JPH0673653B2 - 塗布剤供給装置 - Google Patents
塗布剤供給装置Info
- Publication number
- JPH0673653B2 JPH0673653B2 JP25844686A JP25844686A JPH0673653B2 JP H0673653 B2 JPH0673653 B2 JP H0673653B2 JP 25844686 A JP25844686 A JP 25844686A JP 25844686 A JP25844686 A JP 25844686A JP H0673653 B2 JPH0673653 B2 JP H0673653B2
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- coating agent
- pressure
- coating
- working fluid
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、塗布剤を一定の流量で圧し出す往復ポンプが
塗布機に対して複数台並列に接続され、これら各往復ポ
ンプが交互に作動せられて一定量の塗布剤が塗布機に間
断なく圧送供給されるように成された塗布剤供給装置に
関する。
塗布機に対して複数台並列に接続され、これら各往復ポ
ンプが交互に作動せられて一定量の塗布剤が塗布機に間
断なく圧送供給されるように成された塗布剤供給装置に
関する。
例えば、極めて厳しい塗装品質を要求される自動塗装に
おいては、スプレーガン等の塗布機に圧送供給される塗
布剤の流量を一定に維持して塗布剤の噴霧量や噴霧パタ
ーン径の変化による塗装不良の発生を防止しなければな
らない。
おいては、スプレーガン等の塗布機に圧送供給される塗
布剤の流量を一定に維持して塗布剤の噴霧量や噴霧パタ
ーン径の変化による塗装不良の発生を防止しなければな
らない。
このために、従来においては、塗布剤圧送ポンプが介装
された塗布剤供給管路に塗布剤の流量を検出する流量計
を設け、当該流量計の検出値に基づいて塗布剤圧送ポン
プの回転数を制御することにより、塗布機に圧送供給さ
れる塗布剤の流量を一定に維持するようにしていた。
された塗布剤供給管路に塗布剤の流量を検出する流量計
を設け、当該流量計の検出値に基づいて塗布剤圧送ポン
プの回転数を制御することにより、塗布機に圧送供給さ
れる塗布剤の流量を一定に維持するようにしていた。
しかしながら、例えばメタリック塗料等のように高粘度
の塗布剤を使用する場合には、その粘度により塗布剤供
給管路内に設けた流量計が正確に作動しなかったり故障
するなどして塗布機に圧送供給される塗布剤の流量を確
実に制御することができないという欠点があった。
の塗布剤を使用する場合には、その粘度により塗布剤供
給管路内に設けた流量計が正確に作動しなかったり故障
するなどして塗布機に圧送供給される塗布剤の流量を確
実に制御することができないという欠点があった。
そこで本出願人は、高粘度の塗布剤であってもこれを塗
布機に対して常に一定の流量で確実に圧送供給できるよ
うにするため、第2図に示すように、ダイアフラム1
(又はピストン)を介して塗布剤室2と作動流体室3が
隣接形成された一対の複動型往復ポンプ4A及び4Bを交互
に作動させて塗布剤を間断なく塗布機5に圧送供給する
塗布剤供給装置を提案した(実開昭62−170166号公報参
照)。
布機に対して常に一定の流量で確実に圧送供給できるよ
うにするため、第2図に示すように、ダイアフラム1
(又はピストン)を介して塗布剤室2と作動流体室3が
隣接形成された一対の複動型往復ポンプ4A及び4Bを交互
に作動させて塗布剤を間断なく塗布機5に圧送供給する
塗布剤供給装置を提案した(実開昭62−170166号公報参
照)。
この塗布剤供給装置は、各往復ポンプ4A及び4Bの塗布剤
室2内に吸い込まれた塗布剤が、作動流体室3内に供給
される作動流体によって圧し出されるように成されてい
るから、作動流体室3内に送られる作動流体の流量を一
定に制御することにより、塗布剤室2内の塗布剤を常に
一定の流量で塗布機に圧送供給することができる。
室2内に吸い込まれた塗布剤が、作動流体室3内に供給
される作動流体によって圧し出されるように成されてい
るから、作動流体室3内に送られる作動流体の流量を一
定に制御することにより、塗布剤室2内の塗布剤を常に
一定の流量で塗布機に圧送供給することができる。
即ち、塗布機5に圧送供給される塗布剤の流量を、作動
流体の流量に置き換えて検出することができるから、従
来のように塗布剤が圧送される塗布剤供給管路に流量計
を設ける必要がなく、作動流体の供給管路に流量計を設
けて作動流体の流量を一定に維持すれば良いこととな
り、高粘度の塗布剤を使用する場合にも、流量計の狂い
や故障を生ずることがない。
流体の流量に置き換えて検出することができるから、従
来のように塗布剤が圧送される塗布剤供給管路に流量計
を設ける必要がなく、作動流体の供給管路に流量計を設
けて作動流体の流量を一定に維持すれば良いこととな
り、高粘度の塗布剤を使用する場合にも、流量計の狂い
や故障を生ずることがない。
しかしながら、本発明者らの実験によれば、上記の如く
一定の流量で供給される作動流体によって塗布剤を圧し
出す複数台の往復ポンプ4A及び4Bを交互に作動させて塗
布機5に塗布剤を圧送供給する場合には、各往復ポンプ
4A,4Bを切り替える際に塗布機5に圧送中の塗布剤に脈
流を生ずることが判明した。
一定の流量で供給される作動流体によって塗布剤を圧し
出す複数台の往復ポンプ4A及び4Bを交互に作動させて塗
布機5に塗布剤を圧送供給する場合には、各往復ポンプ
4A,4Bを切り替える際に塗布機5に圧送中の塗布剤に脈
流を生ずることが判明した。
この脈流が生じた場合には、塗布機5の塗布剤噴霧量,
噴霧パターンが一時的に変化して塗布ムラを生ずること
となってしまう。
噴霧パターンが一時的に変化して塗布ムラを生ずること
となってしまう。
そこで本発明者らは更に実験を重ね、上記の如く塗布機
に圧送される塗布剤に脈流を生ずる原因の一つが各往復
ポンプの塗布剤室内に送給される塗布剤の圧力差にある
ことをつきとめて本発明を完成するに至ったものであ
り、塗布剤供給源から各往復ポンプに供給される塗布剤
の圧力を、他の往復ポンプによって塗布機に圧送中の塗
布剤の圧力に応じて当該圧力と同一になるように調整
し、各往復ポンプを切り替える際に生ずる塗布剤の脈流
を防止できる塗布剤供給装置を提供することを目的とす
る。
に圧送される塗布剤に脈流を生ずる原因の一つが各往復
ポンプの塗布剤室内に送給される塗布剤の圧力差にある
ことをつきとめて本発明を完成するに至ったものであ
り、塗布剤供給源から各往復ポンプに供給される塗布剤
の圧力を、他の往復ポンプによって塗布機に圧送中の塗
布剤の圧力に応じて当該圧力と同一になるように調整
し、各往復ポンプを切り替える際に生ずる塗布剤の脈流
を防止できる塗布剤供給装置を提供することを目的とす
る。
この目的を達成するために、本発明は、一方のポートか
ら一定の流量で注入される作動流体によりダイアフラム
又はピストンを作動させて他方のポートから注入された
塗布剤を前記作動流体の流量に応じた一定の流量で圧し
出すように成された複動型の往復ポンプが、塗布機に対
して複数台並列に接続され、当該各往復ポンプを交互に
作動させて一定量の塗布剤が前記塗布機に対して間断な
く圧送供給されるように成された塗布剤供給装置におい
て、塗布剤の供給圧力を検出する圧力センサが前記各往
復ポンプから塗布機に塗布剤を供給する管路に介装され
ると共に、当該圧力センサの圧力検出信号に基づいて、
前記各往復ポンプに供給される塗布剤の供給圧力を前記
塗布機に圧送される塗布剤の供給圧力と同一に設定する
圧力調整弁が各往復ポンプに塗布剤を送給する管路に介
装されたことを特徴とする。
ら一定の流量で注入される作動流体によりダイアフラム
又はピストンを作動させて他方のポートから注入された
塗布剤を前記作動流体の流量に応じた一定の流量で圧し
出すように成された複動型の往復ポンプが、塗布機に対
して複数台並列に接続され、当該各往復ポンプを交互に
作動させて一定量の塗布剤が前記塗布機に対して間断な
く圧送供給されるように成された塗布剤供給装置におい
て、塗布剤の供給圧力を検出する圧力センサが前記各往
復ポンプから塗布機に塗布剤を供給する管路に介装され
ると共に、当該圧力センサの圧力検出信号に基づいて、
前記各往復ポンプに供給される塗布剤の供給圧力を前記
塗布機に圧送される塗布剤の供給圧力と同一に設定する
圧力調整弁が各往復ポンプに塗布剤を送給する管路に介
装されたことを特徴とする。
本発明によれば、各往復ポンプから吐出されて塗布機に
圧送供給される塗布剤の圧力を圧力センサで検出し、該
圧力センサの検出信号に基づいて圧力調整弁を制御する
ことにより、各往復ポンプに送給される塗布剤の圧力を
他の往復ポンプから塗布機に圧送中の塗布剤の圧力と同
一に調整するようになされているので、各往復ポンプが
切り替わった際にも他の往復ポンプから塗布機に圧送し
ている塗布剤の圧力と等しい圧力で塗布剤が圧し出さ
れ、塗布機に供給される塗布剤に脈流を生ずることが防
止される。
圧送供給される塗布剤の圧力を圧力センサで検出し、該
圧力センサの検出信号に基づいて圧力調整弁を制御する
ことにより、各往復ポンプに送給される塗布剤の圧力を
他の往復ポンプから塗布機に圧送中の塗布剤の圧力と同
一に調整するようになされているので、各往復ポンプが
切り替わった際にも他の往復ポンプから塗布機に圧送し
ている塗布剤の圧力と等しい圧力で塗布剤が圧し出さ
れ、塗布機に供給される塗布剤に脈流を生ずることが防
止される。
以下、本発明を図面に示す具体的な実施例に基づいて説
明する。
明する。
第1図は本発明に係る塗布剤供給装置の一実施例を示す
フローシートである。
フローシートである。
なお、第2図と重複する部分については、同一符号を付
して詳細説明は省略する。
して詳細説明は省略する。
各往復ポンプ4A(4B)の塗布剤室2には、塗布剤吸入ポ
ート2aと塗布剤吐出ポート2bが形成され、塗布剤吸入ポ
ート2aがオンオフバルブ6A(6B)を介して塗布剤供給源
7に接続されると共に、塗布剤吐出ポート2bがオンオフ
バルブ8A(8B)を介して塗布機5に接続されている。
ート2aと塗布剤吐出ポート2bが形成され、塗布剤吸入ポ
ート2aがオンオフバルブ6A(6B)を介して塗布剤供給源
7に接続されると共に、塗布剤吐出ポート2bがオンオフ
バルブ8A(8B)を介して塗布機5に接続されている。
作動流体室3には作動流体給排ポート3aが形成されてお
り、作動流体を一定流量で供給する作動流体供給源9が
オンオフバルブ10A(10B)を介して前記作動流体給排ポ
ート3aに接続されると共に、該作動流体給排ポート3aが
オンオフバルブ11A(11B)を介して戻り管路12に接続さ
れ、作動流体室3から排出された作動流体を前記作動流
体供給源9に還流し得るように成されている。
り、作動流体を一定流量で供給する作動流体供給源9が
オンオフバルブ10A(10B)を介して前記作動流体給排ポ
ート3aに接続されると共に、該作動流体給排ポート3aが
オンオフバルブ11A(11B)を介して戻り管路12に接続さ
れ、作動流体室3から排出された作動流体を前記作動流
体供給源9に還流し得るように成されている。
そして、各往復ポンプ4A及び4Bから塗布剤が連続的に圧
し出されるように、オンオフバルブ10A及び10Bは交互に
開閉されると共に、一方のオンオフバルブ(例えば10
A)が閉じる前に他方のオンオフバルブ(例えば10B)が
開いて、作動流体が中断されることなく各往復ポンプ4A
及び4Bに供給されるように成されている。
し出されるように、オンオフバルブ10A及び10Bは交互に
開閉されると共に、一方のオンオフバルブ(例えば10
A)が閉じる前に他方のオンオフバルブ(例えば10B)が
開いて、作動流体が中断されることなく各往復ポンプ4A
及び4Bに供給されるように成されている。
なお、各オンオフバルブ8A及び10A(8B及び10B),6A及
び11A(6B及び11B)は、作動流体給排ポート3aから作動
流体が注入されているときは塗布剤吐出ポート2bから塗
布剤が吐出され、塗布剤吸入ポート2aから塗布剤が注入
されるときは作動流体給排ポート3aから作動流体が排出
されるように夫々略同一のタイミングで開閉される。
び11A(6B及び11B)は、作動流体給排ポート3aから作動
流体が注入されているときは塗布剤吐出ポート2bから塗
布剤が吐出され、塗布剤吸入ポート2aから塗布剤が注入
されるときは作動流体給排ポート3aから作動流体が排出
されるように夫々略同一のタイミングで開閉される。
13は、往復ポンプ4A及び4Bから圧し出されて塗布機5に
供給される塗布剤の供給圧力Pを検出する圧力センサで
あって、往復ポンプ4A及び4Bと塗布機5とを接続する管
路14に取り付けられている。
供給される塗布剤の供給圧力Pを検出する圧力センサで
あって、往復ポンプ4A及び4Bと塗布機5とを接続する管
路14に取り付けられている。
15は、前記圧力センサ13の圧力検出信号に基づいて設定
圧力が前記圧力Pと等しい圧力に自動的に制御される圧
力調整弁であって、塗布剤供給源7と往復ポンプ4A及び
4Bを接続する管路16に介装され、その下流側16aの圧力
が設定圧力以下の場合は導通状態にあり、設定圧力に達
したときに閉じるように成されており、塗布剤供給源7
から送給される塗布剤の圧力を前記圧力Pと等しい圧力
で各往復ポンプ4A及び4Bに供給することにより、各往復
ポンプ4A及び4Bの塗布剤室2に前記塗布剤の供給圧力P
と等しい圧力で塗布剤を貯溜するようになされている。
圧力が前記圧力Pと等しい圧力に自動的に制御される圧
力調整弁であって、塗布剤供給源7と往復ポンプ4A及び
4Bを接続する管路16に介装され、その下流側16aの圧力
が設定圧力以下の場合は導通状態にあり、設定圧力に達
したときに閉じるように成されており、塗布剤供給源7
から送給される塗布剤の圧力を前記圧力Pと等しい圧力
で各往復ポンプ4A及び4Bに供給することにより、各往復
ポンプ4A及び4Bの塗布剤室2に前記塗布剤の供給圧力P
と等しい圧力で塗布剤を貯溜するようになされている。
なお、17は前記各バルブを所定のタイミングで操作する
ためのリミットスイッチである。
ためのリミットスイッチである。
以上が本発明の一例構成であり、次にその作用について
説明する。
説明する。
まず、オンオフバルブ8A及び10Aが開成されると、作動
流体供給源9から作動流体が一定流量で往復ポンプ4Aの
作動流体室3に供給されると同時に、塗布剤室2からは
前記作動流体の供給流量と同一の流量で塗布剤が圧し出
され塗布機5に圧送される。
流体供給源9から作動流体が一定流量で往復ポンプ4Aの
作動流体室3に供給されると同時に、塗布剤室2からは
前記作動流体の供給流量と同一の流量で塗布剤が圧し出
され塗布機5に圧送される。
そして、往復ポンプ4Aから塗布機5に圧送されている塗
布剤の供給圧力Pが圧力センサ13で検出され、該圧力セ
ンサ13からの検出信号に基づいて圧力調整弁15の設定圧
力が前記供給圧力Pと等しい圧力に自動的に設定される
ので、その時その時の供給圧力Pが変動したとしても、
圧力調整弁15の設定圧力は塗布機5への塗布剤の供給圧
力に追従して制御されることとなる。
布剤の供給圧力Pが圧力センサ13で検出され、該圧力セ
ンサ13からの検出信号に基づいて圧力調整弁15の設定圧
力が前記供給圧力Pと等しい圧力に自動的に設定される
ので、その時その時の供給圧力Pが変動したとしても、
圧力調整弁15の設定圧力は塗布機5への塗布剤の供給圧
力に追従して制御されることとなる。
塗布剤供給源7からは、予め前記供給圧力Pより高めの
圧力で管路15を介して塗布剤が供給されており、該管路
15に介装された前記圧力制御弁15により前記供給圧力P
まで自動的に減圧される。
圧力で管路15を介して塗布剤が供給されており、該管路
15に介装された前記圧力制御弁15により前記供給圧力P
まで自動的に減圧される。
このとき、往復ポンプ4B側のオンオフバルブ6B及び11B
が開成されると、該往復ポンプ4Bの塗布剤室2内には塗
布機5への塗布剤の供給圧力Pと同じ圧力で塗布剤が注
入されると同時に、該往復ポンプ4Bの作動流体室3から
作動流体が排出され、オンオフバルブ11B−6Bの順に僅
かにタイミングをずらして閉成すると、該往復ポンプ4B
内の塗布剤室2には前記圧力Pと等しい圧力で塗布剤が
貯溜されることとなる。
が開成されると、該往復ポンプ4Bの塗布剤室2内には塗
布機5への塗布剤の供給圧力Pと同じ圧力で塗布剤が注
入されると同時に、該往復ポンプ4Bの作動流体室3から
作動流体が排出され、オンオフバルブ11B−6Bの順に僅
かにタイミングをずらして閉成すると、該往復ポンプ4B
内の塗布剤室2には前記圧力Pと等しい圧力で塗布剤が
貯溜されることとなる。
そして、往復ポンプ4Aの塗布剤室2の塗布剤が完全に吐
出される直前に、オンオフバルブ8B及び10Bを開成し
て、往復ポンプ4Bからの塗布剤の吐出を開始する。
出される直前に、オンオフバルブ8B及び10Bを開成し
て、往復ポンプ4Bからの塗布剤の吐出を開始する。
このとき、作動流体供給源9から一定流量で供給されて
いる作動流体が、往復ポンプ4A及び4Bの作動流体室3及
び3に同時に供給されて、作塗布剤2及び2から塗布機
5に塗布剤が同時に圧送されることとなるが、作動流体
の流量は一定に維持されているので、各塗布剤室2及び
2からの塗布剤の吐出量の総和に変化はなく、また往復
ポンプ4Bの塗布剤室2に貯溜されている塗布剤の圧力
は、往復ポンプ4Aの塗布剤室2から塗布機5に吐出して
いた塗布剤の供給圧力Pと等しいから、オンオフバルブ
8及び10Bを開成したときにも全く脈流を生ずることが
ない。
いる作動流体が、往復ポンプ4A及び4Bの作動流体室3及
び3に同時に供給されて、作塗布剤2及び2から塗布機
5に塗布剤が同時に圧送されることとなるが、作動流体
の流量は一定に維持されているので、各塗布剤室2及び
2からの塗布剤の吐出量の総和に変化はなく、また往復
ポンプ4Bの塗布剤室2に貯溜されている塗布剤の圧力
は、往復ポンプ4Aの塗布剤室2から塗布機5に吐出して
いた塗布剤の供給圧力Pと等しいから、オンオフバルブ
8及び10Bを開成したときにも全く脈流を生ずることが
ない。
そして、往復ポンプ4Aの塗布剤室2から塗布剤を完全に
吐出した後に、オンオフバルブ6A及び11Aを開成し、往
復ポンプ4Bから塗布機5に供給される塗布剤の供給圧力
Pと同じ圧力で、塗布剤供給源7から往復ポンプ4Aの塗
布剤室2に塗布剤を貯溜し、以上の工程を交互に繰り返
して一定量の塗布剤を間断なく且つ全く脈流を生ずるこ
となく塗布機5に圧送することができる。
吐出した後に、オンオフバルブ6A及び11Aを開成し、往
復ポンプ4Bから塗布機5に供給される塗布剤の供給圧力
Pと同じ圧力で、塗布剤供給源7から往復ポンプ4Aの塗
布剤室2に塗布剤を貯溜し、以上の工程を交互に繰り返
して一定量の塗布剤を間断なく且つ全く脈流を生ずるこ
となく塗布機5に圧送することができる。
このように実施例においては、塗布剤供給源7から各往
復ポンプ4A及び4Bに供給される塗布剤を塗布機5に圧送
される塗布剤の供給圧力と等しい圧力で供給することと
したので、圧力差に起因する脈流を防止することができ
るのは勿論のこと、往復ポンプ4A及び4Bを交互に切り替
える際に、作動流体を往復ポンプ4A及び4Bに同時に供給
できることとしたので、バルブ切換の際に生ずる作動流
体の瞬間的な中断に起因する脈流も防止することがで
き、塗布機5に対し塗布剤を確実に一定の流量で供給す
ることができる。
復ポンプ4A及び4Bに供給される塗布剤を塗布機5に圧送
される塗布剤の供給圧力と等しい圧力で供給することと
したので、圧力差に起因する脈流を防止することができ
るのは勿論のこと、往復ポンプ4A及び4Bを交互に切り替
える際に、作動流体を往復ポンプ4A及び4Bに同時に供給
できることとしたので、バルブ切換の際に生ずる作動流
体の瞬間的な中断に起因する脈流も防止することがで
き、塗布機5に対し塗布剤を確実に一定の流量で供給す
ることができる。
なお、実施例の説明においては、複動型の往復ポンプ4A
及び4Bとして、ダイアフラム1を介して塗布剤室2と作
動流体室3が隣接形成されたものを使用した場合につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、通常の複動シリ
ンダを使用し得ることは勿論のこと、例えば二台の単動
シリンダを直線状に配設しそのピストンを連結すること
により複動形往復ポンプを構成する場合であってもよ
い。
及び4Bとして、ダイアフラム1を介して塗布剤室2と作
動流体室3が隣接形成されたものを使用した場合につい
て説明したが、本発明はこれに限らず、通常の複動シリ
ンダを使用し得ることは勿論のこと、例えば二台の単動
シリンダを直線状に配設しそのピストンを連結すること
により複動形往復ポンプを構成する場合であってもよ
い。
また、二台の複動型往復ポンプ4A及び4Bを使用した塗布
剤供給装置に限らず、例えば三台の往復ポンプを各作動
流体室に作動流体を交互に供給して、塗布剤を所定の順
番でかわるがわる吐出させるようにすることもできる。
剤供給装置に限らず、例えば三台の往復ポンプを各作動
流体室に作動流体を交互に供給して、塗布剤を所定の順
番でかわるがわる吐出させるようにすることもできる。
以上述べたように、本発明によれば、各往復ポンプから
吐出されて塗布機に圧送供給される塗布剤の圧力を圧力
センサで検出し、該圧力センサの検出信号に基づいて圧
力調整弁を制御することにより、各往復ポンプに送給さ
れる塗布剤の圧力を他の往復ポンプから塗布機に圧送中
の塗布剤の圧力と同一に調整するようになされており、
各往復ポンプが切り替わった際にも他の往復ポンプから
塗布機に圧送している塗布剤の圧力と等しい圧力で塗布
剤が圧し出され、塗布機に供給される塗布剤に脈流を生
ずることが防止されるので、塗布機の噴霧量,塗装パタ
ーンが変化することなく塗装ムラが防止されて良好な塗
装品質を得ることができるという優れた効果がある。
吐出されて塗布機に圧送供給される塗布剤の圧力を圧力
センサで検出し、該圧力センサの検出信号に基づいて圧
力調整弁を制御することにより、各往復ポンプに送給さ
れる塗布剤の圧力を他の往復ポンプから塗布機に圧送中
の塗布剤の圧力と同一に調整するようになされており、
各往復ポンプが切り替わった際にも他の往復ポンプから
塗布機に圧送している塗布剤の圧力と等しい圧力で塗布
剤が圧し出され、塗布機に供給される塗布剤に脈流を生
ずることが防止されるので、塗布機の噴霧量,塗装パタ
ーンが変化することなく塗装ムラが防止されて良好な塗
装品質を得ることができるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の実施例を示すフローシート、第2図は
本出願人が先に提案した塗布剤供給装置を示すフローシ
ートである。 符号の説明 1……ダイアフラム、2……塗布剤室、2a……塗布剤供
給ポート、3……作動流体室、3a……作動流体給排ポー
ト、4A,4B……往復ポンプ、5……塗布機、7……塗布
剤供給源、9……作動流体供給源、13……圧力センサ、
14……管路、15……圧力制御弁、16……管路。
本出願人が先に提案した塗布剤供給装置を示すフローシ
ートである。 符号の説明 1……ダイアフラム、2……塗布剤室、2a……塗布剤供
給ポート、3……作動流体室、3a……作動流体給排ポー
ト、4A,4B……往復ポンプ、5……塗布機、7……塗布
剤供給源、9……作動流体供給源、13……圧力センサ、
14……管路、15……圧力制御弁、16……管路。
Claims (1)
- 【請求項1】一方のポート(3a)から一定の流量で注入
される作動流体によりダイアフラム(1)又はピストン
を作動させて他方のポート(2a)から注入された塗布剤
を前記作動流体の流量に応じた一定の流量で圧し出すよ
うに成された複動型の往復ポンプ(4A,4B)が、塗布機
(5)に対して複数台並列に接続され、当該各往復ポン
プ(4A,4B)を交互に作動させて一定量の塗布剤が前記
塗布機(5)に対して間断なく圧送供給されるように成
された塗布剤供給装置において、 塗布剤の供給圧力を検出する圧力センサ(13)が前記各
往復ポンプ(4A,4B)から塗布機(5)に塗布剤を供給
する管路(14)に介装されると共に、 当該圧力センサ(13)の圧力検出信号に基づいて、前記
各往復ポンプ(4A,4B)に供給される塗布剤の供給圧力
を前記塗布機(5)に圧送される塗布剤の供給圧力と同
一に設定する圧力調整弁(15)が各往復ポンプ(4A,4
B)に塗布剤を送給する管路(16)に介装されたことを
特徴とする塗布剤供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25844686A JPH0673653B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 塗布剤供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25844686A JPH0673653B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 塗布剤供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63111965A JPS63111965A (ja) | 1988-05-17 |
JPH0673653B2 true JPH0673653B2 (ja) | 1994-09-21 |
Family
ID=17320318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25844686A Expired - Lifetime JPH0673653B2 (ja) | 1986-10-31 | 1986-10-31 | 塗布剤供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673653B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4392474B2 (ja) * | 2003-02-21 | 2010-01-06 | 兵神装備株式会社 | 材料供給システム |
JP4512680B2 (ja) * | 2003-03-18 | 2010-07-28 | 兵神装備株式会社 | 材料供給システム |
CN107661845A (zh) * | 2017-09-08 | 2018-02-06 | 九江清研扬天科技有限公司 | 一种自动涂胶系统的防脉动技术 |
-
1986
- 1986-10-31 JP JP25844686A patent/JPH0673653B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63111965A (ja) | 1988-05-17 |
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