JPH0671835B2 - 熱転写シ−ト、染料混合物および転写方法 - Google Patents

熱転写シ−ト、染料混合物および転写方法

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JPH0671835B2 JP61171950A JP17195086A JPH0671835B2 JP H0671835 B2 JPH0671835 B2 JP H0671835B2 JP 61171950 A JP61171950 A JP 61171950A JP 17195086 A JP17195086 A JP 17195086A JP H0671835 B2 JPH0671835 B2 JP H0671835B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱転写(TTP)、特に染料または染料混合物
を有するTTPシート、染料混合物および新規染料に関す
る。
従来の技術 熱転写においては、熱転写性染料を、通常同染料をシー
ト状支持体に結合するためのポリマーまたは樹脂結合剤
を含有するインキの形で、前記支持体に適用して転写シ
ートを形成する。次に転写シートを、印刷される材料、
つまり受けシートと接触させ、パターン情報信号により
選択的に加熱すると、染料が転写シートの選択的に加熱
された部分から受けシートに転写されかつ転写シートに
加えた熱のパターンにより受けシート上に同パターンを
形成する。
TTP用染料の選択の重要な基準は、同染料の熱的性質、
色調明度、耐光堅牢度のような堅牢性および転写シート
製造時の支持体への適用の容易さである。適当な性能の
場合には染料はTTPシートに加えた熱に比例して均等に
転写され、その結果受けシート上の色の深さは加えた熱
に比例し、受けシート上に真の着色グレースケールが形
成されうる。色の明度は、イエロー、マゼンタおよびシ
アンの3種の基本染料の色を用いて広い範囲の色調を得
るために重要である。この理由からアントラキノン系染
料はTTPで使用するための有利な候補染料である。該染
料は、使用温度200〜400℃で転写シートから受けシート
に移動するのに十分易動でなければならないので、染料
は一般に水に可溶化するイオン基を含まず、従つて水溶
性または水混和性媒体、例えば水およびアルコール中で
容易には溶けない。また多数の適当な染料も、印刷工業
で常用され、従つて同工業で許容される炭化水素溶剤中
で容易に溶けない。該染料は、適当な溶剤中の分散液と
して適用することができるけれども、同染料を溶液から
支持体に適用する場合には、より一層明るく、光沢があ
りかつ平滑な仕上げ印刷の得られることが判明した。受
けシート上の濃厚色に対する能力を得るためには、特に
該染料がアントラキノン系染料の場合のように比較的低
い明光保数を有する場合にはインキ媒体中に易溶である
のが望ましい。また溶液から転写シートに適用された染
料は耐結晶化性であつて、その結果同染料が相当な時間
の間転写シート上に無定形層として存在していることも
重要である。
発明を達成するための手段 本発明の第1番目の態様によれば、式: 〔式中R1はC5〜12のアルキルであり、R2はHまたはC
1〜12のアルキルであり、AおよびBは場合により遊離
位置で非イオン基によつて置換されている〕で示される
染料から成る被覆を有する支持体から成る熱転写シート
が提供される。
式Iの染料においては、R2がHまたはC1〜4のアルキ
ルであり、R1が環BおよびDの間の結合に関してパラ位
に存在するのが有利である。有利には、R1はC6〜10
アルキルであり、さらに特別にはC8のアルキルである。
また、R1が枝分れアルキル、もつと有利には枝分れの多
いアルキル、例えば2〜5個のC1〜2側鎖を有するア
ルキルである場合も有利である。枝分れアルキル基の例
は1−ブチルヘキシル、1−プロピルヘプチル、1−ブ
チルヘプチル、1−ペンチルヘプチルおよび1−プロピ
ルノニルであり、もつと特別には、1,1,3,3−テトラメ
チルブチル、1,1,2,2−テトラメチルプロピル、1,1,3−
トリメチルブチル、1−エチル−1−メチルプロピル、
1,1−ジエチルブチルおよび1−エチル−2,4−ジメチル
ペンチルである。
式Iの染料は、適当な熱的特性および色の明度の他に、
広い範囲の溶剤、特に印刷工業で広範に使用されかつ許
容されているもの、例えばエタノールおよびブタノール
のようなアルカノール、トルエンのような芳香族炭化水
素、MEK、MIBKおよびシクロヘキサンのようなケトン中
での比較的高い溶解度を有する。式Iによる有利な染
料、すなわち1−アミノ−2−(4−〔1,1,3,3−テト
ラメチル−ブチル〕−フエノキシ)−4−ヒドロキシ−
AQ(ATHAQ)は、25℃で1:1w/wトルエン/MEK混合物中で
7%の溶解度を有する。これは、溶液から支持体への染
料の適用を容易にし、それによつて受けシート上の明る
い、光沢のある印刷の達成を助ける。
しかしさらに、本発明による前記染料を用いて得られる
色の深さが、同様な一般式で示される1種以上の染料と
混合することによつてさらに強化されうることが判明し
た。本発明の第2番目の態様によれば、式: 〔式中XはOHまたはNH2であり、YはC1〜12−アルキ
ルまたは式: (式中R3はHまたはC1〜12−アルキルであり、R4はH
またはC1〜4−アルキルであり、nは0または1であ
り、環AおよびBは場合により遊離位置で非イオン基に
よつて置換されている)で示される基である〕で示され
る2種以上の混合物(少なくとも1種の染料は式Iに従
う)から成る被覆を有する支持体から成る熱転写シート
が提供される。
Yが、式IIIにおいてR3が遊離結合価に対してパラ位で
ある式IIIの基でありかつどの成分染料においても環
A、BおよびDはそれらの遊離位置で置換されていない
場合が有利である。
Yによつて表わされる基の例は、メチル、エチル、i−
プロピル、i−ブチル、ヘキシル、オクチル、ノニル、
ドデシル、4−メチルフエニル、4−i−プロピルフエ
ニル、4−(1,1,3,3−テトラメチルブチル)−フエニ
ル、4−(1,1,2,2−テトラメチルプロピル)−フエニ
ル、4−(1,1,3−トリメチルブチル)−フエニル、4
−(1−エチル−1−メチルプロピル)−フエニル、4
−(1,1−ジエチルブチル)−フエニル、4−(1−エ
チル−2,4−ジメチルペンチル)−フエニル、4−(1
−ブチルヘキシル)−フエニル、4−(1−プロピルヘ
プチル)−フエニル、4−(1−ブチルヘプチル)−フ
エニル、4−(1−ペンチルヘプチル)−フエニルおよ
び4−(1−プロピルノニル)−フエニルである。
式Iおよび式IIに従う染料の例は、1−アミノ−4−ヒ
ドロキシ−2−(4−〔1,1,3,3−テトラメチル−n−
ブチル〕フエノキシ)−AQ、1−アミノ−4−ヒドロキ
シ−2−(4−〔1,1−ジメチル−n−ブチル〕フエノ
キシ−AQおよび1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(4
−n−ノニルフエノキシ)−AQである。
式IIに従う他の染料の例は、1−アミノ−4−ヒドロキ
シ−2−(4−メチルフエノキシ)−AQ、1−アミノ−
4−ヒドロキシ−2−(4−t−ブチルフエノキシ)−
AQ、1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(4−i−プロ
ピルフエノキシ)−AQ、1−アミノ−4−ヒドロキシ−
2−n−ドデシルオキシ−AQ、1−アミノ−4−ヒドロ
キシ−2−n−ヘプチルオキシ−AQ、1−アミノ−4−
ヒドロキシ−2−(2−エチルヘキシルオキシ)−AQ、
1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−ベンジルオキシ−AQ
および1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(1,1,3,3−
テトラメチル−n−ブチルオキシ)−AQである。
本発明の第2番目の態様による有利な熱転写シートにお
いて、染料混合物は式: 〔式中R3はHまたはC1〜12−アルキルであり、R4はH
またはC1〜4−アルキルであり、環AおよびBは場合
により遊離位置で非イオン基によつて置換されており、
但しこの際少なくとも1種の染料においてはR3はC
5〜12−アルキルでありかつ少なくとも1種の他の染料
においてはR3はHまたはC1〜4−アルキルである〕で
示される少なくとも2種類の染料から成る。
式IVで示される2種の染料においては、R3が環Bおよび
環Dの間の結合に関してパラ位に存在しかつ環A、Bお
よびDが遊離位置でそれ以上置換されていないのが有利
である。
混合物の有利な第1染料においては、R3はパラ位にあつ
て、HまたはC1〜4−アルキル、特にHまたはメチル
であり、R4はHであり、さもなければ該化合物は未置換
である。特に適当な第1染料は1−アミノ−4−ヒドロ
キシ−2−フエノキシ−AQ〔CIジスパース・レツド(Di
sperse Red)60)である。他の第1染料の例は、1−ア
ミノ−4−ヒドロキシ−2−(4−メチル−フエノキ
シ)−AQ、1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(4−t
−ブチルフエノキシ)−AQおよび1−アミノ−4−ヒド
ロキシ−2−(4−i−プロピルフエノキシ)−AQであ
る。
混合物の有利な第2染料においては、R3はパラ位に存在
し、C6〜10−アルキル、もつと有利にはC8−アルキル
でありかつ枝分れアルキル、もつと有利には枝分れの多
いアルキルである。特に適当な第2成分染料はATHAQで
ある。他の第2成分の例は、1−アミノ−4−ヒドロキ
シ−2−(4−〔1,1−ジメチルブチル〕フエノキシ)
−AQおよび1−アミノ−4−ヒドロキシ−2−(4−n
−ノニルフエノキシ)−AQである。
前記のような式IIおよびIVの染料の混合物は新規であ
り、本発明の他の特徴を形成する。これらの混合物にお
いては、式IにおいてR3がC5〜12−アルキルである式
I染料は混合物の1〜50%、もつと有利には5〜3%か
ら成るのが有利であり、2成分のみの場合には、式Iの
染料:他の染料の割合は1:20〜1:2である。
本発明のこの態様の特に有利な混合物は、1:20〜1:5の
割合のATHAQおよびジスパース・レツド(Disperse Re
d)60の2成分混合物および特に1:5:5の割合のATHAQ、
ジスパース・レツド60および1,4−ジアミノ−2−フエ
ノキシ−AQの3成分混合物である。
式IVの染料の混合物は、安定なインキ、耐結晶化性転写
シートおよび色の深さが加えた熱の量に比例していて、
真の着色グレースケールが得られる受けシートの印刷を
与える特に優れた熱的特性を有する。
また本発明による混合物は、強い彩色性および広範囲の
溶剤、特に印刷工業で広く使用されかつ許容されている
溶剤、すなわちアルカノール、例えばエタノールおよび
ブタノール、トルエンのような芳香族炭化水素およびME
K、MIBKおよびシクロヘキサンのようなケトンにおける
良好な溶解度も有する。
強い彩色性、結晶化に対する安定性および有利な溶剤中
での良好な溶解度の結合は、2群のみのどちらかからの
染料を用いることによつて得られるよりも濃いかつより
一層均一な色調の達成を許す。
支持体は、TTPにおいて必要とされる最高400℃までの温
度に20ミリ秒(m sec)までの時間の間耐えることがで
き、しかも1面に加えた熱を他面の染料に完全に伝達し
て前記のような短い時間、代表的には1〜10m sec内に
受けシートに移すのに必要な薄さの任意の有利なシート
材料であつてよい。適当な材料の例は、紙、特に均一の
厚さの高質紙、例えばコンデンサー紙、ポリエステル、
ポリアクリレート、ポリアミド、セルロースおよびポリ
アルキレンフイルム、それらの金属代形ならびにコポリ
マーおよび貼合せフイルムである。特に有利な支持体
は、2つの耐熱層の間のサンドウイツチポリエステル層
のラミネミート、例えば紫外線硬化アクリル酸樹脂から
成る。アクリル酸樹脂はポリエステルを印刷の間熱源か
ら保護しかつ転写シート中への染料の拡散を防止するの
に役立つ。支持体の厚さは、支持体の熱的特性により広
い範囲で変化してよいが、有利には50μm未満、もつと
有利には10μm未満である。
被覆は有利には結合剤および1種以上の式Iの染料また
は式IIまたは式IVの染料の混合物から成る。結合剤:染
料の割合は、染料と支持体との間の良好な接着を与えか
つ貯蔵の間の染料の移行を防止するためには、有利には
少なくとも1:1、もつと有利には1.5:1〜4:1である。
結合剤は、インキ媒体、つまり染料および結合剤がそれ
で転写シートに適用される媒体中での許容可能な溶解度
を有する染料を支持体に結合するのに適当な任意の樹脂
状またはポリマー材料であつてよい。結合剤の例には、
セルロース誘導体、すなわちエチルヒドロキシエチルセ
ルロース(EHEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HP
C)、エチルセルロース、メチルセルロース、セルロー
スアセテートおよびセルロースアセテートブチレート;
デンプンのような炭水化物誘導体;アルギニン酸誘導
体;アルキド樹脂;ビニル樹脂誘導体、すなわちポリビ
ニルアルコール、ポリビニルアセテート、ポリビニルブ
チラールおよびポリビニルピロリンド;アクリレートお
よびアクリレート誘導体から誘導されたポリマーおよび
コポリマー、すなわちポリアクリル酸、ポリメチルメタ
クリレートおよびスチレン−アクリレートコポリマー;
ポリエステル樹脂、メラミンのようなポリアミド樹脂;
ポリ尿素およびポリウレタン樹脂;ポリシロキサンのよ
うな有機珪素、エポキシ樹脂およびトラガントゴムおよ
びアラビアゴムのような天然樹脂である。
しかし、前記の商業的に許容可能な有機溶剤の一つに可
溶な結合剤を使用するのが有利である。この種類の有利
な結合剤はEHEC、特に低粘度および超低粘度銘柄、およ
びエチルセルロースである。
被覆はまた他の添加物、例えば硬化剤、防腐剤等を含有
していてもよく、これらの添加物および他の成分は、ヨ
ーロツパ特許出願公開第133011号、同第133012号および
同第111004号にさらに詳しく記載されている。
本発明の他の態様によれば、式Iの染料または式IIまた
は式IVによる染料の混合物を塗布した転写シートを、染
料が受けシートおよび転写シートの選択的加熱部分と接
触して転写シートの加熱部分の染料が受けシートに選択
的に転写されうるように、受けシートと接触させること
より成る転写方法が提供される。
受けシートは、有利にはコポリエステルの表面塗膜(染
料または染料混合物は同塗膜中に容易に拡散して転写シ
ートから受けシートへの染料の転写を促進する)を有す
る写真フイルム用に適当な白色ポリエステルベースであ
る。
また式Iの染料または式IIまたは式IVによる染料の混合
物を用いて印刷された受けシートは、本発明による他の
特徴を成す。
次に本発明を実施例により説明するが、例中「部」およ
び「%」は他に指示がなければすべて「重量部」および
「重量%」である。
実施例 インキ1 トルエン16gとMEK17gとの混合物中のATHAQ7gの溶液を製
造し、5分間撹拌した後、トルエン中のEHECの10%溶液
30gおよびMEK中のEHECの10%溶液30gを加えた。次にこ
のインキを緩やかに熱しながら撹拌して完全な溶液を得
た。
インキ2 CIジスパース・レツド60 4gおよびATHAQ1gの混合物
を、トルエン10.4gおよびシクロヘキサノン34.6gの混合
物中に溶かした。この溶液を5分間撹拌し、MEK中のEHE
Cの20%溶液50gを加えた。次にこのインキを緩やかに熱
しながら30分間撹拌して完全な溶液を得た。
インキ3 MEK30gおよびシクロヘキサノン37gの混合物中のCIジス
パース・レツド60 3gの溶液を製造し、5分間の撹拌後
に、MEK中のEHEC(超低粘度型)溶液30gを加えた。この
インキを、緩やかに熱しながらさらに30分間撹拌して完
全な溶液を得た。
インキ4〜インキ9 表1に記載した式IIの染料または同染料の混合物0.5g、
およびEHEC(超低粘度銘柄)1gを、シクロヘキサノン、
トルエンおよびMEKの2:1:1溶剤混合物18.5gに溶かし
て、他の6種類のインキを製造した。各場合とも染料を
溶剤混合物に加え、5分間撹拌し、次にEHEを加え、さ
らに30分間緩やかに熱しながら(約40℃)撹拌して完全
な溶液を得た。
インキ10およびインキ11 次の染料(式Iの2種)のそれぞれの試料をクロロホル
ム中に溶かし、染料0.45%を溶液を作り、次に十分なEH
ECを加えて0.9%の結合剤水準(染料:結合剤1:2)にし
た。
インキ10:R1=4−(1,1,3,3−テトラメチル−n−ブチ
ル) R2=2−メチル インキ11:R1=4−(1,1−ジメチル−n−ブチル) R2=水素 例1 厚さ6μのポリエチレンテレフタレートのシートにワイ
ヤを巻いたマイヤー(Mayr)金属バーを用いてインキ1
を適用し、シート表面上に2μのインキ層を作つて転写
シートを製造した。インキは熱風を用いて乾燥した。こ
のシートは以後TS1と呼ぶ。
例2 インキ1の代わりにインキ2を用いて例1と同様にして
転写シートを製造した。このシートは以下TS2と称す
る。
例3〜9 インキ1の代わりにインキ4〜8、10および11をそれぞ
れ用いて例1と同様にして7個の転写シートを製造し
た。これらの転写シートは以下それぞれTS4〜TS8、TS10
およびTS11と呼ぶ。
比較例1および2 インキ1の代わりにそれぞれインキ3およびインキ9を
用いて例1と同様にして転写シートを製造した。これら
の転写シートはそれぞれTS3およびTS9と称する。
例10 TS1の試験体と、コポリエステル受け面を有する白色ポ
リエステル支持体をベースとする複合構造から成る受け
シートとで、受けシートの受け面を転写シートの印刷面
と接触させてサンドイツチを作つた。このサンドイツチ
を転写機のドラム上に配置し、密接な間隔を有するピク
セル(pixel)の母型上を通過させると、ピクセルはパ
ターン情報信号により2〜10m secの間>300℃の温度
に加熱されて、ピクセルと接触する転写シート上の位置
の染料が熱時に転写シートから受けシートに転写され
る。転写シートはピクセルの配列上を通過した後受けシ
ートから分離された。印刷されたこの受けシートは以下
RS1と称する。
例11〜17 TS1の代わりに転写シートTS2、TS4〜8、TS10およびTS1
1をそれぞれ用いて、例10の方法を反復した。印刷した
受けシートをそれぞれ以下ではRS2、RS4〜8、RS10およ
びRS11と呼ぶ。
比較例3および4 TS1の代わりにTS3およびTS9をそれぞれ用いて例10の方
法を反復した。印刷した受けシートは以下ではそれぞれ
RS3およびRS9と称する。
インキ、転写シートおよび受けシートの評価 転写シート上のインキの安定性およびプリントの質は視
覚的検査によつて評価し、受けシート印刷跡の質はデン
シトメーター〔サクラ・デイジタル(Sakura Digital)
デンシトメーター〕によつて色の反射濃度について評価
した。評価の結果は表2に記載してある。
フロントページの続き (72)発明者 ピーター・グレゴリイ イギリス国ボルトン・アームエイドル・ロ ード 129 (72)発明者 ロイ・ポーター イギリス国オールドハム・デルフ・パリン ウツド・ロード 36 (72)発明者 ジヨフリイ・リチヤード・ロスウエル イギリス国ランカシヤー・チエダートン・ アーンサイド・アヴエニユー 78 (56)参考文献 特開 昭52−146306(JP,A) 特開 昭54−6982(JP,A) 特開 昭51−84305(JP,A)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: 〔式中R1はC5〜12のアルキルであり、R2はHまたはC
    1〜12のアルキルであり、環AおよびBは場合によつて
    は遊離位置で非イオン基によつて置換されている〕で示
    される染料から成る被覆を有する支持体から成る熱転写
    シート。
  2. 【請求項2】R1がC6〜10のアルキルであり、Bおよび
    Dの間の結合に関してパラ位に存在しかつR2がHまたは
    1〜4のアルキルである特許請求の範囲第1項記載の
    シート。
  3. 【請求項3】R1が枝分れである特許請求の範囲第1項ま
    たは第2項記載のシート。
  4. 【請求項4】1−アミノ−2−(4−〔1,1,3,3−テト
    ラメチル−ブチル〕−フエノキシ)−4−ヒドロキシ−
    アントラキノンの被覆を有する支持体から成る特許請求
    の範囲第1項記載のシート。
  5. 【請求項5】被覆が、式: 〔式中XはOHまたはNH2であり、YはC1〜12のアルキ
    ルまたは式: (式中R3はHまたはC1〜12のアルキルであり、R4はH
    またはC1〜4のアルキルであり、nは0または1であ
    り、環AおよびBは場合によつては遊離位置で非イオン
    基によつて置換されている)で示される基である〕で示
    される少なくとも2種類の染料の混合物から成り、但し
    この際少なくとも1種の成分は式: 〔式中R1はC5〜12のアルキルであり、R2はHまたはC
    1〜12のアルキルであり、環AおよびBは場合によつて
    は遊離位置で非イオン基によつて置換されている〕によ
    る染料である特許請求の範囲第1項記載のシート。
  6. 【請求項6】染料の1種が1−アミノ−2−(4−〔1,
    1,3,3−テトラメチルブチル〕−フエノキシ)−4−ヒ
    ドロキシ−アントラキノンである特許請求の範囲第5項
    記載のシート。
  7. 【請求項7】式: 〔式中R3はHまたはC1〜12のアルキルであり、R4はH
    またはC1〜4のアルキルであり、環AおよびBは場合
    によつては遊離位置で非イオン基によつて置換されてお
    り、但しこの際少なくとも1成分に関してはR3はC
    5〜12のアルキルでありかつ少なくとも他の1成分に関
    してはR3はHまたはC1〜4のアルキルである〕で示さ
    れる少なくとも2種類の染料から成る染料混合物。
  8. 【請求項8】1種の染料が1−アミノ−2−(4−〔1,
    1,3,3−テトラメチルブチル〕−フエノキシ)−4−ヒ
    ドロキシ−アントラキノンである特許請求の範囲第7項
    記載の混合物。
  9. 【請求項9】1−アミノ−2−(4−〔1,1,3,3−テト
    ラメチルブチル〕−フエノキシ)−4−ヒドロキシ−ア
    ントラキノンおよび1−アミノ−2−フエノキシ−4−
    ヒドロキシ−アントラキノンの混合物である特許請求の
    範囲第7項記載の混合物。
  10. 【請求項10】式: 〔式中R1はC5〜12のアルキルであり、R2はHまたはC
    1〜12のアルキルであり、環AおよびBは場合によつて
    は遊離位置で非イオン基によつて置換されている〕で示
    される染料から成る被覆を有する支持体から成る熱転写
    シートを、染料を有するシート面が受けシートおよび転
    写シートの反対面の選択的加熱部分に接触して、転写シ
    ートの同加熱部分における染料が受けシートに選択的に
    転写されうるように、受けシートを接触させることを特
    徴とする転写方法。
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