JPH0675576U - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH0675576U
JPH0675576U JP2390393U JP2390393U JPH0675576U JP H0675576 U JPH0675576 U JP H0675576U JP 2390393 U JP2390393 U JP 2390393U JP 2390393 U JP2390393 U JP 2390393U JP H0675576 U JPH0675576 U JP H0675576U
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利美 足立
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技機全体を所要の向きで手早く楽に持運
ぶ。 【構成】 外枠体1における側枠杆21の外表面22側
に、凹座部23が形成される。凹座部23内に、保持具
35が締付手段38により固定される。そしてこの保持
具35に、取っ手31が回動可能に連結支持される。す
なわち遊技機の取扱い作業者は、側枠杆21に設けた取
っ手31を直接把持して、当該遊技機を持運ぶことがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、パチンコ遊技機に関し、更に詳しくは、機全体を横倒し(横立て) 状態で極めて簡単に持運び、取扱い得るようにした把持部(取っ手)付きのパチン コ遊技機に関するものである。
【0002】
【従来技術】
パチンコ機やアレンジボール機に代表されるこの種の遊技機は、製造過程・状 況において、専ら搭載枠用とされる縦長方形の前枠体の前側、内側、裏側の各部 に、窓枠およびガラス扉、上下の球受け皿、打球発射装置、機構セット盤、電気 的制御基盤、各種関連付属部品等の多くの遊技用構成部材が組付けセット・設置 されて、実質的な遊技機の主体とされる。そして最終段階でこの前枠体が、専ら 外郭保持枠用とされる縦長方形の外枠体の開口前面側に対して、着脱および開閉 可能に組立てられて1台単位に構成されている。またゲームホール等での実施に あたっては、通称「島」とも呼ばれている設置枠台に前向き起立状態で固定保持さ れた外枠体に対して、前枠体全体が組付けセットされて遊技に供されるようにな っている。なお前記ガラス扉のガラスは、破損予防のために遊技機の設置終了後 にセットされる。
【0003】 なおこの種の遊技機については、機体をなす前記外枠体および前枠体が、通常 木製や合成樹脂製のものとされているが、外観サイズ上の区分として、一般に関 東枠(横518mm×縦808mm)、関西枠(横528mm×縦818mm)とも呼ばれて いる2つのタイプのものがあり、何れのタイプについても1台当りの総重量(貯 留賞球を除く)が大体18〜20Kgとなっている。このため遊技機の取扱い(持運 び)に際しては、機全体を横立て(横倒し)状態にしたもとで、外枠体の中央部(重 心部)あたりを直接把持して持運びされている。ちなみに前記ガラス扉のガラス については、破損防止のために遊技機の保管・搬送中は外されており、遊技機の 設置終了後にセットされる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところで現在に至り実施されている従来のこの種遊技機においては、機全体の 持運びを便利で楽にし得るような把持部(取っ手)が付設されていないため、機の 取扱いに際しては、その多くの場合が作業者による1台毎の直接手運びとされて いる。従って製造後の遊技機について、倉庫等に一時的に保管する場合、出荷に 際して運送車(トラック)の荷台に積み載せる場合、更にはゲームホール内に搬入 して設置する場合、あるいは遊技機の新旧交換時や使用済み機を搬出処理する場 合等においては、作業者が機械1台毎を横倒し状態にして外枠体または前記窓枠 の中央部分を直接把持して、機全体の重量的バランスを取り図りながら持運びし ているのが現状である。
【0005】 しかしこのような遊技機にあっては、機全体がかなりの重量であると共に、外 枠体の側枠杆や窓枠(ガラス扉)の側枠部が把持し難い構成(形状)であるために、 機の持運び(手持ち)に際しては、専門作業者であっても把持し難い態勢での重労 働となって煩わしくなっている。しかも、1人の作業者が1度に2台を持運ぶ場 合(左右各側の手で1台ずつ持運ぶ場合)には、持運び中にバランスを失なうと把 持していた手に怪我をすることがあり、面倒な作業の一つともなっていた。それ だけにこの種遊技機の取扱い、持運びを楽にし得るような好適な技術の提案が強 く望まれていた。
【0006】 なお、本考案の対象とする前記パチンコ機やアレンジボール機とは全く別異の 機種として区分されているスロットマシンでは、パチンコ機等と比較した場合、 前述した関東枠、関西枠の何れのタイプのものにあっても、重量が相当大きくな っており(約40Kg前後)、1人の作業者ではとても搬送、持運びができないため に、一部のメーカのものにあっては、縦長方形の外郭保護機箱の左右両側板に把 持用の口を開口したものが見られる。しかしこの口については、有効な利用条件 として2人の作業者が1台のマシンを縦向きにして持運んだり、台車やトラック に積み降しする場合に好適に利用できるとしても、前述したパチンコ機の場合の ように、1人の作業者が1台のマシンを横倒しにして持運ぶことのできる把持用 口としては到底利用することができず、1人作業者用の把持部としてはむしろ利 用不向きな状況にある。
【0007】
【考案の目的】
本考案は、前述した課題を好適に解決するべく提案されたものであって、機体 の所要部位に取扱い作業者が直接容易に把持することのできる把持部を付設して 、この把持部をもって1台単位毎に構成された遊技機全体を所要の向きで手早く 楽に持運びできるようにした把持部付きのパチンコ遊技機を提供することを目的 とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前述した課題を克服し、所期の目的を達成するため本考案に係るパチンコ遊技 機は、外郭保持枠をなす方形状の外枠体に対して、搭載枠用とされる前枠体が開 閉および着脱可能に組付けられると共に、この前枠体の前側、内側、裏側の各部 に必要な各種の遊技用構成部材等が搭載セットされる一方、前記外枠体の所要部 位に、遊技機取扱い者が直接把持することができる把持部を設けたことを特徴と する。
【0009】
【作用】
遊技機の取扱い作業者は、各種の遊技用構成部材等が搭載セットされた前枠体 が組付けられた外枠体の所要位置に設けられた把持部を直接把持して、遊技機を 持運ぶことができる。すなわち、重量のある遊技機を楽に持運んだり取扱うこと ができる。また把持部は、外枠体の側枠杆における遊技機全体の重心位置に設け られるので、作業者は、遊技機を横倒し状態にして持上げて、全体のバランスを 保ちながら所要場所へ無理なく安全に持運ぶことが可能である。更に、把持部を 外枠体における側枠杆の外表面に対して突出しない収納状態とすることにより、 該把持部が外表面から突出して障害物となることはない。
【0010】
【実施例】
次に、本考案に係るパチンコ遊技機につき、好適な実施例を挙げて、添付図面 を参照しながら以下詳細に説明する。なお、本実施例ではパチンコ機の場合を主 として例示する。
【0011】 本実施例のパチンコ機は、その全体が図1〜図3に略示されるように、外郭保 持枠をなす縦長方形の外枠体1の開口前面側に、搭載枠をなす縦長方形の前枠体 2が着脱および開閉可能に組付けられて機体が構成される。そしてこの機体にお ける前枠体2の前面各部に、窓枠3およびガラス扉4、上下の球受け皿5,6、 打球発射装置7の操作部8が夫々組付けセットされると共に、前枠体2の後側下 部に打球発射装置7の打球駆動部9が設置されている。また、前枠体2の開口面 裏側に設けられた保持枠10の正面内側に、遊技盤11が着脱交換可能に収容セ ットされており、一方保持枠10の裏側にアウト球、セーフ球および賞球の処理 に係る構成を有する機構セット盤12がセットされている。更に、このセット盤 12の各部に、ターミナル基盤13や制御回路基盤14,15等がセットされ、 また機体の各部に施錠装置16や球連絡部材17等が設置されている。
【0012】 なおパチンコ機では、外観サイズで区分される「関東枠」および「関西枠」のタイ プのものにあって、外枠体1と前枠体2を合わせた機体のサイズが変更されてい るものの、前記遊技用構成部材3〜12、電気制御手段13〜15、関連付属手 段16,17を含む全ての構成は、双方のタイプの共通用とされて当該の機体単 位で1台毎に構成されている。ちなみに、「関西枠」と比較してやや小型とされる「 関東枠」のタイプでは、外枠体1の内側構成部分(保持枠10や機構セット盤1 2)との周囲間隔Sが小さくなっている(図3および図11参照)。また外枠体1 および前枠体2は、一般に木製や合成樹脂製とされて、夫々の材質のもの同志が 適宜組合わされている。ちなみに、合成樹脂製の方が重くなっている。
【0013】 このようなパチンコ機にあって、1台毎の持運びを楽にし得るための技術手段 として、図1および図2に概略的に例示するように、機体の所要部位に取扱い作 業者が直接把持することのできる把持部Gが付設されている。そこでこの把持部 Gについて、好適な形態例を挙げて各例毎に説明する。但し本実施例では、パチ ンコ機1台毎を横倒し(横立て)状態で持運びできるようにすることを前提にして 、外枠体1の左右の側枠杆21,21の中央部、つまり機全体の総重量に係る重 心位置に対応する部分に把持部Gが付設されている例を主に示す。
【0014】
【第1形態例について】 第1形態例の把持部Gでは、図3〜図5に例示するように、外枠体1の夫々の 側枠杆21に取っ手31が幅方向(図3中の左右方向)へ起倒可能に装着されてい る。すなわち側枠杆21の外表面22側に形成された凹座部23内に、保持具3 5がねじ類の締付手段38により固定されており、この保持具35に対して取っ 手31が回動可能に連結支持されている。取っ手31は、例えば金属棒杆材を利 用して側枠杆21の長手方向(図4および図5の左右方向)に沿って平行な所要長 さを有する把持杆部32と、両側の支杆部33,33および軸杆部34,34とが 一連に屈曲成形されて、全体的には適宜弾性変形が可能とされている。そして両 側の軸杆部34,34が、前記保持具35,35に成形された支筒部36,36内 に挿入支持されている。
【0015】 なお、前記側枠杆21の凹座部23は、保持具35を外表面22から突出させ ない深さ寸法に設定されている。また、側枠杆21の外表面22には、取っ手3 1の支杆部33,33を没入させ得る深さの収納溝24,24が成形されて、取っ 手31を倒伏状態で収納できるよう構成されている。一方両保持具35,35の 支筒部36,36は、互いに同一線上に整合されており、その入口側には取っ手 31の支杆部33,33を位置決め係合し得る係合口37,37が形成されて、取 っ手31を起立状態で固定化できるようになっている。
【0016】 前述のように構成された第1形態例に係る把持部Gでは、指先操作で簡単に起 倒変化し得る取っ手31を、図3および図4に示すような起立状態にすることに より、両側の支杆部33,33が双方の保持具35,35の係合口37,37に係 合して振止めされたもとで、把持杆部32が側枠杆21の外表面22に対して突 出した状態で固定化保持できる。従ってパチンコ機の持運びに際しては、取扱い 作業者はこの取っ手31の把持杆部32を直接把持することにより、機全体を図 1および図2に略示する横倒し(横立て)状態にして楽に持上げることができ、ま た機全体のバランスを保ちながら所要場所へ無理なく安全に持運ぶことができる 。
【0017】 また、前記取っ手31の支扞部33,33を保持具35,35の係合口37,3 7から外して、取っ手31全体を側枠杆21側へ倒伏することにより、図5に示 すように、把持杆部32を除いた各杆部33,34が、凹座部23および収納溝 24,24内に没入した状態で収納することができ、取っ手31が側枠杆21の 外表面22に対して突出障害物とされない。従ってパチンコ機を横倒し状態にし たもとで、倉庫等に段積み保管する場合や、運送車(トラック)の荷台上に対して 積み降しする場合、更にはゲームホール内への搬入出および設置枠台の各設置枠 毎に対してパチンコ機を設置する場合等においては、取っ手31を障害物や干渉 物とすることなくパチンコ機を所定の状態、状況で取扱うことができる。
【0018】 このような把持部Gによれば、前述のように使用、不用の状況に応じて簡単に 起倒変化し得る取っ手31を利用してパチンコ機を楽にかつ安全に取扱うことが でき、特に機械の持運び、移動に際しては不慣れな作業者にとっても好適な把持 手段として手軽に使用し得、作業の軽減化、便宜を図ることができる。なお取っ 手31の倒伏収納状態において、図5に示すように把持杆部32が側枠杆21の 後端縁から後方にはみ出るようなことがあっても、障害物や干渉物とはされない 。
【0019】
【第2形態例について】 第2形態例の把持部Gでは、図6および図7に例示するように、外枠体1の夫 々の側枠杆21において、取っ手41が内外方向(図6および図7中の上下方向) に出没可能に装着されている。すなわち側枠杆21の外表面22側に形成された 凹座部23の両側所定間隔位置に、2つの挿通孔25,25が側枠杆21を貫通 して形成されており、この両挿通孔25,25を利用して取っ手41が昇降(出没 )可能に挿通支持されている。取っ手41は、例えば金属棒杆材を利用して、側 枠杆21の長手方向(図7の左右方向)に沿って平行な所要長さを有する把持杆部 42と、これに連続する両側の支杆部43,43とが一連に屈曲形成されており 、そして両側の支杆部43,43が、前記挿通孔25,25に対して側枠杆21の 外側から遊挿されて、その下端(内端)に形成されたねじ部44,44に、側枠杆 21の内表面26に係止できる係止座45,45を嵌挿して抜止め用のナット4 6,46が止着されている。
【0020】 なお側枠杆21の凹座部23は、取っ手41の把持杆部42の直径を考慮した 深さに寸法設定されて、側枠杆21の幅方向および長手方向に亘る所要範囲に亘 り凹設されている。そしてこの凹座部23を利用して、取扱い作業者が下降(没 入)状態にある取っ手41の把持杆部42を掴み易くなっている。また把持杆部 42を握っている場合に、指等が外表面に当らないようになっている。一方挿通 孔25,25は、取っ手41の支杆部43,43の外径に対して余裕のある内径に 形成されて、取っ手41が楽に出入れ(昇降)できるようになっている。更に、取 っ手41の抜止め用手段としては、ナット(袋ナットを含む)46以外のものを使 用してもよい。
【0021】 前述のように構成された第2形態例に係る把持部Gによれば、指先操作で側枠 杆21の内外方向(図示上下方向)に簡単に出没変化し得る取っ手41を利用して 、パチンコ機を楽に取扱うことができる。すなわち取っ手41を、図6および図 7の実線で示すように、側枠杆21の外側(図示上方)へ引出すことにより、両側 の支杆部43,43の係止座45,45が、側枠杆21の内表面26に係止した状 態で係合保持できる。従って、パチンコ機の取扱い作業者がこの取っ手41の把 持杆部42を直接把持することにより、機全体を図1および図2に略示する横倒 し状態で楽に持上げて、バランスを保ちながら安全に持運ぶことができる。また 図6および図7の想像線で示すように、前記取っ手41全体を側枠杆21の内側 (図示下方)へ押込むことにより、把持杆部42を凹座部23内に没入させた状態 で収納できる。従ってパチンコ機の段積み保管、運送車への積み降し、ゲームホ ール内への搬入出および設置枠台への設置等においては、取っ手41が突出障害 物とされることなく、パチンコ機を好適に取扱うことができる。
【0022】 なおこの第2形態例の把持部Gでは、側枠杆21に対して取っ手41が軽く出 入れできることが望まれる一方、パチンコ機の向き(縦立てまたは横立ての各状 態)によって取っ手41が不用意に出没しないことも望まれる。そこでこれらを 考慮した対応例として、側枠杆41の挿通孔25,25と取っ手41の支杆部4 3,43との間に、例えば合成樹脂製の支持スリーブ(図示せず)を介在させるよ うにしてもよい。また取っ手41は、把持杆部42が把持できる必要な分だけ出 没変化可能であればよく、側枠杆21の凹座部23を利用する場合では、両側の 支杆部43,43をできるだけ短かくする方が望ましい。ちなみに前述した「関東 枠」タイプのパチンコ機の場合では、前記前枠体2裏側の保持枠10の側縁部の 所要位置に、前記ナット46等に対する非干渉用の凹部(図14参照)を成形する ことが望まれる。
【0023】
【第3形態例について】 第3形態例の把持部Gでは、図8および図9に例示するように、外枠体1の夫 々の側枠杆21の後端縁に取っ手51が装着されている。すなわち側枠杆21の 後端縁に、幅方向に適宜深さを持つ凹部27が成形された例にあって、この凹部 27の開口面側に合わせて枠形状の取っ手51が、複数の締付手段58で固定さ れている。この取っ手51は例えば金属製のものであって、側枠杆21の凹部2 7に対して平行状に離隔した所要握り長さの把持杆部52と、この両側において 側枠杆21の後端面28に当接固定される第1支持片部53,53と、側枠杆2 1の内表面26に当接固定される第2支持片部54,54とが、一連に折曲成形 されている。そして凹部27と把持杆部52との間に、手を入れ易くした握り用 の空間部55が形成されている。
【0024】 なお取っ手51の第1、第2支持片部54,55には、各締付手段58,58用 の孔56,56が形成されている。また把持杆部52を素手で直接把持する場合 の保護用手段として、同杆部52に対して着脱可能に嵌合圧着し得る軟質合成樹 脂製等の保護片57を付設してもよい。
【0025】 従って、前述のように構成された第3形態例に係る把持部Gによれば、パチン コ機の取扱い作業者が取っ手51を直接把持することができるので、パチンコ機 の持運びに際しては、この取っ手51を利用して機全体を図1および図2に略示 する横倒し状態で楽に持上げて安全に持運ぶことができる。またパチンコ機の段 積み保管、運送車への積み降し、ゲームホール内への搬入出および設置枠台への 設置等においては、取っ手51が側枠杆21の外表面22に対する突出障害物と されることなく、パチンコ機を楽に取扱うことができる。
【0026】 なお、この第3形態例の把持部Gにおいて、側枠杆21の凹部27が成形され ない場合では、取っ手51の把持杆部52を、側枠杆21の後端面28に対して 指の入り得る必要間隔位置に形成すれば充分把持できる。そしてこの把持杆部5 2が側枠杆21の後方へ突出するとしても、前記外枠体1の開口後面より突出す る構成部材(前記機構セット盤12の各部分)の背面(裏面)より前方側に位置して いるもとでは、パチンコ機を整列保管したり、積載する際の干渉物、障害物とは されない。
【0027】
【第4形態例について】 第4形態例の把持部Gでは、図10および図11に例示するように、外枠体1 の夫々の側枠杆21における後側内隅角部に合わせて、取っ手61が複数の締付 手段68で固定されている。すなわちこの取っ手61は、例えば硬質合成樹脂製 のものであって、側枠杆21の後端面28に当接固定される第1支持片部62と 、側枠杆21の内表面26に当接固定される第2支持片部63とが互いに直角状 (断面L形状)に連設成形されている。そして第2支持片部63の内側前縁に滑止 め用の突縁部64が成形されて、この突縁部64と、側枠杆21の内表面26側 に成形された凹座部29との間に、指掛け用空間部65が形成されている。
【0028】 なお取っ手61の各支持片部62,63には、前記締付手段68,68用の透孔 66,66が形成されている。また、側枠杆21の凹座部29は指先が入り得る 適宜深さに、取っ手61の突縁部64は指先が掛り得る突出量に、夫々成形され ていることが望ましい。そして第1支持片部62の外表面側には、ずれ止め用の 突部67,67や波形状をなす指当て部(図示せず)等を必要に応じて設けてもよ い。
【0029】 従って、前述のように構成された第4形態例に係る把持部Gによれば、パチン コ機の取扱い作業者が取っ手61を直接把持することができるので、パチンコ機 の持運びに際しては、この取っ手61を利用して機全体を図1および図2に略示 する横倒し状態で楽に持上げて安全に持運ぶことができる。またパチンコ機の段 積み保管、運送車への積み降し、ゲームホール内への搬入出および設置枠台への 設置等においては、取っ手61が側枠杆21の外表面22に対する突出障害物と されることなく、パチンコ機を楽に取扱うことができる。
【0030】 なおこの第4形態例の把持部Gでは、図11に例示するように、側枠杆21の 内表面26と、内側構成部分(保持枠10や機構セット盤12)の側面との間隔S が大きいことが望ましく、前記「関西枠」タイプのパチンコ機に好適に実施できる 。この際、取っ手61の第2支持片部63が、間隔S内に位置しても前枠体2全 体の開閉時において干渉物とされることはない。
【0031】
【変更例】
本考案の対象とするパチンコ遊技機は、前述した形態例のみに制限されず、こ れを適宜変更したり、これ以外の形態にしても好適に実施できる。すなわち、例 えば以下に示す変更例が挙げられる。 (a)前記第1形態例の把持部Gの変更、応用例として、図12に例示するように 、外枠体1の側枠杆21の内表面26に固定した補強支持板35Aの両側支片3 6Aに、金属棒杆製または合成樹脂製の取っ手31を傾動可能に連結支持して、 この取っ手31を側枠杆21の外表面22から起立し得る状態と、側枠杆21の 収納溝24に没入し得る状態とに変化し得るようにした形態。なお取っ手31を 外枠体1と前枠体2との接合部(組合わせ面部)側に位置させたり、側枠杆21の 幅方向に取着することも可能である。 (b)前記第2形態例の把持部Gの変更・応用例として、図13に例示するように 、側枠杆21の凹座部23およびこの両側に貫設した挿通孔25,25の間に亘 り、例えば取っ手41として合成樹脂製のバンドを掛け通してその両内端部分4 8,48を、側枠杆21の内表面26に固定された抜止め用保持具49,49で移 動および係合(抜止め)可能に保持し、このバンド41を凹座部23内に没入する 収納状態と、凹座部23の外方(上方)に引出した状態とに変化し得るようにした 形態。 (c)前記第3,第4形態例の把持部Gでは、夫々の取っ手51,61を、適宜形状・ サイズ、材質等を選定して側枠杆21の後端縁側に付設する等の例が推奨され る。
【0032】 そして前述した各形態例および変更・応用例に係る把持部Gについては、機体 の外枠体1および前枠体2が共に合成樹脂製の場合であっても、好適に実施し得 る。一例として図14および図15に示すように、外枠杆1の側枠杆21の凹座 部23および挿通孔25,25を利用して、第2形態例の把持部Gの取っ手41 を出没可能に装着することもでき、この取っ手41を利用して遊技機を楽に取扱 うことができる。また何れの把持部Gについても、機体の一方の側部両端(上下 端)に2個配設したり、上部(外枠体1の上枠杆)の中央に設けてもよい。
【0033】
【考案の効果】
以上説明した如く、本考案に係るパチンコ遊技機によれば、取扱い作業者は、 外枠体に設けた把持部を直接把持して、遊技機を極めて容易に持運びおよび取扱 うことができる。すなわち、外枠体に把持部を設けただけの簡単な構成でありな がら、本願は遊技機の持運びや取扱いが極めて簡単に行ない得るという、極めて 実用性の高い効果を奏するものである。また把持部は、外枠体の側枠杆における 遊技機全体の重心位置に設けられるので、遊技機を横倒し(横立て)状態にして楽 に持上げることができ、また機全体のバランスを保ちながら所要場所へ無理なく 安全に持運ぶことができる。従って、1人の作業者が1度に2台の遊技機をバラ ンスを崩すことなく極めて楽に持運ぶことが可能となる。
【0034】 更に、把持部を、外枠体における側枠杆の外表面に対して突出しない収納状態 と、突出する起立状態とに変化し得るよう構成したので、当該把持部が外表面か ら突出して障害物となることはない。すなわち、パチンコ遊技機を倉庫等に段積 み保管する場合や、運送車の荷台上に対して積み降しする場合、更にはゲームホ ール内への搬入出および設置枠台の各設置枠毎に対してパチンコ遊技機を設置す る場合等において、把持部を障害物や干渉物とすることなくパチンコ遊技機を所 定の状態、状況で楽に取扱うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るパチンコ機の背面図であ
る。
【図2】実施例に係るパチンコ機の側面図である。
【図3】実施例に係るパチンコ機の縦断側面図である。
【図4】第1形態例に係る把持部を示す概略斜視図であ
る。
【図5】第1形態例に係る把持部を示す平面図である。
【図6】第2形態例に係る把持部を分解して示す概略斜
視図である。
【図7】第2形態例に係る把持部の縦断面図である。
【図8】第3形態例に係る把持部を分解して示す概略斜
視図である。
【図9】第3形態例に係る把持部の縦断面図である。
【図10】第4形態例に係る把持部を分解して示す概略
斜視図である。
【図11】第4形態例に係る把持部の縦断面図である。
【図12】第1形態例に係る把持部の変更例を示す縦断
面図である。
【図13】第2形態例に係る把持部の別の変更例を示す
縦断面図である。
【図14】外枠体および前枠体が共に合成樹脂製のパチ
ンコ機に第2形態例に係る把持部を採用した実施例の要
部縦断面図である。
【図15】図14に示すパチンコ機を一部切欠いて示す
要部正面図である。
【符号の説明】
1 外枠体 2 前枠体 3 窓枠 4 ガラス扉 5,6 球受け皿 7 打球発射装置 8 操作部 9 打球駆動部 10 保持枠 11 遊技盤 12 機構セット盤 21 側枠杆 22 外表面 31,41,51,61 取っ手 G 把持部

Claims (6)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外郭保持枠をなす方形状の外枠体(1)に
    対して、搭載枠用とされる前枠体(2)が開閉および着脱
    可能に組付けられると共に、この前枠体(2)の前側、内
    側、裏側の各部に必要な各種の遊技用構成部材(3〜12)
    等が搭載セットされる一方、前記外枠体(1)の所要部位
    に、遊技機取扱い者が直接把持することができる把持部
    (G)を設けたことを特徴とするパチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 前記把持部(G)は、前記外枠体(1)の少な
    くとも一方の側枠杆(21)において、遊技機全体の重心位
    置に対応する部位に外側から把持することができる取っ
    手(31,41,51,61)を設けた請求項1記載のパチンコ遊技
    機。
  3. 【請求項3】 前記把持部(G)は、前記外枠体(1)の少な
    くとも一方の側枠杆(21)の略中央部に、取っ手(31)を側
    枠杆(21)の幅方向に回動可能に装着し、この取っ手(31)
    を側枠杆(21)の外表面(22)側に対して、突出しない倒伏
    収納状態と突出する起立状態とに変化できるようにした
    請求項1記載のパチンコ遊技機。
  4. 【請求項4】 前記把持部(G)は、前記外枠体(1)の少な
    くとも一方の側枠杆(21)の略中央部に、取っ手(41)を内
    外方向への出没可能に装着し、この取っ手(41)を側枠杆
    (21)の外表面側に対して、突出しない没入収納状態と、
    突出する起立状態とに変化できるようにした請求項1記
    載のパチンコ遊技機。
  5. 【請求項5】 前記把持部(G)は、前記外枠体(1)の少な
    くとも一方の側枠杆(21)の略中央部の後端縁に、握り用
    空間部(55)を有する取っ手(51)を取着した請求項1記載
    のパチンコ遊技機。
  6. 【請求項6】 前記把持部(G)は、前記外枠体(1)の少な
    くとも一方の側枠杆(21)の略中央部の内側後端縁に、指
    掛け用の取っ手(61)を取着した請求項1記載のパチンコ
    遊技機。
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