JPH067501A - パチンコ玉検知装置 - Google Patents

パチンコ玉検知装置

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JPH067501A
JPH067501A JP5103095A JP10309593A JPH067501A JP H067501 A JPH067501 A JP H067501A JP 5103095 A JP5103095 A JP 5103095A JP 10309593 A JP10309593 A JP 10309593A JP H067501 A JPH067501 A JP H067501A
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signal
ball
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JP5103095A
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Takatoshi Takemoto
孝俊 武本
Kazunari Kawashima
一成 川島
Shigeru Handa
繁 半田
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Ace Denken KK
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Ace Denken KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パチンコ玉の検出をその盤面で行なうことがで
きるパチンコ玉検知装置であって、打玉を正確に捕捉検
出できて、打玉数を正確に計数できるパチンコ玉検知装
置を提供する。 【構成】盤面上の打玉案内レール(12)に沿う複数の
検出位置を打玉ポイントとして記憶する打玉ポイント記
憶媒体(173)と、打ち出されたパチンコ玉の数を記
憶するための打玉カウンタ(300)と、前記打玉ポイ
ント記憶媒体に記憶された打玉ポイントについての検知
データを、所定の待機時間経過後に読み取り、この検知
データの値が変化しているときに、打玉カウンターの値
をカウントアップする処理装置(30)とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、パチンコゲーム機にお
けるパチンコ玉の打玉数を検出することができるパチン
コ玉検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、パチンコゲーム機は、パチンコ
玉を移動させるための空間を構成する盤面(ベースボー
ド)と、それを一定間隔を保って覆うガラス板と、パチ
ンコ玉を、盤面とガラス板とで仕切られる空間内に投射
するための投射機構とを有する。パチンコゲーム機は、
その盤面が、鉛直方向に実質的に平行となるように、設
置される。盤面には、パチンコ玉がそこに入って盤面か
ら排出されると入賞となる、複数個の入賞孔と、入賞孔
に入らなかったパチンコ玉が最終的に集まって、盤面か
ら排出される1つの排出孔とが設けられている。
【0003】また、盤面には、盤面に沿って落下するパ
チンコ玉が頻繁に衝突して、その運動方向に揺らぎを生
ずるように、多数のピン(釘)が、パチンコ玉の直径相
当の長さ分、盤面から突出した状態で、実質的に垂直に
設けられている。これらのピンは、衝突するパチンコ玉
を、その運動方向に対して揺らぎを与えつつ、ある場合
には、入賞孔に向かうように誘導し、また、ある場合に
は、入賞孔から外れるように誘導するように、その分布
が決定されて、盤面に配置されている。
【0004】ところで、このようなパチンコゲーム機を
多数配置したパチンコパーラーでは、各パチンコゲーム
機における打ち玉状況、入賞状況等を管理する必要があ
る。そのため、パチンコゲーム機のゲーム域に投射され
たパチンコ球が、特定の位置、例えば、入賞孔、ゲーム
域入口領域等での存在有無を検出する必要がある。この
ような検出の場合、パチンコゲーム機の盤面側で行なう
ことも考えられる。しかし、盤面側は、新しいゲーム機
能有する機械に交換されることが多いため、その都度、
この種のセンサの取付けを行なう必要があり、手間がか
かるという問題がある。また、盤面には、センサを取り
付ける余裕が少ないため、目的の位置で確実にセンサを
分布させることが容易ではない。特に、ゲーム機全体に
センサを設けることは、事実上困難である。
【0005】そこで、このような養成を満たす検出装置
として、特開平4−122375号公報に記載されるも
のがある。
【0006】この公報には、送信線および受信線を用い
てセンサを構成することが提案されている。すなわち、
複数の並列した折り返し状の送信線を基板の片面に取付
けるとともに、複数の並列した折り返し状の受信線を、
前記送信線と電磁的に結合するよう、これと交差させて
前記基板の反対面に取付けて構成される検知マトリクス
が示されている。この検知マトリクスによれば、管理装
置の送信回路および受信回路に、対応する送信線および
受信線を接続して、各送信線に信号電流を順次流し、各
受信線について、信号電流で誘導される誘導電流を順次
とりだすことにより、受信回路で受信した誘導電流から
金属体の有無を検出すると共に、信号電流が流れている
送信線と、誘導電流を受信している受信線との組合せを
知って、金属体の位置を検出することができる。すなわ
ち、この検知マトリクスは、送信線と受信線との交叉部
分が、それぞれ検知単位となる。そして、それらの検知
単位がマトリクス状に配置される。
【0007】このようなセンサにより、打玉数の計数、
すなわち、投射機構によりゲーム域内に打ち込まれる玉
の数を計数する場合には、打ち玉が通過する領域のいず
れかの検知単位に着眼して、その検知単位をパチンコ玉
が通過したか否かを監視して、通過したときの信号を検
出することにより行なう。玉数の計数は、その検出信号
を、カウンタで計数することにより行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この種の検出装置は、
パチンコゲーム機の盤面上のパチンコ玉の軌跡を表わす
データが容易かつ迅速に得られるという優れたものであ
る。しかし、打玉の場合、非常に高速で運動するため、
捕捉しにくい。そのため、予め定められた検知単位にお
いて、パチンコ玉を捕捉できないことが起こりうる。こ
のような場合、打玉の計数は行なわれないため、打玉の
計数に誤差を生じることとなる。
【0009】本発明の目的は、このような問題点を解決
して、高速に打ちだされる打玉の通過を確実に捕捉し
て、計数できるようにしたパチンコ玉検出装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の一態様によれば、パチンコゲーム機のゲー
ム域が設定される盤面に対向して配置されるセンサと、
このセンサを駆動して、パチンコ玉を検知する信号処理
システムとを備えるパチンコ玉検知装置において、セン
サは、それぞれパチンコ玉の存在を検知する複数個の検
知単位を有し、各検知単位は、パチンコゲーム機の盤面
において、ゲーム域に打ち出されるパチンコ玉が通過す
る可能性のある領域に複数の検出ポイントに配置され、
信号処理システムは、各検知単位からの信号を受信し
て、それらの信号レベルが基準値に比べて変化したか否
か判定して、いずれかの検出ポイントに属する検知単位
からの信号レベルが変化したとき、ゲーム域に打ち出さ
れるパチンコ玉を検出したと判定することを特徴とする
パチンコ玉検知装置が提供される。
【0011】各検知単位の配置される領域は、パチンコ
ゲーム機の盤面に設けられる案内レールに沿った位置
で、ゲーム域への入り口の領域に設けることができる。
【0012】信号処理システムは、基準値に対して、信
号のリップル分より大きな変化であるときに、基準値に
比べて変化したと判定する構成とすることができる。
【0013】信号処理システムは、パチンコ玉の検出を
行なったとき、その検出回数を計数するカウンタをさら
に有する構成とすることができる。
【0014】センサは、検知単位をマトリクス状に配置
したマトリクスセンサ都することができる。
【0015】この場合、信号処理システムは、前記検出
ポイントに位置する検知単位を指定する情報を記憶する
記憶手段をさらに有し、記憶された検出ポイントに属す
る検知単位からの信号について、ゲーム域に打ち出され
るパチンコ玉の検出を行なう構成とすることができる。
【0016】また、センサは、信号電流によって励磁さ
れる複数の送信線と、これと交叉して配置され、送信線
の励磁による誘導電流を受信する複数の受信線と、これ
らを支持する基板とを有し、送信線と受信線との交点
が、検知単位としてマトリクス状に配置されるマトリク
スセンサとすることができる。
【0017】
【作用】本発明のパチンコ玉検知装置であると、検出ポ
イントとして設定された盤面上の領域、例えば、案内レ
ールに沿う複数の検出位置を、パチンコ玉が通過する際
に、これら検出ポイントについてのセンサの信号が変化
してこれを検知する。このセンサの信号を信号処理シス
テムにおいて、基準値と比較して、意味のある変化があ
ったとき、パチンコ玉が通過したと判定する。ここで、
検出ポイントは、複数点設定されているので、パチンコ
玉が高速で移動しても、いずれかのポイントで検出でき
る可能性が高いので、ゲーム域に打ちだされるパチンコ
玉を確実に捕捉して、検出することができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の一実施例について、図面を参
照して説明する。
【0019】実施例の説明に先立ち、本発明の実施例が
適用されるパチンコゲーム機について、図3を参照して
説明する。
【0020】図3に示すパチンコゲーム機は、パチンコ
玉を移動させるための空間を構成する盤面11と、それ
を一定間隔を保って覆う表面ガラス体16と、パチンコ
玉を、盤面11とガラス体16とで仕切られる空間内に
投射するための投射機構とを有する。パチンコゲーム機
は、その盤面11が、鉛直方向に実質的に平行となるよ
うに、設置される。
【0021】盤面11には、案内レール12が設けられ
ている。そして、盤面11は、案内レール12で囲まれ
る内側の領域がゲーム域12aをなしている。案内レー
ル12は、投射機構で打ち込まれたパチンコ玉を、これ
に沿って案内して、ゲーム域12aの鉛直方向の上方位
置(上流部)に送る。
【0022】このゲーム域12aには、パチンコ玉がそ
こに入って盤面11から排出されると入賞となる、複数
個の入賞孔14aと、上流から下流の間の盤面中央部に
設けられ、特別の入賞状態を実現するための入賞役物装
置14bと、これらの入賞孔14aに入らなかったパチ
ンコ玉が最終的に集まって、盤面11から排出される1
つの排出孔15とが設けられている。入賞役物装置14
bは、パチンコ玉が特定の入賞孔14aに入るたびごと
に、その状態が変動して、ある条件が満たされると、多
数のパチンコ玉を賞として出す装置である。例えば、ス
ロットマシンのような回転ドラムを配置して、入賞ごと
にドラムを回転させ、予め定めた図柄が揃うと、特別の
入賞状態となって、多数のパチンコ玉を出すように構成
されたものがある。
【0023】また、盤面11のゲーム域12aには、盤
面11に沿って落下するパチンコ玉Bが頻繁に衝突し
て、その運動方向に揺らぎを生ずるように、多数のピン
(釘)13が設けられている。これらのピン13は、図
4に示すように、パチンコ玉Bの直径相当の長さ分、盤
面11から突出した状態で、実質的に垂直に盤面11に
打ち込まれている。これらのピン13は、上述したよう
な目的で、盤面11上に分布して配置される。
【0024】また、パチンコゲーム機10の前面には、
パチンコ玉の打ち出し操作をする打ち出しハンドル33
と、賞として払い出されるパチンコ玉を受け取る受け皿
34とが設けられている。このハンドル33は、前記投
射機構の一部を構成するものである。
【0025】図4に示すように、盤面11を覆っている
前面ガラスは、パチンコゲーム機10の盤面11に沿っ
ており、表面ガラス体16と内側ガラス体17とによる
2重構成となっている。また、内側ガラス体17は、ガ
ラス基板17aと、この両面に接着された表面ガラス1
7b,17cとで構成される。
【0026】次に、本発明のパチンコ玉検出装置の実施
例について、図面を参照して説明する。
【0027】本実施例のパチンコ玉検出装置は、図6に
示すように、検出領域が面状の広がりを持ち、金属セン
サとして機能するマトリクスセンサ20と、このマトリ
クスセンサ20を駆動して、パチンコ玉の存在の検知お
よびその位置の検出を行なう信号処理システム(信号処
理装置)170とで構成される。
【0028】マトリクスセンサ20は、図5に示すよう
に、複数本の送信線22と、複数本の受信線26と、こ
れらを支持する基板とを有する。送信線22は、並行す
る往路62aと復路62bとを構成する一対の導線62
で構成される。受信線26も同様に、一対の導線62で
構成される。本実施例では、この導線62は、例えば、
ポリウレタンで絶縁被覆した銅線からなるワイヤで構成
される。一対の導線62は、その往路と復路とが一端側
において接続され、他端側が、信号の入出力端となるよ
うに構成される。
【0029】また、これらの送信線22と受信線26と
は、互いに交差するように配置される。具体的には、例
えば、送信線22が行方向に沿って一定間隔で配列さ
れ、受信線26が列方向に沿って一定間隔で配列され
る。送信線22と受信線26とをこのように配置して、
検知領域となる各送信線22と各受信線26との交点が
マトリクス状に配置される。なお、行方向および列方向
の配置は、任意であって、いずれが行であってもよい。
【0030】信号処理システム170は、マトリクスセ
ンサ20を駆動するための送受信手段として機能する送
信・受信ボード171と、この送信・受信ボード171
を制御して、検出信号を受信し、これに基づいて、パチ
ンコ玉の有無を判定すると共に、パチンコ玉を検知した
位置を検出する処理を行なう信号処理手段として機能す
るコントロールボード172とを有する。
【0031】送信・受信ボード171は、後述するよう
に、各送信線22のうち指定された線に、それらを順次
走査して送信信号を送る送信回路40(図7参照)と、
各受信線26のうち、指定された線を順次走査して、各
受信線の受信信号を順次取り込む受信回路50(図9参
照)とを有する。コントロールボード172は、送信・
受信ボード171に対して、走査すべき送信線および受
信線の指定を行ない、かつ、受信回路50において受信
した信号から、パチンコ玉の有無を判定すると共に、送
信回路40における送信線走査位置を示す情報および受
信回路50における受信線走査位置を示す情報に基づい
て、パチンコ玉を検知した位置を検出する。
【0032】また、コントロールボード172は、パチ
ンコ玉の存在位置を示す情報を時間的に蓄積すること
で、パチンコ玉の移動軌跡を求めることができる。そし
て、この移動軌跡から、そのパチンコゲーム機の特性を
知ることができると共に、異常な軌跡を検出して、不正
行為が行なわれたか否かを判断することができる。
【0033】次に、マトリクスセンサについて、さらに
詳細に説明する。
【0034】マトリクスセンサ20は、図4に示すよう
に、盤面11を覆う2枚のガラス体のうち、内側、すな
わち、盤面側にある内側ガラス体17内に面状に構成さ
れており、従って、表面ガラス体16と盤面11との間
に設けられている。
【0035】図5に示すように、マトリクスセンサ20
では、複数本の送信線22が、これらが一方向に並列し
て内側ガラス体17のガラス基板17aの片面(表面側
の面)に配置して取付けられている。各送信線22は、
ガラス基板17aの端部でUターンした平行の折り返し
状となるようにして、ガラス基板17aに配置される。
【0036】また、複数の受信線26も、同様に、これ
らが一方向に並列して内側ガラス体17のガラス基板1
7aの反対面(盤面11側の面)に配置して取付けられ
ている。各受信線26は、ガラス基板17aの端部でU
ターンして平行の折り返し状となるようにして、ガラス
基板17aに配置される。そして、これらの送信線22
および受信線26の接続部として機能する送信端子部2
3および受信端子部27が、パチンコゲーム機に取り付
けたときの上下関係で、内側ガラス体17の下端に集中
して配置されている。
【0037】各受信線26は、各送信線22と電磁的に
結合するように、すなわち、送信線22からの磁束が鎖
交するような位置関係で、各送信線22に対する面平行
位置に直角の交差方向で配置される。内側ガラス体17
を基板とする各送信線22と各受信線26とで、面状の
マトリクスセンサ20が構成されている。
【0038】図5に示すように、交差する各送信線22
と各受信線26とにより囲まれる正方形状の各包囲部
(検出位置)は、パチンコ玉を感知する検知単位20
a,20a…をなしている。検知単位20a,20a…
は、本実施例では、パチンコ玉を検知できる大きさに設
定されている。
【0039】内側ガラス体17は、例えば、縦の長さa
が367mm±10mm、横の長さbが367mm±10mmの
大きさの四角形状を有するガラス基板であって、3.0
〜3.5mmの厚さを有している。表面ガラス17b,1
7cは、ガラス基板17aより縦の長さが短く、ガラス
基板17aの下端は露出している。
【0040】内側ガラス体17は、ガラス基板17aの
一面に、送信線22を透明接着剤層により貼り合わせて
配置し、その上を覆うように表面ガラス17cを透明接
着剤層により貼り合わせてある。また、内側ガラス体1
7は、ガラス基板17aの他面に、受信線26を透明接
着剤層により貼り合わせて配置し、その上を覆うように
表面ガラス17bを透明接着剤層により貼り合わせて構
成される。
【0041】図5に示すように、このガラス基板17a
の一方の面には、その左端部に折返基板19aが、ま
た、右端部には、L字形状の送信側引回基板19bがそ
れぞれ設けられる。また、他方の面には、その上端部に
折返基板29aが、また、下端部に引回基板29bがそ
れぞれ設けられる。
【0042】送信線22は、図5に示すように、上記折
返基板19aに形成された折返部61と、これら折返部
61に半田により結線されたワイヤ62a,62bとよ
りなる。送信線22の入出力端は、引き回し配線を介し
て、送信端子部23に接続される。
【0043】一方、受信線26は、図5に示す如く、折
返基板29aに形成された各折返部61と、これら折返
部61に半田付けで接続されたワイヤ62a,62bと
よりなるもので、その下端部は、ガラス基板17aの他
面の下端に接着された引回基板29bに形成された各引
回部64等により受信端子部27に接続されている。
【0044】なお、各ワイヤ62a,62bは、遊技客
に目立たなくするため、その表面がつや消し処理を施し
た黒色であり、光の反射を防ぐようにしてある。
【0045】また、通常のパチンコゲーム機10に好適
なマトリクスセンサ20のパターンは、送信線22が3
2行、受信線26が32列で、検知単位20aの個数が
合計1024個のパターンであり、本実施例は、この3
2行、受信線26が32列の場合を例示している。な
お、図5では、外側以外のパターンを省略して図示して
いる。
【0046】送信線22,受信線26を構成するワイヤ
の太さは、好適に25μm〜30μmの値に設定され
る。本実施例の場合、図5に示すように、送信端子部2
3および受信端子部27の全体の幅c,dは、それぞれ
126mmであり、また、送信側折返基板19aおよび送
信側送信側引回基板19bの縦方向に伸びる部分の幅
e,fは、それぞれ10mm以下に形成される。また、送
信端子部23および受信端子部27のそれぞれ1本の幅
は、1.5mmである。
【0047】また、マトリクスセンサ20には、ガラス
基板17aの下端部に、コネクタ取付板66が設けられ
ている。コネクタ取付板66は、ガラス基板17aの下
端を両側から挟んで、内側ガラス体17に一体的に固定
されている。コネクタ取付板66は、プラスチックまた
はステンレス製であって、内側ガラス体17の幅でそれ
に沿って下方に延び、マトリクスセンサ20の内側ガラ
ス体17の延長面上にある。
【0048】コネクタ取付板66には、前述の送信端子
部23および受信端子部27に対応する位置に,送信コ
ネクタ67aと受信コネクタ67bとが固定され、これ
らコネクタを介して、前記した送信端子部23および受
信端子部27の各端子が、対応する送信回路40および
受信回路50に接続されている。
【0049】なお、コネクタ取付板66の部分は、送信
コネクタ67aと受信コネクタ67bとを備えた位置で
最も厚くなっている。一方、送信コネクタ67aと受信
コネクタ67bは、低背型であり、コネクタ取付板66
の最も厚い部分の厚さは、マトリクスセンサ20の内側
ガラス体17と同じか、やや薄くなっている。
【0050】そして、このコネクタ取付板66には、送
信コネクタ67aおよび受信コネクタ67bに接続され
る送信・受信ボード171(図6参照)が配置される。
送信・受信ボード171は、マトリクスセンサ20の複
数の送信線22へ送信する送信回路40(図7参照)
と、複数の受信線26から受信する受信回路50(図9
参照)と、送信コネクタ67aおよび受信コネクタ67
bとそれぞれ接続する接合コネクタ(図示略)とを有す
るものである。
【0051】ここで、接合コネクタは、送信コネクタ6
7aおよび受信コネクタ67bに対応して接続されるこ
とにより、送信端子部23を送信回路40に接続し、受
信端子部27を受信回路50に接続するものである。
【0052】次に、マトリクスセンサ20の信号処理を
行なう信号処理システムについて説明する。
【0053】図6に示すように、マトリクスセンサ20
は、送信・受信ボード171を介してマトリクスセンサ
20と離間して配置されるコントロールボード172の
制御下にある。コントロールボード172は、情報処理
装置30(図1に示す)を有する。また、コントロール
ボード172は、通信回線179で、他のシステムと通
信可能となっている。また、コントロールボード172
は、情報処理装置30がカード173から監視ポイント
を読込むためのインターフェース部176を有してい
る。情報処理装置30は、中央処理ユニット(CPU)
30aと、そのプログラムおよびデータを記憶するため
のメモリ30bとを少なくとも有する。
【0054】カード173は、インターフェース部17
6に着脱可能なメモリカードである。カード173に
は、パチンコゲーム機10の盤面11に設けられた入賞
孔14a,14a…および打玉ポイント(ゲーム域12
aに投射されたパチンコ玉の検出位置)、排出孔15の
位置等の、パチンコ玉の監視ポイントを示すデータと、
監視ポイントに入るパチンコ玉の検出アルゴリズムと
が、監視データとして少なくとも記録されている。ま
た、図2に示す、打玉検出アルゴリズムも格納されてい
る。
【0055】打玉ポイントは、図3に示すように、案内
レール12に沿った領域で、パチンコ玉がゲーム域12
aに飛び出す部分に設けられる。具体的には、図3にお
いて、丸く囲んで示す範囲にある部分に含まれる検知単
位20aを設定する。この場合、打玉ポイントは、SP
1,SP2,SP3,SP4,SP5,SP6の6個が
設定されている。なお、1個の打玉ポイントが1個の検
知単位20aに対応する場合が最も標準的であるが、こ
れに限られない。例えば、ポイントの大きさは、検知単
位20aと同じでも、隣接する2つの検知単位にまたが
って設定される場合もありうる。また、1のポイント
を、複数個、例えば、4個の検知単位20aで構成する
こともできる。
【0056】なお、カードに搭載されるメモリとして
は、RAM、マスクROM、EPROM、ワンショット
ROM等を用いることができる。
【0057】コントロールボード172に接続されてい
る記憶装置174は、パチンコゲーム機10の盤面11
と内側ガラス体17との間で動き回るパチンコ玉の軌跡
等の各種データを記録するための装置である。この記憶
装置174は、例えば、ハードディスク型記憶装置によ
り構成できる。この記憶装置174に記録されたデータ
は、パチンコ玉の軌跡を解析するためのソフトウェアを
組み込んだコンピュータ175にかけられて演算処理さ
れ、パチンコパーラーで必要なデータを得ることができ
る。なお、上述した、監視ポイントを示すデータ、およ
び、パチンコ玉の検出アルゴリズムのうち、全部または
一部を、この記憶装置174に記憶させる構成としても
よい。
【0058】前記送信回路40は、各送信線22に所定
の周波数の信号を順次送信する回路である。前記受信回
路50は、送信回路40と同期して各受信線26から信
号を順次受信する回路である。送信回路40による送信
線22への電圧波形としては、周波数1〜1.3MHz
の0Vを中心とした連続のサイン波が好適である。
【0059】送信回路40は、図7に示すように、送信
コネクタ41と、送信コネクタ41に接続した増幅器4
2と、送信線切替パルスが入力される毎に、信号電流を
送信すべき送信線を順次切り替える送信線切替回路43
aと、送信コネクタ67aを介して前記32回路の送信
線22の一端側にそれぞれ接続した32回路のトーテム
ポールドライバ45とにより構成されている。送信線切
替回路43aは、チャンネル切替ロジック43と、増幅
器42およびチャンネル切替ロジック43に接続され
て、増幅器42を、指定された送信線22のトーテムポ
ールドライバ45に接続すべく切替を行なうアナログマ
ルチプレクサ44とを有する。トーテムポールドライバ
45は、NPNトランジスタとPNPトランジスタと
を、それぞれのエミッタどうしおよびベースどうしを接
続して構成される。
【0060】チャンネル切替ロジック43は、図8に示
すように、カウンタIC43aを有し、クロック用とリ
セット用との2本の制御線で動作するものである。具体
的には、後述するシーケンス制御回路47から出力され
る送信線切替パルス信号が入力される毎に、アナログマ
ルチプレクサ44の接続状態を、指定された送信線と接
続されるように、順次切り替えるものである。
【0061】受信回路50は、図9に示すように、受信
コネクタ67bを介して前記32回路の受信線26にそ
れぞれ接続した32個のCT(変流器)51と、CT5
1に接続され、受信線切替パルス信号が入力される毎
に、検出対象となる受信線を順次切り替える受信線切替
回路54aと、受信線切替回路54aに接続される増幅
器53と、増幅器53および受信線切替回路54aに接
続される受信コネクタ55とを有する。受信線切替回路
54aは、アナログマルチプレクサ52と、アナログマ
ルチプレクサ52に接続されるチャンネル切替ロジック
54とを有する。従って、受信回路50は、各CT51
を介して各受信線26から信号を受信するようになって
いる。
【0062】CT51は、各受信線26とアナログマル
チプレクサ52とを絶縁するとともに、各受信線26か
らの信号を10倍の大きさに変換するものである。アナ
ログマルチプレクサ52は、チャンネル切替ロジック5
4の指令に基づき、指定されたCT51から信号を順次
受信するものである。増幅器53は、アナログマルチプ
レクサ52からの信号を増幅するものである。
【0063】チャンネル切替ロジック54は、送信回路
40のチャンネル切替ロジック43と同様の要素であ
る。この場合、シーケンス制御回路47から出力される
受信線切替パルス信号が入力され(スキャニング周期)
毎に、その立ち下がりのタイミングで、アナログマルチ
プレクサ52の入力切替状態を変化させるものである。
【0064】図1に示すように、コントロールボード1
72は、情報処理装置30を有し、その送信側には、C
PUコネクタ46を介して情報処理装置30から入力さ
れるスタート信号に応じて送信クロックを送るシーケン
ス制御回路47と、この送信クロックを受けて送信信号
を出力するバンドパスフィルタ48と、送信信号を増幅
して送信コネクタ41へ送る増幅器49とを有してい
る。情報処理装置30には、打玉を計数する打玉カウン
タ300が接続されている。
【0065】また、コントロールボード172の受信側
には、受信コネクタ55からの受信信号を増幅する増幅
器71と、増幅信号を受けるバンドパスフィルタ72
と、バンドパスフィルタ72からの受信信号を受ける全
波整流・増幅器73と、全波整流・増幅器73からの受
信信号を受ける2段のローパスフィルタ74a,74b
と、ローパスフィルタ74bからの受信信号を受け、シ
ーケンス制御回路47により制御されてこの受信信号を
デジタルデータに変換して出力するA/Dコンバータ7
5と、このデジタルデータを生データXとして受け、こ
の生データXを検知位置におけるの電磁特性の変化の有
無(パチンコ玉の有無)を表わす反応データZに変換す
るデータ変換回路部200と、シーケンス制御回路47
により制御されてこの反応データZを書込み、CPUコ
ネクタ46からの読出信号に応じてこの反応データZを
CPUコネクタ46を介して情報処理装置30に送る双
方向RAM76とを有している。
【0066】また、ここで、この受信側のアンプ類は、
マトリクスセンサ20が盤面11の案内レール12(金
属)に反応しても、この反応による入力信号がA/Dコ
ンバータ75の入力電圧範囲以上にならないように、そ
の特性が設定されている。
【0067】また、データ変換回路部200は、下記式
(1),(2)の演算を行なうもので、絶対値減算を行
なえる演算回路、データA,Sや、演算結果を記憶する
メモリ等より構成されるものである。
【0068】Y=|X−X0| …(1) Z=Y−S …(2) ここで、X0はオフセットデータ(パチンコ玉が無いと
きの生データX)を、Sは生データXのリップル分を除
去するための予め定められた変動幅の値を有するスライ
スデータを、Yは前記リップル分を含む変化分データを
表わす。
【0069】双方向RAM76は、シーケンス制御回路
47により制御されて、検知単位20a毎に前記反応デ
ータZを記憶するものである。すなわち、前記データ変
換回路部200から出力される反応データZをシーケン
ス制御回路47からの信号により指定される所定のアド
レスに登録するものである。また、双方向RAM76の
容量は、例えば、2048バイトである。
【0070】なお、コントロールボード172は、電源
ユニット77を有している。
【0071】また、打玉カウンタ300は、ゲーム域に
打込まれたパチンコ玉の数(打玉数)を記憶させるため
のものである。情報処理装置30からの信号を計数する
ことにより、打玉を計数する。
【0072】情報処理装置30は、カード173の前記
監視データ等を読込むとともに、双方向RAM76の反
応データZを読込み、反応データZを監視データと対応
させて、パチンコ玉を監視するようになっている。特
に、打玉については、図2に示すフローチャートに従っ
て動作し、カード173に記憶された各打玉ポイントに
ついての前記反応データZ(検知データ)であって最新
のものを、待機時間経過後に読出して、これら反応デー
タZの値により、前記打玉カウンター300の打玉数を
カウントアップする。なお、ここで、待機時間は、確実
に打玉を検知し、しかも重複してカウントしないよう
に、パチンコ玉が前記複数の打玉ポイントを通過するの
に要する時間よりも長く、玉を打出す周期よりも短い値
に設定すべきであり、具体的には600msec程度が好ま
しい。
【0073】次に、本実施例の作用について説明する。
【0074】情報処理装置30からのアドレス信号およ
びコントロール信号は、CPUコネクタ46を経て出力
される。処理フローを図10に示す。
【0075】まず、打玉検出における装置の調整につい
て述べる。盤面11には、ピン13、案内レール12等
の種々の金属が配置されているため、それらの近傍の受
信線からの受信信号が、それらの金属の存在によって
は、飽和値とならないように、A/Dコンバータ75を
調整する。また、打玉検出ポイントを指定する。このポ
イントは、通常5−10程度設定する。本実施例では、
図3に示すように、SP1−SP6のように設定され
る。この設定は、その機械ごとに行なうことができる。
通常は、カード173に書き込んでおく。このような調
整は、例えば、そのパチンコゲーム機を設置する際に行
なうことができる。また、適宜の周期で、再調整するこ
ともできる。
【0076】パチンコゲーム機が起動されると、情報処
理装置30は、カード173の記憶内容を読み込んで、
メモリ30bに格納する。
【0077】情報処理装置30からシーケンス制御回路
47にスタート信号が送信されると、シーケンス制御回
路47が、16MHzの基本クロックを、必要なクロッ
ク周波数に応じて分周して、送信クロックを生成して、
出力する。シーケンス制御回路47からの送信クロック
は、バンドパスフィルタ48によりデジタル信号からア
ナログ信号へと波形整形された後、増幅器49により増
幅され、送信コネクタ41へと送られる。
【0078】さらに、送信信号は、送信回路40で増幅
器42により増幅される。アナログマルチプレクサ44
は、チャンネル切替ロジック43により切替えられたチ
ャンネルで、トーテムポールドライバ45を順次動作
し、それにより、トーテムポールドライバ45は、増幅
器42により増幅された信号を送信線22に順次出力す
る(ステップ91)。
【0079】すると、信号が送信された送信線22と交
差する各受信線26には、電磁誘導作用により起電力が
発生する。このとき、金属であるパチンコ玉が検知単位
20aに接近すると、その影響で、その検知単位20a
では、受信線26の起電力(誘導電流)の大きさが変化
する。
【0080】この理由は、現在のところ必ずしも明確に
解析されているわけではないが、次のように、考えるこ
とができる。まず、パチンコ玉は、鉄が主成分であるの
で、強磁性体である。このため、送信線22で発生し、
空間に拡がっていた磁束が、パチンコ玉に集束すること
になり、受信線を鎖交する磁束の分布が変化する。ま
た、パチンコ玉には、送信線22による磁束を打ち消す
方向に渦電流が発生する。これらのため、誘導電流が変
化する。いずれが支配的であるかは、パチンコ玉と送信
線22および受信線26との相対位置関係によって異な
る。また、受信線26に鎖交する磁束が増加するか否か
についても、パチンコ玉との相対位置関係によって異な
る。さらに、背景に金属が存在するか否かによっても異
なる。いずれであっても、変化を検出できればよい。
【0081】受信側では、受信回路50は、シーケンス
制御回路47により送信回路40と同期し、各CT51
を介して各受信線26から信号を受信する。図9に示す
ように、複数の受信線26にあらわれる誘導電流による
電圧が、CT51により10倍の大きさに変換される。
CT51により変換を行なうため、それだけ受信側の増
幅器の増幅度を大きくする必要がなくなる。CT51
は、マトリクスセンサ20の各受信線26と受信回路5
0のアナログマルチプレクサ52とを絶縁させ、パチン
コゲーム機10から受信回路50にノイズが入るのを防
止する。
【0082】アナログマルチプレクサ52は、CT51
を経た各受信線26からの信号を、チャンネル切替ロジ
ック54により切替え、順次出力する。アナログマルチ
プレクサ52からの信号は、増幅器53により100倍
に増幅される(ステップ92)。
【0083】受信信号は、受信コネクタ55、増幅器7
1、バンドパスフィルタ72を経て、増幅および検波が
行なわれる。バンドパスフィルタ72からの受信信号
は、アナログ信号となっており、このアナログ信号は、
全波整流・増幅器73で波形整形が行なわれる。その全
波整流・増幅器73からの信号は、ローパスフィルタ7
4a,74bで積分処理により平均化が行なわれる。
【0084】次に、受信信号は、A/Dコンバータ75
に送られる。A/Dコンバータ75は、例えば、12ビ
ット等の所定のビット単位で受信線26からの信号をデ
ジタル信号に変換し、シーケンス制御回路47により制
御されて、変換後の信号(検知データ)を出力し、双方
向RAM76に登録する(ステップ93)。
【0085】すなわち、双方向RAM76は、シーケン
ス制御回路47からの書込信号により、情報処理装置3
0の動作とは無関係に検知データを記録した後、シーケ
ンス制御回路47が出力するクロック信号に基づくスキ
ャニング周期毎(例えば、1クロック毎)に、アドレス
を+1アップして(ステップ94)、検知データを検知
単位20a毎に異なるアドレスに登録する。
【0086】そして、以上の動作は、前記スキャニング
周期毎に繰返し行なわれる。すなわち、前記スキャニン
グ周期毎に、受信回路50のアナログマルチプレクサ5
2が各受信線26からの信号を切替え(ステップ9
5)、32本の受信線26について32回の上記動作を
行なう。これが完了すると(ステップ96)、その時点
で、送信回路40のアナログマルチプレクサ44が送信
線22を切替え(ステップ97参照)、再び、同様の処
理が32回繰返されて、順次各検知単位20aについて
の検知データが、双方向RAM76の異なるアドレスに
検知単位20aと対応付けられて登録される。
【0087】したがって、情報処理装置30は、双方向
RAM76に登録された検知データを読出すことで、上
記検出信号処理動作とは独立して、どの時点で、どの位
置(検知単位20a)にパチンコ玉が存在していたか
を、随時、任意の検索条件で判断することができる。
【0088】このため、情報処理装置30のCPU30
aは、必要に応じて、読出スタート信号により双方向R
AM76に記録された前記検知データをメモリ30bに
読込み、演算処理を行ない、検知データをカード173
に記憶されるパチンコ玉の監視データと対応させてパチ
ンコ玉を監視することができる。
【0089】特に、打玉数のカウントについては、図2
に示す動作を繰返すことにより行なう。すなわち、CP
U30aは、ステップ310において、カード173に
記憶された各打玉ポイントSP1−SP6についての前
記反応データZであって最新のものを読出して、メモリ
30bに格納する。次に、ステップ311において、メ
モリ30bに読み込んだ検知データを探索して、各打玉
ポイントの反応データZを集める。そして、その値が全
て0か否か判断する。ひとつでも0でなければ、ステッ
プ312に進む。そしてステップ312においては、打
玉カウンター300の値をカウントアップし、ステップ
313において前記所定の待機時間待った後、再度ステ
ップ310から繰返す。
【0090】このように、本実施例では、打玉ポイント
SP1−SP6のいずれかで、パチンコ玉の通過を捕捉
すればよいので、高速の打玉であっても、いずれかで検
出できる確率が高くなる。そのため、打玉の検出誤差が
減少でき、打玉の計数誤差も小さくできる。特に、打玉
ポイントSP1−SP6が、案内レール12に沿う、パ
チンコ玉の軌跡に沿って配列されていると、すべての打
玉ポイントSP1−SP6をパチンコ玉が通過するの
で、検出の確率がより大きくなる。
【0091】したがって、上記パチンコ玉検知装置であ
ると、打玉数は、常にリアルタイムで打玉カウンタ30
0に正確に登録されることになり、適宜この値を読取る
ことによりパチンコ台の管理の有益なデータとすること
ができる。
【0092】上記実施例では、打玉ポイントをカード1
73に記憶させている。これは、パチンコゲーム機が交
換された場合に、新しい機械の打玉ポイントを、カード
で供給することにより、態様が迅速かつ容易に行なえる
ようにするためである。しかし、本発明は、これに限定
されない。その他の記憶媒体、例えば、メモリ30bに
格納する構成としてもよい。
【0093】
【発明の効果】本発明によれば、打玉を確実に捕捉でき
て、その検出誤差を減少でき、従って、打玉の計数誤差
も減少できる効果がある。それにより、打玉が、常にリ
アルタイムで打玉カウンタに正確に登録されることにな
り、適宜この値を読取ることにより、パチンコ台の管理
の有益なデータとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】コントロールボードの受信および送信回路のブ
ロック図である。
【図2】打玉数カウントの処理動作を示すフローチャー
トである。
【図3】パチンコゲーム機とパチンコ玉検知装置の検出
部(マトリクスセンサ)とを概念的に分解して示した斜
視図である。
【図4】パチンコゲーム機の盤面の側断面図である。
【図5】パチンコ玉検知装置の検出部(マトリクスセン
サ)を示す正面図である。
【図6】パチンコ玉検知装置の概略構成図である。
【図7】送信・受信ボードの送信回路のブロック図であ
る。
【図8】チャンネル切替ロジックの主要部を示すブロッ
ク図である。
【図9】送信・受信ボードの受信回路のブロック図であ
る。
【図10】パチンコ玉検知装置のスキャンニングのフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
12…案内レール 12a…ゲーム域 17a…ガラス基板、 22…送信線、 26…受信線、 30…処理装置 47…シーケンス制御回路 173…打玉ポイント記憶媒体 300…打玉カウンタ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パチンコゲーム機のゲーム域が設定される
    盤面に対向して配置されるセンサと、このセンサを駆動
    して、パチンコ玉を検知する信号処理システムとを備え
    るパチンコ玉検知装置において、 センサは、それぞれパチンコ玉の存在を検知する複数個
    の検知単位を有し、各検知単位は、パチンコゲーム機の
    盤面において、ゲーム域に打ち出されるパチンコ玉が通
    過する可能性のある領域に複数の検出ポイントに配置さ
    れ、 信号処理システムは、各検知単位からの信号を受信し
    て、それらの信号レベルが基準値に比べて変化したか否
    か判定して、いずれかの検出ポイントに属する検知単位
    からの信号レベルが変化したとき、ゲーム域に打ち出さ
    れるパチンコ玉を検出したと判定することを特徴とする
    パチンコ玉検知装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、各検知単位の配置され
    る領域は、パチンコゲーム機の盤面に設けられる案内レ
    ールに沿った位置で、ゲーム域への入り口の領域である
    パチンコ玉検知装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、信号処理システムは、
    基準値に対して、信号のリップル分より大きな変化であ
    るときに、基準値に比べて変化したと判定する、パチン
    コ玉検知装置。
  4. 【請求項4】請求項3において、信号処理システムは、
    パチンコ玉の検出を行なったとき、その検出回数を計数
    するカウンタをさらに有するパチンコ玉検知装置。
  5. 【請求項5】請求項1、2、3または4において、 センサは、検知単位をマトリクス状に配置したマトリク
    スセンサであり、 信号処理システムは、前記検出ポイントに位置する検知
    単位を指定する情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
    記憶された検出ポイントに属する検知単位からの信号に
    ついて、ゲーム域に打ち出されるパチンコ玉の検出を行
    なう、パチンコ玉検知装置。
  6. 【請求項6】請求項1、2、3または4において、 センサは、信号電流によって励磁される複数の送信線
    と、これと交叉して配置され、送信線の励磁による誘導
    電流を受信する複数の受信線と、これらを支持する基板
    とを有し、送信線と受信線との交点が、検知単位として
    マトリクス状に配置され、 信号処理システムは、前記検出ポイントに位置する検知
    単位を指定する情報を記憶する記憶手段をさらに有し、
    記憶された検出ポイントに属する検知単位からの信号に
    ついて、ゲーム域に打ち出されるパチンコ玉の検出を行
    なう、パチンコ玉検知装置。
  7. 【請求項7】請求項1、2、3または4において、 信号処理システムは、ゲーム域に打ち出されるパチンコ
    玉の検出を、パチンコ玉が前記検出ポイントが配置され
    ている領域を通過するに要する時間より長い時間で、玉
    をゲーム域に打ち出す周期より短い時間の範囲で周期的
    に行なう、パチンコ玉検知装置。
JP5103095A 1992-04-28 1993-04-28 パチンコ玉検知装置 Pending JPH067501A (ja)

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