JPH0673681A - 古紙原料の洗浄方法及びその装置 - Google Patents
古紙原料の洗浄方法及びその装置Info
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- JPH0673681A JPH0673681A JP18293191A JP18293191A JPH0673681A JP H0673681 A JPH0673681 A JP H0673681A JP 18293191 A JP18293191 A JP 18293191A JP 18293191 A JP18293191 A JP 18293191A JP H0673681 A JPH0673681 A JP H0673681A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/64—Paper recycling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 古紙原料に含まれる不純物の除去を、単一の
機械中に於いて、ワイヤ−クロス上に原料マットの形成
とその剥離が水圧を利用して繰り返すことにより、効率
的に行う。 【構成】 竪型円筒形で密閉した容器本体(1)と、そ
の中で水平回転し外周にワイヤ−クロス(2b)を張った
洗浄ドラム(2)との間に、容器本体(1)の下部から
古紙原料懸濁液を連続的に加圧注入させる。容器本体
(1)の液圧と洗浄ドラム(2)内の液圧を交互に反転
させながら懸濁液を、容器本体(1)内周に螺旋状に設
けたデフレクタ−(1e)で上方に移動すると共に真水で
希釈して洗浄する。
機械中に於いて、ワイヤ−クロス上に原料マットの形成
とその剥離が水圧を利用して繰り返すことにより、効率
的に行う。 【構成】 竪型円筒形で密閉した容器本体(1)と、そ
の中で水平回転し外周にワイヤ−クロス(2b)を張った
洗浄ドラム(2)との間に、容器本体(1)の下部から
古紙原料懸濁液を連続的に加圧注入させる。容器本体
(1)の液圧と洗浄ドラム(2)内の液圧を交互に反転
させながら懸濁液を、容器本体(1)内周に螺旋状に設
けたデフレクタ−(1e)で上方に移動すると共に真水で
希釈して洗浄する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙用原料として、古
紙を再利用するための、再生工程の中で特に古紙原料か
ら効率的にインク、クレイ等の不純物を洗浄除去する古
紙原料の洗浄方法及びその装置に関する。
紙を再利用するための、再生工程の中で特に古紙原料か
ら効率的にインク、クレイ等の不純物を洗浄除去する古
紙原料の洗浄方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の古紙原料からのインク、クレイ等
の不純物の除去方法及び装置は、古紙をパルパ−等によ
り水中に分散離解させた古紙原料懸濁液を移動するワイ
ヤ−クロス上に供給し、真水を散水しながらロ−ル等の
機械的圧力あるいは空気圧にて押圧してマット状に脱水
することにより、原料中の不純物を除去し洗浄するもの
であった。
の不純物の除去方法及び装置は、古紙をパルパ−等によ
り水中に分散離解させた古紙原料懸濁液を移動するワイ
ヤ−クロス上に供給し、真水を散水しながらロ−ル等の
機械的圧力あるいは空気圧にて押圧してマット状に脱水
することにより、原料中の不純物を除去し洗浄するもの
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の洗浄方法及
び装置で、加圧方式が機械的なものはワイヤ−クロスの
損傷が激しく、又、空気圧では脱インク用に洗剤を使用
するため泡立ちが発生し、原料の洗浄を困難にし、他
方、古紙原料懸濁液をワイヤ−クロス上に供給し、一方
からの押圧では、ワイヤ−クロス上に形成されるマット
状の原料がフィルタ−メディアとなって微細な粒子を捕
捉し、本来除去すべきインキ、クレイ等の不純物が原料
マットに留り、完全に原料と不純物とを分離除去するこ
とが困難である。
び装置で、加圧方式が機械的なものはワイヤ−クロスの
損傷が激しく、又、空気圧では脱インク用に洗剤を使用
するため泡立ちが発生し、原料の洗浄を困難にし、他
方、古紙原料懸濁液をワイヤ−クロス上に供給し、一方
からの押圧では、ワイヤ−クロス上に形成されるマット
状の原料がフィルタ−メディアとなって微細な粒子を捕
捉し、本来除去すべきインキ、クレイ等の不純物が原料
マットに留り、完全に原料と不純物とを分離除去するこ
とが困難である。
【0004】従ってこれらの不純物を完全に除去するに
は、この洗浄工程を幾度か繰り返す必要があり、作業性
を悪くしていた。
は、この洗浄工程を幾度か繰り返す必要があり、作業性
を悪くしていた。
【0005】本発明は、これら不純物の除去を、単一の
機械中に於いてワイヤ−クロス上に原料マットの形成と
その剥離が機械的圧力を加えず水圧を利用して繰り返し
行われるようにし、古紙原料から完全に不純物を除去で
きる新しい洗浄方法とその装置を提案する。
機械中に於いてワイヤ−クロス上に原料マットの形成と
その剥離が機械的圧力を加えず水圧を利用して繰り返し
行われるようにし、古紙原料から完全に不純物を除去で
きる新しい洗浄方法とその装置を提案する。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明の古紙原料の
洗浄方法は、図に示すように竪型円筒形で密閉した容器
本体(1)と、その中で水平回転し外周にワイヤ−クロ
ス(2b)を張った洗浄ドラム(2)との間に、前記容器
本体(1)の下部から不純物を含む古紙原料の懸濁液を
連続的に加圧注入し、前記容器本体(1)の液圧と前記
洗浄ドラム(2)内の液圧を設定した間隔で交互に反転
させながら前記懸濁液を、前記容器本体(1)の内周に
螺旋状に設けたデフレクタ−(1e)で、前記容器本体
(1)の上方に移動すると共に真水の供給で希釈して洗
浄する。
洗浄方法は、図に示すように竪型円筒形で密閉した容器
本体(1)と、その中で水平回転し外周にワイヤ−クロ
ス(2b)を張った洗浄ドラム(2)との間に、前記容器
本体(1)の下部から不純物を含む古紙原料の懸濁液を
連続的に加圧注入し、前記容器本体(1)の液圧と前記
洗浄ドラム(2)内の液圧を設定した間隔で交互に反転
させながら前記懸濁液を、前記容器本体(1)の内周に
螺旋状に設けたデフレクタ−(1e)で、前記容器本体
(1)の上方に移動すると共に真水の供給で希釈して洗
浄する。
【0007】又、第2の発明の古紙原料の洗浄装置は、
第1発明の方法を実施するための装置であって、竪型円
筒形で下部を円錐状のサイクロン部(1a)に形成し、密
閉な容器本体(1)には、その前記サイクロン部(1a)
下端中央に排出口(1b)と、前記サイクロン部(1a)側
面に注入口(1d)を、上部に原料出口(1c)を、それぞ
れ設け、前記排出口(1b)に排出弁(6)を、原料出口
(1c)に出口制御弁(7)を設け、前記容器本体(1)
内には、それと同心状で外部の駆動モ−タ−(5)と連
結し外周にワイヤ−クロス(2b)を張った洗浄ドラム
(2)を回転自在に設け、該洗浄ドラム(2)の上部中
央には排給口(2a)を設け、該排給口(2a)には排出側
に排出制御弁(8)を、給水側に給水制御弁(9)とを
設け、且つ前記容器本体(1)の内周には、螺旋状のデ
フレクタ−(1e)及び多数の希釈ノズル(1f)を取付
け、更に、少なくとも、前記容器本体(1)内及び前記
洗浄ドラム(2)内の圧力を感知する圧力発信器(10),
(11)と、該圧力発信器(10),(11)と接続し、前記洗
浄ドラム(2)の排出制御弁(8)を開閉する差圧調節
計(13)と、前記排出制御弁(8)及び前記給水制御弁
(9)の開閉を制御するシ−ケンスタイマ−(14)とを
具備させている。
第1発明の方法を実施するための装置であって、竪型円
筒形で下部を円錐状のサイクロン部(1a)に形成し、密
閉な容器本体(1)には、その前記サイクロン部(1a)
下端中央に排出口(1b)と、前記サイクロン部(1a)側
面に注入口(1d)を、上部に原料出口(1c)を、それぞ
れ設け、前記排出口(1b)に排出弁(6)を、原料出口
(1c)に出口制御弁(7)を設け、前記容器本体(1)
内には、それと同心状で外部の駆動モ−タ−(5)と連
結し外周にワイヤ−クロス(2b)を張った洗浄ドラム
(2)を回転自在に設け、該洗浄ドラム(2)の上部中
央には排給口(2a)を設け、該排給口(2a)には排出側
に排出制御弁(8)を、給水側に給水制御弁(9)とを
設け、且つ前記容器本体(1)の内周には、螺旋状のデ
フレクタ−(1e)及び多数の希釈ノズル(1f)を取付
け、更に、少なくとも、前記容器本体(1)内及び前記
洗浄ドラム(2)内の圧力を感知する圧力発信器(10),
(11)と、該圧力発信器(10),(11)と接続し、前記洗
浄ドラム(2)の排出制御弁(8)を開閉する差圧調節
計(13)と、前記排出制御弁(8)及び前記給水制御弁
(9)の開閉を制御するシ−ケンスタイマ−(14)とを
具備させている。
【0008】
【作用】不純物を含む古紙原料懸濁液は容器本体(1)
下部のサイクロン部(1a)の注入口(1c)から連続的に
加圧注入されると、このサイクロン部(1a)において、
時として古紙原料懸濁液中に混入している金属片,ボル
ト,ナット,ホチキスの玉,石塊等の異物は、その重量
で底部に沈下し分離され、これら異物がサイクロン部
(1a)下端に設けた排出口(1b)の排出弁(6)を必要
に応じて開くことにより容器本体(1)外に排出され
る。
下部のサイクロン部(1a)の注入口(1c)から連続的に
加圧注入されると、このサイクロン部(1a)において、
時として古紙原料懸濁液中に混入している金属片,ボル
ト,ナット,ホチキスの玉,石塊等の異物は、その重量
で底部に沈下し分離され、これら異物がサイクロン部
(1a)下端に設けた排出口(1b)の排出弁(6)を必要
に応じて開くことにより容器本体(1)外に排出され
る。
【0009】異物を分離した古紙原料懸濁液は上昇し、
容器本体(1)と、駆動モ−タ−(5)で連続回転して
いる洗浄ドラム(2)との間の下部に入ると、予め容器
本体(1)内の液圧力が洗浄ドラム(2)内の圧力より
一定の高さになるように、その差圧を差圧調節計(13)
でもって洗浄ドラム(2)の排出制御弁(8)の開度を
調節しているため、懸濁液のインク、クレイ等の不純物
を含んだ水分が、洗浄ドラム(2)の外周に張ったワイ
ヤ−クロス(2b)を通過し洗浄ドラム(2)内に濾液と
して流入し、濾液は排給口(2a)から排出側の開口した
排出制御弁(8)を通り外部に排出され、ワイヤ−クロ
ス(2b)上には原料が濃縮され、大部分マット状に残
り、原料と不純物は分離されるのである。
容器本体(1)と、駆動モ−タ−(5)で連続回転して
いる洗浄ドラム(2)との間の下部に入ると、予め容器
本体(1)内の液圧力が洗浄ドラム(2)内の圧力より
一定の高さになるように、その差圧を差圧調節計(13)
でもって洗浄ドラム(2)の排出制御弁(8)の開度を
調節しているため、懸濁液のインク、クレイ等の不純物
を含んだ水分が、洗浄ドラム(2)の外周に張ったワイ
ヤ−クロス(2b)を通過し洗浄ドラム(2)内に濾液と
して流入し、濾液は排給口(2a)から排出側の開口した
排出制御弁(8)を通り外部に排出され、ワイヤ−クロ
ス(2b)上には原料が濃縮され、大部分マット状に残
り、原料と不純物は分離されるのである。
【0010】そしてシ−ケンスタイマ−(14)によっ
て、予め設定された一定時間が経過すると、自動的に排
出制御弁(8)は全閉し、同時に給水制御弁(9)と出
口制御弁(7)が全開する。
て、予め設定された一定時間が経過すると、自動的に排
出制御弁(8)は全閉し、同時に給水制御弁(9)と出
口制御弁(7)が全開する。
【0011】この弁操作によって、出口制御弁(7)の
全開で、容器本体(1)内圧力は急速に低下し、同時に
排出制御弁(8)の全閉で洗浄ドラム(2)内の濾液の
排出は止まり、且つ給水制御弁(9)の全開で洗浄ドラ
ム(2)内に真水が流入し、洗浄ドラム(2)内の液圧
力が容器本体(1)内の液圧力より高くなり、容器本体
(1)内と洗浄ドラム(2)内との液圧力が反転する。
全開で、容器本体(1)内圧力は急速に低下し、同時に
排出制御弁(8)の全閉で洗浄ドラム(2)内の濾液の
排出は止まり、且つ給水制御弁(9)の全開で洗浄ドラ
ム(2)内に真水が流入し、洗浄ドラム(2)内の液圧
力が容器本体(1)内の液圧力より高くなり、容器本体
(1)内と洗浄ドラム(2)内との液圧力が反転する。
【0012】従って、洗浄ドラム(2)のワイヤ−クロ
ス(2b)上に形成された原料マットは、洗浄ドラム
(2)側の液圧でワイヤ−クロス(2b)から剥離され
る。
ス(2b)上に形成された原料マットは、洗浄ドラム
(2)側の液圧でワイヤ−クロス(2b)から剥離され
る。
【0013】この際に洗浄ドラム(2)は駆動モ−タ−
(5)で水平回転しているので、ワイヤ−クロス(2b)
から剥離した原料マットは、容器本体(1)内周に螺旋
状に設けたデフレクタ−(1e)に沿って、上方へと移動
すると共に、希釈ノズル(1f)からの真水が供給され希
釈される。
(5)で水平回転しているので、ワイヤ−クロス(2b)
から剥離した原料マットは、容器本体(1)内周に螺旋
状に設けたデフレクタ−(1e)に沿って、上方へと移動
すると共に、希釈ノズル(1f)からの真水が供給され希
釈される。
【0014】この時のデフレクタ−(1e)の役目は、上
記の外に、ワイヤ−クロス(2b)からの原料マットの剥
離を助けると共に、真水で希釈された原料の撹拌をも行
い、原料内部に残った不純物を均一に拡散させる。
記の外に、ワイヤ−クロス(2b)からの原料マットの剥
離を助けると共に、真水で希釈された原料の撹拌をも行
い、原料内部に残った不純物を均一に拡散させる。
【0015】そして又、シ−ケンスタイマ−(14)の設
定時間が過ぎると、排出制御弁(8)の開度は差圧調節
計(13)による制御に戻り、給水制御弁(9)は全閉
し、出口制御弁(7)も圧力制御計による制御に戻り、
以後この弁操作を繰り返すことにより、容器本体(1)
の液圧と洗浄ドラム(2)内の液圧を設定した間隔で交
互に反転させて、原料の濃縮及びワイヤ−クロス(2b)
からの剥離を、原料が上昇する過程で繰り返し行いなが
ら洗浄され、洗浄された原料は原料出口(1c)から取り
出される。
定時間が過ぎると、排出制御弁(8)の開度は差圧調節
計(13)による制御に戻り、給水制御弁(9)は全閉
し、出口制御弁(7)も圧力制御計による制御に戻り、
以後この弁操作を繰り返すことにより、容器本体(1)
の液圧と洗浄ドラム(2)内の液圧を設定した間隔で交
互に反転させて、原料の濃縮及びワイヤ−クロス(2b)
からの剥離を、原料が上昇する過程で繰り返し行いなが
ら洗浄され、洗浄された原料は原料出口(1c)から取り
出される。
【0016】
【実施例1】以下本考案の実施例を図面に基づき説明す
る。(1)は竪型円筒形で下部を円錐状のサイクロン部
(1a)に形成し密閉された容器本体であり、該容器本体
(1)には、下方のサイクロン部(1a)の下端中央に排
出口(1b)を、上部に原料出口(1c)同じくサイクロン
部(1a)の側面に注入口(1d)を、それぞれ設け、又、
内壁には、板材を螺旋状に配したデフレクタ−(1e)及
び真水注入用の多数の希釈ノズル(1f)を設けている。
る。(1)は竪型円筒形で下部を円錐状のサイクロン部
(1a)に形成し密閉された容器本体であり、該容器本体
(1)には、下方のサイクロン部(1a)の下端中央に排
出口(1b)を、上部に原料出口(1c)同じくサイクロン
部(1a)の側面に注入口(1d)を、それぞれ設け、又、
内壁には、板材を螺旋状に配したデフレクタ−(1e)及
び真水注入用の多数の希釈ノズル(1f)を設けている。
【0017】(2)は容器本体(1)内に同心状で回転
自在に設け、竪型で円筒型のドラムに形成され、且つ外
周にワイヤ−クロス(2b)を張った洗浄ドラムであり、
該洗浄ドラム(2)の上部中央には、容器本体(1)の
外部に連通し、洗浄ドラム(2)内の濾液の排出と外部
から洗浄ドラム(2)内に真水を給水するための排給口
(2a)を設け、ワイヤ−クロス(2b)を通過したイン
ク、クレイ等の不純物を含む濾液がこの排給口(2a)の
排出側から排出されると共に、この排給口(2a)の給水
側から真水を給水して洗浄ドラム(2)内の液圧を高め
る。
自在に設け、竪型で円筒型のドラムに形成され、且つ外
周にワイヤ−クロス(2b)を張った洗浄ドラムであり、
該洗浄ドラム(2)の上部中央には、容器本体(1)の
外部に連通し、洗浄ドラム(2)内の濾液の排出と外部
から洗浄ドラム(2)内に真水を給水するための排給口
(2a)を設け、ワイヤ−クロス(2b)を通過したイン
ク、クレイ等の不純物を含む濾液がこの排給口(2a)の
排出側から排出されると共に、この排給口(2a)の給水
側から真水を給水して洗浄ドラム(2)内の液圧を高め
る。
【0018】(3),(4)は洗浄ドラム(2)の上下
部の軸受である。(5)は洗浄ドラム(2)を駆動する
減速機付きの駆動モ−タ−であり、通常は洗浄ドラム
(2)を25〜40rpmで回転させる。
部の軸受である。(5)は洗浄ドラム(2)を駆動する
減速機付きの駆動モ−タ−であり、通常は洗浄ドラム
(2)を25〜40rpmで回転させる。
【0019】(6)は排出口(1b)に設けた排出弁、
(8)は排給口(2a)の排出側に設けた排出制御弁、
(9)は排給口(2a)の給水側に設けた給水制御弁であ
る。
(8)は排給口(2a)の排出側に設けた排出制御弁、
(9)は排給口(2a)の給水側に設けた給水制御弁であ
る。
【0020】(10)は容器本体(1)内の圧力を検知す
る圧力発信器、(11)は洗浄ドラム(2)の排給口(2
a)の排出側の圧力を検知する圧力発信器である。
る圧力発信器、(11)は洗浄ドラム(2)の排給口(2
a)の排出側の圧力を検知する圧力発信器である。
【0021】(12)は圧力発信器(10)及びシ−ケンスタ
イマ−(14)と接続し、原料の懸濁液の注入圧力が変動
しても容器本体(1)内の圧力を一定に保持するための
圧力調節計であり、これは容器本体(1)の注入口(1
d)に注入する古紙原料の懸濁液が一定の圧力であれ
ば、この圧力調節計(12)は不要である。
イマ−(14)と接続し、原料の懸濁液の注入圧力が変動
しても容器本体(1)内の圧力を一定に保持するための
圧力調節計であり、これは容器本体(1)の注入口(1
d)に注入する古紙原料の懸濁液が一定の圧力であれ
ば、この圧力調節計(12)は不要である。
【0022】(13)は圧力発信器(10),(11)及びシ−
ケンスタイマ−(14)と接続し、洗浄ドラム(2)の排
出制御弁(8)の開閉を制御する差圧調節計であり、容
器本体(1)と洗浄ドラム(2)内の差圧を一定に保つ
ものである。
ケンスタイマ−(14)と接続し、洗浄ドラム(2)の排
出制御弁(8)の開閉を制御する差圧調節計であり、容
器本体(1)と洗浄ドラム(2)内の差圧を一定に保つ
ものである。
【0023】(14)はシ−ケンスタイマ−であり、これ
は排出制御弁(8)及び給水制御弁(9)をプログラム
に沿って一定時間、つまり通常数秒から数10秒間開閉さ
せるもので、圧力調節計(12)及び差圧調節計(13)と
は関係無く行われる。
は排出制御弁(8)及び給水制御弁(9)をプログラム
に沿って一定時間、つまり通常数秒から数10秒間開閉さ
せるもので、圧力調節計(12)及び差圧調節計(13)と
は関係無く行われる。
【0024】(15)は真水の給水管、(16)は原料の出
口管、(17)は濾液の排出管である。
口管、(17)は濾液の排出管である。
【0025】
【発明の効果】このように本発明では、容器本体(1)
内の液圧と、洗浄ドラム(2)内の液圧を交互に反転さ
せながら古紙原料の懸濁液を反復洗浄する方法及び装置
であるから、ワイヤ−クロス(2b)上に濃縮させて付着
したマット状の原料は、洗浄ドラム(2)側からの逆圧
によってワイヤ−クロス(2b)から完全に剥離され残ら
ないため、原料が不純物のフィルタ−メディアとなら
ず、次の圧力反転でまだ残存する不純物の分離除去が極
めて効率良く行える。又、懸濁液が容器(1)と洗浄ド
ラム(2)間を通過する間に真水の供給を受け希釈され
ながら反復洗浄されるため、高い洗浄効果が得られる。
更に古紙原料の種類及び含有不純物の程度によって、容
器本体(1)内と洗浄ドラム(2)内の液圧を反転させ
る時間の間隔をシ−ケンスタイマ−(14)で簡単に調節
でき、洗浄度が自由にコントロ−ルできる。又、懸濁液
をワイヤ−クロス(2b)に押圧するのに液圧で行うた
め、従来の空気による懸濁液に混入した洗剤の泡立ちや
濃縮された原料に空気が入り込んで発泡する現象も全く
無く、洗浄性が良い。更に、容器本体(1)が竪型で下
部に円錐状のサイクロン部(1a)を形成したことによ
り、竪型の点は注入した懸濁液に対する圧力がワイヤ−
クロス(2b)の側面外周に均一作用し、よって洗浄も全
周にわたって均一になり、且つサイクロン部(1a)は、
懸濁液に混入した重量異物を容易に除去することが可能
である。
内の液圧と、洗浄ドラム(2)内の液圧を交互に反転さ
せながら古紙原料の懸濁液を反復洗浄する方法及び装置
であるから、ワイヤ−クロス(2b)上に濃縮させて付着
したマット状の原料は、洗浄ドラム(2)側からの逆圧
によってワイヤ−クロス(2b)から完全に剥離され残ら
ないため、原料が不純物のフィルタ−メディアとなら
ず、次の圧力反転でまだ残存する不純物の分離除去が極
めて効率良く行える。又、懸濁液が容器(1)と洗浄ド
ラム(2)間を通過する間に真水の供給を受け希釈され
ながら反復洗浄されるため、高い洗浄効果が得られる。
更に古紙原料の種類及び含有不純物の程度によって、容
器本体(1)内と洗浄ドラム(2)内の液圧を反転させ
る時間の間隔をシ−ケンスタイマ−(14)で簡単に調節
でき、洗浄度が自由にコントロ−ルできる。又、懸濁液
をワイヤ−クロス(2b)に押圧するのに液圧で行うた
め、従来の空気による懸濁液に混入した洗剤の泡立ちや
濃縮された原料に空気が入り込んで発泡する現象も全く
無く、洗浄性が良い。更に、容器本体(1)が竪型で下
部に円錐状のサイクロン部(1a)を形成したことによ
り、竪型の点は注入した懸濁液に対する圧力がワイヤ−
クロス(2b)の側面外周に均一作用し、よって洗浄も全
周にわたって均一になり、且つサイクロン部(1a)は、
懸濁液に混入した重量異物を容易に除去することが可能
である。
【図1】本発明の実施例を示す構成の略図である。
【図2】要部説明図である。
1 容器本体 1a サイクロン部 1b 排出口 1c 原料出口 1d 注入口 1e デフレクタ− 1f 希釈ノズル 2 洗浄ドラム 2a 排給口 2b ワイヤ−クロス 5 駆動モ−タ− 6 排出弁 7 出口制御弁 8 排出制御弁 9 給水制御弁 10 圧力発信器 11 圧力発信器 13 差圧調節計 14 シ−ケンスタイマ−
Claims (2)
- 【請求項1】 竪型円筒形で密閉した容器本体(1)
と、その中で水平回転し外周にワイヤ−クロス(2b)を
張った洗浄ドラム(2)との間に、前記容器本体(1)
の下部から不純物を含む古紙原料の懸濁液を連続的に加
圧注入し、前記容器本体(1)の液圧と前記洗浄ドラム
(2)内の液圧を設定した間隔で交互に反転させながら
前記懸濁液を、前記容器本体(1)の内周に螺旋状に設
けたデフレクタ−(1e)で前記容器本体(1)の上方に
移動すると共に真水の供給で希釈して洗浄することを特
徴とする古紙原料の洗浄方法。 - 【請求項2】 竪型円筒形で下部を円錐状のサイクロン
部(1a)に形成し、密閉な容器本体(1)には、その前
記サイクロン部(1a)下端中央に排出口(1b)と、前記
サイクロン部(1a)側面に注入口(1d)を、上部に原料
出口(1c)を、それぞれ設け、前記排出口(1b)に排出
弁(6)を、原料出口(1c)に出口制御弁(7)を設
け、前記容器本体(1)内には、それと同心状で外部の
駆動モ−タ−(5)と連結し外周にワイヤ−クロス(2
b)を張った洗浄ドラム(2)を回転自在に設け、該洗
浄ドラム(2)の上部中央には排給口(2a)を設け、該
排給口(2a)には排出側に排出制御弁(8)を、給水側
に給水制御弁(9)とを設け、且つ前記容器本体(1)
の内周には、螺旋状のデフレクタ−(1e)及び多数の希
釈ノズル(1f)を取付け、更に、少なくとも、前記容器
本体(1)内及び前記洗浄ドラム(2)内の圧力を感知
する圧力発信器(10),(11)と、該圧力発信器(10),
(11)と接続し、前記洗浄ドラム(2)の排出制御弁
(8)を開閉する差圧調節計(13)と、前記排出制御弁
(8)及び前記給水制御弁(9)の開閉を制御するシ−
ケンスタイマ−(14)とを具備したことを特徴とする古
紙原料の洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18293191A JPH0694635B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 古紙原料の洗浄方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18293191A JPH0694635B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 古紙原料の洗浄方法及びその装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673681A true JPH0673681A (ja) | 1994-03-15 |
JPH0694635B2 JPH0694635B2 (ja) | 1994-11-24 |
Family
ID=16126880
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18293191A Expired - Lifetime JPH0694635B2 (ja) | 1991-06-27 | 1991-06-27 | 古紙原料の洗浄方法及びその装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0694635B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021161494A1 (ja) * | 2020-02-14 | 2021-08-19 | 株式会社大善 | 含水パルプ系原料処理機 |
-
1991
- 1991-06-27 JP JP18293191A patent/JPH0694635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021161494A1 (ja) * | 2020-02-14 | 2021-08-19 | 株式会社大善 | 含水パルプ系原料処理機 |
CN115003880A (zh) * | 2020-02-14 | 2022-09-02 | 株式会社大善 | 含水纸浆系原料处理机 |
CN115003880B (zh) * | 2020-02-14 | 2023-08-04 | 株式会社大善 | 含水纸浆系原料处理机 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0694635B2 (ja) | 1994-11-24 |
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