JPH0675500A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

Info

Publication number
JPH0675500A
JPH0675500A JP4227200A JP22720092A JPH0675500A JP H0675500 A JPH0675500 A JP H0675500A JP 4227200 A JP4227200 A JP 4227200A JP 22720092 A JP22720092 A JP 22720092A JP H0675500 A JPH0675500 A JP H0675500A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulley
drive
fixing roller
fixing
speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4227200A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3121447B2 (ja
Inventor
Kazuyuki Kato
和行 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP04227200A priority Critical patent/JP3121447B2/ja
Publication of JPH0675500A publication Critical patent/JPH0675500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3121447B2 publication Critical patent/JP3121447B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Transmissions By Endless Flexible Members (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で定着ローラの熱膨張により速度
変化を軽減し、転写・分離部と定着ローラと速度差を略
一定に保つことのできる定着装置を提供する。 【構成】 定着ローラ1は右側板3に対してリング7に
よって規制され位置固定で支持されているが、左側板に
対しては規制がなく伸縮可能に支持されている。その伸
縮可能な端部に、駆動Vプーリー11とVベルト12を
介して駆動連結されたVプーリー8が固定されている。
駆動Vプーリー11は、駆動軸10の軸線と直交面で、
かつV字状の溝のほぼ最下点で2分され、左半部11b
は駆動軸10に設けられたリング13を介してその軸線
方向に移動可能に装着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、駆動源に駆動伝達手段
を介して駆動連結され、加熱手段によって加熱される定
着ローラを有する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記形式の定着装置は周知であり、複写
機、プリンタ、ファクシミリ等に用いられている。この
種の定着装置においては、像担持体、例えば感光体でト
ナー像が転写され、そして感光体から分離された用紙を
搬送ベルト等の適宜搬送手段によって定着部に送り、定
着ローラ対で挾持搬送することによりトナー像を用紙に
定着している。この場合、感光体の転写・分離部から定
着ローラ対までの搬送長が最大用紙の搬送方向長さより
も長ければ、用紙が感光体の転写・分離部と定着ローラ
対との両者に跨ることはない。しかし、例えばA0サイ
ズ如き長尺の用紙が複写可能な機械では転写・分離中に
用紙が定着ローラに到達するため、用紙はその間で引っ
張られるか、弛むかの何れかになる。
【0003】このような場合、通常は引っ張られると転
写中の画像がブレるので、弛みが生ずるように構成して
いる。すなわち、転写中の用紙の搬送速度V1に対し、
定着中の用紙の搬送速度をV2とすると、V1≧V2と
なるように構成している。このとき、V1=V2に設定
すると、定着ローラが熱膨張により径が変化するので、
V1>V2に設定するのが普通である。
【0004】しかし、V1>V2に設定したとき、その
速度差が大き過ぎると、用紙の弛み量も大きくなり、シ
ワ等の発生の原因となるので、速度差は経験値が適用さ
れている。
【0005】また、特開平1−267237号公報には
定着装置の上流側にループ検知手段を設けて用紙の弛み
量を検知し、定着装置の搬送速度を切り換えループ量を
一定に保つことが記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、V1>
V2の速度差を経験値で設定しても、用紙の種類による
スリップ率、用紙の厚み、用紙の幅などによって弛みの
大きさにバラツキが生じてしまう。従って、V1>V2
の速度差を小さめに設定すると、弛みが生じにくい用紙
では定着ローラの熱膨張も加わって、定着ローラの速度
が増して転写中の用紙が引っ張られることが起こり得
る。また、その速度差を大きめに設定すると、弛みが生
じ易い用紙のとき、大きな弛みができてしまいシワ等の
発生するという問題があった。
【0007】一方、定着装置の搬送速度を切り換えルー
プ量を一定に保つ構成ではこのような問題が起こらない
が、弛みを常時検知して制御しなければならないので、
コストが嵩むだけでなく、定着ローラの速度を段階的に
切り換えるので、用紙や駆動系にショックを与えてしま
い、ジター等の画像異常が発生しやすいという別の問題
があった。
【0008】本発明は、上述した従来の問題を解消し、
簡単な構成で定着ローラの熱膨張により速度変化を軽減
し、転写・分離部と定着ローラと速度差を略一定に保つ
ことのできる定着装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成する本発
明は、駆動源に駆動伝達手段を介して駆動連結された定
着ローラを有する定着装置において、前記定着ローラの
一端が熱膨張に対して略固定で、他端が伸縮可能に支持
されており、該定着ローラの他端に取り付けられた前記
駆動伝達手段としての略V字状の溝に形成されたVプー
リーと、前記駆動源側の軸に取り付けられ、略V字状の
溝が形成された駆動Vプーリーと、該駆動Vプーリーと
前記Vプーリーとに巻き掛けられた断面略V字状のVベ
ルトとを有し、前記駆動Vプーリーが駆動軸に対してV
字状の溝のほぼ最下点で2分され、2分された駆動Vプ
ーリーの前記定着ローラの一端に対応する側が前記駆動
軸に固定され、2分された駆動Vプーリーの前記定着ロ
ーラの他端に対応する側が前記駆動軸にスライド可能に
装着されていることを特徴としている。
【0010】さらに、本発明は前記Vプーリー及び駆動
VプーリーのV角度が、前記定着ローラの材質、肉厚、
長さ、温度制御範囲、用紙のタルミ量の許容値等から設
定されていることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記の構成によれば、駆動Vプーリーが駆動軸
に対してV字状の溝のほぼ最下点で2分され、2分され
た駆動Vプーリーの定着ローラの一端に対応する側が前
記駆動軸に固定され、定着ローラの他端に対応する側が
駆動軸にスライド可能に装着されているので、定着ロー
ラが熱膨張で径が大きくなるとき、定着ローラの長さも
伸び、Vベルトが2分された駆動Vプーリー間に落ち込
むことで、Vベルトが駆動Vプーリーの小径部分に巻き
掛けられる。従って、定着ローラが熱膨張で径が大きく
なることによる速度増加分と、Vベルトが駆動Vプーリ
ーの小径部分に巻き掛けられることによる減速分とで補
正され、転写・分離部と定着ローラと用紙搬送速度差
を、用紙のタルミ量が適量範囲となる速度差に保つこと
のできる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に従って説
明する。図1は、本発明に係る定着装置の断面図であ
る。図1において、1は定着ローラ1、2は定着ローラ
1に内蔵されたヒーターであり、定着装置は図示してい
ないサーミスタ等で温度制御が行われ、複写機の場合、
定着ローラ1の表面温度が160乃至195℃に制御さ
れている。この定着ローラは、左右両側板3,4にそれ
ぞれ軸受5,6を介して回転自在に支持されている。こ
の場合、定着ローラ1は右側板3に対してリング7によ
って規制され位置固定で支持されているが、左側板に対
しては規制がなく伸縮可能に支持されている。
【0013】定着ローラ1の伸縮可能な側の端部、すな
わち左端部には定着ローラ1を回転駆動する駆動源から
の駆動伝達手段として略V字状の溝に形成されたVプー
リー8が固定されている。本実施例における定着ローラ
1の駆動源は、左側板4に取り付けられたモーター9で
あり、該モーター9の駆動軸10は定着ローラ1の軸線
と平行になるように取り付けられている。この駆動軸1
0には駆動Vプーリー11が取り付けられ、駆動Vプー
リー11と上記Vプーリー8とに断面が略V字状のVベ
ルト12が巻き掛けられている。なお、本例のVベルト
12の断面形状はVの字の下部部分を切り落した逆台形
状に形成されている。
【0014】駆動Vプーリー11は、駆動軸10の軸線
と直交面で、かつV字状の溝のほぼ最下点で2分され
て、右半部11aと左半部11bとで構成されている。
この駆動Vプーリー11の右半部11aは、駆動軸10
に固定されているが、定着ローラ1の伸縮側に対応する
左半部11bは駆動軸10に設けられたリング13を介
してその軸線方向に移動可能に装着されている。そし
て、駆動Vプーリー11の左半部11bには駆動軸10
の左端に設けられたリング14に一端が圧接されたスプ
リング15の他端が圧接されていることにより、右半部
11aに当接する方向への押圧力が常時付勢されてい
る。なお、定着ローラ1の右端部には他の部材へ回転駆
動を伝達するためギヤ16が設けられている。
【0015】かく構成の定着装置は、定着ローラ1が熱
膨張で径が大径になるとき、その軸線方向の長さも長く
なる。定着ローラ1の軸線方向の長さが長くなると、定
着ローラ1は右側板3に対して位置固定で支持されてい
るが、左側板に対しては伸縮可能に支持されているた
め、左端側が左へ伸びる。例えば、定着ローラ1が20
℃から195℃まで温度が上昇し、定着ローラ1の材質
がアルミであると、熱膨張係数が23.9×10~6であ
り、長さが1000mmとしたとき約4mm程度左端側
が伸びる。
【0016】このため、Vプーリー8も図2の鎖線の位
置から実線の位置まで移動し、それに伴いVベルト12
も左へ移動する。このVベルト12の移動によって、駆
動Vプーリー11にも左へ移動力が付勢される。そし
て、駆動軸10に移動可能に装着されている駆動Vプー
リー11の左半部11bが、その左へ移動力が付勢力に
よって右半部11aから離れて鎖線の位置から実線の位
置までスプリング15の作用に抗して移動することによ
り、駆動Vプーリー11が拡がり、Vベルト12がその
中に落ち込む。このとき、モーター9の回転数は一定で
あるから、定着ローラ1へ伝達される回転数が減少し、
定着ローラ1の周速が下がる。
【0017】かくして、定着ローラ1が熱膨張で径が大
きくなることによる速度増加分と、Vベルト12の落ち
込みで駆動Vプーリーの小径部分に巻き掛けられること
による減速分とで定着ローラ1による用紙搬送速度が補
正され、熱膨張による周速が変化を微差にすることがで
き、しかも速度補正は無段階に行われる。従って、転写
・分離部と定着ローラ1と速度差を、用紙のタルミ量が
適量範囲となる速度差に保つことのできる。
【0018】また、逆に連続通紙などで定着ローラ1が
下がってきたとき、径が小さくなりその周速がダウンし
て用紙の弛み量が増えてくるが、この場合上記とは逆に
定着ローラ1が実線の位置から鎖線の位置へ戻ってくる
ので、スプリング15の作用で駆動Vプーリー11の左
半部11bも戻り、実質上定着ローラ1の速度変化が無
くなる。
【0019】なお、Vプーリー8、駆動Vプーリー11
及びVベルト12のV角度を、定着ローラ1の材質、肉
厚、長さ、温度制御範囲、用紙のタルミ量の許容値等か
ら設定することにより、熱膨張による周速が変化がほぼ
なくなり、安定した適量の用紙タルミ量が得られる。
【0020】
【発明の効果】上記の構成によれば、本発明は定着ロー
ラが熱膨張で径が大きくなるとき、2分された駆動Vプ
ーリー間広がってVベルトの巻き掛け位置が下がるの
で、熱膨張で定着ローラが高速になる分と、実質上駆動
Vプーリーが小径になって低速になる分とで補正され、
転写・分離部と定着ローラと速度差を、用紙のタルミ量
が適量範囲となる速度差に保つことのできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置の駆動部を示す断面説明
図である。
【図2】その作動を示す断面説明図である。
【符号の説明】
1 定着ローラ 8 Vプーリー 9 モーター 11 駆動Vプーリー 11a 駆動Vプーリーの右半部 11b 駆動Vプーリーの左半部 12 Vベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動源に駆動伝達手段を介して駆動連結
    され、加熱手段によって加熱される定着ローラを有する
    定着装置において、 前記定着ローラの一端が熱膨張に対して略固定で、他端
    が伸縮可能に支持されており、該定着ローラの他端に取
    り付けられた前記駆動伝達手段としての略V字状の溝に
    形成されたVプーリーと、前記駆動源側の軸に取り付け
    られ、略V字状の溝が形成された駆動Vプーリーと、該
    駆動Vプーリーと前記Vプーリーとに巻き掛けられた断
    面略V字状のVベルトとを有し、前記駆動Vプーリーが
    駆動軸に対してV字状溝のほぼ最下点に沿って2分さ
    れ、2分された駆動Vプーリーの前記定着ローラの一端
    に対応する側が前記駆動軸に固定され、2分された駆動
    Vプーリーの前記定着ローラの他端に対応する側が前記
    駆動軸にスライド可能に装着されていることを特徴とす
    る定着装置。
  2. 【請求項2】 前記Vプーリー及び駆動VプーリーのV
    角度が、前記定着ローラの材質、肉厚、長さ、温度制御
    範囲、用紙のタルミ量の許容値等から設定されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
JP04227200A 1992-08-26 1992-08-26 定着装置 Expired - Fee Related JP3121447B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04227200A JP3121447B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04227200A JP3121447B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0675500A true JPH0675500A (ja) 1994-03-18
JP3121447B2 JP3121447B2 (ja) 2000-12-25

Family

ID=16857068

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04227200A Expired - Fee Related JP3121447B2 (ja) 1992-08-26 1992-08-26 定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3121447B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010060864A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
US8268372B2 (en) 2004-01-20 2012-09-18 Danstar Ferment Ag Method for preventing defective ageing of white wines
JP2016161736A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8268372B2 (en) 2004-01-20 2012-09-18 Danstar Ferment Ag Method for preventing defective ageing of white wines
JP2010060864A (ja) * 2008-09-04 2010-03-18 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP4710939B2 (ja) * 2008-09-04 2011-06-29 コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 画像形成装置
US8463162B2 (en) 2008-09-04 2013-06-11 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image forming apparatus
JP2016161736A (ja) * 2015-03-02 2016-09-05 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP3121447B2 (ja) 2000-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5471289A (en) Fixing device having a skew compensation capability
US5050859A (en) Variable speed sheet transport system
US6053832A (en) Belt driving device having a belt shift correcting member
US5832353A (en) Belt-type fixing device
JP2014066802A (ja) 画像加熱装置
US4288068A (en) Sheet feeding device
US4785325A (en) Adjustable speed control for a document imaging system
JPH0675500A (ja) 定着装置
JPS6127299B2 (ja)
JPH09144821A (ja) 駆動伝達装置
JP3741606B2 (ja) ベルト駆動装置及びそれを備えた電子写真装置
JPH08119503A (ja) 画像記録装置
JP7180232B2 (ja) 転写装置および画像形成装置
JPH10161441A (ja) 画像形成装置
US4607836A (en) Copying machine
JPH0680273A (ja) 画像形成装置
KR100370188B1 (ko) 습식 전자사진방식 인쇄기의 잼방지장치
JP2000097298A (ja) エンドレスフィルムの寄り防止装置とフィルム式加熱装置および画像形成装置
JPH07325501A (ja) 電子写真式プリンタ
JP2002296972A (ja) ベルト搬送装置
JP3009456B2 (ja) 定着装置
US6856784B2 (en) Compact belt fuser apparatus with floating idler rollers supported by belt
JPH04360181A (ja) 熱定着器
JP2023030470A (ja) 中間転写ベルト装置および画像形成装置
JPH10123865A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees