JPH0674616B2 - 増築部の屋根取付構造 - Google Patents
増築部の屋根取付構造Info
- Publication number
- JPH0674616B2 JPH0674616B2 JP2122515A JP12251590A JPH0674616B2 JP H0674616 B2 JPH0674616 B2 JP H0674616B2 JP 2122515 A JP2122515 A JP 2122515A JP 12251590 A JP12251590 A JP 12251590A JP H0674616 B2 JPH0674616 B2 JP H0674616B2
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- Japan
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- connecting member
- floor
- roof
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、下屋等を増築する際に、増築部の屋根を既
築部に取付ける構造に関するものである。
築部に取付ける構造に関するものである。
従来より、大型スキンパネル工法において、第12図
（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）に示すように、既築の建物本体
70に下屋71,72,73を増築する場合がある。
（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）に示すように、既築の建物本体
70に下屋71,72,73を増築する場合がある。
従来の増築部71,72,73（第12図）の屋根パネルと、建物
本体70との取付部74,75,76の構造は、既存の架構体を解
体し、増築部71,72,73を取付け可能な架構体に改築して
いる。このため、増築部の屋根の取付けに大変手間がか
かり、施工性が悪かった。
本体70との取付部74,75,76の構造は、既存の架構体を解
体し、増築部71,72,73を取付け可能な架構体に改築して
いる。このため、増築部の屋根の取付けに大変手間がか
かり、施工性が悪かった。
したがって、この発明は、施工性が良く、かつ高強度な
増築部の屋根取付構造を提供することである。
増築部の屋根取付構造を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕 この発明の増築部の屋根取付構造は、互いの間に空間を
介して立設した上下階の外壁と、上フランジを上階の外
壁の下枠に固定し下フランジを下階の外壁の上枠に固定
して上下階の外壁間に配設した屋外向きに開口した断面
コ字形の接続部材と、この接続部材のウェブの外面に配
設した床と、接続部材のウェブの内面に沿って配設され
ウェブを介して床にボルト止めした固定片と外壁の壁厚
方向に平行な取付片とからなるＬ形部材の互いの取付片
どうしを背中合わせに並設して接続部材内に設けた一対
の取付部材と、端部の固定部を各取付片にボルト止めし
て屋外方向に突設した増築部の屋根梁とを備えたもので
ある。
介して立設した上下階の外壁と、上フランジを上階の外
壁の下枠に固定し下フランジを下階の外壁の上枠に固定
して上下階の外壁間に配設した屋外向きに開口した断面
コ字形の接続部材と、この接続部材のウェブの外面に配
設した床と、接続部材のウェブの内面に沿って配設され
ウェブを介して床にボルト止めした固定片と外壁の壁厚
方向に平行な取付片とからなるＬ形部材の互いの取付片
どうしを背中合わせに並設して接続部材内に設けた一対
の取付部材と、端部の固定部を各取付片にボルト止めし
て屋外方向に突設した増築部の屋根梁とを備えたもので
ある。
この発明の増築部の屋根取付構造によると、上下階の外
壁の間に設けた接続部材内に取付部材を設置し、この取
付部材に増築部の屋根梁を取付けたので、既存の建物本
体を解体することなく施工できる。
壁の間に設けた接続部材内に取付部材を設置し、この取
付部材に増築部の屋根梁を取付けたので、既存の建物本
体を解体することなく施工できる。
この発明の一実施例を第１図ないし第７図に基づいて説
明する。
明する。
第１図において、10は建物本体、11は増築部であり、1
2,13は建物本体の上下階の外壁パネルであり、14は床パ
ネルである。上下階の外壁パネル12,13ならびに床パネ
ル14は、コ字形の接続部材15（第２図）を介してボルト
・ナット16にて互いに接続されている。この接続部材15
内に、増築用の取付部材17（第１図）を設置する。取付
部材17は、第３図に示すように、Ｌ形鋼18の上下端に端
板19,20を溶接したものであり、Ｌ形鋼18の一片が取付
片21,他片が固定片25となり、かつ固定片25にはボルト
挿通孔22,取付片21にはねじ孔23が形成されている。取
付部材17は、接続部材15と床14とを接続したボルト・ナ
ット16にボルト挿通孔22を固定して設置され、第４図お
よび第５図に示すように、１カ所の接続部材15に２個の
取付部材17が設けられる。
2,13は建物本体の上下階の外壁パネルであり、14は床パ
ネルである。上下階の外壁パネル12,13ならびに床パネ
ル14は、コ字形の接続部材15（第２図）を介してボルト
・ナット16にて互いに接続されている。この接続部材15
内に、増築用の取付部材17（第１図）を設置する。取付
部材17は、第３図に示すように、Ｌ形鋼18の上下端に端
板19,20を溶接したものであり、Ｌ形鋼18の一片が取付
片21,他片が固定片25となり、かつ固定片25にはボルト
挿通孔22,取付片21にはねじ孔23が形成されている。取
付部材17は、接続部材15と床14とを接続したボルト・ナ
ット16にボルト挿通孔22を固定して設置され、第４図お
よび第５図に示すように、１カ所の接続部材15に２個の
取付部材17が設けられる。
第１図中の33は増築部の屋根梁である。屋根梁33は、第
６図に示すように、Ｉ形鋼34の端部に固定部となるコ字
形鋼35を溶接してなり、コ字形鋼35の両フランジにはボ
ルト挿通孔36が形成されている。屋根梁33は、コ字形鋼
35を取付片21に外嵌し、ボルト32をボルト挿通孔36に挿
通しかつねじ孔23に締結して、取付けられる。なお、第
７図に示すように増築部の屋根パネル37は、屋根梁33の
Ｉ形鋼34に嵌合した固定金物38を介して設置される。
６図に示すように、Ｉ形鋼34の端部に固定部となるコ字
形鋼35を溶接してなり、コ字形鋼35の両フランジにはボ
ルト挿通孔36が形成されている。屋根梁33は、コ字形鋼
35を取付片21に外嵌し、ボルト32をボルト挿通孔36に挿
通しかつねじ孔23に締結して、取付けられる。なお、第
７図に示すように増築部の屋根パネル37は、屋根梁33の
Ｉ形鋼34に嵌合した固定金物38を介して設置される。
このように構成された増築部の屋根取付構造によると、
建物本体10に設置した取付部材17を介して増築部11の屋
根梁33を取付けることができる。しかも、取付部材17
は、奥行きが小さいので、上階の外壁12の下枠の一部39
が垂れ下がっていても、垂下部39にじゃまされることな
く上下階の外壁12,13間に容易に嵌め込んで取付けるこ
とができる。したがって、既存の建物本体10を解体する
ことなく、屋根梁33を取付けることができ、施工性が向
上する。
建物本体10に設置した取付部材17を介して増築部11の屋
根梁33を取付けることができる。しかも、取付部材17
は、奥行きが小さいので、上階の外壁12の下枠の一部39
が垂れ下がっていても、垂下部39にじゃまされることな
く上下階の外壁12,13間に容易に嵌め込んで取付けるこ
とができる。したがって、既存の建物本体10を解体する
ことなく、屋根梁33を取付けることができ、施工性が向
上する。
また、取付部材17は接続部材15内に嵌まり込んで設けら
れており、取付部材17を設置するための特別なスペース
が不要となり、かつ設置した取付部材17がじゃまになら
ず、増築部の屋根の取付施工が容易である。
れており、取付部材17を設置するための特別なスペース
が不要となり、かつ設置した取付部材17がじゃまになら
ず、増築部の屋根の取付施工が容易である。
また、接続部材15のウェブ28の内面に取付部材17の固定
片25を重ねて二重構造としたので、接続部材15の強度が
向上する。しかも、接続部材15内に一対の取付部材17,1
7を設置したので、接続部材15の強度はより一層向上す
る。また、各取付部材17はＬ形鋼18の上下端に端板19,2
0を溶接してなり、高強度である。このように、接続部
材15ならびに取付部材17の強度が強く、屋根梁33の支持
が強固に行え、屋根梁33がぐらついたり傾斜したりせ
ず、増設部の屋根が安定する。
片25を重ねて二重構造としたので、接続部材15の強度が
向上する。しかも、接続部材15内に一対の取付部材17,1
7を設置したので、接続部材15の強度はより一層向上す
る。また、各取付部材17はＬ形鋼18の上下端に端板19,2
0を溶接してなり、高強度である。このように、接続部
材15ならびに取付部材17の強度が強く、屋根梁33の支持
が強固に行え、屋根梁33がぐらついたり傾斜したりせ
ず、増設部の屋根が安定する。
さらに、取付部材17は、接続部材15と床14を接続してい
るボルト・ナット16を用いて固設されており、取付部材
17の固定用の新たな固着具が不要となり、部品点数の削
減を図ることができる。しかも、取付部材17の固定に際
し、ボルト・ナット16のナットを緩めボルトを固定片25
のボルト挿通孔22に挿通した後、再度ナットを締結すれ
ばよく、建物本体を解体することなく、素早く取付部材
17の固定が行える。
るボルト・ナット16を用いて固設されており、取付部材
17の固定用の新たな固着具が不要となり、部品点数の削
減を図ることができる。しかも、取付部材17の固定に際
し、ボルト・ナット16のナットを緩めボルトを固定片25
のボルト挿通孔22に挿通した後、再度ナットを締結すれ
ばよく、建物本体を解体することなく、素早く取付部材
17の固定が行える。
なお、第８図に示すように、上下の外壁パネル12,13と
床パネル14とを接続する接続部材40が、外壁12,13の幅
方向に伸びる溝形の胴差しからなるものであってもよ
い。41は、接続部材40の内側に設けたコ字形の補強部材
であり、この補強部材41の内側に取付部材17が設置され
る。
床パネル14とを接続する接続部材40が、外壁12,13の幅
方向に伸びる溝形の胴差しからなるものであってもよ
い。41は、接続部材40の内側に設けたコ字形の補強部材
であり、この補強部材41の内側に取付部材17が設置され
る。
この発明の他の実施例を第９図ないし第11図に示す。こ
の実施例は、上下の外壁パネル12,13と床パネル14とを
接続するコ字形の接続部材50が、一対の縦板状の補強板
51を有したものであり、その他の構成は前記第１図ない
し第７図の例と同様であり、同一部分は同一符号を付
す。なお、補強板51にはボルト32が当たらないように現
場等で切欠き52を形成する。
の実施例は、上下の外壁パネル12,13と床パネル14とを
接続するコ字形の接続部材50が、一対の縦板状の補強板
51を有したものであり、その他の構成は前記第１図ない
し第７図の例と同様であり、同一部分は同一符号を付
す。なお、補強板51にはボルト32が当たらないように現
場等で切欠き52を形成する。
この発明の増築部の屋根取付構造によると、上下階の外
壁の間に設けた接続部材内に取付部材を設置し、この取
付部材に増築部の屋根梁を取付けたので、既存の建物本
体を解体することなく施工できる。また接続部材内に設
けた一対の取付部材を介して屋根梁が取付けられてお
り、増築部の屋根が安定するという効果が得られる。
壁の間に設けた接続部材内に取付部材を設置し、この取
付部材に増築部の屋根梁を取付けたので、既存の建物本
体を解体することなく施工できる。また接続部材内に設
けた一対の取付部材を介して屋根梁が取付けられてお
り、増築部の屋根が安定するという効果が得られる。
第１図はこの発明の一実施例の縦断面図、第２図もその
縦断面図、第３図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）はその取付部
材の平面図、正面図、側面図、第４図はその横断面図、
第５図はその正面図、第６図はその屋根梁の平面図、第
７図はその屋根パネルの取付状態の断面図、第８図はそ
の変形例の縦断面図、第９図はこの発明の他の実施例の
縦断面図、第10図はその横断面図、第11図はその正面
図、第12図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は増築例の各斜視図
である。 10……建物本体、11……増築部、12……上階の外壁、13
……下階の外壁、14……床、15,40,50……接続部材、17
……取付部材、21……取付片、25……固定片、33……屋
根梁
縦断面図、第３図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）はその取付部
材の平面図、正面図、側面図、第４図はその横断面図、
第５図はその正面図、第６図はその屋根梁の平面図、第
７図はその屋根パネルの取付状態の断面図、第８図はそ
の変形例の縦断面図、第９図はこの発明の他の実施例の
縦断面図、第10図はその横断面図、第11図はその正面
図、第12図（Ａ），（Ｂ），（Ｃ）は増築例の各斜視図
である。 10……建物本体、11……増築部、12……上階の外壁、13
……下階の外壁、14……床、15,40,50……接続部材、17
……取付部材、21……取付片、25……固定片、33……屋
根梁
Claims (1)
- 【請求項１】互いの間に空間を介して立設した上下階の
外壁と、上フランジを前記上階の外壁の下枠に固定し下
フランジを前記下階の外壁の上枠に固定して前記上下階
の外壁間に配設した屋外向きに開口した断面コ字形の接
続部材と、この接続部材のウェブの外面に配設した床
と、前記接続部材のウェブの内面に沿って配設され前記
ウェブを介して前記床にボルト止めした固定片と前記外
壁の壁厚方向に平行な取付片とからなるＬ形部材の互い
の前記取付片どうしを背中合わせに並設して前記接続部
材内に設けた一対の取付部材と、端部の固定部を前記各
取付片にボルト止めして屋外方向に突設した増築部の屋
根梁とを備えた増築部の屋根取付構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2122515A JPH0674616B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 増築部の屋根取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2122515A JPH0674616B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 増築部の屋根取付構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0416647A JPH0416647A (ja) | 1992-01-21 |
| JPH0674616B2 true JPH0674616B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=14837762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2122515A Expired - Fee Related JPH0674616B2 (ja) | 1990-05-11 | 1990-05-11 | 増築部の屋根取付構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0674616B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2807179B2 (ja) * | 1994-09-28 | 1998-10-08 | ナショナル住宅産業株式会社 | 庇取付構造 |
| CN104695588B (zh) * | 2015-02-16 | 2019-01-22 | 杨九龙 | 围梁、连接系统及围梁的设计方法和连接系统的设计方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5861834U (ja) * | 1981-10-06 | 1983-04-26 | ナショナル住宅産業株式会社 | 壁パネル取付金具 |
| JPS58132002U (ja) * | 1982-03-01 | 1983-09-06 | ナショナル住宅産業株式会社 | 附設部分平屋の接合下地構造 |
-
1990
- 1990-05-11 JP JP2122515A patent/JPH0674616B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0416647A (ja) | 1992-01-21 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |