JPH0675072A - P/f効果装置 - Google Patents

P/f効果装置

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JPH0675072A
JPH0675072A JP3151496A JP15149691A JPH0675072A JP H0675072 A JPH0675072 A JP H0675072A JP 3151496 A JP3151496 A JP 3151496A JP 15149691 A JP15149691 A JP 15149691A JP H0675072 A JPH0675072 A JP H0675072A
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JP
Japan
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deuterium
gas
negative electrode
cathode
molten salt
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Withdrawn
Application number
JP3151496A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Kunimatsu
敬二 国松
Masao Kawai
正夫 川合
Hiroshige Fukatsu
裕成 深津
Shinichi Takagi
真一 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Publication date
Application filed by Aisin AW Co Ltd filed Critical Aisin AW Co Ltd
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Publication of JPH0675072A publication Critical patent/JPH0675072A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/10Nuclear fusion reactors

Landscapes

  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高温で操作でき、高いエネルギー効率を有
し、しかも重水素リチウムの消耗のないP/F効果装置
を提供する。 【構成】 圧力容器中に上部空間を残して多孔質触媒か
らなる陰極2、重水素吸蔵金属からなる陽極1、KC
l:LiCl溶融塩:LiDを成分とした電解液4が収
容され、更に、外部から重水素ガスが加圧されて導入さ
れている。陰極2は一方を電解液4に接し、他方を空間
に面し重水素ガスに接しているので、重水素ガスは陰極
2でイオン化されD- となり、陽極1、陰極2では次の
式に示す反応が起こりP/F効果が引き起こされる。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力エネルギーに対し
て高い出力エネルギーを得ることができるP/F効果装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】1989年3月、ユタ大学で、ポンズ教
授とフライシュマン教授らにより常温において核融合現
象が観察されることが発表された。その実験は次のよう
なものである。重水酸化リチウムLiODを含んだ重水
2 Oにパラジウム等の水素吸蔵性金属材料を陰極と
し、白金を陽極として直流電流を供給して電気分解を行
なうものである。
【0003】彼らの実験によると、投与したエネルギー
以上のエネルギーが熱エネルギーのかたちで発生してい
る。その後、多くの科学者によりそのような過剰熱の発
生が確認されており、その過剰熱の発生は、現在ではポ
ンズ−フライシュマン効果(以下、P/F効果という)
として広く知られている。このような技術の応用に関し
ては、水溶液の電解液を使用したP/F効果装置が試作
されており、この装置では、比較的低温、すなわち、1
00℃以下で運転されている。しかしながら、熱力学
的、および動力学的には、さらに高温で運転することが
望まれていた。そして、パラジウム等の水素吸蔵金属中
の重水素の活性は、高温になるほど高くなるが、そのよ
うな金属は水素吸蔵を妨げる酸化物層を表面に持ってい
るので、溶液を使用したシステムは制限を受けていた。
【0004】高温で運転されるP/F効果装置として、
溶融塩を使用した350〜500°Cで運転されるシス
テムが提案された(FUSION fact,2巻,4
号,10月,1990)。この溶融塩はLiCl−KC
lの共晶の溶融塩で、重水素化リチウムLiDを飽和し
たものであり、融点が350℃程度のものである。重水
素化リチウムLiDは、電解質中で重水素D- の水素電
導とともに、非常に強い還元雰囲気を作りだすので金属
表面の酸素を取り除き、水素と金属の反応を促進する作
用を持つ。その溶融塩には、かなり多量の重水素化リチ
ウムLiDが溶け込むことができ、電解質は高いイオン
電導性を持つ。したがって、この溶融塩を使用するP/
F効果装置は金属中の水素の活性を高める点や、高温で
操作することで高い熱効率を得る点や、安価な金属を使
用することができる点で、水溶液の方法より優れてい
た。
【0005】このLiCl−KClの共晶の溶融塩を使
用したP/F効果装置は、陽極に水素吸蔵合金、陰極に
アルミニウムを使用し、これに通電することにより陽極
に重水素を発生させ、P/F効果を引き起こしていた。
陰極および陽極での反応およびトータルの反応は、次の
式(1)、式(2)および式(3)に示す通りである。
【0006】
【化2】
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前記、LiCl−KC
lの共晶の溶融塩を使用したP/F効果装置は、作動温
度が高いという点で優れているが、以下に述べる問題が
あった。 i.重水素化リチウムLiDの電気分解を起こすために
は0.79V以上の電位を必要とし、このように入力エ
ネルギーが大きいために装置の出力/入力エネルギー比
を低下させる原因となっていた。
【0008】ii.前記式(3)に示されるように、電気
分解反応で重水素化リチウムLiDが絶えず消費される
ので、重水素化リチウムLiDの補充が必要であった。 iii.前記式(2)に示されるように、陰極に発生するリ
チウムがアルミニウムと反応してLiAlを生成し蓄積
するので、陰極の交換が必要であった。 そこで、本発明は上記問題点を解決するために、高温で
操作でき、高いエネルギー効率を有し、しかも重水素化
リチウムLiDの消耗が無い、P/F効果装置を提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記した問題点を解決す
るために本発明は、重水素吸蔵金属からなる陽極、多孔
質触媒からなる陰極、および溶融塩である電解液が上部
空間を残して圧力容器中に密閉され、前記圧力容器中の
残りの空間部分には加圧重水素ガスD2 が導入され、該
陰極は電解液に浸漬され、該陽極の一部は電解液に接触
すると同時に他部は重水素ガスD2 と接触し、該陰極と
該陽極とに外部電圧が接続されたことを特徴とするP/
F効果装置とするものである。
【0010】すなわち、本発明のP/F効果装置は、溶
融塩を含む電解液中で、陽極と、重水素吸蔵金属または
その合金から本質的になる陰極とに電圧を印加してP/
F効果反応を行なわせる形式のP/F効果装置におい
て、陰極に重水素ガスD2 を供給することによって、陰
極でリチウム化物を生成する反応を行なわせることな
く、陽極での反応を次に示す式(4)、陰極での反応を
次に示す式(5)の重水素ガスD2 を重水素イオンD-
とする反応を行なわせるP/F効果装置とするものであ
る。
【0011】
【化3】
【0012】本発明をさらに説明すれば、本発明では、
前記式(5)で示す重水素ガスを重水素イオンとする反
応を行なわせるためには、次の手段によって行なう。す
なわち、P/F効果装置を密閉型とし、この中に重水素
ガスD2 を高圧で充填することにより、陰極での重水素
ガスD2 のイオン化(式5)を高める。
【0013】
【作用】本発明によれば、本発明のP/F効果装置は圧
力容器内の重水素ガスD2 の圧力によって陰極で前記式
(5)の重水素ガスD2 をイオン化する反応が進み、そ
の結果P/F効果反応が起こることになる。
【0014】
【実施例1】図1は本発明のP/F効果装置の実施例を
示す。3は、密封可能な圧力容器である。この圧力容器
3中にパラジウム等の重水素吸蔵金属からなる陽極1
と、重水素ガスをイオン化する働きのある陰極2が配置
されている。この圧力容器3内には前記陽極1および陰
極2が浸るように電解液4が収容されている。前記陰極
2は片面が電解液に接触し、他の面は空間部に面し重水
素ガスD2 に接触しており、その材質はニッケル、酸化
ニッケルを含んだ多孔質触媒となっている。また、前記
電解液4は、KCl、LiCl溶融塩、LiDとから構
成されている。圧力容器3内に収容された前記陽極1、
陰極2、および電解液4の上部には空間が形成されてい
る。
【0015】D2 ガス供給装置7から供給されたD2
スは、D2 ガス圧制御装置6で圧力を制御されて、圧力
容器3内に導入される。導入されたD2 ガスは、多孔質
触媒からなる陰極2でイオン化され、D- となり、電解
液4中に溶解する。陽極1および陰極2には外部電源と
して、P/F効果の状況に応じて与えるべき電流が調整
されるよう電流量制御装置5が接続されている。
【0016】上記構成による本発明のP/F効果装置に
よれば、陽極1では、次の式(4)の反応が、また、陰
極2では、次の式(5)または式(6)の反応が起こ
る。
【0017】
【化4】
【0018】これらの反応を起こすための標準平行電位
は式(4)が−2.25V、式(5)が−2.25V、
式(6)が−3.04Vであるので、外部電源から0.
79V未満の電圧を印加すれば、陰極反応は式(6)の
反応の代わりに、式(5)の反応が起こり、したがっ
て、陽極にLiが析出しない電解となる。前記式(4)
および式(5)の反応式をパラジウムからなる陽極の重
水素原子Dの吸収反応とみれば、陽極反応は式(7)、
陰極反応は式(8)、トータルの反応は式(9)で表せ
る。
【0019】
【化5】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、P/F効果装置の電解
液を溶融塩としたので、高温で操作でき、しかも高いエ
ネルギー効率を有するP/F効果装置とすることができ
た。陰極での反応が式(6)で示すリチウムLiを析出
する反応ではなく、式(5)で示す重水素ガスD2 をイ
オン化する反応となるので、P/F効果を起こすための
電位は0.79V未満の少ない電位で行なうことができ
る。
【0021】また、本発明によれば、電解液の成分にK
Cl、LiCl、LiDを使用してP/F効果を引き起
こすための反応を行なっても、リチウムLiは陰極に発
生しないので、陰極表面にリチウムLiが蓄積せず、そ
のため陰極を取り替える必要がない。また、本発明によ
れば、消耗されるのは水酸化リチウムではなく、重水素
ガスD2 であるので、その補充のための操作が容易に行
なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のP/F効果装置の実施例を示す。
【符号の説明】
1 陽極 2 陰極 3 圧力容器 4 電解液 5 電流量制御装置 6 D2 ガス圧制御装置 7 D2 ガス供給装置 8 バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 真一 愛知県安城市藤井町高根10番地 アイシ ン・エィ・ダブリュ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重水素吸蔵金属からなる陽極、多孔質触
    媒からなる陰極、および溶融塩である電解液が上部空間
    を残して圧力容器中に密閉され、前記圧力容器中の残り
    の空間部分には加圧重水素ガスD2 が導入され、該陽極
    は電解液に浸漬され、該陰極の一部は電解液に接触する
    と同時に他部は重水素ガスD2 と接触し、該陰極と該陽
    極とに外部電圧が接続されたことを特徴とするP/F効
    果装置。
  2. 【請求項2】 陰極で次式で示される重水素ガスのイオ
    ン化反応を行なわせることを特徴とする請求項1記載の
    P/F効果装置。 【化1】
JP3151496A 1991-06-24 1991-06-24 P/f効果装置 Withdrawn JPH0675072A (ja)

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JP3151496A JPH0675072A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 P/f効果装置

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JP3151496A JPH0675072A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 P/f効果装置

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JP3151496A Withdrawn JPH0675072A (ja) 1991-06-24 1991-06-24 P/f効果装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9540960B2 (en) 2012-03-29 2017-01-10 Lenr Cars Sarl Low energy nuclear thermoelectric system
US10475980B2 (en) 2012-03-29 2019-11-12 Lenr Cars Sa Thermoelectric vehicle system
JP2023042581A (ja) * 2021-09-14 2023-03-27 陳世浩 第三の低温制御が可能な核融合装置と方法

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Effective date: 19980903