JPH0674144A - プランジャ式ポンプ - Google Patents

プランジャ式ポンプ

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Publication number
JPH0674144A
JPH0674144A JP4228623A JP22862392A JPH0674144A JP H0674144 A JPH0674144 A JP H0674144A JP 4228623 A JP4228623 A JP 4228623A JP 22862392 A JP22862392 A JP 22862392A JP H0674144 A JPH0674144 A JP H0674144A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
eccentric
drive shaft
eccentric drive
shaft
bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP4228623A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Takada
康二 高田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アンチロックブレーキシステムの液圧源とし
て用いているプランジャ式ポンプの駆動用モータのモー
タハウジングの振動と騒音を防止する。 【構成】 ポンプハウジング10xに固定した2つのベ
アリング3、4により偏心駆動軸1を回転自在に支持す
る。この偏心駆動軸1とモータ軸8とをカップリング7
により回転のみが伝わるように連結する。偏心駆動軸1
の外周に偏心ベアリング2を嵌装する。上記ベアリング
2の外輪2wにプランジャ式ポンプ10、10’の一対
のプランジャ11、11’をリタンスプリングにより接
触させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、アンチロックブレー
キシステムの油圧源として用いられるプランジャ式ポン
プに関するものであって、制動時にプランジャ式ポンプ
から発生する振動、騒音の発生防止に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、図6に示すようなプランジャ
式ポンプがアンチロックブレーキシステムの液圧源とし
て使用されている。このプランジャ式ポンプでは、モー
タ(図示せず)の回転軸101の先端付近に偏心カム1
02を取り付けて偏心駆動軸103としこの偏心カム1
02を挾んで、一対のプランジャ104、105を18
0°対向させて配置している。
【0003】これらプランジャ104、105は、それ
ぞれプランジャプラグ106、107によりアンチロッ
クブレーキシステムのポンプハウジング109の前部に
設けたプランジャケース111、112に摺動自在に嵌
合している。また、各プランジャ104、105とプラ
ンジャケース111、112との間には、それぞれリタ
ンスプリング113、114の弾撥力により、各プラン
ジャ104、105の先端を上記偏心カム102の外周
に取り付けたベアリング手段115に当接させている。
【0004】上記のようなプランジャ式ポンプでは、上
記偏心駆動軸103が回転すると、上記各プランジャ1
04、105が偏心カム102の回転に対応して、上記
各プランジャケース111、112内で往復運動を行
う。
【0005】そのため、アンチロックブレーキシステム
のアンチロック作動時にモータを駆動すると、上記各プ
ランジャ104、105の往復運動によりアンチロック
ブレーキシステムの排出弁116と接続した吸入口11
7側から作動液を吸入し、この作動液を各スプリング室
121、122で圧縮・加圧しマスタシリンダ119側
と接続した吐出口120から吐出する。
【0006】なお、図6中123は作動液貯槽、124
はブレーキペダル、125は車輪ブレーキである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のプラン
ジャ式ポンプでは、上記のように回転軸101の回転に
伴い、上記各プランジャ104、105が偏心カム10
2の回転に対応して、上記各プランジャケース111、
112内で往復運動を行い、作動液をスプリング室12
1、122内で圧縮・加圧する。
【0008】そのため、上記各プランジャ104、10
5がスプリング室121、122内で作動液を加圧・圧
縮する際の反力が、偏心カム102を介してモータ回転
軸101へ伝わる。
【0009】この構成のポンプでは、回転軸101を挾
んで、一対のプランジャ104、105を180°対向
させて配置してあるため、作動液の加圧・圧縮による反
力は、交番荷重の状態でモータ回転軸101に作用す
る。
【0010】一方、モータ回転軸101に伝わった反力
はモータ回転軸101の先端に付けられたベアリング1
26と、モータ内部に設けられたベアリングにより支持
される。また、上記モータ回転軸101の先端に付けら
れたベアリング126はポンプハウジング109で保持
される。
【0011】また、モータ内部に設けられたベアリング
は、モータハウジングで保持されている。そのため、ポ
ンプハウジングとモータハウジングに大きな交番荷重が
作用することになる。
【0012】アンチロックブレーキシステムに使用され
ているプランジャ式ポンプに適用されるモータでは、軽
量化、廉価化のためにモータハウジングに、深絞り加工
を施した薄肉板金が適用されているものがあり、交番荷
重が作用した場合、モータハウジングが振動し、大きな
作動騒音を発生するという問題があった。
【0013】この発明の課題は上記の問題点を解決して
振動や騒音の少ないプランジャ式ポンプを提供すること
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決する手
段としてこの発明は、偏心駆動軸を挾んで対向して配置
した一対のプランジャを備え、これらプランジャをそれ
ぞれリターンスプリングにより付勢して上記偏心駆動軸
に当接させ、偏心駆動軸は2個のベアリングによりポン
プハウジングに回動自在に保持されており、この偏心駆
動軸は偏心ベアリングを回動自在に嵌挿すると共に、偏
心駆動軸に取り付けたカップリングを介してモータ駆動
トルクを偏心駆動軸に伝達するように構成し、偏心駆動
軸に回転軸方向に複数または単独の孔を開けて偏心ベア
リングとの静的モーメントを取るようにしたプランジャ
式ポンプの構成としたのである。
【0015】この場合、前記偏心軸の回転軸方向に開け
た孔に、高密度合金を挿入固定し前記偏心ベアリングと
の静的バランスを取るようにするのが好ましい。
【0016】あるいは、前記偏心ベアリングの回転軸方
向に複数の孔を開け、少なくとも一つの孔には高密度合
金を挿入固定し、上記孔と高密度合金により前記偏心ベ
アリングとの静的バランスを取るようにしてもよい。
【0017】
【作用】この発明は上記の構成であるから、アンチロッ
ク作動時にモータにより回転軸が回転を始めると、この
回転トルクがカップリングを介して偏心駆動軸に伝わ
り、一対のプランジャを駆動してポンプを作動させる。
【0018】このようにプランジャが作動して作動液を
加圧・圧縮する際の反力はポンプハウジングに取り付け
た偏心駆動軸が受け、回転軸には伝わらない。
【0019】
【実施例】以下この発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は第一実施例の振動、騒音防止機構を
備えたプランジャ式ポンプの主要断面図である。1は偏
心駆動軸であり、この偏心駆動軸1は、図示のように径
が3段に異なる異径段状の軸部1a、1b、1cから成
り、軸部1bは偏心軸部として形成されている。
【0020】偏心駆動軸1は、その軸部1a、1cをそ
れぞれベアリング3、4を介してポンプハウジング10
xに回動自在に支持されている。そして、軸部1aと1
cの中間の偏心軸部1bには偏心ベアリング2が回動自
在に嵌挿されている。偏心ベアリング2の両側にはこの
偏心ベアリングが軸方向にずれないようにするため固体
軸受材製円環5、6が固定されている。
【0021】偏心駆動軸1は、図1の軸部1cの右側に
設けられるポンプ駆動用モータ(一部のみ図示)に接続
するため、図3に示すように、軸部1cに孔部1xを有
し、カップリング7がこの孔部1xに装着されている。
上記カップリング7は一対の突部を有し、この突部が孔
部1xの一対の凹所に係合して偏心駆動軸1とカップリ
ング7とは若干の遊びをもちながら共に回転するように
なっている。
【0022】カップリング7には横長の孔部が設けら
れ、この孔部にポンプ駆動用モータのモータ軸8の先端
部が若干の遊びをもって挿入されており、モータの回転
トルクをカップリング7を介して偏心駆動軸1に伝達で
きるように構成されている。
【0023】さらに、偏心駆動軸1の軸部1c、1bに
は、その内部に偏心して空洞部9a、9bが設けられて
おり、これによって回転軸回りの静的バランスが取れる
ように構成されている。この場合、図示の例では2つの
空洞部を示したが、空洞部は1つでも又は3つ以上でも
よい。
【0024】なお、前述のように、偏心駆動軸1の偏心
軸部1bの外周には針状コロ軸受2rを有する偏心ベア
リング2が回転自在に装着されているが、このベアリン
グの外輪2wに一対のプランジャ式ポンプ10、10’
の各プランジャ11、11’の先端が当接している。
【0025】上記偏心駆動軸1の軸部1bの外周は、回
転中心に対して偏心しているから、これに嵌装した偏心
ベアリング2の外輪2wも偏心している。従って、偏心
駆動軸1が回転するとこれを挟むプランジャ11、1
1’が往復動する。
【0026】上記ポンプ10、10’の構成や作用は図
6の従来例と同じであるから、詳細な説明は省略する。
【0027】図4は、第一実施例の偏心駆動軸1が若干
異なる他の実施例を示す。この実施例では、偏心駆動軸
1に開けた空洞部が異なっており、特に空洞部9cには
例えば高密度合金12を挿入固定し、空洞部9aと高密
度合金12によって回転軸回りの静的バランスを取るよ
うに構成している。なお、第一実施例と同一部材には同
一符号を付して説明は省略する。
【0028】図5は、さらにもう1つの他の実施例を示
す。この実施例では3つの空洞部9a、9b、9cを設
けた点のみが異なっている。そして空洞部9bには、図
4の場合と同様に高密度合金12が挿入固定されてお
り、これによって回転軸回りの静的バランスを取るよう
に構成している。
【0029】
【効果】この発明は、上記のようにモータ軸と別体にし
た偏心駆動軸をポンプハウジングに取り付けた2つのベ
アリングで支持して、アンチロック作動時にプランジャ
式ポンプが作動液を加圧・圧縮するときに生じる反力を
上記偏心駆動軸が受けることにより、モータ軸に反力が
作用しないようにしたので、ポンプ作動時の反力がモー
タハウジングに伝達することがなくなり、ポンプの作動
時にモータハウジングが振動して騒音が発生するという
ことがなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施例の縦断正面図
【図2】図1のII−II断面図
【図3】図1のIII −III 断面図
【図4】他の実施例の一部縦断正面図
【図5】他の実施例の一部縦断正面図
【図6】従来例の縦断正面図
【符号の説明】
1 偏心駆動軸 1a、1b、1c 軸部 2 偏心ベアリング 3、4 ベアリング 5、6 固体軸受材製円環 7 カップリング 8 モータ軸 9a、9b、9c 空洞部 10x ポンプハウジング 10、10’ プランジャ式ポンプ 11、11’ プランジャ 12 高密度合金

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 偏心駆動軸を挾んで対向して配置した一
    対のプランジャを備え、これらプランジャをそれぞれリ
    ターンスプリングにより付勢して上記偏心駆動軸に当接
    させ、偏心駆動軸は2個のベアリングによりポンプハウ
    ジングに回動自在に保持されており、この偏心駆動軸は
    偏心ベアリングを回動自在に嵌挿すると共に、偏心駆動
    軸に取り付けたカップリングを介してモータ駆動トルク
    を偏心駆動軸に伝達するように構成し、偏心駆動軸に回
    転軸方向に複数または単独の孔を開けて偏心ベアリング
    との静的モーメントを取るようにしたプランジャ式ポン
    プ。
  2. 【請求項2】 前記偏心軸の回転軸方向に開けた孔に、
    高密度合金を挿入固定し前記偏心ベアリングとの静的バ
    ランスを取ったことを特徴とする請求項1に記載のプラ
    ンジャ式ポンプ。
  3. 【請求項3】 前記偏心ベアリングの回転軸方向に複数
    の孔を開け、少なくとも一つの孔には高密度合金を挿入
    固定し、上記孔と高密度合金により前記偏心ベアリング
    との静的バランスを取ったことを特徴とする請求項1に
    記載のプランジャ式ポンプ。
JP4228623A 1992-08-27 1992-08-27 プランジャ式ポンプ Pending JPH0674144A (ja)

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JP4228623A JPH0674144A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 プランジャ式ポンプ

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JP4228623A JPH0674144A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 プランジャ式ポンプ

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JP4228623A Pending JPH0674144A (ja) 1992-08-27 1992-08-27 プランジャ式ポンプ

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JP (1) JPH0674144A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998007985A1 (de) * 1996-08-17 1998-02-26 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Elektromotor-/pumpenaggregat
CN102029991A (zh) * 2009-09-25 2011-04-27 株式会社万都 用于电控制动系统的泵单元

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998007985A1 (de) * 1996-08-17 1998-02-26 Itt Manufacturing Enterprises, Inc. Elektromotor-/pumpenaggregat
US6220827B1 (en) 1996-08-17 2001-04-24 Continental Teves Ag & Co., Ohg Electromotor/pump assembly
CN102029991A (zh) * 2009-09-25 2011-04-27 株式会社万都 用于电控制动系统的泵单元

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