JPH04133608A - 遠隔取外し式カムアロング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 仁産業上の利用分野］ 本発明はｔｍ或いはワイヤの引正に用いるカムアロング
に関するものである。

二従来の技術］ プレハブ式延線に例をとり、第７図について説明する。

プレハブ工法では複数鉄塔の各径間に対応する長さの電
線Ｅｌ、Ｅ２・・・を夫々割ワイヤＷを介して接続した
ものを用い、−挙に延線する。を線Ｅ１は金車Ｋを介し
て、図の左方へ延線され、その尾部には割ワイヤＷが接
続する。

電線Ｅｌ、Ｅ２は第７図の状態になる以前に、即ちＥｌ
の尾端部及びＥ２の頭端部が地上にある間に補正計尺し
て余剰電線を切除し、引止クランプＣＩ、Ｃ２を圧着し
た上で、夫々割ワイヤＷで接続しておかねばならない、
この間電線Ｅ１を仮止めするため、ｔｍＥｌの尾部へカ
ムアロングＡを装着し、セミワイヤｓ１で引止めておく
、引止めた電線Ｅ１．Ｅ２に対し前記のクランプ圧着及
び割ワイヤＷへの接続を行い、その後セミワイヤＳ１を
緩める。この緩みが進むにつれ、カムアロングＡはｔｍ
Ｅｌとともに上昇する。最後には全張力がセミワイヤｓ
１がら割ワイヤＷ及び電線Ｅ２に移る。

第７図はこのときの状態を示したもので、カムアロング
Ａは地上から離れた高所に位置する。その位置は通常ド
ラムＤから水平に約４０ｍ、高さは２０〜３０ｍ程度と
なる。

カムアロングＡは金車Ｋを通過できないのて、左方への
延線作業再開以前に、撤去しておかねばならない。

ところが従来知られたクサビ利用のカムアロングは、作
業者が手作業を加えないと、を線担持を解除できない。

このため作業者は割ワイヤをっなって高所のカムアロン
グに達し、宙乗りで取外すか、或いはカムアロングの所
在位置に作業台を仮設して、この上で作業をせねばなら
なかった。地上から遠隔作業で解除できるものが待望さ
れていた。

［課題解決の手段］ カムアロングをクサビ式から押圧片による挟持式に変え
る。即ち頭部金具と連部金具とを用意し、両者をカムレ
バとリンクとから成るリンク装置で結ぶ。両金具は別に
引きばねで結んでおく、を線と割ワイヤを連結した線状
体は両金具の中心線上を通過させる。いま割ワイヤが該
当位置にあるとして、頭部金具に割ワイヤを挟持可能な
１対の押圧片を備えておく。連部金具にはセミワイヤを
連結する。引きばねに抗してセミワイヤに張力がかかっ
ているときはリンク装置の作用で押圧片が割ワイヤを把
持する。張力がセミワイヤから割ワイヤに移ったとき、
セミワイヤはたるみ引きばねとリンク装置の作用で押圧
片の押圧も解耐される。

片方の押圧片に係止した引綱をこのとき地上でけん引し
て、この押圧片を引抜く。これによりカムアロングは割
ワイヤに沿い自然降下する。

［実施例］ 第１．２図について説明する０頭部金具１は平行２辺と
両耳部とを備えた１対の板に、デイスタンドピース（図
示せず〉をはさんで平行一体化したものである。１対の
押圧片２ａ、２ｂは、頭部金具内へ組込まれ、平行２辺
に沿い若干の進退が可能で、割ワイヤＷを挟持する。押
圧片２ｂには引綱３が係止され、割ワイヤＷと同方向に
引抜も可能で、挿入と引抜の便のため角を落しである。

連部金具４は二等辺三角形をなし、頂点端にセミワイヤ
Ｓが接続する。１対のカムレバ５は一端がビン６で頭部
金具の耳部へ枢着してあり、これを尾部金具方向へ倒す
と、押圧片２が割ワイヤを押圧するようカム面が形成し
である。１対のリンク７は一端がビン８でカムレバ端へ
、また他端はビン９で連部金具の底辺両端へ夫々枢着し
である。

頭部金具１と連部金具４とには、夫々対応位置に軸１ａ
、４ａが立設してあり、この両軸を引きばね１０で結ん
である。

第５．６図は頭部金具の他の実施例で、頭部金具１にブ
ラケット１１を固着し、その先端にローラ１２を軸支し
たものである。ローラ１２は割ワイヤＷ上を走行する。

以上は線状体を割ワイヤとして説明したが、必要に応じ
ｔ線の引止にも適用可能である。

Ｃ作用］ 在来型のカムアロングＡを用いてｔ！Ｅｌを仮止めした
上で、本発明のカムアロングＢを割ワイヤＷに装着し、
張力を前者から後者へ移しかえで目的を達する場合に例
をとり、第７図と第８図について説明する。

電！ＥｌがドラムＤから所定長さくり出されたとき、所
定位置にカムアロングＡを装着し、セミワイヤＳ１で仮
引止めする。電線Ｅ１の尾端部及び電！ｉＥ２の頭端部
は地上に横たわっている。所定長さ位置でこれらを切断
し、引止クランプＣｌＣ２を圧着し、割ワイヤＷで連結
する。以上は第７図に示すとおりである。

次に本発明のカムアロングＢを割ワイヤＷに装着する。

即ち割ワイヤＷを頭部金具の両押圧片間に位置させ、連
部金具もほぼその線に、沿うよう配置し、かつ連部金具
にセミワイヤＳ２を接続する。

滑車装置の作動でセミワイヤＳ２を緊張させると、カム
レバが回動して押圧片が割ワイヤＷを把持し引止状態に
なる。セミワイヤＳ２を締めこんで緊張させると、セミ
ワイヤＳＪは張力を失う。このときカムアロングＡは降
下し、地上で取外し可能な高さ位１に来ている。従って
この状態でカムアロングＡは、地上で撤去される。第８
図は撤去後の状態を示す。

このあとセミワイヤＳ２を緩めて張力を割ワイヤＷ側に
移す。移し終わった段階ではセミワイヤＳ２の緩みによ
り、引きばね１０が作用して押圧片による電線押圧が解
除される。このとき引線３を地上で引くと、押圧片が抜
きとられ、把持力を失ったカムアロングＢは割ワイヤに
沿い自然降下する。ローラ１２が附設されている場合、
降下は円滑である。

［効果］ カムアロングＢの撤去は地上の引線を引くだけですみ、
危険な宙乗作業から一切解放される６カムアロング下方
の作業台も仮設不要である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の平面図、第２図は同正面図、第３．４
図は押圧片の側面図と正面図、第５図は頭部金具の他の
実施例平面図、第６図は同正面図、第７図は従来作業の
説明図、第８図は本発明による作業の説明図である。 Ａ−カムアロング（在来型）、Ｂ−カムアロング（本発
明）、Ｃ１，Ｃ２−引止クランプ、Ｅ−電線、Ｗ−割ワ
イヤ、Ｓｌ、Ｓ２−セミワイヤ、】−頭部金具、２ａ、
２ｂ−押圧片、３−引線、４−圧部金具、５−カムレバ
、７−リンク、１〇−引きばね、１２−ローラ。 特許出願人　株式会社　ヒ　メ　ノ （他２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 平行２辺と両端耳部とを備えた頭部金具と、同金具に組
   込まれ平行２辺に沿い対向前進して線状体を挟持可能な
   １対の押圧片と、二等辺三角形をなし頂点端でセミワイ
   ヤに連結される尾部金具と、一端が夫々頭部金具の両耳
   に枢着され夫々尾部金具方向回動により両押圧片を線状
   体に押圧可能な１対のカムレバと、一端はカムレバ端に
   また他端は尾部金具の底辺両端に夫々枢着された１対の
   リングと、両端を夫々頭部金具と尾部金具とに係止され
   た引きばねと、一端は一方の押圧片に係止され尾部金具
   方向に伸長する引綱と、から構成された遠隔取外し式カ
   ムアロング。