JPH0673141B2 - 連続調画像デ−タ生成方法およびその装置 - Google Patents

連続調画像デ−タ生成方法およびその装置

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JPH0673141B2
JPH0673141B2 JP19984286A JP19984286A JPH0673141B2 JP H0673141 B2 JPH0673141 B2 JP H0673141B2 JP 19984286 A JP19984286 A JP 19984286A JP 19984286 A JP19984286 A JP 19984286A JP H0673141 B2 JPH0673141 B2 JP H0673141B2
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秀明 北村
勝也 山口
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大日本スクリ−ン製造株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、階調が連続的に変化する画像を離散的な階
調を有する画素配列によって記録するにあたって、階調
の不連続的な変化(以下「トーンジャンプ」と言う)の
影響を防止することができるような連続調画像データの
生成方法およびその装置に関する。
(従来技術とその問題点) 製版用スキャナのような画像記録装置においては、離散
的な階調を有する画素配列によって画像の空間的階調変
化を表現しなければならない。このため、第27図(a)
に模式的に示すような、記録画面上の位置変化に応じて
連続的に階調が変化する連続調画像を記録したい場合に
おいても、第27図(b)のようなステップ状の階調変化
を有する画像によって、このような連続調画像を近似的
に表現する必要がある。そして、このような事情は、製
版用スキャナに限らず、デジタル化された画像データを
用いて画像記録を行なう装置に共通の性質となってい
る。
一方、現在利用されている画像記録装置では、このよう
な階調の不連続変化つまり第27図(b)のトーンジャン
プΔGが視認されにくいように、種々の改良が加えられ
ている。このため、一般の画像記録においては、このト
ーンジャンプΔGが視認されることは少ない。ところ
が、製版用スキャナにおける傾斜網の記録のように、指
定された方向に沿って階調が規則的に変化しているよう
な場合には、階調変化の滑かさが上記トーンジャンプΔ
Gによって阻害されることが多い。
この問題に対処するために種々の対策が考えられている
が、このうちの代表的なものを、その欠点とともに以下
に説明する。
(1) 画像データのデータ長、つまり階調を表現する
デジタル信号のビット数を十分増大させて、トーンジャ
ンプΔGの絶対値を小さくする。この方法は、原理的に
は最も望ましい方法である。しかしながら、実際には、
データ長の増大に伴ってデータ量が増大し、処理時間も
かなり長くなってしまうという欠点がある。また、この
ような大量のデータ処理を行なう回路を準備しなければ
ならないために、装置のサイズの増大やコストアップを
招くことになる。
(2) デジタル化された画像データを一度アナログ信
号へと変換して、このアナログ信号に加わる回路ノイズ
などの自然ノイズを利用する。この方法では、ノイズが
加わったアナログ信号を再度デジタル信号に変換して、
これを画像記録に使用する。そして、上記自然ノイズ等
によって、トーンジャンプΔGが生ずる画素を特定でき
ないようにする。しかしながら、自然ノイズのレベルは
一般的に小さいため、この方法を適用するには、デジタ
ル画像データのビット数がかなり多くなければならな
い。したがって、上記第1の方法と同様の欠点がある。
(3) ある程度のレベルを有するデジタル的なランダ
ムノイズをノイズ発生回路によって発生させ、これをデ
ジタル画像データに加える。この方法は上記第1および
第2の方法と異なってある程度の効果が期待できる。し
かしながら、実際問題としては、この方法だけではトー
ンジャンプΔGの影響を十分に除去することはできない
という問題がある。
また、特開昭61−45248号公報の「印刷製版用グラデー
ション発生方法」においては、「印刷製版用スキャナの
主走査回転と同期する主走査同期信号により指定するア
ドレスに応じて、特定パターンの露光信号を出力する少
なくとも1走査線分の画像メモリを持つメモリ装置に、
乱数発生機能を用いてアドレス指定することにより、1
走査線毎に1画素以上の範囲で指定アドレスを規則的も
しくは不規則的に変化させ、目視上連続的な濃度変化を
もつ特定パターンが得られるように」している。
ところが、この方法においてはメモリ装置に予め特定パ
ターンの露光信号を書き込んでおく必要があり、特定パ
ターンをその都度作成するか、何種類か用意しておく必
要があった。
又、特開昭61−91661号公報では、階調信号(連続調信
号)にゆらぎ信号(例えばノコギリ波,三角波)を加え
合せて、離散的階調数で画像記録している。ところが、
この場合には、階調信号の増加率又は減少率に応じて、
ゆらぎ信号の波高値及び波長を適宜に選択しなければな
らない。その理由はゆらぎ信号が重畳された階調信号が
閾値を超える時と記録のための画素間隔となるべく多く
一致させ、効果のでる記録となるようにしなければなら
ないからである。
このように、従来技術では、指定された方向に沿って規
則的に階調が変化する画像の記録にあたって、トーンジ
ャンプΔGの影響を有効に除去することは困難であると
いう問題があった。
(発明の目的) この発明は従来技術における上述の問題の克服を意図し
ており、データ処理をあまり複雑化することなく、連続
調画像記録におけるトーンジャンプの影響を有効に防止
することのできる連続調画像データの生成方法およびそ
の装置を提供することを目的とする。
(目的を達成するための手段) 上述の目的を達成するため、この出願の第1の発明にか
かる画像データ生成方法では、記録に使用される離散的
階調数に応じたデータ長を有する整数部と、整数値を有
する所定の階調初期値からの主走査方向および副走査方
向の階調変化率に応じてそれぞれ決定された第1と第2
の小数部とを含んだ第1の階調データによって前記画像
の画素ごとの階調を表現する。
そして、前記第1の小数部に、小数値を有しかつ画素の
主走査方向の位置変化に対しては同一の値を維持する第
1の乱数を合成するとともに、 前記第2の小数部に、小数値を有しかつ画素の副走査方
向の位置変化に対しては同一の値を維持する第2の乱数
を合成する。
これらの合成のそれぞれによって得られた値のうち少な
くとも一方が所定の基準整数値以上となる画素について
の前記整数部の値を単位量だけ修正して第2の階調デー
タを求め、この第2の階調データを前記記録のための画
像データとする。
また、この発明では、上記連続調画像データ生成方法の
実施に適した装置をも提供する。
(実施例) A.実施例の構成と動作 第2図は、この発明の一実施例である連続調画像データ
生成装置が階調傾斜画像生成回路20として組込まれた円
筒走査型の製版用スキャナの全体構成図である。以下、
この第2図を参照してこのスキャナの全体構成と概略動
作とを説明し、その後に、この実施例の特徴部を詳細に
説明する。
(A-1)実施例の全体構成と概略動作 第2図に示した製版用スキャナ1においては、原画2を
巻着した原画ドラム3と、感光材4を巻着した記録ドラ
ム5とが、ドラム軸6に固着されている。このドラム軸
6は、プーリ7とベルト8とを通じて与えられるモータ
9の駆動力によって同期的に回転する。
一方、上記原画ドラム3と記録ドラム5とにそれぞれ対
向して、ピックアップヘッド10と露光ヘッド11とがそれ
ぞれドラム軸6に平行に移動可能に配設されており、こ
れらは、駆動用パルスモータ12,13から送りねじ14,15へ
とそれぞれ与えられる駆動力によって、それぞれ移送さ
れるようになっている。
上記ピックアップヘッド10には、光電変換素子などが内
蔵されており、原画2の画像を読取って画像信号を発生
する。この画像信号は、A/D変換器16へと与えられる。
このA/D変換器16では、この画像信号が、後述するタイ
ミングコントロール回路24からの周期的な画素クロック
CKXに応じてサンプリングされて、順次A/D変換される。
そして、A/D変換後の画像信号が画像処理回路17へと与
えられる。
この画像処理回路17は、図示しない階調補正回路などを
有しており、入力された画像信号に階調補正などの所定
の処理を施す。このようにして得られた記録用画像信号
は網点発生器18へと与えられる。網点発生器18は、この
記録用画像信号と基準網点信号とを比較して網点出力を
発生し、露光ヘッド11はこの網点出力に基づいて感光材
4への網点画像記録を行なう。もちろん記録用画像信号
に基づいて連続調記録を行ってもよいのである。
網点記録する場合、後に説明する第15図に示すような1
つの小さい4角形が記録1画素の面積を示し、1つの網
点は例えば2.3画素×2.3画素で表現される。本発明で
は、後に詳述するが、たとえば第1図のように画像記録
される。
従って画像毎に記録すべき画像信号が与えられ、画素毎
に異なる網%で画像信号が記録されている。このため、
2.3画素×2.3画素で表現される網点は丸、楕円、四角、
菱形等の定まった形のものばかりでなく、歪んだ形状で
も記録されているのは周知である。後に第1図で説明す
る網点形状は、定まった形に近い形状で記録される。
一方、この製版用スキャナ1には、この発明の一実施例
としての階調傾斜画像生成回路20が設けられている。そ
して、傾斜網を感光材4上に記録する際には、この階調
傾斜画像生成回路20で生成された画像データが、画像処
理回路17を介して網点発生器18に与えられるようになっ
ている。このときには、原画3から読取られた画像信号
は使用されない。
また、この製版用スキャナ1には、キーボード22および
操作盤23に接続された制御回路21が設けられている。こ
の制御回路21は、上記各回路の制御や、種々のデータ処
理などを行なうためのものである。さらに、このスキャ
ナ1には、タイミングコントロール回路24が設けられて
いる。このタイミングコントロール回路24は、ドラム軸
6の回転に同期するパルス発生装置25からのパルス入力
に同期して、上記画素クロックCKXや、主走査の1回分
の開始を指示する主走査開始クロックCKY、それに、駆
動用パルスモータ12,13への制御信号(図中、破線で示
す)を発生し、図示した各部へと与えるようになってい
る。
(A-2)階調傾斜画像生成回路20の機能の概略 第3図は階調傾斜画像生成回路20の内部構成を示すブロ
ック図である。前述したように、この階調傾斜画像生成
回路20は第2図の感光材4上に傾斜網を記録するための
画像データを生成する回路であり、この傾斜網の階調分
布の例が第4図に模式的に示されている。すなわち、第
4図の感光材4上の領域4aでは、主走査方向Xに沿って
階調が単調に変化した傾斜網(以下、「主走査方向傾斜
網」と言う)が示されている。また、領域4bでは副走査
方向Yに沿って階調が単調に変化した傾斜網(以下「副
走査方向傾斜網」と言う)が示されている。さらに、領
域4cには任意の方向Pに沿って階調が変化する傾斜網が
示されている。
後の説明からわかるように、第3図の階調傾斜画像生成
回路20は、このような種々の方向への傾斜網の記録のた
めの画像データを自在に生成することができるようにな
っている。そして、この画像データは、トーンジャンプ
の影響を有効に除去するような形で生成される。
そこで、以下では、まず主走査方向傾斜網の記録のため
の画像データを第3図の回路を使用して生成する動作に
ついて説明し、その後、副走査方向傾斜網の記録と、任
意の方向への傾斜網記録とのそれぞれについての画像デ
ータの生成について説明する。ただし、主走査方向傾斜
網生成の説明においては、後の説明に必要とされる一般
的事項もあわせて述べておくことにする。
なお、以下の説明において、10進法の整数値としての
“1"を、データの特定のビットの状態を示す“1"と区別
する目的で、10進法の“1"を“1."と表現する。また、
同様に、10進法の整数値としての“2"は、“2."のよう
に表現する。
(A-3)主走査方向傾斜網の生成 (A-3a)データ入力 主走査方向傾斜網の生成にあたっては、まず、オペレー
タが、第2図のキーボード22を用いて、階調の変化方向
として主走査方向Xを指定する。また、次の各データも
入力される(第5図参照)。
(1)傾斜網生成開始位置Xs 傾斜網生成終了位置Xe (2)傾斜網生成開始位置Xsにおける 階調初期値G0 (3)階調変化率(第5図の階調変化直線Lの傾き)を
指示するパラメータ これらのデータが入力されると、第2図の制御回路21内
に設けられたマイクロコンピュータ(図示せず)は、主
走査方向Xの1画素あたりの階調変化量gXを演算して求
める。以下、この階調変化量gXを「主走査方向変化量」
と呼ぶ。
このようにして得られた主走査方向変化量gXは、第3図
の階調傾斜画像生成回路20に与えられる。また、この階
調傾斜画像生成回路20へは、副走査方向Yについての一
画素あたりの階調変化量(以下「副走査方向変化量」と
言う)gYも入力されるようになっている。ただし、ここ
で考えている主走査方向傾斜網の生成動作の場合は、gY
=0である。
このようにして与えられた各種データのうち、階調初期
値G0は、階調傾斜画像生成回路20内に設けられた副走査
方向加算器200に取込まれる。また、副走査方向変化量g
Y(=0)も、ラッチ回路52でラッチされた後に、副走
査方向加算器200に取込まれる。一方、主走査方向変化
量gXは、ラッチ回路51でラッチされた後に、主走査方向
加算器100に取込まれる。
(A-3b)主走査方向加算器100の構成 第6図は、この主走査方向加算器100の内部構成を示す
ブロック図である。この主走査方向加算器100に含まれ
る回路のうち、加算器111データセレクタ112およびラッ
チ回路113は、画像記録に使用される画像データのデー
タ長に応じたデータ長を有するデータを処理できるよう
になっている。したがって、たとえば、画像記録におい
て階調をMビットで表現するときには、これらの回路も
またMビットを処理する回路として形成される。
一方、第6図の他と加算器114、データセレクタ115およ
びラッチ回路116は、あらかじめ定められた任意のデー
タ長(たとえばNビット)を処理できるようになってい
る。そして、後の説明からわかるように、加算器114か
ら出力されるキャリー信号CR1が加算器111のキャリー入
力となっているため、主走査方向加算器100は、全体と
して、上位Mビットと下位Nビットとから形成される
(M+N)ビットのデータを処理できるようになってい
る。このM,Nとしては、たとえば8ビットずつが割当て
られる。
このうち、上位Mビットは画像記録時の階調表現に使用
されるものであり、その最下位ビットは階調表現の最小
単位に相当する。このため、この上位Mビットは、画像
データないしは階調データの整数部としての意味を有す
る。また、下位Nビットは、最終的に得られる画像デー
タ中では直接には表現されず、階調傾斜画像生成回路20
内でのみ利用される。したがって、この下位Nビットは
階調データの小数部としての意味を有する。
(A-3c)副走査方向加算器200の構成 第7図は、第3図の副走査方向加算器200の内部構成を
示すブロック図である。第6図と第7図とを比較すると
わかるように、この副走査方向加算器200は第6図の主
走査方向加算器100と同様の構成を有しており、両者の
相違点は取扱うデータの内容と動作タイミングのみであ
る。そして、第7図の副走査方向加算器200において
も、Mビットの整数部を処理するための加算器211,デー
タセレクタ212およびラッチ回路213と、Nビットの小数
部を処理するための加算器214、データセレクタ215およ
びラッチ回路216とが設けられている。
(A-3d)整数部と小数部との関係 このような整数部と小数部との関係が第8図に示されて
いる。すなわち、第8図(a)において、主走査方向加
算器100における整数部IXと小数部DX(「第1の小数
部」)とが、それぞれ、Mビットデータ: aM-1,…,a1,a0 と、Nビットデータ: bN-1,…b1,b0 とによって表現されている。また、第8図(b)では、
副走査方向加算器200における整数部IYと小数部D
Y(「第2の小数部」)とが、同様に、Mビットデー
タ: cM-1,…,c1,c0 と、Nビットデータ: dN-1,…d1,d0 とによって、それぞれ表現されている。
(A-3e)副走査方向加算器200の動作 このような前提のもとで、まず、副走査方向加算器200
の動作について説明する。第7図の副走査方向加算器20
0に入力された階調初期値G0は、データセレクタ212に、
そのB入力として与えられる。画像記録用の画像データ
としてMビット信号を用いることに対応して、この階調
初期値G0もMビットで構成されている。また、上記デー
タセレクタ212におけるセレクト信号としては、第2図
の操作盤23に設けられたスタートスイッチ(図示せず)
の押下によって第2図の制御回路21から与えられる記録
開始信号STが使用される。そして、記録開始信号STが与
えられると、データセレクタ212はそのB入力すなわち
階調初期値G0を選択して、これをラッチ回路213に出力
する。このラッチ回路213は、入力されたデータをラッ
チして加算器211のA入力に与える。この加算器211のB
入力には、副走査方向Yに沿って階調を順次上げて行く
ときや、副走査方向Yについては階調変化を生じさせな
いときには、 “00…00"(Mビット) が与えられる。また、副走査方向Yに沿って階調を順次
下げて行くときには、 “11…11"(Mビット) がB入力に与えられる。したがって、ここで考えている
ような、主走査方向Xのみに階調変化を与える場合に
は、加算器211のB入力は“00…00"である。
この加算器211は、他方の加算器214からのキャリー信号
CR2とA入力とB入力とを加算して、その加算結果をデ
ータセレクタ212のA入力に与える。動作開始後には記
録開始信号STは不活性レベルを維持し、それによって、
データセレクタ212はそのA入力を選択して出力する。
この出力はラッチ回路213によって新たにラッチされ
る。
このようにして、階調初期値G0には、加算器211のB入
力と、他方の加算器214からのキャリー信号CR2とが繰返
して加算されて行く。その繰返し周期はラッチ回路213
のラッチタイミングによって定まるが、このラッチタイ
ミングを決定するラッチ信号としては主走査開始クロッ
クCKYが用いられている。このため、上記繰返し動作
は、1回の主走査につき1回だけ行なわれることにな
る。
一方、加算器214のB入力には、副走査方向変化量gY
与えられている。この加算器214は、このB入力と、ラ
ッチ回路216から与えられたA入力とを加算し、その加
算結果をデータセレクタ215のA入力に与える。ただ
し、加算によって桁上げが生じた場合には、前述したよ
うに、キャリー信号CR2を加算器211に与えるようになっ
ている。
データセレクタ215のB入力には、常に、 “00…00"(Nビット) が与えられている。そして、セレクト信号としての記録
開始信号STが与えられたときには、このB入力を選択
し、他の場合にはそのA入力を選択する。このようにし
て選択されたデータはラッチ回路216でラッチされた後
に、加算器214のA入力に与えられる。このような繰返
しの周期は、ラッチ回路216のラッチ信号としての主走
査開始クロックCKYで決定される。
すなわち、動作開始時点ではデータセレクタ215のB入
力が取込まれて、この繰返しループが初期化されるとと
もに、主走査が1回終るごとに、Nビットの副走査方向
変化量gYが順次加算されて行くわけである。そして、加
算器214に桁上げが生じた時には、キャリー信号CR2によ
って、この桁上げが整数部IYへ反映される。また、ラッ
チ回路216の出力は小数部DYとして出力される。
以上をまとめると、次のように説明することができる。
つまり、この副走査方向加算器200は、まず、第9図
(a)に示すように、動作開始時において階調初期値G0
を整数部IYの値として取込む。このときには、小数部DY
は“0"に初期化されている。次の主走査サイクルでは、
副走査方向変化量gYが小数部DYに加算されてDY=gYとな
る(第9図(b))。その次の主走査サイクルでは、副
走査方向変化量gYが小数部DYにさらに加算されて、DY
2gYとなる(第9図(c))。ただし、2gY≧1.のときに
は桁上げが生じて、整数部IYが(G0+1.)になり、小数
部DYは(2gY−1.)となる。以下、このような動作が繰
返される。ただし、ここで考えている主走査方向傾斜網
の場合にはgY=0であるため、副走査が進行しても小数
部DYは“0"のままであり、整数部IYはG0のままである。
第10A図は、gY≠0の場合(実例は後述する)について
前述した動作を別の観点から示した図である。この図か
らもわかるように、各画素を主走査座標xと副走査座標
yとによってP(x,y)のように表示したとき、各主走
査線上の最初の画素P(1,1),P(1,2),…に関する小
数部DYは、走査線ごとにその値が副走査方向変化量gY
つ変化する。そして、その累算値が“1."に到達すると
キャリー信号CR2が発生するとともに、小数部DYの値
は、 (累算値−1.) へと戻る。ただし、第10A図には小数部DYが“0"へと戻
る場合が示されている。
一方、整数部IYはキャリー信号CR2を受けるごとに(+
1.)ずつインクリメントして行く。このようにして得ら
れた整数部IYと小数部DYとによって形成される階調デー
タが、後述する「第1の階調データ」を生成する基礎と
なる。
また、既に説明したように、主走査方向傾斜網の生成動
作の場合はgY=“0"であるため、第10B図に示すように
小数部DYは常に“0"であり、整数部IYは常にG0である。
このため、主走査方向傾斜網の場合には、第3図の副走
査方向加算器200からは、IY=G0,DY=“0"が出力され続
ける。
(A-3f)主走査方向加算器100の動作 一方、副走査方向加算器200から与えられた整数部I
Yは、走査方向加算器100に、各走査線ごとの初期値とし
て与えられる。この主走査方向加算器100は、既に説明
したように第6図のような構成を有している。そして、
その機能は第7図の副走査方向加算器200の機能とほぼ
等しく、異なるのはデータ内容と動作タイミングだけで
ある。このため、第6図の主走査方向加算器100は、次
のような動作を行なうことになる。
まず、加算器114,データセレクタ115およびラッチ回路1
16から形成されるループは、主走査開始クロックCKYが
データセレクタ115のセレクト信号として与えられるこ
とによって、“0"(Nビット)に初期化される。その
後、このループは、主走査方向変化量gXを画素単位(画
素クロックCKX)で初期値へ順次加算して行く。そし
て、Nビット加算器114に桁上げが生ずると、この加算
器114がキャリー信号CR1を発生し、このキャリー信号CR
1を他方の加算器111に出力する。
一方、加算器111,データセレクタ112およびラッチ回路1
13から形成された他のループは、副走査方向加算器200
から与えられる整数部IYを1回の主走査の初期値として
取込む。そして画素クロックCKXに同期してこのループ
内で整数部IXを循環させ、キャリー信号CR1が与えられ
たときには整数部IXを(+1.)だけインクリメントさせ
る。ただし、加算器111のB入力にはALL“0"が与えられ
ている。
したがって、この主走査方向加算器100から出力される
整数部IXおよび小数部DXは、主走査方向Xに沿って、第
11A図に示すように変化することになる。この整数部IX
および小数部DXによって形成される画素ごとの階調デー
タが、この実施例における「第1の階調データS1(第3
図)」である。なお、前述したように、主走査方向傾斜
網の生成動作の場合には、副走査が進んでも副走査方向
Yについての整数部IYは変化しない。このため、第11A
図に示す変化は各主走査線に共通の変化となる。
(A-3g)小数部と乱数との合成 このようにして得られたデータのうち、小数部DX,D
Yは、第3図の加算器55,56へそれぞれ与えられる。これ
らの加算器55,56の他の入力(B入力)としては、乱数
発生回路59,60からのNビット乱数RDX,RDYがそれぞれ与
えられている。これらの乱数発生回路59,60の構成を第1
2図に示す。ただし、この第12図において、カット付き
で示したデータ信号は乱数発生回路60についてのデータ
である。
この図からわかるように、乱数発生回路59,60は、カウ
ンタ61と、このカウンタ61の出力をアドレス信号ARとす
るROM62とを備えている。このうち、ROM62には、Nビッ
トの乱数があらかじめテーブル方式でストアされてい
る。
一方の乱数発生回路59について説明すると、カウンタ61
のクロック信号としては主走査開始クロックCKYが入力
されている。したがってカウンタ61は主走査が1回終る
ごとにカウントアップ(またはカウントダウン)して、
新たなアドレス信号ARをROM62に与える。また、カウン
タ61の初期化入力CLRは常に“1(クリアせず)”とさ
れている。このため、乱数発生回路59からは、ひとつの
走査線上では共通であり、1回の主走査が終るごとに新
たな値へと更新される乱数RDXが出力される。
他方の乱数発生回路60においては、カウンタ61のクロッ
ク信号として画素クロックCKXが与えられており、初期
化入力CLRとしては主走査開始クロックCKYが与えられて
いる。このため、乱数発生回路60は、1回の主走査を繰
返し周期としつつ、主走査方向Xについては画素ごとに
変化する乱数RDYを発生する。
これらの乱数の例が第13図(a),(b)にそれぞれ10
進法の数字を用いて示されている。すなわち、一方の乱
数発生回路59が出力する乱数RDXは、第13図(a)に示
すように、副走査座標Yが同一の画素については同一の
値となる。また、他方の乱数発生回路60が出力する乱数
RDYは、第13図(b)に示すように、主走査座標Xが同
一の画素については同一の値となる。
このようにして与えられる乱数RDX,RDYのうち、一方の
乱数RDX(「第1の乱数」)は、第3図の加算器55に与
えられ、画素ごとに小数部DXに加算される。
この加算による合成プロセスが第14図(c)に示されて
いる。すなわち、主走査方向傾斜網の生成において、主
走査方向Xに沿った各画素についての小数部DXに同一の
乱数値RDXが加算されて、合成値CXが生成される。第14
図(b)に示すように、小数部DXは、“1."に至るまで
は直線的に増加するため、合成値CXもまた直線的に増加
する。そして、小数部DXが0から“1."になろうとする
までの区間ΔX(第14図(b))内のひとつの画素QX1
において、合成値CXは基準値としての“1."に到達す
る。
このため、この画素QX1およびそれ以後の画素について
は、第3図の加算器55からキャリー信号CRXが出力され
る。このキャリー信号CRXは、小数部DX自身が“1."に到
達して整数部IXへの桁上げが生ずる画素PX1(第14図
(b),(c))に至るまで出力され続ける。このよう
なキャリー信号CRXの発生状況を、第14図(d)に示
す。
一方、第3図の他の加算器56もまた、副走査方向Yにつ
いての小数部DYと乱数RDYとを合成する機能を有する。
しかしながら、主走査方向傾斜網の場合には小数部DY
常に“0"であるため、Nビットの小数である乱数RDY
この小数部DYに合成しても、この合成によって得られる
合成値CYは常に“1."よりも小さい。このため、この場
合には、上記合成によって加算器56からキャリー信号CR
Yが発生することはない。
(A-3h)整数部の修正 第3図の加算器55が発生したキャリー信号CRXは、AND回
路57を介してキャリー信号CR3となり、このキャリー信
号CR3が加算器53のキャリー入力として与えられる。加
算器53のA入力には走査方向加算器100から得られる整
数部IXが、また、B入力には“00…00"(Mビット)が
与えられている。したがって、加算器53は、整数部IX
キャリー信号CR3とを加算し、その加算結果をMビット
信号IXCとして出力する。
また、この加算器53に桁上げが生じたときにはキャリー
信号CR4が発生し、このキャリー信号CR4を反転させた信
号がAND回路57に与えられる。このため、加算器53に桁
上げが生じたときには、AND回路57の出力CR3は“0"とな
り、それ以外の場合はCR3=CRXである。このような構成
は、整数部IXの値が(2M−1.)となったときに、キャリ
ー信号CRXがこの値に加わることによって加算器53にオ
ーバーフローが生ずることを防止するために採用された
構成である。したがって、通常はCR3=CRXであり、以下
においてもキャリー信号CR3はキャリー信号CRXと同一で
あるものとして説明を続ける。
加算器53においてこのような加算が行なわれることによ
って、第14図(a)に示した整数部IXは、キャリー信号
CRXが発生する画素において、第14図(e)に示す整数
部IXCへと単位量“1."だけ修正される。この第14図
(a),(e)を比較するとわかるように、上記修正に
よって、新たな整数部IXCのトーンジャンプ位置QX1,
QX2,…は、それぞれ元の整数部IXにおけるトーンジャン
プ位置PX1,PX2,…に対して、距離XCだけずれた位置へと
移動する。各トーンジャンプ点についてのずれの距離が
同一量XCであるのは、ひとつの走査線上では乱数RDX
して同一の値を使用しているためである。また、この結
果として、新たな整数値IXCにおける各トーンジャンプ
点間の相互距離は、元の整数値IXにおける各トーンジャ
ンプ点間の相互距離ΔXと同一となる。
つまり、第15図に示す記号によって階調を模式的に表現
すると、第16図(a)に示す整数部IXの分布は、主走査
方向Xと反対の方向(−X)に距離XCだけ平行移動し
て、第16図(b)に示す整数部IXCの分布へと修正され
る。ただし、この第16図においては、図示の便宜上、画
素を長方形の形状としている。
このようにして得られた新たな整数部IXCは、第3図の
加算器54へ、そのA入力として与えられる。この加算器
54のB入力は前述した加算器53の場合と同様に“00…0
0"(Mビット)である。また、そのキャリー入力として
は、加算器56からのキャリー信号CRYをAND回路58を通す
ことによって得られるキャリー信号CR5が与えられてい
る。オーバーフロー防止のために、加算器54自身のキャ
リー信号CR6が反転されてAND回路58の他方の入力として
与えられているのは、既述したAND回路57と同様であ
る。
ところが、主走査方向傾斜網の場合には、キャリー信号
CRYが発生することはない。このため、この場合には、
加算器54において実質的な加算が行なわれることなく、
加算器54の出力であるMビットの階調データS2(「第2
の階調データ」)は、修正された整数部IXCと同一の値
をとる。
このような動作は、各走査線上の画素について実行され
るが、既述したように、第3図の加算器55に与えられる
乱数RDXは、主走査が1回完了するごとに新たな値へと
変化する。このため、第14図(c)に示したような、合
成値CXが“1."に到達する位置QX1,QX2,…は走査線ごと
に変化する。
この事情が第17図および第18図に示されている。すなわ
ち、乱数RDXとして比較的小さな値が与えられた走査線
上(第17図)では、合成値CXが基準値“1."に到達する
までの画素数が多くなり、それによって階調データS2
元の整数部IXとのそれぞれの空間的分布のずれ量XCは小
さくなる。また、第18図に示すように、乱数RDXとして
比較的大きな値が与えられた主走査線上では、ずれ量XC
が大きくなる。
このずれ量XCの変化範囲は次のようにして定まる。すな
わち、まず、RDX=0のときには、第3図の加算器55に
桁上げが生ずることはないため、キャリー信号CRXは発
生せず、ずれ量XCは0である。また、RDXがその最大値
である(1.−2-N)となっているときには、小数部DXが2
-N以上となると桁上げが生ずる。このため、この場合に
は、整数部IXがステップ状に変化した後に直ちにキャリ
ー信号CRXを発生するようになる。したがって、乱数RDX
として小数値を有する乱数を使用することによって、ず
れ量XCは、 0≦XC≦ΔX の範囲で変化することになる。
このようにして得られる階調データS2の空間的分布の例
を第1A図に示す。この第1A図においても、第15図に示し
た記号を使用している。この第1A図において、各主走査
線ごとに乱数RDXの値が変化するため、たとえば(G0
2.)と(G0+3.)との間のトーンジャンプ位置Jは、図
中太線で示すように、ΔX以内の範囲で走査線ごとにラ
ンダムに変化する。他のトーンジャンプ位置についても
同様である。このため、この第2の階調データS2に基づ
いて網点記録のための画像データを生成すれば、トーン
ジャンプ点が空間的にランダムに分散する。したがっ
て、記録画像を目視した際には、トーンジャンプがほと
んど認識されないようになる。ひとつの主走査線上では
ずれ量XCは同一となるため、空間的な階調変化率は指定
された値を維持している。
また、トーンジャンプ点の空間的分散は、乱数の性質に
よって、0≦XC≦Xの範囲でほぼ均等な確率で行なわれ
る。このため、トーンジャンプ点の分散に新たな規則性
が生じて、たとえば特定の斜め方向にトーンジャンプ点
が並んでしまうということもない。
(A-3i)第2の階調データへの乱数の合成 ところで、この実施例では、トーンジャンプの影響をさ
らに有効に除去するために、第2の階調データS2にさら
に乱数を合成するようにしている。すなわち、第3図に
おいて、上述のようにして得られた第2の階調データS2
をMビット加算器70に与える。そして、画素ごとに乱数
を発生する乱数発生回路71からの乱数RDとこの第2の階
調データS2とを、この加算器70において加算する。この
乱数RDは、たとえばMの1/3程度のデータ長の整数値を
有する乱数である。
したがって、これによって、トーンジャンプ点の存在を
さらに認識困難とするような第3の階調データS3が得ら
れる。
この第3の階調データS3は、第2の階調データS2よりも
平均的に2(M/3−1)程度レベルが増加することにな
るので、これを考慮して階調初期値G0をその分低く設定
する。
(A-3j)平均化処理 このような乱数RDを階調データS2に合成した場合には、
画像の階調が画素ごとにある程度凹凸となる。これを除
去して滑かな画像とする目的で、この実施例では、第3
の階調データS3を第3図の平均化回路80に与え、この平
均化回路80において空間的平均化処理を施す。
第19図はこの平均化回路80の内部構成を示すブロック図
である。この第19図において、この平均化回路80に入力
された第3の階調データS3は、画素クロックCKXに同期
して、画素ごとに順次ラッチ回路81,82へと転送され
る。図示した時点では、主走査方向Xに沿って連続する
3画素Gn-1,Gn,Gn+1(第20図)についての階調データ
が、これらのラッチ回路81,82へと順次転送され、これ
らのうちの画素Gn,Gn-1についての階調データがラッチ
回路81,82にそれぞれラッチされている。以下、これら
のデータそのものをGn-1,Gn,Gn+1と呼ぶ。
このうち、一方のラッチ回路81の入力側に与えられてい
るデータGn+1と、他方のラッチ回路82にラッチされてい
るデータGn-1とが、Mビット加算器83に与えられ、この
加算器83で互いに加算される。ただし、第21図に模式的
に示すようにその加算結果であるMビットデータのうち
の上位(M−1)ビットのみが取出され、その上位側に
加算器83からのキャリー信号CR8が付加されて、次段の
加算器84のB入力に与えられる。
したがって、このようなビットシフトを行なうことによ
って、加算器84のB入力には、 (Gn-1+Gn+1)/2 が入力されることになる。
一方、この加算器84のA入力には、ラッチ回路81の出力
データGnが与えられている。このため、加算器84ではこ
れらのA,B入力の加算を行なうが、その加算器結果とキ
ャリー信号CR9とは、第21図と同様の形式で組合わされ
て、次段のデータセレクタ85のA入力に与えられる。し
たがって、データセレクタ85のA入力は、 [Gn+(Gn-1+Gn+1)/2]/2 =(Gn-1+2Gn+Gn+1)/4 となる。
容易にわかるように、このA入力は、データGn-1,Gn,Gn
+1の二重平均: に等しい。
一方、データセレクタ85のセレクト信号としては、第3
図の加算器70のキャリー信号CR7が用いられている。そ
して、このキャリー信号CR7が不活性状態のときには、
データセレクタ85のA入力が選択されて、これが、画像
データSとして第2図の画像処理回路17に出力される。
このため、この平均化回路80においては、主走査方向に
順次隣接する3個の画素からなる空間的領域を処理単位
として第3の階調データS3の平均化処理を行なうことに
なる。
なお、第3図の加算器70からキャリー信号CR7が与えら
れたときには、第19図のデータセレクタ85はそのB入力
である“11…11"(Mビット)を選択して、画像データ
Sとして出力する。これは、平均化回路80のオーバーフ
ローを防止するためである。
以上の処理によって、トーンジャンプが目立たない主走
査方向傾斜網が感光材4上に記録されて行く。
(A-4)副走査方向傾斜網の生成 副走査方向傾斜網を生成する場合には、主走査方向変化
量gXを0とし、副走査方向変化量gYを所望の値とする。
すると、第3図の副走査方向加算器200において、第10A
図に示した処理が行なわれ、その結果として得られた整
数部IYが第3図の走査方向加算器100に転送される。主
走査方向変化量gXが0であることから、この主走査方向
加算器100は実質的な動作を行なわず、第11B図に示すよ
うに、IX=IY,DX=0を出力し続ける。
DX=0であるため、第3図の加算器55において小数部DX
に乱数RDXの加算を行なってもキャリー信号CRXが発生す
ることはない。このため、加算器53の出力であるI
XCは、整数部IXと同一の値を有することになる。
一方、第3図の加算器56のA入力には、第10A図に示し
たように主走査線ごとに変化する小数部DYが入力され
る。したがって、ひとつの主走査線上では、小数部DY
一定値をとる。そして、乱数発生回路60から与えられた
乱数RDYがこの小数部DYに加算される。既に説明したよ
うに、この乱数発生回路60は画素クロックCKXに同期し
て乱数RDYを発生するため、この乱数RDYは画素ごとに異
なった値を有している。
このため、ひとつの主走査線に着目した場合には、第22
図(b)に示した一定の小数部DYの値に、画素ごとの乱
数RDYが合成されて、第22図(c)に示すような合成値C
Yが得られる。そして、この合成値が“1."以上となって
いる画素において、第3図の加算器56からキャリー信号
CRYが出力される。このキャリー信号CRYは第22図(d)
に例示されている。
このキャリー信号CRYは、第3図のAND回路58を介して加
算器54にキャリー信号CR5として与えられる。したがっ
て、この加算器54では、第22図(a)の整数部IXにキャ
リー信号CRYを加算して、第22図(e)に例示した階調
データS2を出力することになる。この第22図(e)から
わかるように、この階調データS2は、単位量“1."のレ
ベルを有するキャリー信号CRYを、整数部IX上にランダ
ムに加えた波形となっている。
ひとつの主走査線上の画素についてこのような階調デー
タS2の生成が完了すると、次の主走査線についての階調
データS2の生成に移る。同一の主走査座標を有する画素
列について見ると、副走査の進行につれて整数部IYおよ
び小数部DYは第10A図のように変化する。また、乱数RDY
としては、同一の主走査座標を持つ画素については同一
の値が与えられる。このため、副走査方向Yに沿って見
たときには、各部波形は第23図のようになる。
すなわち、第3図の乱数発生回路60を1回の主走査完了
ごとに初期化することによって、同一の主走査座標を有
する画素には同一の値を持つ乱数RDYが与えられ、それ
によって、ひとつの主走査座標について見れば、副走査
方向Yに沿って整数部IYを同一の距離YCだけずらせたよ
うな階調データS2が得られるわけである。ただし、主走
査座標ごとに、このずれ量YCはランダムに変化する。
したがって、このようにして得られる第2の階調データ
S2は、第1B図に示すような空間的分布を有することにな
る。このため、各主走査座標ごとに、トーンジャンプ位
置Jは副走査方向Yに沿って整数部IYにおける各トーン
ジャンプ点間の相互距離ΔY以内の範囲で変化し、この
トーンジャンプが認識されにくくなる。
なお、この副走査方向傾斜網の生成動作においても、第
3図の加算器70および平均化回路80による乱数付与処理
および平均化処理が行なわれるが、これらの処理は主走
査方向傾斜網の生成の場合と同様であるため、重複説明
は省略する。
(A-5)任意方向に階調が変化する階調傾斜網の生成 この場合には、第3図の主走査方向変化量gXおよび副走
査方向変化量gYの双方に有限の値を与える。すると、主
走査方向加算器100および副走査方向加算器200の双方に
おいて実質的な加算が行なわれる。また、キャリー信号
CRX,CRYの双方が発生する。
このため、第2の階調データS2の空間的分布は主走査方
向Xおよび副走査方向Yの双方にランダムにずれるよう
になる。このような例を第24図に模式的に示す。この図
からわかるように、この場合にも、トーナジャンプ位置
Jがランダムに分布するため、トーンジャンプの影響を
有効に防止することができる。
ところで、任意方向傾斜網の場合にこのように主走査方
向および副走査方向の双方についてトーンジャンプ位置
をランダム化することについては以下のような事情があ
る。
すなわち、ひとつの走査方向(たとえばX)についての
みランダム化した場合を考えてみる。そして、その走査
方向Xについてのランダム化によるトーンジャンプの位
置の分散幅をΔRとし、指定された階調変化方向Pと他
方の走査方向Yとがなす角度をθとすると、この走査方
向Xにおける分散幅ΔRを階調変化方向Pから見たとき
には、 ΔRP=ΔR・cosθ だけの値となる。
このため、たとえばθの値が大きいときには(cosθが
‘0'に近くなるため)ΔRPは小さな値となる。
その結果、ΔRだけのランダム化を行っても見かけ上は
ランダム化の振幅が小さくってしまう。
これに対してこの実施例のように主走査方向および副走
査方向の双方についてランダム化した場合には、主走査
方向および副走査方向のそれぞれのランダム化振幅をΔ
RX,ΔRYとしたとき、階調変化方向Pにおけるランダム
化の振幅は、 ΔRP=ΔRX・cosθ+ΔRY・sinθ となり、θの大小にかかわらずある程度以上のランダム
化振幅を確保できる。
たとえば、各走査方向におけるランダム化振幅ΔRX,ΔR
Yが同一値ΔROである場合を例にとると、 ΔRP=ΔRO(cosθ+sinθ) =ΔRO{1+sin(2θ)} ≧ΔRO であるため、少なくともΔROだけのランダム化振幅を確
保できることになる。
一方、このように各走査方向についてランダム化を行う
と階調変化率は指定のものからずれる場合があるが、こ
れについては以下のような事情となっている。
すなわち、画像の走査記録においては主走査方向および
副走査方向が記録画像の天地方向または水平方向に一致
する場合が多い。このため、階調変化方向がいずれかの
走査方向に一致する場合にはその階調変化方向は記録画
像の天地方向または水平方向に一致することになり、こ
の場合には階調変化率が指定のものから変動するとそれ
が目だち易くなる。
したがってこの実施例では、既述したように階調変化方
向がいずれかの走査方向に一致する場合には階調変化率
が指定のものから変動しないようにする。
一方、階調変化方向が各走査方向に対して斜めとなって
いる場合には記録画像においてその階調変化方向は天地
方向および水平方向に対して傾いているため、階調変化
率が指定のものから変動したとしても記録画像において
その変動は目だちにくい。
このような事情に応じてこの発明の実施例では、 階調変化方向がいずれかの走査方向に一致する場合=
ランダム化は一方の走査方向についてのみ行い、それと
併せて階調変化率の維持を図る、 階調変化方向が各走査方向に対して斜めである場合=
階調変化率の変動抑止よりは、ランダム化が十分になさ
れることに重点を置く、 という構成を採用している。
(A-6)主走査方向Xに沿って階調が減少する傾斜網の
場合 以上では、主走査方向Xに沿って階調が増加する傾斜網
を考えたが、主走査方向Xに沿って階調が減少する傾斜
網の場合には次のようにすればよい。すなわち、まず第
6図の主走査方向加算器100に含まれている加算器111の
B入力を、 “11…11"(Mビット) とする。すると、ラッチ回路113に画素クロック信号CKX
が与えられるごとに、整数部IXに上記データ“11…11"
が加算される。
周知のように、“11…11"(Mビット)を加算すること
と、このデータの2についての補数である“00…01"
(Mビット)を減算することとは等価である。このた
め、キャリー信号CR1が発生していないときには、整数
部IXは(−1.)ずつデクリメントする。逆に、キャリー
信号CR1が発生したときには、 “11…11"+CR1 =“11…11"+“00…01" =“00…00" が成立するため、整数部IXはその寸前の値を維持するこ
とになる。
一方、この場合には主走査方向変化量gXとして、主走査
方向Xに沿って減少させたい絶対値の、2についての補
数が与えられる。たとえば、一画素につき、小数値とし
ての“00…01"(Nビット)だけ階調を減少させたいと
きには、 gX=“11…11"(Nビット) とする。そうすると、第6図の加算器114は、実質的
に、画素ごとに“00…01"(Nビット)の減算を行なう
ことになる。その結果、加算器114では次のような演算
が繰返される。
“00…00"+gX=“11…11" “11…11"+gX=“11…10"+CR1 “11…10"+gX=“11…00"+CR1 … “00…01"+gX=“00…00"+CR1 “00…00"+gX=“11…11" … このため、この例では、2N画素ごとにキャリー信号CR1
を発生しない画素が出現し、その画素において整数部IX
がデクリメントしてゆく。
整数部IXおよび小数部DXがこのように変化することによ
って、第14図に相当する波形図は第25図のようになる。
したがって、このような階調減少網の場合にも、トーン
ジャンプの影響が有効に防止されることになる。副走査
方向に傾斜網が減少する場合には、第7図中の加算器21
1のB入力に“11…11"を与えればよい。
B.変形例 以上、この発明の一実施例について説明したが、この発
明は上述の実施例に限定されるものではなく、たとえば
次のような変形も可能である。
上記実施例では、小数部に合成する乱数として (1.−2-N)>RDX,RDY≧0 の値域を有する乱数RDX,RDYを用いたが、他の値域を有
する乱数を用いることもできる。小さな値を有する乱数
を用いたときには、小数部DX,DYの値がある程度大きく
ならないと桁上げが生じないため、第14図および第23図
のずれ量XC,YCの最大値が△X,△Yよりもそれぞれ小さ
くなる。このため、ずれ量XC,YCをあまり大きくしたく
ない場合には、このような変形が有効である。
また、主走査方向変化量gXや副走査方向変化量gYに応じ
て乱数のデータ長を可変とすることも可能である。この
場合には、まず、乱数発生回路59,60に、大きなデータ
長を有する乱数をあらかじめストアしておく。そして、
第26図に示す乱数ゲート回路90を設け、乱数発生回路5
9,60からの乱数の各ビットを、この乱数ゲート回路90内
に設けられたAND回路91の配列に入力させる。このAND回
路91の他の入力としては、デコーダ92のデコード信号93
が与えられている。
このデコーダ92は、主走査方向変化量gXまたは副走査方
向変化量gYを入力としており、gX,gYが小さいほど、入
力された乱数のうちの多くのビットがAND回路91を通過
できるようなデコード信号93を発生する。ただし、この
デコード信号93は、入力された乱数の下位側から順に通
過ビット幅を選択する。このようにして選択されたビッ
ト幅で構成された乱数は第3図の加算器55,56に与えら
れる。
したがって、たとえば主走査方向変化量gXが比較的小さ
いときには、比較的広い値域を有する乱数が小数部DX
合成され、その結果、キャリー信号のCRXの発生範囲が
広がる。一方、主走査方向変化量gXが小さいということ
は、整数部IXの変化周期△Xが大きく、トーンジャンプ
が目立ちやすくなるということである。このため、上記
のようにしてキャリー信号CRXを広い範囲で発生させ、
それによってトーンジャンプのランダム性を大きくすれ
ば、トーンジャンプの影響の防止効果が高まることにな
る。
ただし、上述した実施例においても、階調データS2のず
れの最大値は△Xとなっているため、主走査方向変化量
gXが小さいと整数部IXの変化周期△Xが大きくなり、自
動的にランダム分布の範囲が広くなるという作用を有し
ている。したがってこの変形は、特に必要なときにのみ
行なえばよい。
小数部と乱数との合成を減算器を用いて実行し、ボロ
ー信号を用いて整数部の修正を行なってもよい。また、
オンラインで画像データSを生成することも必須ではな
く、オフラインで画像データSを求めて、これを磁気デ
ィスクなどの大容量メモリに記憶させておいてもよい。
このようにして得られた画像データSを通信回線を介し
て他の場所へ転送し、その後に記録を行なうことも可能
である。
第2図の実施例は網点発生器18を用いているが、網点
発生器18を用いることは必須でなく、画像データに基づ
いた連続調記録でもよい。
この発明は、円筒走査型製版用スキャナに限らず、平
面走査型の製版用スキャナのほか、連続調画像生成機能
を必要とする各種画像処理装置にも利用可能である。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明によれば、記録すべき画
像の階調を整数部と小数部とによって表現し、この小数
部に乱数を合成することによって、記録すべき画像の特
性を生かしつつトーンジャンプ位置をランダムに分布さ
せることができるため、連続調画像記録におけるトーン
ジャンプの影響を有効に防止することができる。
また、小数部についての処理はこの装置内のみで行なわ
れ、出力画像データのデータ長そのものを大きくする必
要がないため、データ処理もあまり複雑化することもな
い。
さらに、上記小数部に対する乱数の合成は主走査方向お
よび副走査方向のそれぞれの階調変化に応じて行われる
ため、階調変化方向がいずれかの走査方向に一致する場
合(すなわち、階調変化率の変動が目だち易い場合)に
ついては階調変化率の変動を抑止しつつ、階調変化位置
のランダム化が達成されてトーンジャンプの影響を有効
に防止できるという効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1A図はこの発明の一実施例を用いて主走査方向傾斜網
を生成する場合に得られる第2の階調データの空間的分
布の例を示す模式図、 第1B図は副走査方向傾斜網の生成における第2の階調デ
ータの空間的分布の例を示す模式図、 第2図は実施例を組込んだ円筒走査型製版用スキャナの
全体構成を示す図、 第3図はこの発明の実施例として形成された階調傾斜画
像生成回路の構成を示すブロック図、 第4図は傾斜網の例を示す模式図、 第5図は主走査方向傾斜網の生成における入力データの
説明図、 第6図および第7図はそれぞれ、主走査方向加算器100
および副走査方向加算器200の内部構成を示すブロック
図、 第8図は整数部と小数部との関係を示す図、 第9図は副走査方向変化量を小数部に加算して行く動作
の説明図、 第10A図および第10B図は副走査方向加算器200の動作の
説明図、 第11A図および第11B図は主走査方向加算器100の動作の
説明図、 第12図は乱数発生回路59,60の内部構成を示すブロック
図、 第13図は乱数発生回路59,60から出力される乱数の画素
ごとの値の例を示す図、 第14図は主走査方向傾斜網の生成におけるデータ変化を
示す図、 第15図は第16図に用いられる記号の説明図、 第16図は整数部の修正の説明図、 第17図および第18図は整数部の空間的分布のずれの説明
図、 第19図は平均化回路80の内部構成を示すブロック図、 第20図は平均化処理において処理単位となる空間的領域
を構成する画素の説明図、 第21図はビットシフトによる除算の説明図、 第22図および第23図はそれぞれ、副走査方向傾斜網の生
成における主走査方向および副走査方向のデータ変化を
示す図、 第24図は任意方向への階調傾斜網の生成における第2の
階調データの空間的分布を模式的に示す図、 第25図は階調減少網の生成動作の説明図、 第26図は乱数のデータ長を可変とするための乱数ゲート
回路を示すブロック図、 第27図はトーンジャンプの説明図である。 1……円筒走査型製版用スキャナ、 2……原画、4……感光材、 20……階調傾斜画像生成回路、 59,60,71……乱数発生回路、 80……平均化回路、 100……主走査方向加算器、 200……副走査方向加算器、 S1〜S3……第1から第3の階調データ、 S……画像データ、IX,IY……整数部、 DX,DY……小数部、 RDX,RDY,RD……乱数

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】指定された方向に階調が連続的に変化する
    画像を離散的な階調値を有する画素配列によって記録す
    るための画像データを生成する方法であって、 前記記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を
    有する整数部と、整数値を有する所定の階調初期値から
    の主走査方向および副走査方向の階調変化率に応じてそ
    れぞれ決定された第1と第2の小数部とを含んだ第1の
    階調データによって前記画像の画素ごとの階調を表現
    し、 前記第1の小数部に、小数値を有しかつ画素の主走査方
    向の位置変化に対しては同一の値を維持する第1の乱数
    を合成し、 前記第2の小数部に、小数値を有しかつ画素の副走査方
    向の位置変化に対しては同一の値を維持する第2の乱数
    を合成し、 前記合成のそれぞれによって得られた値のうち少なくと
    も一方が所定の基準整数値以上となる画素についての前
    記整数部の値を単位量だけ修正して得られる第2の階調
    データを前記記録のための画像データとすることを特徴
    とする、連続調画像データ生成方法。
  2. 【請求項2】整数値を有する別の乱数を第2の階調デー
    タの整数部の値に画素ごとに合成して第3の階調データ
    を求め、 前記第3の階調データに基づいて記録のための画像デー
    タを生成する、特許請求の範囲第1項記載の連続調画像
    データ生成方法。
  3. 【請求項3】所定のサイズを有する空間的領域を処理単
    位として第3の階調データに平均化処理を施し、それに
    よって記録のための画像データを生成する、特許請求の
    範囲第2項記載の連続調画像データ生成方法。
  4. 【請求項4】指定された方向に階調が連続的に変化する
    画像を離散的な階調値を有する画素配列によって記録す
    るための画像データを生成する装置であって、 前記記録に使用される離散的階調数に応じたデータ長を
    有する整数部と、整数値を有する所定の階調初期値から
    の主走査方向および副走査方向の階調変化率に応じてそ
    れぞれ決定された第1と第2の小数部とによって前記画
    像の画素ごとの階調を表現する第1の階調データを発生
    する第1の階調データ発生手段と、 小数値を有しかつ画素の主走査方向の位置変化に対して
    は同一の値を維持する第1の乱数を発生する第1の乱数
    発生手段と、 小数値を有しかつ画素の副走査方向の位置変化に対して
    は同一の値を維持する第2の乱数を発生する第2の乱数
    発生手段と、 前記第1の小数部に前記第1の乱数を合成する第1の合
    成手段と、 前記第2の小数部に前記第2の乱数を合成する第2の合
    成手段と、 前記第1と第2の合成手段によって得られたそれぞれの
    合成値のうち少なくとも一方が所定の基準整数値以上と
    なる画素についての前記整数部の値を単位量だけ修正す
    る修正手段と、 前記整数部の修正後の値として得られる第2の階調デー
    タに基づいて前記記録のための画像データを生成するこ
    とを特徴とする、連続調画像データ生成装置。
  5. 【請求項5】整数値を有する別の乱数を第2の階調デー
    タの整数部の値に画素ごとに合成して第3の階調データ
    を発生する第3の階調データ発生手段をさらに備え、 前記第3の階調データに基づいて記録のための画像デー
    タを生成する、特許請求の範囲第4項記載の連続調画像
    の走査記録のための画像データ生成装置。
  6. 【請求項6】所定のサイズを有する空間的領域を処理単
    位として第3の階調データに平均化処理を施し、それに
    よって記録のための画像データを生成する平均化手段を
    さらに備える、特許請求の範囲第5項記載の連続調画像
    データ生成装置。
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US07/089,331 US4809082A (en) 1986-08-25 1987-08-25 Method of and apparatus for generating image data used to record an image having gradation
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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