JPH0672233A - 自動車のクリアランスランプによる笛吹き音防止構造 - Google Patents

自動車のクリアランスランプによる笛吹き音防止構造

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Publication number
JPH0672233A
JPH0672233A JP24710892A JP24710892A JPH0672233A JP H0672233 A JPH0672233 A JP H0672233A JP 24710892 A JP24710892 A JP 24710892A JP 24710892 A JP24710892 A JP 24710892A JP H0672233 A JPH0672233 A JP H0672233A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
space
clearance lamp
housing
lamp
convex portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP24710892A
Other languages
English (en)
Inventor
Masumi Shimizu
真澄 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
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Publication of JPH0672233A publication Critical patent/JPH0672233A/ja
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  • Lighting Device Outwards From Vehicle And Optical Signal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スポンジゴムのような別部品を設けることな
く笛吹き音の発生を防止すること。 【構成】 ヘッドランプ(20)の横方向の外方に、水
平断面においてほぼ一定の間隔(D)を有する空間(1
8)をおいてクリアランスランプ(22)とクリアラン
スランプを支持するハウジング(24)とを取り付けた
自動車の空間(18)を通る空気流れによって発生する
笛吹き音を防止する構造である。クリアランスランプの
レンズ(23)は、空間(18)に対面する部分から一
体に突出された凸部(26)を備える。凸部(26)
は、空間(18)の全長にわたって伸びており、空間
(18)の任意の水平断面において前記間隔を狭めてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動車のクリアランスラ
ンプによる笛吹き音防止構造に関し、特に、ヘッドラン
プの横方向の外方に、クリアランスランプ、ターンシグ
ナルランプ、フォグランプ、またはコーナリングランプ
(この明細書では、ヘッドランプ以外のこれらランプの
1つまたは複数をクリアランスランプという)と、この
クリアランスランプを支持するハウジングとを取り付け
た自動車の前記クリアランスランプによる笛吹き音防止
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車のクリアランスランプは、ヘッド
ランプの横方向の外方に空間をおいて配置される(実開
平2-66335 号公報)。すなわち、図6および図7に示す
ように、自動車10は、ヘッドランプ12と、この横方
向の外方に配置されるクリアランスランプ14とを備え
るが、ヘッドランプ12のレンズ13はガラスまたは樹
脂によって、またクリアランスランプ14のレンズ15
は樹脂によって成形されることと、形状的な関連がない
ことなどの理由から、ヘッドランプ12とクリアランス
ランプ14とは別部品として製作された後、組み付けら
れる。その結果、クリアランスランプ14とクリアラン
スランプ14のハウジング16とは、水平断面において
ほぼ一定の間隔Dを有する空間18をおいてヘッドラン
プ12の横方向の外方に位置することとなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】自動車が走行すると、
空気が前記空間を通って流れ、このときヘッドランプの
レンズ13またはクリアランスランプのレンズ15のエ
ッジ部で定常渦が発生する。この渦が前記空間で共鳴す
ると、笛の音のような異音、いわゆる笛吹き音となり、
乗員に不快感を与える。
【0004】前記笛吹き音対策として、クリアランスラ
ンプのハウジングにスポンジゴムを接着し、空気流れを
遮断しているが、前記間隔Dが数ミリであるため、薄く
幅の狭いスポンジゴムを接着しなければならない。その
結果、接着作業に手間がかかり、コスト高となってい
る。
【0005】本発明の目的は、スポンジゴムのような別
部品を設けることなく笛吹き音の発生を防止できる、自
動車のクリアランスランプによる笛吹き音防止構造を提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、ヘッドランプ
の横方向の外方に、水平断面においてほぼ一定の間隔を
有する空間をおいてクリアランスランプと該クリアラン
スランプを支持するハウジングとを取り付けた自動車の
前記空間を通る空気流れによって発生する笛吹き音を防
止する構造であって、前記クリアランスランプのレンズ
または前記ハウジングの前記空間に対面する部分から一
体に突出された凸部を備え、該凸部は、前記空間の任意
の水平断面にあって前記間隔を狭めるように形成されて
いる。
【0007】
【作用および効果】自動車が走行するとき、空気は前記
空間を水平方向へ流れるが、空間の任意の水平断面に凸
部があり、間隔を狭めているため定常渦が乱され、空気
振動の共鳴が抑えられる。これによって、笛吹き音の発
生を防止する。
【0008】凸部は、クリアランスランプのレンズまた
はそのハウジングの空間に対面する部分から一体に突出
されたものであり、クリアランスランプのレンズまたは
ハウジングの成形によって製作できる。したがって、別
部品として製作したものを接着するような手間は全くか
からない。
【0009】凸部は、間隔が数ミリである空間に位置
し、外部から見にくいため、見栄えを損なうことはな
い。
【0010】
【実施例】笛吹き音防止構造は、図1に示すように、ヘ
ッドランプ20の横方向の外方に、水平断面においてほ
ぼ一定の間隔Dを有する空間18をおいてクリアランス
ランプ22と、クリアランスランプ22を支持するハウ
ジング24とを取り付けた自動車の前記空間18を通る
空気流れによって発生する笛吹き音を防止する構造であ
って、凸部26を備える。
【0011】ヘッドランプ20は従来のヘッドランプ1
2と同じであるが、クリアランスランプ22のレンズ2
3は凸部26を備える点で従来のものと異なる。凸部2
6は、クリアランスランプのレンズ23の空間18に対
面する部分から一体に突出されている。凸部26は、空
間18の任意の水平断面にあって間隔Dを狭めるように
形成される。
【0012】クリアランスランプのレンズ23は、樹脂
によって成形される。したがって、凸部26を、レンズ
23の成形時、空間18の上下方向の全長にわたるよう
に、空間18に対面する部分から一体に突出することが
できる。その結果、凸部26は、空間18の任意の水平
断面に必ず存在することとなる。また、従来、レンズの
端縁28は仮想線で示した位置にあり、空間18のほぼ
一定の間隔Dを画定していたが、凸部26によって間隔
Dが狭まり、空間18の間隔が一定ではなくなってい
る。
【0013】凸部26は、図示のように、丸みのあるも
のとし、空間18に対面しない前方部分27も凸部26
の丸みに合わせて丸み加工することが好ましい。これに
より、エッジ部による定常渦の発生を抑えることができ
る。凸部26の突出長さは間隔Dの高々半分程度でよ
く、凸部26がヘッドランプ20のレンズ21に接触す
るように長くすることは、組付けの際、製作誤差などの
吸収の障害となるため好ましくない。
【0014】クリアランスランプ22のレンズ23の端
部25をシール材30を充填したハウジング24内に配
置し、所定箇所に位置させると、凸部26がヘッドラン
プ20のレンズ21に向けて突出し、空間18の間隔が
一定ではなくなる。このように、レンズ23を所定箇所
に取り付けるだけでよく、空間18にスポンジゴムのよ
うな別部品を配置する必要がない。
【0015】図2に示す実施例では、クリアランスラン
プのハウジング34の空間に対面する部分に凸部36が
一体に突出されている。ハウジング34は樹脂によって
成形されるもので、凸部36は、空間に対面するハウジ
ング34の全長にわたっている。その結果、凸部36
は、空間の任意の水平断面にあって前記空間の間隔を狭
めている。凸部36の突出長さdは前記間隔Dの高々半
分程度でよく、その幅wは高々2d程度でよい。
【0016】図3に示す実施例では、クリアランスラン
プのハウジング44の空間に対面する部分に凸部46が
一体に突出されている。凸部46は、多数の点状のもの
であってばらばらに分散してある。しかし、その分散
は、空間の任意の水平断面に凸部46が必ずあり、空間
の間隔を狭めるようにする。凸部46の突出長さdは図
2と同じ程度でよく、その直径Lは図2のwと同じ程度
でよい。
【0017】図4に示す実施例では、クリアランスラン
プのハウジング54の空間に対面する部分に凸部56が
一体に突出されている。凸部56は、図3に示した凸部
46より突出長さと直径とが小さい多数の点状のもので
あってばらばらに分散してある。凸部56の分散は、図
3の凸部46の分散より密にし、任意の水平断面に複数
の凸部56が存在するようにする。
【0018】図5に示す実施例では、クリアランスラン
プのハウジング64の空間に対面する部分に凸部66が
一体に突出されている。凸部66は、斜めに伸びるもの
をほぼ平行に配置してある。その配置は、空間の任意の
水平断面に凸部66が必ず存在し、空間を狭めるように
する。凸部66の突出長さdは図2と同じ程度でよく、
その幅xは、空間の任意の水平断面に複数の凸部66が
存在する可能性が高いことから、図2の幅wの半分程度
でよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る笛吹き音防止構造の実施例の水平
断面図である。
【図2】本発明に係る笛吹き音防止構造の別の実施例を
模式的に示すもので、aはハウジングの平面図、bはハ
ウジングの正面図であるが、凸部を黒く塗りつぶしてあ
る。
【図3】本発明に係る笛吹き音防止構造の別の実施例を
模式的に示すもので、aはハウジングの平面図、bはハ
ウジングの正面図であるが、凸部を黒く塗りつぶしてあ
る。
【図4】本発明に係る笛吹き音防止構造の別の実施例を
模式的に示すもので、aはハウジングの平面図、bはハ
ウジングの正面図であるが、凸部を黒く塗りつぶしてあ
る。
【図5】本発明に係る笛吹き音防止構造の別の実施例を
模式的に示すもので、aはハウジングの平面図、bはハ
ウジングの正面図であるが、凸部を黒く塗りつぶしてあ
る。
【図6】ヘッドランプとクリアランスランプとを示す水
平断面図である。
【図7】自動車の斜視図である。
【符号の説明】
18 空間 20 ヘッドランプ 22 クリアランスランプ 21、23 レンズ 24、34、44、54、64 ハウジング 26、36、46、56、66 凸部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドランプの横方向の外方に、水平断
    面においてほぼ一定の間隔を有する空間をおいてクリア
    ランスランプと該クリアランスランプを支持するハウジ
    ングとを取り付けた自動車の前記空間を通る空気流れに
    よって発生する笛吹き音を防止する構造であって、前記
    クリアランスランプのレンズまたは前記ハウジングの前
    記空間に対面する部分から一体に突出された凸部を備
    え、該凸部は、前記空間の任意の水平断面にあって前記
    間隔を狭めるように形成された、自動車のクリアランス
    ランプによる笛吹き音防止構造。
JP24710892A 1992-08-25 1992-08-25 自動車のクリアランスランプによる笛吹き音防止構造 Pending JPH0672233A (ja)

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