JPH0672399U

JPH0672399U - 一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿

Info

Publication number: JPH0672399U
Application number: JP2410093U
Authority: JP
Inventors: 三典可知
Original assignee: 三典可知
Priority date: 1993-03-30
Filing date: 1993-03-30
Publication date: 1994-10-11

Abstract

(57)【要約】【目的】携帯用の使い捨て灰皿と、タバコの一時消火装
置を併合し、構造を簡単にして価格を下げ、喫煙者が手
軽に常時携帯することにより、最近のゴミ問題や嫌煙権
運動および火災予防等の推進に役立てる事ができるもの
とする。【構成】アルミ箔を封筒状に形成し、上端に開口部
（２）を設けることによって構造の簡素化や低価格を特
徴とする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、タバコの投げ捨て防止や一時消火を目的とした一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、タバコの一時消火装置と携帯用灰皿は別々のものであった。そして、以前のタバコの一時消火装置は、合成樹脂や金属等で卓上型灰皿になっており、また、携帯用灰皿は内側をアルミ箔、外側をビニールでカバーする２重構造になっているものがあった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記のものには、次のような欠点があった。以前のタバコの一時消火装置は、合成樹脂や金属等で卓上型灰皿になっており、タバコのヤニ等が付着して清掃が非常に困難であった。そして種類も限られており粗末なものが多く来客用には不向きであった。また、携帯用灰皿は内側をアルミ箔、外側をビニールでカバーする２重構造になっており、長期間の使用には汚れが目立ち、なおかつ、携帯用としては多少かさばり不便であった。本考案は、これらの欠点を解決するために考案されたものである。

【０００４】

【課題を解決する為の手段】

上記の課題を解決するために、アルミ箔を封筒状に形成し、上端に開口部（２）を設ける。本考案は、以上のような構成よりなる一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿（１）である。

【０００５】

【作用】

一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿（１）の開口部（２）を上向きにして、火のついたタバコを差し込む。すると、灰皿内部の酸素不足によりタバコは消火する。

【０００６】

【実施例】

実施例について図面を参照しながら説明する。（図１）は、請求項１記載の本考案の斜視図である。アルミ箔を封筒状に形成し、上端に開口部（２）を設けたものである。本考案は以上のような構造からなり、使用方法を２通りに分けて説明する。第一に、本考案が携帯用使い捨て灰皿として使用する時は、開口部（２）を上向きにして、火のついたタバコを差し込むことによって、タバコは数秒で灰皿内部の酸素不足により消火する。さらに、開口部を２つ折りにすることによって消火も万全となり、吸い殻等のゴミも外部に溢れ出る心配もない。そして、最寄りの灰皿あるいはゴミ箱等に本考案ごと処分すればよい。次に、本考案がタバコの一時消火装置として使用する場合は、灰皿（４）の上に、本考案を倒れない様に２つ折りして、開口部（２）を上にして置く（図２）。そして、手に持っているタバコ（３）を、灰皿に置くかわりに本考案に差し込む。するとタバコは数秒で一時的に消火される。また、そのタバコを吸う時は、再度火をつけ喫煙する。以上が、本考案の使用方法である。

【０００７】

【考案の効果】

本考案は最近拡まりつつあるゴミ問題、嫌煙権運動および火災予防等の一環を担うものであり、その内容を箇条書きにすると、携帯用使い捨て灰皿として見る場合は、１．本考案は構造が簡単なために安価である。そのために使い捨て灰皿として誰もが手軽に所持することが可能となり、道路へのタバコの投げ捨て防止となる。２．本考案の開口部から火のついたタバコを差し込むと、そのタバコは灰皿内部の酸素不足により数秒で消火する。さらに開口部を２つ折りにすることにより消火も万全となり、吸い殻等のゴミも外部に溢れ出る心配もなく、最寄りの灰皿あるいはごみ箱等に本考案ごと処分すれば、他の吸殻やゴミに引火する心配もなく安全である。３．本考案は構造が簡単なためにかさばらず、タバコ容器の横に差し込むことが可能で携帯用として便利である。４．本考案はアルミ箔製であるから、汚れの程度によっては、内部の吸殻のみを最寄りの灰皿に処分して、数回使用することも可能である。５．タバコの火のついた部分を押し潰して消火することがないので、本考案に途中まで吸ったタバコを一時的に差し込んで消火し、再度火をつけ喫煙することができるのでタバコの節約になる。次にタバコの一時消火装置として見る場合は、イ．公共の場での喫煙は他の人の迷惑となるが、本考案を使用することにより、必要時のみ喫煙し、喫煙後すぐに消火するなど無駄な煙を周囲の人々のために出さないことができる。ロ．本考案を使用すると、火のついたタバコをその都度消を火するので、灰皿に置き忘れなどから発生する火災の予防となる。ハ．本考案は使い捨てであるから、従来の物のように清掃する必要がない。ニ．本考案は構造が簡単なため、携帯用として持ち歩くことができ、外出先でも使用することができるので便利である。ホ．灰皿は喫煙者の好みによって自由に選ぶことができる。以上のように、本考案はゴミ問題、嫌煙権運動および火災予防の一環を担うものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の斜視図である。

【図２】本考案が一時消火装置として使用する場合の
斜視図である。

【符号の説明】

１一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿２開口部３タバコ４灰皿

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】アルミ箔を封筒状に形成し、上端に開口
部（２）を設けた一時消火装置兼用携帯用使い捨て灰皿
（１）。