JPH067548A - 航行体の高度制御装置 - Google Patents

航行体の高度制御装置

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JPH067548A
JPH067548A JP20938792A JP20938792A JPH067548A JP H067548 A JPH067548 A JP H067548A JP 20938792 A JP20938792 A JP 20938792A JP 20938792 A JP20938792 A JP 20938792A JP H067548 A JPH067548 A JP H067548A
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altitude
signal
atmospheric pressure
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control
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JP20938792A
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Takashi Kanai
孝 金井
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 大気中を航行する航行体において、相対高度
を自動的に制御しながら航行するようにすること。 【構成】 大気圧を検出する半導体トランジューサーを
航行体に搭載して、その出力信号にて航行体の昇降手段
に働きかけることにより、航行体の高度を制御するよう
にした装置。また航行体をリモートコントロールする場
合においては操縦者が任意に高度指令を出せるようにし
た装置。さらに、気象変化による大気圧の変動の影響を
無くするために、操縦場所あるいはその他の基準となる
場所の大気圧を検出し高度指令から差し引くようにした
航行体の高度制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大気中を航行する航行
体の高度を制御する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】航行体、例えば無人ヘリコプタ、無人飛
行機の高度制御手段の従来例を、そのブロック図である
図3を参照して説明する。操縦場所において操縦者20
0が無線操縦用送信機201にて航行体に操縦信号を送
ると、その航行体に搭載された無線操縦用受信機202
にて復調し昇降用信号203、及びその他の信号に分離
され、左右方向用操縦機構204、その他の操縦機構2
05より航行体210が制御される。
【0003】ここで本発明にかかわる昇降信号について
説明する。無線操縦用受信機202により復調された昇
降用信号203は、航行体の昇降の角速度を検出する昇
降方向軸ジャイロセンサ206の出力とミキシング回路
207にて昇降方向に安定するような信号に変換されサ
ーボモータ208を経て昇降用制御機構209を動作せ
しめる。これらの一連の動作により航行体210の昇降
方向の安定化を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
たような昇降方向軸の角速度方向の変位を検出する方法
では、機体の高度を長時間維持する事が不可能であった
ため、空中撮影、薬剤散布等一定高度で機体を制御する
事に熟練を要した。
【0005】そして、従来の昇降方向軸ジャイロセンサ
ーはモータ等のアクチュエータと組合わせた物が多く、
その検出機構が複雑であると共に大型かつ重量が重かっ
た。
【0006】また、従来の小型無人航行体においては、
大気圧を検出し相対高度を制御するような手段が無かっ
た。
【0007】本発明の相対高度を知る手段として大気圧
より換算を行っているが、その性質上大気の気圧変化に
その相対高度が左右され、経時誤差を生じてしまうとい
う欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するために相対高度を知る手段として大気圧センサー
を用いてその出力より、高度を検出し航行体に働きかけ
高度を維持するようにした制御装置である。
【0009】そして、前記問題点の一つであるセンサー
の重量を軽くし回路も筒略化するために、大気圧を検出
する手段として半導体圧力トランスジューサを用いたも
のである。
【0010】また、航行体の高度を任意に制御するため
に航行体に無線又は有線等にて、高度指令信号を送り、
航行体に搭載されたセンサーと差動せしめるようにした
制御回路を設けたものである。
【0011】さらに、無線又は有線等にて航行体を操縦
する場合に於いて操縦する場所あるいはその他の基準と
なる場所における大気圧を検出し、航行体の航行してい
る大気圧信号から差し引き、高度指令と差動せしめ航行
体の高度を昇降できる手段に働きかけ、航行体の高度を
制御するようにした制御回路をもうけたものである。
【0012】
【作用】本発明によれば航行体が指定された任意の大気
圧中航行するので自動的に高度を制御しながら航行する
事ができる。
【0013】そして、大気圧の検出に半導体圧力トラン
スジューサーを用いる事により、安定した高度を維持し
ながら航行する航行体が小型軽量にできる。
【0014】また、操縦する場所から高度指令ができる
事により、航行中いつでも任意に飛行体の高度を調整す
る事ができる。
【0015】さらに、操縦する場所あるいはその他の基
準となる場所における大気圧を検出し、航行体の航行し
ている大気圧信号から差し引き高度指令と差動せしめ、
航行体の高度を昇降できる手段に働きかける事により、
気象変化による大気圧変動に左右される事なく相対高度
を維持しながら航行する事ができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明に係わる航行体の高度制御装置
について具体的な実施例を図面に基づいて説明する。図
1は本発明の一実施例、ラジコン飛行機の高度制御を行
った場合の本発明の一実施例のブロック図である。この
中で図3と同一符号は互いに同一部分を示すものとす
る。
【0017】図1の中の操縦者200はラジコン飛行機
である航行体210を操縦すべくいろいろな操作を行
う。それは左右方向用操縦機構204、その他操縦機構
205も含まれる。これらの操縦信号は無線操縦用送信
機201にて電波として空中に発信され、空中にある航
行体であるラジコン飛行機に搭載された無線操縦用受信
機202にて受信されると同時にそれぞれの信号に分離
される。
【0018】そこで、本発明にかかわる高度制御部分に
ついて詳細に説明する。航行体の昇降用制御信号は本事
施例ではエンジンコントロール信号7と昇降蛇を動かす
エレベータ信号8がある。どちらも航行体の高度を昇降
せしめるべき信号である。本実施例においてはこれらの
信号に対し、大気圧センサーB6により検出した大気圧
信号と高度指令信号4とを差動増幅器B5により比較
し、その差分の信号をミキシング回路A9、ミキシング
回路B10、にてミキシングすることにより、サーボモ
ータA11、サーボモータB12に信号を送りそれぞれ
エンジンスロットル13、エレベータ機構14を動作さ
せている。
【0019】これら一連の制御動作は高度指令信号4に
対し、大気圧センサーB6の高度信号が高くなればそれ
ぞれ航行体210を降下させる方向に働き、逆に大気圧
センサーB6の高度信号が低くなれば航行体210を上
昇させる方向にフィードバックがかけられている。
【0020】さて、高度指令信号4は操縦場所あるい
は、その他基準となる場所における大気圧を大気圧セン
サーA1で検出し、差動増幅器A2にて高度指令信号3
と演算した信号を無線操縦用送信機201にて電波に乗
せ、空中にある航行体に搭載された無線操縦用受信機2
02で復調したものである。
【0021】ここで、この高度指令信号4は特に操縦場
所から送られて来る高度設定信号を使わずとも、予め航
行体内部で設定しておけばある大気圧の中を自動的に航
行する事は言うまでも無い。また、図1本発明の一実施
例のブロック図中のミキシング回路A、9ミキシング回
路Bによって行われるエンジンコントロール信号7、エ
レベータコントロール信号8を使う事無く高度指令信号
4のみでも、航行は可能である。
【0022】次に、図1本発明の一実施例のブロツク図
で示す中において、本発明にかかわる回路を例としてあ
げ、さらに詳細に説明する。
【0023】図2は本発明の回路図の一例であり、図1
本発明の一実施例のブロック図の中の本発明にかかわる
部分の詳細回路である。大気圧センサーチップPS1
は、拡散型半導体トランスジューサーで、半導体製造プ
ロセスを経た半導体のピエゾ抵抗効果を利用したダイア
フラム構造の絶対圧センサーである。このセンサーチッ
プの出力は、大気圧に比例した信号を出力する。
【0024】本発明の高度を知る原理は国際標準大気
(ISA)の気圧と高度の関係を使って相対高度を相定
する手法を用いている。これは、大気の圧力は海面上に
おいて約1atmで約1013mbを標準としここから
上空に行くにつれて低くなって行く(5000m上昇す
るごとに約1/2になる。)という法則を利用したもの
である。
【0025】この大気圧センサーチップPS1は通常定
電流で駆動されるため、アンプA1抵抗R1、ZD1、
R2、により定電流の供給を行っている。さらに大気圧
センサーチップPS1の構造上出力信号が微弱であると
共に内部が電気的にブリッジ構造になっているため、ア
ンプA2、アンプA3により信号増幅を行っている。
【0026】この出力信号はVR1により制御しやすい
信号レベルまでオフセットされて、差動増幅器A4にて
高度指令信号4と比較される。この比較された誤差信号
は、サーボモータへの信号を作るミキシングアンプにて
コントロール信号とミキシングされる。
【0027】ここでVR2、C1は制御回路の応答速度
を決定する時定数用であり、VR3は制御感度を決定す
るゲイン調整用ボリュームである。
【0028】実際の運用においては、航行体の空中特性
と昇降操縦機構の特性に合わせるべく、航行体の上昇側
と下降側の感度と動作幅を調整する動作幅設定回路15
も併用している。
【0029】前記図2本発明の回路図の一例の説明で明
確に分かるように、高度指令4並びに昇降用信号である
エレベータ信号8、エンジンコントロール信号7は無線
又は有線等で操縦者から航行体に送らなくても航行体に
てあらかじめ設定しておけば航行体は自動的に離陸し一
定大気圧中で航行を行い、航行用動力源が無くなれば自
動的に着陸するという航行体のフリーフライトも可能で
ある。
【0030】尚、本発明は今まで詳細に説明した実施例
のラジコン飛行機のみならず、他の航行体例えば無人へ
リ、無人気球等のあらゆる大気圧に飛行する航行体に、
同様の作用効果を奏することは勿論である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、相対高度を維持し
ながら航行体が航行できるゆえに、地上地形又は海上の
構造物の影響を受ける事なく、空中撮影等が可能になっ
たと同時に従来操縦者が非常に熟練を要した高度制御技
能を大幅に楽にする事が可能になったので、航行そのも
のの信頼性が大幅上るという利点を有する。
【0032】そして、半導体圧力トランスジューサを高
度検出に用いた事により、安定した航行をする航行体が
非常に小型軽量にでき、その生産コスト並びに維持運用
コストを低くできると同時に、地型的に狭い場所での航
行も、より容易にするという利点を有する。
【0033】また、操縦者から高度指令を送る事により
航行体の高度を安定して自由に変える事が可能になった
ため、空中撮影等、非常に楽にする事が可能になったと
いう利点を有する。
【0034】さらに、操縦する場所あるいはその他の基
準となる場所におけ大気圧との差動をとり、高度を制御
する事により気象変化にともなう航行高度への影響を無
くする事ができるばかりでなく、例えば火山等の危除地
帯の空中撮影を行うラジコン機を地上から離陸させ現状
に行く際に、そのラジコン機を操縦する、操縦者を有人
大型ヘリコプターに同乗させ、同時にそこを基準大気圧
として制御させる事により、ラジコン機が有人大型ヘリ
コプターとの高度差を自動的に一定保持しながら追従し
て行くという事さえも可能にするという利点も有する。
【0035】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のブロック図
【図2】本発明の回路図の一例
【図3】従来の高度制御手段
【符号の説明】
1 大気圧センサーA 2 差動増幅器A 3 高度指令設定信号 4 高度指令信号 5 差動増幅器B 6 大気圧センサーB 7 エンジンコントロール信号 8 エレベータ信号 9 ミキシング回路A 10 ミキシング回路B 11 サーボモータA 12 サーボモータB 13 エンジンスロットル 14 エレベータ機構 15 動作幅設定回路 200 操縦者 201 無線操縦用送信機 202 無線操縦用受信機 203 昇降用信号 204 左右方向用操縦機構 205 その他の操縦機構 206 昇降方向軸ジャイロセンサー 207 ミキシング回路 208 サーボモータ 209 昇降用制御機構 210 航行体 PS1 大気圧センサーチップ R1〜R10 抵抗 ZD1 ツェナーダイオード A1〜A5 アンプ C1 コンデンサ VR1〜VR2 ボリューム POT1 ポテンショメータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高度を昇降することの可能な手段を有す
    る航行体に於て、航行体の航行している大気圧を検出
    し、相対高度を知り得る大気圧センサーを設け上記航行
    体の高度を昇降できる手段に働きかけることにより、航
    行体の高度を維持制御するようになした事を特徴とす
    る、航行体の高度制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の高度制御装置において、
    相対高度を知り得る大気圧センサーに、半導体圧力トラ
    ンジューサーを用いた事を特徴とする、航行体の高度制
    御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の高度制御装置において、
    航行体に無線又は有線等の手段を用いて高度指令を送
    り、上記大気圧センサーの信号と比較差動せしめ、高度
    を昇降できる手段に働きかけるようにした事を特徴とす
    る、航行体の高度制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の高度制御装置において、
    無線又は有線等にて航行体の高度を任意に変化させる場
    合、無線又は有線等にて操縦する場所、あるいはその他
    の基準となる場所における大気圧を検出し、高度指令か
    ら差し引き差動せしめ、航行体の高度を制御するように
    なした事を特徴とする、航行体の高度制御装置。
JP20938792A 1992-06-27 1992-06-27 航行体の高度制御装置 Pending JPH067548A (ja)

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JP (1) JPH067548A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7878595B2 (en) 2005-01-04 2011-02-01 Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha Pivot mechanism

Cited By (1)

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