JPH0675083A - 制御棒のフリクション測定装置 - Google Patents

制御棒のフリクション測定装置

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Publication number
JPH0675083A
JPH0675083A JP4229753A JP22975392A JPH0675083A JP H0675083 A JPH0675083 A JP H0675083A JP 4229753 A JP4229753 A JP 4229753A JP 22975392 A JP22975392 A JP 22975392A JP H0675083 A JPH0675083 A JP H0675083A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
friction
control rod
differential pressure
data
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4229753A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoki Sato
友己 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4229753A priority Critical patent/JPH0675083A/ja
Publication of JPH0675083A publication Critical patent/JPH0675083A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】制御棒の作動圧力と差圧データをデジタル化し
て自動分析と評価により、短時間で正確な制御棒のフリ
クション判定を行なう制御棒のフリクション測定装置を
提供する。 【構成】原子炉内で制御棒4を移動させてその摩擦力を
測定するフリクション測定装置において、制御棒駆動源
の駆動水の圧力および差圧を検出する差圧検出手段7
と、この差圧検出手段7からの圧力および差圧信号によ
るフリクションデータをデジタル処理すると共に設定値
と比較して制御棒フリクションの自動判定とこの分析デ
ータの変化傾向から異常診断を行なうフリクションデー
タ処理装置8からなることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は原子力発電所の定期検査
において実施する制御棒のフリクション測定装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば沸騰水型原子力発電所における定
期検査に際しては、各種の機能確認検査が実施される
が、その際の検査の1つに制御棒のフリクション測定が
ある。このフリクション測定作業は多数の制御棒を1本
ずつ炉心内への挿入と引抜きを行い、その時の駆動水の
作動圧力の変化を摩擦力として検出して、制御棒におけ
るフリクション測定を行なっている。
【0003】しかしながら、炉心内における制御棒は、
周囲を燃料集合体で囲まれ、この燃料集合体の外壁をガ
イドとして挿入、引抜きの移動が行こなわれ、この操作
は制御棒に連結した制御棒駆動機構により駆動される。
また制御棒および燃料集合体はいずれも長尺物であり、
従って、全移動位置における夫々のフリクションは、制
御棒自身の状態によるだけでなく、駆動機構およびガイ
ドとなる複数の燃料集合体の状態によって変動し、これ
は各制御棒により夫々異なることになる。
【0004】図3の特性曲線図は、従来実施されている
制御棒のフリクション測定データの一例を示したもの
で、縦軸に制御棒を移動させる各ポジションを、横軸に
制御棒を移動させた際に送、排水する駆動水配管におけ
る作動圧力の差圧を示したもので、制御棒の全移動位置
における差圧が極めて複雑な波形で測定されている。
【0005】担当員はこの記録された特性曲線図の波形
から、制御棒の各ポジションに対応した差圧値(ゆらぎ
幅の中心値)を経験的に読み取り、さらに、全移動位置
における最大値Pf max と最小値Pf min を特性曲線図
上にマーキングすると共に、フリクション変動値ΔPf
を次の式(1)により求める。 ΔPf =Pf max −Pf min …(1)
【0006】さらに、この算出したフリクション変動値
ΔPf を予め、設計値あるいは実験値により設定した設
定値と比較検討する。この結果、フリクション変動値Δ
Pfが設定基準内であれば、当該制御棒のフリクション
特性は良好として評価し、若しも基準値を越えていれば
不良と判定する。なお、不良と判定された制御棒につい
ては、その原因を調査し、これを修復した上で、再度フ
リクション測定作業を行うことになる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この制御棒のフリクシ
ョン測定データは、その圧力変動が記録紙等にアナログ
表示されるが、その波形は極めて複雑であるためこのデ
ータ分析と評価には経験豊富な専門者が必要であった。
【0008】また、この測定および分析、評価作業は当
然のことながら全制御棒について、その数量分だけ実施
するため、通常の原子炉1基でも百数十点のデータとな
り、この分析、評価作業には多くの時間を要し、測定員
の負担も過大となるという支障があった。なお、このフ
リクション測定に際し、差圧が設定基準内であっても、
作動圧力が異常値を示した場合には、この制御棒の検出
と原因の究明および正常化作業を行う必要があった。
【0009】本発明の目的とするところは、制御棒の作
動圧力と差圧データをデジタル化して自動分析と評価に
より、短時間で正確な制御棒のフリクション判定を行な
う制御棒のフリクション測定装置を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】原子炉内で制御棒を移動
させてその摩擦力を測定するフリクション測定装置にお
いて、制御棒駆動源の駆動水の圧力および差圧を検出す
る差圧検出手段と、この差圧検出手段からの圧力および
差圧信号によるフリクションデータをデジタル分析処理
とメモリすると共に設定値と比較して制御棒フリクショ
ンの自動判定とこの分析データの変化傾向から異常診断
を行なうフリクションデータ処理装置からなることを特
徴とする。
【0011】
【作用】制御棒の各移動位置に対応した作動水圧力とそ
の差圧データは差圧検出手段からはフリクションデータ
処理装置に入力される。フリクションデータ処理装置で
は、前記圧力とその差圧データの制御棒フリクションの
アナログデータを、制御棒の各移動位置に対応したデジ
タルデータに変換すると共に、フリクション変動幅を算
出し、この変動幅を設定値と比較して制御棒フリクショ
ンが正常か否かを自動的に評価し、基準内に納まってい
るかの判定を行なう。
【0012】また圧力データについても同様にして異常
判定をする。こと特徴とし、さらに、前記各種データと
共に不具合があった場合の変動パターンをメモリしてお
き、適宜パターンの比較による異常診断を行う。なお、
各種データは別途表示手段により測定員に報知する。
【0013】
【実施例】本発明の一実施例を図面を参照して説明す
る。図1の系統構成図に示すように、原子炉圧力容器1
に設けられた制御棒駆動機構ハウジング2に収納されて
いる制御棒駆動用の制御棒駆動機構3によって操作され
る制御棒4は、その駆動源として高圧駆動水を用いてい
るが、この駆動水配管5,6が図示しない駆動水源から
前記制御棒駆動機構3に接続されている。
【0014】この駆動水配管5,6から制御棒4を駆動
する圧力と圧力の変化、つまり摩擦力とこの変化を差圧
検出手段である差圧計7で測定され、この作動圧力と差
圧信号はフリクションデータ処理装置8に出力される。
【0015】フリクションデータ処理装置8において
は、入力された作動圧力と差圧信号からデジタル変換分
析部にて、各移動位置(ポジション)におけるアナログ
ゆらぎ幅の中心値をデジタル化して分析し、さらに前記
の式(1)によるフリクション変動幅ΔPf を算出し
て、比較判定部で、このフリクション変動幅ΔPf と予
め設定した設定値とを比較し、制御棒のフリクションが
正常か否かの評価、判定を行う。
【0016】また前記比較判定部では、別途駆動水の作
動圧力を作動圧力設定値と比較し、評価を行う。さら
に、これら差圧、作動圧力データと、若しも設定値を外
れた現象で、例えば全移動位置に対する顕著な事象のフ
リクション変動パターンデータをデータ記憶部にメモリ
しておき、適宜前記比較判定部において比較して異常診
断を行う。なお、測定、分析、判定等のデータはCRT
等の表示部にて表示され測定員に報知される構成として
いる。
【0017】次に上記構成による作用について説明す
る。図2の特性曲線図は、フリクションデータ処理装置
8で行ったフリクション変動幅ΔPf の算出例を示す。
差圧計7から入力されたアナログ差圧信号は、フリクシ
ョンデータ処理装置8において、アナログゆらぎ幅の中
心値をデジタル化してフリクション変動の最大値Pf
max と、最小値Pf min を求めると共に、前記の式
(1)によりフリクション変動幅ΔPf を算出して、こ
れらをCRTに表示する。
【0018】さらに、得られたデータは設定値と比較
し、基準値内か否かの評価と判定をする。また上記分
析、評価データをデータ記憶部にメモリすると共に、別
途メモリされた不具合データとその原因を、不具合あり
と判定された場合に、そのフリクション変動のパターン
から類似事象を選出して不具合原因を想定する等の異常
診断ができる。
【0019】これにより、各制御棒の作動機能が正常か
否か、また駆動水作動圧力から特定の制御棒の作動機能
が他の全制御棒と比べて異常な点がないかの診断が、た
とえ測定員が多くの経験を持たなくても容易に評価する
ことができる。
【0020】さらに、制御棒の移動位置(ポジション)
におけるフリクション変動のパターンから、例えば上部
でフリクションが大きい場合には制御棒が傾くか、中央
部で大きい場合にはガイドである燃料集合体の外壁に曲
りが生じたか等の類似現象データから、不具合を推定す
ることもでき、これら不具合が判定されれば、その修復
が迅速に実施することが容易である。
【0021】
【発明の効果】以上本発明によれば、多数の制御棒のフ
リクション測定データが短時間に自動的に分析、判定さ
れることから、制御棒とその設置状態が関連設備と共
に、経験の少ない測定員により容易に正しく評価するこ
とができる。また異常が検出された場合にも、その状態
の診断も行われるので、原子力発電所の点検に際して作
業の簡易化と、測定員の負担を軽減し保全管理の効率と
運転信頼性が向上する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例のフリクション測定装置
系統構成図。
【図2】本発明に係る一実施例のフリクションデータ特
性曲線図。
【図3】従来のフリクションデータ特性曲線図。
【符号の説明】
1…原子炉圧力容器、2…制御棒駆動機構ハウジング、
3…制御棒駆動機構、4…制御棒、5,6…駆動水配
管、7…差圧計、8…フリクションデータ処理装置。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原子炉内で制御棒を移動させてその摩擦
    力を測定するフリクション測定装置において、制御棒駆
    動源の駆動水の圧力および差圧を検出する差圧検出手段
    と、この差圧検出手段からの圧力および差圧信号による
    フリクションデータをデジタル処理すると共に設定値と
    比較して制御棒フリクションの自動判定とこの分析デー
    タの変化傾向から異常診断を行なうフリクションデータ
    処理装置からなることを特徴とする制御棒のフリクショ
    ン測定装置。
JP4229753A 1992-08-28 1992-08-28 制御棒のフリクション測定装置 Pending JPH0675083A (ja)

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JP4229753A JPH0675083A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 制御棒のフリクション測定装置

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JP4229753A JPH0675083A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 制御棒のフリクション測定装置

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JPH0675083A true JPH0675083A (ja) 1994-03-18

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JP4229753A Pending JPH0675083A (ja) 1992-08-28 1992-08-28 制御棒のフリクション測定装置

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JP (1) JPH0675083A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515739A (ja) * 1999-11-30 2003-05-07 コミツサリア タ レネルジー アトミーク アクセス不可能サイト上のガイド内において可動対象物に発生する摩擦力を決定するための方法
JP2013156077A (ja) * 2012-01-27 2013-08-15 Toshiba Corp 制御棒駆動機構のフリクション試験測定装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003515739A (ja) * 1999-11-30 2003-05-07 コミツサリア タ レネルジー アトミーク アクセス不可能サイト上のガイド内において可動対象物に発生する摩擦力を決定するための方法
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