JPH0675582B2 - 根管用支柱 - Google Patents
根管用支柱Info
- Publication number
- JPH0675582B2 JPH0675582B2 JP61266439A JP26643986A JPH0675582B2 JP H0675582 B2 JPH0675582 B2 JP H0675582B2 JP 61266439 A JP61266439 A JP 61266439A JP 26643986 A JP26643986 A JP 26643986A JP H0675582 B2 JPH0675582 B2 JP H0675582B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- root canal
- strut
- abutment
- tooth
- hollow portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C13/00—Dental prostheses; Making same
- A61C13/225—Fastening prostheses in the mouth
- A61C13/30—Fastening of peg-teeth in the mouth
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C5/00—Filling or capping teeth
- A61C5/30—Securing inlays, onlays or crowns
- A61C5/35—Pins; Mounting tools or dispensers therefor
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Oral & Maxillofacial Surgery (AREA)
- Dentistry (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Dental Tools And Instruments Or Auxiliary Dental Instruments (AREA)
- Dental Prosthetics (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は欠損歯の支台築造に練成物（主としてコンポジ
ットレジン）を使用する場合において支台歯へ立設され
る根管用支柱に関し、詳細には歯根部が万一２次感染
（２次齲蝕）した場合であっても、除去する必要なしに
治療することのできる根管用支柱に関するものである。
尚本明細書における根管用支柱とは近年汎用されつつあ
るスクリューポスト，鋳造ポスト，或はこれらを支持す
る為のスクリューピン等を総称するものであり、これら
のいずれにも適用できるが、以下の説明においては理解
の便のためスクリューポストを代表例として述べること
とする。そして名称の如何にかかわらず他の支柱にも適
宜の設計変更を加えて応用することが可能であり、全て
本発明に含められる。
ットレジン）を使用する場合において支台歯へ立設され
る根管用支柱に関し、詳細には歯根部が万一２次感染
（２次齲蝕）した場合であっても、除去する必要なしに
治療することのできる根管用支柱に関するものである。
尚本明細書における根管用支柱とは近年汎用されつつあ
るスクリューポスト，鋳造ポスト，或はこれらを支持す
る為のスクリューピン等を総称するものであり、これら
のいずれにも適用できるが、以下の説明においては理解
の便のためスクリューポストを代表例として述べること
とする。そして名称の如何にかかわらず他の支柱にも適
宜の設計変更を加えて応用することが可能であり、全て
本発明に含められる。
［従来の技術］ 欠損歯治療の為の支台築造に当たっては、従来金属鋳造
体が汎用されてきたが、これに代わり築造窩洞の形成と
支台築造が同時に行なえる練成物（以下コンポジットレ
ジンで代表する）を用いる歯冠修復方法が取り上げられ
る様になってきた。しかしコンポジットレジンそのもの
の強度は前記金属鋳造体よりも劣るので、築造支台の強
度保持やコンポジットレジンの維持等を目的として支台
歯にスクリューポストを立設することが常法となってい
る。第２図は根管用支柱（以下単にスクリューポストと
もいう）１を利用した支台築造の一例を示す断面説明図
で処置手順の概略は下記の通りである。根管治療の終了
した残存歯表面の軟化象牙質を除去した後、根管充填剤
を除去しつつスクリューポストに見合った太さのドリル
によって根管孔を拡径し、拡大孔3aに接着用セメント５
等を充填した後、スクリューポスト１を挿入して固定す
る。スクリューポスト１の外周面には環状溝または螺旋
溝1aが設けられ、拡大孔3aの内面とスクリューポスト１
外面との隙間、特に環状溝や螺旋溝1aの凹部に埋まるこ
とによってスクリューポスト１の位置決め及び保持効果
を発揮する。このとき必要に応じて補強用のスクリュー
ピンを立設し、マトリックスバンドやクラウンホーマー
等を利用してコンポジットレジンが盛り上げられる。そ
の上にテンポラリークラウンを被せ該クラウンの内腔形
状に合わせてコンポジットレジンを硬化し、テンポラリ
ークラウンを外して更にダイヤモンドポイント等により
支台の形態を整える。そして最後に人工歯冠８を被せて
歯冠修復を完了するのである。
体が汎用されてきたが、これに代わり築造窩洞の形成と
支台築造が同時に行なえる練成物（以下コンポジットレ
ジンで代表する）を用いる歯冠修復方法が取り上げられ
る様になってきた。しかしコンポジットレジンそのもの
の強度は前記金属鋳造体よりも劣るので、築造支台の強
度保持やコンポジットレジンの維持等を目的として支台
歯にスクリューポストを立設することが常法となってい
る。第２図は根管用支柱（以下単にスクリューポストと
もいう）１を利用した支台築造の一例を示す断面説明図
で処置手順の概略は下記の通りである。根管治療の終了
した残存歯表面の軟化象牙質を除去した後、根管充填剤
を除去しつつスクリューポストに見合った太さのドリル
によって根管孔を拡径し、拡大孔3aに接着用セメント５
等を充填した後、スクリューポスト１を挿入して固定す
る。スクリューポスト１の外周面には環状溝または螺旋
溝1aが設けられ、拡大孔3aの内面とスクリューポスト１
外面との隙間、特に環状溝や螺旋溝1aの凹部に埋まるこ
とによってスクリューポスト１の位置決め及び保持効果
を発揮する。このとき必要に応じて補強用のスクリュー
ピンを立設し、マトリックスバンドやクラウンホーマー
等を利用してコンポジットレジンが盛り上げられる。そ
の上にテンポラリークラウンを被せ該クラウンの内腔形
状に合わせてコンポジットレジンを硬化し、テンポラリ
ークラウンを外して更にダイヤモンドポイント等により
支台の形態を整える。そして最後に人工歯冠８を被せて
歯冠修復を完了するのである。
［発明が解決しようとする問題点］ ところが治療完成後に歯根部の根管３の一部に万一２次
感染（２次齲蝕）が発生したとすると、スクリューポス
ト１を含む支台部全体を支台歯４から除去しなければな
らない。しかるにスクリューポスト１は強固な支柱機能
を発揮するために高強度な金属材料（例えばステンレス
鋼）が使用され、且つ拡大孔3aとの接合も強固であるた
め、該スクリューポスト１の除去は非常に困難であり、
むしろ不可能である。よってやむなく抜歯しなければな
らないことが殆んどであり、折角の歯冠修復の努力が全
て無に帰してしまう。
感染（２次齲蝕）が発生したとすると、スクリューポス
ト１を含む支台部全体を支台歯４から除去しなければな
らない。しかるにスクリューポスト１は強固な支柱機能
を発揮するために高強度な金属材料（例えばステンレス
鋼）が使用され、且つ拡大孔3aとの接合も強固であるた
め、該スクリューポスト１の除去は非常に困難であり、
むしろ不可能である。よってやむなく抜歯しなければな
らないことが殆んどであり、折角の歯冠修復の努力が全
て無に帰してしまう。
そこで本発明者らは支台築造に用いられたスクリューポ
ストを除去しなくとも２次感染部の治療が容易に行なえ
る様にすることを究極の目的として種々研究を積み重ね
た結果、本発明を開発し得るに至ったのである。
ストを除去しなくとも２次感染部の治療が容易に行なえ
る様にすることを究極の目的として種々研究を積み重ね
た結果、本発明を開発し得るに至ったのである。
［問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成し得た本発明の根管用支柱は、根管用支
柱の軸芯部に軸芯方向に貫通する中空部を形成し、該中
空部に易除去性充填材料を充填しておく点を要旨とする
ものである。
柱の軸芯部に軸芯方向に貫通する中空部を形成し、該中
空部に易除去性充填材料を充填しておく点を要旨とする
ものである。
［作用］ 本発明の根管用支柱には中空部が形成され、予め該中空
部には易除去性の充填材料を充填しておく。但しこの充
填材料は支台歯への立設に際して支障となることがない
ので支台築造操作は従来例と同様に行なえば良い。そし
て処置後、万が一根管の一部に２次感染の発生を見た場
合であっても、人工歯冠及びコンポジットレジン製築造
支台を除去した後、上記中空部内の易除去性充填材料を
歯科用リーマー或はフャイル等で除去すれば中空部を解
放できる。そこで該中空部を介して根管用支柱内に薬剤
を注入する等の処置をして２次感染部の治療を行なう。
部には易除去性の充填材料を充填しておく。但しこの充
填材料は支台歯への立設に際して支障となることがない
ので支台築造操作は従来例と同様に行なえば良い。そし
て処置後、万が一根管の一部に２次感染の発生を見た場
合であっても、人工歯冠及びコンポジットレジン製築造
支台を除去した後、上記中空部内の易除去性充填材料を
歯科用リーマー或はフャイル等で除去すれば中空部を解
放できる。そこで該中空部を介して根管用支柱内に薬剤
を注入する等の処置をして２次感染部の治療を行なう。
［実施例］ 第１図（ａ）は本発明に係る根管用支柱の代表的な実施
例を示す一部破断側面図であり、第１図（ｂ）は第１図
（ａ）のＢ−Ｂ′線矢視断面図である。根管用支柱１の
外観は従来例と全く同じであり、必要に応じて設計変更
もできるが、図示例では支柱部14及びヘッド部12から成
り、支柱部14外周面には螺旋状突起1bが形成され、ヘッ
ド部12の頂部には支柱回転用の切り溝11が形成される。
またヘッド部12頂部から支柱部14最下端までを貫通させ
て断面円形の中空部13が形成され、該中空部13内に予め
易除去性充填材料を充填したものが医家に提供される。
易除去性充填材料としては万一生体内に残存することが
あっても生体内で分解され得る材料が好ましく、脂肪酸
族ポリエステルやポリ乳酸等のエステル結合を有するポ
リマー又はコラーゲン，デンプン，キチン等の材料が適
用できる。但し人体組織に悪影響を与えず且つ除去容易
なものであれば全て使用でき、固体（定形又は不定
形），液体の如何を問わない。これらの材料を中空部13
内に充填しておけば歯科用リーマーやフャイルによって
容易に除去することができ、いつでも中空部13を確保す
ることが可能となる。なお根管用支柱１の材料にはステ
ンレス鋼や金銀パラジウム合金等の金属材料やセラミッ
ク材料等が使用され、材料の強度に合わせて中空部13の
径ｄと支柱14の外径Ｄの比や中空断面の形状を適宜選定
することが好ましい。また本発明は上記した実施例のほ
か補強用スクリューピン等に適用することもでき、支柱
の形状も上記した第１図の実施例に限定されず、種々の
支柱への適用が可能である。
例を示す一部破断側面図であり、第１図（ｂ）は第１図
（ａ）のＢ−Ｂ′線矢視断面図である。根管用支柱１の
外観は従来例と全く同じであり、必要に応じて設計変更
もできるが、図示例では支柱部14及びヘッド部12から成
り、支柱部14外周面には螺旋状突起1bが形成され、ヘッ
ド部12の頂部には支柱回転用の切り溝11が形成される。
またヘッド部12頂部から支柱部14最下端までを貫通させ
て断面円形の中空部13が形成され、該中空部13内に予め
易除去性充填材料を充填したものが医家に提供される。
易除去性充填材料としては万一生体内に残存することが
あっても生体内で分解され得る材料が好ましく、脂肪酸
族ポリエステルやポリ乳酸等のエステル結合を有するポ
リマー又はコラーゲン，デンプン，キチン等の材料が適
用できる。但し人体組織に悪影響を与えず且つ除去容易
なものであれば全て使用でき、固体（定形又は不定
形），液体の如何を問わない。これらの材料を中空部13
内に充填しておけば歯科用リーマーやフャイルによって
容易に除去することができ、いつでも中空部13を確保す
ることが可能となる。なお根管用支柱１の材料にはステ
ンレス鋼や金銀パラジウム合金等の金属材料やセラミッ
ク材料等が使用され、材料の強度に合わせて中空部13の
径ｄと支柱14の外径Ｄの比や中空断面の形状を適宜選定
することが好ましい。また本発明は上記した実施例のほ
か補強用スクリューピン等に適用することもでき、支柱
の形状も上記した第１図の実施例に限定されず、種々の
支柱への適用が可能である。
［発明の効果］ 本発明の根管用支柱を利用することによって、万一根管
の一部に２次感染を引き起こしても、根管用支柱全体を
除去することなく根管の２次感染部を治療することがで
きる。
の一部に２次感染を引き起こしても、根管用支柱全体を
除去することなく根管の２次感染部を治療することがで
きる。
第１図（ａ）は本発明の代表的な実施例を示す一部破断
側面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）のＢ−Ｂ′線矢視
断面図、第２図は根管用支柱を使用する支台築造の例を
示す断面説明図である。 １……根管用支柱、２……補強用スクリュー ３……根管、４……支台歯 ５……接着用セメント、６……歯槽 ８……人工歯冠、11……切り溝 12……ヘッド部 13……中空部、14……支柱部
側面図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）のＢ−Ｂ′線矢視
断面図、第２図は根管用支柱を使用する支台築造の例を
示す断面説明図である。 １……根管用支柱、２……補強用スクリュー ３……根管、４……支台歯 ５……接着用セメント、６……歯槽 ８……人工歯冠、11……切り溝 12……ヘッド部 13……中空部、14……支柱部
Claims (1)
- 【請求項１】欠損歯の支台築造に用いられる根管用支柱
であって、該根管用支柱には軸芯方向に貫通する中空部
が形成され、該中空部内には易除去性充填材料が満たさ
れてなることを特徴とする根管用支柱。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61266439A JPH0675582B2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 根管用支柱 |
| AU79711/87A AU592280B2 (en) | 1986-11-07 | 1987-10-13 | Root canal posts |
| CA000549159A CA1295153C (en) | 1986-11-07 | 1987-10-13 | Root canal posts |
| US07/108,119 US4778388A (en) | 1986-11-07 | 1987-10-14 | Root canal posts |
| GB8724096A GB2197205B (en) | 1986-11-07 | 1987-10-14 | Root canal posts |
| DE19873735383 DE3735383A1 (de) | 1986-11-07 | 1987-10-19 | Wurzelkanalstift |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61266439A JPH0675582B2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 根管用支柱 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63119751A JPS63119751A (ja) | 1988-05-24 |
| JPH0675582B2 true JPH0675582B2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=17430950
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61266439A Expired - Lifetime JPH0675582B2 (ja) | 1986-11-07 | 1986-11-07 | 根管用支柱 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US4778388A (ja) |
| JP (1) | JPH0675582B2 (ja) |
| AU (1) | AU592280B2 (ja) |
| CA (1) | CA1295153C (ja) |
| DE (1) | DE3735383A1 (ja) |
| GB (1) | GB2197205B (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014183878A (ja) * | 2013-03-22 | 2014-10-02 | Sun Medical Co Ltd | 歯科用ポスト |
Families Citing this family (22)
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| US6776617B2 (en) | 2002-05-21 | 2004-08-17 | Steven Lax | Dental post with countersink |
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| WO2020000073A1 (en) * | 2018-06-25 | 2020-01-02 | Angelus Industria De Produtos Odontologicos S/A | Injection systems in the radicular canal system and use thereof |
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| US4239489A (en) * | 1979-02-05 | 1980-12-16 | Ellman Alan G | Dental threaded tapered post with vent |
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-
1986
- 1986-11-07 JP JP61266439A patent/JPH0675582B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-10-13 CA CA000549159A patent/CA1295153C/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-10-13 AU AU79711/87A patent/AU592280B2/en not_active Ceased
- 1987-10-14 GB GB8724096A patent/GB2197205B/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-10-14 US US07/108,119 patent/US4778388A/en not_active Expired - Fee Related
- 1987-10-19 DE DE19873735383 patent/DE3735383A1/de not_active Withdrawn
Cited By (1)
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| AU7971187A (en) | 1988-05-12 |
| GB2197205B (en) | 1990-07-11 |
| DE3735383A1 (de) | 1988-05-11 |
| GB2197205A (en) | 1988-05-18 |
| CA1295153C (en) | 1992-02-04 |
| US4778388A (en) | 1988-10-18 |
| GB8724096D0 (en) | 1987-11-18 |
| JPS63119751A (ja) | 1988-05-24 |
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