JPH0673318A - 合成樹脂除去剤 - Google Patents
合成樹脂除去剤Info
- Publication number
- JPH0673318A JPH0673318A JP2997493A JP2997493A JPH0673318A JP H0673318 A JPH0673318 A JP H0673318A JP 2997493 A JP2997493 A JP 2997493A JP 2997493 A JP2997493 A JP 2997493A JP H0673318 A JPH0673318 A JP H0673318A
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- Japan
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- dioxolane
- hydroxymethyl
- resin
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 安全性及び作業性に優れた新規有用な合成樹
脂除去剤を提供する。 【構成】 4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン及びそれらの
置換体から選ばれるグリセリン誘導体を有効成分とす
る。
脂除去剤を提供する。 【構成】 4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン及びそれらの
置換体から選ばれるグリセリン誘導体を有効成分とす
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂除去剤に関す
る。更に詳しくは、例えば、合成樹脂で塗装された壁、
床や自動車部品等から樹脂成分を除去するために有用な
薬剤に関する。
る。更に詳しくは、例えば、合成樹脂で塗装された壁、
床や自動車部品等から樹脂成分を除去するために有用な
薬剤に関する。
【0002】
【従来の技術】建物の壁や床又は自動車部品等には、基
板の保護や美観を目的として合成樹脂塗装が施される。
しかし、時間が経つに従い、保護層のはがれや汚染又は
色彩の変更等の理由で塗装を施し直すことがあるが、こ
の際、基板を傷めず、保護層の樹脂のみを除去する必要
が生じる。
板の保護や美観を目的として合成樹脂塗装が施される。
しかし、時間が経つに従い、保護層のはがれや汚染又は
色彩の変更等の理由で塗装を施し直すことがあるが、こ
の際、基板を傷めず、保護層の樹脂のみを除去する必要
が生じる。
【0003】従来、建物の壁の塗膜除去には、二塩化メ
チレンや二塩化エチレン等のクロル化合物を壁に塗布
し、覆いをして放置後除去するといった方法が採られて
いる。
チレンや二塩化エチレン等のクロル化合物を壁に塗布
し、覆いをして放置後除去するといった方法が採られて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな場合、クロル化合物が大気中に放出されることによ
る大気汚染の問題が生じる。又、クロル化合物自体の毒
性にも問題がある。更に、クロル化合物の蒸気圧が高
く、使用時の安全性にも問題がある。
うな場合、クロル化合物が大気中に放出されることによ
る大気汚染の問題が生じる。又、クロル化合物自体の毒
性にも問題がある。更に、クロル化合物の蒸気圧が高
く、使用時の安全性にも問題がある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、これらの
問題点を解消するために鋭意検討した結果、特定の構造
を有するグリセリン誘導体が合成樹脂塗膜を効果的に除
去し得ることを見いだし、かかる知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
問題点を解消するために鋭意検討した結果、特定の構造
を有するグリセリン誘導体が合成樹脂塗膜を効果的に除
去し得ることを見いだし、かかる知見に基づいて本発明
を完成するに至った。
【0006】即ち、本発明に係る合成樹脂除去剤は、一
般式(1)又は一般式(2)で示されるグリセリン誘導
体の1種又は2種以上を含むことを特徴とする。
般式(1)又は一般式(2)で示されるグリセリン誘導
体の1種又は2種以上を含むことを特徴とする。
【化3】 [式中、R1、R2は、同一又は異なって、水素原子又は
炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。]
炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。]
【0007】一般式(1)で示される化合物としては、
4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2,2
−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン、2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル
−1,3−ジオキソラン、2−イソブチル−2−メチル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−
ビニル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオ
キソラン等が例示され、中でも2,2−ジメチル−4−
ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキ
ソラン等が有効である。
4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2,2
−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソ
ラン、2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル
−1,3−ジオキソラン、2−イソブチル−2−メチル
−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−
ビニル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラ
ン、2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオ
キソラン等が例示され、中でも2,2−ジメチル−4−
ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキ
ソラン等が有効である。
【0008】
【化4】 [式中、R3、R4は、同一又は異なって、水素原子又は
炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。]
炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。]
【0009】一般式(2)で示される化合物としては、
4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2,2−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、
2−イソブチル−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
−ジオキサン、2−ビニル−4−ヒドロキシ−1,3−
ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジ
オキサン等が例示され、中でも2,2−ジメチル−4−
ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン等が有効で
ある。
4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2,2−ジメチ
ル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル
−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、
2−イソブチル−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
−ジオキサン、2−ビニル−4−ヒドロキシ−1,3−
ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジ
オキサン等が例示され、中でも2,2−ジメチル−4−
ヒドロキシ−1,3−ジオキサン、2−エチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン等が有効で
ある。
【0010】更に、夫々の一般式で表される化合物の混
合物としては、2−ビニル−4−ヒドロキシメチル−
1,3−ジオキソランと2−ビニル−4−ヒドロキシ−
1,3−ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジオキソランと2−アリル−4−ヒドロキ
シ−1,3−ジオキサンの組み合わせが推奨される。
合物としては、2−ビニル−4−ヒドロキシメチル−
1,3−ジオキソランと2−ビニル−4−ヒドロキシ−
1,3−ジオキサン、2−アリル−4−ヒドロキシメチ
ル−1,3−ジオキソランと2−アリル−4−ヒドロキ
シ−1,3−ジオキサンの組み合わせが推奨される。
【0011】本発明に係るグリセリン誘導体は、それ単
独でも用いられるが、例えば水又は脂肪族アルコール
類、その他溶媒で希釈し、均一溶液又は懸濁液の形態で
用いられる。
独でも用いられるが、例えば水又は脂肪族アルコール
類、その他溶媒で希釈し、均一溶液又は懸濁液の形態で
用いられる。
【0012】脂肪族アルコール類としては、メタノー
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ
タノール、イソブタノール等の脂肪族一価アルコール;
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール
類やグリセリン等の脂肪族多価アルコールが例示され、
中でもエタノール、イソプロパノール、エチレングリコ
ール等が好ましい。
ル、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、ブ
タノール、イソブタノール等の脂肪族一価アルコール;
エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、ポリエチレングリコール等のグリコール
類やグリセリン等の脂肪族多価アルコールが例示され、
中でもエタノール、イソプロパノール、エチレングリコ
ール等が好ましい。
【0013】その他溶媒としては、N−メチル−2−ピ
ロリドン(NMP)やN,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジオキサン、テトラヒドロフラン、スルホ
ラン、N,N−ジメチルスルホキシド等が例示され、特
にNMPやDMFが好ましい。
ロリドン(NMP)やN,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)、ジオキサン、テトラヒドロフラン、スルホ
ラン、N,N−ジメチルスルホキシド等が例示され、特
にNMPやDMFが好ましい。
【0014】希釈するに際して設定される当該グリセリ
ン誘導体の濃度は、0.5重量%以上、好ましくは1〜
90重量%程度である。0.5重量%未満の濃度では所
定の除去効果が得られにくい。
ン誘導体の濃度は、0.5重量%以上、好ましくは1〜
90重量%程度である。0.5重量%未満の濃度では所
定の除去効果が得られにくい。
【0015】又、壁等の素材への本除去剤の付着性やタ
レ防止を改良するため、増粘剤やタレ防止剤を配合して
も良い。更には、界面活性剤やpH調整剤等を適宜配合
することができる。
レ防止を改良するため、増粘剤やタレ防止剤を配合して
も良い。更には、界面活性剤やpH調整剤等を適宜配合
することができる。
【0016】かくして得られる除去剤は、自動車の外
装、補修、自動車部品、建材(サッシ、瓦、カーテンウ
ォール等)、航空機、鉄道車両、建築外装材上壁、重防
食上塗、合板、木工製品、床材、コンクリート、石材、
皮革、家電品、産業機械、道路表示等に施されている合
成樹脂被膜を除去するために使われる。
装、補修、自動車部品、建材(サッシ、瓦、カーテンウ
ォール等)、航空機、鉄道車両、建築外装材上壁、重防
食上塗、合板、木工製品、床材、コンクリート、石材、
皮革、家電品、産業機械、道路表示等に施されている合
成樹脂被膜を除去するために使われる。
【0017】本発明に係る除去剤が適用される合成樹脂
としては、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アルキド
樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ア
ミノ樹脂、アクリルラッカー等が例示され、特に有効な
合成樹脂としてポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アル
キド樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アクリルラッカ
ー等が挙げられる。
としては、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アルキド
樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、ア
ミノ樹脂、アクリルラッカー等が例示され、特に有効な
合成樹脂としてポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、アル
キド樹脂、ビニル樹脂、エポキシ樹脂、アクリルラッカ
ー等が挙げられる。
【0018】本除去剤の適用方法の具体例として、対象
素材表面に本除去剤をハケ、スプレー等で塗布又は対象
素材を本除去剤中に浸漬し、0.5〜数時間放置した
後、拭き取る方法が挙げられる。但し、所定の効果が得
られる限り、上記方法に限定されるものではない。
素材表面に本除去剤をハケ、スプレー等で塗布又は対象
素材を本除去剤中に浸漬し、0.5〜数時間放置した
後、拭き取る方法が挙げられる。但し、所定の効果が得
られる限り、上記方法に限定されるものではない。
【0019】
【実施例】以下に、実施例及び比較例を挙げて本発明を
具体的に説明する。 実施例1 2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジ
オキソランの40%水溶液をウレタン塗料を塗布した板
(アレスタイルトップS、関西ペイント社製)に滴下
し、常温下、0.5時間後に布で拭き取ったところ、塗
布した部分の塗膜が完全に除去された。
具体的に説明する。 実施例1 2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジ
オキソランの40%水溶液をウレタン塗料を塗布した板
(アレスタイルトップS、関西ペイント社製)に滴下
し、常温下、0.5時間後に布で拭き取ったところ、塗
布した部分の塗膜が完全に除去された。
【0020】実施例2 2−エチル−2−メチル−4−ヒドロキシメチル−1,
3−ジオキソラン(90重量%)と2−エチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン(10重量
%)の混合物を20重量%のエチレングリコール溶液と
し、このものを適用して実施例1と同様の処理を施した
ところ、1時間後、塗膜は完全に除去された。
3−ジオキソラン(90重量%)と2−エチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン(10重量
%)の混合物を20重量%のエチレングリコール溶液と
し、このものを適用して実施例1と同様の処理を施した
ところ、1時間後、塗膜は完全に除去された。
【0021】実施例3 2−アリル−4−ヒドロキシ−1,3−ジオキサン(8
0重量%)と2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,
3−ジオキソラン(20重量%)の混合物を水/イソプ
ロパノール(重量比:1/1)混合液に溶解して30重
量%とし、このものを適用して実施例1と同様の処理を
施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去された。
0重量%)と2−アリル−4−ヒドロキシメチル−1,
3−ジオキソラン(20重量%)の混合物を水/イソプ
ロパノール(重量比:1/1)混合液に溶解して30重
量%とし、このものを適用して実施例1と同様の処理を
施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去された。
【0022】実施例4 2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジ
オキソランをグリセリンの20重量%水溶液に溶解して
20重量%溶液とし、このものを適用して実施例1と同
様の処理を施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去
された。
オキソランをグリセリンの20重量%水溶液に溶解して
20重量%溶液とし、このものを適用して実施例1と同
様の処理を施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去
された。
【0023】実施例5 2−イソブチル−2−メチル−4−ヒドロキシ−1,3
−ジオキサン(70重量%)と2−イソブチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン
(30重量%)との混合物をイソプロパノールの50重
量%溶液とし、このものを適用して実施例1と同様の処
理を施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去され
た。
−ジオキサン(70重量%)と2−イソブチル−2−メ
チル−4−ヒドロキシメチル−1,3−ジオキソラン
(30重量%)との混合物をイソプロパノールの50重
量%溶液とし、このものを適用して実施例1と同様の処
理を施したところ、1時間後、塗膜は完全に除去され
た。
【0024】実施例6 カラースプレー(アクリル樹脂、日本ペイント社製)を
塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメ
チル−1,3−ジオキソランの40%水溶液を滴下し、
1時間後に拭き取ったところ、塗膜が除去された。
塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメ
チル−1,3−ジオキソランの40%水溶液を滴下し、
1時間後に拭き取ったところ、塗膜が除去された。
【0025】実施例7 エナメルスプレー(アルキド樹脂、サンデーペイント社
製)を塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロ
キシメチル−1,3−ジオキソランの80重量%NMP
溶液を滴下し、30分後に拭き取ったところ、塗膜が完
全に除去された。
製)を塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロ
キシメチル−1,3−ジオキソランの80重量%NMP
溶液を滴下し、30分後に拭き取ったところ、塗膜が完
全に除去された。
【0026】実施例8 「ビニローゼ」(ビニル樹脂、サンデーペイント社製)
を塗布した鉄板に、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,
3−ジオキサン(80重量%)と2−アリル−4−ヒド
ロキシメチル−1,3−ジオキソラン(20重量%)の
混合物を水/イソプロパノール(重量比:1/1)混合
液に溶解して30重量%とした液を滴下し、15分後に
拭き取ったところ、塗膜が完全に除去された。
を塗布した鉄板に、2−アリル−4−ヒドロキシ−1,
3−ジオキサン(80重量%)と2−アリル−4−ヒド
ロキシメチル−1,3−ジオキソラン(20重量%)の
混合物を水/イソプロパノール(重量比:1/1)混合
液に溶解して30重量%とした液を滴下し、15分後に
拭き取ったところ、塗膜が完全に除去された。
【0027】実施例9 「ダストップE−100」(エポキシ樹脂、光洋ペイン
ト社製)を塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒ
ドロキシメチル−1,3−ジオキソランの80重量%D
MF溶液を滴下し、1時間後に拭き取ったところ、塗膜
が除去された。
ト社製)を塗布した鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒ
ドロキシメチル−1,3−ジオキソランの80重量%D
MF溶液を滴下し、1時間後に拭き取ったところ、塗膜
が除去された。
【0028】実施例10 アクリルラッカー(サンデーペイント社製)を塗布した
鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−
1,3−ジオキソランの40%水溶液を滴下し、30分
後に拭き取ったところ、塗膜が完全に除去された。
鉄板に、2,2−ジメチル−4−ヒドロキシメチル−
1,3−ジオキソランの40%水溶液を滴下し、30分
後に拭き取ったところ、塗膜が完全に除去された。
【0029】比較例1 エタノールをウレタン塗装板に滴下したところ、滴下直
後にウレタン塗装部は膨潤したが、エタノールはすぐに
蒸発した。1時間後に塗装部を布で拭いたが、塗装を除
去することはできなかった。
後にウレタン塗装部は膨潤したが、エタノールはすぐに
蒸発した。1時間後に塗装部を布で拭いたが、塗装を除
去することはできなかった。
【0030】比較例2 水をウレタン塗装板に滴下し、7時間後に布で拭き取っ
たが、表面は無変化であった。
たが、表面は無変化であった。
【0031】比較例3 エチレングリコールをウレタン塗装板に滴下し、7時間
後に布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
後に布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
【0032】比較例4 グリセリンをウレタン塗装板に滴下し、7時間後に布で
拭き取ったが、表面は無変化であった。
拭き取ったが、表面は無変化であった。
【0033】比較例5 グリセリンをアルキド樹脂塗装板に滴下し、7時間後に
布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
【0034】比較例6 エチレングリコールをエポキシ樹脂塗装板に滴下し、7
時間後に布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
時間後に布で拭き取ったが、表面は無変化であった。
【0035】
【発明の効果】本発明品は、揮発性が小さく、このため
大気や作業環境の汚染がなく、危険性もない。又、安全
性が高く、塗布後短時間で合成樹脂塗膜を除去すること
ができる。
大気や作業環境の汚染がなく、危険性もない。又、安全
性が高く、塗布後短時間で合成樹脂塗膜を除去すること
ができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 一般式(1)又は一般式(2)で示され
るグリセリン誘導体の1種又は2種以上を含むことを特
徴とする合成樹脂除去剤。 【化1】 [式中、R1、R2は同一又は異なって、水素原子又は炭
素数1〜4の直鎖状若しくは分岐鎖状のアルキル基又は
アルケニル基を表す。] 【化2】 [式中、R3、R4は、同一又は異なって、水素原子又は
炭素数1〜4の直鎖状又は分岐鎖状のアルキル基又はア
ルケニル基を表す。]
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2997493A JPH0673318A (ja) | 1992-07-09 | 1993-01-25 | 合成樹脂除去剤 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20758792 | 1992-07-09 | ||
JP4-207587 | 1992-07-09 | ||
JP2997493A JPH0673318A (ja) | 1992-07-09 | 1993-01-25 | 合成樹脂除去剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0673318A true JPH0673318A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=26368228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2997493A Pending JPH0673318A (ja) | 1992-07-09 | 1993-01-25 | 合成樹脂除去剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0673318A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010523731A (ja) * | 2007-02-05 | 2010-07-15 | ロディア・ポリアミダ・エ・エスペシアリダデス・リミターダ | コーティング系におけるジオキソラン誘導体の使用及びコーティング系配合物 |
JP2013127079A (ja) * | 2013-02-22 | 2013-06-27 | Rhodia Poliamida E Especialidades Ltda | コーティング系におけるジオキソラン誘導体の使用及びコーティング系配合物 |
JP2013136772A (ja) * | 2013-02-22 | 2013-07-11 | Rhodia Poliamida E Especialidades Ltda | コーティング系におけるジオキソラン誘導体の使用及びコーティング系配合物 |
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KR20140058857A (ko) * | 2012-11-07 | 2014-05-15 | 동우 화인켐 주식회사 | 오프셋 인쇄용 요판 세정액 조성물 및 이를 이용한 세정방법 |
KR20140121120A (ko) * | 2013-04-05 | 2014-10-15 | 주식회사 엘지생활건강 | 매니큐어 제거용 조성물 |
-
1993
- 1993-01-25 JP JP2997493A patent/JPH0673318A/ja active Pending
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US8906994B2 (en) | 2007-02-05 | 2014-12-09 | Rhodia Poliamida E Especialdades LTDA | Coating systems comprising dioxolane film-forming agents |
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