JPH067414A - 改良された過酸化物消毒方法及びそのための装置 - Google Patents

改良された過酸化物消毒方法及びそのための装置

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JPH067414A
JPH067414A JP5080063A JP8006393A JPH067414A JP H067414 A JPH067414 A JP H067414A JP 5080063 A JP5080063 A JP 5080063A JP 8006393 A JP8006393 A JP 8006393A JP H067414 A JPH067414 A JP H067414A
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hydrogen peroxide
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lens
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JP5080063A
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Paul C Nicolson
シー. ニコルソン ポール
Kenneth R Seamons
アール. シーモン ケネース
Fu-Pao Tsao
ツァオ フーパオ
Larry A Alvord
エー. アルボード ラリー
Jr Earl C Mccraw
シー. マックロー ジュニアー アール
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    • A61L12/00Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor
    • A61L12/08Methods or apparatus for disinfecting or sterilising contact lenses; Accessories therefor using chemical substances
    • A61L12/12Non-macromolecular oxygen-containing compounds, e.g. hydrogen peroxide or ozone
    • A61L12/124Hydrogen peroxide; Peroxy compounds
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 コンタクトレンズを、過酸化水素溶液に、従
来与えられているよりもより高い濃度に、より長い時間
曝すことを許容する消毒方法及び装置の提供。 【構成】 コンタクトレンズを、過酸化水素溶液及び過
酸化水素の分解手段(白金黒触媒)と接触させる。該分
解手段は、該分解手段が過酸化水素と接触する時から少
なくとも20%過酸化物・分の12時間を超えない期間
に渡る累積(%過酸化物)・(分)曝露を、コンタクト
レンズに許容する。消毒装置は、例えば、図17に示さ
れるような二重触媒調節装置が使用される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過酸化水素消毒方法及
び装置に関する。本発明は特にコンタクトレンズ、より
特別にはソフトコンタクトレンズのH2 2 消毒に特に
適用される方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】表面の過酸化物消毒の分野において、残
存過酸化物は消毒表面と接触させる他の物質の感受性が
故に消毒表面から除かねばならない。このことは、特に
消毒されたレンズが目の上に直接置かれるコンタクトレ
ンズの消毒面においてそうである。過去において、この
ことは大量の水又は食塩水で希釈するような方法乃至溶
液及び/又は消毒した物質を残存する過酸化水素を許容
しうるレベルまで減少するのに十分な時間過酸化水素分
解剤又は触媒に曝す方法により達成されている。不幸に
も、多くの設定において、特にコンタクトレンズの分野
において、希釈は商業的に実行し得るか又は使用者が行
い得るものではない。更に、分解剤又は触媒が使用され
る場合、手順は数多くの工程を包含しそして使用者を巻
き込む必要性の程度において煩わしいものである。手順
の複雑性が増加するにつれて、その手順に厳密に従うこ
とが急激に低下する。それ故、使用者により親切な単一
工程法が試みられている。AO Septシステムは最
近の使用に於いて最も著名であり本発明と関連する。こ
のシステムは消毒されるべきコンタクトレンズを過酸化
物溶液及び白金デイスクと接触しておくことにより操作
され、それにより過酸化物消毒と分解を本質的に同時に
起こさせる。使用者の入力は単にシステム中に構成要素
を置きそしてレンズを除く前に適当な時間間隔だけ待つ
ことである。不幸にも、何回も使用者は十分に手順に従
わないので、完全な消毒が行われないか又は分解が十分
に起こらないという危険がある。過酸化水素が消毒のた
めのコンタクトレンズの導入と同時に接触する典型的な
過酸化水素システムにおいては、過酸化水素は急激に減
少しそして高濃度における消毒は短い。例えば、AOS
eptシステムにおいては過酸化水素の初期濃度は3%
であり、過酸化水素の濃度は約12.5分で約0.1%
まで急激に低下する。この点の後は、濃度は非常にゆっ
くりと減少し、そして過酸化水素が目に対して十分に安
全乃至許容し得るレベルまで減少し、それによりコンタ
クトレンズがあまり刺激乃至傷を着けることなしで目に
挿入することができるまでには、数時間、即ち8時間乃
至それ以上の時間がかかる。しかしながら、或る場合に
おいては、過酸化水素の濃度がより長い転移期間に渡っ
て高いように過酸化水素の触媒反応を調節すること、及
び理想てきには過酸化水素濃度をより長い期間に渡って
高いレベルに維持し、次いで目に許容し得るレベルにま
で急激に低下できるように系を調節することが望まし
い。このより長い転移時間は消毒すべき物質がひどく汚
れている場合に特に重要である。それ故、過酸化水素の
分解速度を調節することを可能ならしめる改良された過
酸化水素消毒系が必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、現在
入手しうるものよりも改善された過酸化水素消毒手順を
提供することにある。本発明の他の目的は、過酸化水素
を使用した、簡単な単一ステップ消毒法を提供すること
にある。更に本発明の他の目的は、従前の過酸化水素ー
触媒系よりもより高いH2 2濃度におけるH2 2
液中に、消毒すべき物質を、より長い転移時間許容する
調節された方法で触媒反応を行う方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、過酸化水素に
安定な物質を、過酸化水素含有溶液及び通常の過酸化物
消毒系によつて従来与えられているよりも高い濃度によ
り長く曝すことを許容するために適用される過酸化水素
分解手段と、接触することにより過酸化水素に安定な物
質を消毒する方法に関する。このことは、消毒すべき物
質をして、分解手段が過酸化水素含有溶液と接触する時
から、少なくとも20%過酸化物・分が12時間を超え
ない期間に渡る累積(%過酸化物)・(分)曝露をさせ
るよう許容する過酸化水素分解手段を使用することによ
り達成される。また、前記方法が達成される装置及び要
素が開示される。
【0005】本出願において述べる累積曝露は、触媒の
ような組成手段が過酸化物含有溶液と接触した時、即ち
時間ゼロから、少なくとも20%過酸化物・分の12時
間より大きくない期間に渡る曝露である。この累積曝露
は、過酸化水素系における過酸化水素の分解速度を決定
する便利な数学的手段である。これは、図1及び図2に
示すように時間に対する過酸化水素のパーセンテージを
プロットし、種々の時間間隔における曲線下の面積を決
定し、そして時間に対する累積面積をプロットすること
により得られる。
【0006】図1においては、白金触媒が3%過酸化水
素溶液と接触される典型的な従来のAO Sept系に
ついて描かれており、分解速度がグラフにプロットされ
ている。その場合、H2 2 の濃度は12.5分で約
0.1%に急速に低下することに注意すべきである。し
かしながら、図2は過酸化水素の分解速度が、過酸化水
素の濃度が時間に渡ってよりゆっくりと低下するように
調節された過酸化水素系の典型的な分解プロフィルを示
す。累積面積を決定するために、例えば第1及び2図の
曲線下の面積が、種々の時間間隔において、%過酸化物
・分による累積面積又は面積の合計を決定するために積
分乃至計算される。これらの面積は、過酸化水素が時間
と共に分解する速度を決定するために、順次時間に対し
てプロットされる。かくして、時間に対する累積曝露の
グラフは、何らかの与えられた時間における系の消毒能
力を数学的に表す正確な方法である。先に指摘したよう
に、過酸化水素の比較的高い濃度が、より長い転移時間
に渡って残存するように分解速度を調節することは望ま
しい。図1において見られるように、0から或る正の時
間間隔、例えば5分までの曲線下の面積は図2の0から
5分までの曲線下の面積より小さい。かくして、累積面
積が大きければ大きい程過酸化水素の分解速度は小さ
い。これに関連して、累積面積は%(過酸化物)(分)
により表現される。何故ならば、曲線の縦座標はパーセ
ンテージ及び分の横座標において表されるからである。
それ故、面積の計算された値は%過酸化物・分により表
される。本発明に従えば、累積面積又は累積曝露は、図
1及び図2のようなグラフから計算され、次いでそれを
種々の時間間隔における累積曝露を決定するために時間
に対してプロットされる。そのような典型的なグラフは
図面の図3に示される。該図面には触媒速度(H2 2
の分解)の効果が描かれている。
【0007】第3図によると、その底部に固定された白
金触媒を有する従来のAO Sept系(該系は本発明
のように累積曝露を調節するために変性されていな
い。)は累積曝露が約10であるグラフの線1により表
される比較的真直な線である。グラフの右手側は、初期
酸素遊離速度が記載されている。通常のAO Sept
系では、約40ml/minの酸素の高い遊離速度が最
初に生じることが見られる。過酸化水素は触媒の手段に
より分解して水及び発生酸素を生じるので、酸素遊離速
度は、勿論、過酸化水素の分解速度を決定する手段であ
る。酸素遊離速度は、それ故、分解速度及び消毒される
べき物質の累積曝露を決定する手段である。更に、この
グラフからは、累積曝露が約20%以上に上昇すると、
消毒されるべきコンタクトレンズ等の累積曝露を調節す
るために採用される手段により、酸素の発生が約15m
l/minから約1.0ml/minの間にまで非常に
低下することが分かる。この特別のグラフは、如何に累
積曝露が系のH2 2 の分解速度に関係するかを説明す
るために選ばれたものである。
【0008】消毒されるべき物質が、12時間より大き
くない期間に渡る、少なくとも20%・分の累積曝露を
有するように、過酸化系の消毒能力を調節する種々の実
際的な手段がある。そのような具体的手段を議論する前
に、過酸化水素の触媒的分解に通じる主に考慮すべき一
般的な問題を議論する。一般に、過酸化水素の触媒的分
解において、考慮されるべき5つの重要な段階がある。
これらの段階は広く次のように述べることができる。 (1)触媒と過酸化水素の間の連続的接触を確実にする
ため触媒にH2 2 を移送する。 (2)触媒表面に対する過酸化水素の吸着 (3)過酸化水素が水及び発生酸素に分解される中和乃
至触媒作用 (4)活性位置を再び露出するように、反応生成物、即
ち水及び発生酸素、又は他の汚染物の表面からの脱着 (5)反応生成物の表面から離れる移動
【0009】過酸化水素溶液中で消毒されるべき物質の
累積曝露を調節するように、上記したような触媒的分解
をおこなう要素を考慮して、過酸化水素の分解速度を調
節する種々の具体的手段がある。そのような手段の一つ
は、触媒を販売し、使用者により最初の使用させる前に
触媒を予め被毒させることである。典型的な過酸化水素
の触媒的分解においては、触媒の活性位置は、本来反応
生成物等による表面の吸着又は汚染により、一定期間に
渡って種々の程度にまで脱活性化される。そのような脱
活性化は、次第に過酸化水素の分解速度を落とし、それ
により曲線下の累積面積又は累積曝露を上記したように
増加させる。
【0010】触媒的分解速度を調節するために、本発明
によれば白金のような触媒が、触媒ー過酸化水素分解装
置の使用者に対して販売する前に、累積曝露が最初から
調節されるように、活性位置を部分的に脱活性化すべ
く、例えば、水素分解触媒反応に曝すことにより予備被
毒される。触媒が十分に予備被毒されているか否かを決
定するために、系から酸素の発生を測定することができ
る。既に述べたように、触媒として白金触媒を使用する
典型的なAO Sept系においては、初期の酸素の発
生は40ml/min.である。図3の図面の右端を参
照。累積曝露が20%・分以上になるように触媒を十分
に予備被毒するため、反応の間に遊離する酸素が、酸素
遊離速度が15ml/min.になる位まで、好ましく
はグラフにおいて示される最小20%ミニマム曝露と相
関する約2及び5ml/min.の間になるまで、時々
測定される。
【0011】累積曝露を調節する他の手段に於いては、
触媒1を、系からの酸素の離脱を約2〜15そして好ま
しくは2〜3ml/min.になるまで調節するため、
チューブ内に開口12を有するチューブのような容器に
部分的に封入される。既に述べたように、この装置は、
酸素を約2〜15そして好ましくは2〜3ml/mi
n.の量まで漏洩すべく口径を測定された小さなオリフ
ィス12を頂部乃至底部に有する簡単なチューブ10で
あつてよい。そのような装置は図4に示されている。該
装置はチューブ10の側部が酸素ガスの離脱を許容する
極小さい孔を有するように更に改変することができる。
チューブはそこに描かれているようなものであるが、触
媒から酸素の離脱を調節すべく寸法規制されている限り
如何なる形状の容器も使用することができる。
【0012】過酸化水素の分解及び前記した曲線下の累
積面積を調節する他の都合のよい手段は、1989年1
2月28日出願の米国特許出願07/458,123号
に記載されているような浮力伝達調節触媒反応を通して
のものである。この浮力伝達調節系は、次に詳細に述べ
る。
【0013】使用される触媒は、また分解速度を調節す
る重要な要素である。種々の触媒の活性は、単位表面当
り高い分解速度を示すPtのような触媒と、多くのH2
2消毒系に対して実際には低過ぎるかもしれない分解
速度を有するAuまで非常に相違している。種々の触媒
系に対する単位表面積当りのH2 2 の分解の順序は次
の通りである。 Pt>Os>In>Pd>Ru>Rh>Au 上述した手段のいずれかについて固有の触媒の選択はそ
れ故重要な要素である。通常使用されるものの中で、そ
のような触媒のいずれもH2 2 の分解に使用し得るも
のであるが、白金のような高い分解速度を有する触媒を
使用して、上記した操作の一つに従って反応速度を落と
すため変性することが好ましい。H2 2 の分解速度及
び累積曝露を調節する特別な操作として、本発明の浮力
伝達触媒調節態様が本発明の特徴を例示する手段として
詳細に述べられる。
【0014】高濃度に於いて曝露時間を増加するための
浮力伝達調節系 そのような浮力伝達調節系によれば、触媒反応は、
(a)触媒粒子を液相の表面にまで上昇するのに十分な
浮力を与えるガス(酸素)を発生するH2 2 液中で行
われるか又は(b)反応生成物溶液が反応溶液より十分
に相違する密度で、そして反応溶液と実質的に非相溶性
である液中で行われ、そして触媒粒子が、少なくともそ
の一部が反応溶液部分と接触して残る傾向がある適当な
密度であり、そして反応溶液/反応生成物溶液の界面に
おいて又は界面近くにあるような十分な浮力のものであ
る。本発明は第1には最初の反応(a)に関係する。浮
力調節触媒反応は二つの主要な反応のタイプに入る。第
1はガスを発生する反応である。ガスの気泡は触媒粒子
の表面に付着し、浮力粒子を作る。浮力粒子は、ガス気
泡が液体反応媒体上のガス相にまで脱出する場合、表面
に上昇する。ガス気泡を失うと、触媒は浮力を失い、そ
してそれは再び反応成分を含む液と接触するまで沈降し
始め、その結果更に浮力ガス気泡が発生する。この上下
動作用は、それゆえ、反応成分溶液及び反応生成物溶液
の最上部層に限定され、十分な時間実質的に妨害されな
い反応成分溶液の低部部分を残す。
【0015】特別な反応が起こりがちな速度により、触
媒の浮力は触媒の量を変える特別な密度の担体又は基体
粒子を被覆することにより変えることができる。より低
い密度の粒子は、上部反応溶液部分及び反応生成物溶液
部分により閉じ込められるであろうから、反応時間はよ
り延びるであろう。同様に、粒子表面に於ける触媒の量
がより多くなると、より多くの粒子が最上部反応成分溶
液及び反応生成物溶液中に見出されるであろう。粒子形
状もまた反応速度の調節に一部役割を果たす。球状の粒
子は他の形状のものよりも、そのガス気泡浮きを失いが
ちであが、球状の粒子は他の粒子形状のものよりも液体
溶液を通してより容易に動くことができる。最後に、粒
子寸法は、粒子重量対粒子表面積に於ける変化と関連し
て反応速度の調節に重要である。より大きい重量は、よ
り大きいガス気泡からの浮力を必要とする。もし表面積
が少なくとも急激に増加しないのであれば、粒子は反応
溶液域により長い時間存在し、そしてそれによりそうで
ない場合より反応を速めるであろう。これと釣り合っ
て、触媒の表面積が大きくなる程反応は速くなり、消毒
されるべき物品の消毒液中での存在時間が短くなるとい
う事実がある。
【0016】浮力調節触媒反応の第2のタイプは、触媒
粒子が、その密度により、反応成分溶液/反応生成物溶
液の界面において又は界面近くに存在し、そして触媒粒
子の少なくともその一部が反応溶液部分と接触して残存
する傾向があるものである。もし反応生成物が反応成分
溶液より密度が低ければ、反応は実質的に頂部から底部
に向かつて進行し、そして触媒粒子は反応溶液よりも若
干低い密度に設計される(即ち、反応生成物及び反応成
分溶液の密度の間)。もし反応生成物溶液が反応成分溶
液より密度が高ければ、反応は底部から頂部に向かって
進行し、そして触媒粒子は反応成分溶液より若干高い密
度に設計される。いずれの場合も、反応が継続して進行
するためには、触媒粒子は反応成分溶液と接触するため
戻らねばならない。もし反応生成物が、反応生成物溶液
に向かって触媒を動かすのに十分な時間触媒に付着して
いるならば、上記のいずれの場合も、触媒粒子はまた反
応成分溶液と同様な密度になるであろう。
【0017】第1のタイプの典型的な触媒反応は、過酸
化水素とパーオキシダーゼ、キャタラーゼ又は白金、パ
ラジュウム等の遷移金属とに限定されず、酸化鉄、酸化
マンガン、酸化チタン触媒粒子のような化合物を含む。
実際、そのような触媒系は本発明によつて意図される分
解手段の全てに使用される。典型的な触媒粒子は、耐火
物、プラスチック、繊維等適当な形態を持った粒子か
ら、該粒子を白金、キャタラーゼ等のような触媒で被覆
乃至含浸することにより製造することができる。適当な
粒子形態は、限定されるものではないが、円盤、板、
球、星、ドーナツ状、ウエファー、チューブ、棒及び片
である。本質的に如何なる粒子形状も満足なものであ
る。球形のための適当な粒子径は約0.5mmから約5
cm、好ましくは約1mmから約2cm、より好ましく
は約3mmから約1cm、最もこのましくは約4mmか
ら約8mmの直径を持った粒子である。他の形状を限定
する適当な寸法は、当業者にとつて容易に予測できるで
あろう。粒子径と表面積を望む比率にバランスさせるた
め、同等の重量及び表面積の1個の粒子の代わりに、複
数のより小さい寸法の粒子、例えば、各々1mmの直径
の粒子3個を使用しても良い。
【0018】浮力伝達調節系の第2の態様は、触媒粒子
が反応成分溶液/反応生成物溶液界面からあまり離れな
いことであり、そして粒子の移動の考慮はあまり重要で
はない。それゆえ、触媒の形状についてはより柔軟性が
あり、粒子の適当な密度により関係する。上下動(bo
bbing action)があつても、少ないことが
期待されるが、そのような動きは除外されない。実際
に、触媒反応によつて、発生した反応生成物はある程度
触媒に付着し、ある程度正乃至負の浮力効果があるであ
ろう(生成物溶液が反応溶液より、より低い密度である
か又はより高い密度であるかに依存する。)。これらの
事柄を除けば、第1の態様に使用される触媒粒子は同様
に本発明の第2の態様の使用に適当である。ここで意図
するガス生成反応は過酸化水素の水及び酸素ガスへの消
失を示す。そのような、ガス発生反応では、適当な粒子
形態は、星状、板、円盤、ウエーファー、球、棒、片及
びドーナツ状、より好ましくは球、ドーナツ状、棒、
板、円盤及びウエーファー、最も好ましくは、板、円
盤、ウエーファー及び球である。触媒粒子の特別の密度
は、該粒子がいかに速くそして遠くまで反応成分溶液相
に戻って侵入できるかに依存する。与えられた形態に対
して、密度が大きくなれば、反応成分溶液相から粒子を
上げるのに十分な浮力を発生するのにより長くかかり
(ガス発生系で、反応生成物が反応成分より密度が低い
系)、表面積が重量に関して増加しても、より少ない時
間、粒子は反応成分溶液中に残るであろう。
【0019】本発明の過酸化水素/酸素ガス系に対する
好ましいパラメーターは、触媒粒子の密度は約1.05
から約1.30、好ましくは約1.10から約1.2
0、最も好ましくは約1.12から約1.18;粒子の
表面積は約0.008から約75cm2 、好ましくは約
0.03から約13cm2 、より好ましくは約0.2か
ら約5cm2 、最も好ましくは約0.3から約3.2c
2 ;そして粒子の表面積/重量比は約0.85から約
116、好ましくは約1.15から約54.5、最も好
ましくは約2.95から約11.3である。
【0020】表面は平滑から粗のいずれでもよい。但し
粗面は同じ寸法で同じ形態の平滑な粒子よりはより大き
い効果的な表面積を提供する。粗の形態は又より大きい
“揚力”付着性を許容するであろう。
【0021】過酸化水素/酸素ガス系は、%過酸化物
(レンズの近傍に於ける)対時間下の全面積が、少なく
とも20%・分、好ましくは40%・分以上、より好ま
しくは50%・分以上、さらに好ましくは約75%・分
以上、さらにより好ましくは約100%・分より以上、
最も好ましくは120%・分以上、理想的には140%
・分以上であるような分解プロフィルを有する。これ
は、最近商業的に入手しうるAO Sept カップ、
約3%過酸化水素を使用し、レンズをカップの底にレン
ズの端を立てて置いて、指示された線までカップを満た
し、レンズの近傍の過酸化物をサンプリングした場合で
ある。分解プロフィールに適合するこの試験に使用され
る試料カップは図5に示される。
【0022】過酸化物%対時間曲線下の累積面積は図6
に三つの例が示される。これらの例について説明する。
更に、過酸化水素/酸素ガス系において、残留過酸化物
含量は、約8時間以内、好ましくは約6時間以内、より
好ましくは4時間以内、更により好ましくは2時間以
内、最も好ましくは90分以内に、このましくは目に許
容しうるレベルになるべきである。更に、過酸化物含量
は、サンプル点において、約3%の過酸化水素溶液の分
解が開始した後、少なくとも15分、好ましくは少なく
とも20分、より好ましくは少なくとも30分間、消毒
的有効濃度(即ち1%かそれ以上)か、それより過剰で
あるべきである。より大きい過酸化物濃度で出発したと
き、この時間間隔は、時間過酸化物濃度の%時間値が、
最初の15分の分解で35、好ましくは40以上、最初
の20分の分解で40好ましくは50より好ましくは5
5以上、最初の30分の分解で45好ましくは50より
好ましくは60最も好ましくは80以上という条件のも
とに、短縮することができる。
【0022】上記した浮力伝達調節系の態様において、
同様の考察が、反応成分溶液が反応生成物溶液より密度
が高いか、又は低いかについて適当に考慮して適用され
る。
【0023】触媒のための担体又は基材は過酸化水素、
使用される触媒及び酸素の化学活性に対して抵抗性があ
るものであれば如何なる物質でもよい。基材として最も
このましいものは合成プラスチックである。これらのう
ち、選択される材料はポリカーボネート、特にアクリレ
ートーブタジエンースチレンと混合したポリカーボネー
トである。基材は、押出、成形、切断、チッピング、ミ
リング、レーシング、及び/又は粉砕を含む良く知られ
た技術によりその望む寸法及び形状に調製され、触媒が
その方法で破壊されない限り、噴霧、浸漬、流動床技
術、蒸気相析出又は他の適当な知られている被覆手段
で、触媒で被覆される。
【0023】本発明は、触媒反応の浮力伝達調節手段に
より、消毒されるコンタクトレンズの累積曝露を調節す
る一手段を説明する次の実施例に関連してより完全に理
解されるであろう。
【0024】
【実施例】試験操作は次のとおりである。市販のAO
Septカップを予めマークした線まで約3.3%過酸
化水素(約9mls)で満たす。過酸化物決定のため、
系は蓋又は栓を挿入することなしに開放されたままであ
る。50ulの試料が採取され分析される。本発明で使
用する触媒粒子は容器内に置かれる。更に50ulの試
料がカップの底(容器の上表面から約22mm)から特
定の時間に取り出される。使用される典型的なカップは
図5に示される。
【0024】実施例1 6mmの直径(予備被覆寸法)のPt被覆ボール(アク
リレトーブタジエンースチレンと混合したポリカーボネ
ート,予備被覆密度は1.11g/ml)6個を、AO
Sept溶液(3〜3.5%H2 2 ,燐酸塩緩衝食
塩水と一緒)で前記線まで満たしたAO Septカッ
プ中に入れ、そして上表面から23〜25mmのH2
2 濃度を一定時間間隔で測定する。結果は次の表1に掲
載する。時間(分)に対する(%過酸化物・分)曲線は
図6に示される。
【0025】実施例2 8mmの直径(予備被覆寸法)のボール(ノリル:No
ryl,予備被覆密度は1.06g/ml)4個を使用
した点を除いて、実施例1の操作を繰り返した。結果を
次の表に掲載する。時間(分)に対する(%過酸化物・
分)曲線は図6に示される。
【0026】4mmの直径(予備被覆寸法)のボール
(ポリカーボネート,予備被覆密度は1.19g/m
l)6個を使用した点を除いて、実施例1の操作を繰り
返した。結果を次の表に掲載する。時間(分)に対する
(%過酸化物・分)曲線は図6に示される。一定時間間
隔の過酸化水素の濃度(%)及び6時間後の過酸化水素
の濃度(ppm)。
【0027】
【表1】
【0028】上記実施例は、累積曝露速度を、浮力伝達
調節系の手段により、少なくとも20%・分まで調節す
る一手段の実例を示した。過酸化水素分解が行われる容
器に対して触媒を柔軟に付着させることにより、浮力伝
達触媒反応を調節する他の手段がある。これは、容器の
壁に対して、ヒンジ乃至柔軟なプラスチック材料の手段
により、触媒を付着することにより行われる。この態様
はヒンジが使用される場合に関して述べられる。しかし
ながら、他の手段も触媒をH2 2 分解装置に付着させ
るために使用し得るものであることが理解されるべきで
ある。
【0029】ヒンジ触媒分解手段 触媒反応の浮力伝達調節の一つの変形は、白金のような
触媒1を、ヒンジ14の手段により、装置に対して付着
して存在させることである。該装置においては触媒1は
図7〜10に示すようにヒンジ14の周りにピボットす
ることにより、反応溶液中を降下及び上昇する。図7〜
10は、それぞれ、上部位置における触媒1の背面図
(図7)、下部位置のおける触媒の背面図(図8)、上
部位置における触媒の側面図(図9)及び下部位置にお
ける触媒の側面図(図10)を示す。この態様による
と、触媒部分1の平均密度は溶液の密度より大きくなけ
ればならない。そうでないと、それは沈まないであろ
う。レンズが十分に消毒された後適度に短い時間でその
沈降が生じるように、十分に大きくなければならない。
一方、触媒の密度は過酸化水素の密度に十分に接近して
いなければならない。その結果、発生する酸素との相互
作用が、触媒を溶液中に最初に置いたときよりも十分に
速くその“上部位置”に浮上させるのに十分である。
【0030】このヒンジ装置の好ましい局面によれば、
触媒1は平らな板1Aを含み、該板は上部位置において
は水平であり、フィン部分1Bは平らな板1Aから上方
に垂直に延びている(図7を参照)。該平らな板1Aは
レンズホルダー16間の隙間によつて許容されような巾
である。これは図7〜10により示される。板1Aに取
り付けられたフィン部分1Bは、船のキールと同様にし
ばしば上方に傾く。平らな板1A及びフィン部分1Bは
被覆されていないアーム18によりヒンジに取り付けら
れる。図面に示すような構成は、過酸化水素の分解に関
し、良好な前及び終了性能(60分で約1%)を生じる
が、しかし典型的には6時間で高い残留過酸化物(75
〜150ppm)をゆうする。図面に示すれた例の寸法
は巾が約8mm、長さが20mm、深さが約3mmまで
である。
【0031】垂直フィンは触媒の表面積及び表面積分布
をを増加させるために加えられる。該フィンは、前ー終
末分解プロフィルの速度を上げない上部位置にあるとき
溶液表面上に上昇する傾向がある。溶液から、このフィ
ンを上げるためには、非常に大きい揚力モーメントを必
要とする。より大きいモーメントは、上部位置における
“膠着(hanging up)”から触媒の機会を減
少させる。触媒は、典型的には、その上部位置から下部
位置に転移する間、カップの側壁との間に出来るだけ大
きな隙間、例えば1〜2mmを有する。この装置の変形
としては、2,3又はそれ以上の側部フィンを使用した
装置を使用することができる。また、表面積を減少する
ために穴をあけた垂直フィン及び側部フィンを使用して
も良い。上記に加うるに、触媒が上部位置にある時、触
媒のマス分布をヒンジ軸のまりの機械的モーメントを低
下するようにすべきである。これは、ヒンジ近くを、し
かしその軸上ではない、通る垂直線の丁度前方に触媒の
マスの中心を持つことにより達成される。他方、該マス
の中心の垂直な突出の軸からの距離は、触媒が上部位置
にある時は、それが下部位置にある時よりも小さい。こ
れは触媒が上部位置から下部位置に動くよう回転モーメ
ントを増加せしめる。それ故、この場合触媒を上部位置
に維持するためにより少ない浮力が必要とされる。これ
は触媒をして上部位置により長くいることを許容する。
また、より長い浮き時間は消毒剤に対するより高い曝露
を生じ、効果を改善する。この配置に従って触媒が沈み
始める時、増加する回転モーメントにより、より急速に
沈むであろう。
【0032】製造される触媒の重心は、上記に指摘した
ように、フィンに穴をあけたり、溝を切ったりして、良
好に上昇しそして沈降する挙動をもつ触媒を開発する努
力により改良される。更に、触媒はステムの近くにある
べきである。コップの内側直径は、溶液を触媒の周りに
詰めるため出来るだけ狭くすべきである。ヒンジ触媒を
保持するカップの内側径は約24〜25mmである。カ
ップの底は同様の理由で丸められる。最近のカップは内
径が22mmである。
【0033】溶液と接触又は緊密に接触する表面の量
は、溶液と触媒との間の接触を制限するか又は妨げるこ
とにより、初期相の間中和速度を減少し得るような量で
ある。これは消毒に対する%・分曝露を増加させるであ
ろう。ヒンジ触媒は、触媒の部分を溶液から上げ、それ
により全活性を減少させる。同様な効果は、触媒の近く
の低い濃度の溶液を触媒から離れた高い濃度の溶液に交
換する速度を減少させることにより達成される。これ
は、触媒の周囲の閉鎖構造、付着する気泡の調節、触媒
の周囲の閉じ込められたガス又は循環パターンの調節に
より達成することができる。
【0034】溶液/気泡付着による触媒の湿潤性は重要
である。即ち、過酸化水素反応から遊離する酸素気泡が
核になり、膨張しそして触媒表面から離れる態様は、如
何に大きい浮力を気泡が触媒に対して与えるかを決定す
る。気泡はそれが破壊する前により低い湿潤性の表面で
大きくなる。より大きい気泡は典型的には触媒表面の単
位当りより大きい浮力を与えるが、しかし触媒の浮力
は、また過酸化物の濃度に対して感応性を低くしがちで
ある。この反対の立場はより小さい気泡の場合も存在す
る。触媒表面が大きくなるに従って、気泡が離れる時の
気泡はより小さくなる。
【0035】触媒表面の湿潤性は、スパッター ターゲ
ットから金又はパラジウムで白金触媒を合金化する“プ
ラズマ”処理により増加することができる。加うるに、
触媒の湿潤性は材料の選択または製造者の表面処理の方
法により、又はプロピレングリコール、グリセロール又
はプロオニックLー31(pluonic Lー31)
のような湿潤剤を有する溶液で変性することにより改良
することができる。
【0036】3〜3.5%過酸化水素溶液中における白
金触媒の累積曝露は図11〜15に説明されている。該
図において、ヒンジ触媒系の累積曝露が15分までから
約6時間まで変る種々の時間間隔に対してプロットされ
る。該グラフにおいて、本発明の累積曝露要件内に入
る、触媒の湿潤性等に基づく、異なる累積曝露速度の白
金触媒系に基づく四つの線がある。
【0036】攪拌棒系 図16に示す攪拌棒系により過酸化水素溶液の分解速度
を調節する他の手段がある。これは、触媒1を容器の頂
部近くで過酸化水素と接触するように過酸化水素が満た
される水準2の直下の容器20に固定する手段による。
新鮮なH2 2が連続的に触媒1との接触にもたらされ
るように、系を攪拌するための攪拌棒乃至羽根24のよ
うな攪拌手段が過酸化水素分解装置の底に設置される。
これは、触媒1と反応溶液との間の接触が攪拌棒又は羽
根24の攪拌作用の手段により調節され、その結果反応
生成物溶液が触媒1の近傍から除かれ、そして過酸化水
素(反応溶液)が攪拌棒又は羽根24の攪拌作用の結果
として前記触媒に連続的に供給されるというよに、浮力
伝達触媒調節系と似ている。攪拌棒又は羽根24はなん
らかの適当な手段により駆動することができるが、図1
6に示す好ましい態様であは、羽根24が磁気的駆動系
により駆動される。そのような系は、羽根24に埋め込
まれた第1磁石24及びモーター32から延びるシャフ
ト30に設けた第2の磁石28を含む。モーター32は
第2磁石28を回転させるために適用され、これは二つ
の磁石の極性により第1の磁石26を回転させ、かくし
て羽根24を回転させる。時間/調節器34が、活性
化、非活性化及びモーターの回転速度の望む調節を提供
するめに、効果的に連結されるとがまた考慮される。モ
ーター及び時間/調節器は如何なる動力源によつても操
作することができるが、それはDC電源であることが好
ましい。
【0037】この攪拌は、勿論、累積曝露が、少なくと
も20%過酸化物・分において、12時間より大きくな
い期間に渡ってあるように、調節されるように相関付け
られる。かくして、この操作によれば、触媒は最初にH
2 2 溶液に攪拌なしで浸漬され、そして攪拌はH2
2 が触媒の近傍で分解した後に開始され、そしてそれに
より形成された反応生成物溶液が除かれ、引き続く攪拌
作用により新しいH22 が供給される。
【0038】上記した系の全てにおいて、コンタクトレ
ンズの消毒に通常使用される慣用のH2 2 分解装置
が、米国特許出願07/458,123に記載されてい
るように使用することができるが、上記したように、攪
拌棒の特徴、ヒンジ装置14及び他の分解手段を含むべ
く改良される。前記米国特許出願によると、非連続的ベ
ースで過酸化物消毒を行うために使用される装置は、管
壜ないしレンズコップ(図7〜10の20のように)を
有する容器からなり、それはその一端に開口を、周囲か
ら該管壜をシールするための蓋又はカバー(図7〜10
の22のように)、該蓋又は壜の壁又は管壜の蓋にガス
圧力の蓄積をゆるめるために接続された開放バルブ及び
消毒を行うコンタクトレンズの位置を該管壜の開口に対
して抹消位置に限定するための手段を有する。この態様
はさらに必要に応じて、開口端部と管壜の抹消位置との
間の垂直方向を通して触媒粒子の移動を許すスリーブ又
はウェブをふくんでも良い。
【0039】二重触媒調節系 過酸化水素溶液の分解速度を調節する他の方法は二重触
媒系による。それは触媒物質の戦略的な配置により容器
中の溶液の循環を作り出すものである。この調節を達成
する装置は、レンズが容器内の消毒位置にある時、レン
ズの上端にほぼ等しいか、又はレンズの上端より上に位
置する触媒物質の上部部分、及び容器内の該上部部分の
下に位置する触媒物質の下部部分からなる。触媒物質は
白金黒が好ましい、しかし前述のようなほとんど全ての
過酸化水素触媒が使用できる。
【0040】上部触媒部分はレンズ上の消毒液の中和的
循環を提供する。下部触媒物質は、分解の間に放出する
気泡により、容器の下部領域にある消毒溶液の混合を作
り出し溶液を上部触媒物質に向かう方向に動かす。下部
触媒物質による循環及び混合なしでは、過酸化水素の乏
しい溶液の淀んだ層が上部触媒部分の最も低いレベル上
に拡がり、そして該系の総合的な中和効果が大きく減少
する。新鮮な過酸化水素を上部触媒物質に向い追いやる
ことで、淀んだ層の形成を防ぐことは、中和工程を一定
の速度で継続することを許容し、その結果、レンズは、
通常の過酸化物消毒系により従来与えられていたよりも
高濃度の過酸化水素に対して、より長いより調節された
曝露を与えられる。
【0041】下部触媒部分により放出される気泡の量
は、上部触媒部分が消毒溶液と接触したとき、即ち時間
ゼロから少なくとも20%過酸化・分の12時間より大
きくない期間に渡る累積(%過酸化物)(分)曝露をレ
ンズに許容するように十分な過酸化水素の豊富な消毒液
を容器の下部領域から上部触媒部分に向けて動かすよう
な量である。下部触媒物質による過剰の触媒反応性は、
容器の下部領域に、上部触媒物質により誘導された方向
に向かう循環パターンを作り出し、それにより、レンズ
付近に過酸化水素の豊富溶液を維持するというよりむし
ろ容器内をとおして過酸化水素のほぼ均一な濃度を維持
することをもたらす。下部触媒部分の反応性の程度は物
質タイプ、分布又は量の選択により調節される。例え
ば、下部触媒部分は白金黒のような過酸化水素もしくは
他の水のような消毒溶液の成分と接触することで過酸化
水素を分解する物質からの作られたものであつて良い。
二重触媒系の総合効果はレンズに対して、慣用の過酸化
物消毒系より従来与えられる濃度よりもより高い濃度
で、より長い曝露を許容することである。
【0042】図17に示される操作において、レンズ1
00がバスケット102に設置される、そして過酸化水
素含有消毒液を容器104中に、バスケット102中の
レンズ100が挿入される上の上部触媒部分106の上
に到達するレベルまで入れる。バスケッット102中の
レンズ100は、次いで溶液を保持する容器104に設
置され、そして液漏れを防ぐためにキャップ108で閉
められる。消毒溶液と接触すると同時に、上部触媒部分
106及び下部触媒部分110が過酸化水素を水と酸素
ガスに分解する。上部触媒部分106からのより大きい
ガスの量は、レンズ100上の消毒溶液の循環領域を形
成する。下部触媒部分110から発生した酸素ガスは気
泡を形成し、該気泡は、順次、レンズ100上の過酸化
水素の乏しい領域に容器104の下部領域から過酸化水
素の豊富な溶液を動かすために使用される。二重触媒系
の総合効果はレンズ100が慣用の過酸化物消毒液系に
より従来与えられているよりも、より高い濃度で過酸化
水素に対して、より長い曝露をもつことである。
【0043】触媒部分106、110の型は所望の循環
及び混合が形成される限り変化させる事が出来る。上部
及び下部触媒部分106、110をつくる触媒物質は、
容器104の内部表面に直接設けてもよいし、または図
23の管状部材112又は図22の円盤120のような
基材上に設け、そして容器104に挿入しても良い。例
えば、図18に示されるように、触媒物質からなるリン
グ状の上部触媒部分106は容器104の内部壁面11
4に直接析出される、そしてリング状の下部触媒部分1
10は上部触媒部分106の下部に析出される。該物質
は消毒溶液及びその副生成物中で安定な接着剤の使用に
より壁面114に保持することができる。他に、図19
に示すように、下部触媒部分110は容器104の内部
底116上にもしくは図20に示すようにリング構造及
び底116の両者として析出しても良い。また、上部及
び下部触媒部分106、110は触媒物質−自由壁面1
14のスペース118(図18、19及び20に示され
る)によって分離しても良いし、または図21及び22
に示すように、完全に被覆された容器104の外見を与
えるように連結しても良い。図22は下部触媒部分11
0が被覆された基質120の形態である態様を示す。
【0044】分配触媒調節系 他の過酸化水素溶液の分解速度の調節方法は、触媒物質
が容器内部の比較的広い表面領域に平等に分布されてい
る手段による。好ましくは、図24に示すように、触媒
物質122は、容器128の内部壁面126上に放射状
に展開124する。その結果、容器128中の過酸化水
素分子が触媒物質122に到達するまで移動しなければ
ならない平均水平(放射)距離を減少するか、または最
小にする。最小化された移動距離と溶液/触媒接触面の
増加が結合すると、系の拡散工程中に残留過酸化水素を
分解すことが系全体についてより大きく調節されるこ
と、即ち、初期中和速度が低下すると消毒効果が増加
し、工程の最後におけるより低い残存過酸化物、及び目
的の残留濃度に系が到達する能力の増加した信頼性を許
容する。調節は、レンズ130をして、触媒物質122
が消毒溶液に接触する時間、即ち時間0から少なくとも
20%過酸化物・分の12時間を越えない期間に渡たる
累積(%過酸化)(分)曝露を可能にする。
【0045】触媒物質122の分布のパターンは、過酸
化水素分子のための移動距離を最小にする全体効果が達
成される限り変えることができる。例えば、物質122
は図24に示されるように容器128の壁面126に沿
って分布させても良いし、又図25に示されるように壁
面126及び床122に沿って分布させても良い。更に
物質122は容器に直接設置しても良いし、又図26に
示されるような管状部材134のような基材上に設置
し、そして容器128に挿入しても良い。触媒物質のな
い容器の壁面136の窓は、消毒工程中容器128の内
部が見えるように構成してもよい。
【0046】他の考察 本発明の一般的限定によると、前記接触が起こる点から
12時間より大きくない期間に渡る累積(%過酸化物)
(分)曝露は少なくとも20%過酸化物・分においてで
ある。しかしながら、ある好ましい例では、曝露時間
は、達成されるべき消毒対象物、装置等の汚染の程度に
よって、1.5時間より大きくない期間、又は2時間、
4時間、6時間、8時間もしくは10時間を越えない範
囲の期間に減少できる。これらの時間範囲の終了時点に
おいて、得られる溶液はコンタクトレンズが目に挿入で
きるような目に許容し得る量よりは大きくない残留過酸
化物濃度を持つべきである。好ましくは、過酸化水素含
量は200ppm、より好ましくは100ppmを越え
るべきではなく、そして或る場合には75ppmを越て
はならなく、より好ましくは60ppm以下及び理想的
には30ppmより越えてはならない。
【0048】時間0における過酸化水素濃度は0.5か
ら約6%、好ましくは1から4%、より好ましくは約
2.5から約3.5%及び最も好ましくは3.0から
3.5%の範囲である。
【0049】更に、前記したように、初期酸素発生速度
は通常のAO Sept系で約40から90ml/mi
nある。これらの速度は累積曝露に関係した場合、10
%・分以下を与える。約20ml/min以下の初期速
度は本発明によると20%・分の率が要求される。これ
は累積曝露である。過酸化水素が目に許容し得るレベル
に到達する時間までの全サイクルに渡る累積露出は過酸
化水素系に対する全露出として関係つけられる。
【0050】本発明によると、時間0から15分までの
過酸化水素に対する消毒されるべき物質の累積曝露は、
全曝露の95%以下でなければならない。より好ましく
は、過酸化水素による時間0及び15分間の累積曝露
は、全曝露の50%以下でなければならない。しかしな
がら、他の好ましい限定では、時間0から20分後の間
の過酸化水素に対する累積曝露は全曝露の97%以下及
び好ましくは全曝露の65%以下でなければならない。
過酸化水素に対する時間0及び30分後の間の累積曝露
は、全曝露の99%以下及び好ましくは全曝露の85%
以下でなければならない。本発明の累積露出は、全累積
曝露に関して最低約15ないし30分、好ましくは30
分以上、より好ましくは少なくとも60分及び最も好ま
しくは少なくとも約1.5時間から12時間より大きく
ない期間の範囲の時間に渡って少なくとも20%、過酸
化物・分でなければならない。
【0051】本明細書で開示されるこれらの特別の具体
例以外に、他に多くの特別な変形が存在し、これらは出
願人の本質的な発明の概念を把握すれば、当業者にとつ
て明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】白金触媒が3%過酸化物溶液について企画され
ている従来のAO Sept系の時間に対する過酸化水
素の分解速度を示すグラフである。
【図2】本発明に従う、時間を通してゆっくりと減少す
る、調節された3%H2 2 系の典型的な分解プロフィ
ルを示すグラフである。
【図3】%・分に於ける累積曝露及び初期酸素放出速度
の両者が時間に対してプロットされている種々の触媒系
についてのグラフである。
【図4】触媒反応中、触媒系から酸素の脱出を調節する
ための開口を有する管のような容器に触媒を部分的に封
入することにより累積曝露を調節する手段を示す図であ
る。
【図5】本発明の方法により消毒されるコンタクトレン
ズの近傍における過酸化物のパーセントを測定するため
に使用される試料カップを示す図である。
【図6】過酸化物対時間曲線下に累積面積として表現さ
れる過酸化水素の分解プロフィルを示すグラフである。
【図7】上部位置における触媒の背面を示すヒンジ触媒
分解装置の図である。
【図8】下部位置のおける触媒の背面を示すヒンジ触媒
分解装置の図である。
【図9】上部位置における触媒の側面を示すヒンジ触媒
分解装置の図である。
【図10】下部位置における触媒の側面を示すヒンジ触
媒分解装置の図である。
【図11】異なる曝露速度を有する種々のヒンジ触媒系
の時間に対する累積曝露をプロットしたグラフである。
【図12】異なる曝露速度を有する種々のヒンジ触媒系
の時間に対する累積曝露をプロットしたグラフである。
【図13】異なる曝露速度を有する種々のヒンジ触媒系
の時間に対する累積曝露をプロットしたグラフである。
【図14】異なる曝露速度を有する種々のヒンジ触媒系
の時間に対する累積曝露をプロットしたグラフである。
【図15】異なる曝露速度を有する種々のヒンジ触媒系
の時間に対する累積曝露をプロットしたグラフである。
【図16】触媒と反応溶液との間の接触が攪拌棒の攪拌
作用の手段により調節される攪拌棒系分解装置の図であ
る。
【図17】二重触媒調節系分解装置の一具体例を示す図
である。
【図18】二重触媒調節系分解装置の他の具体例を示す
図である。
【図19】二重触媒調節系分解装置の更に他の具体例を
示す図である。
【図20】二重触媒調節系分解装置の別の具体例を示す
図である。
【図21】二重触媒調節系分解装置の更に別の具体例を
示す図である。
【図22】二重触媒調節系分解装置のもう一つ別の具体
例を示す図である。
【図23】二重触媒調節系分解装置の更にもう一つ別の
具体例を示す図である。
【図24】分配触媒調節系分解装置の一具体例を示す図
である。
【図25】分配触媒調節系分解装置の他の具体例を示す
図である。
【図26】分配触媒調節系分解装置の更に他の具体例を
示す図である。
【符号の説明】
100 レンズ 102 バスケット 104 容器 106 上部触媒部分 108 キャップ 110 下部触媒部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ケネース アール. シーモン アメリカ合衆国,30064 ジョージア マ レータ サ ドルブロックウエイ 2789 (72)発明者 フーパオ ツァオ アメリカ合衆国,30243 ジョージア ロ ーレンシー ビル パインハーストハント 1361 (72)発明者 ラリー エー. アルボード アメリカ合衆国,30244 ジョージア ロ ーレンシー ビル スタンフォードサーク ル 3152 (72)発明者 アール シー. マックロー ジュニアー アメリカ合衆国,30136 ジョージア ダ ルース オ ールドアイビーロード 5049

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)消毒位置に過酸化水素含有コンタク
    トレンズ消毒液及びコンタクトレンズを保持し得る容
    器、 b)該レンズが前記容器内の消毒位置にあるとき、レン
    ズの上端にほぼ等しいか、又はレンズの上端より上に位
    置する消毒液を中和するための上部触媒部分、及びc)
    該上部部分より下の容器内に位置する下部触媒部分から
    なり、該下部触媒部分は前記上部触媒部分より触媒的に
    反応性が低く、そして消毒液と接触して、消毒液を前記
    上部触媒部分に向かう方向に動かすための気泡を生成し
    得るものであることからなるコンタクトレンズを消毒す
    るための装置。
  2. 【請求項2】 前記下部触媒部分が、前記上部触媒部分
    が前記消毒溶液と接触する時間,即ち時間ゼロから少な
    くとも20%過酸化物・分の12時間より大きくない期
    間の累積(%過酸化物)(分)の曝露をレンズに許す速
    度において、消毒液を前記上部部分に向けて動かすこと
    からなる請求項1記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記上部触媒部分が白金黒からなる請求
    項1記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記上部触媒部分が前記容器の内部側壁
    に析出されている請求項1記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記上部触媒部分が前記容器に挿入し得
    る基体に析出されている請求項1記載の装置。
  6. 【請求項6】 前記下部触媒部分が消毒液中の過酸化水
    素と接触して気泡を作る触媒物質からなる請求項1記載
    の装置。
  7. 【請求項7】 前記下部触媒部分が白金黒からなる請求
    項1記載の装置
  8. 【請求項8】 前記下部触媒部分が過酸化水素以外の消
    毒液の成分と接触して気泡を作る物質からなる請求項1
    記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記下部触媒部分が前記容器の内部側壁
    に析出されている請求項1記載の装置。
  10. 【請求項10】 前記下部触媒部分が前記容器の底に析
    出されている請求項1記載の装置。
  11. 【請求項11】 前記下部触媒部分が前記容器の内部側
    壁及び底の両方に析出されている請求項1記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記下部触媒部分が一定の間隔の側壁
    により前記上部触媒部分と分離されている請求項1記載
    の装置。
  13. 【請求項13】 前記上部触媒部分と前記下部触媒部分
    とが連結されている請求項1記載の装置。
  14. 【請求項14】 a)消毒位置にコンタクトレンズ消毒
    液及びコンタクトレンズを保持し得る容器、 b)該レンズが前記容器内の消毒位置にあるとき、レン
    ズの上端にほぼ等しいか、又はレンズの上端より上に位
    置する消毒液を中和するための上部触媒部分、及びc)
    該上部部分より下の容器内に位置する下部触媒部分から
    なり、該下部触媒部分は前記上部触媒部分より触媒的に
    反応性が低く、そして消毒液と接触して、消毒液を前記
    上部触媒部分に向かう方向に動かすための気泡を生成し
    得るものであることからなるコンタクトレンズを消毒す
    るための装置。
  15. 【請求項15】 過酸化水素に安定なコンタクトレンズ
    を過酸化水素含有溶液及び過酸化水素分解手段と接触
    し、該過酸化水素分解手段が、前記コンタクトレンズを
    して、前記分解手段が前記過酸化物含有溶液と接触する
    時間、即ち時間ゼロから少なくとも20%過酸化物・分
    の12時間より多くない期間の累積(%過酸化物)
    (分)の曝露を許すべく適用されるものである過酸化水
    素に安定なコンタクトレンズを消毒する方法。
  16. 【請求項16】 前記過酸化水素の分解が、消毒液を容
    器の下部過酸化水素の豊富な領域から容器の上部過酸化
    水素の乏しい領域まで動かすための手段を作ることによ
    り達成される請求項15記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記過酸化水素の分解が、消毒溶液
    を、レンズが前記容器内の消毒位置にあるときレンズの
    上端に略等しいか、又はレンズの上端より上に位置する
    上部触媒部分及び同時に該上部部分より下の容器内に位
    置する下部触媒部分と接触させることにより達成され、
    該下部触媒部分は前記上部触媒部分より触媒的に反応性
    が低く、そして消毒液と接触して、消毒液を前記上部触
    媒部分に向かう方向に動かすための気泡を生成し得るも
    のであることからなる請求項15記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記上部触媒部分が白金黒からなる請
    求項17記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記上部触媒部分が前記容器の内部側
    壁に析出されている請求項17記載の方法。
  20. 【請求項20】 前記上部触媒部分が前記容器に挿入し
    得る基体に析出されている請求項17記載の方法。
  21. 【請求項21】 前記下部触媒部分が消毒液中の過酸化
    水素と接触して気泡を作ることからなる請求項17記載
    の方法。
  22. 【請求項22】 前記下部触媒部分が白金黒からなる請
    求項17記載の方法。
  23. 【請求項23】 前記下部触媒部分が過酸化水素以外の
    消毒液の成分と接触して気泡を作る請求項17記載の方
    法。
  24. 【請求項24】 前記下部触媒部分が前記容器の内部側
    壁に析出されている請求項17記載の方法。
  25. 【請求項25】 前記下部触媒部分が前記容器の底に析
    出されている請求項17記載の方法。
  26. 【請求項26】 前記下部触媒部分が前記容器の内部側
    壁及び底の両方に析出されている請求項17記載の方
    法。
  27. 【請求項27】 前記下部触媒部分が一定の間隔の側壁
    により前記上部触媒部分と分離されている請求項17記
    載の方法。
  28. 【請求項28】 前記上部触媒部分と前記下部触媒部分
    とが連結されている請求項17記載の方法。
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