JPH0674381B2 - 複合型シリコーンゲル材 - Google Patents

複合型シリコーンゲル材

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JPH0674381B2
JPH0674381B2 JP60087117A JP8711785A JPH0674381B2 JP H0674381 B2 JPH0674381 B2 JP H0674381B2 JP 60087117 A JP60087117 A JP 60087117A JP 8711785 A JP8711785 A JP 8711785A JP H0674381 B2 JPH0674381 B2 JP H0674381B2
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幹育 中西
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鈴木総業株式会社
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16FSPRINGS; SHOCK-ABSORBERS; MEANS FOR DAMPING VIBRATION
    • F16F9/00Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium
    • F16F9/006Springs, vibration-dampers, shock-absorbers, or similarly-constructed movement-dampers using a fluid or the equivalent as damping medium characterised by the nature of the damping medium, e.g. biodegradable

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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は、緩衝材や防音、防振材として用いる磁性を有
する複合型シリコーンゲル材に関するものである。
<従来の技術> シリコーン樹脂を用いた磁性型緩衝材は、例えば特開昭
59−155446号公報や、特開昭52−82999号公報に示され
る如く、シリコーンゴムを基材としてこれに多量の磁性
微粒子を混入して作られる。
そして又シリコーン樹脂を用いた磁性型シール材は、特
公昭45−29104号公報に開示されている様に、液状のシ
リコーン樹脂に磁性微粒子を15〜44重量%混入して作ら
れている。
この様にシリコーン樹脂を基材として、これに液状の磁
性微粒子を15〜44重量%混入した複合型シリコーン樹脂
組成物はシール材や、振動吸収材として用いられてい
る。
<発明が解決しようとする課題> この様な複合型シリコーン組成物においては、前述緩衝
材のようにシリコーン樹脂を有弾性ゴムとして用いる
か、又は前述シール材のようにシリコーン樹脂を液状ゴ
ムの状態で用いるかしている。
而して前者の場合には、外部衝撃力が基材であるシリコ
ーンゴムの弾性変歪動作で吸収されるため、基材に反発
弾性が発生する事を避けられず、従ってこの反発弾性が
抵抗力として衝突物体に作用すると云う問題がある他、
弾性変歪が反発弾性で波及を阻止されるから、緩衝作用
が基材の局部でしか行われず、このため緩衝効果が悪い
と云う問題がある。
そして又上記液状ゴムを用いたシール材は、反発弾性は
無視出来る程度に小さいが、保形成が極めて小さいた
め、復元力が得られず、緩衝材としては使用出来ないと
云う問題がある。
<課題を解決するための手段> 本発明はJIS K 2530−1976−(50g荷重)の規格にお
いて針入度100〜300を示すシリコーンゲルを基材とし
て、これに約15〜30重量%の磁性微粒子を混入した複合
型シリコーンゲル材を提供するもので、磁性を有するシ
リコーンゲル緩衝材及び防音、防振材を提供しようとす
るものである。本発明においてシリコーンゲルの針入度
を100〜300としたのは、磁性微粒子を15〜30重量%混入
した事に関連している。
即ち前述の如く、シリコーン樹脂に磁性体を15〜30重量
%混入する事は公知であるが、この混合率の上昇に伴っ
てシリコーンゲルの硬度が上り複合型シリコーンゲル材
全体の針入度が低下する。
一方でシリコーンゲルの緩衝性、振動吸収性はその非弾
性変歪動作によって得られるから、針入度の低下は好ま
しなく、磁性体の混合率が15重量%の時において基材の
針入度を100未満にする事は避けるべきである。
而して磁性微粒子の混合率を30重量%にした場合には、
基材であるシリコーンゲルの針入度を300に上げるのが
良く、かくする事により緩衝性や振動吸収性を保持出来
る。
シリコーンゲルの非弾性変歪動作は、シリコーンゲルの
保形性と関連しており、保形性がない場合には復元性が
極めて乏しいから良好な緩衝性や振動吸収性が失われ
る。
この点からしてシリコーンゲルの針入度は300以内であ
る必要があり、300を越えて液状に近づくと、保形性が
悪くなって基材としての適格性を失う。
<作用> 本発明複合型シリコーンゲル材は、その基材の非弾性変
歪によって緩衝や振動吸収を行うから、反発弾性を生じ
る事なく衝撃波や振動波を吸収する。
そして本発明複合型シリコーンゲル材は、その磁性微粒
子によって磁界に対する応答性が付与されているから、
例えば磁石間に介装された場合には、外部からの衝撃波
を内部で吸収しつつ磁石に吸着するから、封隙効果が大
きいと云う作用がある。
<実施例> 本発明複合型シリコーンゲル材は、第1図に示す如く、
JIS K 2530−1976−(50g荷重)の規格で測定して、
針入度が100〜300であるシリコーンゲル1に15〜30重量
%の磁性微粒子、例へば粒径100μ以下の鉄粉2を混入
すると共にこのシリコーンゲル1を外装体3で包覆して
作られている。
この外装体3は外部より圧力を印加される1部分又は全
部を柔軟性物質、例えば高ダンピングゴムである商品名
「ZDEL」(株式会社 ブリヂストン製造)や、ボリウレ
タンフイルムである商品名「タフタン」(ロ−ドケミカ
ルプロダクツ社製造)により作られており、この外装体
3によつてシリコ−ンゲル材が包覆されている。
本発明シリコーンゲル材の基材となるシリコーンゲルは
針入度が100以下では硬すぎる一方、針入度が300以上で
は保形成が失われるから、針入度100〜300のものを用い
ているが、望ましい針入度は100〜180程度である。
上記シリコーンゲル1としては、商品名トーレシリコー
ン CF 5027−CY52−264(トーレシリコーン株式会社
製造)が良好であり、このシリコーンゲルは原料である
シリコーン樹脂がA液とB液とに分れていて、この両液
を所定比率で混合且つ加熱する事により所望の針入度を
有する様に作られる。
従つて上記磁性微粒子2は両液の混合時に投入されるの
が通常である。
本発明複合型シリコーンゲル材は、衝撃吸収効果におい
てシリコーンゲル単体のシリコーンゲル材即ち原料の緩
衝材に優る反面、微小中空球体を混合した複合型シリコ
ーンゲル材に若干劣る。
その比較実験結果を下記に示す。
1.測定方法 高さ69cmから重さ510gの鉄球を、鉄製テーブル上におい
てシリコーンゲル材上に落下させると共に、この時テー
ブルに伝はる衝撃をテーブル下面に設けたピックアップ
で検出して測定する。
本実験における鉄球の衝突速度は3.68m/s,運動量は1.88
kg.m/sであり、又衝撃測定にはストレージオシロスコー
プ(菊水電子工業株式会社製造)を用いた。
2.使用シリコーンゲル材 資料番号1−1は針入度150のシリコーンゲル単体を用
いて作った厚さ10mmの板。
資料番号2−1は針入度150のシリコーンゲルに微小中
空球体として商品名エクスパンセル(日本フィライト株
式会社販売)を1重量%混入した複合型シリコーンゲル
の厚さ10mmの板。
資料番号2−2は、資料番号2−1と同様の板で、エク
スパンセルを2重量%混入した点が相異する板。
資料番号2−3は、資料番号2−1と同様の板で、エク
スパンセルを3重量%混入した点が相異する板。
資料番号3−1は本発明複合型シリコーンゲル材で、針
入度150のシリコーンゲルに25重量%の鉄粉を混入した
厚さ10mmの板。
3.実験結果 更に又本発明複合型シリコーンゲル材は、第2図に示す
如く荷重として620gを印加した振動実験において、振動
変位25dbで中心周波数が63Hzであり、この特性は、同一
条件の振動実験におけるシリコーンゲル単体を用いたシ
リコーンゲル材の特性と略一致する。
従つて本発明複合型シリコーンゲル材は、振動吸収作用
において、シリコーンゲル単体の場合と同様な特性を有
している。
尚第2図においてa線は本発明複合型シリコーンゲル材
の周波数特性を示すものであり、又b線はシリコーンゲ
ル単体を用いたシリコーンゲル材の周波数特性を示すも
のである。
以上の実験は、針入度150のシリコーンゲルに磁性微粒
子としての鉄粉25重量%を混入したものであるが、磁性
微粒子としてはフェライトやマグネタイトでも良く、又
磁性微粒子の混合率は特に定める必要はなく、基材のシ
リコーンゲルの非弾性変歪性を良好に保つ範囲で決定す
れば良い。而してこの混合率は公知の磁性シリコーン樹
脂組成物と同様に15〜30重量%が最良である。
次に本発明複合型シリコーンゲル材の緩衝材、防音材、
防振材以外の使用例を第3図乃至第6図について説明す
る。
第3図に示すものは、固定磁石4の上に本発明シリコー
ンゲル材5を取付けると共に、固定磁石4の上方には可
動磁石6を設けてこの下面に本発明シリコーンゲル材7
を設け、上記両磁石4,6は相互に異る磁極S,Nが対向する
様に配置すると共に上記シリコーンゲル材5,7間にはコ
イル8を密挿介装した発電器であり、上記可動磁石6を
振動せしめてコイル8を通過する磁束密度を変換させる
事でコイル8に電気エネルギーを発生させる構成であ
る。
第4図に示すものは、本発明複合型シリコーンゲル材を
芯材9として用いたシート材であり、芯材9の片面又両
面には壁紙や表皮等の外装シート10が重合されている。
このシート材は磁気シールド効果を有するため、磁気カ
ード用ケースや、外部磁気を好まない容器部屋等の内装
用、外装用に用いる事が出来る。
第5図に示すものは、本発明複合型シリコーンゲル材を
用いたパッキング11で、このパッキングは冷蔵庫の開口
部周壁等の支枠12に環状に取付けられており、扉13に環
状に設けられたゴム磁性等の永久磁石14と対向せしめら
れている。
従つて扉13を閉じると、パッキング11は永久磁石14に密
合着すると共に吸着して支枠12と扉13間を封隙する。
第6図は本発明複合型シリコーンゲル材を用いた磁性連
結子、例へば磁性パッキング15を示すもので、このパッ
キングは磁性体の部材16,17を連結する時に用いられ
る。
この様なパッキング15を用いれば磁性体部材16,17間の
磁気抵抗を小さくする事が出来る。
<発明の効果> 本発明複合型シリコーンゲル材はこの様なものであるか
ら、シリコーンゲル特有の緩衝、防音、防振効果に磁気
的特性を加えて使用範囲を拡大出来る効果がある他、磁
性微粒子は通常質量が大であるから、使用対象によって
シリコーンゲル材の重量を大きする事が出来る効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明複合型シリコーンゲル材の実施例を示す
縦断面図、第2図は仝上シリコーンゲル材の振動周波数
特性を示す図表、第3図は本発明シリコーンゲル材の使
用例を示す側面図、第4図乃至第6図は仝縦断面図であ
る。 図中1はシリコーンゲル、2は磁性微粒子を示す。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】JIS K 2530−1976−(50g荷重)で針入
    度100〜300のシリコーンゲルを基材として、これに磁性
    微粒子を15〜30重量%混入した事を特徴とする複合型シ
    リコーンゲル材。
  2. 【請求項2】上記磁性微粒子が粒径100μ以下である事
    を特徴とした特許請求の範囲第1項記載の複合型シリコ
    ーンゲル材。
JP60087117A 1985-04-23 1985-04-23 複合型シリコーンゲル材 Expired - Lifetime JPH0674381B2 (ja)

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