JPH0672143A - 装飾モール付き車両用窓の製造方法 - Google Patents
装飾モール付き車両用窓の製造方法Info
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- JPH0672143A JPH0672143A JP4250534A JP25053492A JPH0672143A JP H0672143 A JPH0672143 A JP H0672143A JP 4250534 A JP4250534 A JP 4250534A JP 25053492 A JP25053492 A JP 25053492A JP H0672143 A JPH0672143 A JP H0672143A
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- JP
- Japan
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- resin
- decorative molding
- resin frame
- plate
- molding
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C66/00—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
- B29C66/70—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
- B29C66/71—General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined
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- Lining Or Joining Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】車両用窓の枠体に装飾モールを後付けで強固に
取り付ける方法を得る。 【構成】凹部22に相当する部分の樹脂枠体11の車外
側に、樹脂枠体11と同質の軟質PVCからなる樹脂層
33を有する装飾モール13を当接して、凹部22に超
音波ウェルダーからなる溶着機40をあてがって、超音
波振動による発熱によって樹脂を溶かし、装飾モール1
3と樹脂枠体11とを溶着する。
取り付ける方法を得る。 【構成】凹部22に相当する部分の樹脂枠体11の車外
側に、樹脂枠体11と同質の軟質PVCからなる樹脂層
33を有する装飾モール13を当接して、凹部22に超
音波ウェルダーからなる溶着機40をあてがって、超音
波振動による発熱によって樹脂を溶かし、装飾モール1
3と樹脂枠体11とを溶着する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両の窓枠体に金属製
の光輝モール等の装飾材を取り付ける装飾モール付き車
両用窓の製造方法に関するものである。
の光輝モール等の装飾材を取り付ける装飾モール付き車
両用窓の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】車両用の窓ガラスの車体への装着は、車
体にガラス板からなる板状体を接着した後に板状体の周
囲にガスケット、モールディングあるいはウェザースト
リップ等(以下これらを総称して枠体という)を装着す
るといった方法が採られてきたが、組み付け工数が多
く、また、優れた水密性の窓ガラスが得られなかった。
体にガラス板からなる板状体を接着した後に板状体の周
囲にガスケット、モールディングあるいはウェザースト
リップ等(以下これらを総称して枠体という)を装着す
るといった方法が採られてきたが、組み付け工数が多
く、また、優れた水密性の窓ガラスが得られなかった。
【0003】そこで、近年、通称モジュールアッシーウ
インドー(以下MAWという)と呼ばれる、板状体の周
囲に枠体を一体成形して、枠体ごと板状体を車両に装着
するといった枠体付き車両用窓が普及してきた。
インドー(以下MAWという)と呼ばれる、板状体の周
囲に枠体を一体成形して、枠体ごと板状体を車両に装着
するといった枠体付き車両用窓が普及してきた。
【0004】このMAWは、例えば、金型に板状体を備
えつけ、型締めした後に金型のキャビティー内に樹脂を
注入して、板状体の周辺部に枠体が一体成形されたもの
であるが、金型に板状体を備えつける際に、装飾モール
を板状体とともに金型に装着することによって、装飾装
飾モールを樹脂枠体に取り付けることができた。
えつけ、型締めした後に金型のキャビティー内に樹脂を
注入して、板状体の周辺部に枠体が一体成形されたもの
であるが、金型に板状体を備えつける際に、装飾モール
を板状体とともに金型に装着することによって、装飾装
飾モールを樹脂枠体に取り付けることができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、板状体
に樹脂枠体を一体成形する際に、板状体とともに金型に
装飾モールを装着して、枠体に装飾モールを取り付ける
場合は、装飾モール付きの樹脂枠一体窓を製造するため
の特別な金型を用意しなければならず、2種類以上の金
型が必要であるという欠点を有していた。
に樹脂枠体を一体成形する際に、板状体とともに金型に
装飾モールを装着して、枠体に装飾モールを取り付ける
場合は、装飾モール付きの樹脂枠一体窓を製造するため
の特別な金型を用意しなければならず、2種類以上の金
型が必要であるという欠点を有していた。
【0006】さらに、このような場合、装飾モールを装
着する場所の自由度が金型の種類の数だけしかなく、装
飾モールの設計変更に柔軟に対応することが困難であ
り、特に、装飾モールを取り付けるか取り付けないか
を、枠体を板状体に一体成形した後に決定することは不
可能であった。
着する場所の自由度が金型の種類の数だけしかなく、装
飾モールの設計変更に柔軟に対応することが困難であ
り、特に、装飾モールを取り付けるか取り付けないか
を、枠体を板状体に一体成形した後に決定することは不
可能であった。
【0007】また、接着剤等による装飾モールの枠体へ
の取り付けは、時間、コストともにかかってしまい、き
わめて作業効率が悪いものであり、さらに、接着剤等に
よる取り付けでは、その取り付け強度が弱く、強固な取
り付けが実現されるものではなかった。
の取り付けは、時間、コストともにかかってしまい、き
わめて作業効率が悪いものであり、さらに、接着剤等に
よる取り付けでは、その取り付け強度が弱く、強固な取
り付けが実現されるものではなかった。
【0008】本発明は、従来技術が有していた前述のよ
うな欠点を解決しようとするものであり、従来知られて
いなかった装飾モール付き車両用窓の製造方法を新規に
提供しようとするものである。
うな欠点を解決しようとするものであり、従来知られて
いなかった装飾モール付き車両用窓の製造方法を新規に
提供しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述の課題を
解決するためになされたものであり、板状体を金型に装
着して板状体の周辺部に樹脂枠体を一体成形し、次いで
樹脂枠体の車外側に装飾モールを取り付ける装飾モール
付き車両用窓の製造方法において、板状体の周辺部に樹
脂枠体を一体成形する際に、前記樹脂枠体の、樹脂枠体
に装着されている板状体端面よりも外周における車内側
の少なくとも一部に、凹部を設けて薄肉部を形成し、次
いで、前記樹脂枠体の薄肉部に相当する部分の車外側
に、樹脂層を有する装飾モールを前記樹脂層が樹脂枠体
側となるように当接し、樹脂枠体の車内側から薄肉部に
溶着機をあてがって装飾モールの樹脂層と樹脂枠体とを
溶着して、装飾モールを樹脂枠体に取り付けたことを特
徴とする装飾モール付き車両用窓の製造方法を提供する
ものである。
解決するためになされたものであり、板状体を金型に装
着して板状体の周辺部に樹脂枠体を一体成形し、次いで
樹脂枠体の車外側に装飾モールを取り付ける装飾モール
付き車両用窓の製造方法において、板状体の周辺部に樹
脂枠体を一体成形する際に、前記樹脂枠体の、樹脂枠体
に装着されている板状体端面よりも外周における車内側
の少なくとも一部に、凹部を設けて薄肉部を形成し、次
いで、前記樹脂枠体の薄肉部に相当する部分の車外側
に、樹脂層を有する装飾モールを前記樹脂層が樹脂枠体
側となるように当接し、樹脂枠体の車内側から薄肉部に
溶着機をあてがって装飾モールの樹脂層と樹脂枠体とを
溶着して、装飾モールを樹脂枠体に取り付けたことを特
徴とする装飾モール付き車両用窓の製造方法を提供する
ものである。
【0010】
【作用】このように本発明によれば、装飾モールを車両
用窓の枠体に取り付ける際に、装飾モールに設けられて
いる樹脂層と樹脂枠体とを当接させ、枠体側から超音波
ウェルダーや誘電加熱機等の溶着機をあてがい、超音波
振動によって発生した熱や、あるいは電熱によって樹脂
が局所的に溶けるため、樹脂層と樹脂枠体とが溶着して
装飾モールが枠体に取り付けられる。
用窓の枠体に取り付ける際に、装飾モールに設けられて
いる樹脂層と樹脂枠体とを当接させ、枠体側から超音波
ウェルダーや誘電加熱機等の溶着機をあてがい、超音波
振動によって発生した熱や、あるいは電熱によって樹脂
が局所的に溶けるため、樹脂層と樹脂枠体とが溶着して
装飾モールが枠体に取り付けられる。
【0011】また、装飾モールは、板状体に枠体を一体
成形した後に取り付けられるものであるため、装飾モー
ルが枠体に取り付けられるか取り付けられないかの如何
にかかわらず、1種類の金型によって枠体一体の板状体
を製造した後に、その都度装飾モールを取り付けるか取
り付けないかの変更を自由にすることができる。
成形した後に取り付けられるものであるため、装飾モー
ルが枠体に取り付けられるか取り付けられないかの如何
にかかわらず、1種類の金型によって枠体一体の板状体
を製造した後に、その都度装飾モールを取り付けるか取
り付けないかの変更を自由にすることができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明による実施例を
説明することとする。図1は、本発明の装飾モールの車
両用窓への取り付け方法の一例を示す要部断面図であ
る。ガラス板からなる板状体12の周辺部に、板状体1
2の端面よりも外周の車内側に凹部22を設けて薄肉部
23を形成するように、軟質PVCからなる樹脂枠体1
1を一体成形する。
説明することとする。図1は、本発明の装飾モールの車
両用窓への取り付け方法の一例を示す要部断面図であ
る。ガラス板からなる板状体12の周辺部に、板状体1
2の端面よりも外周の車内側に凹部22を設けて薄肉部
23を形成するように、軟質PVCからなる樹脂枠体1
1を一体成形する。
【0013】こうして樹脂枠体11に形成された薄肉部
23に相当する部分の車外側、すなわち意匠面側に、樹
脂枠体11と同質の軟質PVCからなる樹脂層33を有
する装飾モール13を当接し、薄肉部23に超音波ウェ
ルダーからなる溶着機40をあてがって、超音波振動に
よる発熱によって局所的に樹脂を溶かし、装飾モール1
3と樹脂枠体11とを溶着する。
23に相当する部分の車外側、すなわち意匠面側に、樹
脂枠体11と同質の軟質PVCからなる樹脂層33を有
する装飾モール13を当接し、薄肉部23に超音波ウェ
ルダーからなる溶着機40をあてがって、超音波振動に
よる発熱によって局所的に樹脂を溶かし、装飾モール1
3と樹脂枠体11とを溶着する。
【0014】装飾モール13には、断面が略コ字状の凹
部が設けてあり、この凹部に接着剤を塗布して樹脂層3
3を接合しており、この樹脂層33が樹脂枠体11と向
きあって当接し、装飾モールを樹脂枠体の意匠面に取り
付けることができる。
部が設けてあり、この凹部に接着剤を塗布して樹脂層3
3を接合しており、この樹脂層33が樹脂枠体11と向
きあって当接し、装飾モールを樹脂枠体の意匠面に取り
付けることができる。
【0015】また、図2は、本発明の樹脂枠体を板状体
に一体成形する方法を説明する要部断面図である。ガラ
ス板からなる板状体12を、金型に設けてある樹脂枠体
の凹部形成部分54よりも内周側に位置するようにして
下型51に装着し、上型52を閉じて型締めし、スプー
ル53から樹脂を注入して板状体12の周辺部の全周に
樹脂枠体を一体成形する。
に一体成形する方法を説明する要部断面図である。ガラ
ス板からなる板状体12を、金型に設けてある樹脂枠体
の凹部形成部分54よりも内周側に位置するようにして
下型51に装着し、上型52を閉じて型締めし、スプー
ル53から樹脂を注入して板状体12の周辺部の全周に
樹脂枠体を一体成形する。
【0016】このようにして、上記実施例のごとくに、
装飾モールが取り付けられた車両用の窓が得られるが、
本発明にかかる車両用窓の製造方法は上記実施例のみに
限定されるものでないことはもちろんであり、例えば、
本発明における樹脂枠体とは先にも述べたように、板状
体のまわりに形成されるガスケット、モールディング、
あるいはウェザーストリップ等を総称したものであっ
て、板状体の全周に設けられるようにしてもよいし、あ
るいは全周のうち途中でとぎれていてもよいし、あるい
は板状体の一片あるいは所定の数辺に設けられたもので
あってもよい。
装飾モールが取り付けられた車両用の窓が得られるが、
本発明にかかる車両用窓の製造方法は上記実施例のみに
限定されるものでないことはもちろんであり、例えば、
本発明における樹脂枠体とは先にも述べたように、板状
体のまわりに形成されるガスケット、モールディング、
あるいはウェザーストリップ等を総称したものであっ
て、板状体の全周に設けられるようにしてもよいし、あ
るいは全周のうち途中でとぎれていてもよいし、あるい
は板状体の一片あるいは所定の数辺に設けられたもので
あってもよい。
【0017】また、本発明における装飾モールも、樹脂
枠体の全周にわたって連続的に設けられるような長尺体
であっても、あるいは断続的に設けられるような短尺体
であってもよく、また、樹脂枠体の一辺あるいは数辺に
用いられるものであっても、一部に設けられるものであ
ってもよいし、その個数も特に限定されるものではな
い。
枠体の全周にわたって連続的に設けられるような長尺体
であっても、あるいは断続的に設けられるような短尺体
であってもよく、また、樹脂枠体の一辺あるいは数辺に
用いられるものであっても、一部に設けられるものであ
ってもよいし、その個数も特に限定されるものではな
い。
【0018】そのため、装飾モールが浮き上がったりが
たついたりすることさえなければ、装飾モールと枠体と
は、上記のような装飾モールの種々の態様に応じて当接
部全域にわたって溶着するものであっても、その一部だ
けを溶着するものであってもよく、したがって、樹脂枠
体の全周あるいは一部に溶着機をあてがうために設けら
れる薄肉部は、上記のような溶着箇所に応じて所望の場
所に適宜設けられるものである。
たついたりすることさえなければ、装飾モールと枠体と
は、上記のような装飾モールの種々の態様に応じて当接
部全域にわたって溶着するものであっても、その一部だ
けを溶着するものであってもよく、したがって、樹脂枠
体の全周あるいは一部に溶着機をあてがうために設けら
れる薄肉部は、上記のような溶着箇所に応じて所望の場
所に適宜設けられるものである。
【0019】また、本発明において、溶着機をあてがう
枠体の薄肉部の設けてある凹部は、上記実施例において
図示された形状に限られるものでないことはもちろんで
あり、枠体と装飾モールの樹脂部分とが十分溶着するだ
けの薄さを有するように成形されるものであれば、その
形状は特に制限されるものではなく、また、上記のよう
に溶着箇所が数ケ所である場合は、枠体と装飾モールと
が確実に固定されるものであれば、凹部の設けられる場
所や個数には特に制限はない。
枠体の薄肉部の設けてある凹部は、上記実施例において
図示された形状に限られるものでないことはもちろんで
あり、枠体と装飾モールの樹脂部分とが十分溶着するだ
けの薄さを有するように成形されるものであれば、その
形状は特に制限されるものではなく、また、上記のよう
に溶着箇所が数ケ所である場合は、枠体と装飾モールと
が確実に固定されるものであれば、凹部の設けられる場
所や個数には特に制限はない。
【0020】さらに、本発明における装飾モールとして
は、SUSモールが一般的に用いられるが、それに限ら
ず、各種金属製の光輝モール等、暗色である樹脂枠体に
取り付けて美観に富んだ車両用の窓とするために、暗色
に対して光沢を有したものが好ましく用いられ、その材
質は特に制限されるものでない。
は、SUSモールが一般的に用いられるが、それに限ら
ず、各種金属製の光輝モール等、暗色である樹脂枠体に
取り付けて美観に富んだ車両用の窓とするために、暗色
に対して光沢を有したものが好ましく用いられ、その材
質は特に制限されるものでない。
【0021】本発明に用いられる樹脂枠体の材料として
は、溶着機によって溶かすことができるように熱可塑性
樹脂が用いられ、一般には軟質PVCが用いられるが、
熱可塑性を有する塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマ
ー、塩化ビニルとエチレンのコポリマー、塩化ビニルと
エチレンおよび酢酸ビニルのコポリマー、塩化ビニルと
プロピレンのコポリマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラス
トマー等のエラストマー類、ポリウレタン、塩素化ポリ
エチレン、エチレン・プロピレン・ジエン・ターポリマ
ー(EPDM)などの合成樹脂材料でもよい。さらには
必要に応じてこれらの材料を2種以上用いて混合したも
のを用いてよい。
は、溶着機によって溶かすことができるように熱可塑性
樹脂が用いられ、一般には軟質PVCが用いられるが、
熱可塑性を有する塩化ビニルと酢酸ビニルのコポリマ
ー、塩化ビニルとエチレンのコポリマー、塩化ビニルと
エチレンおよび酢酸ビニルのコポリマー、塩化ビニルと
プロピレンのコポリマー、ポリオレフィン系エラストマ
ー、ポリウレタン系エラストマー、ポリアミド系エラス
トマー等のエラストマー類、ポリウレタン、塩素化ポリ
エチレン、エチレン・プロピレン・ジエン・ターポリマ
ー(EPDM)などの合成樹脂材料でもよい。さらには
必要に応じてこれらの材料を2種以上用いて混合したも
のを用いてよい。
【0022】さらにまた、これらをベースとして添加剤
を加えたものを用いてもよく、流動性を高めるためにほ
かの熱可塑性樹脂をブレンドすることもでき、ブレンド
する熱可塑性樹脂としては、塩素化ポリエチレン樹脂、
ウレタン変性塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、EVAの少なくとも1種または2種以上の混合物
等が用いられる。
を加えたものを用いてもよく、流動性を高めるためにほ
かの熱可塑性樹脂をブレンドすることもでき、ブレンド
する熱可塑性樹脂としては、塩素化ポリエチレン樹脂、
ウレタン変性塩化ビニル樹脂、ウレタン樹脂、アクリル
樹脂、EVAの少なくとも1種または2種以上の混合物
等が用いられる。
【0023】また、本発明の装飾モールに備えてある樹
脂層の材料としては、樹脂枠体と同様に溶着機によって
溶けるように熱可塑性樹脂が用いられるが、樹脂枠体と
の溶着が良好であることに鑑みて、樹脂窓枠と同材質の
ものを用いることが好ましい。また、装飾モール本体と
樹脂層との接合は、その接合が確実に行われるものであ
れば特に制限はなく、接着剤を用いた接合や、両面テー
プによる接合等、あるいは装飾モールの長手方向にわた
って押出成形する等の所望の手段によって行われるもの
である。
脂層の材料としては、樹脂枠体と同様に溶着機によって
溶けるように熱可塑性樹脂が用いられるが、樹脂枠体と
の溶着が良好であることに鑑みて、樹脂窓枠と同材質の
ものを用いることが好ましい。また、装飾モール本体と
樹脂層との接合は、その接合が確実に行われるものであ
れば特に制限はなく、接着剤を用いた接合や、両面テー
プによる接合等、あるいは装飾モールの長手方向にわた
って押出成形する等の所望の手段によって行われるもの
である。
【0024】本発明において使用される溶着機として
は、樹脂枠体の薄肉部にあてがって樹脂を溶かす際に、
樹脂枠体の広範囲を溶かすことがないように局所的に熱
を与えることができるものが使用でき、例えば、超音波
によって熱を発生させる超音波ウェルダーや、局所的に
電熱を与えることのできる誘電加熱機等、所望の機器が
使用できる。
は、樹脂枠体の薄肉部にあてがって樹脂を溶かす際に、
樹脂枠体の広範囲を溶かすことがないように局所的に熱
を与えることができるものが使用でき、例えば、超音波
によって熱を発生させる超音波ウェルダーや、局所的に
電熱を与えることのできる誘電加熱機等、所望の機器が
使用できる。
【0025】本発明における板状体としては、平板状の
ものであっても湾曲状のものであってもよく、またその
材料としては、単板ガラス、合わせガラス、強化ガラ
ス、複層ガラス等のガラス板、合成樹脂製の板、あるい
はこれらを合わせた積層板等が用いられる。合成樹脂と
しては、例えばポリカーボネート類、ポリスチレン類、
ポリメチルメタクリレート類等のいわゆる有機透明材料
が使用でき、少なくとも2枚以上を積層したものも使用
できる。
ものであっても湾曲状のものであってもよく、またその
材料としては、単板ガラス、合わせガラス、強化ガラ
ス、複層ガラス等のガラス板、合成樹脂製の板、あるい
はこれらを合わせた積層板等が用いられる。合成樹脂と
しては、例えばポリカーボネート類、ポリスチレン類、
ポリメチルメタクリレート類等のいわゆる有機透明材料
が使用でき、少なくとも2枚以上を積層したものも使用
できる。
【0026】また、本発明における樹脂枠体には別にイ
ンサート部材が備えられていてもよく、このインサート
部材は、溶着機による溶着に支障をきたす位置が除かれ
ていれば、樹脂枠体に完全に埋設されるものであって
も、一部が露出するものであってもよい。さらに、この
インサート部材としては、樹脂枠体の剛性を保つことの
できるようなものが用いられ、板状の金属製材料や、硬
質の合成樹脂等が好ましく用いられる。
ンサート部材が備えられていてもよく、このインサート
部材は、溶着機による溶着に支障をきたす位置が除かれ
ていれば、樹脂枠体に完全に埋設されるものであって
も、一部が露出するものであってもよい。さらに、この
インサート部材としては、樹脂枠体の剛性を保つことの
できるようなものが用いられ、板状の金属製材料や、硬
質の合成樹脂等が好ましく用いられる。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、装飾モールを車両用窓
の枠体に取り付ける際に、装飾モールに設けられている
樹脂層と樹脂枠体とを当接し、枠体の車内側から超音波
ウェルダー等の溶着機によって樹脂層と枠体とを溶着さ
せて、装飾モールを枠体に取り付けるため、作業効率が
よく、きわめて容易に取り付け作業を行うことができ、
さらに、強度の強い、確実な取り付けを実現することが
できる。
の枠体に取り付ける際に、装飾モールに設けられている
樹脂層と樹脂枠体とを当接し、枠体の車内側から超音波
ウェルダー等の溶着機によって樹脂層と枠体とを溶着さ
せて、装飾モールを枠体に取り付けるため、作業効率が
よく、きわめて容易に取り付け作業を行うことができ、
さらに、強度の強い、確実な取り付けを実現することが
できる。
【0028】また、本発明による装飾モールの取り付け
方法は、板状体に樹脂枠体を装着した後に装飾モールを
樹脂枠体に取り付けるため、装飾モールを樹脂枠体の全
周にわたって取り付けたり、あるいは樹脂枠体の一部に
取り付けたり、さらには装飾モールを取り付けないとい
った、装飾モールの設計変更に柔軟に対応することがで
きる。
方法は、板状体に樹脂枠体を装着した後に装飾モールを
樹脂枠体に取り付けるため、装飾モールを樹脂枠体の全
周にわたって取り付けたり、あるいは樹脂枠体の一部に
取り付けたり、さらには装飾モールを取り付けないとい
った、装飾モールの設計変更に柔軟に対応することがで
きる。
【0029】特に、板状体に樹脂枠体を一体成形すると
きには、板状体とともに金型に装飾モールを装着するこ
とがないため、上記のような設計変更に対しても、1種
類の金型だけで十分であり、各々の装飾モールのパター
ンに応じた金型を2種類以上用意しなければならないと
いったこともなく、さまざまな装飾モールが容易に取り
付けることのできる車両用窓の製造方法を得ることがで
きる。
きには、板状体とともに金型に装飾モールを装着するこ
とがないため、上記のような設計変更に対しても、1種
類の金型だけで十分であり、各々の装飾モールのパター
ンに応じた金型を2種類以上用意しなければならないと
いったこともなく、さまざまな装飾モールが容易に取り
付けることのできる車両用窓の製造方法を得ることがで
きる。
【図1】本発明の装飾モールの車両用窓への取り付け方
法の一例を示す要部断面図
法の一例を示す要部断面図
【図2】本発明の樹脂枠体を板状体に一体成形する方法
を説明する要部断面図
を説明する要部断面図
11:樹脂枠体 12:板状体 13:装飾モール 22:凹部 23:薄肉部 33:樹脂層 40:溶着機 51:下型 52:上型 53:スプール 54:凹部形成部分
Claims (1)
- 【請求項1】板状体を金型に装着して板状体の周辺部に
樹脂枠体を一体成形し、次いで樹脂枠体の車外側に装飾
モールを取り付ける装飾モール付き車両用窓の製造方法
において、板状体の周辺部に樹脂枠体を一体成形する際
に、前記樹脂枠体の、樹脂枠体に装着されている板状体
端面よりも外周における車内側の少なくとも一部に、凹
部を設けて薄肉部を形成し、次いで、前記樹脂枠体の薄
肉部に相当する部分の車外側に、樹脂層を有する装飾モ
ールを前記樹脂層が樹脂枠体側となるように当接し、樹
脂枠体の車内側から薄肉部に溶着機をあてがって装飾モ
ールの樹脂層と樹脂枠体とを溶着して、装飾モールを樹
脂枠体に取り付けたことを特徴とする装飾モール付き車
両用窓の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25053492A JP3148013B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 装飾モール付き車両用窓の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25053492A JP3148013B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 装飾モール付き車両用窓の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0672143A true JPH0672143A (ja) | 1994-03-15 |
JP3148013B2 JP3148013B2 (ja) | 2001-03-19 |
Family
ID=17209336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25053492A Expired - Fee Related JP3148013B2 (ja) | 1992-08-26 | 1992-08-26 | 装飾モール付き車両用窓の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3148013B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5156563A (en) * | 1990-06-25 | 1992-10-20 | Samsung Electron Devices Co., Ltd. | Process for manufacturing color picture tube capable of minimizing thermal deformation of shadow mask |
-
1992
- 1992-08-26 JP JP25053492A patent/JP3148013B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5156563A (en) * | 1990-06-25 | 1992-10-20 | Samsung Electron Devices Co., Ltd. | Process for manufacturing color picture tube capable of minimizing thermal deformation of shadow mask |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3148013B2 (ja) | 2001-03-19 |
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