する。システム・バス216に
は、メモリ制御ユニット256も接続されている。メモ
リ制御ユニット256は、メモリ制御装置258、アド
レス・マルチプレクサ260、およびデータ・バッファ
262を含む。メモリ制御ユニット256はさらに、R
AMモジュール264で表されるランダム・アクセス・
メモリなどの主記憶装置に接続されている。メモリ制御
ユニット256は、プロセッサ202ならびにRAM2
64の特定の区域との間でアドレスをマップするための
論理機構を含む。コンピュータ・システム100は基本
1メガバイトRAMモジュール264を備えるものとし
て示してあるが、図3のオプションのメモリ・モジュー
ル266、268、270で表されるような追加のメモ
リを相互接続できることに留意されたい。
【0023】入出力バッファ218が、システム・バス
216とプレーナ入出力バス234の間に結合されてい
る。プレーナ入出力バス234は、アドレス・コンポー
ネント、データ・コンポーネント、および制御コンポー
ネントを含む。プレーナ入出力バス234に沿って、各
種の入出力アダプタと、ディスプレイ・アダプタ236
(オプションの表示装置104の駆動に使用)、クロッ
ク/CMOS RAM250、不揮発性RAM(NVR
AM)248、シリアル・アダプタ240(「シリア
ル」の代りに「非同期」および「RS232」の語も使
用される)、パラレル・アダプタ238、複数のタイマ
252、ディスケット・アダプタ246、キーボード/
マウス制御装置244、割込み制御装置254、ファー
ムウェア・サブシステム242などその他の周辺コンポ
ーネントが結合されている。ファームウェア・サブシス
テムは通常、POSTプログラムおよびBIOSプログ
ラムを含む不揮発性プログラム記憶域(たとえば、RO
M)を備えている。
【0024】クロック/CMOS RAM 250は、
時刻計算に使用される。不揮発性RAM 248は、シ
ステム構成データを格納するのに使用される。すなわ
ち、非揮発性RAM 248は、コンピュータ・システ
ム100の現在の構成を記述する値を含む。不揮発性R
AM 248は、たとえば、アダプタ・カード初期設定
データ、固定ディスクまたはディスケットの容量、主記
憶装置の量などを記述する情報を含む。さらに、これら
のデータは、構成プログラムが実行されるたびに不揮発
性RAM 248に格納される。この構成プログラム
は、IBM PS/2コンピュータ・システムのシステ
ム参照ディスケットで提供される従来の構成設定プログ
ラムでよい。参照ディスケットは、診断ディスケット、
保守ディスケット、またはサービス・ディスケットと呼
ばれることもある。構成プログラムの目的は、このコン
ピュータ・システム100の構成を特徴付ける値を不揮
発性RAM 248に格納することであり、これらの値
はシステムの電源を切ったときにセーブされる。不揮発
性RAM 248は、バッテリ・バックアップ式の低電
力CMOSメモリとすることができる。
【0025】キーボード/マウス制御装置244には、
ポートA 278とポートB 280が接続されてい
る。これらのポートA、Bは、キーボード110および
マウス112をパーソナル・コンピュータ・システム1
00に接続するために使用される。シリアル・アダプタ
240には、シリアル・コネクタ276が結合されてい
る。シリアル・コネクタ276を介してモデムなどのオ
プションの装置(図示せず)をシステムに接続すること
ができる。パラレル・アダプタ238には、パラレル・
コネクタ274が結合されている。パラレル・コネクタ
274には、プリンタ114などの装置が接続できる。
ディスケット・アダプタ246には、1台または複数の
ディスケット・ドライブ108を接続するのに使用され
るディスケット・コネクタ282が接続されている。
【0026】図4および図5を参照すると、システム・
ユニット102は、プレーナ300およびプロセッサ・
カード400(図4および図5)を使用することもでき
る。プロセッサ・カード400は、プレーナ300に取
り外し可能に取り付けられ、かつ電気的に接続されてい
る。図3の要素で、図4および図5の要素と番号が同じ
ものは同一である。
【0027】図4を参照すると、プレーナ300は、プ
リント回路板(PCB)301を備えており、その上に
プリント回路板の配線または回路で相互接続された各種
コンポーネントが取り付けられる(たとえば表面実装さ
れる)。そのようなコンポーネントとしては、プロセッ
サ・カード400のエッジ416を差し込んで、プロセ
ッサ・カード400をプレーナ300に取り外し可能に
取り付けかつ電気的に接続するための、適切な市販の電
気コネクタ302がある。メモリ・バンク308A、3
08Bに接続してシステム主記憶装置またはランダム・
アクセス・メモリを形成するための、複数の単一インラ
イン・メモリ・モジュール(SIMM)コネクタ306
もプリント回路板301上に取り付けられている。コン
ピュータ・システム100に追加しまたは組み込むこと
のできるさまざまな拡張アダプタおよびオプションに接
続するための、1本または複数の入出力バスまたは拡張
コネクタ232もプリント回路板301に取り付けられ
ている。たとえば、固定ディスク・ドライブ106を、
コネクタ232に接続されたディスク制御装置を持つア
ダプタ・カード(図示せず)に接続することができる。
各コネクタは、上述のマイクロチャネル・アーキテクチ
ャに適合する種類の市販のコネクタであることが好まし
い。
【0028】プレーナ300には、キーボード・コネク
タおよびマウス・コネクタ278、280に接続された
割込み制御装置254およびキーボード/マウス制御装
置244、ディスケット・コネクタ282に接続された
ディスケット制御装置またはディスケット・アダプタ2
46、ならびにシステムに各種入出力装置を接続できる
ようにするシリアル・コネクタ276およびパラレル・
コネクタ274に接続されたシリアル・アダプタ240
およびパラレル・アダプタ238が取り付けられてい
る。プリント回路板301には、システムに必要な電源
を供給する電源ユニット(図示せず)に接続するための
システム電源コネクタ205が取り付けられている。プ
リント回路板301上に不揮発性RAM248およびク
ロック/CMOS RAM 250も取り付けられてい
る。プリント回路板301には、タイミング信号を提供
するための各種の発振器(図示せず)と、周知の方式で
回路の各セクションを分離するためのバッファ342、
344(すべては図示せず)も取り付けられている。
【0029】プリント回路板301の配線は、図示する
ような各種コンポーネントを相互接続するものであり、
3つのグループに分かれている。3つのグループとは、
メモリ・バス310(線324〜338を含む)、チャ
ネル・バス312(アドレス・バス322、データ・バ
ス320、および制御バス318を含む)、ならびに割
込み線314、316を含むその他の信号線であり、こ
れら全てのグループの配線は、コネクタ302、416
を介してプリント回路板401上の該当する配線に接続
されている。チャネル・バス312には、プレーナ機能
バス319もタップ接続されている。
【0030】図5を参照すると、プレーナ300上に取
り外し可能に取り付けられるプロセッサ・カード400
が示されている。プロセッサ・カード400は、プロセ
ッサ202、オプションの数値計算補助プロセッサ20
4、オプションのキャッシュ制御装置206、オプショ
ンのキャッシュ・メモリ208、直接メモリ・アクセス
(DMA)制御ユニット220、バス制御ユニット21
4、メモリ制御ユニット256、ファームウェア・サブ
システム242、およびパリティ・チェック・ユニット
402、404を含む複数の適切な市販のコンポーネン
トを取り付けた(たとえば表面実装した)プリント回路
板(PCB)401を含む。プロセッサ202は、イン
テル80486など、32ビットのデータ経路を有し、
32ビットのアドレス指定機能を提供する高性能タイプ
のものであることが好ましい。もちろん、インテル80
386などのプロセッサも使用できる。残りのコンポー
ネントは、通常通り、そのようなプロセッサと互換性を
持つものを選択する。図のように、複数のバッファ40
6、408、410、412、414が接続される。バ
ッファは回路間で選択的な分離または接続を実現し、さ
まざまな部分を同時に使用して、たとえば、入出力ユニ
ットと主記憶装置308A、308Bの間でデータを移
動する一方で、プロセッサ202とキャッシュ・メモリ
208の間で他のデータを移動することができる。上記
のコンポーネントはすべて、エッジ・コネクタ416で
終端するプリント回路板401のプリント配線回路で相
互に適宜電気的に接続される。エッジ・コネクタ416
は図4に示すプレーナ300上のエッジ・コネクタ30
2に挿入可能であり、したがってプレーナ300とプロ
セッサ・カード400が電気的および機械的に相互接続
可能である。
【0031】プリント回路板401の配線回路は、デー
タ線420、アドレス線422、および制御線424を
含むローカル・バス418を備えている。図5に示すよ
うに、これらの線はそれぞれ、プロセッサ202を、オ
プションの数値演算 プロセッサ204、オプションの
キャッシュ制御装置206、およびオプションのキャッ
シュ・メモリ208と相互接続する。残りの回路には一
般に、割込み線316、チャネル・バス線312、およ
びメモリ・バス線310が含まれる。チャネル・バス線
312は、制御バス線318、データ・バス線320、
およびアドレス・バス線322を含む。メモリ・バス線
310は、多重化メモリ・アドレス線324、332、
メモリ・バンク308A、308B用の行アドレス・ス
トローブ(RAS)線328、336、列アドレス・ス
トローブ(CAS)線338、データ・バスA線326
およびデータ・バスB線334、ならびにパリティ・チ
ェックによるエラー・チェックまたはECCチェックに
使用される線330を含む。発振器207は、図のよう
に、コンピュータ・システム100に適切なクロック信
号を提供するように接続される。図を簡単にするため、
図3、図4、および図5では、リセット、接地、電源オ
ンなどの一定の線は省略してある。
【0032】プレーナ300およびプロセッサ・カード
400を有するパーソナル・コンピュータ・システム1
00の操作中、プロセッサ・カード400は、プレーナ
300に電気的および機械的に接続され、通常はプレー
ナ400に対して垂直な平面として位置する。
【0033】ABIOSのロードおよびアクセス:シス
テム・ファームウェアは、電源オン自己試験プログラム
(POST)および基本入出力システム・プログラム
(BIOS)を含む。BIOSはさらに、互換性BIO
S(CBIOS)と、拡張BIOS(ABIOS)を含
む。POSTプログラムは、システムに初めて電源を入
れて、パーソナル・コンピュータ・システム100を初
期設定する際に実行される1組の命令である。BIOS
は、プロセッサ202と入出力装置との間のデータおよ
び制御命令の転送を容易にする1組の命令である。
【0034】無媒体環境では、無媒体システム・ユニッ
ト(たとえば、102B)は、システム・ユニット10
2B内でリモート初期プログラム・ロード(RIPL)
機能を提供するための適切なネットワーク・アダプタま
たはカード(図示せず)を含む。このカードは、たとえ
ば1つのコネクタ232に接続される。RIPLプログ
ラムを用いると、固定ディスク106やディスケット1
08などのローカル記憶装置ではなく、ネットワーク・
サーバ102からオペレーティング・システムをブート
(立上げ)することができる。RIPLは、単にリモー
ト・プログラム・ロード(RPL)と呼ばれることもあ
り、これらの用語は相互に言い換えが可能である。RP
Lは当技術分野で周知である。
【0035】POSTプログラムは、ブート装置の発見
とブート・レコードのロードを試みるブートストラップ
・プログラムを含む。通常、ブート装置はハードファイ
ル106またはディスケット・ドライブ108である。
ディスケット・ドライブ108が動作するには、ブート
・ディスケットまたはオペレーティング・システム・デ
ィスケットが必要である。POSTプログラムはブート
装置からブート・レコードをロードするのに成功した場
合、ブート・レコードに制御を移し、POSTブートス
トラップ・プログラムの動作を完了する。ブート・レコ
ードがロードできず、RPLアダプタが存在する場合、
POSTプログラムはRPLプログラムに制御を移す。
RPLプログラムが存在しない場合、POSTプログラ
ムはユーザに対して、ブート・ソースが必要なことを示
すプロンプトを出す。CBIOSは、コンピュータのブ
ートストラップ動作に不可欠である。CBIOSは、ハ
ードファイル106およびディスケット・ドライブ10
8へのアクセスを含むいくつかのサービスを提供する。
ABIOSは、要求時に初期設定され、通常POSTブ
ートストラップ・プロセスの必須の部分ではない。
【0036】図6を参照する。クライアント102Bま
たはサーバ102(図2)用のシステム・アドレス空間
500のメモリ・マップを示している。システム・アド
レス空間500は、プロセッサ202によってアドレス
可能な複数のメモリ・アドレス領域502、504、5
06、508、510を含む。下位メモリ領域502
は、実モード・プログラムが動作する従来の互換空間で
ある。たとえば、DOSとCBIOSはどちらも実モー
ド・プログラムである。ビデオ領域504は、物理位置
A0000 hexないし物理位置BFFFF hex
の128Kバイトのアドレス空間、すなわちA000
hexセグメントおよびB000 hexセグメントを
占有する(セグメントとは、16バイト境界、すなわち
パラグラフ境界上で位置合せされた64Kバイトの領域
を記述するときに使用される実モード用語である)。ビ
デオ領域504は、ビデオ再生成バッファを提供する。
すなわちこれらのバッファに格納されるデータが、コン
ピュータ・ディスプレイ104上の表示を定義する。機
能(feature)領域506は、物理位置C0000he
xないし物理位置DFFFF hexの128Kバイト
のアドレス空間、すなわちC000 hexセグメント
およびD000 hexセグメントを占有する。機能領
域506は、アダプタ・ファームウェアを格納するため
に使用される。この領域もバッファ空間を提供すること
ができる。たとえば、小型コンピュータ・システム・イ
ンタフェース(SCSI)ディスク制御装置アダプタ
は、動作中に機能領域506に格納されるPOSTプロ
グラム、CBIOSプログラム、およびABIOSプロ
グラムを含むアダプタ・ファームウェアROMを備えて
いる。システム・ファームウェア領域508は、物理位
置E0000 hexないし物理位置FFFFF he
xの128Kバイトのアドレス空間、すなわちE000
hexセグメントおよびF000 hexセグメント
を占有する。システム・ファームウェア領域508は、
POSTプログラムおよびBIOSプログラムを含むシ
ステム・ファームウェアを格納する。1Mバイト境界よ
り上の領域は、上位メモリ領域または拡張メモリ領域5
10である。上位メモリ領域510は、OS/2オペレ
ーティング・システムなどのオペレーティング・システ
ムが使用する。
【0037】拡張(Extended)メモリとは、1Mバイト
のアドレス位置より上のメモリを指す。基本(Expande
d)メモリとは、1Mバイトのアドレス位置より下の区
域に切り替えられるバンクであるメモリを指す。基本メ
モリ・バンクの切替えにより、実モード・アプリケーシ
ョンは、実モード・アドレス空間で直接アドレス可能な
物理メモリよりも多くの物理メモリにアドレスできるよ
うになる。基本メモリの動作では、実モード・アドレス
空間に、使用可能なアドレス空間またはウィンドウが存
在する必要がある。また、基本メモリのプログラムでバ
ンク切替えを管理する必要もある。基本メモリ・ウィン
ドウの共通位置は、機能空間506とシステム・ファー
ムウェア空間508である。基本メモリ・ウィンドウの
使用可能な空間の量を最大限にすることは、パーソナル
・コンピュータ・システムの競争力強化に必須である。
【0038】図7を参照すると、ファームウェア・イメ
ージは、ABIOS部分554、CBIOS部分55
2、およびPOST部分550を含む。IBM SCS
Iアダプタ・カードなどのアダプタ・カード・ファーム
ウェアでは、ABIOS部分のサイズは約11Kバイト
である。IBM PS/2モデル95XP486などの
システム・ファームウェアでは、ABIOS部分のサイ
ズは約32Kバイトである。アダプタ・カード・ファー
ムウェアでもシステム・ファームウェアでも、ABIO
Sはアドレス空間全体のかなりの部分を使用する。シス
テム・ファームウェアの場合、約32Kバイトのサイズ
であるABIOSはシステム・ファームウェア空間50
8(図6)の25%を占める。8つの機能スロットを備
えたコンピュータ・システムの場合、機能ファームウェ
ア空間を均等に分配すると、1スロットまたは1アダプ
タ当たりの機能空間(図6)506は16Kバイトとな
る。ABIOSサイズが11Kバイトだと、16Kバイ
ト範囲の約70%を使用することになる。また、16K
バイトの範囲を超えるアダプタもある。
【0039】図8を参照すると、オペレーティング・シ
ステムのブートストラップおよび初期設定プロセスの流
れ図が示されている。コンピュータ・システムの電源を
オンにし電源オン自己試験が完了した後、ステップ60
0で、オペレーティング・システムがブートストラップ
を開始する。次いでステップ602で、オペレーティン
グ・システムは予備初期設定の一部を開始する。オペレ
ーティング・システムの予備初期設定の種類および範囲
は周知である。次にステップ604で、オペレーティン
グ・システムはABIOSパッチ・モジュールまたはA
BIOSパッチ・ファイルをロードする。このパッチ
(patch)ファイルは、通常オペレーティング・システ
ム・ブート装置上に常駐し、既存の常駐ABIOSプロ
グラム・コードの機能の訂正および強化を行う。ABI
OSプログラム・モジュールは、ABIOS.SYSな
どの制御ファイルをリストすることができる。このAB
IOS.SYSリストは、MODULE1.BIO、M
ODULE2.BIOなどABIOSモジュールの名前
を含むテキスト・ファイルとすることができる。命名規
則の選択は、設計上の選択の問題である。オペレーティ
ング・システムは、ステップ604でABIOSパッチ
・モジュールをロードした後、ステップ606でABI
OSを初期設定することができる。ABIOSは、CB
IOS機能呼出しの発行によって初期設定される。ステ
ップ606でABIOSを初期設定した後、ステップ6
08で、オペレーティング・システムはさらに初期設定
を続行することができる。
【0040】CBIOSは、ABIOSの初期設定をサ
ポートする2つの機能呼出しを提供する。これらの呼出
しは、ソフトウェア割込み15 hex(INT 15
H)と定義されるCBIOSのシステム・サービス・イ
ンタフェースを通じてアクセスされる。第1の機能呼出
しは、システム・パラメータ・テーブル作成機能であ
り、AHレジスタに格納される04の値によって示され
る(この機能呼出しの略記法はAH=04である)。A
H=04呼出しのエントリに必要なのは、呼出し側がシ
ステム・パラメータ・テーブルを作成したいメモリ・バ
ッファの位置を指すポインタ(ES:DIで表記)と、
ABIOS拡張域を示す、オフセットが0に想定された
セグメント(DSで表記、該当するポインタはDS:0
である)である。第2の機能呼出しは、初期設定テーブ
ル作成機能であり、AHレジスタに格納される05の値
によって示される(AH=05)。AH=05呼出しの
エントリに必要なのは、呼出し側が初期設定テーブルを
作成したいメモリ・バッファの位置を指すポインタ(E
S:DI)と、ABIOS拡張域を示す、オフセットが
0に想定されたセグメント(DS)である。ABIOS
初期設定は、「IBMパーソナル・システム/2および
パーソナル・コンピュータBIOSインターフェース技
術解説書(IBM Personal System/2 and Personal Compu
ter BIOS Interface Technical Reference Manual)」
により明確に定義されている。
【0041】図9を参照すると、ABIOSの拡張転送
機構では、ABIOS554は他のファームウェアと物
理的に分離され、ディスケット700またはその他の媒
体上にファイルとしてパッケージされている。他のファ
ームウェアと物理的に分離することにより、ファームウ
ェア・アドレス空間506、508内でABIOSが占
める空間が解放される。このABIOS 554の移動
は、システム・ファームウェア空間のABIOSと機能
空間のABIOSの両方に適用される。したがって、シ
ステム・ファームウェア空間506中で通常はABIO
Sが占める空間、並びに機能空間508中で通常はAB
IOSが占める空間が解放される。
【0042】図11を参照すると、ABIOSモジュー
ル・ヘッダが示されている。オフセット+14H(14
hexバイト、すなわち10進数で20バイトのオフセ
ット)のフィールドは、本発明以前は予約フィールドで
あったが、本発明ではABIOS初期設定プログラムの
オフセットを格納する。これらのABIOS初期設定プ
ログラムは、CBIOSシステム・サービス関数AH=
04およびAH=05を介してアクセスされる。もちろ
ん、ヘッダを拡張してエントリ点フィールドを提供する
ための他の手段も可能であり、これは周知の設計上の選
択の問題である。他のテーブル・エントリについては、
前掲の「IBMパーソナル・システム/2およびパーソ
ナル・コンピュータBIOSインターフェース技術解説
書」のABIOSの節に記載されている。
【0043】図12を参照すると、本発明のロード標識
(ABIOS要求フラグと呼ぶ)1000を格納するた
めの記憶位置を含む不揮発性RAM 248の図が示さ
れている。不揮発性RAM 248には、通常通り標準
の入出力コマンドを使ってアクセスする。ABIOS要
求フラグは、ABIOSをPOSTプログラムによって
RAMにロードすべきかどうかを示す。ABIOSのロ
ードについては、図13に関して詳細に説明する。AB
IOS要求フラグの省略時値は、コンピュータ・システ
ム・セットアップの構成段階中に確立される。システム
参照ディスケットに含まれるSetupプログラムなど
のプログラムによってABIOS要求フラグの初期値が
確立される。Setupプログラムの詳細な説明は、
「IBMパーソナル・システム/2 ハードウェア・イ
ンターフェース技術解説書−アーキテクチャ(IBM Pers
onal System/2 Hardware Interface Technical Referen
ce -Architectures)」(1990年10月)のSet
upの節にある。ABIOS要求フラグは、ABIOS
をロードすべきではないことを示すロー(すなわち、ロ
ードなし)の値、またはABIOSをロードすべきこと
を示すハイ(すなわち、ロード)の値をとることができ
る。
【0044】図13を参照すると、ABIOSに関する
POSTプログラムの動作の流れ図が示されている。コ
ンピュータ・システムに初めて電源を入れるとき、PO
STプログラムが実行を開始する。POSTの初期動作
ステップ1002で、システムの各種ハードウェア・コ
ンポーネントのテストおよび初期設定を行う。これは、
周知の設計上の選択の問題である。次にフラグ読取りス
テップ1004で、POSTは不揮発性RAMからAB
IOS要求フラグを読み取る。フラグ・チェック・ステ
ップ1006で、ABIOS要求フラグをチェックし、
ABIOSのロードが必要なことを示すハイであるかど
うかを判定する。ステップ1006のチェックでフラグ
がハイでない場合、制御はPOSTステップ1014に
移る。ステップ1006のチェックでフラグがハイであ
る場合、ロード領域ステップ1008で、POSTはA
BIOSロード域を確立する。ABIOSロード域は、
下位メモリ領域502の1番上、つまり最上位アドレス
の位置に確立することが好ましい。こうすると、使用可
能な下位メモリの見かけの量が、ABIOSの占めるメ
モリの量だけ減少する。使用可能な下位メモリの見かけ
の量については、図14に関して説明する。
【0045】図14を参照すると、下位メモリ・アドレ
ス領域502の図が示されている。下位メモリ・アドレ
ス領域502は、下位メモリ・アドレス領域502にお
ける使用可能なバイト数を示す下位メモリ・サイズ値1
016を含む。拡張BIOSデータ域(EBDA)10
18は、CBIOSなどのプログラムが使用可能なデー
タ域である。ABIOSロード域1020は、ABIO
Sを任意選択にロードできる区域である。
【0046】図13を参照すると、ロード域ステップ1
008でABIOSロード域が確立された後、ロード・
ステップ1010で、POSTはABIOSをRAM2
64にロードする。POSTは、ディスク106などの
記憶媒体からABIOSプログラムを取り出す。たとえ
ば、ディスク106上の固定記憶位置(記憶空間の最後
の1メガバイトなど)をABIOSプログラムの格納用
に予約しておくことができる。ABIOSプログラム
は、Setupプログラムなどのプログラムによってデ
ィスク106に格納される。ABIOSプログラムなど
のデータをディスク106上に格納することは周知であ
る。次に位置格納ステップ1012で、POSTは好ま
しくは拡張BIOSデータ域1018内の所定の記憶位
置に、ABIOS位置ポインタを格納する。ABIOS
位置ポインタは、ABIOSロード域のアドレスを示
す。ABIOS位置ポインタは、オフセット値が0であ
るセグメント:オフセットの形式であることが好まし
い。次にPOST続行ステップ1014で、POSTは
実行を続行する。電源オン自己試験は、さらなるテスト
および初期設定を含むことができる。
【0047】ローカル・ディスクがなく、LANによっ
て接続されたクライアントであるシステムについてAB
IOSをロードする主な方法は、ディスク・エミュレー
ションとスタブ・ダウンロードの2つである。ディスク
・エミュレーションは、ディスク106の物理位置をP
OSTなどのプログラムからマスクする。ディスク・エ
ミュレーションでは、ローカル・ディスクとリモート・
ディスクの両方に対して、CBIOSディスク・インタ
フェースなどの従来のディスク・インタフェースが維持
される。たとえば、前述のRPLプログラムを実施して
CBIOSディスク要求をインタセプトし、該要求をサ
ーバに渡すことができる。サーバはディスク要求にサー
ビスする。ディスク要求の結果は、RPLプログラムの
ディスク・エミュレーション部を介してクライアントに
返される。POSTなどのプログラムは、ローカル・デ
ィスクへのアクセスと互換性のある形でリモート・ディ
スクにアクセスすることができる。通常、RPLプログ
ラムのディスク・エミュレーション部は、ネットワーク
・アダプタの一部としてROMに格納される。スタブ・
ダウンロード・システムでは、POSTは図13のステ
ップ1004〜1012のABIOSロード手順をバイ
パスし、ネットワーク・ブート・プログラムへのABI
OSロードを据え置く。ネットワーク・ブート・プログ
ラムとは、RPLプログラムによってサーバからクライ
アントにロードされるプログラムである。ネットワーク
・ブート・プログラムの主な機能は、オペレーティング
・システムをクライアントにロードすることである。ス
タブ・ダウンロード・システムにおけるネットワーク・
ブート・プログラムの副次的機能は、図13のステップ
1004〜1012を実行することである。
【0048】図10を参照すると、ABIOS初期設定
の流れ図が示されている。INT15H ABIOS初
期設定呼出しAH=04およびAH=05は、AH=0
4、AH=05の順序で順次実行される。初期設定ステ
ップ800で、オペレーティング・システムまたは他の
ソフトウェア・プログラムが、CBIOSシステム・サ
ービス・コールAH=04およびAH=05により、A
BIOS初期設定機能にアクセスする。リダイレクト・
ステップ802で、CBIOSシステム・サービス・コ
ールは、現在RAM264に存在するABIOS初期設
定プログラムに制御をリダイレクトする。初期設定ステ
ップ800でCBIOSシステム・サービスがABIO
S初期設定を開始すると、システム・ファームウェアに
常駐するCBIOSシステム・サービス・コードが、現
在はRAMに常駐するABIOS初期設定プログラムを
見つけ出し、該プログラムに制御を移す。これは、AB
IOSロード域1020のアドレスを示す前述のABI
OS位置ポインタを使って実行される。ABIOS位置
ポインタは、拡張BIOSデータ域1018から獲得さ
れる。ABIOS初期設定ルーチンのオフセット値は、
ABIOSヘッダのオフセット+14H(図11参照)
で見い出だされ、ABIOS位置ポインタを使ってアク
セスされる。ABIOS初期設定オフセットを、ABI
OS位置ポインタで指定されるセグメントとともに使用
して、ABIOS初期設定プログラムがアクセスされ、
制御がこのアドレスに移される。次に呼出し実行ステッ
プ804で、ABIOS初期設定プログラムは1組の手
順呼出しを実行してABIOSを初期設定する。次にR
OM走査ステップ806で、ABIOS初期設定プログ
ラムはROM走査動作を実行する。この動作により、ア
ダプタ・ファームウェア・アドレス空間に存在するAB
IOSが見つけられ初期設定される。ROM走査動作
は、機能空間またはアダプタ・ファームウェア空間内で
特定のヘッダ・パターンを探索することによって実行さ
れる(図6参照)。次にRAM走査ステップ808で、
ABIOS初期設定プログラムはRAM走査動作を実行
する。この動作により、RAMにロードされたエクステ
ンションまたはパッチとして存在するABIOSが見つ
けられ初期設定される。RAM走査動作が完了すると、
初期設定完了ステップ810でABIOS初期設定が完
了し、呼出し側に制御が戻される。
【0049】以上、本発明の好ましい実施例について説
明したが、本発明の趣旨、範囲、および教示から逸脱す
ることなく、様々な細部の変更が可能であることが当業
者には理解されよう。たとえば、好ましい実施例とし
て、インテル・プロセッサおよびIBM PS/2 マ
イクロチャネル・バスを使用したが、本発明は、他のタ
イプのプロセッサまたは他のタイプのバス、あるいはそ
の両方で実施することもできる。
【0050】
【発明の効果】ロード可能で分離されたABIOSを提
供すると、コンピュータ・システムに複数の利点が提供
される。ABIOSをロード可能なものとすることによ
り、システム・ファームウェア空間508と機能空間5
06の両方の使用可能アドレス空間の量を増加する。シ
ステム・ファームウェア空間508と機能空間506の
使用可能な空間の量が増すと、基本メモリ管理プログラ
ムの動作が可能になり、かつ強化される。また、システ
ム・ファームウェア空間508と機能空間506の使用
可能な空間の量が増すと、それぞれの空間に、より大き
なPOSTプログラムおよびCBIOSプログラムが常
駐できるようになる。また本発明により、分離されたA
BIOSのロードを自動化すると、必要時にはABIO
Sが常駐しているように見えるため、互換性が提供され
る。さらに、ABIOSが、POST−CBIOS−A
BIOSバントルの一部ではなく単一のエンティティと
なるため、ABIOSの開発、テスト、分配、および保
守が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】典型的なパーソナル・コンピュータ・システム
を示す斜視図である。
【図2】典型的なローカル・エリア・ネットワークを示
す図である。
【図3】図1のコンピュータ・システム用の一体型プレ
ーナ(マザーボード)を示す概略ブロック図である。
【図4】図1のコンピュータ・システムの代替プレーナ
を示す概略ブロック図である。
【図5】図4の代替プレーナと共に使用されるプロセッ
サ・カードの概略ブロック図である。
【図6】図1のコンピュータ・システムのシステム・ア
ドレス空間を示す図である。
【図7】典型的なファームウェア・メモリ・マップを示
す図である。
【図8】ABIOSに関連するシステム初期設定シーケ
ンスを示す流れ図である。
【図9】ABIOSの拡張転送機構を示す図である。
【図10】ABIOS初期設定の内部形式を示す流れ図
である。
【図11】ABIOSプログラム・モジュール・ヘッダ
を示す図である。
【図12】本発明で使用するデータ域を示す不揮発性R
AMの図である。
【図13】本発明のABIOSロード手順の流れ図であ
る。
【図14】下位メモリ・アドレス空間を示す図である。
【符号の説明】
100 コンピュータ・システム 102 システム・ユニット 106 ハードファイル 201 プリント回路板 202 プロセッサ 206 キャッシュ制御装置 208 キャッシュ・メモリ 212 システム・バッファ 214 バス制御ユニット 218 入出力バッファ 220 直接メモリ・アクセス制御ユニット 224 中央アービタ 228 入出力バッファ 242 ファームウェア・サブシステム 246 ディスケット・アダプタ 248 不揮発性RAM(NVRAM) 256 メモリ制御ユニット 262 データ・バッファ 264 ランダム・アクセス・メモリ
フロントページの続き (72)発明者 ダグラス・リチャード・ガイスラー アメリカ合衆国33434、フロリダ州ボカ・ ラトン、ヴィラ・ランテ・プレース 19979 (72)発明者 マイケル・ロバート・ターナー アメリカ合衆国33496、フロリダ州ボカ・ ラトン、クリント・モア・ロード 3279 106号

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ・バスに結合されたマイクロプロセ
    ッサと、 前記データ・バスに結合され、初期設定プログラムを含
    むオペレーティング・システム(OS)の第1のマイク
    ロコード部を格納するとともに、ロード標識を格納する
    不揮発性メモリと、 前記データ・バスに応答する揮発性メモリと、 前記データ・バスに応答し、前記ロード標識に基づいて
    自動的に前記初期設定プログラムによって前記揮発性メ
    モリにロードされる第2のOSマイクロコード部を格納
    する直接アクセス記憶装置とを含む、複数のアプリケー
    ション・プログラムおよびオペレーティング・システム
    ・ソフトウェアと互換性のあるコンピュータ・システ
    ム。
  2. 【請求項2】前記第1のOSマイクロコード部が互換オ
    ペレーティング・システム・マイクロコードを含み、 前記第2のOSマイクロコード部が拡張オペレーティン
    グ・システム・マイクロコードを含む、 請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  3. 【請求項3】前記互換オペレーティング・システム・マ
    イクロコードが互換基本入出力システム(CBIOS)
    プログラムを含み、 前記拡張オペレーティング・システム・マイクロコード
    が拡張基本入出力システム(ABIOS)プログラムを
    含む、 請求項2に記載のコンピュータ・システム。
  4. 【請求項4】前記不揮発性メモリが第1の不揮発性メモ
    リおよび第2の不揮発性メモリを含み、 前記第1の不揮発性メモリが前記第1のOSマイクロコ
    ード部を格納し、 前記第2の不揮発性メモリが前記ロード標識を格納す
    る、 請求項1に記載のコンピュータ・システム。
  5. 【請求項5】前記直接アクセス記憶装置が遠隔にあり、
    ネットワークを介してアクセスされる、請求項1に記載
    のコンピュータ・システム。
  6. 【請求項6】前記第1のOSマイクロコード部が、電源
    オン自己試験(POST)プログラムを含む、請求項
    1、2、3または4に記載のコンピュータ・システム。
  7. 【請求項7】システム・プロセッサと、第1の操作イン
    タフェース部を格納する不揮発性メモリと、ランダム・
    アクセス・メモリと、第2の操作インタフェース部を格
    納する直接アクセス記憶装置とを有するコンピュータ・
    システムにおいて、該システムの操作に使用される操作
    インタフェースをロードする装置であって、 前記システムが、前記第2の操作インタフェース部を必
    要とするかどうかを示すロード標識手段と、 前記システムを初期設定し、前記第1の操作インタフェ
    ース部を、前記ランダム・アクセス・メモリのオペレー
    ティング・システム部に格納する初期設定手段とを備
    え、 前記初期設定手段が、前記ロード標識手段に基づいて、
    前記第2の操作インタフェース部をランダム・アクセス
    ・メモリに自動的にロードする装置。
  8. 【請求項8】前記第1の操作インタフェース部が互換オ
    ペレーティング・システム・マイクロコード(CBIO
    S)を含み、 前記第2の操作インタフェース部が拡張オペレーティン
    グ・システム・マイクロコード(ABIOS)を含む、 請求項7に記載の装置。
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