JPH0675125U - 椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木 - Google Patents

椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木

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JPH0675125U
JPH0675125U JP2496993U JP2496993U JPH0675125U JP H0675125 U JPH0675125 U JP H0675125U JP 2496993 U JP2496993 U JP 2496993U JP 2496993 U JP2496993 U JP 2496993U JP H0675125 U JPH0675125 U JP H0675125U
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JP
Japan
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hole
seed
log
drill
apparent
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Application number
JP2496993U
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English (en)
Inventor
厚 藤原
Original Assignee
厚 藤原
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Publication date
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Landscapes

  • Mushroom Cultivation (AREA)
  • Perforating, Stamping-Out Or Severing By Means Other Than Cutting (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的]椎茸栽培において、原木に形成される種孔の位
置が確認しやすいようにして、菌の植付け作業が容易且
つ確実にできるようにする。また、均一な深さの種孔を
容易に形成できるようにする。 [構成]穿孔用キリ1は電気ドリルの回転軸に取着する
ための取着ロッド10を備えている。取着ロッド10の
先部には穿孔体11が設けられている。穿孔体11には
全長にわたり螺旋溝110が形成されている。穿孔体1
1の先端部には木ねじ状の軸心部12が設けられてい
る。穿孔体11の元部には見かけ孔切削具13が設けら
れている。見かけ孔切削具13は半円形のカッタ板13
1、132の直線部を向かい合わせに配置し互いに逆方
向に傾斜させてある。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、椎茸栽培に使用する原木に種孔を穿孔する穿孔用キリおよび種孔を 有する椎茸栽培用原木に関するものである。
【0002】
【従来技術】
椎茸は、ナラ、クヌギ、シイ、クリなどを原木として椎茸の菌を植え付け、伏 せ込みやほだ起こしなどの成育工程を経て栽培される。原木への菌の植え付けは 、原木の木肌に木皮を通して穿孔された多数の種孔に、菌が十分に付着した種駒 を打ち込んで行っている。この種孔の穿孔作業は、電気ドリルに装着された穿孔 用キリにより行われ、これにより形成される種孔は開口部から孔奥まで同じ内径 のものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし、上記したような従来の方法で形成される種孔には、次のような課題が あった。 (a)種孔は小径であるため、その開口部は木皮で隠れやすく、種孔の位置がわ かりにくい。このため、例えば夕方の薄暗い時間に種駒の打ち込み作業をすると きなどは、位置の確認に特に時間がかかり、作業性が悪くなる。 (b)種孔の位置の確認がしにくいため、種駒を打ち忘れた打ち残しの種孔を生 じやすい。打ち残しの空の種孔には、原木の伏せ込み時などに雨水が溜り、雑菌 も繁殖しやすいため、椎茸菌の成育に悪影響を及ぼすことがある。 (c)穿孔用キリにはストッパが設けてないので、種孔を穿孔する際に深さを均 一にするのが難しい。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために講じた本考案の手段は次のとおりである。 第1の考案にあっては、 ドリル装置の回転軸に取着するための取着ロッドと、 取着ロッドに設けられた穿孔体と、 穿孔体の元部に設けられ、穿孔体より回転時において径大となるように形成さ れた見かけ孔切削具と、 を備えた、椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリである。 第2の考案にあっては、 所要数の種孔を有し、種孔の開口部には種孔周縁部を切削して種孔より径大に 形成された見かけ孔が設けてある、椎茸栽培用原木である。
【0005】
【作用】
ドリル装置の回転軸に穿孔用キリを取着し、原木の木肌に木皮を通して穿孔す る。穿孔時には、まず穿孔体により径小の種孔が所要深さに形成される。そして 、見かけ孔切削具が木肌に接触し、種孔の開口部に種孔より径大の見かけ孔が形 成される。見かけ孔には木皮と色が相違する木地が表れ、木皮で隠れることはな いので、種孔の位置の確認が容易である。また、見かけ孔切削具がストッパとな り、種孔の深さは均一になる。
【0006】
【実施例】
本考案を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。 図1は本考案にかかる穿孔用キリの第1の実施例を示す斜視図である。 穿孔用キリ1は、電気ドリル2(図2に図示)の回転軸20に取着するための 取着ロッド10を備えている。取着ロッド10の先部には、穿孔体11が設けら れている。穿孔体11には、ほぼ全長にわたり螺旋溝110が形成されている。 また、穿孔体11の先端部には木ねじ状の軸心部12が設けられている。
【0007】 穿孔体11の元部には見かけ孔切削具13が設けられている。見かけ孔切削具 13は、半円形のカッタ板131、132の直線部を向かい合わせに配置し、且 つ互いに逆方向に傾斜させた構造である。見かけ孔切削具13の回転時には、こ の直線部の段違い部分130により、木肌が木皮と共に円形に削られる。なお、 段違い部分130の間隔をやや広く設定すれば、目詰まりした木くずの清掃が容 易で使いやすい。
【0008】 (作 用) 図2は使用状態を示す説明図、図3は本考案にかかる穿孔用キリで穿孔された 種孔および見かけ孔を有する椎茸栽培用原木の斜視図である。図1ないし図3を 参照して本実施例の使用方法および作用を説明する。 まず、電気ドリル2の回転軸20にチャック装置21を介して穿孔用キリ1の 取着ロッド10を取着する。 そして電気ドリル2を作動させ、クヌギの原木Wの木肌に木皮を通して穿孔用 キリ1をきり込み、見かけ孔切削具13を木肌(木皮)に接触させて切削する。 これにより、種孔3周縁部に種孔3より径大で浅い見かけ孔30が種孔3開口 部に形成される。また、見かけ孔切削具13がストッパとなるので、種孔3の深 さはほぼ均一になる。 このように形成された種孔3の見かけ孔30には、木皮とは色が相違する木地 が表われており、しかも見かけ孔30は径大で木皮などで隠れてしまうことはな いので、その位置がわかりやすい。 そして、上記手順によって原木Wに必要数の種孔3および見かけ孔30を形成 していけば、図3に示す椎茸栽培用原木W0を得ることができる。
【0009】 図4は穿孔用キリの第2の実施例を示す斜視図である。 本実施例の穿孔用キリ1aの見かけ孔切削具13aは、円盤状の基板の穿孔体 11側の面に、全周にわたって放射状に切削刃133を形成した構造である。な お図面において、図1に示す穿孔用キリ1と同一箇所には同一符号を付して示し ている。 また使用方法、作用については前記穿孔用キリ1とほぼ同様であるので、説明 は省略する。
【0010】 図5は穿孔用キリの第3の実施例を示す斜視図である。 本実施例の穿孔用キリ1bの見かけ孔切削具13bは、穿孔体11元部に軸線 と直角に貫通して設けられた四角柱状の切削刃である。なお図面において、図1 に示す穿孔用キリ1と同一箇所には同一符号を付して示している。 また使用方法、作用については前記穿孔用キリ1とほぼ同様であるので、説明 は省略する。 なお、本考案は図示の実施例に限定されるものではなく、実用新案登録請求の 範囲の記載内において種々の変形が可能である。
【0011】
【考案の効果】
本考案は上記構成を備え、次の効果を有する。 (a)ドリル装置の回転軸に穿孔用キリを取着し、原木の木肌に木皮を通して穿 孔し、見かけ孔切削具を木肌に接触させて穿孔用キリをきり込めば、種孔の開口 部に種孔より径大の見かけ孔が形成される。このように形成された種孔は、見か け孔が木皮などで隠れてしまうことはないので、従来の種孔に比較してその位置 の確認が容易である。従って、夕方の薄暗い時間に作業する場合でも、種駒の打 ち込み作業が手早くできる。 (b)見かけ孔を有する種孔を備えた椎茸栽培用原木にあっては、種孔の位置が わかりやすいので、打ち込み作業時の見落としがなく、種駒を打ち忘れた打ち残 しの種孔は生じにくい。従って、従来のように空の種孔に雨水が溜って雑菌が繁 殖するなどして椎茸菌の成育に悪影響を及ぼすことはなく、品質のよい椎茸を栽 培することができる。 (c)種孔穿孔時、見かけ孔切削具がストッパとなるので、均一の深さの種孔が 容易に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案にかかる穿孔用キリの第1の実施例を示
す斜視図。
【図2】使用状態を示す説明図。
【図3】本考案にかかる穿孔用キリで穿孔された種孔お
よび見かけ孔を有する椎茸栽培用原木の斜視図。
【図4】穿孔用キリの第2の実施例を示す斜視図。
【図5】穿孔用キリの第3の実施例を示す斜視図。
【符号の説明】
1 穿孔用キリ 10 取着ロッド 11 穿孔体 13 見かけ孔切削具 2 電気ドリル 20 回転軸 W 原木 3 種孔 30 見かけ孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドリル装置の回転軸に取着するための取
    着ロッドと、 この取着ロッドに設けられた穿孔体と、 この穿孔体の元部に設けられ、前記穿孔体より回転時に
    おいて径大となるように形成された見かけ孔切削具と、 を備えた、椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キ
    リ。
  2. 【請求項2】 所要数の種孔を有し、この種孔の開口部
    には前記種孔周縁部を切削して前記種孔より径大に形成
    された見かけ孔が設けてある、椎茸栽培用原木。
JP2496993U 1993-04-14 1993-04-14 椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木 Pending JPH0675125U (ja)

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JP2496993U JPH0675125U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木

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JP2496993U JPH0675125U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0675125U true JPH0675125U (ja) 1994-10-25

Family

ID=12152807

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2496993U Pending JPH0675125U (ja) 1993-04-14 1993-04-14 椎茸栽培用原木に種孔を形成する穿孔用キリおよび椎茸栽培用原木

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190001933U (ko) * 2018-01-23 2019-07-31 남우현 버섯재배용 드릴

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS518958B2 (ja) * 1972-07-21 1976-03-22

Patent Citations (1)

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