JPH0672169U - ソケット形コンタクト - Google Patents

ソケット形コンタクト

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JPH0672169U
JPH0672169U JP1888693U JP1888693U JPH0672169U JP H0672169 U JPH0672169 U JP H0672169U JP 1888693 U JP1888693 U JP 1888693U JP 1888693 U JP1888693 U JP 1888693U JP H0672169 U JPH0672169 U JP H0672169U
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JP
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contact
socket
holding claw
type contact
support leg
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Application number
JP1888693U
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English (en)
Inventor
昭男 山田
勘三郎 内田
Original Assignee
第一電子工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電気用コネクタに用いるコンタクトに関し、特
に接触面を互いに向き合わせて配置した片持ちばり形の
2つの接触片を有するソケット形コンタクトに関する。 【構成】本考案は、前記2つの接触片24の接触面29
の側端部31に係合する保持爪26を、前記接触面29
の側面に配置される支持脚23またはその支持脚23に
連設される構成部に設け、前記接触片24の接触面29
を所定間隔に保持させるようにしたものである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、電気用コネクタに用いるコンタクトに関し、特に接触面を互いに向 き合わせて配置した片持ちばり形の2つの接触片を有するソケット形コンタクト に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ソケット形コンタクトを用いた一般的な電気コネクタを図3に示す。電気コネ クタ1は、絶縁ハウジング2に多数のコンタクト収容孔3が設けられ、このコン タクト収容孔3にソケット形コンタクト4が挿入され固定されるようになってい る。 この電気コネクタ1に用いるソケット形コンタクト4は、図4(a)に示すよ うに、接触面5を互いに向き合わせて配置した片持ちばり形の2つの接触片6を 有しており、その接触面5には図4(b)に示してある丸ピン形コンタクト7が 挿入され、電気的に接続されるようになっている。また、その後部には、プリン ト基板等に接続されるコンタクトテール8が設けられている。 このような構造のソケット形コンタクト4は、通常極めて小さいものであり、 一般的な大きさとしては、ソケット形コンタクト4の径は2〜3mm、全長は5〜 6mmである。また、図4(a)に示した接触面5の相互間の間隔Wは、0.5mm かそれ未満で、機器類の小形化に伴いコネクタと共に、ソケット形コンタクト4 も極めて小形のものが用いられるようになっている。
【0003】 そのため、ソケット形コンタクト4の接触片6も小さくなるが、一方で接触片 6は相手方コンタクトである丸ピン形コンタクト7が挿入されたとき、一定の押 圧をもって接触することが要求される。このため、小さな部材で一定の接触圧力 を確保するために、接触片6にプリロードが掛けられるようになっている。 図5は、プリロードを掛ける構造の、片持ちばり形のソケット形コンタクト4 の従来例を示したもので、接触片6は上下に対向するよう設けられており、その 接触片6の前端を接触片6の両側に設けられた支持脚9によって連設された口枠 部10の保持爪11によって支えられている。そのため接触片6の前端は、その 弾性で保持爪11を強く押つけるようになっており、所謂プリロードが掛けられ ている。 そして、接触片6にプリロードを掛ける保持爪11の形成は、支持脚9の一部 を膨らませるような屈曲部12を設け、支持脚9の長さを縮めて接触片6の前端 と保持爪11の先端とが重なるようにしている。この場合、接触面5の相互間の 間隔寸法(図4に示したWの寸法)は、保持爪11の先端の傾斜の度合いと、支 持脚9の長さの縮み量との両者に大きく関わって決定される。
【0004】 なお、このようなソケット形コンタクト4を、図3に示した絶縁ハウジング2 に固定するには、ランスによるか或いは圧入による方法がとられる。このランス による固定の構造を図6に示してある。 図6(a)は、電気コネクタ1の絶縁ハウジング2のコンタクト収容孔3に、 ソケット形コンタクト4を挿入した状態の正面図で、図6(b)はその下方から 見た底面図で、図6(a)の矢印X−Xで示した部分を一部断面図として表して いる。そして図6(b)から明らかなように、ソケット形コンタクト4の支持脚 9の一部を切り起こして設けられたランス13の先端14が、絶縁ハウジング2 の固定凹部15に係止している。固定凹部15に設けられている滑り防止壁16 は、ソケット形コンタクト4が小形で機械的強度の小さなランス13でも、相手 側の丸ピン形コンタクト7の挿入の際に生ずる押圧力、即ちソケット形コンタク ト4を後退させようとする力で変形、或るいは損傷しないようにランス13の先 端を支えるものである。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
このような従来のソケット形コンタクト4においては、接触片6の先端に設け られている接触面5の相互間の間隔は、前述したように保持爪11の先端の傾斜 の度合いと、支持脚9の長さの縮み量との両者に大きく関わるものであるが、支 持脚9の長さの縮み量は加工上その精度を上げることが極めて困難である。その ため接触片6の前端と保持爪11との重なり幅がばらつき、接触面5の相互間の 間隔寸法Wがばらつき、均一にならないという問題がある。 そしてこの間隔寸法Wのばらつきは、相手側コンタクトである丸ピン形コンタ クト7が挿入されるときの挿入力に大きく影響を与えるため、例えば図3に示す 電気コネクタ1においては、挿入側の各コンタクト毎に挿入力が相当の範囲に亘 って不揃いとなり好ましくない。 本考案は、前記した接触片6の先端に設けられている接触面5の相互間の間隔 寸法Wを、均一にすることができる構造のソケット形コンタクトを提供するもの である。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本考案は、接触面を互いに向き合わせて配置した片持ちばり形の2つの接触片 を有するソケット形コンタクトにおいて、前記2つの接触片の接触面の側端部に 係合する保持爪を、前記接触面の側面に配置される支持脚またはその支持脚に連 設される構成部に設け、前記接触片の接触面を所定間隔に保持させるようにした ものである。
【0007】
【実施例】
図1は本考案の第1の実施例を示すもので、図1(a)はソケット形コンタク ト21の斜視図であり、図1(b)はその展開図である。即ち、この展開図に示 してある板材211を、破線に沿って箱曲げすることにより図1(a)に示した ソケット形コンタクト21が得られる。この板材211は厚さ約0.2mmの燐青 銅板である。図1(b)において、固定部22から支持脚23を1本と、この支 持脚23を挟んで両側に接触片24が互いに平行に形成されている。支持脚23 の先端には一体的に口枠部25が形成され、その口枠部25の一部に台形状の保 持爪26が形成されている。また、固定部22には、図3に示した絶縁ハウジン グ2のコンタクト収容孔3に挿入されたとき、絶縁ハウジング2の側壁に食い込 む固定矢じり27と、コンタクトテール28が形成されている。 なお、固定部22に、接触片24や支持脚23とそれに連設される口枠部25 等が一体的に形成されているソケット形コンタクトを、片持ちばり形のソケット 形コンタクトと称する。
【0008】 この板材211を箱曲げして構成された図1(a)に示すソケット形コンタク ト21は、接触片24は互いに向き合い、その先端部には接触面29が形成され る。また、台形状に形成された保持爪26の先端部30は、箱曲げされたことに より、接触片24の接触面29近傍の側端部31に係合し、接触面29の相互間 の間隔寸法Wを所定の間隔になるよう保持するようになる。 板材211を箱曲げする際、接触片24の固定部22との連結部分の曲げ加工 は、やや大きく曲げるようにして塑性変形させて、保持爪26に一定の圧力をも って係合されるようになっている。これら一連の加工は、プレス加工により容易 に行うことができる。 従って、接触面29の相互間の間隔寸法Wは、台形状に形成された保持爪26 の先端部30の幅寸法と、その先端部30の接触面29近傍の側端部31に対す る係合位置によって決定されるが、これらの寸法はプレス加工によって正確に成 型されるものであるため、前記間隔寸法Wも正確に形成させることができるもの である。
【0009】 図2は本考案の第2の実施例を示すもので、図2(a)はソケット形コンタク ト41の斜視図であり、図2(b)はその展開図である。そして、この展開図で 示した板材411を破線に沿って箱曲げすることにより、図2(a)に示したソ ケット形コンタクト41が形成される。図2において42は固定部、43は支持 脚、44は接触片、45は口枠部、46は張出部、47は支持脚43および張出 部46に設けられた保持爪で、それぞれ内側方向に突き出し突起として形成され ている。その保持爪47の構造は図2(c)に示す通りである。また、48は固 定矢じり、49はコンタクトテールである。 この実施例の前記した第1の実施例と異なるところは、保持爪47の形成位置 とその構造である。即ち、口枠部45に、支持脚43と対向すると共に接触片4 4の側面に位置するように張出部46を設け、この張出部46と支持脚43に、 前記接触片44の係合するよう突き出し突起とした保持爪47を設けたところで ある。
【0010】 この保持爪47の張出部46の幅方向の幅寸法は、接触面50の相互間の間隔 寸法Wと等しい寸法にすればよい。また、保持爪47の張出部46の長手方向の 幅寸法は、接触面50の側端部51に十分に挟まれる程度の幅であれよい。 このように、この実施例においても、支持脚43と張出部46に設けられる保 持爪47位置と保持爪47の寸法は、プレス加工において正確に形成することが できるものであるため、接触面50の相互間の間隔寸法Wを正確に保持できるよ うにすることができる。 なお、この実施例では、支持脚43と張出部46の両方に突き出し突起とした 保持爪47を設けてあるが、いずれか一方にだけ保持爪47を設けるようにして もよい。 また、図1および図2に示した実施例の口枠部25,45の寸法は、約1.6 mm角で、コンタクトテールの幅は約0.3mmである。また、すべての加工終了後 にこのソケット形コンタクト21,41は、金鍍金される。
【0011】
【考案の効果】
以上述べたように本考案によれば、ソケット形コンタクトの接触片の先端部に 形成された接触面の相互間の間隔寸法を、所定の正確な間隔に保持できるように 形成することができるため、丸ピン形コンタクトの挿入力がばらつくことがなく 、挿入時に不揃いになるという問題が解消されると共に、従来のソケット形コン タクトに比較し構造が簡単なため、プレス金型に対する要求条件が緩和され製造 が容易になり、かつ精度の向上が図れるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例のソケット形コンタクトの斜視
図とその展開図である。
【図2】本考案の他の実施例のソケット形コンタクトの
斜視図とその展開図である。
【図3】ソケット形コンタクトが装着される電気コネク
タの斜視図である。
【図4】ソケット形コンタクトとピン形コンタクト関係
を説明する側面図である。
【図5】従来のソケット形コンタクトの斜視図である。
【図6】ソケット形コンタクトが電気コネクタに装着さ
れた状態を示す正面図と底面図である。
【符号の説明】
1 電気コネクタ 2 絶縁ハウジング 3 コンタクト収容孔 4,21,41 ソケット形コンタクト 5,29,50 接触面 6,24,44 接触片 7 ピン形コンタクト 8,28,49 コンタクトテール 9,23,43 支持脚 10,25,45 口枠部 11,26,47 保持爪 12 屈曲部 13 ランス 15 固定凹部 16 滑り防止壁 22,42 固定部 27,48 固定矢じり 46 張出部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接触面を互いに向き合わせて配置した片
    持ちばり形の2つの接触片を有するソケット形コンタク
    トにおいて、前記2つの接触片の接触面の側端部に係合
    する保持爪を、前記接触面の側面に配置される支持脚ま
    たはその支持脚に連設される構成部に設け、前記接触片
    の接触面を所定間隔に保持させるようにしたことを特徴
    とするソケット形コンタクト。
JP1888693U 1993-03-23 1993-03-23 ソケット形コンタクト Pending JPH0672169U (ja)

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ID=11984054

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Cited By (4)

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