JPH06732U - エスカレータハンドレール引張治具 - Google Patents

エスカレータハンドレール引張治具

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Publication number
JPH06732U
JPH06732U JP4206592U JP4206592U JPH06732U JP H06732 U JPH06732 U JP H06732U JP 4206592 U JP4206592 U JP 4206592U JP 4206592 U JP4206592 U JP 4206592U JP H06732 U JPH06732 U JP H06732U
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JP
Japan
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escalator handrail
pair
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bottomed cylindrical
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Application number
JP4206592U
Other languages
English (en)
Inventor
省吾 松崎
Original Assignee
昭和電線電纜株式会社
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Publication of JPH06732U publication Critical patent/JPH06732U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 段取時間を短縮し作業性を良くするエスカレ
ータハンドレール引張治具を提供すること。 【構成】 エスカレータハンドレール22の断面C型の
長形に実質的に対応する径をもつ有底円筒部材12と、
移動軸16に連結された第1の一対のリンク14a、1
4bと固定スリーブ17に連結された第2の一対のリン
ク15a、15bとが各々連結されている一対の粗面食
込み片13a、13bとを備える。これにより移動軸1
6に螺合されたアイナット18を引張ると、一対の粗面
食込み片13a、13bは各リンクの作用により拡がる
ので、有底円筒部材12に挿入されたエスカレータハン
ドレール22を確実に挟持することができる。このた
め、作業性がよくなり段取時間を短縮することができ
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、エスカレータハンドレール引張治具に係わり、特にエスカレータハ ンドレール製造工程において段取時間を短縮させ、しかも確実にエスカレータハ ンドレールを挟着させるエスカレータハンドレール引張治具に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
従来、図2に示すエスカレータハンドレール製造装置1において、帆布成形部 6で行なわれる下造り後にエスカレータハンドレール成形部8へ帆布積層体7を 送る場合や、エスカレータハンドレール成形部8で行なわれるプレス後にエスカ レータハンドベルト用リール10にエスカレータハンドレール22を送る場合に は、帆布積層体7やエスカレータハンドレール22の端部を引張り、適当な張力 を帆布積層体7やエスカレータハンドレール22に与えている。この場合、図3 (a)に示すように端部をロープで締着し引張る方法と、図3(b)に示すよう に端部を咬合部に凸部を有するクランプにて咬持させボルトで固定させる方法と がある。この方法は咬合部が複数のピンで形成された上クランプ部材32及び下 クランプ部材33と、上クランプ部材32及び下クランプ部材33を固定するた めのボルト34と、上クランプ部材32及び下クランプ部材33とピンで軸着さ れたフック35とで構成されるクランプ31を、エスカレータハンドレール22 等の端部に咬持させボルト34で固定する。これにより確実にエスカレータハン ドレール22を咬持させることができる。
【0003】 しかし、エスカレータハンドレール22等の端部をロープ30で締着させる方 法は段取時間がかかり作業効率が悪く、また締着具合によってはロープ30がエ スカレータハンドレール22等から外れる危険性があった。 一方、端部を咬合部に凸部を有するクランプにて咬持させボルトで固定させる 方法でも段取時間がかかり、またエスカレータハンドレール22等を上クランプ 部材32及び下クランプ33に形成されたピンで咬持させるので咬持した部分に ピン痕が残り、挟持部分は製品として使用できなくなる等の問題点があった。
【0004】
【目的】
本考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、引張治 具の取り付け作業が容易で段取時間の短縮を図ることができるエスカレータハン ドレール引張治具を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案のエスカレータハンドレール引張治具は、エスカレータハンドレールの 断面C形の長径に実質的に対応する径をもつ有底円筒部材と、有底円筒部材に嵌 合したエスカレータハンドレールの断面C形の内面に2ヵ所で当接させられる一 対の粗面食込み片と、有底円筒部材の底に穿設された貫通孔の周辺に固定される 固定スリーブと、貫通孔を通って引出される移動軸と、移動軸を固定スリーブ及 び貫通孔に添って移動させるための移動手段とを備え、各粗面食込み片は第1の 一対のリンクと第2の一対のリンクとが連結され、第1のリンクは移動軸、第2 のリンクは固定スリーブに連結させる。
【0006】
【作用】
移動軸に螺合されたアイナットを引張ることにより、移動軸に連結された第1 の一対のリンクと固定スリーブに連結された第2の一対のリンクとが各々連結さ れている一対の粗面食込み片を拡げるので、有底円筒部材に挿入されたエスカレ ータハンドレールを確実に挟持することができる。このため、作業性がよくなり 段取時間を短縮することができる。
【0007】
【実施例】
以下、本考案のエスカレータハンドレール引張治具の一実施例について図面を 参照して説明する。 本考案のエスカレータハンドレール引張治具11は図1に示すように、エスカ レータハンドレール22の断面C形の長径に実質的に対応する径をもつ有底円筒 部材12と、有底円筒部材12に嵌合したエスカレータハンドレール22の断面 C形の内面に2ヵ所で当接させられる一対の粗面食込み片13a、13bと、有 底円筒部材12の底に穿設された貫通孔12′の周辺に固定される固定スリーブ 17と、貫通孔12′を通って引出される移動軸16と、移動軸16を固定スリ ーブ17及び貫通孔12′に添って移動させるための移動手段としてアイナット 18とを備え、各粗面食込み片13a、13bは第1の一対のリンク14a、1 4bと第2の一対のリンク15a、15bとが連結され、第1のリンク14a、 14bは移動軸16、第2のリンク15a、15bは固定スリーブ17に連結さ れる。
【0008】 有底円筒部材12はエスカレータハンドレール22の断面C形の長径に実質的 に対応する内径で凹部が設けられ、この有底円筒部材12の底部には後述する移 動軸16が挿通できるように貫通孔12′が穿設される。 一対の粗面食込み片13a、13bは当接させやすいように当接側の端部をR 形状に形成し、またその表面はエスカレータハンドレール22の断面C型の内面 を咬持させるためにローレット切り加工される。
【0009】 このような粗面食込み片13a、13bと有底円筒部材12とでエスカレータ ハンドレール22を挟持するための機構はリンク機構から成る。粗面食込み片1 3aには第1のリンク14aと第2のリンク15aが、また粗面食込み片13b には第1のリンク14bと第2のリンク15bが各々回動可能にピン等にて軸着 される。第1のリンク14a、14bの他端には有底円筒部材12の底部に穿設 された貫通孔12′に挿通された移動軸16の一端がピン等により回動可能に軸 着され、第2のリンク15a、15bの他端には有底円筒部材12の底部に穿設 された貫通孔12′を中心として底部に固定される固定スリーブ17の一端が回 動可能に軸着される。また移動軸16の他端には螺造加工が施され、この螺造部 にはアイナット18が螺合される。このアイナット18をフック等により引張る と移動軸16は有底円筒部材12の底部方向に移動し、第1のリンク14a、1 4bと第2のリンク15a、15bとが粗面食込み片13a、13bを拡げる。 またアイナット18を押戻すと移動軸16は引張る場合と逆方向に移動するので 、第1のリンク14a、14bと第2のリンク15a、15bとが粗面食込み片 13a、13bを狭めることになる。
【0010】 このように構成されるエスカレータハンドレール引張治具11の動作を説明す る。エスカレータハンドレール22を有底円筒部材12と移動軸16に螺合され たアイナット18を有底円筒部材12の底部に近接させることにより狭められた 粗面食込み片13a、13bとの間に挿入し、移動軸16に螺合されたアイナッ ト18を引張ると、移動軸16は有底円筒部材12に備えられた第1のリンク1 4a、14bと第2のリンク15a、15bとが粗面食込み片13a、13bを エスカレータハンドレール22の断面C型の肉厚部に当接するまで拡げる。当接 後、更にアイナット18を引張ることにより、有底円筒部材12と粗面食込み片 13a、13bとでエスカレータハンドレール22を確実に挟持することができ る。
【0011】 このようなエスカレータハンドレール引張治具11を使用すれば、供給部4か ら供給される帯状の帆布2に鋼線のテンションメンバー3を帆布成形部6に備え られる成形ロール5で断面C型に形成した後、この断面C型即ち帆布積層体7を 次工程のエスカレータハンドレール成形部8へ引張る場合や、エスカレータハン ドレール成形部8においてゴム材9を積層して化粧ゴム層を形成させたエスカレ ータハンドレール22をエスカレータハンドレール用リール10へ引張ることに より容易に作業を行なうことができる。
【0012】
【考案の効果】
本考案のエスカレータハンドレール引張治具によれば、エスカレータハンドレ ールの断面C形の長径に実質的に対応する径をもつ有底円筒部材と、有底円筒部 材に嵌合したエスカレータハンドレールの断面C形の内面に2ヵ所で当接させら れる一対の粗面食込み片と、有底円筒部材の底に穿設された貫通孔の周辺に固定 される固定スリーブと、貫通孔を通って引出される移動軸と、移動軸を固定スリ ーブ及び貫通孔に添って移動させるための移動手段とを備え、各粗面食込み片は 第1の一対のリンクと第2の一対のリンクとが連結され、第1のリンクは移動軸 、第2のリンクは固定スリーブに連結させることにより、アイナットを引張るだ けでエスカレータハンドレールを挟着できるので段取時間を短縮でき、しかもエ スカレータハンドレールをエスカレータハンドレール引張治具に確実に挟着でき る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のエスカレータハンドレール引張治具の
詳細図。
【図2】エスカレータハンドレール製造装置の構成図。
【図3】(a)従来のエスカレータハンドレールの引張
方法、(b)従来のエスカレータハンドレールの引張治
具。
【符号の説明】
11・・・・・・エスカレータハンドレール引張治具 12・・・・・・有底円筒部材 12′・・・・・・貫通孔 13a、13b・・・・・・粗面食込み片 14a、14b・・・・・・第1のリンク 15a、15b・・・・・・第2のリンク 16・・・・・・移動軸 17・・・・・・固定スリーブ 18・・・・・・アイナット

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】エスカレータハンドレールの断面C形の長
    径に実質的に対応する径をもつ有底円筒部材と、前記有
    底円筒部材に嵌合した前記エスカレータハンドレールの
    断面C形の内面に2ヵ所で当接させられる一対の粗面食
    込み片と、前記有底円筒部材の底に穿設された貫通孔の
    周辺に固定される固定スリーブと、前記貫通孔を通って
    引出される移動軸と、前記移動軸を前記固定スリーブ及
    び前記貫通孔に添って移動させるための移動手段とを備
    え、前記各粗面食込み片は第1の一対のリンクと第2の
    一対のリンクとが連結され、前記第1のリンクは前記移
    動軸、前記第2のリンクは前記固定スリーブに連結され
    ていることを特徴とするエスカレータハンドレール引張
    治具。
JP4206592U 1992-06-18 1992-06-18 エスカレータハンドレール引張治具 Pending JPH06732U (ja)

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