JPH0674836A - 自動較正センサ対による非接触温度測定装置 - Google Patents

自動較正センサ対による非接触温度測定装置

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JPH0674836A
JPH0674836A JP4319353A JP31935392A JPH0674836A JP H0674836 A JPH0674836 A JP H0674836A JP 4319353 A JP4319353 A JP 4319353A JP 31935392 A JP31935392 A JP 31935392A JP H0674836 A JPH0674836 A JP H0674836A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高速度で移動する連続物体、例えばワイヤ,フ
ィラメント,ウエブおよびロール等の温度測定装置を提
供する。 【構成】外部の物体の温度を測定するための方法と装置
が開示されている。この装置は対の熱シンク、または参
照物体100,101を持ちそこに熱流センサ105,
106が設けられている。対の熱参照物体を用いること
によりそれらを異なった温度に保ち、本発明による方法
は外部物体の絶対的な温度を参照物体と熱流率、おのお
のの参照物体と外部物体間の熱流率に基づいて得る。こ
の装置は自動的に熱流率と温度を外部物体と参照物体間
の温度差に基づく熱流率間の熱比例状況を計算して外部
物体の温度を算出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、一般的には、一つの外
部の媒体または近接物体、詳しく言えば移動している外
部物体の温度を測定するための方法および装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本出願は1989年11月1日付けの米
国特許出願番号07/429,983号の部分継続出願
であって同じ譲受人に係るものである。
【0003】移動または移動していない物体の温度は、
現在、種々の方法や装置により測定されており、そのう
ちには参照物体と外部物体の温度差が零であるときに
は、それらの物体間において熱の交換が発生しないとい
う原理に基づく非接触温度検出装置が含まれる。この原
理を応用した装置の詳細については、米国特許3,54
2,123号と3,715,923号に詳細に示されて
いる。そのような非接触センサは、参照物体とその近接
して配置されている外部物体間の熱の流れを決定するた
めの熱流量センサを持つ高い熱伝導率をもつ参照物体を
含んでいる。温度センサは、参照物体の温度に比例する
信号を提供する。さらに、その装置は参照物体と外部物
体との間の空間を確立するための手段を持っており、そ
れにより前記熱流量センサの出力信号が外部物体の絶対
的な温度を得るように較正されることができる。
【0004】外部の物体が前記熱流に感度を持つ参照物
体の表面を通過するときに、外部物体と参照物体間にそ
れらの温度が同一でない限りにおいて伝導により熱の交
換が行われるであろう。これは、参照物体の前記検知ヘ
ッド表面から、または表面に、または表面から流れるこ
とによって起こる。熱の流れの大きさは物体間の温度
差,物体間の距離等それらの間の空間の熱経路の熱のコ
ンダクタンスに比例するであろう。空間を一定に保つこ
とにより、前記参照物体の熱流量センサによって測定さ
れた前記熱流率を与えられた参照物体の温度に対する外
部物体と参照物体間の温度差の関数として較正すること
が可能である。このようにして測定されたもの、すなわ
ち2物体間の温度差の較正されたものを前記参照物体の
中の温度センサによって測定された参照物体の温度に加
えることによって外部移動物体の温度が得られる。この
装置は、基本的には、移動する物体の温度測定に利用さ
れるものであるが、それらは静止している物体への応用
にも適している。しかしながら、これらの非接触装置に
おける一つの主たる欠点は、参照物体と外部物体間の距
離または熱移送条件が変わる度に手動により再較正しな
ければならないことであって、これによって不必要な時
間的遅れを招くことである。
【0005】したがって、本発明の主たる目的は、装置
と外部物体間の条件が異なったときでさえも、引き続き
機能する外部物体の温度の測定のために改良され、かつ
便利な方法と装置を提供することである。本発明のさら
に他の目的は、熱流率と外部物体と参照物体間の温度の
傾きとの比例定数を自動的に計算することができる外部
物体の温度の測定方法のために改良された方法と装置を
提供することである。本発明のさらに他の目的は、高速
で連続的に移動する、例えばワイヤとかフィラメントで
あるとか、ウエブとかロール等の温度を測定するための
改良された方法と装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】これらおよびさらに付加
的な目的は、本発明の種々の特徴によって達成されるべ
きものであり、本発明は同じ感度で熱流センサAおよび
熱流センサBと呼ばれ、それぞれのセンサは高い熱伝導
率を持つ参照物体に埋め込まれており、それらの参照物
体はそれぞれ参照物体A,参照物体Bといわれるものを
含む温度計測装置を提供するものである。これらの2つ
の参照物体は一方の物体が加熱されるか、または冷却さ
れ、それらの間には温度差を保つための熱障壁が設けら
れており、2つの異なった温度において動作するもので
ある。これらの2つの参照物体の温度はそれぞれTA
B といわれ、それらの物体の中に存在させられる温度
センサによって測定される。各熱流センサは、その参照
物体と外部物体間に流れる熱流を計測するものであり、
その外部物体の温度も測定される。参照物体が外部物体
にさらされるときに2つの熱流センサと外部物体間の熱
伝導率は2つの各々の熱流センサと外部物体間の温度差
の各々に比例するものである。熱流センサは、またEA
とEB として示される電圧出力信号を発生するものであ
り、これは前述した温度差に比例するものである。測定
されたTA ,TB ,EA ,EB に基づいて本発明ではさ
らに外部物体の温度を決定することができる。
【0007】本発明は、熱流センサの出力信号を参照物
体と外部物体間の間隔に対して較正する必要をなくして
いる。かくしてもし、外部物体と参照物体との間の間隔
の形や形状が変わったとしても本発明においては、外部
物体の温度のモニタを続けることができる。このこと
は、移動物体の温度の計測や、またはその他の応用、す
なわちそこにおいては対象の形や距離が変わるような応
用に特に利点がある。ただ1つ問題になるのは、外部物
体に依存して変わる距離に原因する揺らぎは両方の参照
物体について同じであるということである。換言する
と、参照物体Aと外部物体との距離、これをXA とし、
参照物体Bと外部物体との距離、これをXB としたとき
にこれらは時間にしたがって変化する可変数であり、本
発明の概念はXA とXB が等しいという限り適用できる
ものである。例えば、写真フィルムとか、ワイヤとか、
プラスチックフィラメントとかの製造においては、これ
らの製品の温度を無接触で測定することが要求される。
本発明による装置は、製品に物理的に接触することによ
って、乱すということがない理由から、そのような目的
に極めて適している。さらにまた、例えば、製造される
べきワイヤの直径が変わったというような工程の変化が
起こったときにおいても、この装置は、再較正のために
その工程を一旦停止することなく作業を続行することが
できる。
【0008】本発明のさらに他の特徴によれば、2つの
参照物体の各々は2つの熱流センサを持ち、その熱流セ
ンサは熱電対列センサであって、互いに対面している。
前記2つの熱電対列は感度が合わされており、直列に接
続されている。測定されるべきフィラメント、例えば光
ファイバは、2つの熱電対列の間に位置させられる。各
々の参照物体の2つの熱電対列センサが、各々のセンサ
の活性接合線が前記フィラメントに平行でないように向
けられているときに、より精密な計測が行われているこ
とがわかった。2つのセンサをこのような状況に配置す
ることによって、フィラメントの動きに対して影響が受
けにくくかつ、より精密な温度測定がなされる。
【0009】しかしながら、他の温度測定装置と同様
に、この装置は、ある現実の制約がある。例えば、参照
物体は異なる温度に保たれるのであるから、外部物体と
少なくとも参照物体の1つの間には常に温度差が存在す
る。したがって、対象物体の温度は装置それ自体の影響
を受ける。しかしながら、その影響を受ける量は、その
物体が移動しているものであり、かつ、参照物体に接触
するものでないということから、その影響を無視するこ
とができる。上述した制限にもかかわらず、本発明によ
る方法および装置は前述した応用を含む数多くの応用に
利用できるものである。さらにまた、これらの制限は、
一般的にいって、温度測定装置においては固有のもので
あり、この発明を利用するときに通常の知識を有する者
においては容易に認識され、かつ処理でき得るものであ
る。
【0010】
【実施例】本発明の1つの特徴は、測定対象の物体に物
理的に接触することなく、その温度を計測することがで
きる装置の能力にある。この特徴は、参照物体と外部物
体との間の熱流が後者の温度に比例するという認識に基
づいて発生するものである。同一の感度の対の熱流セン
サを使用することによって、本発明は自動較正を実現す
ることも可能である。本発明を実施するにあたり、同じ
設計で同じ材料を用いて製造された熱流センサは同じ感
度を呈するものと理解されるべきであり、全く同じセン
サを用いる必要はなく、同じ感度の熱流センサを用いる
ことで足りる。本発明における自動較正の特徴は、外部
物体の温度と参照物体の温度と、さらに熱流センサが発
生する電圧との間の相関性に基礎をおいている。センサ
AおよびセンサBと呼ばれる同一の感度を持つ2つの熱
流センサと外部物体間の熱流率またはそれらの積は以下
のようにして与えられることが知られている。 QA =CEA =(K/ΔΩ)(TP −TA ) QB =CEB =(K/ΔΩ)(TP −TB ) ここにおいて: QA =製品とセンサA間の熱流率 QB =製品とセンサB間の熱流率 K=製品とセンサ間の熱経路のコンダクタンス(両方の
センサにおいて同一) ΔΩ=製品とセンサ間の熱経路の距離(両方のセンサに
おいて同一) C=QA とEA ,QB とEB 間の比例定数(両方の熱流
センサが同一感度に作られている限りにおいて同一) EA =熱流センサAによって発生させられる電圧であっ
て、QA に比例する。 EB =熱流センサBによって発生させられる電圧であっ
て、QB に比例する。 TP =外部物体または製品の温度 TA =センサAを包含する参照物体の温度 TB =センサBを包含する参照物体の温度
【0011】本発明によれば、これら2つの方程式から
外部物体または製品の温度が以下の式によって表され
る。 TP =TA +EA (TA −TB )/(EB −EA ) ここにおいて、外部物体または製品の温度TP ,TA
B ,EA およびEB の関数のみとして表現されてい
る。ここに示されているように、本発明において、これ
らの変数を正確に測定することができ、それらに基づい
て外部物体の温度TP を前述した式に基づいて算出する
ことができる。本発明は、かくしてさらに自動較正可能
であり、外部物体と熱流センサ間の距離またはコンダク
タンスの変動に対する感度をもっていない。これから詳
細に説明されているように、マイクロコンピュータはこ
れらの要素TA ,TB ,EA およびEB に関する信号を
受け入れて、前述した式に基づいてTP を算出するよう
にプログラムされている。
【0012】図1を参照すると、温度検出装置10が図
示されており、その装置は一般的に熱障壁16により分
離された熱的に導伝性を有する参照物体12,14と参
照物体12の温度を変更するための温度可変手段であ
り、電気抵抗加熱素子またはカートリッジ18を含むも
のと、同じ感度を持つ熱流センサ20とさらに温度セン
サ22を含んでいる。装置10は表面が決められている
外部物体の表面温度、例えばフィルムとかウエブとか、
長い素材等の温度を検出するのに適している。ウエブ2
4の温度は参照物体12と14をウエブ24に物理的に
接触することなく検出させることによって測定される。
ここにおいて、ウエブの概念は、薄い金属シート,繊
維,条帯,紙等のようなものの連続物体を包含するもの
である。参照物体12と14はアルミニュームの酸化
物、ニッケル被覆された銅またはそのようなものから構
成された熱的に導伝性をもつ参照物体でありそれぞれ
は、熱を取り入れ、熱を取り出して熱流を発生させる熱
シンクを形成している。参照物体12と14はアルミニ
ュームの酸化物、ニッケル被覆された銅またはそのよう
なものから構成された熱的に導伝性をもつ参照物体であ
り、それぞれは、熱を取り入れ、熱を取り出して熱流を
発生させる熱シンクを形成している。
【0013】第1の参照物体12の中には、動作表面3
4が、温度が測定されるべきウエブ24から一定の距離
離れた位置に配置されている。ウエブ24は熱流センサ
20と参照物体12の動作表面34に近接した経路に沿
って移動する。第1の参照物体12と第2の参照物体1
4は、空気間隙または適当な熱伝導性を持たない物質、
例えばアラミドぺーパーなどから構成される熱障壁16
によって分離されている。第2の参照物体14のため
に、熱流センサ20が、ウエブ24から第1の参照物体
12の熱流センサが持っていた距離と同じ距離に配置さ
れている。この配列によって提供されるウエブ24と熱
流センサ20間の距離は略0.76〜3.175mm(0.0
3〜0.125インチ)であるが、もちろんその距離は製
品の速度とそれに付属する境界層の厚さとを特定の用途
に応じて変えることができるものである。この発明を実
行するために不可欠なものではないが、熱流センサ20
を通過するウエブの経路を形成するためにガイド36を
用いることができる。参照物体12の温度を上昇させる
ために適当なカートリッジヒータ18が用いられる。参
照物体12の温度を上昇させるために他の種々の手段、
例えばその中に形成された液体による加熱手段を用いる
ことができる。本発明においては、参照物体12と14
の温度が異なることが必要なのであるから、これらのい
ずれかのヘッドを冷やすということもあり得る。
【0014】本発明においては、熱流センサの特殊の形
態を利用することを条件にするものではなく、そのセン
サがウエブ24と参照物体12,14間の温度差から生
ずる熱の移動を検出することができるものであれば足り
る。図示されている熱流センサ20は、熱起電素子また
は差動的に動作する熱電対列であって、それらが設けら
れている表面から流入または流出する熱流率に比例する
電圧を発生することができるものであればよい。各動作
表面34は、薄い熱的な反射コーティング40、例えば
金またはアルミニュームが設けられており、それはウエ
ブ24を通過するか、または他の部分からの外的な放射
熱流要素を反射するために設けられており、熱流要素の
対流伝導熱流から大きなまたは意味がある影響を避ける
ためである。本発明の部分を形成するものではないが、
反射コーティングは測定されるべき製品が放射に対して
透明な場合に有用である。温度センサ20には参照物体
12の中に設けられた空洞の壁に関連してその中に熱交
換可能に配置されている。熱センサ22も参照物体14
内に設けられている。各温度センサ22は、好ましくは
白金(platinum)RTDであって、動作表面34に比較的
近接して位置させられることが望ましい。
【0015】温度センサ22はそれらの温度に比例する
電圧を発生するものであり、もし可能であるならば、熱
電対または他の適当な形態をとることが好ましい。熱流
センサ20からの出力信号はリード線50を介してアナ
ログ・ディジタル変換器52aに供給される。変換器5
2aは当業者に容易に理解できるように熱流センサ20
からの出力信号を一定の領域からの熱流率ごとの電圧を
示すのに適した感度に調整されている。参照物体12中
の熱流センサ20からの出力信号電圧は、EA として示
されている。同様にEB は参照物体14の熱流センサ2
0の出力電圧を示す。参照物体12と14の中の温度セ
ンサ22からの出力信号はリード線54を介してアナロ
グ・ディジタル変換器52bに供給される。温度センサ
22からの信号は参照物体12と14,TA およびTB
としてそれぞれ表される温度に変換される。最終的に変
換器52からの信号はマイクロコントローラ88に供給
され、ここにおいて外部物体または製品の温度TP が前
述された式によって計算され、TP は温度読み出し部5
8に表示される。マイクロコントローラ88は、ヘッド
12の温度TA を参照物体を加熱する量を制御すること
によって調整する。本発明は、使用される温度の単位に
無関係に利用されることができる。
【0016】図2に示されている本発明による装置の実
施例は、特に曲率をもっている表面、例えば金属ロール
を形成するためのもの、またはつや出しをするためのも
の、またはシート材料をラミネートするもの、または繊
維を加熱したり、または紙工場において繊維を加熱した
り乾燥させたりするために用いられる曲面をもつロール
表面の温度を測定するのに適している。図2に示されて
いるように、連続ロール26の温度は、障壁42によっ
て分離される参照物体30と32を部分的に含んでいる
装置28によって連続ロール26の温度が測定される。
操作表面44と46の外形形状は、ロールの曲率に合わ
されてロール26と熱流センサ48の距離が熱流センサ
84の距離が同じになるように形成されている。本装置
の他の部分の記述は示されていないが、参照物体の1つ
の温度を調節するもの、温度センサ,マイクロコントロ
ーラは先に述べたものと同じである。
【0017】図3,図4および図5に示されている本発
明の実施例は、特にワイヤ,フィラメント,他の長いも
の等がその長手方向の軸に沿って移動させられるときに
その温度を測定するのに適している。この好ましい実施
例は、一般的に直径がほぼ3.175mm(8分の1 inc
h)の開口64が器具62の長手方向の中心に設けられて
いるものを持っている。器具62は、円柱形に示されて
いるが、後述する記述によれば外観は特にどのような形
状であっても問題はないのである。しかしながら、説明
を容易にするために円柱形の形状が利用されている。
【0018】器具62は一般的には、2つの熱的に導伝
性をもっている参照物体56と66をもっており、それ
らは熱的な障壁68により分離されている。ヘッドの温
度を変更するための温度変更手段は、電気的な抵抗加熱
素子70をもっており、熱流センサ72、さらに温度セ
ンサ74が含まれている。さらに記述するところを除い
てすでに記述された参照物体56と66は、すでに図1
において最初に記述された装置10に見出されるものと
実質的に同じものであるから、繰り返しの説明を省略す
る。
【0019】ガイド76は、装置62の入口78と出口
80に同軸的に配置されている。ガイド76は、セラミ
ックにより製造されており、フィラメント82と接触す
る可能性のあるところにのみ配置されており、無視でき
る熱的な接触が起こりうる。ガイド76が使用される目
的は、フィラメント82が、この装置またはアパーチャ
64において接触することを防止するために設けられた
ものである。ガイド76は、アパーチャ64内の特定の
場所にフィラメント82を保持するために設けられたも
のではない。容易に理解できるように器具62は、フィ
ラメントがアパーチャ64のどこの位置にあろうとも正
確な温度測定を可能にするものである。
【0020】図4を参照すると、各々の参照物体56と
66は、複数個の熱流センサ72をその可動フィラメン
ト82の周りに配置している。この実施例において、各
参照物体56と66は4つの熱流センサ72をフィラメ
ント82の周りに90度ずつほぼ離れた位置を保って配
置されている。各参照物体56と66の中に設けられて
いる4つの熱流センサ72からの出力信号はリード線5
0を介してアナログ・ディジタル変換器52に接続され
ている。同様にして両方の参照物体56と66からの温
度センサ74からの出力信号はリード線54を介して前
記変換器52bに接続されている。平均器52Cは、各
々の参照物体56と66の中の熱流センサ72からの4
つの出力信号を平均化して各参照物体ごとの出力信号を
得る。平均化された信号を適当な感度の信号に調整す
る。簡単のために、熱流センサ72からの出力信号はそ
れぞれEA とEB とする。温度センサ74からの信号
は、参照物体の温度に変換、すなわちTA とTB に変換
される。最終的には、変換器52からの信号はマイクロ
コントローラ84に接続され、ここにおいてフィラメン
トTP の温度が前述されたTP を示す式により計算さ
れ、TP は温度出力手段58によって表示される。マイ
クロコントローラ88は、熱コントローラ60経由で参
照物体56の加熱または冷却の量を制御することによっ
て温度TA を調整することにも利用される。これに加え
てマイクロコントローラは、測定前加熱/冷却装置90
と測定後加熱/冷却装置91を制御するためにも利用さ
れる。
【0021】図1に示されている具体例のうち、各々の
参照物体中に1つの熱流センサしか設けられていないか
ら、各熱流センサからの信号を平均する必要はない。さ
らに加えて図3,4および5に示される具体例に各々の
参照物体中の4つの熱流センサからの4つの出力信号
は、技術的には平均化されるべき必要はない。各々の参
照物体中の熱流センサの数が等しいからである。しかし
ながら本発明では各々の参照物体中の熱流センサの数が
等しくない場合を含むものである。例えば本具体例にお
いて、参照物体中に10個の熱流センサが利用され、参
照物体Bでは2つの熱流センサがたった1つの熱流セン
サが利用されていたとする。この具体例においては、参
照物体A中には5倍の熱流センサがあるから、熱流セン
サ(集合的に見て)は物体B中のそれに比べて5倍の感
度を持つことになる。この後者の具体例においては各々
の参照物体からの出力信号を全体の加算値として用いる
よりは平均化して用いる必要があるであろう。
【0022】さらにまた、理論的に図3,4および5に
示されている特定の実施例において平均化をする必要が
ない場合においても、平均がこの発明装置の精度と確度
を変化させないことは明らかである。この具体例におい
て、各々の参照物体中の4つの熱流センサからの発生さ
れた電圧の和は、前記フィラメントによって起こる熱流
の率に比例するであろう。
【0023】図6,と図7は本発明による装置であっ
て、特に繊細なフィラメント状のもの、例えば光ファイ
バのようなものであって、セラミックの案内部とか、図
3,4および5に示されているような装置の開口部間を
引っ張られて通過するのが困難な物の温度の測定に適し
ている。図6は2つの参照物体100および101であ
ってそれらが熱障壁102によって分離されている2つ
の参照物体を含む装置の平面図である。参照物体100
は、2つの熱流センサ105と106を保有する一方、
参照物体101は、2つの熱流センサ107と108を
もっている。フィラメント120は、装置に設けられて
いるチャンネルまたはスロット中をフィラメントが1対
の熱流センサ間に位置して、移動するように配置させら
れている。前記チャンネルの幅は十分にとられているか
ら、前記フィラメントは参照物体とは接触しない。好ま
しくはフィラメントは腹部で挟む2つの熱流センサの活
性接合線(後述)から等しい距離だけ保っていることが
好ましいのであるがこれはフィラメントの長さ方向また
は上下方向、横方向または高さ方向の移動によって不可
能である。
【0024】図7はチャンネル109を規定する参照物
体100の正面図である。容易に理解できるように、熱
流センサ105と106は、参照物体100の分離され
たキャビティの中に埋め込まれているから、各々の熱流
センサは参照ボディの表面に一致する面を持つことにな
る。さらに参照物体105と106は、チャンネルの両
側に各々が対面するように配置されている。(しかしな
がら、図7においては参照物体101中の熱流センサ1
07と108は示されていないが、同じ形状のものであ
る。)各々の参照物体の対のセンサは、感度があわされ
ており、かつ直列に接続されているからフィラメントが
それらのセンサの間を通過するときのセンサの全出力は
チャンネル中のフィラメントの位置の影響を受けない。
かくして、もしフィラメントが熱流センサ105により
近ければ、それは熱流センサ106からより遠くなると
いうことであって、トータル熱束全体のフィラメントと
2つのセンサ間の各参照物体での2つの熱束の大きさは
同じである。図6,図7に示されている本発明によるセ
ンサはまた、一般的に熱温度センサ、加熱阻止、変換器
およびマイクロコントローラを含み、図4に示されかつ
説明されたようなものであるが、熱流センサに対しては
適当な設計がなされている。
【0025】参照物体100,101中の各々の熱流セ
ンサが好ましくは熱電対列(サーモパイル)であって、
それは熱電対(サーモカップル)の列からなる。図9は
熱電対列が1つの参照物体の中に埋め込まれている状態
を略図的に示している。熱電対は絶縁部材140を含み
そこに導電体141と142が配置されている。異なっ
た材料から作られている導電体は、接合143と144
を形成する。明らかなように、参照接合143は参照物
体150と熱的な接触状態下にある一方、144は外部
に露出され、その結果フィラメント120からの熱流に
露出される。2つの接合間に発生された熱起電力は、接
合間の温度差に比例する。以後議論されるように熱電対
列は接合(または熱感応要素)の直列接続を持ってお
り、それがフィラメントに対する熱電対列の長さに沿っ
て、活性接合線を形成している。
【0026】図8のaの部分は熱電対列105が参照物
体100に埋め込まれて、その活性接合線110がフィ
ラメント120の軸と一致していないが、フィラメント
に対して平行である状態を図示している。図示されてい
るようにフィラメントは僅かに活性接合線の上にある。
また同様にして図8のbは熱電対列106が参照物体1
00に埋め込まれ、フィラメント120が僅かに活性接
合線111よりも低い位置にある状態を示している。熱
電対列105と106は図7に示すように向かい合って
いる。
【0027】図8のaおよびbの部分は熱電対列が小さ
い径のフィラメントの熱束を測定する際の困難を図解し
ている。この問題は、活性接合の列である熱電対列の主
要な活性部分が理想的に形成されたセンサ形状を現実の
問題として作り得ないことに起因する。理想的にはフィ
ラメント120と活性接合線110,111はすべて平
行でかつ同一平面内に一致させられていることである。
しかし、それはセンサとその活性接合線が正確に各々の
センサの中心にあるというふうに製造するということが
困難であるから、適当な一致を保つことは困難である。
【0028】本発明はこの問題を各々の熱伝対センサ
を、活性接合線が図10に示されているように、フィラ
メントの経路に対して相対的な角度を保って配置される
ようにして解決する。図10において熱電対105は、
参照物体100に埋め込まれており、活性接合線110
はフィラメント120に平行ではなくて、前記活性接合
線はフィラメント軸に対してほぼ10度(α)だけ傾け
られている。同様にして熱電対列106は参照物体10
0に埋め込まれているのであるが、その活性接合線11
1をフィラメントと平行に配置しない。この配列におい
て、両方の活性接合線は同じ方向にあり、活性接合線1
10は実質的に活性接合線111に平行に保たれてお
り、各々の線はその結果フィラメントの軸に対して同じ
角度(α)だけ、実質的に傾けられている。しかし、こ
の角度は同じ角度である必要はない。
【0029】本発明において、1つまたは両方の活性接
合線は後の配列において好ましくは傾けられている。さ
らに詳しく言うと図6に示す各々の4つの熱電対は、活
性接合線がフィラメント軸に対して傾けられている。2
組のセットの熱電対は活性接合線が両方のセットが反対
の方向に、図11に示されているように、傾けられてい
るか、または各々の活性接合線が図10に示されている
ように両方とも傾けられているか、または(3)1対が
反対方向に傾けられて他方が同じ方向に傾けられてい
る。
【0030】図11は熱電対列106,参照物体11
0,100の熱電対列106が図10に示されているも
のと同じ方向を持つものであるが、しかしながら熱電対
列105の活性接合線110は、今度は各々10度
(α)だけフィラメント軸に対して異なった方向に傾け
られている。活性接合線110と,110が異なる方向
に傾けられているその量は同じである(すなわちαは概
ね両方とも10度である。)この傾きの量は同じである
必要はない。
【0031】角αは0度よりも大きくほぼ90度までの
範囲であるが、好ましくはほぼ5度から25度であり、
もっとも好ましいものはほぼ10度である。容易に理解
できるように熱電対列を傾けることによって活性接合線
はフィラメントに対してずらせることができる。
【0032】対の熱電対列センサの活性接合線を意図的
にずらすことは熱流の検出においてフィラメントがチャ
ンネルを通過するときの横方向または縦方向のずれが残
っていたとしても、より良い温度検出が可能となる。セ
ンサ形状(前述)の均一性が自動的に保障される。かく
して参照物体の中に対の熱電対列の活性接合線は異なる
方向に傾けられており、その線は交差形状を形成し、チ
ャンネル中において交差する形状を形成しフィラメント
はその間を通過する。この配列は熱電対の熱流検出効率
を改良するかわりに、フィラメントの移動に対する温度
測定装置の感度を減少させる。
【0033】光ファイバの製造においてファイバの温度
は、摂氏65.6°から260°以上(華氏150度か
ら500度またはそれ以上)に達する。熱電対列がファ
イバの軸に対して、傾斜させられない対のセンサを設け
た場合には、測定温度の変動はファイバがチャンネル中
で上下方向に動くことによって生ずる。事実ファイバの
直径の数倍の長さの偏りにより、2つの活性接合線の傾
きとファイバ軸間の偏りは測定された温度において10
度Fにも達する傾きが見られる。これと対照的に両方の
熱伝対が参照物体においてほぼ10度傾けられている場
合であって、活性接合線が反対方向に傾けられていると
きには、同じファイバのチャンネル中における上下方向
の移動に対する応答は摂氏0.56°(華氏1°)程度
である。熱電対列熱流センサを用い、熱電対列が傾けら
れた場合の利点について述べたが、本発明は主要なセン
サの能動領域が直線状の系列の要素または要素部の列に
対して適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による装置の実施例を示す図であって、
移動するウエブの温度を検知する参照物体を拡大した横
断面図を示している。
【図2】移動する曲率を持ったロールの外形に適する本
発明装置の実施例の基準参照物体を示す図である。
【図3】高速で移動する長い物体の温度検出に特に適す
る温度検出装置の実施例を示す斜視図である。
【図4】拡大した参照物体の断面図を含む図3に示され
た装置の部分的な略図である。
【図5】図4の線5−5の示す線で切断して示された図
である。
【図6】繊細なフィラメントの温度の測定に適した本発
明による装置の実施例の平面図である。
【図7】図6に示した装置の正面図である。
【図8】図7の線8a,8bに沿って部分的に、2つの
参照物体中に埋め込まれた熱電対列を図示した図であ
る。
【図9】参照物体中に埋め込まれた熱電対列の概略側面
図である。
【図10】参照物体中に埋め込まれた熱電対列がフィラ
メントと平行でない活性接合線を持っている状態を示し
ている。
【図11】参照物体中に埋め込まれた熱電対列がフィラ
メントと平行でない活性接合線を持ている状態を示して
いる。
【符号の説明】
10 熱検出装置 12,14 参照物体 16 熱障壁 18 熱抵抗加熱素子(=カートリッジヒータ) 20,20 熱流センサ 22 温度センサ 24 ウエブ 26 ロール 28 装置 30,32 参照物体 34 動作表面 36 ガイド 40 熱反射コーティング 42 熱障壁 44,46 動作表面 48,84 熱流センサ 52 アナログ・ディジタル変換器 54 リード線 56,66 参照物体 58 読み出し部 60 熱制御器 62 装置(器具) 64 開口 68 熱障壁 70 電気抵抗加熱素子 72 熱流センサ 74 温度センサ 76 ガイド 78 入口 80 出口 82 フィラメント 88 マイクロコントローラ 90 測定前加熱/冷却装置 91 測定後加熱/冷却装置 100,101,150 参照物体 102 熱障壁 105,106 熱電対列(熱流センサ) 107,108 熱流センサ 109 チャンネル 110,111 活性接合線 120 フィラメント 140 絶縁部材 141,142 導電体 143,144 接合

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線経路に沿って移動するフィラメント
    の温度を非接触で測定するための装置であって、 熱伝導性をもつ第1および第2の参照物体と、 前記第1および第2の参照物体を異なる温度に維持する
    ための手段と、 前記第1の参照物体に支持されている第1および第2の
    熱流センサで前記熱流センサは前記フィラメントの両側
    に位置し,ここにおいて前記第1と第2の熱流センサは
    実質的に感度が合わされて直列に接続されており,ここ
    において前記第1と第2の熱流センサは熱流に反応して
    前記フィラメントと前記第1の参照物体との熱流率に比
    例する第1熱流出力信号を発生し,そしてここにおい
    て,各々の熱流センサは複数の熱流感応素子をもち,そ
    れらは直線的に配置され,前記第1の熱流センサは前記
    感応素子の第1の列であり,それは前記フィラメントの
    経路に平行ではなく,そして前記第2の熱流センサは感
    応素子の列の第2の列であり,それは前記フィラメント
    の経路に平行ではない第1および第2の熱流センサと、 前記第2の参照物体に支持されている第3および第4の
    熱流センサで前記熱流センサは前記フィラメントの両側
    に位置し,ここにおいて前記第3と第4の熱流センサは
    実質的に感度が合わされて直列に接続されており,ここ
    において前記第3と第4の熱流センサは熱流に反応して
    前記フィラメントと前記第2の参照物体との熱流率に比
    例する第2熱流出力信号を発生し,そしてここにおい
    て,各々の熱流センサは複数の熱流感応素子をもち,そ
    れらは直線的に配置され,前記第3の熱流センサは前記
    感応素子の第3の列であり,それは前記フィラメントの
    経路に平行ではなく,そして前記第4の熱流センサは感
    応素子の列の第4の列であり,それは前記フィラメント
    の経路に平行ではない第3および第4の熱流センサと、 前記第1および第2の参照物体に各々支持されている第
    1および第2の温度センサで,ここにおいて前記第1の
    温度センサは熱的に第1の参照物体の温度に比例する温
    度出力を発生するように関連づけられており,ここにお
    いて前記第2の温度センサは第2の参照物体の温度に比
    例する第2の温度出力を発生するように熱的に関連づけ
    られている第1,第2の温度センサと前記第1,2の熱
    流出力センサおよび前記第1,2の温度出力センサの出
    力に応答して前記フィラメントの温度を算出する手段
    と、からなるフィラメントの温度を非接触で測定するた
    めの温度測定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の温度測定装置において、
    前記感応要素の第3の列は前記フィラメントの経路に平
    行ではなく、前記感応素子の第4の列は前記フィラメン
    トの経路に並列ではないフィラメントの温度を非接触で
    測定するための温度測定装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の温度測定装置において、
    前記第1および第2の列は実質的に反対の方向に互いに
    傾いており、前記第3の列と第4の列は実質的に互いに
    反対方向に傾けられているフィラメントの温度を非接触
    で測定するための温度測定装置。
  4. 【請求項4】 請求項2または請求項3記載の温度測定
    装置において、各々の列はほぼ5〜25度フィラメント
    の経路に対して傾けられているフィラメントの温度を非
    接触で測定するための温度測定装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の熱測定装置において各々
    の列はほぼ10度だけ前記フィラメントの列に対して傾
    けられているフィラメントの温度を非接触で測定するた
    めの温度測定装置。
  6. 【請求項6】 直線経路に沿って移動するフィラメント
    の温度を非接触で測定するための装置であって、 熱伝導性をもつ第1および第2の参照物体と、 前記第1および第2の参照物体を異なる温度に維持する
    ための手段と、 前記第1の参照物体に支持されている第1および第2の
    熱電対列センサで前記熱流センサは前記フィラメントの
    両側に位置し,ここにおいて前記第1と第2の熱電対列
    センサは実質的に感度が合わされて直列に接続されてお
    り,ここにおいて前記第1と第2の熱電対列センサは熱
    流に反応して前記フィラメントと前記第1の参照物体と
    の熱流率に比例する第1熱流出力信号を発生し,そして
    ここにおいて,各々の熱電対列センサは複数の活性接合
    をもち,それらは直線的に配置され,前記第1の熱電対
    列センサは第1の活性接合線をもち,それは前記フィラ
    メントの経路に平行ではなく,そして前記第2の熱電対
    列センサは第2の活性接合線をもち,それは前記フィラ
    メントの経路に平行ではない第1および第2の熱電対列
    センサと、 前記第2の参照物体に支持されている第3および第4の
    熱電対列センサで前記熱電対列センサは前記フィラメン
    トの両側に位置し,ここにおいて前記第3と第4の熱電
    対列センサは実質的に感度が合わされて直列に接続され
    ており,ここにおいて前記第3と第4の熱電対列センサ
    は熱流に反応して前記フィラメントと前記第2の参照物
    体との熱流率に比例する第2熱流出力信号を発生し,そ
    してここにおいて,各々の熱電対列センサは複数の活性
    接合をもち,それらは直線的に配置され,前記第3の熱
    電対列センサは第3の活性接合線をもち,それは前記フ
    ィラメントの経路に平行ではなく,そして前記第4の熱
    電対列センサは第4の活性接合線をもち,それは前記フ
    ィラメントの経路に平行ではない第3および第4の熱電
    対列センサと、 前記第1および第2の参照物体に各々支持されている第
    1および第2の温度センサで,ここにおいて前記第1の
    温度センサは熱的に第1の参照物体の温度に比例する温
    度出力を発生するように関連づけられており,ここにお
    いて前記第2の温度センサは第2の参照物体の温度に比
    例する第2の温度出力を発生するように熱的に関連づけ
    られている第1,第2の温度センサと前記第1,2の熱
    流出力センサおよび前記第1,2の温度出力センサの出
    力に応答して前記フィラメントの温度を算出する手段
    と、からなるフィラメントの温度を非接触で測定するた
    めの温度測定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の温度測定装置において、
    前記活性接合線の第3の列は前記フィラメントの経路に
    平行ではなく、前記活性接合線の第4の列は前記フィラ
    メントの経路に並列ではないフィラメントの温度を非接
    触で測定するための温度測定装置。
  8. 【請求項8】 請求項7記載の温度測定装置において、
    前記第1および第2の活性接合線は実質的に反対の方向
    に互いに傾いており、前記第3の列と第4の活性接合線
    は実質的に互いに反対方向に傾けられているフィラメン
    トの温度を非接触で測定するための温度測定装置。
  9. 【請求項9】 請求項7または請求項8記載の温度測定
    装置において、各々の活性接合線はほぼ5〜25度フィ
    ラメントの経路に対して傾けられているフィラメントの
    温度を非接触で測定するための温度測定装置。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の熱測定装置において各
    々の活性接合線はほぼ10度だけ前記フィラメントの列
    に対して傾けられているフィラメントの温度を非接触で
    測定するための温度測定装置。
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