JPH0674563U - 車両の油圧式操向装置 - Google Patents

車両の油圧式操向装置

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JPH0674563U
JPH0674563U JP1568893U JP1568893U JPH0674563U JP H0674563 U JPH0674563 U JP H0674563U JP 1568893 U JP1568893 U JP 1568893U JP 1568893 U JP1568893 U JP 1568893U JP H0674563 U JPH0674563 U JP H0674563U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧式操向装置が車両の走行に伴って障害物
等との接触を回避する。 【構成】 高所作業車21の走行フレーム33の前端に
設置したフロントビーム34の両端部に、キングピン3
7とナックルアーム38とを介して前輪31を枢支する
とともに、フロントビーム34に沿って操向用油圧シリ
ンダ41を配置し、操向用油圧シリンダ41の伸縮変位
を左右の前輪31のナックルアーム38に伝達するもの
において、左右の前輪31のナックルアーム38間を連
結ロッド44で連結し、また操向用油圧シリンダ41を
フロントビーム34と一方の前輪31のナックルアーム
38との間に介装し、さらに、連結ロッド44と操向用
油圧シリンダ41とのいずれか一方をフロントビーム3
4の内側に,他方をフロントビーム34の背後に配置し
た。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、操向用油圧シリンダの伸縮により前輪をキングピンまわりに旋回 させて操向動作を行なう,車両の油圧式操向装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
高所作業車やクレーン車等の作業用車両においては、車両の前後方向に延びる 走行フレームの前端に、筒体からなるフロントビームを左右方向に設置し、この フロントビームの両端部に、キングピンとナックルアームとを介して左右の前輪 を枢支するとともに、前記フロントビームに沿って操向用油圧シリンダを配置し 、この操向用油圧シリンダの伸縮変位を前記左右の前輪のナックルアームに伝達 する車両の油圧式操向装置がある。
【0003】 従来のこの種の油圧式操向装置は、例えば図6に示すように構成されている。
【0004】 すなわち、図6において、2は車両の走行フレーム、3はフロントビームであ り、フロントビーム3の端部に設置されたブラケット4にキングピン5を介して 左右の前輪6がそれぞれ旋回可能に枢支されている。そして、前記フロントビー ム3の前側の中央部に揺動アーム7を取り付け、この揺動アーム7とフロントビ ーム3の一端部との間に操向用油圧シリンダ8を介装するとともに、前記揺動ア ーム7と各前輪6のナックルアーム11との間に連結ロッド12がそれぞれ配置 されており、前記操向用油圧シリンダ8の伸縮変位が各前輪6に伝達され操向動 作が行なわれるようになっている。また、かかる油圧式操向装置をフロントビー ム3の下方に構成したものもある。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、かかる構造の油圧式操向装置においては、前記操向用油圧シリンダ 8や連結ロッド12がフロントビーム3より前方に位置しており、車両の走行に 伴いこれらが障害物等と接触するおそれがある。
【0006】 また、油圧式操向装置をフロントビーム3の下方に構成したものの場合には、 車両のロードクリアランスが小さくなることによって、車両の走行に伴い油圧式 操向装置が障害物等と接触するおそれが大きくなる。
【0007】 この考案は、このような背景に基づいてなされたもので、この種の油圧式操向 装置が車両の走行に伴って障害物等との接触を回避することを目的とするもので ある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、請求項1記載の考案は、車両の前後方向に延びる 走行フレームの前端に、筒体からなるフロントビームを左右方向に設置し、この フロントビームの両端部に、キングピンとナックルアームとを介して左右の前輪 を枢支するとともに、前記フロントビームに沿って操向用油圧シリンダを配置し 、この操向用油圧シリンダの伸縮変位を前記左右の前輪のナックルアームに伝達 する車両の油圧式操向装置において、左右の前輪のナックルアーム間を連結ロッ ドで連結し、また前記操向用油圧シリンダを前記フロントビームと一方の前輪の ナックルアームとの間に介装し、さらに、前記連結ロッドと操向用油圧シリンダ とのいずれか一方を前記フロントビームの内側に,他方を前記フロントビームの 背後に配置したことを特徴とする。
【0009】
【作用】
請求項1記載の考案によれば、前記連結ロッドと操向用油圧シリンダとのいず れか一方を前記フロントビームの内側に配置し,他方を前記フロントビームの背 後に配置するから、車両の走行に伴い障害物等にはフロントビームが接触すると ともに、連結ロッドや操向用油圧シリンダがフロントビームより下方に位置せず ,これらがロードクリアランスを小さくすることもない。
【0010】 したがって、前記連結ロッドや操向用油圧シリンダが、車両の走行に伴って障 害物等から直接衝撃を受けて損傷することが軽減する。
【0011】
【実施例】
以下、図面に示す実施例によりこの考案を説明するが、この実施例の車両は高 所作業車である。
【0012】 まず、高所作業車の全体概略について説明する。
【0013】 図2において、21は高所作業車を示し、22は走行体、23は旋回台である 。
【0014】 旋回台23は走行体22上で鉛直軸N回りに旋回可能に構成されており、この 旋回台23の上部には左右一対の支持ブラケット24が厚肉の鋼板で一体に形成 されている。
【0015】 この支持ブラケット24の間に伸縮ブーム25の基端部25aが配置され枢軸 26によって枢支されており、この伸縮ブーム25の基端部25aと前記旋回台 23との間に設置された起伏用油圧シリンダ28を伸縮させることによって、こ の伸縮ブーム25は鉛直面内で上下方向に起伏駆動可能となっている。
【0016】 この実施例の伸縮ブーム25は3段式に構成されたものであって、不図示の油 圧シリンダにより伸縮駆動できるようになっており、この伸縮ブーム25の先端 部にはバケット27が装備され、このバケット27に作業者が搭乗して所要の高 所作業が行えるようになっている。
【0017】 そして、この高所作業車21の走行体22は次のように構成されている。
【0018】 図1は走行体22の上面図であって、走行体22の前後に前輪31,後輪32 が設けられており、前輪31は操向輪として,後輪32は駆動輪として機能する 。
【0019】 走行体22の左右両側部には、それぞれ前後方向に延びる角筒状の走行フレー ム33が平行に設けられている。これらの走行フレーム33の前端部間には角筒 状に形成されたフロントビーム34が固設され、また前記走行フレーム33の後 端部間には同様に角筒状のリヤビーム35が固設されている。
【0020】 フロントビーム34の両端部にはそれぞれブラケット36が設置されている。
【0021】 これらのブラケット36は、前輪31との干渉を避けるため略直角三角形状に 形成されており、これらのブラケット36でフロントビーム34の後壁34aの 概ね延長上となる位置にキングピン37が設置されている。
【0022】 そして、これらのキングピン37を介して各前輪31のナックルアーム38が それぞれ枢支され、各前輪31はキングピン37回りにそれぞれ揺動可能となっ ている。
【0023】 また、前記フロントビーム34の後壁34aには操向用油圧シリンダ41が設 置されている。
【0024】 この実施例では、操向用油圧シリンダ41は片ロッド形複動シリンダからなる 油圧シリンダであって、シリンダ本体41aとピストンロッド41bとを有し、 ピストンロッド41bの先端には一方の前輪31のナックルアーム38に連結す るための接続金具42が取り付けられている。なお、操向用油圧シリンダ41と しては両ロッド形複動シリンダを用いてもよく、この場合には油圧シリンダとし ての伸長動作と縮小動作とに伴う,圧油の流量特性が均等であり、これによって 車両の右旋回と左旋回との際に旋回特性が均等となる利点がある。
【0025】 この実施例において、前記接続金具42が取り付けられるピストンロッド41 bの先端位置は、操向用油圧シリンダ41の最大伸長状態ではフロントビーム3 4の端部より内側であり、かつ操向用油圧シリンダ41の最小縮小状態ではシリ ンダ本体41a内に収容されない位置である(図3参照)。
【0026】 そして、このフロントビーム34の背後となる位置において、両側に設置され た前記走行フレーム33には鋼板43aで区画形成された透孔43が設けられて おり、この透孔43を通じて両端をそれぞれ両側の前輪31のナックルアーム3 8に取り付けた連結ロッド44が挿通されている。
【0027】 したがって、前記操向用油圧シリンダ41の伸縮により両側の前輪31を連動 して操向駆動する,油圧式操向装置が構成されている。
【0028】 このように構成された油圧式操向装置においては、旋回台23上に設けられた エンジン駆動式油圧ポンプ45からの油圧がスイベルジョイント46を経由し、 走行フレーム33内を延在する油圧管路47を通じて前記操向用油圧シリンダ4 1に供給される。
【0029】 フロントビーム34の中央部上面には開口34bが形成されており、前記油圧 管路47はその開口34bを経て前記操向用油圧シリンダ41のシリンダ本体4 1aに接続されている。なお、前記開口34bは前記操向用油圧シリンダ41を フロントビーム34内に設置する場合にその取付け作業にも利用することによっ て、その取付け作業の作業性を良好とする利点もある。
【0030】 また、この実施例において、駆動輪としての後輪32は各後輪32毎にその内 部に同軸に設置された油圧モータ48により駆動するものであり、これらの油圧 モータ48には前記油圧ポンプ45からの油圧をスイベルジョイント46から油 圧管路49で供給することにより走行駆動するようにしたものである。
【0031】 このような油圧式操向装置によれば、操向輪としての前輪31は前記油圧ポン プ45からの油圧により操向操作されるが、接続金具42の取り付けられるピス トンロッド41bの先端位置が前述のように定められているので、前輪31の操 向される向きの如何にかかわらず、ピストンロッド41bは必ずフロントビーム 34内に位置することとなる。
【0032】 そのため、高所作業車21の走行や塗装等の作業の際にピストンロッド41b に泥や塗料等が付着せず、操向用油圧シリンダ41を損傷するおそれが少ない。
【0033】 さらに、前記接続金具42とピストンロッド41bとの接続位置が、最小縮小 状態でシリンダ本体41a内に侵入せず、シリンダ本体41aに設置されるオイ ルシール等を損傷することもなく操向用油圧シリンダ41を損傷するおそれが少 ない利点がある。
【0034】 以上説明したように、この実施例においては、フロントビーム34内に操向用 油圧シリンダ41を配置し、そのフロントビーム34の背後に連結ロッド44を 配置してあるので、高所作業車21が前進走行の際に障害物等と接触することが あっても、前記フロントビーム34が障害物等と接触し、操向用油圧シリンダ4 1や連結ロッド44が障害物等と直接接触することが回避されるうえロードクリ アランスを小さくせず、操向用油圧シリンダ41や連結ロッド44の損傷を軽減 することができる。
【0035】 なお、以上説明した実施例においては、フロントビーム34内に操向用油圧シ リンダ41を配置し、フロントビーム34の背後に連結ロッド44を配置したも のであるが、本願考案はこれに限らず、逆に、フロントビーム34内に連結ロッ ド44を配置し,フロントビーム34の背後に操向用油圧シリンダ41を配置す ることとしてもよい。
【0036】
【考案の効果】 以上説明したように、請求項1記載の考案によれば、前記連結ロッドと操向用 油圧シリンダとのいずれか一方を前記フロントビームの内側に配置し,他方を前 記フロントビームの背後に配置するから、車両の走行に伴い障害物等にはフロン トビームが接触するとともに、連結ロッドや操向用油圧シリンダがフロントビー ムより下方に位置せず,これらがロードクリアランスを小さくすることもない。
【0037】 したがって、前記連結ロッドや操向用油圧シリンダが、車両の走行に伴って障 害物等から直接衝撃を受けて損傷することが軽減する。
【図面の簡単な説明】
【図1】走行体の上面図である。
【図2】高所作業車の全体概略図である。
【図3】走行体の前部について一部を破断した上面図で
ある。
【図4】走行体の縦断面図である。
【図5】前輪を透視したフロントビームの側面図であ
る。
【図6】従来例の走行体の前部上面図である。
【符号の説明】
21 高所作業車 31 前輪 33 走行フレーム 34 フロントビーム 37 キングピン 38 ナックルアーム 41 操向用油圧シリンダ 44 連結ロッド

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両の前後方向に延びる走行フレームの
    前端に、筒体からなるフロントビームを左右方向に設置
    し、このフロントビームの両端部に、キングピンとナッ
    クルアームとを介して左右の前輪を枢支するとともに、
    前記フロントビームに沿って操向用油圧シリンダを配置
    し、この操向用油圧シリンダの伸縮変位を前記左右の前
    輪のナックルアームに伝達する車両の油圧式操向装置に
    おいて、 左右の前輪のナックルアーム間を連結ロッドで連結し、
    また前記操向用油圧シリンダを前記フロントビームと一
    方の前輪のナックルアームとの間に介装し、さらに、前
    記連結ロッドと操向用油圧シリンダとのいずれか一方を
    前記フロントビームの内側に,他方を前記フロントビー
    ムの背後に配置したことを特徴とする車両の油圧式操向
    装置。
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