JPH0673637U - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JPH0673637U
JPH0673637U JP012807U JP1280793U JPH0673637U JP H0673637 U JPH0673637 U JP H0673637U JP 012807 U JP012807 U JP 012807U JP 1280793 U JP1280793 U JP 1280793U JP H0673637 U JPH0673637 U JP H0673637U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
air conditioner
electric motor
temperature
rotation speed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP012807U
Other languages
English (en)
Inventor
均志 坪井
Original Assignee
松下冷機株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 松下冷機株式会社 filed Critical 松下冷機株式会社
Priority to JP012807U priority Critical patent/JPH0673637U/ja
Publication of JPH0673637U publication Critical patent/JPH0673637U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本考案は空気調和機の結露現象の改良に関す
るものであり、低騒音を得るために吹き出し温度を低く
設定したタイプの空気調和機にあっても冷房運転時に結
露水が吹き出し口近傍に発生することが無い空気調和機
を提供することを目的とする。 【構成】 断熱箱体1に内蔵された送風用ファン4と、
この送風ファン4を駆動し、かつ交流周波数制御により
回転数を可変とした電動機8と、前記断熱箱体1に内蔵
され吸い込み口6a近傍に設けられた吸い込み温度セン
サ9aと、吹き出し口7a近傍に設けられた吹き出し温
度センサ9bと、前記吸い込み温度センサ9aおよび吹
き出し温度センサ9aより発せられた信号を受信し、交
流周波数制御により回転数を可変とした電動機8を制御
する制御装置10で構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は空気調和機の結露現象の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の空気調和機には特開平1−179857号公報に示されている ものがある。
【0003】 また、近年空気調和機の低騒音化が求められるために、空気調和機より吹き出 す空気の風量を減少させ、かつ空気調和機の冷房能力を確保する目的で吹き出し 空気の温度を比較的低く設定した空気調和機が数多く生産される傾向にある。従 って、空気調和機の吹き出し口周辺部の構造物に対する結露防止が重要な問題と なる。
【0004】 以下、上記従来の空気調和機を図面を参照しながら以下に説明する。 図9は従来の空気調和機の断面側面図である。図9において、1は本体ケーシ ング、2は本体ケーシング1で形成される内部空間3の上部に図中左右に配置さ れた熱交換器、4は熱交換器2の近傍に配置された送風ファンである。本体ケー シング1は熱交換器2の下方に配置した仕切板5によって仕切られている。この 仕切板5の内方には、下端部に吸い込み口6aを有する吸い込み風路6が形成さ れていると共に、外方には吹き出し口7aを有する吹き出し風路7が形成されて いる。また図10は本体ケーシング1下面の底面図であり、前記吸い込み口6a および吹き出し口7aの配置を示すものである。
【0005】 以上のように構成された従来の空気調和機について、以下その動作を説明する 。送風ファン4の作動により、吸い込み口6aから吸い込んだ空気を吸い込み風 路6から熱交換器2に流通させて熱交換した後、この冷風または温風を吹き出し 風路7を経て吹き出し口7aから被空調室内に吹き出すのである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の空気調和機の構成では、近年の空気調和機の傾向で ある低騒音化のために風量を減少させ吹き出し空気の温度を低く設定したタイプ の空気調和機にあっては、吹き出し口付近における結露が発生しやすく、例えば 、雨天などの気象条件により被空調室内の相対湿度が高い際には、空気調和機の 冷房運転により生じる結露水の雫の滴下が発生するという問題を有し、この問題 を解決するためには、空気調和機の断熱性を高める工夫を要し、特に吹き出し口 近傍においては意匠上の制約を大幅に受けると同時に、風向変更装置等の風向変 更範囲を狭い範囲に限定しなければならないために、被空調室内の気流分布およ び温度分布を適正なものにできないという課題を有していた。
【0007】 本考案は何れも上記従来の課題を解決するもので、低騒音を得るために吹き出 し温度を低く設定したタイプの空気調和機にあっても冷房運転時に結露水が吹き 出し口近傍に発生することが無い空気調和機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために第1の本考案の空気調和機は、断熱箱体内に内蔵さ れた送風用ファンと、この送風用ファンを駆動しかつ風量調節時に交流周波数制 御により回転数を可変とした電動機と、前記断熱箱体に内蔵され、吸い込み口よ り吸入した室内空気の温度を感知する吸い込み温度センサと、この吸入した室内 空気の熱交換を行う熱交換器と、この熱交換された空気を再び室内へ吹き出す通 風路を構成する化粧パネルの吹き出し口近傍に備えた吹き出し温度を感知する吹 き出し温度センサと、この吸い込み温度センサと吹き出し温度センサよりの感知 温度の差が所定値より大きい時、回転数を増すように前記電動機を制御する制御 装置とから構成されている。
【0009】 また、電動機で風量調節時に、巻き線切り替えにより回転数を可変としている 。
【0010】 また、電動機で風量調節時に、運転コンデンサ切り替えにより回転数を可変と している。
【0011】
【作用】
本考案の空気調和機では上記した構成によって、空気調和機の冷房運転時に空 気調和機に吸い込まれる吸い込み空気と、空気調和機より吹き出される吹き出し 空気との温度差が大きくなり、この吹き出し空気の温度が被空調室の露点温度よ り低くなり過ぎ、空気調和機の吹き出し口近傍において結露現象の発生する可能 性が非常に高くなった際、制御装置が送風装置を駆動する電動機の回転速度を増 すように、すなわち、電動機に入力する電流の周波数を増加させるように作用す る。
【0012】 また、この電動機の回転速度の増加に伴い送風装置によって発生する風量が増 加する。この一連の動作によって空気調和機より吹き出される吹き出し空気の温 度が高くなるために、空気調和機の吸い込み空気の温度と吹き出し温度の差が小 さくなると共に、空気調和機の吹き出し口近傍の温度が露点より高い温度側に移 行するため、空気調和機の吹き出し口近傍の結露が回避されるのである。
【0013】 また、風量調節時に、巻き線切り替えにより、回転数を可変とした電動機を備 えた構成となっているので、制御装置が電動機の回転が増す様に予め設定された 巻き線に回路を切り替えることにより、電動機の回転速度が増加し、送風装置に よって発生する風量が増加する。この一連の動作によって空気調和機より吹き出 される吹き出し空気の温度を高めるために、空気調和機の吸い込み空気の温度と 吹き出し温度の差が小さくなると共に、空気調和機の吹き出し口近傍の温度が露 点より高い温度側に移行するため、空気調和機の吹き出し口近傍の結露が回避さ れるのである。
【0014】 また、風量調節時に、運転コンデンサ切り替えにより、回転数を可変とした電 動機を備えた構成となっているので、制御装置が電動機の回転が増す様に予め設 定された運転コンデンサ側に回路を切り替えることにより、電動機の回転速度が 増加し、送風装置によって発生する風量が増加する。この一連の動作によって空 気調和機より吹き出される吹き出し空気の温度を高めるために、空気調和機の吸 い込み空気の温度と吹き出し温度の差が小さくなると共に、空気調和機の吹き出 し口近傍の温度が露点より高い温度側に移行するため、空気調和機の吹き出し口 近傍の結露が回避されるのである。
【0015】
【実施例】
以下、本考案による空気調和機の第1の実施例について、図面を参照しながら 説明するが、従来と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明は省略す る。
【0016】 図1は本考案の一実施例の空気調和機の縦断側面図、図2は空気の飽和水蒸気 量を示す特性図である。また図3は本考案の一実施例の構成を示すブロック図で ある。図4は同実施例の空気調和機の制御装置のフローチャートである。
【0017】 図1において、8は送風ファン4を駆動し、かつ交流周波数制御により回転数 を可変とした電動機、9aは吸い込み口6a近傍に設けられた吸い込み温度セン サ、9bは吹き出し口7a近傍に設けられた吹き出し温度センサ、10は吸い込 み温度センサ9aおよび吹き出し温度センサ9bが感知した温度を受信し、電動 機8を制御する制御装置である。
【0018】 図2において横軸は温度を示し、縦軸は絶対湿度を示す。また、空気の飽和水 蒸気量をグラフ中の飽和水蒸気線11として曲線で示し、ある空気の状態に対し て飽和水蒸気量を超えない温度の代表点を12、飽和水蒸気量を超える温度の代 表点を13とし、この場合に飽和水蒸気量を超えた部分の水蒸気量を14とする 。
【0019】 図3において15は温度差検出手段を示すブロック、16は制御手段を示すブ ロック、また17は回転速度変更手段を示すブロックである。
【0020】 以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。送風 ファン4によって吸い込み口6aより吸い込まれた空気は吸い込み風路6を通り 熱交換器2によって熱交換された後、吹き出し風路7を通り吹き出し口7aに達 し、再び被空調室内へ循環される。この時、送風ファン4によって循環される空 気量が少ない場合、吹き出し口7aより吹き出される空気は温度が低くなり吹き 出し口近傍の温度を低下させる。この時、図2に示す様に吹き出し口近傍が被空 調室内の露点より低い温度にまで冷却されることがある。すなわち、図2に示す 飽和水蒸気量を超える温度の代表点13に示す状態となり、飽和水蒸気量を超え た部分の水蒸気量を14に相当する量の水蒸気が水滴となって、いわゆる結露現 象を生じるのである。
【0021】 しかしながら、本実施例の空気調和機においては図1に示す吸い込み温度セン サ9aと吹き出し温度センサ9bがこの結露現象すなわち吹き出し口7a近傍の 相対湿度が100%を越える可能性が高くなる温度差に達した場合(図4のフロ ーチャートにおけるステップ1をYes側に分岐)に、制御装置10が動作し、 制御装置10より電動機8に回転速度を増加させる信号即ち、電動機8に入力す る電流の周波数を増加させる(図4のフローチャートにおけるステップ2)。
【0022】 電動機8の回転速度の増加に伴い送風ファン4により吹き出し風量が増加し、 この際吹き出し空気の温度は上昇する。この一連の動作により吹き出し口7a近 傍の温度が上昇し、図2に示す飽和水蒸気量を超えない温度の代表点12に示す 状態となり空気調和機の結露を回避する。
【0023】 また、結露が回避され吹き出し口7a近傍の相対湿度が100%より充分低い 値になる温度差に減少した場合(図4のフローチャートにおけるステップ1をN o側に分岐)、制御装置10より電動機8に回転速度を減少させる信号即ち、電 動機8に入力する電流の周波数を減少させる(図4のフローチャートにおけるス テップ3)。電動機8の回転速度の減少に伴い送風ファン4により吹き出し風量 はもとの風量へと復帰する。
【0024】 この一連の動作を図3に図式的に示すと、温度差検出手段15よりの情報を制 御手段16にて吹き出し口近傍の結露発生有無を判定し、回転速度変更手段17 に回転速度を増加させる命令または減少させる命令を与える。
【0025】 次に、本考案による空気調和機の第2の実施例について、図面を参照しながら 説明するが、第1の実施例と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明 は省略する。
【0026】 図5は、第2の本考案による空気調和機の制御装置のフローチャート、図6は 第2の本考案による空気調和機の電動機周辺の概略回路図である。
【0027】 図6において、SWaは回路切り換えスイッチ、接点Aは通常の回転速度とな る巻き線側、接点Bは回転速度が増加する巻き線側、18は電動機8の運転コン デンサである。
【0028】 以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。図1 に示す送風ファン4によって吸い込み口6aより吸い込まれた空気は吸い込み風 路6を通り熱交換器2によって熱交換された後、吹き出し風路7を通り吹き出し 口7aに達し、再び被空調室内へ循環される。この時、送風ファン4によって循 環される空気量が少ない場合、吹き出し口7aより吹き出される空気は温度が低 くなり吹き出し口近傍の温度を低下させる。
【0029】 この時、図2に示す様に吹き出し口近傍が被空調室内の露点より低い温度にま で冷却されることがある。すなわち、図2に示す飽和水蒸気量を超える温度の代 表点13に示す状態となり、飽和水蒸気量を超えた部分の水蒸気量を14に相当 する量の水蒸気が水滴となって、いわゆる結露現象を生じるのである。
【0030】 しかしながら、本実施例の空気調和機においては図1に示す吸い込み温度セン サ9aと吹き出し温度センサ9bがこの結露現象すなわち吹き出し口7a近傍の 相対湿度が100%を越える可能性が高くなる温度差に達した場合(図5のフロ ーチャートにおけるステップ1をYes側に分岐)に、制御装置10が動作し、 制御装置10より電動機8に回転速度を増加させる信号即ち、電動機8に入力す る電流の回路を電動機の回転数が増加する巻き線側(図6の回路切り換えスイッ チSWaの接点B側)に切り替えを行う(図5のフローチャートにおけるステッ プ2)。
【0031】 電動機8の回転速度の増加に伴い送風ファン4により吹き出し風量が増加し、 この際吹き出し空気の温度は上昇する。この一連の動作により吹き出し口7a近 傍の温度が上昇し、図2に示す飽和水蒸気量を超えない温度の代表点12に示す 状態となり空気調和機の結露を回避する。
【0032】 また、結露が回避され吹き出し口7a近傍の相対湿度が100%より充分低い 温度差に減少した場合(図5のフローチャートにおけるステップ1をNo側に分 岐)、制御装置10より電動機8に回転速度を減少させる信号即ち、電動機8に 入力する電流の回路を電動機の回転数が通常の回転数となる巻き線側(図6の回 路切り換えスイッチSWaの接点A側)に切り替えを行う(図5のフローチャー トにおけるステップ3)。電動機8の回転速度の減少に伴い送風ファン4により 吹き出し風量はもとの風量へと復帰する。
【0033】 更に、本考案による空気調和機の第3の実施例について、図面を参照しながら 説明するが、第1の実施例と同一構成の部分は同一符号を付し、その詳細な説明 は省略する。
【0034】 図7は、第3の本考案による空気調和機の制御装置のフローチャート、図8は 第3の本考案による空気調和機の電動機周辺の概略回路図である。
【0035】 図8において、SWbは回路切り換えスイッチ、接点Cは通常の回転速度とな る電動機8の運転コンデンサ側、接点Dは回転速度が増加する電動機8の運転コ ンデンサ側である。
【0036】 以上のように構成された空気調和機について、以下その動作を説明する。図1 に示す送風ファン4によって吸い込み口6aより吸い込まれた空気は吸い込み風 路6を通り熱交換器2によって熱交換された後、吹き出し風路7を通り吹き出し 口7aに達し、再び被空調室内へ循環される。この時、送風ファン4によって循 環される空気量が少ない場合、吹き出し口7aより吹き出される空気は温度が低 くなり吹き出し口近傍の温度を低下させる。この時、図2に示す様に吹き出し口 近傍が被空調室内の露点より低い温度にまで冷却されることがある。すなわち、 図2に示す飽和水蒸気量を超える温度の代表点13に示す状態となり、飽和水蒸 気量を超えた部分の水蒸気量を14に相当する量の水蒸気が水滴となって、いわ ゆる結露現象を生じるのである。
【0037】 しかしながら、本実施例の空気調和機においては図1に示す吸い込み温度セン サ9aと吹き出し温度センサ9bがこの結露現象すなわち吹き出し口7a近傍の 相対湿度が100%を越える可能性が高くなる温度差に達した場合(図7のフロ ーチャートにおけるステップ1をYes側に分岐)に、制御装置10が動作し、 制御装置10より電動機8に回転速度を増加させる信号即ち、電動機8に入力す る電流の回路を電動機の回転数が増加する様に設定された運転コンデンサ側(図 8の回路切り換えスイッチSWbの接点D側)に切り替えを行う(図7のフロー チャートにおけるステップ2)。
【0038】 電動機8の回転速度の増加に伴い送風ファン4により吹き出し風量が増加し、 この際吹き出し空気の温度は上昇する。この一連の動作により吹き出し口7a近 傍の温度が上昇し、図2に示す飽和水蒸気量を超えない温度の代表点12に示す 状態となり空気調和機の結露を回避する。
【0039】 また、結露が回避され吹き出し口7a近傍の相対湿度が100%より充分低い 温度差に減少した場合(図5のフローチャートにおけるステップ1をNo側に分 岐)、制御装置10より電動機8に回転速度を減少させる信号即ち、電動機8に 入力する電流の回路を電動機の回転数が通常の回転数となる運転コンデンサ側( 図8の回路切り換えスイッチSWbの接点C側)に切り替えを行う。(図7のフ ローチャートにおけるステップ3)。電動機8の回転速度の減少に伴い送風ファ ン4により吹き出し風量はもとの風量へと復帰する。
【0040】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案の空気調和機は、断熱箱体内に内蔵された送風用 ファンと、この送風用ファンを駆動しかつ風量調節時に交流周波数制御により回 転数を可変とした電動機と、前記断熱箱体に内蔵され、吸い込み口より吸入した 室内空気の温度を感知する吸い込み温度センサと、この吸入した室内空気の熱交 換を行う熱交換器と、この熱交換された空気を再び室内へ吹き出す通風路を構成 する化粧パネルの吹き出し口近傍に備えた吹き出し温度を感知する吹き出し温度 センサと、この吸い込み温度センサと吹き出し温度センサの感知温度の差が所定 値より大きい時、回転数を増すように前記電動機を制御する制御装置とから構成 されているので、空気調和機の冷房運転時に被空調室内の湿度が高い等の条件に より、化粧パネルの吹き出し口近傍の温度が露点温度すなわち相対湿度が100 %を越える可能性が高くなる温度差に達した場合、制御装置が動作し、制御装置 から電動機に回転速度を増加させる信号を発する。
【0041】 また、この電動機の回転速度の増加に伴い送風装置によって発生する風量が増 加する。この一連の動作によって空気調和機より吹き出される吹き出し空気の温 度を高めるために、空気調和機の吹き出し口近傍の温度が露点より高い温度とな るため、空気調和機の吹き出し口近傍の結露が回避することができる。
【0042】 また、風量調節時に、巻き線切り替えにより回転数を可変とした電動機を備え た構成となっているので、空気調和機の冷房運転時に被空調室内の湿度が高い等 の条件により、化粧パネルの吹き出し口近傍の温度が露点温度すなわち相対湿度 が100%を越える可能性が高くなる温度差に達した場合、制御装置が動作し、 制御装置から電動機に回転速度を増加させる信号を発する。
【0043】 また、この電動機の回転速度の増加に伴い送風装置によって発生する風量が増 加する。この一連の動作によって空気調和機より吹き出される吹き出し空気の温 度を高めるために、空気調和機の吹き出し口近傍の温度が露点より高い温度とな るため、空気調和機の吹き出し口近傍の結露が回避することができる。
【0044】 また、風量調節時に、運転コンデンサ切り替えにより回転数を可変とした電動 機を備えた構成となっているので、空気調和機の冷房運転時に被空調室内の湿度 が高い等の条件により、化粧パネルの吹き出し口近傍の温度が露点温度すなわち 相対湿度が100%を越える可能性が高くなる温度差に達した場合、制御装置が 動作し、制御装置から電動機に回転速度を増加させる信号を発する。
【0045】 また、この電動機の回転速度の増加に伴い送風装置によって発生する風量が増 加する。この一連の動作によって空気調和機より吹き出される吹き出し空気の温 度を高めるために、空気調和機の吹き出し口近傍の温度が露点より高い温度とな るため、空気調和機の吹き出し口近傍の結露が回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の第1の実施例の空気調和機の縦断側面
【図2】空気の飽和水蒸気量を示す特性図
【図3】本考案の第1の実施例の空気調和機の構成を示
すブロック図
【図4】本考案の第1の実施例の空気調和機の制御装置
のフローチャート
【図5】本考案の第2の実施例の空気調和機の制御装置
のフローチャート
【図6】本考案の第2の実施例の空気調和機の電動機周
辺の概略回路図
【図7】本考案の第3の実施例の空気調和機の制御装置
のフローチャート
【図8】本考案の第3の実施例の空気調和機の電動機周
辺の概略回路図
【図9】従来例の空気調和機の縦断側面図
【図10】従来例の空気調和機の本体ケーシング下面の
底面図
【符号の説明】
1 本体ケーシング 2 熱交換器 3 内部空間 4 送風ファン 6 吸い込み風路 6a 吸い込み口 7 吹き出し風路 7a 吹き出し口 8 電動機 9a 吸い込み温度センサ 9b 吹き出し温度センサ 10 制御装置

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断熱箱体内に内蔵された送風用ファン
    と、この送風用ファンを駆動しかつ風量調節時に交流周
    波数制御により回転数を可変とした電動機と、前記断熱
    箱体に内蔵され、吸い込み口より吸入した室内空気の温
    度を感知する吸い込み温度センサと、この吸入した室内
    空気の熱交換を行う熱交換器と、この熱交換された空気
    を再び室内へ吹き出す通風路を構成する化粧パネルの吹
    き出し口近傍に備えた吹き出し温度を感知する吹き出し
    温度センサと、この吸い込み温度センサと吹き出し温度
    センサの感知温度の差が所定値より大きい時、回転数を
    増すように前記電動機を制御する制御装置とを備えた空
    気調和機。
  2. 【請求項2】 風量調節時に巻き線切り替えにより回転
    数を可変とした電動機を備えた請求項1に記載の空気調
    和機。
  3. 【請求項3】 風量調節時に運転コンデンサ切り替えに
    より回転数を可変とした電動機を備えたことを特徴とす
    る請求項1に記載の空気調和機。
JP012807U 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機 Pending JPH0673637U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP012807U JPH0673637U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP012807U JPH0673637U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0673637U true JPH0673637U (ja) 1994-10-18

Family

ID=11815668

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP012807U Pending JPH0673637U (ja) 1993-03-22 1993-03-22 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0673637U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018037671A1 (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 株式会社デンソー 空気冷却装置および除加湿装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2018037671A1 (ja) * 2016-08-22 2018-03-01 株式会社デンソー 空気冷却装置および除加湿装置
CN109312953A (zh) * 2016-08-22 2019-02-05 株式会社电装 空气冷却装置及除湿加湿装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5281373B2 (ja) 空気調和機およびその制御方法
JP3521323B2 (ja) 天井埋込形の室内機
JPH11218350A (ja) 空気調和機
JP2001116329A (ja) 空気調和装置の制御
KR100827875B1 (ko) 실외기의 운전제어장치 및 방법
JP4619983B2 (ja) 空気調和機
JP2018017486A (ja) 空気調和機
JP4259668B2 (ja) 空気調和機
JP2002213791A (ja) 空気調和機の制御方法
JPH0673637U (ja) 空気調和機
JP2007285628A (ja) 空調調和装置
AU2020348064B2 (en) Indoor unit for air conditioner
JP4430258B2 (ja) 空気調和機
JP2868829B2 (ja) 空気調和機
JPH0712390A (ja) 空気調和機の制御方法
JP3991202B2 (ja) 空気調和機
JPH0590245U (ja) 空気調和機
JP4302962B2 (ja) 空気調和機
JP3525021B2 (ja) 空気調和装置
JP4169861B2 (ja) 天井カセット形空気調和装置の運転制御装置
JPH05296548A (ja) 空気調和装置
JPH11248231A (ja) 空気調和機
JP3144834B2 (ja) 空気調和機
JPH0960949A (ja) 空気調和装置およびその起動方法
CN1124451C (zh) 空调机