JPH067339B2 - 擬音発生装置 - Google Patents

擬音発生装置

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JPH067339B2
JPH067339B2 JP60137527A JP13752785A JPH067339B2 JP H067339 B2 JPH067339 B2 JP H067339B2 JP 60137527 A JP60137527 A JP 60137527A JP 13752785 A JP13752785 A JP 13752785A JP H067339 B2 JPH067339 B2 JP H067339B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、動物の鳴き声やチャイム音,サイレン音等
を模擬的に発生する擬音発生装置に係り、特に該装置の
低コスト化に関するものである。
〔従来の技術〕
第4図は例えば特開昭59−174897号公報に示さ
れた従来の擬音発生装置である。
図において、1は周波数制御データ及び振幅制御データ
が予め記憶され、前記周波数制御データ及び振幅制御デ
ータをプログラムに基づき周波数制御データ信号D2及
び振幅制御データ信号D3として出力する制御回路であ
る。
2は前記周波数制御データ信号D2の内容に基づき、周
波数を可変して、周波数信号P1として出力する周波数
変調回路、3は該周波数信号P1に声紋を付加し、基本
周波数信号P2として出力する声紋付与回路である。
4は基本周波数信号P2を前記振幅制御データ信号D3
の内容に基づき振幅変調し、結果を音声信号P3として
出力する振幅変調回路、5は音声信号P3により駆動さ
れる音声手段である。
第5図は猫の鳴き声(ニャーン)を周波数分析した声紋
図を示すもので、横軸の時間Tに対して、縦軸に各高周
波成分の周波数が示されている。またa〜gは基本周
波数成分から第7次高調波成分を示している。
第6図は猫の鳴き声の音圧を示す振幅図であり、横軸の
時間Tに対して、縦軸に音圧Eを示している。
第5図の声紋図より猫の鳴き声の特徴は点線で示す第6
次高調波成分が著しく少ないことがわかる。ところで
矩形波のスペクトル構造は次の式(I)で与えられる。
an=Asin(nπ/K)……(I) 但し、A=定数、1/K=デューティー比 従って、K=6すなわちデューティー比を1/6に選択
すると、第6次高調波成分が欠落した声紋図を得るこ
とができる。ゆえに、1/6のデューディー比を有する
矩形波の周波数を基本周波数成分aの曲線に基づき変化
させ、且つ矩形波の振幅を第6図に示した如くに振幅制
御すれば猫の鳴き声を模擬的に発生することができる。
第4図に示した従来例において、制御回路1の周波数制
御データを第5図の如くの基本周波数成分aを標本化し
たデータとし、周波数変調回路2から、その時に必要と
する周波数を周波数信号P1として出力させ、且つ該周
波数信号P1を声紋付与回路3にて1/6のデューティ
ー比になる様デューティー変換して基本周波数信号P2
として出力する。また制御回路1の振幅制御データを第
6図の如くの音圧を標本化したデータとして、前記基本
周波数信号P2を振幅変調回路4にて振幅制御し、発音
手段5を駆動すれば、猫の鳴き声が模擬的に発生するこ
とができる。
第7図は第4図に示した擬音発生装置を用いて得られた
猫の鳴き声の擬音を周波数分析した声紋図であり、第5
図の猫の鳴き声を周波数分析した声紋図とほぼ同様な声
紋図を示し猫の特徴である第6次高調波成分′が欠落
していることがわかる。
第8図は横軸に時間T、縦軸に犬の鳴き声(ワン)の周
波数をとって周波数分析した声紋図であり、猫声と同
様に第6次高調波成分hが著しく少ないことと、鳴き声
の最初の部分iに子音に相当する部分にあたる白色雑音
に近いスペクトル構造を有することが特徴であることが
わかる。また第9図は横軸に時間T、縦軸に犬の鳴き声
の音圧Eをとったときの振幅図である。
第10図は、第4図の擬音発生装置を用い、周波数制御
データを第8図の如くの白色雑音部分iを取りのぞいた
基本周波数成分jを標本化したデータとし、振幅制御デ
ータを第9図の如くの音圧を標本化したデータとして、
声紋付与回路3にて周波数信号P2のデューティー比を
1/6にしたときに発音手段5から発生する音を周波数
分析した声紋図であり、横軸に時間T、縦軸に犬の鳴き
声の周波数Fをとっている。犬の擬音発生においては白
色雑音部分iを無視しても聴感上、小犬の場合には不自
然さを感じない。
第11図は第4図のブロック線図をより詳しく示した擬
音発生装置のブロック線図である。
1は制御回路であり、発振器11と、該発振器11から
の発振信号0を分周する分周器12と、開状態の時に
‘L’レベルで、閉状態のときに‘H’レベルとなる状
態信号S1を出力する外部操作スイッチ13と、状態信
号S1が‘H’レベルのときに初期状態から解放され前
記分周器12からの分周信号1を計数するアドレスカ
ウタ14と、該アドレスカウンタ14からのアドレスデ
ータ信号D1に基づき予め記憶されているmビットの周
波数制御データ信号D2及びnビットの振幅制御データ
信号D3を出力するROMやRAM等からなる記憶回路
15とから構成されている。
2は周波数変調回路であり、前記mビットの周波数制御
信号D2をデータ入力信号とし、且つ前記発振信号0
をクロック入力信号とするmビットのレートマルチプラ
イヤーで構成され、前記発振信号0が2m+1パルス
入力される毎に前記周波数制御データ信号D2の示すパ
ルス数だけ周波数信号P1として出力する。
3は声紋付与回路であり、前記周波数信号P1を1/6
のデューティー比になる様1/6分周した基本周波数信
号P2を出力する可変分周器で構成されている。
4は振幅変調回路であり、状態信号S1及び基本周波数
信号P2がそれぞれ入力に供給され、前記振幅制御デー
タ信号D3(すなわちD31〜D3n)が各々に1本づ
つ供給されているアンドゲート回路A1〜Anとで構成
されている混合器41と、該混合器41の出力信号O1
〜Onをデータ入力とするnビットのD/A変換器42
とから構成される。
5は駆動回路5a及び発音体5bとから構成される発音
手段であり、D/A変換器42から出力される音声信号
P3を入力とする駆動回路5aにより発音体5bが駆動
される。
次にこの従来例の動作を説明する。
通常、スイッチ13は開状態であり、状態信号S1は
‘L’レベルであるので、混合器41の出力信号O1〜
Onはすべて‘L’レベルに固定されている。従ってD
/A変換器42の出力である音声信号P3は0Vの値を
示すので発音体5bから音は発生しない。
次にスイッチ13を閉じると、状態信号S1は‘H’レ
ベルとなり、混合器41の入力信号、すなわち基本周波
数信号P2及び振幅制御データ信号D3を通過許可状態
とする。この時、記憶回路15はアドレスデータ信号D
1が0であるので、予め記憶されている0番地目の周波
数データ及び振幅データを周波数制御データ信号D2及
び振幅制御データ信号D3として出力する。また声紋付
与回路3は周波数変調回路2により発振信号0をD2
/2m+1分周された周波数信号P1をさらに1/6の
デューティー比になる様1/6分周し基本周波数信号P
2として出力する。
またD/A変換器42は状態信号S1が‘H’レベルで
あるので、基本周波数信号P2が‘H’レベルの時にの
み混合器41を介して振幅制御データ信号D3がD/A
変換器42に入力され、D/A変換器42は振幅制御デ
ータ信号D3の示す値の電圧を音声信号P3として出力
し、駆動回路5aを介して基本周波数信号P1の周波数
で、且つ振幅制御データ信号D3の示す振幅で発音体5
bを駆動し音を発生する。
一方アドレスカウンタ14は状態信号S1が‘H’レベ
ルとなるので係数許可状態となり分周信号1を計数
し、1づつアドレス信号を歩進させ、記憶回路15から
順番に予めプログラムされている周波数データ及び振幅
制御データを周波数制御データ信号D2及び振幅制御デ
ータ信号D3として出力させ、周波数変調回路2、声紋
付与回路3、振幅変調回路4及び駆動回路5aを介して
基本周波数信号P2の周波数で振幅制御データ信号D3
の示す値の振幅で発音体5bを駆動して音を発生させ
る。
以上の様な回路構成において (イ)記憶回路15の周波数制御データは、第5図の如
くの基本周波数成分aの周波数の6倍の周波数が周波数
変調回路2の周波数信号P1から出力される様、個に
標本化して予め記憶されている。
(ロ)記憶回路15の振幅制御データは、第6図の如く
の振幅が音声信号P3として出力される様、個に標本
化して予め記憶されている。
(ハ)分周信号1の周波数は猫声の鳴き声(ニャー
ン)の時間をt1とすると、/t1の周波数とする。
このように予め定めておき、スイッチ13を閉じること
により、アドレスカウンタ14が一周する毎に猫の鳴き
声(ニャーン)を発生することができる。
また、記憶回路15の周波数制御データ及び振幅制御デ
ータを犬声を標本化したデータに変えるとともに、分周
信号1を、犬の鳴き声(ワン)の時間をtxとすると
/t2の周波数に変えることにより、犬の鳴き声が発生
できる。
しかも、記憶回路15の周波数制御データ及び振幅制御
データは犬声を標本化したデータにして、分周信号1
を猫声の周波数/t1にしても、聴感上、猫の鳴き声
として聞かすことができる。
〔発明が解決しようとする問題点〕 従来の擬音発生装置は以上のように構成されているの
で、あらかじめ発生する擬音を単純な音であっても複雑
な方法により分析し、データとして記憶しておく必要が
あり、多種類の擬音を発生する為には記憶容量を大きく
しなければならず、また、高価なD/A変換器や複雑な
制御回路を必要とするので低コスト化が困難となる。ま
た、音量の異なった擬音を発生させる場合には、夫々の
音量に対応する音圧を示す振幅制御データを記憶させる
か、あるいは別途ボリューム等を用いて音量を制御しな
ければならないなどの問題点を有していた。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、目的とする擬音を簡単な装置構成により得ら
れるようにして低コスト化を達成するとともに、音量も
自動的に制御することができる擬音発生装置を得ること
を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明に係る擬音発生装置は、複数種の基本周波数を
発生する周波数発生手段と、擬音パターンを構成する周
波数パターン,エンベロープパターン,音量パターンを
記憶する記憶手段と、入力された擬音選択コードにより
選択された上記周波数パターンに対応して上記周波数発
生手段の発生周波数に基づき音声周波数信号を発生する
音声周波数信号発生手段と、上記コードにより選択され
たエンベロープパターンに対応するエンベロープトリガ
信号を発生するエンベロープトリガ信号発生手段と、上
記コードにより選択された音量パターンに対応する音量
制御信号を発生する音量制御信号発生手段と、上記エン
ベロープトリガ信号に基づきエンベロープ波形を発生す
るエンベロープ波形発生手段と、上記音量制御信号に基
づき上記エンベロープ波形の特性値を設定する音量制御
手段と、上記音声周波数信号と上記エンベロープ波形と
に基づき音声を放音する放音手段とを備えたものであ
る。
〔作用〕
この発明における擬音発生装置は、記憶手段に、擬音パ
ターンを周波数パターンとエンベロープパターンと音量
パターンとに分けて記憶し、上記周波数パターンに基づ
き周波数発生手段の発生周波数を組合わせて振幅一定の
音声周波数信号を発生し、この信号を上記エンベロープ
パターンと音量パターンとにより変調して放音する。従
って、夫々数種類の各パターンにより多種類の擬音パタ
ーンが実現でき、小容量の記憶手段と少ない部品点数で
音量も制御された多種類の擬音を発生することができ
る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において51は、この発明に係る周波数発生手段A,
記憶手段B,音声周波数信号発生手段C,エンベロープ
トリガ信号発生手段D,音量制御信号発生手段E等を集
積した信号発生IC、(51a)は信号発生IC51で
発生する信号の種類を選択する為の擬音選択コードを入
力する入力ポート、(51b)は入力ポート(51a)
に入力されたコードを読み取るタイミングが入力される
同期信号入力ポート、(51c)は入力ポート(51
a)に入力されたコードに応じた信号が発生中であるこ
とを知らせるBusy信号出力ポート、(51d)は前
記入力ポート(51a)に入力されたコードにより選択
された擬音パターンに従った音声周波数信号を出力する
周波数出力ポート、(51e)は前記入力ポート(51
a)に入力されたコードにより選択された擬音パターン
に従ったエンベロープを発生させる為のトリガ信号を出
力するトリガ信号出力ポート、(51)は同様にして
音量を段階的に変化させるための音量制御信号が出力さ
れる音量制御信号出力ポート,52はプルアップ抵抗
(52a),バイアス抵抗(52b),(52c),ト
ランジスタ(52e)及び負荷抵抗(52d)により構
成されたインバータ回路により、前記トリガ信号出力ポ
ート(51e)の出力を増幅するバッファ回路部、53
は音量制御信号により音量を制御する音量制御手段とし
て、バッファ回路出力波形を分圧するための分圧抵抗、
54はバッファ回路52の出力パルス信号によりエンベ
ロープ波形を発生するエンベロープ波形発生手段として
のエンベロープ回路部で、(54a)はコンデンサ(5
4b)の充電電流が流れるダイオード、(54c)はコ
ンデンサ(54b)に充電された電荷を放電させる為の
抵抗、(54d)はコンデンサ(54b)の放電電流に
よる電圧降下をエンベロープ電圧信号として取出す為の
抵抗である。55はトランジスタであり、エンベロープ
回路部54の出力電圧により、ベースの電圧が高いとき
は抵抗値が低く、ベースの電圧が低い時は抵抗値が高く
なるように構成された可変減衰回路である。56は結合
コンデンサ(56a),抵抗(56b),コンデンサ
(56c)及び抵抗(56d)により構成されたローパ
スフィルタ回路部、57は信号発生IC51のクロック
発生回路部、58は信号発生IC51のリセット回路
部、59は擬音を出力させる放音部であり、、アンプ
(59a),スピーカ(59b)等で構成されており、
この放音部59と前記可変減衰回路55ににより本願の
放音手段が実現されている。
次に動作について、以下に示す第2図及び第3図を参照
して説明する。例としてチャイム音を発生する場合につ
いて説明する。なお、第2図において、(k)は入力ポ
ート(51a)に入力されるコード波形、()は同期
信号入力ポート(51b)に入力される同期信号波形、
(m)はBusy信号出力ポート(51c)より出力さ
れるBusy信号波形、(n)は擬音出力波形例であ
る。また、第3図において、(o)はトリガ信号出力ポ
ート(51e)から出力される例えばチャイム音のエン
ベロープを発生させるためのエンベロープトリガ信号波
形、(p)はバッファ回路部52により増幅されたエン
ベロープトリガ信号波形,(q)は例えばチャイム音の
音量制御信号波形,(r)はエンベロープ回路部54に
より発生されたチャイム音のエンベロープ波形、(s)
はチャイム音の周波数パターンに従って組合わされ、周
波数出力ポート(51d)より出力される音声周波数信
号波形、(t)は可変減衰回路54によりエンベロープ
が加えられた音声周波数信号波形、(u)はローパスフ
ィルタ回路55により高周波成分を除去され出力される
チャイム音波形である。
信号発生IC51の入力ポート(51a)に第2図の
(k)で示すようなコードデータが入力され、()に
示すようなタイミングで同期信号入力ポート(51b)
(以下単にENポートと略す)が‘L’レベルになる
と、信号発生IC51は、ある期間をおいてENポート
(51b)のレベルをチェックし、‘L’レベルであれ
ば入力ポート(51a)に入力されたコードに従った周
波数パターンにより、あらかじめ用意された周波数発生
手段を組合わせて得られる音声周波数信号とエンベロー
プパターン及び音量パターンに従った信号がそれぞれ、
周波数出力ポート(51d),トリガ信号出力ポート
(51e),音量制御信号出力ポート(51f)より第
3図に示す(s),(o),(q)のように出力され
る。エンベロープトリガ信号(o)はバッファ回路52
により極性が反転され、第3図(p)に示すような波形
となる。音量制御信号は(q)に示すように‘H’レベ
ルであるため、バッファ回路52の出力電圧は抵抗53
により分圧されないので、バッファ回路52の出力電圧
はそのままエンベロープ回路54に加えられる。エンベ
ロープ回路54の入力が‘H’レベル、即ちトランジス
タ(52e)がOFFになるとコンデンサ(54b)に
は抵抗(52b)とダイオード(54a)を介して充電
電流が流れ、コンデンサ(54b)の端子電圧は第3図
(r)の期間(v)に示すような変化をする。次に、ト
ランジスタ(52e)がONするとダイオード(54
a)のアノード電圧はほぼ零電圧になり、ダイオード
(54a)はOFFとなってコンデンサ(54b)への
充電は停止し、コンデンサ(54b)に蓄えられた電荷
は抵抗(54c),(54d)を介して放電され、第3
図(r)の期間(w)に示す放電特性を示す。このよう
にして、エンベロープトリガ信号0のパルス幅によるC
Rの立上り及び立下り時定数を利用してエンベロープ電
圧(波形)が発生される。また、このとき音量制御信号
(q)の出力が‘L’レベルの時には、バッファ回路5
2の出力が抵抗53で分圧されるため、最大電圧値(エ
ンベロープ波形の特性値の一例である波高値)が低いエ
ンベロープ電圧が発生される。このとき、エンベロープ
トリガ信号0と同じタイミングで第3図(s)に示す音
声周波数信号、例えばチャイム音の「ピンポーン」の
「ピン」に相当する周波数の信号が周波数出力ポート
(51d)に出力され、トランジスタにより構成された
可変減衰回路55に入力される。このとき、前記エンベ
ロープ電圧(r)が可変減衰回路55の制御端子、即ち
トランジスタのベースに印加されているので可変減衰回
路55の減衰量はエンベロープ電圧に従ってエンベロー
プ電圧が低い時は減衰量が多く、エンベロープ電圧が高
い時は減衰量が少なくなるように制御される為、可変減
衰回路55の出力電圧は第3図(t)の期間(v),
(w)に示すような、振幅がエンベロープ電圧に従って
変化するような出力波形が得られる。なお、音量制御信
号が‘L’レベルの場合には出力波形のレベルが小さく
なることは前述の通りである。以上の動作はチャイム音
「ピンポーン」の「ポーン」の部分についても同様の動
作が行なわれ、第3図(t)に示す電圧の波形が得ら
れ、この波形はローパスフィルタ56により高周波成分
が取除かれ、(u)に示す波形となり放音部59により
音として「ピンポーン」のようなチャイム音が発生され
る。なお、上記実施例ではチャイム音について述べて来
たが、エンベロープパターンや、周波数パターン及び音
量パターンを夫々数種類記憶させておくことにより、そ
れらを組合わせてサイレン音やリンガ音など多種類の擬
音を発生することができる。また、上記各パターンに分
けたことにより、各処理回路が非常に簡単となる。
従って、小容量の記憶手段と少ない部品点数で多種類の
擬音を発生できるとともに、発生音量を、擬音の種類に
応じ、例えばサイレン音の時は音量を大とし、チャイム
音の時は音量を小さくするなどの制御を外部から手を加
えることなく自動的に行なえる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明による擬音発生装置は、
複数種の基本周波数を発生する周波数発生手段と、擬音
パターンを構成する周波数パターン、エンベロープパタ
ーン,音量パターンを記憶する記憶手段と、入力された
擬音選択コードにより選択された上記周波数パターンに
対応して上記周波数発生手段の発生周波数に基づき音声
周波数信号を発生する音声周波数信号発生手段と、上記
コードにより選択されたエンベロープパターンに対応す
るエンベロープトリガ信号を発生するエンベロープトリ
ガ信号発生手段と、上記コードにより選択された音量パ
ターンに対応する音量制御信号を発生する音量制御信号
発生手段と、上記エンベロープトリガ信号に基づきエン
ベロープ波形を発生するエンベロープ波形発生手段と、
上記音量制御信号に基づき上記エンベロープ波形の特性
値を設定する音量制御手段と、上記音声周波数信号と上
記エンベロープ波形とに基づき音声を放音する放音手段
とを備えたことにより、装置の低コスト化を達成するこ
とができるとともに、音量の制御も自動的に行なえると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による擬音発生装置の一実施例を示す
回路図、第2図及び第3図は実施例の作用を説明するた
めの波形図、第4図は従来例を示すブロック図、第5図
ないし第10図は上記従来例の作用を説明するための波
形図、第11図は上記第4図を詳細に示すブロック図で
ある。 A……周波数発生手段、B……記憶手段、C……音声周
波数信号発生手段、D……エンベロープトリガ信号発生
手段、E……音量制御信号発生手段、51……信号発生
IC、53……分圧抵抗(音量制御手段)、54……エ
ンベロープ回路部(エンベロープ波形発生手段)、55
……可変減衰回路、59……放音部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−151199(JP,A) 特開 昭57−81362(JP,A) 特公 平2−34397(JP,B2) 特公 昭63−34474(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数種の基本周波数を発生する周波数発生
    手段と、擬音パターンを構成する周波数パターン,エン
    ベロープパターン,音量パターンを記憶する記憶手段
    と、入力された擬音選択コードにより選択された上記周
    波数パターンに対応して上記周波数発生手段の発生周波
    数に基づき音声周波数信号を発生する音声周波数信号発
    生手段と、上記コードにより選択されたエンベロープパ
    ターンに対応するエンベロープトリガ信号を発生するエ
    ンベロープトリガ信号発生手段と、上記コードにより選
    択された音量パターンに対応する音量制御信号を発生す
    る音量制御信号発生手段と、上記エンベロープトリガ信
    号に基づきエンベロープ波形を発生するエンベロープ波
    形発生手段と、上記音量制御信号に基づき上記エンベロ
    ープ波形の特性値を設定する音量制御手段と、上記音声
    周波数信号と上記エンベロープ波形とに基づき音声を放
    音する放音手段とを備えたことを特徴とする擬音発生装
    置。
JP60137527A 1985-06-24 1985-06-24 擬音発生装置 Expired - Lifetime JPH067339B2 (ja)

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JPS59151199A (ja) * 1983-02-17 1984-08-29 株式会社精工舎 擬音合成回路

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