JPH067297B2 - 車両用経路誘導装置 - Google Patents

車両用経路誘導装置

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JPH067297B2
JPH067297B2 JP60047878A JP4787885A JPH067297B2 JP H067297 B2 JPH067297 B2 JP H067297B2 JP 60047878 A JP60047878 A JP 60047878A JP 4787885 A JP4787885 A JP 4787885A JP H067297 B2 JPH067297 B2 JP H067297B2
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vehicle
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inter
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俊夫 田垣
敏行 伊藤
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Description

【発明の詳細な説明】 《発明の分野》 本発明は、目的地へ向かい車両を誘導案内するために必
要な表示を行なう車両用経路誘導装置に関するものであ
る。
《発明の背景》 この種の装置に関しては特開昭58−150814など
が知られており、この装置においては走行軌跡の表示が
地図上に表示されていた。
しかしながら、その軌跡表示から目的地までの残り距離
を確認することが難かしいので、目的地に達するまでに
要する時間を知ることができないなど、装置利用上にお
いて不都合が生じていた。
《発明の目的》 本発明は上記従来の課題に鑑みてなされたものであり、
その目的は、目的地までの到達予想時間等を容易に確認
できる車両用経路誘導装置を提供することにある。
《発明の構成》 上記目的を達成するために、本発明に係る装置は第1図
に示されるように構成され、 出発地および目的地の近傍に出発交差点および目的交差
点を選択して両交差点間を結ぶ経路を走行経路として設
定し、車両の進行に伴って車両の現在地を求め、該現在
地を地図上に表示しつつ車両を目的地に誘導する車両用
経路誘導装置Aにおいて、 上記設定された走行経路の各交差点間距離を記憶する交
差点間距離記憶手段aと、 上記交差点間距離記憶手段aに記憶された各交差点間距
離を加算することによって出発交差点から目的交差点に
至る走行経路の全走行距離を記憶する全走行距離記憶手
段bと、 走行経路上の各交差点の通過を判断する交差点通過判断
手段cと、 車両の走行距離を検出する走行距離検出手段dと、 上記走行距離検出手段dで検出された走行距離を積算し
て出発交差点からの積算走行距離を求める積算走行距離
演算手段eと、 車両の交差点通過毎に、それまでの積算走行距離を上記
交差点間距離記憶手段aに記憶された交差点間距離に基
づいて修正する積算走行距離修正手段fと、 上記全走行距離記憶手段bに記憶した全走行距離から上
記積算走行距離修正手段fで修正した積算走行距離を減
算することにより目的交差点までの残り走行距離を算出
する残り走行距離算出手段gと、 上記算出された残り走行距離を表示する残り走行距離表
示手段hと、 を有することを特徴とする。
《実施例の説明》 以下図面に基づいて本発明に係る装置の好適な実施例を
説明する。
第2図の走行距離センサ10により車両の走行距離が検
出されており、本実施例では、車両が距離Dを走行する
毎に走行距離センサ10から距離パルスが得られてい
る。
また車両の走行方位が方位センサ12により検出されて
おり、本実施例の方位センサ12は地磁気センサから構
成されている。
これらセンサ10,12の検出信号は処理装置14の演
算装置16に与えられている。
この演算装置16はマイクロプロセッサを中心として構
成されており、処理装置14には演算装置16の処理テ
ータを記憶するために記憶装置18が設けられている。
そして演算装置16では前記センサ10,12の検出信
号を用いて車両の現在走行位置が検出されており、車両
を到達目標位置へ向かって案内するために必要な情報が
その現在走行位置を用いて求められている。
さらに演算装置16にはキーボード20およびスタート
スイッチ22の出力信号も与えられており、また地図表
示のために使用される交差点位置データが地図データ記
憶装置24から与えられている。
上記演算装置16で得られた画像表示指令は表示制御装
置26に与えられており、この表示制御装置26により
CRTなどで構成された表示装置28の表示制御が行な
われている。
次にこの実施例の作用をフローチャートに従って説明す
る。
本実施例装置に電源が投入された後に車両誘導モード,
道順案内モードのいずれかが選択され、以下においては
車両誘導モードが選択された場合について説明する。
その場合には、まぜ車両の出発位置、到達目標位置に関
するデータ入力がキーボード20の操作により行なわれ
たか否かが判定される(第3図ステップ100)。
そのデータ入力は、出発位置および目標位置の正確な座
標位置の教示、または出発位置と到達目標位置の属する
単位領域の指定による概略位置教示で行なわれており、
その概略位置教示が行なわれる場合には第4図に示され
るように表示装置28に表示された単位領域のリストか
ら出発位置,到達目標位置の属するものがキー操作によ
り選択される。
以上の出発位置および到達目標位置に関するデータ入力
が確認されると、仮の出発位置とされる初期交差点、仮
の到達目標位置とされる最終交差点が決定される(ステ
ップ102)。
第5図は上記初期交差点の決定作用を説明するもので、
位置Zs(Xs,Ys)は正確な出発位置が教示された
場合にはその位置とされ、また単位領域による概略位置
教示が行なわれた場合にはその単位領域の中心位置とさ
れ、その周囲の記憶交差点Za,Zb,Zc,Zdのう
ち最も近い記憶交差点Zaが初期交差点とされる。
そして、単位領域の指定により位置Zsが与えられた場
合には、後述のように方向表示により車両の誘導が初期
交差点まで行なわれる際に、その誘導が不正確のものも
しくは誤ったものとなる虞れがあるので、以下のように
位置Zsからある程度離れたものを初期交差点として決
定することが好適である。
この場合には記憶交差点Za,Zb,Zc,Zdのうち
次の2式を満足するものであって、最も近いものが初期
交差点とされる。
なおここでは単位領域が1km四方とされ、値3000
(m)は単位領域の大きさに応じて調整設定されるもの
とする。
Y(Yd−Ys)<X(Xd−Xs) (X−Xs)+(Y−Ys)≦3000 ただし位置(Xd,Yd)は到達目標位置Zdの座標と
されており、初期交差点は第5図の斜線領域におけるも
のから決定されている。
第6図は最終交差点の決定作用を説明するもので、その
最終交差点は車両の到達目標位置Zd(Xd,Yd)の
周囲に存在する記憶交差点Zl,Zm,Zn,Zoのう
ち最も近い記憶交差点Zmとされる。
なお、到達目標位置Zdとしてはこれが正確に教示され
た場合にはその位置、単位領域のみが指定された場合に
はその中心位置が用いられ、次式の値Dが最小となる記
憶交差点が最終交差点として決定される。
=(X−Xd)+(Y−Yd) このようにして初期交差点および最終交差点が決定され
ると、初期交差点から最終交差点に至る走行経路のうち
最短のものが決定される(第3図ステップ104)。
第7図はこの最短経路の決定手順を説明するもので、ま
ず出発交差点が基準交差点としてセットされるとともに
記憶され(ステップ106)、その基準交差点の隣交差
点(一次交差点)がすべて検索される(ステップ10
8)。
次いで基準交差点から各一次交差点までの距離が算出さ
れ(ステップ110)、さらにそれら一次交差点の隣交
差点(二次交差点)がすべて検索される(ステップ11
2)。
また各一次交差点からそれらの各二次交差点までの距離
が算出され(ステップ114)、その後基準交差点から
一次交差点を介して各二次交差点に至る走行経路の距離
が求められる(ステップ116)。
そして二次交差点までの経路のうち最も短い距離の最短
経路が決定される(ステップ118)。
また最短経路上のみの一次交差点および二次交差点の位
置が記憶された後(ステップ120)、二次交差点が最
終交差点でないことが確認されると(ステップ12
2)、最短経路上の二次交差点が基準交差点とされ(ス
テップ124)、ステップ108以下の処理が繰り返さ
れる。
なお、第7図の最短経路設定処理を短時間で行なうため
には、各交差点についてすべての隣交差点までの距離を
地図データ記憶装置24に予め格納しておくことが好適
である。
このようにして出発交差点から最終交差点へ向かう最短
経路が求められ、その際においてその最短経路上に存在
する各交差点の位置および交差点間距離が記憶される
と、出発位置が教示されていた場合には(第10図 ス
テップ130)、地図上に軌跡表示(ステップ132)
が行なわれてその出発位置から初期交差点まで車両を誘
導する案内装置が行なわれる(第3図 ステップ12
6)。
また単位領域のみが指定された場合には第8図に示され
るようにその領域Aを含む地図表示が行なわれ、次いで
第9図に示されるように左隅部の領域Bに初期交差点Z
aの方向が矢印表示される(第10図 ステップ13
4)。
そして初期交差点の案内表示により車両が初期交差点に
達し、これが運転者に確認されると、第2図のスタート
スイッチ22が操作され、これによりその到達が確認さ
れる(第3図 ステップ128)。
その確認が行なわれると、初期交差点位置Zsが原点位
置Zとされ(ステップ129)、その後走行軌跡表示
および交差点誘導表示の行なわれる誘導処理が開始され
る。
これら走行軌跡および交差点誘導の表示は検出された車
両の現在走行位置に基づいて行なわれており、その検出
は以下のようにして行なわれている。
走行距離センサ10で得られる距離パルスの入力が確認
されると(第11図 ステップ136)、車両誘導のた
めの上記処理が一時的に中断され(ステップ138)、
第12図の測距演算処理が開始される(ステップ14
0)。
その処理ではまず方位センサ12で検出された車両の走
行方位θが取込まれ(ステップ142)、次いでX方向
の走行距離ΔXとY方向走行距離ΔYが求められる(ス
テップ144)。
そしてそれら距離ΔX,ΔYがそれまでのX方向積算距
離X,Y方向積算距離Yに加算され、これにより車両の
現在走行位置を示す座標Z(X,Y)が求められる(ス
テップ146)。
以上の測距演算は距離パルスが入力される毎に誘導処理
に対して割込みで行なわれており、この処理が終了する
と前記の誘導処理が再開される(第11図 ステップ1
48)。
この誘導処理においては、各交差点間では車両の走行軌
跡の表示が、各交差点の手前では交差点通過方向を指示
する交差点誘導の表示が各々行なわれており、以下、そ
れら表示のための処理について説明する。
車両が初期交差点(Zs)に到達してスタートスイッチ
22が操作されると(ステップ129)、その位置Z
が上記測距演算により求められる車両の現在走行位置Z
(X,Y)の初期位置としてセットされるとともに、次
の交差点の位置が位置Zとしてセットされ、さらにそ
の次の交差点の位置が位置Zとしてセットされる(第
13図 ステップ150)。
これら位置Z,Z,Zの更新は車両が次の交差点
を通過する毎に行なわれており、その際に位置Z
は位置Zに、位置Zは位置Zに各々セットされる
とともに、交差点Zの次の交差点位置が位置Zとし
てセットされる(ステップ168)。
位置Z,Z,Zがセットされると、位置Zの交
差点(すなわち次の交差点)が車両の到達目標位置に最
も近い最終交差点であるか否かが判定され(ステップ1
52)、その交差点が最終交差点であるときにはその旨
が文字表示される(ステップ154)。
そして、位置Z,Zを用いて検索された次の交差点
(Z)までの距離Lがセットされるとともに、次交
差点(Z)への進入方位および次交差点(Z)から
の脱出方位が求められる(ステップ156)。
さらに、以下のようにして検定領域、エラー判定領域が
決定される(ステップ158)。
第14図はこれら領域の決定作用を説明するもので、同
図においては車両が位置Zの交差点から位置Zの交
差点を直進通過し、位置Zの交差点を左折通過する。
車両が交差点(Z)を次交差点(Z)へ向かって直
進通過する際には次交差点(Z)について検定領域2
00が設定され、また車両が次交差点(Z)を通過す
る際には交差点(Z)について検定領域202が設定
される。
上記検定領域200は位置Zを中心とする略長方形と
されており、その長辺は車両の交差点通過方向に対して
直角方向に設定されている。
そしてその長辺の間隔は位置Zから位置Zに至る道
程距離Lの0.06倍の長さとされており、またその
短辺は長さ0.1Lの半径を有する円の部分円弧とさ
れている。
また次の交差点Zで設定される検定領域202は、位
置Zから位置Zに至る道程距離Lの0.1倍の半
径を有し交差点(Z)を中心とする円形とされてい
る。
他方、車両が交差点Zを通過する際にはエラー判定領
域204が、交差点(Z)を通過する際にはエラー判
定領域206が各々設定される。
これらエラー判定領域204,206は略長方形とされ
ており、それらの長辺方向は各々方向 ,方向 とされている。
そしてそれらの短辺は位置Z,Zを中心とする半径
1.1Lの円、位置Z,Zを中心とする半径1.
1Lの円の部分円弧とされている。
以上のようにして検定領域およびエラー判定領域が決定
されると、次交差点(Z)が第14図の次交差点(Z
)のように直進交差点であるか否かが判定される(ス
テップ160)。
そのときに次交差点(Z)が直進交差点であると判定
されたときには、その交差点(Z)の通過が監視され
る(ステップ162)。
その監視中において、車両が略長方形の検定領域(第1
4図においては領域200)に入って位置Zからの走
行距離が前記距離Lに達することにより次の交差点
(Z)を通過したことが確認されると(ステップ16
2)、位置Z,Z,Zの更新が行なわれ(ステッ
プ168)、例えば第14図において位置Zが位置Z
に、位置Zが位置Zに、そしてさらに次の交差点
の位置が位置Zとされる。
また第14図において車両が位置Z(ただしZに更
新済)に達した場合のように次交差点Z(ただしZ
に更新済)が直進交差点ではないときには、リセット方
位が求められる(ステップ164)。
このリセット方位は次交差点(Z)の進入方向と脱出
方向との中間方位であって次交差点(Z)における車
両の回頭角度範囲内におけるものが選択されており、車
両が検定領域202へ侵入してそのリセット方位へ回頭
したときに次交差点(Z)を車両が通過したとの判定
が行なわれている(ステップ166)。
次に前記検出領域及びエラー判定領域を用いて行なわれ
る処理について説明する。
車両が交差点Zの検定領域を脱したことが確認され
(第15図 ステップ170)、かつ次交差点(Z
の検定領域に達していないとき(ステップ172)に
は、車両がエラー判定領域(第14図においては領域2
04,206)を脱したか否かが常時判定され(ステッ
プ174)、その間に車両がエラー判定領域を脱したと
の判定が行なわれたときにはその旨が表示され(ステッ
プ176)、これにより車両が最短経路から逸脱したこ
とが確認される。
また最短経路を誤ることなくその後車両が次交差点(Z
)の決定領域内に達した場合には、次交差点(Z
が直進交差点である否かが判定される(ステップ17
8)。
このとき次交差点(Z)が直進交差点であるとの判定
が行なわれたときには第15図の処理がそのまま終了さ
れるが、直進交差点でないとの判定が行なわれたときに
はその交差点(Z)の通過が監視される(ステップ1
80)。
その交差点(Z)の通過が確認されたときにも第15
図の処理はそのまま終了されるが、その通過が確認され
ないままその交差点(Z)の検定領域を車両が脱した
ときには(ステップ182)、車両が経路誘導方向と異
なる方向へ走行したものとしてエラー表示が行なわれる
(ステップ176)。
このような交差点における進行方向の間違いを防止する
ために、第16図の処理が行なわれ、これにより例えば
第17図,第18図に示される前述の交差点誘導表示が
行なわれている。
第16図において、まず次交差点(Z)の検定領域内
に車両が進入したことが確認されると(ステップ18
4)、例えば次交差点(Z)で車両が右折する場合に
は第17図に示されるようにその交差点部分が拡大表示
され(ステップ188)、これとともに交差点脱出方向
が矢印表示され、さらに同図の矢印基部Cにおいてその
交差点(Z)までの残り距離がセグメント表示される
(ステップ190)。
その後次交差点(Z)の手前100mに車両が達する
と(ステップ186)、例えば第18図に示されるよう
に交差点の脱出方向を示す矢印前端部Eが点滅されて注
意が促される(ステップ192)。
そして次交差点(Z)の通過が確認されると(ステッ
プ194)、この交差点通過方向の表示が停止されると
ともに(ステップ196)、次に説明する走行軌跡の表
示が再開される。
車両が初期交差点に達したことがスタートスイッチ22
の操作により確認されると(第19図 ステップ19
8)、その初期交差点位置Zs(Z)が第12図のス
テップ146で行なわれる走行距離積算処理の初期位置
としてセットされる(ステップ201)。
そしてその初期交差点(Z)を含む地図表示が行なわ
れ(ステップ203)、位置Zsを初期位置として逐次
求められる走行位置Z(X,Y)の蓄積処理により車両
の走行軌跡がその表示地図上に表示される(ステップ2
05)。
その後車両が次交差点(Z)の検定領域へ進入したこ
とが確認されると(ステップ207)、地図および軌跡
の表示が前記交差点誘導表示を行なうために中断される
(ステップ209)。
さらに車両が次交差点(Z)を通過したことが確認さ
れると(ステップ211)、その交差点(Z)が最終
交差点であるか否かが判定され(ステップ213)、こ
の交差点(Z)が最終交差点でないときにはその位置
が前記走行距離積算処理の初期位置としてセットさ
れる(ステップ215)。
第20図はこの第19図の処理による表示例を示すもの
であり、同図から理解されるようにその表示地図は模式
化され、各交差点を結ぶ道路は直線表示されている。
そして上記ステップ215の処理により次交差点位置Z
を車両が通過する毎にその位置Zが前記走行距離積
算処理の初期位置としてセットされるので、特性21
0,212で示されるように走行軌跡の表示は各交差点
(Z)を出発点として描かれる。
また、次交差点(Z)の通過が確認される毎に(第2
1図 ステップ217)、その現在通過交差点(Z
)と直前通過交差点(Z)との間においてそれま
で保持されていた走行軌跡データが消去される(ステッ
プ219)。
そして第22図から理解されるように直前通過交差点
(Z)から現在通過交差点(Z)までの走行軌跡の
表示214が直線化され、その間の道路表示と一致する
ように修正される(ステップ221)。
なお、直進交差点の通過を正確に確認するためには、第
23図に示されるように次交差点(Z)から走行軌跡
218の先端(すなわち車両の現在走行位置)までの距
離Lを常時監視し、車両が交差点(Z)の検定領域
内に進入した場合であってその距離Lが最小となった
ときに車両がその交差点(Z)を通過したとの判定を
行なうことが好適である。
また本実施例では、前記第15図のステップ176で第
24図に示されるようにエラー表示が行なわれたときに
第25図の処理が開始されている。
まず最短経路へ車両を案内するための軌跡表示が開始さ
れ(ステップ223)、エラー発生の直前に通過した交
差点の位置がセットされる(ステップ225)。
そして軌跡表示を用いて最短経路へ向かい車両が運転さ
れ、その際においては通過交差点の数が監視される(ス
テップ227)。
そのとき通過交差点の数が11未満である場合には現在
走行位置がエラー発生の直前通過交差点からX方向およ
びY方向において200m以内であるか否かが判定され
(ステップ229)、200m以内との判定が行なわれ
たときには前記誘導処理が開始される(ステップ23
1)。
また200m以内でないとの判定が行なわれたときには
通過交差点の数が再び監視される。
その後通過交差点の数が11に達した場合には、最短経
路へ戻れないとの判断が行なわれ、第26図に示される
ように現在位置のみについての再入力が指示表示される
(ステップ233)。
その指示に従って現在位置についての再入力が行なわれ
た場合には、その入力データを用いて前記第3図の処理
が行なわれて最初から前記誘導処理が開始される。
ここで、以上説明した誘導処理と並行して第27図に示
される残存距離表示処理が行なわれている。
この処理においては、前記第7図の処理が行なわれるこ
とにより得られた最短経路上の各交差点間距離(L
がまず加算され、これにより最終交差点から出発交差点
までの最短経路の総距離が求められる(ステップ26
0)。
そして次交差点Zの通過が確認されない間においては
(ステップ262)、前記第12図の処理により得られ
た出発交差点(Zs)からの積算距離がこの総距離から
差引かれ、これにより最終交差点までの残り走行距離が
求められ(ステップ264)、その表示が行なわれる
(ステップ266)。
その後車両が次交差点(Z)を通過すると、現在通過
交差点(Z)と直前通過交差点(Z)との間の距離
(L)が、直前通過交差点(Z)における残り走行
距離から差引かれて現在通過交差点(Z)における残
り走行距離が求められ、この残り走行距離へそれまでに
求められていた残走行距離が更新される(ステップ26
8)。これにより前記積算距離に累積されていた誤差が
解消される。
以上の処理は次交差点(Z)が最終交差点となるとき
まで繰り返され、そのときに残り走行距離の表示が停止
される(ステップ270)。
なお、車両が最短経路を外れたときには、その直前通過
交差点の位置(Z)が記憶され(ステップ274)、
前記第25図の処理により車両がその位置(Z)まで
誘導復帰されたときに残り走行距離の表示が再開される
(ステップ276)。
また、当初に触れた道順案内モードは高速道路などの走
行時に選択され、そのときには例えば第28図に示され
るように降り口インターチェンジまでの残り走行距離が
その手前5kmまで表示される。
以上の処理が行なわれることにより、例えば第20図に
示されるように、最終交差点までの残り走行距離が表示
されるので、本実施例によれば、その表示距離から目的
地に到達するために必要な時間を知ること、また運転者
にとって精神的な余裕が得られること、さらにコース変
更などの予定の変更をすること、そして到達時間を調整
することなどが可能となり、装置の利便性が著しく向上
される。
なお、方位センサ12にはヨーレイトセンサなどを、記
憶装置24にはコンパクトディスク装置,テープレコー
ダ,ROMなどを各々使用できる。
《発明の効果》 以上説明したように本発明によれば、装置の利便性を大
幅に向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図はクレーム対応図、第2図は本発明に係る装置の
好適な実施例を示すブロック構成図、第3図は第2図実
施例の作用を説明するフローチャート、第4図は単位領
域入力用画面表示例の説明図、第5図は初期交差点の決
定作用説明図、第6図は最終交差点の決定作用説明図、
第7図は第2図実施例の作用を説明するフローチャー
ト、第8図,第9図は初期交差点誘導作用を説明する画
面表示例の説明図、第10図,第11図,第12図、第
13図は第2図実施例の作用を説明するフローチャー
ト、第14図は検定領域およびエラー判定領域の決定作
用説明図、第15図,第16図は第2図実施例の作用を
説明するフローチャート、第17図,第18図は交差点
直前における画面表示例の説明図、第19図は第2図実
施例の作用を説明するフローチャート、第20図は走行
軌跡の表示説明図、第21図は第2図実施例の作用を説
明するフローチャート、第22図は走行軌跡表示の修正
作用説明図、第23図は直進交差点の通過判定作用説明
図、第24図はエラー表示例の説明図、第25図は最短
経路への誘導のために行なわれる処理手順を説明するフ
ローチャート、第26図は現在位置の再入力を指示する
表示の説明図第27図は第2図実施例の作用を説明する
フローチャート、第28図は残り走行距離の表示例説明
図である。 A…車両用経路誘導装置 a…交差点間距離記憶手段 b…全走行距離記憶手段 c…交差点通過判断手段 d…走行距離検出手段 e…積算走行距離演算手段 f…積算走行距離修正手段 g…残り走行距離産出手段 e…残り走行距離表示手段 10…走行距離センサ 12…方位センサ 14…処理装置 16…演算装置 18…処理データ記憶装置 20…キーボード 22…スタートスイッチ 24…地図データ記憶装置 26…表示制御装置 28…表示装置
フロントページの続き (72)発明者 上野 裕史 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 昭59−206864(JP,A) 特開 昭58−111969(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】出発地および目的地の近傍に出発交差点お
    よび目的交差点を選択して両交差点間を結ぶ経路を走行
    経路として設定し、車両の進行に伴って車両の現在地を
    求め、該現在地を地図上に表示しつつ車両を目的地に誘
    導する車両用経路誘導装置において、 上記設定された走行経路の各交差点間距離を記憶する交
    差点間距離記憶手段と、 上記交差点間距離記憶手段に記憶された各交差点間距離
    を加算することによって出発交差点から目的交差点に至
    る走行経路の全走行距離を記憶する全走行距離記憶手段
    と、 走行経路上の各交差点の通過を判断する交差点通過判断
    手段と、 車両の走行距離を検出する走行距離検出手段と、 上記走行距離検出手段で検出された走行距離を積算して
    出発交差点からの積算走行距離を求める積算走行距離演
    算手段と、 車両の交差点通過毎に、それまでの積算走行距離を上記
    交差点間距離記憶手段に記憶された交差点間距離に基づ
    いて修正する積算走行距離修正手段と、 上記全走行距離記憶手段に記憶した全走行距離から上記
    積算走行距離修正手段で修正した積算走行距離を減算す
    ることにより目的交差点までの残り走行距離を算出する
    残り走行距離算出手段と、 上記算出された残り走行距離を表示する残り走行距離表
    示手段と、 を有することを特徴とする車両用経路誘導装置。
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