JPH0674362U - クーポン付レシート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 バーゲン等の情報を買物客に分かりやすく伝
えることができ、しかも高い宣伝効果を実現でき、ま
た、そのクーポン処理を正確かつ迅速に行うことができ
るクーポン付レシートを提供する。 【構成】 レシートにバーゲンの宣伝情報と、そのバー
ゲンに有効な割引き情報が表示印刷されたバーコードと
が印刷されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、例えば、デパート、スーパー、小売店などで商品を購入した際に受 け取るレシートに関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来の一般的なレシートを、図３に示す。 印刷される内容は一部漢字が用いられたカタカナ印字によるもので、例えば、 集客のためのメッセージ３１も、簡単に文字で表現されている。

【０００３】 また、このレシートをプリントするレジのレシートプリンタはドットインパク トプリンタであるため、印字速度が最大３行／秒で、また印字密度が粗いものが 多かった。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、従来のレシートは、上述したプリンタを用いて印刷され、集客のた めのメッセージは文字によるものであるため、買物客に分かりやすく、しかもイ ンパクトのあるものとするには不十分であり、宣伝効果が低いといった問題があ った。また、小売業者はバーゲン等に有効な割引クーポンを、店頭で配付したり 、新聞折り込みによって買物客に配付するようにしてきた。しかし、この店頭で の配付や新聞折り込みによる方法では、マンパワーが多大となり、さらにこれら の割引クーポンの処理はその割引内容をレジでキー入力したり、また集計等の後 処理にさらにマンパワーがかかるといった問題もあった。

【０００５】 本考案はこれらの問題点を解決するためになされたものであり、バーゲン等の 情報を買物客に分かりやすく伝えることができ、しかも高い宣伝効果を実現でき 、また、そのクーポン処理を正確かつ迅速に行うことができるクーポン付レシー トを提供することを目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するために、本考案のクーポン付レシートは、レシート発行 店名と、レシート発行日付時刻情報と、購入された商品名及びその購入金額と、 購入合計金額と、購入に際し行われる金銭の授受内容とが記載されたレシートに おいて、買物客に伝えるべきバーゲンの宣伝情報と、そのバーゲンに有効な割引 き情報が表示印刷されたバーコードとが印刷されていることによって特徴付けら れる。

【０００７】

【作用】

レシートに表示されたバーゲンの割引き情報は、そのバーコードをバーコード スキャナで読み取ることにより、レジでの割引き処理、及びその後の販売店での 集計処理等の後処理が自動的にできる。次のバーゲンの割引き内容の情報を記載 したレシートを、買物後に、その買物客に渡すので、その販売店での購入の実績 のある顧客に必ず、そのバーゲンの割引きクーポンを提供することができる。

【０００８】

【実施例】

図１は本考案実施例のレシートを示す図である。以下に図面を参照しながら説 明する。

【０００９】 本考案実施例のレシート１０は、レシート発行店名４ａ、レシート発行日付５ ａが記載されており、さらに販売促進メッセージ部１、購入明細部２及びクーポ ン部３により構成されている。

【００１０】 まず、販売促進メッセージ部１には、イラスト等のグラフィックを用いた販売 を促進するためのイラスト及びメッセージが記載されている。この例では、次回 のバーゲンの日付が記載されており、イラストを用いることにより、そのメッセ ージ内容は印象的なイメージを与え、宣伝効果の高いものとなっている。

【００１１】 また、購入明細部２には、購入された商品及びその購入金額と、購入合計金額 と、購入に際し行われる金銭の授受内容についての記載がある。すなわち、この 例では、「ミルク」を「１２３」円、「コーヒー」を「４５６」円購入し、その 合計金額は「５７９」円、その時の買物客からの預かり金額は「５７９」円、ま た、釣銭額が「０」円である。

【００１２】 さらに、クーポン部３には、先に説明した販売促進メッセージ部１に記載され ているバーゲンに使用することができる割引クーポンが記載されている。この割 引クーポンには、そのバーゲン内容３ａとして、割引が適用される商品名及び割 引額が、その商品のイラストとともに記載されている。この例では「ブドウ」が 「１００円引き」であることが記載されている。さらに、下端には上記の割引商 品及び割引額をＰＯＳで識別するためのバーコード３ｂが記載されている。

【００１３】 このように、本考案実施例のレシート１０は、購入明細等の他に、クーポン部 ３を設けたので、顧客及び取引実績を特定した上でレシートをクーポンの機能を 兼ねるものとすることができる。さらに、顧客はクーポン部３の記載から次回の バーゲンでの割引商品を知ることができ、次回バーゲン時にそのクーポン券をチ ェックアウト時に提出すれば、店員がそのバーコード３ｂの読み取り操作を行う だけで割引処理が行われる。

【００１４】 次に、上記した本考案実施例のレシート１０を発行するシステムについて説明 する。 買物客のチェックアウト時に、ＰＯＳにより商品の売上登録をした後、商品名 及びその金額の印字が行われ、最後に買物の合計を計数し、合計額を印字する。 また、預かり金額及び釣銭額といった金銭の授受内容についても印字処理される 。さらに、この時、クーポン部３に次回のバーゲン用に使用するための割引クー ポン券として、その商品名、割引額及びバーコード３ｂが印字される。

【００１５】 なお、このクーポン券の発行処理については、すべての買物客に対して一律の 内容に限らず、例えば、買物の合計額に応じて数ランクに設定された割引商品及 びその額を自動的に判別処理されて、割引商品及びその額並びにバーコードが合 わせてレシート１０のクーポン部に印字することもできる。このようなシステム により、顧客へのサービスをバラエティに富んだものとすることもでき、購買意 欲をかきたてることができる。

【００１６】 次に、図２に基づいて、本考案実施例のクーポン付レシートを用いた割引処理 を説明する。 上述したように、買物客に発行されたクーポン付レシートは、そのクーポン部 を切り離して、指定されたバーゲン時に使用される。この割引クーポン３０のバ ーコードはバーコードスキャナ４０により読取りがなされ、その情報に基づいて ＰＯＳ５０により、割引処理がなされるとともに、上述したレシートが発行され る構成となっている。また、この各店舗に設けられたＰＯＳ５０は、ホストコン ピュータ（図示せず）に接続されている。

【００１７】 この割引処理においては、バーコードスキャナ４０により、バーコードの情報 が入力されることから、入力ミスを防ぐことができ、また、割引処理の簡易化及 び迅速化を実現することができる。さらに、これらの処理により販売集計や在庫 管理等、販売業務管理を省力化できる。

【００１８】 なお、本考案実施例ではレシート発行日付時刻情報としてレシート発行日付の みが印刷される構成としたが、これに限ることなく発行時点の時刻を印刷しても よい。また、例えばレシート発行番号等、必要に応じてその他の項目をレシート に印刷することはいうまでもない。

【００１９】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案クーポン付レシートによれば、レシートにバーゲ ンの宣伝情報と、そのバーゲンに有効な割引き情報が表示印刷されたバーコード とを印刷した構成としたので、その販売店での購入の実績のある顧客に必ず、そ のバーゲンの割引きクーポンを提供することができ、宣伝効果並びに購買意欲を 高めることができる。その結果、販売が促進され、販売実績は向上する。また、 バーゲン時においては、バーコードを入力するという簡単な操作により、その割 引処理を正確にかつ迅速に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案実施例の構成を説明する図

【図２】本考案実施例の使用及び処理を説明する図

【図３】従来例の構成を示す図

【符号の説明】

１・・・・販売促進メッセージ ２・・・・購入明細部 ３・・・・クーポン部 ３ａ・・・・バーゲン内容 ３ｂ・・・・バーコード ４ａ・・・・レシート発行店名 ５ａ・・・・レシート発行日付 １０・・・・レシート ３０・・・・割引クーポン ４０・・・・バーコードスキャナ ５０・・・・ＰＯＳ

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】レシート発行店名と、レシート発行日付時
   刻情報と、購入された商品名及びその購入金額と、購入
   合計金額と、購入に際し行われる金銭の授受内容とが記
   載されたレシートにおいて、買物客に伝えるべきバーゲ
   ンの宣伝情報と、そのバーゲンに有効な割引き情報が表
   示印刷されたバーコードとが印刷されていることを特徴
   とするクーポン付レシート。