JPH0671817A - 耐水性画像用の被覆記録シート - Google Patents

耐水性画像用の被覆記録シート

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JPH0671817A
JPH0671817A JP6661293A JP6661293A JPH0671817A JP H0671817 A JPH0671817 A JP H0671817A JP 6661293 A JP6661293 A JP 6661293A JP 6661293 A JP6661293 A JP 6661293A JP H0671817 A JPH0671817 A JP H0671817A
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  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高光学濃度の耐水性の画像を印刷するのに有
益な記録シートを提供することにある。 【構成】 基材と、(1) 四級アンモニウムポリマー、
(2) 任意のバインダーポリマー、及び(3) 任意の填料か
ら実質的になる被覆物を含むことを特徴とする記録シー
ト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被覆記録シートに関す
る。更に詳しくは、本発明は、四級アンモニウムポリマ
ーで被覆された紙、透明画、プラスチック、等の如き記
録シートに関する。
【0002】
【従来の技術】米国特許第4,719,282 号明細書は、洗剤
配合物中の帯電防止剤、また凝集剤として有益なポリカ
チオン性ブロックコポリマーを開示している。これらの
化合物は、最初に式
【0003】
【化4】
【0004】(式中、R5 、R6 、R7 、及びR8 の夫
々は同じであってもよく、また異なっていてもよく、そ
してC1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、及びポリ
オキシアルキレンからなる群から選ばれ、mは0〜34の
整数であり、かつr及びsは同じであってもよく、また
異なっていてもよく、1〜6の整数である)のモノマー
をモル過剰の式Hal-L-Hal(式中、Hal はハロゲン原子を
表し、かつLは-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2OCH2CH2OCH2
- 、-(CH2)t -(式中、tは2〜6の整数である)、及び
-CH2CHOHCH2-から選ばれる)のジハライドと反応させる
ことにより単位のブロックを生成し、その後、こうして
生成された生成物を式
【0005】
【化5】
【0006】(式中、R1 、R2 、R3 、及びR4 は夫
々個々にC1-3アルキル、C1-3ヒドロキシアルキル、及び
ポリオキシアルキレンからなる群から選ばれ、かつp及
びqは夫々個々に1〜6の整数である)の化合物と反応
させ、必要により、その生成物を式Hal-L-Hal の更に別
の化合物と反応させることにより生成される。
【0007】米国特許第4,157,388 号明細書は、ポリカ
チオン性イオネンまたはポリ四級アンモニウムイオネン
(これらは一般に吸湿性である)、及びそれらの調製法
を開示している。これらの化合物は皮膚、毛髪、織物製
品、及び粉末のコンディショニング剤として有益であ
る。
【0008】既知の組成物及び方法はそれらの意図され
ている目的に適しているが、改良された被覆レシーバー
シートに対する要望がある。加えて、インキジェット印
刷法、及び電子写真複写、印刷法の両方に使用するのに
適したレシーバーシートに対する要望がある。更に、改
良された耐水性の画像がその上に印刷されることを可能
にするレシーバーシートに対する要望がある。更に、イ
ンキジェット法または電子写真法のいずれかによるカラ
ー印刷及び複写に適したレシーバーシートに対する要望
がある。また、減少された静電荷を示すレシーバーシー
トに対する要望がある。加えて、高光学濃度で画像を形
成することを可能にするシーバーシートに対する要望が
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
の利点を有する改良された被覆レシーバーシート(coate
d receiver sheet、被覆受容体シート) を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明(またはその特別
の実施態様)のこれらの目的及びその他の目的は、基材
(substrate) と、 (1)(a)式Iのポリマー
【0011】
【化6】
【0012】[式中、nは1〜約200 の整数であり、R
1 、R2 、R3 、及びR4 は夫々独立にアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基から
なる群から選ばれ、pは1〜約10の整数であり、qは1
〜約10の整数であり、Xは陰イオンであり、かつY1
-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH2)k
-(式中、kは約2〜約10の整数である)、及び-CH2CH(O
H)CH2-からなる群から選ばれる]; (b)式IIのポリマー
【0013】
【化7】
【0014】[式中、nは1〜約200 の整数であり、R
5 、R6 、R7 、及びR8 は夫々独立にアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基から
なる群から選ばれ、mは0〜約40の整数であり、rは1
〜約10の整数であり、sは1〜約10の整数であり、Xは
陰イオンであり、かつY2 は-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH
2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH2)k -(式中、kは約2〜約10の
整数である)、及び-CH2CH(OH)CH2-からなる群から選ば
れる]; (c)式III のコポリマー
【0015】
【化8】
【0016】[式中、a及びbは、a+bの合計が約2
〜約200 である夫々の整数であり、R1 、R2 、R3
4 、R5 、R6 、R7 、及びR8 は夫々独立にアルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレ
ン基からなる群から選ばれ、pは1〜約10の整数であ
り、qは1〜約10の整数であり、mは0〜約40の整数で
あり、rは1〜約10の整数であり、sは1〜約10の整数
であり、Xは陰イオンであり、かつY1 及びY2 は夫々
独立に-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-
(CH 2)k -(式中、kは約2〜約10の整数である)、及び-
CH2CH(OH)CH2-からなる群から選ばれる]; (d)式Iのポリマーと式IIのポリマーの混合物; (e)式Iのポリマーと式III のコポリマーの混合物; (f)式IIのポリマーと式III のコポリマーの混合物;及
び (g)式Iのポリマー、式IIのポリマー、及び式III のコ
ポリマーの混合物;からなる群から選ばれた四級アンモ
ニウムポリマー、 (2) 任意のバインダーポリマー、及び (3) 任意の填料(充填材) から実質的になる被覆物を含むことを特徴とする記録シ
ートを提供することにより達成し得る。
【0017】本発明の記録シートは基材と被覆物を含
む。あらゆる好適な基材が使用し得る。これらの例とし
て、透明材料、例えば、デュポン社(E.I.Du Pont de Ne
mours&Company)から市販されているマイラー(Mylar,
登録商標) 、インペリアルケミカルズ社(Imperial Chem
icals, Inc.)から市販されているメリネックス(Meline
x, 登録商標)、セラニーズ社(Celanese Corporation)
から市販されているセラナー(Celanar, 登録商標) を含
むポリエステル;ゼネラル・エレクトリック社(General
Electric Company)から市販されているレキサン(Lexa
n, 登録商標) の如きポリカーボネート;ポリスルホ
ン;セルローストリアセテート;ポリ塩化ビニルセロフ
ァン;ポリフッ化ビニル;等が挙げられ、マイラーの如
きポリエステルがその入手の容易なこと及び比較的低い
コストの点から好ましい。また、基材は、ゼロックス
(登録商標)4024、ジアゾ紙、等の如き無地紙を含む
紙、または不透明のプラスチック及びICI 社から市販さ
れているメリネックス(Melinex, 登録商標)の如き充填
剤入りのポリマーのように不透明であってもよい。ま
た、充填剤入りのプラスチックは、特に“非引裂(never
-tear)紙" 記録シートをつくることが所望される場合に
基材として使用し得る。
【0018】本発明の一実施態様において、基材は約10
〜90重量%の針葉樹及び約10〜約90重量%の広葉樹を含
む広葉樹繊維と針葉樹繊維のサイジング処理されたブレ
ンドを含む。広葉樹の例として、一実施態様において約
70重量%の量で存在するシーガル(Seagull)W乾式漂白広
葉樹クラフトが挙げられる。針葉樹の例として、一実施
態様において約30重量%の量で存在するラ・ツキュ(La
Tuque)乾式漂白針葉樹クラフトが挙げられる。また、こ
れらの基材は、有効量、典型的には約1〜約60重量%の
量で填料及び顔料、例えば、クレー(ジョージア・カオ
リン社(GeorgiaKaorin Company)から市販されている;
アストロ−フィル(Astro-fil)90 クレー、エンゲルハー
ド・アンシレックス(Engelhard Ansilex) クレー)、二
酸化チタン(チオキサイド社(Tioxide Company) から市
販されている−アナターゼ銘柄AHR)、ケイ酸カルシウム
CH-427-97-8 、XP-974(J.M. フバー社(Huber Corporati
on) 、等が挙げられる。また、サイジング処理された基
材は、有効量、典型的にはパルプに対し約0.25〜約25重
量%のサイジング薬品、例えば、モン・サイズ(Monsiz
e)(モンサント社(Monsanto Company)から市販されてい
る)を含む酸性サイジング、ヘルコン(Hercon)-76(ハー
キュレス社(Hercules Company)から市販されている)、
アルム(Alum)( アライド・ケミカルズ(Allied Chemical
s)からアイアン・フリー・アルムとして市販されてい
る)、保持助剤(アライド・コロイズ(Allied Colloid
s) からパーコル(Percol)292 として市販されている)
の如きアルカリ性サイジング、等を含むことができる。
市販の紙を含む、本発明に選択される紙の好ましい内部
サイジング度は、約0.4 秒から約5,000 秒まで変化し、
約0.4 〜約300 秒のサイジング範囲の紙が主としてコス
トを低減するために更に好ましい。選択される基材は多
孔質であることが好ましく、また選択される基材の有孔
度値は毎分約100 mlから毎分約1,260 mlまで変化するこ
とが好ましく、そして種々の印刷技術、例えば、熱転
写、液体トナー現像、ドライトナー現像を使用するゼロ
グラフィー法、インキジェット法、等で記録シートの有
効性を増強するためには毎分約50mlから毎分約600 mlま
で変化することが好ましい。基材に好ましい坪量は約40
〜約400g/m2 であるが、坪量はこの範囲外であってもよ
い。
【0019】本発明に適した紙の実験試料の例示の例と
して、実施例1で調製された内部でサイジングされ、表
面サイジングされていない紙、実施例2で調製された内
部でアルカリサイジングされ、表面サイジングされてい
ない紙、実施例3で調製された内部で酸サイジングさ
れ、表面サイジングされていない紙、及び実施例4で調
製された内部及び表面でサイジングされた紙が挙げられ
る。
【0020】本発明に適した市販されている内部及び外
部(表面)でサイジングされた基材の例示の例として、
ジアゾ紙、グレート・レイクス(Great Lakes) オフセッ
トの如きオフセット用紙、コンサーバトリー(Conservat
ree)の如きリサイクル紙、オートミメオ(Automimeo) の
如き事務用紙、エディ(Eddy)液体トナー紙並びにネコオ
サ(Nekoosa) 、チャンピオン(Champion)、ウィッギンス
・チープ(Wiggins Teape) 、キメン(Kymmene) 、モド(M
odo)、ドムター(Domtar)、ベイチルオト(Veitsiluoto)
及びサンヨー(Sanyo) の如き会社から市販されているコ
ピー用紙、等が挙げられ、ゼロックス(登録商標)4024
紙及びサイジングされたケイ酸カルシウム填料入りの紙
がそれらの入手容易性、信頼性、及び低プリントスルー
の点から特に好ましい。顔料入りのプラスチック、例え
ば、テスリン(Teslin)(PPGインダストリィズ社から市販
されている)がまた支持基材として好ましい。基材は、
あらゆる有効な厚さのものであってもよい。基材の典型
的な厚さは約50〜約500 ミクロンであり、好ましくは約
100 〜約125 ミクロンであるが、その厚さはこの範囲外
であってもよい。
【0021】本発明の記録シートは基材表面上に (a) 式Iのポリマー
【0022】
【化9】
【0023】[式中、nは1〜約200 の整数であり、R
1 、R2 、R3 、及びR4 は夫々独立にアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基から
なる群から選ばれ、炭素原子の数は、その材料が水溶性
であるような数であり、好ましくは約1〜約20であり、
更に好ましくは約1〜約10であり、更に好ましくは約1
〜約7であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ベンジル、等であり、pは
1〜約10の整数であり、qは1〜約10の整数であり、X
は陰イオンであり、かつY1 は-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2
CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH2)k -(式中、kは2、3、
4、5、6、7、8、9または10である)、及び-CH2CH
(OH)CH2-からなる群から選ばれる]; (b)式IIのポリマー
【0024】
【化10】
【0025】[式中、nは1〜約200 の整数であり、R
5 、R6 、R7 、及びR8 は夫々独立にアルキル基、ヒ
ドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基から
なる群から選ばれ、炭素原子の数は、その材料が水溶性
であるような数であり、好ましくは約1〜約20であり、
更に好ましくは約1〜約10であり、更に好ましくは約1
〜約7であり、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、ペンチル、ヘキシル、ベンジル、等であり、mは
0〜約40の整数であり、rは1〜約10の整数であり、s
は1〜約10の整数であり、Xは陰イオンであり、かつY
2 は-CH2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH
2)k -(式中、kは約2、3、4、5、6、7、8、9ま
たは10である)、及び-CH2CH(OH)CH2-からなる群から選
ばれる]; (c)式III のコポリマー
【0026】
【化11】
【0027】[式中、a及びbは、a+bの合計が約2
〜約200 である夫々の整数であり、R1 、R2 、R3
4 、R5 、R6 、R7 、及びR8 は夫々独立にアルキ
ル基、ヒドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレ
ン基からなる群から選ばれ、炭素原子の数は、その材料
が水溶性であるような数であり、好ましくは約1〜約20
であり、更に好ましくは約1〜約10であり、更に好まし
くは約1〜約7であり、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ベンジル、等であ
り、pは1〜約10の整数であり、qは1〜約10の整数で
あり、mは0〜約40の整数であり、rは1〜約10の整数
であり、sは1〜約10の整数であり、Xは陰イオンであ
り、かつY1 及びY2 は夫々独立に-CH2CH2OCH2CH2- 、
-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH 2)k -(式中、kは2、
3、4、5、6、7、8、9または10である)、及び-C
H2CH(OH)CH2-からなる群から選ばれる]; (d)式Iのポリマーと式IIのポリマーの混合物; (e)式Iのポリマーと式III のコポリマーの混合物; (f)式IIのポリマーと式III のコポリマーの混合物;及
び (g)式Iのポリマー、式IIのポリマー、及び式III のコ
ポリマーの混合物;からなる群から選ばれた四級アンモ
ニウムポリマーを含む被覆物を含む。
【0028】好ましい四級アンモニウムポリマーの一例
は、式Iのポリマー(式中、R1 、R2 、R3 、及びR
4 は全てメチル基であり、p及びqは夫々3であり、n
は6であり、Xは塩素陰イオンであり、かつYは-CH2CH
2OCH2CH2- である)である。この好ましい式の化合物は
ミラノール社(Miranol,Incorporated,Dayton,New Jerse
y)から商品名ミラポール(Mirapol)A-15 及びミラポール
WTとして市販されており、米国特許第4,157,388 号明細
書に開示されているように調製し得る。好ましい四級ア
ンモニウムポリマーの別の例は式IIのポリマー(式中、
5 、R6 、R 7 、及びR8 は全てメチル基であり、r
及びsは夫々3であり、mは7であり、nは100 であ
り、Xは塩素陰イオンであり、かつYは-CH2CH2OCH2CH2
- である)である。この好ましい式の化合物はミラノー
ル社から商品名ミラポールAZ-1として市販されており、
米国特許第4,719,282 号明細書に開示されているように
調製し得る。好ましい四級アンモニウムポリマーの更に
別の例は式IIのポリマー(式中、R5 、R6 、R7 、及
びR8 は全てメチル基であり、r及びsは夫々3であ
り、mは4であり、nは100 であり、Xは塩素陰イオン
であり、かつYは-CH2CH 2OCH2CH2- である)である。こ
の好ましい式の化合物はミラノール社から商品名ミラポ
ールAD-1として市販されており、米国特許第4,157,388
号明細書に開示されているように調製し得る。
【0029】また、二つの異なるブロックを含む式III
のブロックコポリマーが好適である。ブロックは、あら
ゆる有効量で存在し得る。典型的に、第一ブロックが約
5〜約95重量%の量で存在し、また第二ブロックが約5
〜約95重量%の量で存在し、好ましくは第一ブロックが
約30〜約70重量%の量で存在し、また第二ブロックが約
30〜約70重量%の量で存在するが、これらの量はこれら
の範囲外であってもよい。このようなブロックコポリマ
ーの例として、ミラノール社から商品名ミラポール9、
ミラポール95、及びミラポール175 として市販されてい
るコポリマーが挙げられ、これらは米国特許第4,719,28
2 号明細書に開示されているように調製し得る。また、
モノマー単位を交互またはランダム順序で含む式III の
ランダムコポリマーが好適である。また、式I、II、及
びIII のポリマーまたはコポリマーの二種以上のブレン
ドが使用し得る。四級アンモニウムポリマーは、あらゆ
る有効量で存在する。典型的には、四級アンモニウムポ
リマーは基材に対し約0.05〜約20重量%の量で存在する
が、その量はこの範囲外であってもよい。
【0030】本発明の記録シートに使用される被覆物
は、四級アンモニウムポリマーに加えて任意のバインダ
ーを含むことができる。好適なバインダーポリマーの例
として、(a) 親水性多糖及びそれらの変性体、例えば、
(1) 澱粉(例えば、セント・ロウレンス・スターチ(St.
Lawrence starch)から市販されているスターチSLS-28
0、(2) カチオン性澱粉(例えば、ナショナル・スター
チ(National Starch) から市販されているカト(Cato-7
2))、(3) ヒドロキシアルキル澱粉(そのアルキルは少
なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材
料が水溶性であるような数、好ましくは約1〜約20個の
炭素原子、更に好ましくは約1〜約10個の炭素原子、例
えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等である)
(例えば、ヒドロキシプロピル澱粉(ポリ・サイエンシ
ス社(Poly Sciences Inc.)から市販されている#02382)
及びヒドロキシエチル澱粉(ポリ・サイエンシス社から
市販されている#06733))、(4) ゼラチン(例えば、ポリ
・サイエンシス社から市販されているカーフスキン(Cal
fskin)ゼラチン#00639)、(5) アルキルセルロース及び
アリールセルロース[そのアルキルは少なくとも1個の
炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性であ
るような数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好
ましくは1〜約10個の炭素原子、更に好ましくは1〜約
7個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、
ブチル、ペンチル、ヘキシル、ベンジル、等である)
(例えば、メチルセルロース(ダウ・ケミカル社(Dow C
hemical Company)から市販されているメトセル(Methoce
l)AM4)、またアリールが少なくとも6個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような数、
好ましくは6〜約20個の炭素原子、更に好ましくは6〜
約10個の炭素原子、更に好ましくは約6個の炭素原子、
例えば、フェニルである]、
【0031】(6) ヒドロキシアルキルセルロース(その
アルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子
の数はその材料が水溶性であるような数、好ましくは1
〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素
原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペ
ンチル、ヘキシル、ベンジル、等である)(例えば、ヒ
ドロキシエチルセルロース(ハーキュレス・ケミカル社
から市販されているナトロソール(Natrosol)250LR)、及
びヒドロキシプロピルセルロース(ハーキュレス・ケミ
カル社から市販されているクルセル(Klucel)タイプ
E))、(7) アルキルヒドロキシアルキルセルロース(夫
々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素
原子の数はその材料が水溶性であるような数、好ましく
は1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の
炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、ペンチル、ヘキシル、ベンジル、等である)(例え
ば、エチルヒドロキシエチルセルロース(ベロール・ケ
ム社(Berol Kem.A.B.Sweden)から市販されているベーモ
コル(Bermocoll))、(8) ヒドロキシアルキルアルキルセ
ルロース(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子
を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような
数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは
1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、等である)(例えば、ヒドロキシエチル
メチルセルロース(ブリティッシュ・セラニース社(Bri
tish Celanese Ltd.) から市販されているHEM 、またカ
ーレ社(Kalle A.G.)から市販されているチロース(Tylos
e)MH、MHK)、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(ダ
ウ・ケミカル社から市販されているメトセルK35LV)、及
びヒドロキシブチルメチルセルロース(例えば、ダウ・
ケミカル社から市販されているHBMC))、
【0032】(9) ジヒドロキシアルキルセルロース(そ
のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原
子の数はその材料が水溶性であるような数、好ましくは
1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭
素原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、
等である)(例えば、ジヒドロキシプロピルセルロース
(これは3−クロロ−1,2−プロパンとアルカリセル
ロースの反応により調製し得る))、(10)ヒドロキシアル
キルヒドロキシアルキルセルロース(夫々のアルキルは
少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその
材料が水溶性であるような数、好ましくは1〜約20個の
炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等である)
(例えば、アクアロン社(Aqualon Company) から市販さ
れているヒドロキシプロピルヒドロキシエチルセルロー
ス) 、(11)ハロデオキシセルロース(ハロはハロゲン原
子を表す)(例えば、クロロデオキシセルロース(これは
25℃でピリジン中のセルロースと塩化スルフリルの反応
により調製し得る))、
【0033】(12)アミノデオキシセルロース(これは16
0 ℃で6時間のクロロデオキシセルロースと19%のアン
モニアのアルコール溶液の反応により調製し得る)、(1
3)ジアルキルアンモニウムハライドヒドロキシアルキル
セルロース(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原
子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるよう
な数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましく
は1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、ブチル、等であり、ハライドはハロゲン原子を
表す)(例えば、ナショナル・スターチ・アンド・ケミカ
ル社からセルクアット(Celquat)H-100、L-200 として市
販されているジエチルアンモニウムクロリドヒドロキシ
エチルセルロース)、(14)ヒドロキシアルキルトリアル
キルアンモニウムハライドヒドロキシアルキルセルロー
ス(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような数、
好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜
約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、等であり、ハライドはハロゲン原子を表
す)(例えば、ユニオン・カーバイド社(Union Carbide C
ompany) からポリマーJRとして市販されているヒドロキ
シプロピルトリメチルアンモニウムクロリドヒドロキシ
エチルセルロース)、
【0034】(15)ジアルキルアミノアルキルセルロース
(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、
炭素原子の数はその材料が水溶性であるような数、好ま
しくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10
個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブ
チル、等である)(例えば、ポリサイエンシス社からDEAE
セルロース#05178として市販されているジエチルアミノ
エチルセルロース)、(16)カルボキシアルキルデキスト
ラン(そのアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような数、
好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜
約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、等である)(例えば、
ポリサイエンシス社から#16058として市販されているカ
ルボキシメチルデキストラン)、(17)ジアルキルアミノ
アルキルデキストラン(夫々のアルキルは少なくとも1
個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性
であるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更
に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ポリサ
イエンシス社から#5178 として市販されているジエチル
アミノエチルデキストラン)、
【0035】(18)アミノデキストラン(モレキュラー・
プローブス社(Molecular Probes Inc)から市販されてい
る)、(19)カルボキシアルキルセルロース塩(そのアル
キルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数
はその材料が水溶性であるような数、好ましくは1〜約
20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原
子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等で
あり、その陽イオンは通常の陽イオン、ナトリウム、リ
チウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、等であ
る)(例えば、ハーキュレス・ケミカル社から市販されて
いるナトリウムカルボキシメチルセルロースCMC 7HOF)
、(20)アラビアゴム(例えば、シグマ・ケミカル社(Si
gma Chemical Company)から市販されているG#9752) 、
(21)カラギーナン(例えば、シグマ・ケミカル社から市
販されている#C1013) 、(22)カラヤゴム(例えば、シグ
マ・ケミカル社から市販されている#G0503) 、(23)キサ
ンタン(例えば、メルク社(Merck and Company) のケル
コ(Kelco) 部門から市販されているケルトロール(Keltr
ol-T))、(24)キトサン(例えば、シグマ・ケミカル社か
ら市販されている#C3646) 、(25)カルボキシアルキルヒ
ドロキシアルキルグアー(夫々のアルキルは少なくとも
1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶
性であるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、
更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ア
クアロン社から市販されているカルボキシメチルヒドロ
キシプロピルグアー) 、(26)カチオン性グアー(例え
ば、セラニース・ケミカル社から市販されているセラニ
ース・ジャグアー(Jaguars)C-14-S 、C-15、C-17) 、
【0036】(27)n−カルボキシアルキルキチン(その
アルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子
の数はその材料が水溶性であるような数、好ましくは1
〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素
原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等
である)(例えば、n−カルボキシメチルキチン)、(28)
ジアルキルアンモニウム加水分解コラーゲンタンパク質
(そのアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭
素原子の数はその材料が水溶性であるような数、好まし
くは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個
の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチ
ル、等である)(例えば、クロダ社(Croda)からクロクア
ット(Croquats)として市販されているジメチルアンモニ
ウム加水分解コラーゲンタンパク質) 、(29)アガー−ア
ガー(例えば、ファルツ・アンド・バウエル社(Pfaltz
and Bauer Inc)から市販されているもの) 、(30)セルロ
ース硫酸塩(その陽イオンは通常の陽イオン、ナトリウ
ム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネシウム、
等である)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・
プロダクツ社(Scientific Polymer Products) から市販
されているナトリウムセルローススルフェート#023) 、
及び(31)カルボキシアルキルヒドロキシアルキルセルロ
ース塩(夫々のアルキルは少なくとも1個の炭素原子を
有し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような
数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは
1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、ブチル、等であり、その陽イオンは通常の陽イオ
ン、例えば、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシ
ウム、マグネシウム、等である)(例えば、ハーキュレス
・ケミカル社から市販されているナトリウムカルボキシ
メチルヒドロキシエチルセルロースCMHEC 43H 及び37
L);
【0037】(b) ビニルポリマー、例えば、(1) ポリ
(ビニル)アルコール(例えば、デュポン・ケミカル社
から市販されているエルバノール(Elvanol))、(2) ポリ
(ビニルホスフェート)(例えば、ポリ・サイエンシス社
から市販されている#4391)、(3)ポリ(ビニルピロリド
ン)(例えば、GAF 社から市販されているもの) 、(4) ビ
ニルピロリドン−酢酸ビニルコポリマー(例えば、ポリ
・サイエンシス社から市販されている#02587) 、(5) ビ
ニルピロリドン−スチレンコポリマー(例えば、サイエ
ンティフィック・ポリマー・プロダクツ社から市販され
ている#371) 、(6)ポリ(ビニルアミン)(例えば、ポリ
・サイエンシス社から市販されている#1562)、(7) アル
コキシル化されたポリ(ビニルアルコール)(そのアルキ
ルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数は
その材料が水溶性であるような数、好ましくは1〜約20
個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等であ
る)(例えば、ポリ・サイエンシス社から市販されている
エトキシル化されたポリ(ビニルアルコール)#6573)、
及び(8) ポリ(ビニルピロリドン−ジアルキルアミノア
ルキルアルキルアクリレート)(夫々のアルキルは少なく
とも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が
水溶性であるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原
子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、
ポリ・サイエンシス社から市販されているポリ(ビニル
ピロリドン−ジエチルアミノメチルメタクリレート)#16
294 及び#16295) ;
【0038】(c) ホルムアルデヒド樹脂、例えば、(1)
メラミン−ホルムアルデヒド樹脂(例えば、ブリティッ
シュ・インダストリアル・プラスチックス社(British I
ndustrial Plastics Limited) から市販されているBC 3
09) 、(2) 尿素−ホルムアルデヒド樹脂(例えば、ブリ
ティッシュ・インダストリアル・プラスチックス社から
市販されているBC777)、及び(3) アルキル化された尿素
−ホルムアルデヒド樹脂(そのアルキルは少なくとも1
個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性
であるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更
に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、
エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、アメリ
カン・シアナミド社(American Cyanamid Company) から
ビートル(Beetle)65として市販されているメチル化され
た尿素−ホルムアルデヒド樹脂) ;
【0039】(d) イオン性ポリマー、例えば、(1) ポリ
(2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン
酸)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プロダ
クツ社から市販されている#175) 、(2) ポリ(N,N−
ジメチル−3,5−ジメチレンピペリジニウムクロリ
ド)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プロダ
クツ社から市販されている#401) 、及び(3) ポリ(メチ
レン−グアニジン)塩酸塩(例えば、サイエンティフィ
ック・ポリマー・プロダクツ社から市販されている#65
4) ;
【0040】(e) ラテックスポリマー、例えば、(1) カ
チオン性、アニオン性及びノニオン性のスチレン−ブタ
ジエンラテックス(例えば、ゲン・コープ・ポリマー・
プロダクツ社(Gen Corp Polymer Products) から市販さ
れているもの、ユノカル・ケミカルズ社(Unocal Chemic
als)から市販されているRES 4040及びRES 4100、並びに
ダウ・ケミカル社から市販されているDL 6672A、DL 663
8A、及びDL 6663A) 、(2) エチレン−酢酸ビニルラテッ
クス(例えば、エアー・プロダクツ・アンド・ケミカル
ズ社(Air Products and Chemicals Inc.) から市販され
ているエアーフレックス(Airflex)400) 、及び(3) 酢酸
ビニル−アクリルコポリマーラテックス(例えば、ライ
ヒホルド・ケミカル社(Reichhold Chemical Inc.) から
市販されているシンセムル(synthemul)97-726 、ナショ
ナル・スターチ社から市販されているレシン(Resyn)25-
1110及びレシン25-1140 、並びにユノカル・ケミカルズ
社から市販されているRES3103 );
【0041】(f) 無水マレイン酸及びマレイン酸を含む
ポリマー、例えば、(1) スチレン−無水マレイン酸コポ
リマー(例えば、モンサント社(Monsanto)からスクリプ
セット(Scripset)として、またアルコ社(Arco)からSMA
シリーズとして市販されているもの) 、(2) ビニルアル
キルエーテル−無水マレイン酸コポリマー(そのアルキ
ルは少なくとも1個の炭素原子を有し、炭素原子の数は
その材料が水溶性であるような数、好ましくは1〜約20
個の炭素原子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、
例えば、メチル、エチル、プロピル、ブチル、等であ
る)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プロダ
クツ社から市販されているビニルメチルエーテル−無水
マレイン酸コポリマー#173) 、(3) アルキレン−無水マ
レイン酸コポリマー(そのアルキレンは少なくとも1個
の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水溶性で
あるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に
好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メチル、エ
チル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、ポリ・サ
イエンセス社から市販されているエチレン−無水マレイ
ン酸コポリマー#2308 、またモンサント・ケミカル社か
らEMA として市販されているもの) 、(4) ブタジエン−
マレイン酸コポリマー(例えば、ポリ・サイエンセス社
から市販されている#07787) 、(5) ビニルアルキルエー
テル−マレイン酸コポリマー(そのアルキルは少なくと
も1個の炭素原子を有し、炭素原子の数はその材料が水
溶性であるような数、好ましくは1〜約20個の炭素原
子、更に好ましくは1〜約10個の炭素原子、例えば、メ
チル、エチル、プロピル、ブチル、等である)(例えば、
GAF 社からガントレッツ(Gantrez)S-95 として市販され
ているビニルメチルエーテル−マレイン酸コポリマー)
、及び(6) アルキルビニルエーテル−マレイン酸エス
テル(そのアルキルは少なくとも1個の炭素原子を有
し、炭素原子の数はその材料が水溶性であるような数、
好ましくは1〜約20個の炭素原子、更に好ましくは1〜
約10個の炭素原子、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、等である)(例えば、サイエンティフィック
・ポリマー・プロダクツ社から市販されているメチルビ
ニルエーテル−マレイン酸エステル#773);
【0042】(g) アクリルアミドを含むポリマー、例え
ば、(1) ポリ(アクリルアミド)(例えば、ポリ・サイ
エンセス社から市販されている#02806) 、(2) アクリル
アミド−アクリル酸コポリマー(例えば、ポリ・サイエ
ンセス社から市販されている#04652、#02220、及び#185
45) 、及び(3) ポリ(N,N−ジメチルアクリルアミ
ド)(例えば、ポリ・サイエンセス社から市販されている
#004590);及び
【0043】(h) ポリ(アルキレンイミン)を含むポリ
マー(アルキレンは2個(エチレン)、3個(プロピレ
ン)、または4個(ブチレン)の炭素原子を有する) 、
例えば、(1) ポリ(エチレンイミン)(例えば、サイエン
ティフィック・ポリマー・プロダクツ社から市販されて
いる#135) 、(2) ポリ(エチレンイミン) エピクロロヒ
ドリン)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・プ
ロダクツ社から市販されている#634) 、及び(3) アルコ
キシル化されたポリ(エチレンイミン)(アルキルは1個
(メトキシル化)、2個(エトキシル化)、3個(プロ
ポキシル化)、または4個(ブトキシル化)の炭素原子
を有する)(例えば、サイエンティフィック・ポリマー・
プロダクツ社から市販されているエトキシル化されたポ
リ(エチレンイミン#636);等、並びに上記のいずれかの
ブレンドまたは混合物が挙げられ、澱粉及びラテックス
がそれらの入手容易性及び紙への適用性のために特に好
ましい。あらゆる相対量の上記の成分のあらゆる混合物
が使用し得る。
【0044】存在する場合、バインダーは、あらゆる有
効量で被覆物中に存在し得る。典型的には、バインダー
及び四級アンモニウムポリマーは約0.5 重量部のバイン
ダー及び約1重量部の四級アンモニウムポリマーから約
5重量部のバインダー及び約1重量部の四級アンモニウ
ムポリマーまでの相対量で存在するが、これらの相対量
はこの範囲外であってもよい。
【0045】加えて、本発明の記録シートの被覆物は任
意の填料成分を含むことができる。填料は、あらゆる有
効量で存在でき、そして存在する場合には、典型的には
被覆組成物に対し約1〜約60重量%の量で存在する。填
料成分の例として、コロイドシリカ、例えば、グレース
社(Grace Company) から市販されているサイロイド(Syl
oid)74( 好ましくは、一実施態様において、約20重量%
の量で存在する) 、二酸化チタン(NLケム・カナダ社(N
L Chem Canada)からルチルまたはアナターゼとして市販
されている) 、水和アルミナ(J.M. フバー社(J.M.Huber
Corporation)から市販されているハイドラド(Hydrad)
TMC-HBF、ハイドラドTM-HBC) 、硫酸バリウム(カリ・
ケミ社(Kali Chemie Corporation) から市販されている
K.C.ブランク・フィックス(Blanc Fix)HD80)、炭酸カル
シウム(ミクロホワイト・シラカウガ・カルシウム・プ
ロダクツ(Microwhite Sylacauga Calcium Products))、
高白色度クレー(例えば、エンゲルハード・ペーパー・
クレイズ(Engelhard PaperClays)) 、ケイ酸カルシウム
(J.M.フバー社から市販されている) 、水またはあらゆ
る有機溶剤に不溶性のセルロース材料(例えば、サイエ
ンティフィック・ポリマー・プロダクツ社から市販され
ているもの)、フッ化カルシウムとシリカのブレンド、
例えば、ケミラ社(Kemira.O.Y.) から市販されているオ
パレックス(Opalex)-C、酸化亜鉛、例えば、Zoケミ社(Z
o Chem) から市販されているゾコ・ファックス(Zoco Fa
x)183 、硫化亜鉛と硫酸バリウムのブレンド、例えば、
シュテベン社(Schteben Company)から市販されているリ
トパン(Lithopane) 等、並びにこれらの混合物が挙げら
れる。増白剤である填料は色の混合を促進し、かつ本発
明の記録シートのプリントスルーを改良することを助け
ることができる。
【0046】四級アンモニウムコポリマーを含む被覆物
は、あらゆる有効な厚さで本発明の記録シートの基材上
に存在する。典型的には、被覆層の合計の厚さは約0.1
〜約25ミクロン、好ましくは約0.5 〜10ミクロンである
が、その厚さはこれらの範囲外であってもよい。四級ア
ンモニウムコポリマーを含む被覆物は、あらゆる好適な
技術、例えば、サイズプレス処理、浸漬被覆、反転ロー
ル被覆、押出被覆、等により基材に塗布し得る。例え
ば、被覆物はKRK サイズプレス(クマガイ・リキ工業
(株)、練馬、東京、日本)を使用して浸漬被覆により
塗布でき、またファウステル・コーター(Faustel Coate
r)で溶剤押出により塗布し得る。KRK サイズプレスは商
用サイズプレスをシミュレートする実験用サイズプレス
である。このサイズプレスは通常シート供給され、一
方、商用サイズプレスは典型的には連続ウェブを使用す
る。KRK サイズプレスでは、基材シートが一端部により
キャリヤー機構プレートにテープ付けされる。試験の速
度及びロール圧力がセットされ、被覆溶液が溶液タンク
に注入される。4リットルのステンレス鋼ビーカーが溶
液のオーバーフローを保持するために下側に配置され
る。被覆溶液がその系に1回循環されて(基材シートを
移動しないで)、ロールの表面を濡らし、次いで供給タ
ンクに戻され、そこでそれが再び循環される。ロールが
“濡らされている”間に、キャリヤー機構開始ボタンを
押すことによりシートがサイジングロールに供給され
る。次いで被覆されたシートがキャリヤー機構プレート
から除去され、支持用の750 ミクロンの厚さのテフロン
の30cm(12 インチ)x102cm(40インチ) のシートの上に置
かれ、ダイナミックフォーマー(Dynamic Former)乾燥ド
ラムで乾燥され、束縛下に保持されて収縮を防止する。
乾燥温度は約105 ℃である。この被覆法は基材の両面を
同時に処理する。
【0047】浸漬被覆において、被覆される材料のウェ
ブは、露出部位が飽和されるような方法で単一ロールに
より液体被覆組成物の表面の下に輸送され、続いて圧搾
ロールにより過剰の被覆物が除去され、空気乾燥器中で
100 ℃で乾燥される。液体被覆組成物は一般に水、メタ
ノール、等の如き溶剤に溶解された所望の被覆組成物を
含む。コーターを使用して基材を表面処理する方法は、
最初に一面に塗布され、次いでこの基材の第二面に塗布
された被覆材料を有する基材の連続シートを生じる。ま
た、その基材はスロット押出法により被覆でき、この場
合、平らなダイがダイリップにより被覆される基材のウ
ェブに接近して配置され、シートの一表面を横切って均
一に分布された被覆溶液の連続フィルムを生じ、続いて
100 ℃の乾燥器中で乾燥される。
【0048】一実施態様において、本発明の記録シート
は、多孔質の酸サイジングした基材に(a)112ミクロンの
厚さの0.4 秒の内部サイジング(表面サイジングを含ま
ない) 及び毎分220 mlの有孔度、及び(b) 1100秒のサイ
ジング度(内部サイジング度+表面サイジング度の合
計)、毎分375 mlの有孔度、及び90ミクロンの厚さを有
するジアゾ紙を施し、そして夫々の紙の両面にサイズプ
レスで両面に0.5 ミクロンの厚さでミラポールA-15、ミ
ラポールAD-1、またはミラポール175 の如き四級アンモ
ニウムポリマー(これらは水中に2重量%の濃度で存在
する)を塗布することにより調製された紙である。その
後、これらの紙は100 ℃で空気乾燥され、得られる紙が
手動でゼロックス(登録商標)4020カラーインキジェッ
トプリンターに供給されて高光学濃度の画像(これらは
耐湿性であり、かつ耐水性である)を得る。
【0049】別の実施態様において、本発明の記録シー
トは、ロール形の市販の酸サイジングされたジアゾ紙
(例えば、ドムター社(Domtar,Inc.,Canada)から市販さ
れているもの)、(b) 多孔質の125 ミクロンの厚さの60
0 ml/ 分の有孔度を有するアルカリサイジング(2秒の
内部サイジング度)された炭酸カルシウム入りの基材、
(c) 多孔質の内部アルカリサイジングされた基材(ケイ
酸カルシウム及び二酸化チタン入りであり、4685秒の内
部サイジング度、375ml/分の有孔度、及び130 ミクロン
の厚さを有する)を用意し、夫々の基材を、66重量%の
カチオン性澱粉及び34重量%の四級アンモニウムポリマ
ー、例えば、ミラポールAD-1を含むブレンド(このブレ
ンドは水中5重量%の濃度で存在する)でサイズプレス
により表面サイジングすることにより調製される。その
後、これらのシートは105 ℃で空気乾燥され、得られる
記録シートがゼロックス(登録商標)4020カラーインキ
ジェットプリンターだけでなくゼロックス(登録商標)
1005カラー複写機に使用し得る。
【0050】別の特別な方法の実施態様において、本発
明の紙は、基材、例えば、酸サイジングされたジアゾ紙
(サイジング値(内部サイジング度+表面サイジング度
の合計)1100秒)または約108 ミクロンの厚さ、68秒の
内部サイジング度、915 ml/分の有孔度を有するゼロッ
クス(登録商標)4024(内部で酸サイジングされている
が表面サイジングされていない)(ロール形で得られ
る)を用意し、その基材にファウステル・コーターで一
面にミラポール175 の如き四級アンモニウムブロックコ
ポリマー(約5重量%の量で存在する)、ダウ638Aの如
きスチレン−ラテックス(約20重量%の量で存在す
る)、及びミクロホワイトの如き炭酸カルシウム(約75
重量%の量で存在する)の三成分ブレンド(このブレン
ドは水中30重量%の濃度で存在する)を押出被覆により
塗布することにより調製される。その後、その被覆物は
100 ℃で空気乾燥され、そして高光学濃度(幾つかの実
施態様では1より大きい)及び耐湿性(幾つかの実施態
様では90%より大きい耐水性)を有する高速乾燥(10秒
未満)画像を得るためにゼロックス(登録商標)4020カ
ラーインキジェットプリンターで使用し得る。また、こ
れらの紙はゼロックス(登録商標)1038複写機に使用さ
れて1.3 ブラックの光学濃度値を有する画像を得ること
ができる。これらの画像は、それらの調製に続いて手で
こすり取られず、また3Mスコッチテープで60秒で取り除
かれない。本発明のその他の記録シートは同様または均
等の方法で調製し得る。
【0051】本件出願の処理紙で得られた画像の乾燥時
間はゼロ画像オフセットに関する時間であり、以下のよ
うにして測定し得る。異なるカラーシーケンスを含むラ
インを、左から右に、そしてその逆に移動するインキジ
ェットプリントヘッドからのインキの液滴で紙に描く。
その後、この画像を、ピンチロールが画像ラインの上に
ある間に、紙を機械的に速く前方に送ることによりプリ
ンターのピンチロールで故意にこする。この全操作は完
結まで約2秒を要する。印刷されていない紙上の印刷画
像のオフセットが生じない場合には、画像の乾燥時間は
2秒未満と考えられる。
【0052】本明細書に記載されたハーキュレス(Hercu
les)サイズ値は、Technical Association of the Pulp
and Paper Industryにより発行されたTAPPI STANDARD T
-530pm-83 に記載されたハーキュレス・サイジング・テ
スター(ハーキュレス社から入手できる)で測定され
た。この方法は、広く使用されるインキフローテーショ
ン試験に密接に関連する。そのTAPPI 法は、終点を光度
により検出するインキフローテーション試験よりも利点
を有する。TAPPI 法は浸透成分として適度に酸性の色素
水溶液を使用して、それが紙シート中を移動する際の液
体前部の光学的検出を可能にする。その装置は、浸透剤
と接触しないシート表面の反射率がその初期の反射率の
前もって決めた比率(80 %) まで低下するのに要した時
間を測定する。本明細書に記載された有孔度値は、パー
カー・プリント−サーフ(Parker Print-Surf) 有孔度測
定装置(これは紙のシート中を流れる毎分の空気の容積
を記録する)で測定された。
【0053】本明細書に記載された光学濃度測定値及び
プリントスルー値は、パシフィック・スペクトログラフ
・カラー・システム(Pacific Spectrograph Color Syst
em)で得られた。その系は、二つの主要成分である、光
学センサーとデータ・ターミナルからなる。光学センサ
ーは15cm(6インチ) の積分球を使用して拡散照明及び2
°の視野(viewing) を与える。このセンサーは透過率及
び反射率のサンプルの両方を測定するのに使用し得る。
反射率サンプルが測定される場合、正反射率測定成分(s
pecular component)が含まれていてもよい。高分解能の
完全分散の格子モノクロメーターがスペクトルを380 ナ
ノメーター(nm)から720nm まで走査するのに使用され
た。データ・ターミナルは、30cm(12 インチ) のCRT デ
ィスプレイ、操作パラメーターの選択及び三刺激値の入
力用の数字キーボード、及び製品標準情報の入力用の英
数字キーボードを特徴とする。印刷工業により特性決定
されるプリントスルー値は、560nm の波長で測定される
log10 (ブラックバックグラウンドに対する印刷されて
いない紙の単一シートの反射率/ブラックバックグラウ
ンドに対するブラックの印刷領域の裏面の反射率)であ
る。
【0054】
【実施例】実施例1 0.4 秒のハーキュレス内部サイジング度及び毎分220 ml
の有孔度を有する無地紙の112 ミクロンの厚さの20枚の
21.6cm x 27.9cm(8.5 インチx 11.0インチ) のシート
を、バァレービータ中で27分間こう解された70重量%の
シーガルW乾式漂白広葉樹クラフト及び30重量%のラ・
ツキュ乾式漂白針葉樹クラフトを含む400gの重量の濾過
繊維パッドを使用してダイナミック・フォーマー(Dynam
ic Former)実験用抄紙機で調製した。パルプ材をステン
レス鋼貯蔵タンクに添加し、固形分を脱イオン水で0.4
%(絶乾)に調節した。その混合物のpHをミョウバンの
添加により5.3 に調節した。抄紙法の間に、下記の操作
条件を使用した。ワイヤ速度−935 メーター/分、ジェ
ット速度−935 メーター/分、ジェット対ワイヤ比−1.
0 、原料流量−1.5 リットル/分、原料圧力−2.7 バー
ル、通過回数−105 、シート坪量−75.0g/m2、フォーミ
ングワイヤスクリーン型−ジョンソン・ワイヤ社(Johns
on Wire Company)製の77 x 56 メッシュのプラスチック
ワイヤスクリーン、ノズル型−型式2504-SS 、及びノズ
ルセッティング−中心に向けた角度−間隔6.0cm 。
【0055】ダイナミック・フォーマーに選択されたフ
ォーミングワイヤスクリーンを装填し、主駆動モーター
を回転させた。フォーミングワイヤがその必要とされる
速度に達した時、水をフォーミングドラムに添加して、
水壁が保持バーの水準になることを可能にした。次いで
400gのパルプ装填材料(完成紙料)を保持タンクから噴
霧ノズルにポンプ輸送し、噴霧ノズル駆動装置を始動さ
せて完成紙料を回転するワイヤスクリーン上に均一に噴
霧した。充分な完成紙料を噴霧して紙のシートを形成し
た時に、ノズル駆動モーター及びポンプモーターを解除
し、その間、主駆動装置は運転し続けた。次いで過剰の
水をスコップの移動により徐々に除去し、これは水壁を
排出させ、プラスチックワイヤスクリーン上に均一に分
布されたパルプ繊維完成紙料の薄いパッドを残した。次
いで主駆動モーターを解除し、繊維のエンドレスベルト
を注意して切断し、そのベルトが未だプラスチックワイ
ヤスクリーン上にある間にフォーマードラムから取り出
した。次いで湿った紙シート(約20%の固形分)をウー
ルフェルトブランケットの上に置き、プラスチックワイ
ヤスクリーンを除去した。750 ミクロンの厚さのテフロ
ンのシートを湿った紙シートの上に置き、次いでサンド
イッチパッドをダイナミック・フォーマープレス部分中
で圧搾して固形分を45%の水準まで上昇させた。これ
は、サンドイッチパッドをプレスロールの間に4.0 バー
ルのニップ圧力で1回通し、6.0 バールのニップ圧力で
2回通すことにより行った。テフロン裏材料シートと共
に紙のシートをフェルトウールブランケットから取り去
り、乾燥器表面と接触するテフロンの乾燥ドラムの上に
置いた。次いで乾燥器フェルトを紙シートの上に下げ、
適所でクランプしてシートを保持し、かつ105 ℃の乾燥
プロセス中の収縮を防止した。
【0056】0.4 秒の内部サイジングを施したが表面サ
イジングしていないこれらの実験用紙シート10枚を、92
重量%の水、5重量%のエチレングリコール、及び3重
量%のマゼンタ、シアン、イエローまたはブラック着色
剤を含む4種の別個のインキを使用するゼロックス(登
録商標)4020カラーインキジェットプリンターに個々に
供給した。こうして得られた画像は、洗浄前に平均光学
濃度1.10(ブラック)、1.12(マゼンタ)、0.99(シア
ン)、及び0.85(イエロー)を示し、そして流れている
熱(50 ℃) 水道水で2分間洗浄し、画像を空気乾燥した
後に平均光学濃度1.04(ブラック)、0.79(マゼン
タ)、0.65(シアン)、及び0.76(イエロー)を示し
た。
【0057】残りの10枚のシートを、四級アンモニウム
ポリマー(ミラノール社から入手したミラポール175)の
2重量%の水溶液でKRK サイズプレス(クマガイ・リキ
工業(株)、練馬、東京、日本)により処理した(両面
処理)。105 ℃で乾燥し、サイズプレス処理の前後の重
量の差を監視した後、紙シートは夫々の面がミラポール
175 50mg、厚さ0.5 ミクロン(夫々の面)で被覆されて
いることがわかった。次いでこれらのシートをゼロック
ス(登録商標)4020カラーインキジェットプリンターに
供給し、こうして得られた画像は、洗浄前に平均光学濃
度1.10(ブラック)、1.32(マゼンタ)、1.03(シア
ン)、及び1.00(イエロー)を示し、そして熱( 約50
℃) 水で2分間洗浄した後に平均光学濃度1.15(ブラッ
ク)、1.22(マゼンタ)、1.03(シアン)、及び1.04
(イエロー)を示した。この実施例は、ミラポール175
の如き四級アンモニウムコポリマーを含む被覆物を有す
る本発明の記録シートの色素定着能を実証する。
【0058】実施例2 炭酸カルシウム入り(填料は紙パルプの15重量%の量で
存在する)の内部ASA(アルカリ) サイジングされた(2
秒のサイジング度)多孔質(有孔度700 ml/分)の紙の
20枚のシート(8.5 x 11 インチ) を、実施例1に記載し
た方法により、ダイナミック・フォーマー抄紙機で105
ミクロンの厚さ(表面サイジングを有しない)で調製し
た。これらのシートのうちの10枚を、ゼロックス(登録
商標)4020カラーインキジェットプリンターに供給し、
こうして得られた画像は、洗浄前に平均光学濃度1.09
(ブラック)、0.98(マゼンタ)、0.98(シアン)、及
び0.73(イエロー)を示し、そして流れている熱(50
℃) 水道水で2分間洗浄し、画像を空気乾燥した後に平
均光学濃度1.01(ブラック)、0.78(マゼンタ)、0.86
(シアン)、及び0.63(イエロー)を示した。
【0059】残りの10枚のシートのうちの5枚を、四級
アンモニウムポリマーミラポールAD-1の2重量%の水溶
液で実施例1に記載した方法によりKRK サイズプレスに
より処理し(両面処理)、5枚を四級アンモニウムポリ
マーミラポールA-15の2重量%の水溶液で実施例1に記
載した方法によりKRK サイズプレスにより処理した(両
面処理)。(両ポリマーはミラノール社により市販され
ている)。105 ℃で乾燥し、サイズプレス処理の前後の
重量を監視した後、紙シートは夫々の面が四級アンモニ
ウムポリマー45mg、厚さ0.45ミクロン(夫々の面)で被
覆されていた。これらのシートをゼロックス(登録商
標)4020カラーインキジェットプリンターに供給し、こ
うして得られた画像は、洗浄前にミラポールA-15及びミ
ラポールAD-1の夫々に関する光学濃度1.20、1.17(ブラ
ック)、1.08、1.06(マゼンタ)、0.95、0.92(シア
ン)、及び0.80、0.78(イエロー)を示し、そして熱(
約50℃) 水で2分間洗浄した後に光学濃度1.24、1.24
(ブラック)、1.08、1.06(マゼンタ)、0.96、0.96
(シアン)、及び0.80、0.81(イエロー)を示した。こ
の実施例は、ミラポールAD-1及びミラポールA-15の如き
四級アンモニウムポリマーの色素定着能を実証する。
【0060】実施例3 内部酸性サイジング度68秒、有孔度915 ml/分、及び厚
さ108 ミクロンを有するゼロックス(登録商標)4024
(表面サイジングを有しない)の10枚のシートをゼロッ
クス(登録商標)4020カラーインキジェットプリンター
で印刷し、こうして得られた画像は、洗浄前に平均光学
濃度1.08(ブラック)、1.09(マゼンタ)、0.98(シア
ン)、及び0.85(イエロー)を示し、そして流れている
熱(50 ℃)水道水で2分間洗浄し、画像を空気乾燥した
後に平均光学濃度0.97(ブラック)、0.45(マゼン
タ)、0.55(シアン)、及び0.71(イエロー)を示し
た。
【0061】10枚の追加のゼロックス(登録商標)4024
(表面サイジングを有しない)のうちの3枚を、四級ア
ンモニウムポリマーミラポールA-15の2重量%の水溶液
で実施例1に記載した方法によりKRK サイズプレスによ
り処理し(両面処理)、3枚を四級アンモニウムブロッ
クコポリマーミラポール9の2重量%の水溶液で実施例
1に記載した方法によりKRK サイズプレスにより処理し
(両面処理)、4枚を四級アンモニウムポリマーミラポ
ールAD-1の2重量%の水溶液で実施例1に記載した方法
によりKRK サイズプレスにより処理した(両面処理)。
105 ℃で乾燥し、サイズプレス処理の前後の重量を監視
した後、紙シートは夫々の面が四級アンモニウムポリマ
ー55mg、厚さ0.55ミクロン(夫々の面)で被覆されてい
た。これらのシートをゼロックス(登録商標)4020カラ
ーインキジェットプリンターに供給し、こうして得られ
た画像は、洗浄前にミラポールA-15、ミラポール9及び
ミラポールAD-1の夫々に関する光学濃度値1.10、1.10、
1.12(ブラック)、1.17、1.20、1.20(マゼンタ)、1.
09、1.09、1.10(シアン)、及び0.95、0.95、0.96(イ
エロー)を示し、そして熱( 約50℃) 水で2分間洗浄し
た後に光学濃度値1.09、1.08、1.07(ブラック)、1.1
1、1.06、1.02(マゼンタ)、1.09、1.07、1.05(シア
ン)、及び0.98、0.98、0.96(イエロー)を示した。
【0062】この実施例は、ミラポールA-15(これは式
Iの化学構造(式中、R1 、R2 、R3 、及びR4 は全
てメチル基であり、p及びqは夫々3であり、nは6で
あり、Xは塩素陰イオンであり、かつYは-CH2CH2OCH2C
H2- である)のものである)の如き四級アンモニウムポ
リマーを含む被覆組成物が、ミラポールAD-1(これは式
IIの化学構造(式中、R5 、R6 、R7 及びR8 は全て
メチル基であり、r及びsは夫々3であり、mは4であ
り、nは100 であり、Xは塩素陰イオンであり、かつY
は-CH2CH2OCH2CH2- である)のものである)の如き四級
アンモニウムポリマーを含む被覆組成物よりもわずかに
良好であり、そしてミラポール9(これは式III の化学
構造(式中、第一ブロックでは、R1 、R2 、R3 、及
びR4 は全てメチル基であり、p及びqは夫々3であ
り、aは6であり、Xは塩素陰イオンであり、かつY1
は-CH2CH2OCH2CH2- であり、また第二ブロックでは、R
5 、R6 、R7 及びR8 は全てメチル基であり、r及び
sは夫々3であり、mは4であり、bは100 であり、X
は塩素陰イオンであり、かつY2 は-CH2CH2OCH2CH2-で
ある)のブロックコポリマーである)の如き四級アンモ
ニウムブロックコポリマーが表面サイジングを有しない
4024原紙に関して4020カラーインキジェットプリンター
に使用されるインキの色素定着の目的のためにその他の
二つの構造の中間にあることを実証する。
【0063】実施例4 ドムター・ペーパー社(Domtar Paper Co.,Canada) から
入手した10枚の内部及び表面でサイジングされたジアゾ
紙(90ミクロンの厚さを有し、ハーキュレスサイジング
度(内部サイジングと表面サイジングの合計)1100秒を
有する)をゼロックス(登録商標)4020カラーインキジ
ェットプリンターに供給し、こうして得られた画像は、
洗浄前に平均光学濃度値0.81(ブラック)、0.90(マゼ
ンタ)、0.76(シアン)、及び0.81(イエロー)を示
し、そして熱( 約50℃) 水で2分間洗浄した後に平均光
学濃度値0.75(ブラック)、0.34(マゼンタ)、0.28
(シアン)、及び0.79(イエロー)を示した。これらの
ジアゾ紙の10枚の追加のシートのうちの2枚をミラポー
ルA-15の2重量%の水溶液で浸漬被覆法により処理し、
3枚をミラポール175 の2重量%の水溶液で浸漬被覆法
により処理し、2枚をミラポールAD-1の2重量%の水溶
液で浸漬被覆法により処理し、3枚をナルコライト(Nal
colyte)7607(米国のナルコ・ケミカル社(Nalco Chemica
l Company)により日本でナルポリ(Nalpoly)607として販
売され、また米国特許第4,576,867 号明細書に開示され
ており、この特許の開示が参考として本明細書に完全に
含まれる)の2重量%の水溶液で浸漬被覆法により処理
した。105 ℃で乾燥し、サイズプレス処理の前後の重量
を監視した後、紙シートは夫々の面が四級アンモニウム
ポリマー55mg、厚さ0.55ミクロン(夫々の面)で被覆さ
れていた。次いでこれらのシートをゼロックス(登録商
標)4020カラーインキジェットプリンターに供給し、こ
うして得られた画像は、洗浄前にミラポールA-15、ミラ
ポール175 、ミラポールAD-1及びナルコライト7607の夫
々に関する光学濃度値0.84、0.79、0.82、0.72(ブラッ
ク)、0.85、0.83、0.84、0.79(マゼンタ)、0.84、0.
72、0.78、0.64(シアン)、及び0.78、0.77、0.75、0.
67(イエロー)を示し、そして約50℃の水で2分間洗浄
し、画像を空気乾燥した後に光学濃度値1.04、1.04、0.
99、0.80(ブラック)、0.86、0.85、0.86、0.89(マゼ
ンタ)、0.75、0.72、0.78、0.42(シアン)、及び0.8
9、0.89、0.88、0.78(イエロー)を示した。
【0064】この実施例は、本発明の構造を含むミラポ
ール製品で処理されたジアゾ紙シートが、米国特許第4,
576,867 号(カマガヤ)に記載された製品であるナルコ
ライト7607で処理されたジアゾ紙シートよりも高い初期
光学濃度、例えば、ブラックの場合10〜16%、マゼンタ
の場合6〜7.5 %、シアンの場合12〜30%、及びイエロ
ーの場合12〜16%を有することを実証する。加えて、ミ
ラポール製品で処理されたジアゾシートは、ナルコライ
ト7607で処理されたジアゾ紙(65%)よりも紙へのシア
ンの高い定着率(80%)を示した。
【0065】実施例5 実施例4に記載したジアゾ紙の60枚のシートを、実施例
1に記載した方法により下記の四級アンモニウムポリマ
ー/バインダーブレンドでKRK サイズプレスにより処理
した。(a)20 枚のシートを35重量%のミラポール175 と
65重量%のカチオン性澱粉(ナショナル・スターチ社か
らカト-72 として市販されている)のブレンドで処理し
た。(b)20 枚のシートを35重量%のミラポール175 と65
重量%のエトキシル化されたポリ(ビニルアルコール)
(ポリ・サイエンセス社から市販されている)のブレン
ドで処理した。(c)20 枚のシートを35重量%のミラポー
ル175 と65重量%のメチル化された尿素−ホルムアルデ
ヒド(アメリカン・シアナミド社からビートル65として
市販されている)のブレンドで処理した。これらのブレ
ンドの全てが水中5重量%の濃度で存在した。105 ℃で
乾燥し、サイズプレス処理の前後の重量を監視した後、
紙シートは夫々の面が四級アンモニウムポリマーを含む
ブレンド200mg 、厚さ2ミクロン(夫々の面)で被覆さ
れていた。次いで夫々の型の10枚のシートをゼロックス
(登録商標)4020カラーインキジェットプリンターに供
給した。こうして得られた画像は、10秒未満で乾燥し、
洗浄前にカチオン性澱粉、エトキシル化されたポリ(ビ
ニルアルコール)、及びメチル化された尿素−ホルムア
ルデヒド樹脂のバインダーの夫々に関する光学濃度値1.
21、1.24、0.82(ブラック)、1.14、1.24、0.85(マゼ
ンタ)、1.03、1.02、0.77(シアン)、及び0.85、0.9
4、0.80(イエロー)を示し、そして熱( 約50℃)水で2
分間洗浄した後に光学濃度値1.22、1.30、1.13(ブラッ
ク)、1.14、1.22、1.02(マゼンタ)、1.00、0.95、0.
74(シアン)、及び0.85、0.95、0.95(イエロー)を示
した。この実施例は、本発明の四級アンモニウムポリマ
ーがそれらの色素定着性を損失しないで種々のバインダ
ーと組み合わせて紙に塗布し得ることを実証する。
【0066】次いで、夫々のバインダーで被覆された残
りの10枚の処理シートをゼロックス(登録商標)1005カ
ラーゼログラフィー画像形成装置に供給した。こうして
得られた30の画像の平均光学濃度は、1.6(ブラック) 、
1.40(マゼンタ) 、1.55(シアン)及び0.80(イエロ
ー)であった。これらの画像は手でこすり取られず、ま
たそれらの調製の60秒後に3Mスコッチテープで取り去ら
れなかった。この実施例は、インキジェット印刷の際の
光学濃度値が四級アンモニウムポリマーと組み合わせて
使用されるバインダーに依存したが、ゼログラフィー画
像の光学濃度値が±0.03の実験誤差内で使用されるバイ
ンダーにかかわらず同一であったことを実証する。
【0067】実施例6 20枚の被覆紙を、108 ミクロンの厚さで(ロール形)で
得られ、68秒の内部サイジング及び915 ml/分の有孔度
を有するゼロックス(登録商標)4024紙(内部で酸サイ
ジングされているが、表面サイジングされていない)の
基材シートを用意することによりファウステル・コータ
ーで溶剤押出法(毎回、単一面)により調製した。これ
らのシートを、5重量%の量の四級アンモニウムブロッ
クコポリマー(ミラポール175)、20重量%の量のスチレ
ン−ブタジエンラテックス(ダウ638A) 、75重量%の量
の炭酸カルシウム(シラコウガ・カルシウム・プロダク
ツ社から市販されているミクロホワイト)を含む3成分
ブレンド(このブレンドは水中30重量%の濃度で存在す
る)で被覆した。100 ℃で乾燥し、被覆の前後に重量を
監視した後、これらのシートは四級アンモニウムポリマ
ーを含むブレンド300mg で3ミクロンの厚さで被覆され
ていた。次いでこれらのシートをゼロックス(登録商
標)4020カラーインキジェットプリンターに供給し、こ
うして得られた画像は、洗浄前に平均光学濃度値1.47
(ブラック)、1.24(マゼンタ)、1.24(シアン)、及
び0.87(イエロー)を示し、そして熱( 約50℃) 水で2
分間洗浄した後に平均光学濃度値1.50(ブラック)、1.
18(マゼンタ)、1.20(シアン)、及び0.88(イエロ
ー)を示した。
【0068】実施例7 10枚の被覆紙を、サイジング度(内部サイジング+表面
サイジングの合計)1100秒、有孔度375 ml/分、及び厚
さ90ミクロンを有するドムター・ペーパー社(カナダ)
から入手した酸サイジングされたジアゾ紙を用意し、そ
の紙を、5重量%の量の四級アンモニウムブロックコポ
リマー(ミラポールA-15) 、38重量%の量のスチレン−
ブタジエンラテックス(ダウ638A) 、及び57重量%の量
の炭酸カルシウム(シラコウガ・カルシウム・プロダク
ツ社から市販されているミクロホワイト)を含む3成分
ブレンド(このブレンドは水中25重量%の濃度で存在す
る)で浸漬被覆することにより浸漬被覆法(両面被覆)
により調製した。25℃で乾燥し、浸漬被覆の前後に重量
を監視した後、これらのシートはブレンド1500mg(夫々
の面で) で15ミクロンの厚さ(夫々の面)で被覆されて
いた。次いでこれらのシートをゼロックス(登録商標)
1038ゼログラフィー画像形成装置に供給した。こうして
得られた画像は、平均光学濃度値1.35(ブラック)を示
した。これらの画像は手でこすり取られず、またそれら
の調製の60秒後に3Mスコッチテープで取り去られなかっ
た。
【0069】実施例8 厚さ175 ミクロンを有する10枚のプラスチック紙(P.P.
G.インダストリィズ社から市販されているテスリン(Tes
lin)) をゼロックス(登録商標)4020カラーインキジェ
ットプリンターに個々に供給した。こうして得られた画
像は、洗浄前に光学濃度値0.95(ブラック)、0.64(マ
ゼンタ)、1.13(シアン)、及び0.67(イエロー)を示
し、そして約50℃の水で2分間洗浄した後に光学濃度値
0.96(ブラック)、0.36(マゼンタ)、0.81(シア
ン)、及び0.47(イエロー)を示した。10枚の追加のテ
スリン紙を、ミラポールAD-1の3%水溶液で浸漬被覆法
(両面被覆)により被覆した。25℃で乾燥し、浸漬被覆
の前後に重量を監視した後、これらのシートはミラポー
ルAD-1 300mg( 夫々の面で) で2.5 ミクロンの厚さ(夫
々の面)で被覆されていた。次いでこれらのシートをゼ
ロックス(登録商標)4020カラーインキジェットプリン
ターに供給した。こうして得られた画像は、約50℃の水
で2分間洗浄する前、そして洗浄後に光学濃度値0.98
(ブラック)、0.76(マゼンタ)、0.96(シアン)、及
び0.71(イエロー)を示した。この実施例は、本発明の
構造を有するミラポールAD-1がテスリン“非引裂" 紙上
に4020インキ中に使用される色素を定着し得ることを実
証する。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基材と、 (1)(a)式Iのポリマー 【化1】 [式中、 nは1〜約200 の整数であり、 R1 、R2 、R3 、及びR4 は夫々独立にアルキル基、
    ヒドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基か
    らなる群から選ばれ、 pは1〜約10の整数であり、 qは1〜約10の整数であり、 Xは陰イオンであり、かつY1 は-CH2CH2OCH2CH2- 、-C
    H2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH2)k -(式中、kは約2〜約
    10の整数である)、及び-CH2CH(OH)CH2-からなる群から
    選ばれる]; (b)式IIのポリマー 【化2】 [式中、 nは1〜約200 の整数であり、 R5 、R6 、R7 、及びR8 は夫々独立にアルキル基、
    ヒドロキシアルキル基、及びポリオキシアルキレン基か
    らなる群から選ばれ、 mは0〜約40の整数であり、 rは1〜約10の整数であり、 sは1〜約10の整数であり、 Xは陰イオンであり、かつY2 は-CH2CH2OCH2CH2- 、-C
    H2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH2)k -(式中、kは約2〜約
    10の整数である)、及び-CH2CH(OH)CH2-からなる群から
    選ばれる]; (c)式III のコポリマー 【化3】 [式中、 a及びbは、a+bの合計が約2〜約200 である夫々の
    整数であり、 R1 、R2 、R3 、R4 、R5 、R6 、R7 、及びR8
    は夫々独立にアルキル基、ヒドロキシアルキル基、及び
    ポリオキシアルキレン基からなる群から選ばれ、 pは1〜約10の整数であり、 qは1〜約10の整数であり、 mは0〜約40の整数であり、 rは1〜約10の整数であり、 sは1〜約10の整数であり、 Xは陰イオンであり、かつY1 及びY2 は夫々独立に-C
    H2CH2OCH2CH2- 、-CH2CH2OCH2CH2OCH2CH2-、-(CH 2)k -
    (式中、kは約2〜約10の整数である)、及び-CH2CH(O
    H)CH2-からなる群から選ばれる]; (d)式Iのポリマーと式IIのポリマーの混合物; (e)式Iのポリマーと式III のコポリマーの混合物; (f)式IIのポリマーと式III のコポリマーの混合物;及
    び (g)式Iのポリマー、式IIのポリマー、及び式III のコ
    ポリマーの混合物;からなる群から選ばれた四級アンモ
    ニウムポリマー、 (2) 任意のバインダーポリマー、及び (3) 任意の填料 から実質的になる被覆物を含むことを特徴とする記録シ
    ート。
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