JPS588073Y2 - 携帯用吸殻入れ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案はポケット等に入れて携帯使用できる携帯用吸
殻入れに関するものである。

煙草を吸う人は、自分の吸った煙草の吸殻は自分で灰皿
に捨てて始末をするのがエチケットである。

しかしながら、灰皿の設置のない場所では、エチケット
に反して吸殻がそのまま路上、床上等に投げ捨てられる
ことが多く、環境を汚染するのみならず山火事等の火災
の原因ともなり得る等の多くの整置をもたらしている。

従って、エチケットを重んじる喫煙者は、灰皿の設置の
ない場所では喫煙をあきらめざるを得なかった。

この考案は以上のような問題を解消し、ポケット等に携
帯使用でき、かつ吸殻を確実に消火し、そのまま所定の
処に捨てられるようにした便利な携帯用吸殻入れを提供
せんとするものである。

以下この考案の構成を図面に示す一実施例について説明
すると次の通りである。

図面に於いて、１はこの考案に係る携帯用吸殻入れであ
り、この携帯用吸殻入れ１は耐火紙からなるリボン状原
紙をスパイラル状に巻回積層して形成した紙管な所定の
長さに切断することにより得られる円筒２に、耐火紙か
らなる底蓋３を下端開口部に任意の手段により装着する
と共に、円孤状をした一対の折り目４，４を夫々対向す
るように入れて上端開口部に略半円形状をした一対の上
蓋５，５を形成してなる構成である。

尚、上記円筒２の直径及び全長は、数本の吸殻が入り、
しかもポケット等に入れて携帯するのに嵩ぼらないよう
に設定している。

この考案に係る携帯用吸殻入れ１はポケット等に入れて
携帯するようにしたもので、その使用に際しては第１図
に示すように円筒２の上端が開口した状態で、煙草の吸
殻を火の着いた方を先にして円筒２内に投入した後、円
筒２の上部に設けた上蓋５，５を折り目４，４に沿って
内側に折曲して上蓋５，５により円筒２の上端部を第７
図に示すように閉口状態とすることにより、円筒２内の
吸殻は円筒２内がすぐに酸欠状態となって迅速に消火さ
れる。

また、今だりに開口する虞れがないのでその ポケット
等□に入れることができ、円筒２内がいっばいになって
ゴミ箱等に捨てても焼損や発火の危険が皆無で、簡単か
つ安全に投棄処理することができ、吸殻の残骸も人目に
ふれず、街も美しく、火事の原因も少くすることができ
る。

以上説明したように、この考案に係る携帯用吸殻入れは
、平常灰皿の設置されていない場所や仮に設置されてい
てもその数に限度があり不便をきたす場所例えばゴルフ
場、プール、その曲尾内外の運動競技場や集会場等には
最適である他・・イキング等に携帯するにも適し、しか
も火災防止の面からも非常に実用的であると同時に紙管
より簡便に得られるから製作コストが非常に低減化され
る等の効果を有するものである。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第６図はこの考案に係る携帯用吸殻入れの上
蓋を開いた状態を示す図面で、第１図は斜視図、第２図
は正面図、第３図は側面図、第４図は平面図、第５図は
第２図Ａ−Ａ線における縦断面図、第６図は第３図Ｂ−
Ｂ線にかける縦断面図、第７図乃至第１２図はこの考案
に係る携帯用吸殻入れの上蓋を閉じた状態を示す図面で
、第７図は斜視図、第８図は正面図、第９図は側面図、
第１０図は平面図、第１１図は第８図Ｃ−Ｃ線に釦ける
縦断面図、第１２図は第９図Ｄ−Ｄ線における縦断面図
である。 １・・・携帯用吸殻入れ、２・・・円筒、３・・・底蓋
、４゜４・・・折り目、５，５・・・上蓋。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 耐火紙からなる紙管を所定長さに切断して形成した円筒
   のド端開ロ部に耐火紙からなる底蓋を装着し、また、上
   端開口部に円弧状をした一対の折り目を夫々対向するよ
   うに入れて円筒上部に略半円形状をした一対の上蓋を形
   成してなることを特徴とする携帯用吸殻入れ。