JPH0671878A - インクジェットヘッド - Google Patents

インクジェットヘッド

Info

Publication number
JPH0671878A
JPH0671878A JP22618092A JP22618092A JPH0671878A JP H0671878 A JPH0671878 A JP H0671878A JP 22618092 A JP22618092 A JP 22618092A JP 22618092 A JP22618092 A JP 22618092A JP H0671878 A JPH0671878 A JP H0671878A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressure generating
generating member
elastic plate
ink
contact
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP22618092A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoaki Abe
知明 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP22618092A priority Critical patent/JPH0671878A/ja
Publication of JPH0671878A publication Critical patent/JPH0671878A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 気泡の取り込みによる吐出安定性の欠如、高
密度ヘッドが製造困難である欠点を解決して、印字安定
性に優れ、高細密なインクジェットヘッドを提供するこ
とを目的とする。 【構成】インク室170の一壁は弾性板30によって構
成され、弾性板30は圧力発生部材150に押圧され、
両者は接着剤等によって接合されることなく接触してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は印字データの入力を受け
た時点で、インク滴を飛翔させ、このインク滴により記
録用紙にドットを形成させるオンデマンド方式のインク
ジェットヘッドに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明にかかわる従来例としては、特開
平3−52625号公報にインクジェットヘッドの実施
例が示されている。図20はその実施例であり、インク
室170の一壁は厚みaが約0.013mmのステンレ
ス弾性板30で構成され、脚部250の作用で予荷重を
受けている。また、脚部250は穴310にX,Y方向
を支持されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、かかる従来の
インクジェットヘッドでは、脚部250と弾性板30が
機械的に連結し、常に密着した状態で動作する。そのた
め、脚部250が後退する時にノズル190内のメニス
カスが強制的に吸引され、インク室170内に気泡を混
入し、インク吐出不能となる問題があった。図21を参
照して更に詳しく説明する。インクを吐出した直後のノ
ズル190内のメニスカス55はdだけ引き込まれた位
置まで後退する。その後、その位置を初期状態としてメ
ニスカス55は振動を始める。図22はその様子を示し
たもので、時刻t1でインク吐出した後にメニスカス5
5は減衰振動をする。ここで、高応答周波数を期待して
インク吐出の周期が短くすると、時刻t2でのメニスカ
ス55が最も引き込んだ状態で脚部250が後退を始め
る状態が発生する。このとき、後退の途中でノズル19
0内にメニスカス55が過吸引され、メニスカス55が
破壊されインク室190に気泡が引き込まれていた。図
23(a)はメニスカス55の振動量dの関係を示した
もので、図23(b)は脚部250の変位の関係を示し
たもので、同図を参照して後退時に破壊する理由を説明
する。インク吐出周期dtが短くなると、時刻t1でイ
ンク吐出したのちに時刻t2で脚部250が後退を始め
るようになる。弾性板30は脚部250に密着して後退
する。そのため、インク室170内に大きな負圧が発生
し、メニスカス55はインク室170内に強制的に引き
込まれ過吸引される。そのため、半球形状を維持できず
破壊してしまう。破壊の様子は図24に示したように、
メニスカス55の表面が乱れ、気泡210が分離してイ
ンク室170の内部に入り込む状態であった。この気泡
の混入が印字の安定性を損なう大きな原因となってい
た。そのため、気泡抜き用の吸引ポンプを用意するなど
の解決策が必要になったが、このことはプリンタ全体の
システムの肥大を招いていた。また気泡抜きの目的で無
駄に排出されるインク量も相当なもので、それがまたイ
ンクシステムの大型化につながっていた。
【0004】また、高細密な印字を得るために、図25
に示すようにインク室170を高密度に配置した場合に
も問題は発生していた。問題点の1つは図26に示した
ように、支持部材311と弾性板30を接合する接着剤
90が支持部材310の位置ずれのために弾性板30上
にはみ出し、弾性板30の変位を妨げるものであった。
第2の問題点は脚部250の位置ずれのために矢印63
の方向に変位する際に弾性板30と接触することであっ
た。このように、高密度状態で配置した場合には接着剤
がはみ出して弾性板の変位を阻害する欠点や、脚部が弾
性板に接触する欠点があった。この製造上の問題が高密
度のインクジェットヘッドを安価に提供することに対し
て大きな障害となっていた。
【0005】上述のように、従来のインクジェットヘッ
ドでは気泡を取り込みやすい点、高密度状態で製造が困
難である点が問題であった。そこで、本発明はこれらの
問題を解決して、印字安定性に優れ、高細密なインクジ
ェットヘッドを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために複数のノズルと、前記ノズルに連通したイン
ク室と、前記インク室の壁を構成する弾性板と、前記弾
性板に接触した圧力発生部材とを備え、前記圧力発生部
材で前記弾性板を変位させ前記インク室内のインクを加
圧して、インク滴を前記ノズルから吐出させるインクジ
ェットヘッドにおいて、前記圧力発生部材の変位量の大
小に関わらず、前記圧力発生部材が静止した状態におい
て前記圧力発生部材と前期弾性板が接触することを特徴
とする。
【0007】また、前記圧力発生部材と前記弾性板のい
ずれか一方が凸部、他方が凹部を有し、前記圧力発生部
材と前記弾性板の接触部が前記凸部と前記凹部の噛み合
いで構成されることを特徴とする。
【0008】また、前記インク室にインクが満たされた
状態において、前記弾性板の固有振動周期の4分の1が
前記圧力発生部材の収縮時間より長いことを特徴とす
る。
【0009】また、前記圧力発生部材と前記弾性板の接
触部の前記弾性板への押し込み距離が、前記圧力発生部
材の前記弾性板と接触する端面の変位方向への最大ばら
つき距離と前記弾性板の前記圧力発生部材と接触する端
面の前記変位方向への最大ばらつき距離と前記圧力発生
部材の最大変位量の和より大きいことを特徴とする。ま
た、前記圧力発生部材に接合されたケースを有し、前記
圧力発生部材の前記弾性板と接触する端面と前記ケース
の端面とが前記圧力発生部材の変位方向に一定の距離関
係を有し、前記ケースの前記端面が前記弾性板表面に接
触することを特徴とする。
【0010】また、前記圧力発生部材が前記弾性板に弾
性部材による応力で押圧されることを特徴とする。
【0011】また、前記圧力発生部材の前記弾性板と接
触する端面が回転ブレードによる切断面であることを特
徴とする。
【0012】
【実施例】以下、本発明の詳細を実施例により図面を参
照して説明する。
【0013】図1は本発明の第1の実施例で気泡の混入
防止を図ったものである。本図では全体的な構成、およ
びその機構について説明する。尚、説明のため一部を切
断して断面を示してある。ノズル190は、インク室1
70と連通する位置にノズル形成基板33を貫通して配
置されている。インク室170の一壁は弾性板30によ
って構成され、弾性板30は圧力発生部材150に押圧
され、両者は接着剤等によって接合されることなく接触
している。図2に示したように押し込み距離c0は、図
3に示した圧力発生部材150の弾性板30と接触する
端面280の変位方向への最大ばらつき距離eと、図4
に示した弾性板30の圧力発生部材150と接触する端
面270の変位方向への最大ばらつき距離fと、圧力発
生部材150の最大変位量の和より大きい。その状態で
は、圧力発生部材150が静止した状態で圧力発生部材
150の変位量の大小に関わらず、圧力発生部材150
と弾性板30は接触することになる。インク室170に
インクが満たされた状態での弾性板30の固有振動周期
の4分の1は、圧力発生部材150の収縮時間より長
い。圧力発生部材150はチタン酸ジルコン酸鉛等の圧
電材料23と銀パラジウム等の内部電極18、19を積
層した圧電素子である。
【0014】図5は駆動部46とインク流路部45の接
触状態を説明するための斜視図で、圧力発生部材150
にはケース37が接合され、圧力発生部材150の弾性
板30と接触する端面280とケース37の端面285
は、圧力発生部材150の変位方向に距離gの一定の距
離関係を保っている。接合時には図1に示したように、
ケース37の端面285と弾性板30の表面275が接
触することによって、圧力発生部材150が弾性板30
に均一に押し込まれるのである。距離gを均一に加工す
るために図6に示したように、圧力発生部材150は回
転ブレード70で端面を加工する。この加工によって端
面285の単一平面仕上げが可能になり、圧力発生部材
150と弾性板30の密着性が増した。図7に示すよう
に弾性板30はインク室の全面を覆うように配置され、
均一な厚みの膜で構成されている。弾性板30の材質と
してはNi電鋳、ステンレス等の金属、またはポリイミ
ド、ポリサルフォン等の高分子膜を用いる。
【0015】本実施例では、圧力発生部材150と弾性
板30を接着剤等で接合することなく接触させた。その
ため、弾性板30が、圧力発生部材150と分離してイ
ンク室170内のインク圧力とつりあいながらメニスカ
ス55を緩く引き込むことが可能になった。その結果、
インク室170への気泡の混入を防ぐことができるよう
になった。以下、その理由を図を参照して説明する。初
期状態では図2に示したように圧力発生部材150は弾
性板30に接触し、押し込み距離c0の押し込み状態に
ある。インク充填時には、図8に示したように圧力発生
部材150を矢印60の方向に後退させる。弾性板30
の固有周期の4分の1は圧力発生部材150の収縮時間
より長い。このとき、弾性板30と圧力発生部材150
は分離し、弾性板30はメニスカス55の圧力と均衡を
保ちながら徐々に後退する。そのため、メニスカス55
が破壊せず、気泡混入を防ぐことが可能になったのであ
る。さらに、図9で上記の効果を変位関係を使って説明
する。時間t2で圧力発生部材150が後退を始め、時
間t3で完了する。このとき、収縮時間はt3−t2で
ある。上で述べたように、弾性板30は圧力発生部材1
50の動作に追従せずに圧力発生部材150と分離して
後退する。この時、メニスカス55で発生する負圧がイ
ンク室170内のインクを媒体として弾性板30に作用
し、弾性板30は圧力とつりあいを保ちながら、図9中
弾性板の変位Cのように徐々に後退して、インク室17
0にインクを満たす。そのために、メニスカス55は急
激に引き込まれず、ノズル33内に留まり、インク室1
70に気泡を引き込まない。このとき、弾性板30は圧
力発生部材150が静止した状態にあれば、図9中に示
したように、いずれかには圧力発生部材150に接触す
る。インク室170に気泡が混入しないため、図10に
示したように、インクを十分に加圧し、十分な速度、量
を有するインク滴50を飛翔できるようになった。この
ように、気泡の混入を防ぎ、印字安定性を確保すること
で、結果としてポンプ等を廃止することが可能になっ
た。また、使用インク量も大幅に減らすことができた。
その結果、コンパクトなプリンタを提供することが可能
になったのである。
【0016】図11は圧力発生部材150に凸部57、
弾性板30に凹部56を設けた実施例で圧力発生部材1
50と弾性板30の位置修正を図ったものである。この
実施例では圧力発生部材150に凸部57を設け、それ
と対向して弾性板30上に凹部56を配置し、凸部57
と凹部56の噛み合いで接触させている点が特徴であ
る。図12は駆動部46とインク流路部45の接触状態
を説明するための斜視図で、駆動部46を矢印65の方
向に押し込むと凸部57と凹部56が噛み合って、圧力
発生部材150と弾性板30の位置ずれが修正される。
この効果を図14,15で更に詳しく説明する。図14
のように、インク流路部45と駆動部46を接合する段
階で、弾性板30と圧力発生部材150に位置ずれbが
生じていても、駆動部46を矢印61の方向に押し込ん
でいくと図15のように、凸部57が凹部56に沿って
噛み合う。そのため、位置ずれbを矢印62の方向に修
正し、圧力発生部材150を弾性板30の正しい位置に
配置する効果が発生するのである。この効果によって、
圧力発生部材150はインク室170の中心で弾性板3
0に接触し、他の余分な部分に触れることはなくなっ
た。また、圧力発生部材150と弾性板30のみで位置
ずれを修正できるので、圧力発生部材150を支持する
支持部材等が不要になり、接着剤はみだしの問題も回避
することができた。このように、凸部57、凹部56を
設け、それらを押し込むことで高密度ヘッドの製造上の
2つの大きな問題を解決できた。さらに、部品の削減も
達成できた。
【0017】図16,17は圧力発生部材150に凹部
57、弾性板30に凸部56を設けた実施例で、この実
施例によっても図11に示した実施例と同様の効果を得
ることができた。
【0018】図18は弾性部材320を圧力発生部材1
50の後方に配置した実施例で、弾性部材320の応力
によって圧力発生部材150を弾性板30に押圧するこ
とを図ったものである。この実施例では、駆動部46に
弾性部材320で矢印63の方向に力を加えて、圧力発
生部材150を弾性板30に押圧した。弾性部材320
は板バネで図19に示したように矢印64の方向に変位
を生ずる。このとき、弾性部材320の発生力は十分大
きく、ケース37と弾性板30の表面が密着して、圧力
発生部材150を弾性板30に十分に押し込む。弾性部
材320で圧力発生部材150を押圧する構成によっ
て、弾性板駆動部46を弾性部材320に逆らって、イ
ンク室部45から分離取り外すことが可能になった。さ
らにその後、再び取り付けることも可能になった。再び
取り付けても、弾性部材320の押圧によって圧力発生
部材150と弾性板30の密着性を保持でき、駆動部4
6を継続使用して、インク室部45のみを脱着可能とし
て交換することが可能になった。このような構造のイン
クジェットヘッドにすることでヘッド交換が簡便、かつ
安価に行えるようになった。なお、本実施例では弾性部
材として板バネを用いているが、その他応力を発生する
ことの可能な弾性部材(例としてコイルバネやスポンジ
等の弾性材料)でも応用可能となる。
【0019】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると以下のような効果がある。
【0020】(1)インク室にインクが満たされた状態
において、弾性板の固有振動周期の4分の1が圧力発生
部材の収縮時間より長いため、インク供給時に圧力発生
部材が後退しても、弾性板が圧力発生部材から分離して
メニスカスの圧力とつりあいながら変位する。そのた
め、圧力発生部材の変位で強制的にメニスカスを引き込
むことを防止し、インク室への気泡の混入を防いだ。よ
って、印字安定性が確保され、結果としてポンプ等を廃
止することが可能になった。また、使用インク量も大幅
に減らすことができた。その結果、コンパクトなプリン
タを提供することが可能になったのである。
【0021】(2)圧力発生部材、弾性板のいずれか一
方にに凸部を設け、他方にに凹部を配置し、噛み合わせ
ることで、圧力発生部材と弾性板の位置ずれが修正され
た。したがって、圧力発生部材はインク室の中心で弾性
板に接触し、不要な部分に触れることを防ぐことができ
た。また同時に、接着剤はみだしの問題が解決可能とな
り、部品を削減し製造を容易にした。
【0022】(3)ケースの端面と弾性板の端面が接触
する状態で圧力発生部材が弾性板にバネで押圧されるた
め、駆動部とインク室部を分離して再び取り付けること
が可能になった。このため、ヘッド交換のとき、インク
室部のみを交換することが可能で安価になった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例のインクジェットヘッド
の斜視図である。
【図2】第1の実施例の圧力発生部材の押し込み状態を
説明した断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例の圧力発生部材を説明す
る斜視図である。
【図4】第1の実施例の弾性板を説明する断面図であ
る。
【図5】第1の実施例の構成を説明した斜視図である。
【図6】圧力発生部材の回転ブレードによる加工を説明
する図である。
【図7】第1の実施例のインク室部を説明した斜視図で
ある。
【図8】第1の実施例の圧力発生部材と弾性板の動作を
説明した断面図である。
【図9】第1の実施例のメニスカスと圧力発生部材の変
位を説明した図である。
【図10】第1の実施例のインク吐出状態を説明した断
面図である。
【図11】第2の実施例の斜視図である。
【図12】第2の実施例の構成を説明した斜視図であ
る。
【図13】第2の実施例のインク室部を説明した斜視図
である。
【図14】第2の実施例の効果を説明する断面図であ
る。
【図15】第2の実施例の効果を説明する断面図であ
る。
【図16】第3の実施例の構成を説明した斜視図であ
る。
【図17】第3の実施例のインク室部を説明した斜視図
である。
【図18】第4の実施例の斜視図である。
【図19】第4の実施例のバネを説明する斜視図であ
る。
【図20】従来技術を説明する断面図である。
【図21】従来技術のメニスカス状態を説明する断面図
である。
【図22】従来技術のメニスカス変位量を説明する断面
図である。
【図23】従来技術のメニスカス変位量と脚部変位量の
関係を説明する断面図である。
【図24】従来技術のメニスカスの破壊状態を説明する
断面図である。
【図25】従来技術を説明する断面図である。
【図26】従来技術の問題点を説明する断面図である。
【符号の説明】
18 .... 内部電極 19 .... 内部電極 23 .... 圧電材料 30 .... 弾性板 33 .... ノズル形成基板 37 .... ケース 45 .... インク流路部 46 .... 駆動部 51 .... インク 55 .... メニスカス 56 .... 凹部 57 .... 凸部 70 .... 回転ブレード 90 .... 接着剤 150 .... 圧力発生部材 170 .... インク室 190 .... ノズル 210 .... 気泡 250 .... 脚部 275 .... 表面 280 .... 端面 285 .... 端面 310 .... 穴

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のノズルと、前記ノズルに連通した
    インク室と、前記インク室の壁を構成する弾性板と、前
    記弾性板に接触した圧力発生部材とを備え、前記圧力発
    生部材で前記弾性板を変位させ前記インク室内のインク
    を加圧して、インク滴を前記ノズルから吐出させるイン
    クジェットヘッドにおいて、前記圧力発生部材の変位量
    の大小に関わらず、前記圧力発生部材が静止した状態に
    おいて前記圧力発生部材と前期弾性板が接触することを
    特徴とするインクジェットヘッド。
  2. 【請求項2】 前記圧力発生部材と前記弾性板のいずれ
    か一方が凸部、他方が凹部を有し、前記圧力発生部材と
    前記弾性板の接触部が前記凸部と前記凹部の噛み合いで
    構成されることを特徴とする請求項1記載のインクジェ
    ットヘッド。
  3. 【請求項3】 前記インク室にインクが満たされた状態
    において、前記弾性板の固有振動周期の4分の1が前記
    圧力発生部材の収縮時間より長いことを特徴とする請求
    項1記載のインクジェットヘッド。
  4. 【請求項4】 前記圧力発生部材と前記弾性板の接触部
    の前記弾性板への押し込み距離が、前記圧力発生部材の
    前記弾性板と接触する端面の変位方向への最大ばらつき
    距離と前記弾性板の前記圧力発生部材と接触する端面の
    前記変位方向への最大ばらつき距離と前記圧力発生部材
    の最大変位量の和より大きいことを特徴とする請求項1
    記載のインクジェットヘッド。
  5. 【請求項5】 前記圧力発生部材がケースに接合され、
    前記ケースの端面と前記圧力発生部材の前記弾性板と接
    触する端面とが前記圧力発生部材の変位方向に一定の距
    離関係を保ち、前記ケースの前記端面が前記弾性板表面
    に接触する構造であることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェットヘッド。
  6. 【請求項6】 前記圧力発生部材が前記弾性板に弾性部
    材による発生力で押圧されることを特徴とする請求項1
    記載のインクジェットヘッド。
  7. 【請求項7】 前記圧力発生部材の前記弾性板と接触す
    る端面が回転ブレードによる切断面であることを特徴と
    する請求項1記載のインクジェットヘッド。
JP22618092A 1992-08-25 1992-08-25 インクジェットヘッド Pending JPH0671878A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22618092A JPH0671878A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インクジェットヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22618092A JPH0671878A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インクジェットヘッド

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0671878A true JPH0671878A (ja) 1994-03-15

Family

ID=16841142

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22618092A Pending JPH0671878A (ja) 1992-08-25 1992-08-25 インクジェットヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0671878A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145966A (en) * 1996-05-09 2000-11-14 Minolta Co., Ltd. Ink jet recording head
JP2016535686A (ja) * 2013-10-15 2016-11-17 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド インクジェットプリントヘッドアセンブリ及び方法
JP2020044805A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、および液滴吐出装置の液滴吐出制御方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6145966A (en) * 1996-05-09 2000-11-14 Minolta Co., Ltd. Ink jet recording head
JP2016535686A (ja) * 2013-10-15 2016-11-17 イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド インクジェットプリントヘッドアセンブリ及び方法
CN107458090A (zh) * 2013-10-15 2017-12-12 伊利诺斯工具制品有限公司 喷墨印刷头组件和方法
JP2020044805A (ja) * 2018-09-21 2020-03-26 セイコーエプソン株式会社 液滴吐出ヘッド、液滴吐出装置、および液滴吐出装置の液滴吐出制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH07314665A (ja) インクジェット記録ヘッド、それを用いた記録装置及び記録方法
JP2721127B2 (ja) インクジェットヘッド
JP3176245B2 (ja) インクジェットヘッド
JPH0671878A (ja) インクジェットヘッド
JPH01204748A (ja) インクジェットヘッド
JP3125299B2 (ja) インクジェットプリンタ用の記録ヘッド
JP3070625B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、及びその駆動方法
JPS6325944B2 (ja)
JP3257140B2 (ja) インクジェット記録装置
JP3342344B2 (ja) インクジェットヘッド
JP2001113698A (ja) ノズルプレート及びその製造方法及びインクジェット記録ヘッド
JPH09300635A (ja) インクジェット記録装置
JP2004358872A (ja) インクジェット記録ヘッド及びインクジェット記録装置
JP3232632B2 (ja) インクジェット式印字ヘッド
JP3189575B2 (ja) インクジェット式記録ヘッド
JPH0664163A (ja) インクジェットヘッド
JP3454841B2 (ja) インクジェットヘッド
JP3046456B2 (ja) インクジェットヘッド
JP3152262B2 (ja) インクジェット記録ヘッド、及びその製造方法
JPH05229115A (ja) インクジェットヘッド
JP3228338B2 (ja) インクジェットヘッド、及びこれに適した振動子ユニット
JP2017061115A (ja) 液滴吐出部材、画像形成装置及び板状部材に対する貫通孔の形成方法
JP3143918B2 (ja) インクジェットヘッド
JPS5840510B2 (ja) インクジエツトマルチヘツド
JP2002264338A (ja) 液体噴射装置、その製造方法、および、インクジェットプリンタ