JPH0673199A - ラミネート用艶消フィルム - Google Patents

ラミネート用艶消フィルム

Info

Publication number
JPH0673199A
JPH0673199A JP23012592A JP23012592A JPH0673199A JP H0673199 A JPH0673199 A JP H0673199A JP 23012592 A JP23012592 A JP 23012592A JP 23012592 A JP23012592 A JP 23012592A JP H0673199 A JPH0673199 A JP H0673199A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
polymer
thermoplastic polymer
film
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP23012592A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3307989B2 (ja
Inventor
Masao Inoue
雅勇 井上
Hiroki Hatakeyama
宏毅 畠山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority to JP23012592A priority Critical patent/JP3307989B2/ja
Publication of JPH0673199A publication Critical patent/JPH0673199A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3307989B2 publication Critical patent/JP3307989B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 艶消性に優れたラミネート用フィルムを提供
する。 【構成】 高粘度のメタクリル樹脂、ゴム含有重合体、
メタクリル樹脂、ポリアルキレングリコール及び艶消剤
からなる樹脂混合物から得られたフィルム。 【効果】 ラミメート後の艶消性が良好で、艶消が好ま
れる用途への保護フィルムとして好適に使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は艶消が好まれる用途への
保護フィルムとしてラミネートして使用されるラミネー
ト用アクリル系艶消フィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に樹脂成形品は艶があり、それが用
途によっては重要な特性とされるが、一方ではこのよう
な艶が無い方が好まれる用途も多い。艶消が好まれる用
途としては、壁紙、家具、車両等がある。
【0003】従来、ラミネ−ト用艶消フィルムには、通
常のアクリル系樹脂に有機、または無機の艶消剤が配合
された艶消フィルムが使用されている。配合される艶消
剤に関する報告は種々されているが、ベ−ス素材である
フィルム用アクリル系樹脂を改質して、ラミネート用と
して最適なものに関する報告は従来されていなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記通常のアクリル系
樹脂に有機、または無機の艶消剤が配合された艶消フィ
ルムは、ラミネ−ト時に艶が出てしまい、ラミネート後
良好な艶消状態にならないという問題点を有していた。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者等は上記問題点
について鋭意検討の結果、ベース素材であるフィルム用
アクリル系樹脂に問題を有することを見いだし、本発明
に到達した。
【0006】すなわち本発明は、下記に示される熱可塑
性重合体(I)0.1〜20重量部、ゴム含有重合体
(II)5〜99.9重量部、熱可塑性重合体(III)0
〜94.9重量部、平均分子量200〜100000の
ポリアルキレングリコール1〜20重量部、有機または
無機系艶消剤1〜20重量部からなり、(I)(II)
(III)の合計が100重量部である樹脂混合物をフィ
ルム化して得られるラミネート用艶消フィルムである。
【0007】(I)熱可塑性重合体 メタクリル酸メチル50〜100重量%と共重合可能な
他のビニル単量体の少なくとも1種0〜50重量%とか
らなり、重合体の還元粘度(重合体0.1gをクロロホ
ルム100mlに溶解し、25℃で測定)が0.1l/
gを超える熱可塑性重合体 (II)ゴム含有重合体 アクリル酸アルキルエステル50〜99.9重量%、他
の共重合可能な他のビニル単量体0〜40重量%及び共
重合性の架橋性単量体0.1〜10重量%からなる単量
体混合物を重合して得られる弾性共重合体100重量部
の存在下にメタクリル酸エステル50〜100重量%と
共重合可能な他のビニル単量体0〜50重量%からなる
単量体またはその混合物10〜1000重量部を重合さ
せることにより得られるゴム含有重合体 (III)熱可塑性重合体 炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸エステ
ル50〜99重量%と、アクリル酸エステル1〜50重
量%と共重合可能な他のビニル単量体の少なくとも1種
0〜50重量%とからなり、重合体の還元粘度(重合体
0.1gをクロロホルム100mlに溶解し、25℃で
測定)が0.1l/g以下である熱可塑性重合体 本発明において、ポリアルキレングリコールが添加され
たフィルム用アクリル系樹脂を用いることにより、ラミ
ネート後の艶消状態が良好となることは、驚くべきこと
である。
【0008】本発明における熱可塑性重合体(I)は、
メタクリル酸メチル50〜100重量%と共重合可能な
他のビニル単量体の少なくとも1種0〜50重量%とか
らなり、重合体の還元粘度(重合体0.1gをクロロホ
ルム100mlに溶解し、25℃で測定)が0.1l/
gを超える熱可塑性重合体であり、フィルム成形性に対
し重要な役割を示す成分である。熱可塑性重合体(I)
の還元粘度は重要であり、還元粘度が0.1l/g以下
であれば、厚み精度の良好なフィルムとならない。還元
粘度は通常0.1l/gを超えて2l/g以下、好まし
くは、0.2〜1.2l/gである。
【0009】本発明に用いられる熱可塑性重合体(I)
において、メタクリル酸メチルと共重合可能なビニル単
量体としては、アクリル酸アルキルエステル、メタクリ
ル酸アルキルエステル、芳香族ビニル化合物、ビニルシ
アン化合物等を使用することができる。
【0010】熱可塑性重合体(I)の製造は乳化重合法
によることが好ましく、通常の乳化重合法、後処理方法
により、粉末状で回収することができる。
【0011】本発明におけるゴム含有重合体(II)は、
樹脂組成物に優れた耐衝撃性、伸度を付与する作用を有
し、アクリル酸アルキルエステルをゴムの主成分として
含む多層構造を有するグラフト共重合体である。
【0012】本発明におけるゴム含有重合体(II)は、
アクリル酸アルキルエステル50〜99.9重量%、共
重合可能な他のビニル単量体0〜40重量%及び共重合
性の架橋性単量体0.1〜10重量%からなる単量体混
合物を重合させて得られた弾性共重合体100重量部の
存在下にメタクリル酸エステル50〜100重量%と、
これと共重合可能なビニル系単量体0〜50重量%から
なる単量体またはその混合物10〜1000重量部を少
なくとも1段以上で重合させることにより得られる。
【0013】ここで用いられるアクリル酸アルキルエス
テルとしては、アルキル基の炭素数1〜8のものが用い
られ、そのうちアクリル酸ブチル、アクリル酸−2−エ
チルヘキシル等が好ましい。
【0014】弾性共重合体を得るに際しては、40重量
%以下の共重合可能な他のビニル単量体を共重合させる
ことができる。ここで用いるビニル単量体としては、メ
タクリル酸メチル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸
シクロヘキシル等のメタクリル酸アルキルエステル、ス
チレン、アクリロニトリルなどが好ましい。
【0015】さらに本発明においては共重合性の架橋性
単量体を使用する。用いる架橋性単量体としては特に限
定する必要は無いが、好ましくは、エチレングリコール
ジメタクリレート、ブタンジオールジメタクリレート、
アクリル酸アリル、メタクリル酸アリル、フタル酸ジア
リル、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシアヌ
レート、ジビニルベンゼン、マレイン酸ジアリル、トリ
メチロールトリアクリレート、アリルシンナメート等が
挙げられ、これらを単独または組み合わせて用いること
ができる。
【0016】弾性共重合体にグラフトさせる単量体とし
ては、メタクリル酸エステル50重量%以上が使用さ
れ、具体的には、メタクリル酸メチル、メタクリル酸エ
チル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシル等が挙げられる。
さらに共重合可能な他のビニル単量体50重量%以下が
使用され、特に限定されないが具体的には、アクリル酸
メチル、アクリル酸ブチル、アクリル酸シクロヘキシル
等のアクリル酸アルキルエステル、スチレン、アクリロ
ニトリルなどが挙げられる。
【0017】グラフトさせる単量体混合物は弾性共重合
体100重量部に対し10〜1000重量部、好ましく
は20〜200重量部が使用され、少なくとも1段以上
で重合することができる。
【0018】本発明中のゴム含有重合体(II)は、通常
の乳化重合で得られる。なお、重合時に連鎖移動剤、そ
の他の重合助剤等を使用してもよい。連鎖移動剤は公知
のものが使用できるが好ましくはメルカプタン類であ
る。
【0019】本発明で使用される熱可塑性重合体(II
I)は、炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル
酸エステル50〜99重量%と、アクリル酸エステル1
〜50重量%と、これと共重合可能な他のビニル単量体
の少なくとも1種0〜50重量%とからなり、重合体の
還元粘度(重合体0.1gをクロロホルム100mlに
溶解し、25℃で測定)が0.1l/g以下である重合
体である。
【0020】熱可塑性重合体(III)で使用されるメタ
クリル酸エステルとしては、メタクリル酸メチル、メタ
クリル酸エチル、メタクリル酸ブチル等が使用できる
が、メタクリル酸メチルが最も好ましい。アクリル酸エ
ステルとしては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸ブチル等が使用できる。アクリル酸エス
テルは1〜50重量%の範囲で使用され、好ましくは5
〜40重量%の範囲である。共重合可能な他のビニル単
量体としては公知の単量体が使用できる。
【0021】熱可塑性重合体(III)の製造方法は、特
に限定されないが、通常の懸濁重合、乳化重合、塊状重
合等の方法で重合できる。なお、重合時に連鎖移動剤、
その他の重合助剤等を使用してもよい。連鎖移動剤は公
知のものが使用できるが好ましくはメルカプタン類であ
る。
【0022】本発明は、こうして得られた熱可塑性重合
体(I)、ゴム含有重合体(II)、熱可塑性重合体(II
I)と、ポリアルキレングリコール、有機または無機系
艶消剤からなる樹脂混合物であり、これをフィルム化し
て得られるラミネート用艶消フィルムである。熱可塑性
重合体(I)、ゴム含有重合体(II)、熱可塑性重合体
(III)は合計100重量部使用し、その混合比率は熱
可塑性重合体(I)が0.1〜20重量部、ゴム含有重
合体(II)が5〜99.9重量部、熱可塑性重合体(II
I)が0〜94.9重量部である。
【0023】本発明においては、ポリアルキレングリコ
ールを使用することが必須である。ポリアルキレングリ
コールとしては公知のものが使用でき、例えばポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリブチ
レングリコール、及びこれらの分岐を有するもの等が挙
げられるが、最も好ましいのはポリエチレングリコール
である。ポリアルキレングリコールの平均分子量は20
0〜100000のものが使用され、好ましくは100
0〜20000である。ポリアルキレングリコールは1
〜20重量部使用することが必須であり、5〜15重量
部使用することが好ましい。ポリアルキレングリコール
が1重量部未満であるとその効果はほとんどなく、また
20重量部を越えて使用すると耐熱性が低下し、成形前
の乾燥等が困難となるため好ましくない。
【0024】本発明においては、有機または無機系艶消
剤を1〜20重量部使用することが必須である。艶消剤
の種類は特に限定されず公知のものが使用できる。好ま
しくは、無機系艶消剤としてはマイカ微粒子またはタル
ク微粒子、有機系艶消剤としては粒径1〜20μの架橋
構造を有する樹脂微粒子である。
【0025】粒径1〜20μの架橋構造を有する樹脂微
粒子はアクリル樹脂系微粒子であり架橋剤で架橋され溶
融しない微粒子であることが好ましい。アクリル樹脂系
微粒子であればフィルムの透明性が良好となり、また溶
融する微粒子を使用すると良好な艶消効果が期待できな
い。
【0026】これらの艶消剤は、1〜20重量部、好ま
しくは5〜15重量部使用される。1重量部未満では良
好な艶消性が期待できず、20重量部を超えると成形物
外観を損なう恐れがある。
【0027】本発明の樹脂組成物は必要に応じて一般の
配合剤、例えば安定剤、滑剤、加工助剤、可塑剤、耐衝
撃助剤、発泡剤、充填剤、着色剤、紫外線吸収剤等を含
むことができる。
【0028】本発明における樹脂組成物は、フィルム状
に成形される。成形に先立って、各々の所定量をヘンシ
ェルミキサ−等を使用し十分に均一に混合し、スクリュ
−押出機等を使用し160〜280℃で溶融混練し、ペ
レット状に成形することが好ましい。その後Tダイ法、
インフレーション法、カレンダー法などにより良好な艶
消フィルムを得ることができる。また本発明で得られた
フィルムは通常のラミネート方法で各種基材樹脂、フィ
ルム等にラミネートできるが、50〜180℃で熱ラミ
ネ−ションを行うことが好ましい。
【0029】
【実施例】以下実施例にて本発明を説明するが、本発明
は実施例により限定されるものではない。なお実施例中
において部数はすべて重量基準である。
【0030】実施例1〜13 a)熱可塑性重合体(I)の製造 反応容器に窒素置換したイオン交換水200部を仕込
み、乳化剤オレイン酸カリ1部、過硫酸カリ0.3部を
仕込んだ。続いてメタクリル酸メチル40部、アクリル
酸n−ブチル10部、n−オクチルメルカプタン0.0
05部を仕込み、窒素雰囲気下65℃にて3時間撹拌し
重合を完結させた。引き続いてメタクリル酸メチル48
部、アクリル酸n−ブチル2部からなる単量体混合物を
2時間にわたり滴下し滴下終了後2時間保持を行い重合
を完結させた。得られたラテックスを0.25%硫酸水
溶液に添加し、重合体を酸析後脱水、水洗、乾燥し、粉
体状で重合体を回収した。得られた共重合体の還元粘度
ηsp/cは0.38l/gであった。
【0031】b)ゴム含有重合体(II)の製造 反応容器に下記のような割合の原料を仕込み、窒素雰囲
気下50℃で4時間撹拌を行いながら重合を完結させ、
弾性体ラテックスを得た。
【0032】 アクリル酸ブチル(BA) 77部 スチレン 22.7部 メタクリル酸アリル 0.3部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム 2.0部 脱イオン水 300部 過硫酸カリ 0.3部 燐酸二ナトリウム12水塩 0.5部 燐酸水素ナトリウム2水塩 0.3部 この弾性体ラテックス100重量部(固形分として)を
反応容器に取り、撹拌しながら充分窒素置換した後、8
0℃に昇温し、ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシ
レート0.125部、脱イオン水2部からなる水溶液を
添加後、温度を80℃に保ちながらメタクリル酸メチル
60部、n−オクチルメルカプタン0.05部、t−ブ
チルハイドロパーオキサイド0.125部からなる混合
物を2時間にわたり滴下後2時間保持し重合を完結させ
た。
【0033】得られた共重合体ラテックスを3%食塩水
溶液に添加し、塩析後脱水、水洗、洗浄を行い粉体状で
ゴム含有重合体(II)を得た。
【0034】c)成形品の製造 上記のごとくして得られた熱可塑性重合体(I)、ゴム
含有重合体(II)、熱可塑性重合体(III)であるメタ
クリル酸メチル/アクリル酸メチル共重合体(メタクリ
ル酸メチル/アクリル酸メチル=90/10、ηsp/c=
0.05l/g)、及び各種ポリアルキレングリコー
ル、各種艶消剤を表1に示す各種割合でヘンシェルミキ
サ−で混合した。次いで40mmφのスクリュー型押出機
(L/D=26)を用いてシリンダー温度200〜26
0℃、ダイ温度250℃で溶融混練しペレット化した。
【0035】得られたペレットを除湿乾燥機を用い50
℃で1昼夜乾燥し、Tダイを用いてフィルム成形を行っ
た。得られたフィルムの成形性、光沢度を表1に示す。
なお光沢度はグロスメーター(ムラカミカラーリサーチ
ラボラトリー製 GM−26D型)を用い、60°での
光沢度を測定した。
【0036】d)ラミネート 上記方法にて得られたフィルムをエンボス付きラミネー
トロールを用い、厚み100μの軟質塩ビフィルムと1
50℃、30kg/cm2 の条件で熱ラミネーションを
行った。得られたラミネート後フィルムの光沢度を表1
に示す。
【0037】比較例1 熱可塑性重合体(I)を使用せずに実施例1と同様に製
膜を行った。結果を表2に示す。本比較例より熱可塑性
重合体(I)を使用しないと良好なフィルムが得られな
いことがわかる。
【0038】比較例2〜3 艶消剤の種類、添加量を表2に示すように変えたほかは
実施例1と同様にしてフィルムを得、また軟質塩ビフィ
ルムにラミネートを行った。結果を、表2に示す。表2
より、艶消剤が1重量部未満であると良好な艶消性が得
られず、艶消剤が20重量部を越えるとフィルム外観を
損なうことがわかる。
【0039】比較例4〜5 ポリアルキレングリコールの添加量を表2に示すように
変えたほかは実施例1と同様にしてフィルムを得、また
軟質塩ビフィルムにラミネートを行った。結果を表2に
示す。表2よりポリアルキレングリコ−ルが1重量部未
満であると良好な艶消性が得られず、20重量部を超え
ると作業性が悪化することがわかる。
【0040】
【表1】
【0041】
【表2】
【0042】
【発明の効果】本発明のポリアルキレングリコールが添
加された樹脂混合物をフィルム化して得られる艶消フィ
ルムはラミネ−ト後の艶消性が良好であり、艶消が好ま
れる壁紙、家具、車両等への保護フィルムとして好適に
使用できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記に示される熱可塑性重合体(I)
    0.1〜20重量部、ゴム含有重合体(II)5〜99.
    9重量部、熱可塑性重合体(III)0〜94.9重量
    部、平均分子量200〜100000のポリアルキレン
    グリコール1〜20重量部、有機または無機系艶消剤1
    〜20重量部からなり、(I)(II)(III)の合計が
    100重量部である樹脂混合物をフィルム化して得られ
    るラミネート用艶消フィルム。 (I)熱可塑性重合体 メタクリル酸メチル50〜100重量%と共重合可能な
    他のビニル単量体の少なくとも1種0〜50重量%とか
    らなり、重合体の還元粘度(重合体0.1gをクロロホ
    ルム100mlに溶解し、25℃で測定)が0.1l/
    gを超える熱可塑性重合体 (II)ゴム含有重合体 アクリル酸アルキルエステル50〜99.9重量%、共
    重合可能な他のビニル単量体0〜40重量%及び共重合
    性の架橋性単量体0.1〜10重量%からなる単量体混
    合物を重合して得られる弾性共重合体100重量部の存
    在下にメタクリル酸エステル50〜100重量%と共重
    合可能な他のビニル単量体0〜50重量%からなる単量
    体またはその混合物10〜1000重量部を重合させる
    ことにより得られるゴム含有重合体 (III)熱可塑性重合体 炭素数1〜4のアルキル基を有するメタクリル酸エステ
    ル50〜99重量%と、アクリル酸エステル1〜50重
    量%及び共重合可能な他のビニル単量体の少なくとも1
    種0〜50重量%とからなり、重合体の還元粘度(重合
    体0.1gをクロロホルム100mlに溶解し、25℃
    で測定)が0.1l/g以下である熱可塑性重合体
  2. 【請求項2】 艶消剤が粒径1〜20μの架橋構造を有
    する樹脂微粒子、マイカ微粒子、またはタルク微粒子で
    ある請求項1記載のラミネ−ト用艶消フィルム。
  3. 【請求項3】 ポリアルキレングリコールがポリエチレ
    ングリコールである請求項1記載のラミネート用艶消フ
    ィルム。
  4. 【請求項4】 塩化ビニール系フィルムまたはシートに
    ラミネートされるフィルムである請求項1記載のラミネ
    ート用艶消フィルム。
JP23012592A 1992-08-28 1992-08-28 ラミネート用艶消フィルム Expired - Lifetime JP3307989B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23012592A JP3307989B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 ラミネート用艶消フィルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23012592A JP3307989B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 ラミネート用艶消フィルム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0673199A true JPH0673199A (ja) 1994-03-15
JP3307989B2 JP3307989B2 (ja) 2002-07-29

Family

ID=16902965

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23012592A Expired - Lifetime JP3307989B2 (ja) 1992-08-28 1992-08-28 ラミネート用艶消フィルム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3307989B2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006485A1 (fr) * 1997-07-31 1999-02-11 Sumitomo Chemical Company, Limited Pellicule en resine acrylique et film stratifie contenant cette pellicule
WO1999014272A1 (fr) * 1997-09-16 1999-03-25 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Films acryliques et stratifies acryliques
JP2008501062A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 アーケマ・フランス 印刷可能な艶消し面を有する熱可塑性物品
US11052645B2 (en) 2016-02-15 2021-07-06 Kuraray Co., Ltd. Thermoplastic resin film, its manufacturing method, and laminated body

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999006485A1 (fr) * 1997-07-31 1999-02-11 Sumitomo Chemical Company, Limited Pellicule en resine acrylique et film stratifie contenant cette pellicule
WO1999014272A1 (fr) * 1997-09-16 1999-03-25 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Films acryliques et stratifies acryliques
JPH1180487A (ja) * 1997-09-16 1999-03-26 Mitsubishi Rayon Co Ltd 加工性良好なアクリルフィルム、およびそのアクリルフィルムを積層した成形品
US6509097B1 (en) 1997-09-16 2003-01-21 Mitsubishi Rayon Co., Ltd. Acrylic films and acrylic laminates
JP2008501062A (ja) * 2004-05-28 2008-01-17 アーケマ・フランス 印刷可能な艶消し面を有する熱可塑性物品
US11052645B2 (en) 2016-02-15 2021-07-06 Kuraray Co., Ltd. Thermoplastic resin film, its manufacturing method, and laminated body

Also Published As

Publication number Publication date
JP3307989B2 (ja) 2002-07-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4052525A (en) Multi-layer structure acrylic polymer composition
JP3142774B2 (ja) アクリルフィルムおよびこれを用いたアクリル積層射出成型品
JP2021521311A (ja) 熱可塑性樹脂組成物
US6309739B1 (en) Methacrylic acid ester resin composition and film made thereof
EP3613807B1 (en) Thermoplastic resin composition
KR20120009860A (ko) Pvc공압출용 asa 수지 조성물, 이로부터 제조된 필름, 압출시트 및 건축용 외장재
US8664338B2 (en) Processability improver for foam molding and vinyl chloride resin composition containing same
US5250617A (en) Polymer blends containing ethylene polymers for flexible films
JP2004099898A (ja) つやのない表面を付与する熱可塑性組成物
US20230226808A1 (en) Acrylic laminate film, method for producing same, and deco sheet produced therefrom
JPH0645737B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JP3307989B2 (ja) ラミネート用艶消フィルム
JPH05202264A (ja) グラフトゴム混合物
JP2002254495A (ja) アクリル系艶消し熱可塑性樹脂フィルムとその製造方法
JP7066228B2 (ja) 熱可塑性樹脂組成物
JPH02212534A (ja) 重合体混合物
KR20030076662A (ko) 열가소성 수지용 내충격성 개량제 및 이것을 함유하는수지 조성물
JPH0673200A (ja) ラミネート用艶消フィルム
JP4410390B2 (ja) アクリル樹脂フィルム状物及び積層体
US6844396B2 (en) Acrylic resin composition
JP3686525B2 (ja) 耐折曲白化性に優れた艶消し熱可塑性樹脂組成物及びフィルム
JP4923501B2 (ja) メタクリル系樹脂組成物からなる成形品
JP2000072894A (ja) ラミネ―ト用アクリル樹脂フィルムおよび積層体
JP2000327874A (ja) ラミネートアクリル樹脂フイルムおよび積層体
JP2000072895A (ja) ラミネ―ト用アクリル樹脂フィルムおよび積層体

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080517

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090517

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100517

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110517

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120517

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130517

Year of fee payment: 11