JPH0671642A - ドラム型スチールベルト成形装置 - Google Patents

ドラム型スチールベルト成形装置

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JPH0671642A
JPH0671642A JP27225792A JP27225792A JPH0671642A JP H0671642 A JPH0671642 A JP H0671642A JP 27225792 A JP27225792 A JP 27225792A JP 27225792 A JP27225792 A JP 27225792A JP H0671642 A JPH0671642 A JP H0671642A
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JP
Japan
Prior art keywords
steel belt
belt
drum
fixed shaft
endless steel
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Pending
Application number
JP27225792A
Other languages
English (en)
Inventor
Shiyuuichi Shiyoubuya
秀一 菖蒲谷
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BERUTETSUKU KK
Beltek KK
Original Assignee
BERUTETSUKU KK
Beltek KK
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Publication date
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  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 熱伝導性が良く、経時的に安定した冷却また
は、加熱操作ができ、しかも、構造が簡単で安価なドラ
ム型スチールベルト成形装置を得る。 【構成】 裏面にV型ゴムシール4aが接着された円筒
状のエンドレススチールベルト4が、これに嵌め合い密
着する台形状の溝を有するベルトガイド5で案内され
る。このベルトガイドは、固定軸9を中心に回転ボス8
から放射状に伸縮する支持ボルト6で支えられている。
回転ボス8は、駆動モーター13から伝動部品12で連
結され、本体フレーム14に固定された固定軸9に内蔵
された軸受8dが回転自在に嵌め合っている。固定軸9
には、冷却または、加熱用媒体2を供給する流路9a
と、これを噴霧するノズル9cを配置し、ドラム内下部
に溜まった媒体2を排出するための吸い込み口9e、排
出ホース9dおよび排出流路9fが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エンドレススチールベ
ルトの表面に、一定の条件下にて固化する性質をもつ流
動性材料を塗布して、これをベルトの裏面より間接的に
冷却もしくは、加熱することにより、板状または、粉末
状成形品を得るためのドラム型スチールベルト成形装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこれらの装置には、公知のものと
してエンドレススチールベルトが、両端の回転プーリー
および軌道上を回転走行するスチールベルト冷却機があ
り、また、金属製厚板を胴板及び両側面の鏡板に用いた
ドラム冷却機やドラム乾燥機などがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のスチールベルト
冷却機の場合、流動性材料の冷却操作を行なうのに、コ
ンベヤ全体の上半分のみが伝熱面となるのが一般的で、
コンベヤのベルト表面積の半分にも満たず効率が悪かっ
た。また、流動性材料を流延する際に、粘度が低いと、
供給量の変動により偏流を起こしやすく、均一な流延が
難しいという問題点があった。しかも、冷却装置のタン
クや配管及び板状成形後の粉砕機が必要であり、そのた
め装置の大きさが、大きく複雑で価格も高価となってい
た。
【0004】ドラム冷却機やドラム乾燥機の場合は、胴
板や側面の鏡板に金属製厚板を用い、しかも、冷却また
は加熱用媒体が、胴板に供給できるジャケット流路を設
けた構造が一般的である。胴板が厚いため熱伝導抵抗が
大きく、ジャケット流路内にスケールなどが堆積する
と、部分的に熱伝導が悪くなり塗布材料の加熱または冷
却に、斑が生じるなどの問題点があった。また、機械全
体が、厚板の重量部材で構成しているため、重量が重
く、高価となり、据付基礎強度も十分な配慮が必要であ
った。
【0005】本発明は、熱伝導性が良く、経時的に安定
した冷却または、加熱操作ができ、しかも、従来型の同
じ能力の機械に比べ、大きさ、重量共に格段に小さく、
構造が簡単で、安価なドラム型スチールベルト成形装置
を得る。
【0006】
【課題を解決するための手段】課題を解決するための手
段について、図1、2を参照にして説明する。上記目的
を解決するために、本発明のドラム型スチールベルト成
形装置においては、成形のための伝熱面として、裏面の
両端にゴムシール材(4a)を接着した円筒状のエンド
レススチールベルト薄板(4)を用いる。このゴムシー
ル材(4a)は、台形状のV形ゴムシールで、これと相
似形で少し小さめの台形溝を有する複数に分割された円
弧状のアークガイド(5a)で案内する。このベルトガ
イド(5)は、回転ボス(8)から外周方向へ放射状に
支持ボルト(6)にて支えられ、ターンバックル(7)
で伸縮調整する。また分割されたアークガイド(5a)
の円弧の曲率半径(R)はエンドレススチールベルト
(4)が形成する円筒の半径に近似的に等しくとる。回
転ボス(8)内には軸受(8d)が内蔵され、固定軸
(9)に回転自在に嵌め合わされ、駆動モーター(1
3)と伝動部品(12)を介して連結されている。
【0007】また、固定軸(9)には、冷却または加熱
用媒体(2)を供給する流路(9a)と、この円筒状の
エンドレススチールベルト(4)の内面に向けて、放射
状に万遍なく噴霧もしくは、噴射するノズル(9c)を
配置する。エンドレススチールベルト(4)の内面下部
には、溜まった媒体(2)が、側面から外部に洩れない
ように、機外に排出するための吸い込み口(9e)、排
出ホース(9d)及び排出流路(9f)を設け、しか
も、ベルト(4)とベルトガイド(5)はゴムシール材
(4a)で、ベルトガイド(5)と回転ボス(8)の間
には、防水シート(11)で各々密閉する。また、軸封
として回転ボス(8)には、防水カバー(8a)、リッ
プシール(8c)を、固定軸(9)には、水切りリング
(9b)を各々設ける。
【0008】更に、この円筒状のエンドレススチールベ
ルトの外面にもう一本のエンドレススチールベルトを捲
着させ、流動性材料(1a)を塗布しながら回転させ、
この隙間に挟み両ベルト裏面より冷却または加熱する
と、より効果的な伝熱操作ができる。
【0009】
【作用】固定軸(9)の端部より供給された冷却また
は、加熱用媒体(2)は、固定軸内流路(9a)を通っ
て、スプレーノズル(9c)から円筒状のエンドレスス
チールベルト(4)の内面に噴霧される。噴霧された媒
体(2)は、内面を濡らし、熱伝導性に優れたスチール
ベルト(4)薄板と熱交換され、冷却または、加熱され
る。熱交換された媒体(2)は、円周に沿って流下し最
下部に溜まる。溜まった媒体は、吸い込み口(9e)か
ら吸い込まれ、排出ホース(9d)、排出流路(9f)
を経由して機外に排出される。
【0010】ベルトガイド(5)を支えている支持ボル
ト(6)に連結したターンバックル(7)を廻し、円周
方向に均一に伸ばすことにより、円筒状のエンドレスス
チールベルト(4)を緊張させる。このベルトの弾性力
の反力により、ベルト裏面の両端に接着されたV形ゴム
シール材(4a)が、これと相似形で少し小さめのベル
トガイド(5)の溝に嵌め合うときに、楔作用により食
い込み密着する。また、ベルトガイド(5)と回転ボス
(8)とは防水シート(11)で、回転ボス(8)と固
定軸(9)の軸封は、防水カバー(8a)、リップシー
ル(8c)及び水切りリング(9b)等で、各々シール
され、ドラム内から媒体が、外に洩れないようになって
いる。
【0011】駆動モーター(13)より伝動部品(1
2)を介して回転ボス(8)が回転し、外周の円筒状エ
ンドレススチールベルト(4)が固定軸(9)を中心に
回転する。この円筒状エンドレススチールベルト(4)
の最下部に設けられた材料塗付タンク(3)において、
この中の流動状態の材料(1a)をベルトの回転と共に
掻き上げベルトに薄く転写する。転写された材料(1
a)は、回転しながらベルト内面の媒体により間接的に
冷却または、加熱され固化成形される。
【0012】
【実施例】実施例について図3を参照して説明すると、
この実施例は、流動性の材料を円筒状のベルト表面に塗
布し、冷却固化して不定形のフレークもしくは、粉末状
の製品に処理するドラム型ベルト成形装置を示す。この
成形装置は、大きく分けて円筒状のエンドレススチール
ベルト4を有するドラム本体に両端をプーリー16、1
7で架設したもう一本のエンドレススチールベルト15
をこれに捲着し、本体フレーム14に取り付けられてい
る。ドラム本体最下部には、材料塗付タンク3が配置さ
れ終端にはエンドスクレーパ21とシュート23が設け
られた構成となっている。
【0013】成形のための伝熱面となる円筒状のエンド
レススチールベルト4の裏面の両端には、台形状のV形
ゴムシール4aが、接着されている。また、このエンド
レススチールベルト4は、0.6〜1.5mm程度のス
テンレススチール製薄板を用い、直径がこの板厚の50
0倍以上となる円筒形状として端末を突き合わせTIG
溶接などでエンドレス加工したものである。ベルトガイ
ドの曲率半径(R)は、このターンバックル7で、べル
トガイド5を伸ばしベルトを緊張しても、その伸びがド
ラム直径と比べ無視小のため、エンドレススチールベル
ト4が形成する円筒形状の半径に近似的に等しくとる。
【0014】ベルトガイド5に嵌め合う溝は、V形ゴム
シールと相似形で少し小さめの台形溝であり、ターンバ
ックル7でべルトガイド5を動かしベルトに緊張力を与
えると、楔作用でこの溝に嵌め込まれ密着する。ベルト
ガイド5と回転ボス8との間は、防水シート11で、回
転ボス8には、防水カバー8aとリップシール8cを、
固定軸9には水切りリング9b等をそれぞれ設け、ドラ
ム内部の媒体2が側面から外部に洩れないように密閉さ
れている。
【0015】この円筒状のエンドレススチールベルト4
を有するドラム本体にもう一本のエンドレススチールベ
ルト15をこれに捲着したコンベヤにおいて、固定プー
リー16に対して可動プーリー17のテークアップユニ
ットでベルトを均一に緊張させる。駆動モーター13に
より伝動部品12を介して回転ボス8を回転させると外
周の円筒状エンドレススチールベルト4が固定軸9を中
心に回転する。また、これにベルト張力で密接した上側
エンドレススチールベルト15も摩擦力により同伴され
走行する。
【0016】この回転する円筒状ドラム本体とこれに同
伴する上側エンドレススチールベルト15において、ド
ラム本体下部に設けられた材料塗布タンク3に供給され
た流動状態の材料1aが、この円筒状エンドレススチー
ルベルト4の表面に付着し巻き上げられて、上側エンド
レススチールベルト15との間に挟まっていく。
【0017】これを固定軸9の端部より供給された冷却
水が、ドラム内面に噴霧され円筒状ドラムを冷却すると
同時に、上側エンドレススチールベルト15は、この
上、下面の間に設けたスプリンクルトラフ19で、ベル
ト裏面に散水し冷却する。ドラム内面下部に溜まる熱交
換された冷却水は、固定軸9内の流路を経由して機外
へ、また、上側スチールベルト15を流下し、熱交換さ
れた冷却水は、集水ガイド20により集められ機外へ各
々排出される。このような冷却操作によりベルトに挟ん
だ流動性材料1aは、間接的に冷却され固化成形され
る。固化した材料1bは、ドラム終端に設けたエンドス
クレーパ21によりベルト面より剥がされると同時にシ
ュート23から不定形のフレーク状または、粉状の成形
品として得られる。更に、円筒状のベルト面は、ベルト
クリーナ22で付着物をクリーニングし、再び流動性材
料を付着させ、冷却成形操作を繰り返し、連続して成形
品が得られる。
【0018】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、以下に記載されているような効果を奏す
る。
【0019】円筒状のエンドレススチールベルト薄板を
用い、内面をスプレーノズルの噴霧による熱交換のた
め、従来のドラム冷却機や乾燥機に比べ熱伝導抵抗が、
胴板の板厚比で小さくなると共に、胴板の媒休からの熱
移動度合いを示す境膜係数が大きくなる。従って、単位
伝熱面積当たりの熱交換量が大きくなるため同じ能力の
従来の成形装置に比べ、大きさが格段に小さくなり、設
置スペース、重量等が大幅に軽減できる。
【0020】また、加熱または、冷却の媒体を伝熱面の
ベルト表面にたえず噴霧、流下させ、集水ガイドで掻き
取っているため伝熱面が洗浄されスケールがつきにく
く、経時的変化が少ないため、長期間安定した熱交換が
できる。
【0021】従来のスチールベルト冷却機などに比べて
も、流動性材料のベルト面への塗布は、流延と異なり塗
布厚さが薄く成形操作終端でのスクレーパでフレークも
しくは、粉状にすることができるため、別に粉砕機が必
要ない。また、冷却水を溜め、噴霧する冷却タンクをド
ラム本体に兼用できるため装置の構造が簡単で小さくて
すみ、価格も安価である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ドラム型スチールベルト成形装置の横断面図で
ある。
【図2】円筒状エンドレススチールベルトを支えるベル
トガイド部の側面図である。
【図3】ドラム型スチールベルト成形装置の実施例を示
す全体側面図である。
【符号の説明】
1 成形材料(−a流動状態の材料、−b成形固化状態
の材料) 2 冷却または加熱用媒体 3 材料塗布タンク 4 円筒状エンドレススチールベルト(−aゴムシール
材) 5 ベルトガイド(−aアークガイド、−b連結シール
プレート、−c連結ボルト) 6 支持ボルト 7 ターンバックル 8 回転ボス(−a防水カバー、−bスラストワッシャ
ー、−cリップシール、−d軸受) 9 固定軸(−a供給流路、−b水切りリング、−cス
プレーノズル、−d排出ホース、−e吸い込み口、−f
排出流路) 10 固定軸受 11 防水シート 12 伝動部品(−a駆動スプロケット、−b従動スプ
ロケット、−cローラチェーン) 13 駆動モーター 14 本体フレーム 15 上側エンドレススチールベルト 16 固定プーリー 17 可動プーリー 18 ブレークローラガイド 19 スプリンクルトラフ 20 集水ガイド 21 エンドスクレーパー 22 ベルトクリーナー 23 シュート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定の条件下にて固化する性質をもつ流
    動性材料を、スチールベルト面に塗布して成形するの
    に、円筒状のエンドレススチールベルトを外筒として、
    これに嵌め合い密着するベルトガイドが、固定軸を中心
    として回転すると共に、放射状に伸縮する機構を備えた
    ことを特徴とするドラム型スチールベルト成形装置。
  2. 【請求項2】 円筒状のエンドレススチールベルトの内
    面を、冷却もしくは加熱し、塗布した材料を固化するの
    に、ドラム内部に位置する固定軸に冷却または、加熱用
    媒体を供給する流路と、これをエンドレススチールベル
    ト内面に向けて、万遍なく噴霧もしくは、噴射する複数
    個のノズルを配置し、また、これら媒体を集め外部に吸
    引排出するノズルを設け、しかも、内部の媒体が、外部
    に洩れないようにベルトとガイドおよびガイドと固定軸
    の間を弾性材料にてシールしたことを特徴とする請求項
    1記載のドラム型スチールベルト成形装置。
  3. 【請求項3】 円筒状のエンドレススチールベルト外筒
    の外面にもう一本のエンドレススチールベルトを捲着さ
    せ、相対するエンドレススチールベルトの隙間に流動性
    材料を挟み、成形するようにしたことを特徴とする請求
    項1、2記載のドラム型スチールベルト成形装置。
JP27225792A 1992-08-29 1992-08-29 ドラム型スチールベルト成形装置 Pending JPH0671642A (ja)

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JP27225792A JPH0671642A (ja) 1992-08-29 1992-08-29 ドラム型スチールベルト成形装置

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JP27225792A JPH0671642A (ja) 1992-08-29 1992-08-29 ドラム型スチールベルト成形装置

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JPH0671642A true JPH0671642A (ja) 1994-03-15

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ID=17511330

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JP27225792A Pending JPH0671642A (ja) 1992-08-29 1992-08-29 ドラム型スチールベルト成形装置

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JP (1) JPH0671642A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502514A (ja) * 2004-06-15 2008-01-31 イーストマン コダック カンパニー 成形ローラを伴うコンプライアント・ローラの上に位置するベルト
JP2008504980A (ja) * 2004-06-15 2008-02-21 イーストマン コダック カンパニー 成形ローラと共に使用される平滑なコンプライアント・ベルト

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008502514A (ja) * 2004-06-15 2008-01-31 イーストマン コダック カンパニー 成形ローラを伴うコンプライアント・ローラの上に位置するベルト
JP2008504980A (ja) * 2004-06-15 2008-02-21 イーストマン コダック カンパニー 成形ローラと共に使用される平滑なコンプライアント・ベルト

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