JPH067517U - 傘立設用支持具 - Google Patents
傘立設用支持具Info
- Publication number
- JPH067517U JPH067517U JP5382992U JP5382992U JPH067517U JP H067517 U JPH067517 U JP H067517U JP 5382992 U JP5382992 U JP 5382992U JP 5382992 U JP5382992 U JP 5382992U JP H067517 U JPH067517 U JP H067517U
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- JP
- Japan
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- umbrella
- passenger
- support
- vehicle
- thigh
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- Pending
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- Walking Sticks, Umbrellas, And Fans (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 乗客が車両内で両手を離しても、傘を立設さ
せて保持することが可能な支持具を提供することによ
り、傘の存在を気にすることなく乗客が車両内で読書や
編み物等を心地良く行えるようにすると共に、傘に付着
した水滴が乗客の洋服等を濡らさないようにし、更に
は、車両内への傘の置き忘れを防止することを目的とす
る。 【構成】 乗客Aの大腿部Ax若しくはその周辺部により
拘束支持される拘束支持部5を支持具1の一方側に形成
すると共に、傘Xが立設した状態でその上下方向中間部
が係止される係止部4を支持具1の他方側に形成する。
そして、乗客AがシートBに着座した時に、大腿部Ax等
とシートBとの間に、支持具1の拘束支持部5を介在さ
せるようにする。
せて保持することが可能な支持具を提供することによ
り、傘の存在を気にすることなく乗客が車両内で読書や
編み物等を心地良く行えるようにすると共に、傘に付着
した水滴が乗客の洋服等を濡らさないようにし、更に
は、車両内への傘の置き忘れを防止することを目的とす
る。 【構成】 乗客Aの大腿部Ax若しくはその周辺部により
拘束支持される拘束支持部5を支持具1の一方側に形成
すると共に、傘Xが立設した状態でその上下方向中間部
が係止される係止部4を支持具1の他方側に形成する。
そして、乗客AがシートBに着座した時に、大腿部Ax等
とシートBとの間に、支持具1の拘束支持部5を介在さ
せるようにする。
Description
【0001】
本考案は、例えば電車やバス等に乗車している乗客が自己所有の傘を容易に保 管するための技術に関し、特に、シートに着座している乗客が自己の手を使わず とも傘を確実に立設支持させておくための技術に関する。
【0002】
周知のように、雨天時等に電車やバス等に乗車する際には、乗客は傘を手に握 持した状態で当該車両の客室内に入るが、客室内には傘立て等の傘置場が備えら れていない関係上、乗客は自らの手で傘を持っておかねばならない。そして、客 室内には傘を立て掛けるのに好都合な場所は存在せず、また仮に傘を車両内壁部 等に立て掛けておいたとしても、当該車両の発進時や制動時或いは走行中におけ る車両の揺れ等に起因して、傘が倒れてしまうことになる。従って、乗客が立っ たままの状態で吊り革等を握っている場合は勿論のこと、シートに着座した場合 においても、常に傘から手を離すことはできない。更に、隣の乗客等に迷惑をか けないようにするには、傘に付着している水滴を床面に確実に流下させねばなら ず、このため、乗客は傘を常に立設状態に保持しておく必要がある。
【0003】
しかしながら、乗客が当該車両に乗車する際には、他の荷物を持っているのが 通例であり、この荷物と傘との双方を手で持っておくことは極めて煩雑且つ面倒 なものであると共に、晴天下における乗車時と比較して傘が邪魔なものとなり、 心地良く乗車できないという問題がある。 加えて、客室内で乗客が例えば読書をしようとすれば、一方の手で本を持ち且 つ他方の手で傘を持っておかねばならず、手が短時間で疲労してしまうという不 具合を招くばかりでなく、本以外に他の荷物を持っている場合には、読書を行う ことすらも不可能となり、客室内で無駄な時間を過ごさねばならいという不具合 も招く。 一方、乗客がシートに着座している場合には、傘から両手を離した状態で読書 や編み物等をしている光景も見られるが、この場合においても、傘を何らかの方 法で立設させておく必要があり、このための方策として従来においては、乗客の 両足の間(股の間)に傘を挟持させておく手法しか見当たらず、このような単純 な手法によれば、傘と足とが接触することに起因して、乗客の足や衣服が濡れて しまうという問題を有していた。 また、隣に着座している乗客との間のスペースを利用してシートに傘を立て掛 けることも行われているが、この場合においては、隣の乗客の衣服を濡らしたり 等の弊害を招き、他人に多大な迷惑をかけるという問題がある。更に、単に傘を 立て掛けておいただけでは、不安定な状態であることに起因して、傘が何時倒れ るかを常に気配りしておかねばならず、安心感を持って乗車できないという問題 をも有していると共に、電車のコーナー部や手すり部分に傘を立て掛けておいた 場合には、降車時に客室内に傘を置き忘れるといった事態をも招く。 尚、このような問題は、雨傘に限らず、日傘等についても同様にして生じ得る ものである。
【0004】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、乗客の大腿部若しくはその周 辺部を傘立設支持用に有効利用した新規且つ簡単な構成の支持具を提供すること により、傘を乗客から僅かに離反した位置で立設支持させることを可能にして、 傘から両手を離した状態で心地良く乗車できるようにすると共に、水滴が確実に 傘を伝わって床面に流下するようにして、自己のみならず他人に対しても水滴に よる弊害を与えないようにし、更には車両内への傘の置き忘れを可及的に防止す ることを技術的課題とするものである。
【0005】
上記技術的課題を達成すべくなされた本考案に係る傘立設用支持具は、以下に 示すような特徴を有するものである。 即ち、身体の大腿部若しくはその周辺部に対して拘束支持される拘束支持部を 一方側に有すると共に、立設した状態にある傘の上下方向中間部が係止される係 止部を他方側に有するものである。 そして好ましくは、前記拘束支持部は、使用者がシートに着座した時に当該使 用者の大腿部若しくはその周辺部とシートとの間に介在されるものである。
【0006】
上記手段によると、傘を持った乗客が電車やバス等の客室内に乗車した場合に は、当該傘立設用支持具の一方側における拘束支持部を身体の大腿部若しくはそ の周辺部に拘束支持させるのであるが、この拘束支持させる手段としては、例え ば当該支持具の拘束支持部を、着座時におけるシートと乗客の大腿部との間の隙 間に挿入するのである。従って、拘束支持部は、乗客の体重により確実に定位置 に保持されることとなる。そして、この支持具の他方側には、傘の上下方向中間 部を係止する係止部が設けられているので、立設状態にある傘に対して前記係止 部を係止させることにより、拘束支持部から係止部までの寸法に対応する隙間分 だけ乗客の身体(大腿部)から離反した位置で、傘が確実に立設支持された状態 となる。 この場合、当該支持具は傘から独立したものであってもよく、また傘に当該支 持具を常時取り付けておくようにしてもよい。
【0007】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。 図1は、本考案に係る傘立設用支持具1の第1実施例を示すものであり、樹脂 でなる薄肉状の板材2の左方側に、三日月形の突出部3を一体成形し、この突出 部3に、円弧状凹部でなる係止部4を形成する一方、前記板材2の右方側に形成 された矩形状の基部を拘束支持部5としたものである。
【0008】 この場合、前記板材2の材質は、樹脂に限定されるものではなく、木質系、金 属系、紙類等であってもよく、また、支持具1として薄肉状の板材2を使用する に限定されるものではなく、厚肉状の板材を使用してもよく或いは必要に応じて 所定箇所のみを厚肉状としてもよい。更に、係止部4の形状についても、円弧状 凹部に限定されるものではなく、矩形状凹部や三角形状凹部或いは多角形状凹部 等であってもよく、また、拘束支持部5の形状についても、矩形状に限定される ものではなく、円弧状や三角形状或いは多角形状等であってもよい。加えて、前 記拘束支持部5の片面或いは両面に、スポンジやゴム等でなる弾性体を貼り付け ようにしてもよい。尚、以上の事項は、下記の他の実施例についても、同様であ る。
【0009】 図2は、本考案に係る傘立設用支持具1の第2実施例を示すものであり、この 第2実施例が上記第1実施例と異なるところは、板材2の突出部3と拘束支持部 5(基部)との間に折曲部6を形成し、この折曲部6を境として折り畳み可能と したものである。そして、他の構成要件については、上記第1実施例と同一であ るので、同一符号を付してその説明を省略する。このような構成としておけば、 使用時には板材2を伸長状態としておき、未使用時には板材2を折り畳むことに より、コンパクト化が図られ、例えば洋服のポケット等に容易に収納できること となる。尚、折曲部6の形成箇所は、複数であってもよい。
【0010】 図3は、本考案に係る傘立設用支持具1の第3実施例を示すものであり、全体 が矩形状の板材2の一方側に、円弧状凹部でなる係止部4を形成し、当該板材2 の他方側を拘束支持部5としたものである。このような構成によれば、形状が簡 素であることから、成形加工が容易に行えることになり、これに伴って、加工費 用の削減や量産性の向上等が図られることになる。
【0011】 図4は、本考案に係る傘立設用支持具1の第4実施例を示すものであり、この 第4実施例が上記第3実施例と異なるところは、板材2の係止部4と拘束支持部 5との間に折曲部6を形成し、この折曲部6を境として折り畳み可能としたもの であって、その他の構成要件については上記第3実施例と同一である。
【0012】 図5は、上記第1実施例又は第2実施例で述べた傘立設用支持具1の使用例を 示すものであり、当該傘立設用支持具1の拘束支持部5を、乗客Aの大腿部Ax若 しくはその周辺部 (尻) とシートBとの間に介在させ、当該支持具1を乗客Aの 体重により定位置に拘束支持する一方、当該支持具1の係止部4に、傘Xの上下 方向中間部を係止させ、これにより傘Xを立設させた状態に保持する。
【0013】 この場合、傘Xの直径は適度に伸縮するものであるため、当該支持具1の係止 部(凹部)4の大きさを、傘Xの縮径時に対応するように設定しておけば、乗客 Aが自己の手で傘Xを絞り込んで縮径させた箇所を係止部4に係止させることに より、傘Xが拡開しようとする反力の作用によって確実に係止部4に係止された 状態を維持できることになる。
【0014】 これにより、乗客Aは両手を傘Xから離して例えば読書等を行っても、傘Xが 倒れることはなく、また当該車両(電車やバス等)の走行時に振動や揺れが生じ ても、当該支持具1が乗客Aの大腿部Ax等により拘束支持されている限り、傘X は常に立設状態に保持されることになる。
【0015】 更に、シートBに着座している乗客Aが離座して降車する際には、当該支持具 1の拘束支持が解除されるので、乗客Aは必ず傘Xの存在を認識することになり 、従って、車両内への傘Xの置き忘れが確実に防止できることになる。
【0016】
以上のように本考案に係る傘立設用支持具によれば、当該支持具の一方側に形 成された係止部に傘を立設させた状態で係止すると共に、他方側に形成された拘 束支持部を使用者の大腿部若しくはその周辺部に拘束支持させることにより、使 用者は傘から両手を離した状態で電車やバス等に乗車できることになり、傘の存 在を気にすることなく車両内で読書や編み物等を心地良く行えるようになる。ま た、当該支持具の拘束支持部から係止部までの寸法を適切に設定しておくことに より、乗客から僅かに離反した位置で傘を立設支持させることが可能になり、例 えば雨傘を支持させた場合には、これに付着している雨水が乗客の洋服を濡らす といった不具合が回避されることになる。
【0017】 更に、乗客が降車する際には、当該支持具が拘束支持されている状態を解除す る必要があるため、乗客はこの解除時に傘の存在を必ず認識することになり、こ れにより車両内への傘の置き忘れが確実に防止されることになる。
【図1】本考案の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本考案の第2実施例を示す斜視図である。
【図3】本考案の第3実施例を示す斜視図である。
【図4】本考案の第4実施例を示す斜視図である。
【図5】本考案の使用例を示す斜視図である。
1 傘立設用支持具 4 係止部 5 拘束支持部 A 使用者 Ax 大腿部 B シート
Claims (2)
- 【請求項1】 身体の大腿部若しくはその周辺部に対し
て拘束支持される拘束支持部を一方側に有すると共に、
立設した状態にある傘の上下方向中間部が係止される係
止部を他方側に有することを特徴とする傘立設用支持
具。 - 【請求項2】 拘束支持部は、使用者がシートに着座し
た時に当該使用者の大腿部若しくはその周辺部とシート
との間に介在されるものであることを特徴とする請求項
1に記載の傘立設用支持具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5382992U JPH067517U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 傘立設用支持具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5382992U JPH067517U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 傘立設用支持具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067517U true JPH067517U (ja) | 1994-02-01 |
Family
ID=12953685
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5382992U Pending JPH067517U (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | 傘立設用支持具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH067517U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51146204U (ja) * | 1975-05-20 | 1976-11-24 | ||
JPS536795U (ja) * | 1976-07-02 | 1978-01-20 | ||
KR101231335B1 (ko) * | 2011-08-02 | 2013-02-07 | 강대업 | 전동차량용 우산 보관대 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP5382992U patent/JPH067517U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS51146204U (ja) * | 1975-05-20 | 1976-11-24 | ||
JPS536795U (ja) * | 1976-07-02 | 1978-01-20 | ||
KR101231335B1 (ko) * | 2011-08-02 | 2013-02-07 | 강대업 | 전동차량용 우산 보관대 |
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