JPH0671419B2 - 野菜洗浄方法及び装置 - Google Patents
野菜洗浄方法及び装置Info
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- JPH0671419B2 JPH0671419B2 JP2100198A JP10019890A JPH0671419B2 JP H0671419 B2 JPH0671419 B2 JP H0671419B2 JP 2100198 A JP2100198 A JP 2100198A JP 10019890 A JP10019890 A JP 10019890A JP H0671419 B2 JPH0671419 B2 JP H0671419B2
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- washing
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- Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、サラダ等に供するキャベツ,レタス等のカ
ット野菜の全自動洗浄の技術分野に属する。
ット野菜の全自動洗浄の技術分野に属する。
〈要旨の概要〉 而して、この出願の発明はスーパーマーケット,コンビ
ニエンスストア等に陳列されて販売に供せられる容器入
りのサラダの生のキャベツ,レタス等のカット野菜を確
実に洗浄するようにした野菜洗浄方法及び該方法に直接
使用する装置であって、相隣って複数ユニット直列状に
配列された洗浄槽に対しカット野菜のキャベツ,レタス
等の野菜ピースを順次投入供給し、各洗浄槽に於てはバ
ッヂ式に攪拌しながら洗浄して順次隣位する洗浄槽に移
し替えて全体的にはフロー式に洗浄するようにした洗浄
方法及び装置に関する発明であり、特に、各洗浄槽に於
いて次段の洗浄槽にオーバーハング状に旋回して臨ませ
るようにした半筒型等のパンチングメタル製等の籠を洗
浄液に浸漬状態にし、洗浄槽の下部に横方向一対等設け
たエアレーションパイプノズル孔からの気泡と洗浄槽の
上部、又は、内側部に設けられた給液ノズルからエアレ
ーション間の下向きの給液噴出液とにより洗浄槽内の洗
浄液に面対称の旋回流を生じさせて投入供給されている
カット野菜を洗浄槽内に於て攪拌させ、該カット野菜に
付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等を除去し、籠が
旋回して隣位の洗浄槽にカット野菜をバトンタッチ的に
転位して順に洗浄するようにし、除去された土砂,虫
類,生菌,塵埃等は下側のスクリーンを介して所定サイ
クルで排出除去され、カット野菜は複数段の洗浄槽に順
次移しかえられることによりシーケンス制御を介してフ
ロー式に確実に自動洗浄するようにし、その間、洗浄液
に低周波振動や超音波振動を付与したり、洗浄液に野菜
の洗浄に有効な品質改良剤、例えば、酸性側にpHを調整
するpH調整剤,食用洗剤,次亜塩素酸ソーダ等の殺菌
剤,オゾン,食塩,イオン等を付与することによりより
更に、洗浄をより確実に行うようにした野菜洗浄方法及
び装置に係る発明である。
ニエンスストア等に陳列されて販売に供せられる容器入
りのサラダの生のキャベツ,レタス等のカット野菜を確
実に洗浄するようにした野菜洗浄方法及び該方法に直接
使用する装置であって、相隣って複数ユニット直列状に
配列された洗浄槽に対しカット野菜のキャベツ,レタス
等の野菜ピースを順次投入供給し、各洗浄槽に於てはバ
ッヂ式に攪拌しながら洗浄して順次隣位する洗浄槽に移
し替えて全体的にはフロー式に洗浄するようにした洗浄
方法及び装置に関する発明であり、特に、各洗浄槽に於
いて次段の洗浄槽にオーバーハング状に旋回して臨ませ
るようにした半筒型等のパンチングメタル製等の籠を洗
浄液に浸漬状態にし、洗浄槽の下部に横方向一対等設け
たエアレーションパイプノズル孔からの気泡と洗浄槽の
上部、又は、内側部に設けられた給液ノズルからエアレ
ーション間の下向きの給液噴出液とにより洗浄槽内の洗
浄液に面対称の旋回流を生じさせて投入供給されている
カット野菜を洗浄槽内に於て攪拌させ、該カット野菜に
付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等を除去し、籠が
旋回して隣位の洗浄槽にカット野菜をバトンタッチ的に
転位して順に洗浄するようにし、除去された土砂,虫
類,生菌,塵埃等は下側のスクリーンを介して所定サイ
クルで排出除去され、カット野菜は複数段の洗浄槽に順
次移しかえられることによりシーケンス制御を介してフ
ロー式に確実に自動洗浄するようにし、その間、洗浄液
に低周波振動や超音波振動を付与したり、洗浄液に野菜
の洗浄に有効な品質改良剤、例えば、酸性側にpHを調整
するpH調整剤,食用洗剤,次亜塩素酸ソーダ等の殺菌
剤,オゾン,食塩,イオン等を付与することによりより
更に、洗浄をより確実に行うようにした野菜洗浄方法及
び装置に係る発明である。
〈従来の技術〉 周知の如く、市民生活が向上し長寿社会になると、健康
問題等もクローズアップされるようになり、したがっ
て、食生活においても自然食品等が注目されるようにな
り、勢い、保健衛生の点からも食品が厳しくチェックさ
れることが望まれるようになってきた。
問題等もクローズアップされるようになり、したがっ
て、食生活においても自然食品等が注目されるようにな
り、勢い、保健衛生の点からも食品が厳しくチェックさ
れることが望まれるようになってきた。
而して、家庭の食卓やレストラン等の外食においても、
キャベツ,レタスやたまねぎ,ほうれんそう等の生鮮野
菜の需要が多くなり、グルメブーム等とも相俟って摂食
し易い形の野菜ピース等のカット野菜が広く出回るよう
になり、定着した流通形態をとるようになると、当然の
ことながら、保健衛生、及び、健康上等の観点から当該
カット野菜の清浄状態や鮮度保持状態が可及的に長く維
持されるように求められ、このことは消費者側、及び、
供給者側のいづれからも、また、行政の点からも強く求
められているものである。
キャベツ,レタスやたまねぎ,ほうれんそう等の生鮮野
菜の需要が多くなり、グルメブーム等とも相俟って摂食
し易い形の野菜ピース等のカット野菜が広く出回るよう
になり、定着した流通形態をとるようになると、当然の
ことながら、保健衛生、及び、健康上等の観点から当該
カット野菜の清浄状態や鮮度保持状態が可及的に長く維
持されるように求められ、このことは消費者側、及び、
供給者側のいづれからも、また、行政の点からも強く求
められているものである。
したがって、これに対処するに、供給や流通過程でのカ
ット野菜に対する洗浄プロセスにおいて、これに応える
ような処理がなされ、消費者側では直接的に摂食するこ
とが許容されるのが望ましいものである。
ット野菜に対する洗浄プロセスにおいて、これに応える
ような処理がなされ、消費者側では直接的に摂食するこ
とが許容されるのが望ましいものである。
而してこれに対応するに、供給者側や流通過程にあって
は従来バッヂ式の洗浄槽に市水等を張ってカット野菜の
野菜ピースを投入供給し、手作業等によるもみ洗いや攪
拌作用を介し、或は、籠等を介して攪拌し、引き上げて
メッシュコンベヤ等により容器詰込み等の次段処理工程
へと搬出するような処理方式が一般的態様であって極め
て大雑把で原始的な洗浄方式がとられていた。
は従来バッヂ式の洗浄槽に市水等を張ってカット野菜の
野菜ピースを投入供給し、手作業等によるもみ洗いや攪
拌作用を介し、或は、籠等を介して攪拌し、引き上げて
メッシュコンベヤ等により容器詰込み等の次段処理工程
へと搬出するような処理方式が一般的態様であって極め
て大雑把で原始的な洗浄方式がとられていた。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、かかるバッヂ式の洗浄方式では市水等の
洗浄液内に投入供給したカット野菜の野菜ピースが手作
業等により攪拌作用を受けて一応の土砂,虫類,生菌,
塵埃等の付着物の除去を行ってはいるが、バッヂ式で、
しかも、不充分な攪拌であるために野菜ピースから剥離
された土砂,虫類,生菌,塵埃等が経時的に洗浄液内に
て浮遊状態にあり、攪拌作用を介し一旦野菜ピースの襞
から葉から剥離されはするものの、再付着する現象が反
復され、そのため極論すれば、洗浄作用を行っているの
か土砂,虫類,生菌,塵埃等の分散再付着作用を行って
いるのか分らないという皮肉な状態が現出される欠点が
あった。
洗浄液内に投入供給したカット野菜の野菜ピースが手作
業等により攪拌作用を受けて一応の土砂,虫類,生菌,
塵埃等の付着物の除去を行ってはいるが、バッヂ式で、
しかも、不充分な攪拌であるために野菜ピースから剥離
された土砂,虫類,生菌,塵埃等が経時的に洗浄液内に
て浮遊状態にあり、攪拌作用を介し一旦野菜ピースの襞
から葉から剥離されはするものの、再付着する現象が反
復され、そのため極論すれば、洗浄作用を行っているの
か土砂,虫類,生菌,塵埃等の分散再付着作用を行って
いるのか分らないという皮肉な状態が現出される欠点が
あった。
又、大型の洗浄装置を据付けて高頻度に洗浄を行う場合
は、肉質が著しく柔軟であるカット野菜の野菜ピースに
あっては該肉質部分の損傷が激しくなって市場価値が低
減されるという不利点もあった。
は、肉質が著しく柔軟であるカット野菜の野菜ピースに
あっては該肉質部分の損傷が激しくなって市場価値が低
減されるという不利点もあった。
又、例えば、実開昭63−174696号公報発明にみられるよ
うな野菜洗浄技術がありはする。しかしながら、かかる
先行技術にあっては洗浄効果を変動させることなく、野
菜の送り速度を変更自在にせんとするものであって大き
な循環流にのって野菜を流動させるものであって洗浄作
用に変化がないため洗浄効果が野菜の襞等に充分及ばな
いデメリットがある。
うな野菜洗浄技術がありはする。しかしながら、かかる
先行技術にあっては洗浄効果を変動させることなく、野
菜の送り速度を変更自在にせんとするものであって大き
な循環流にのって野菜を流動させるものであって洗浄作
用に変化がないため洗浄効果が野菜の襞等に充分及ばな
いデメリットがある。
〈発明の目的〉 この出願の発明の目的は上述従来技術に基づくカット野
菜の野菜ピース等の物理化学的性質,生物学的性質と洗
浄のメカニズムのマッチングが検討されず、又、野菜ピ
ースの襞部分や葉面等に付着する土砂,虫類,生菌,塵
埃等の剥離メカニズムが無視される結果を有する洗浄の
問題点を解決すべき技術的課題とし、柔軟なカット野菜
の野菜ピースの本来的に優れた特性を何等損うことな
く、その襞や葉に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃
等の剥離が流体によるソフトなインパクトを介して行な
われるようにして低温状態でも確実な洗浄が行え、商品
(食品)としての市場価値を損うことなく連続的、且
つ、省スペース,省資源を狙い効率的に全自動的なカッ
ト野菜の洗浄が行えるようにして食品産業における洗浄
技術利用分野に益する優れた野菜洗浄方法及び該方法に
直接使用する装置を提供せんとするものである。
菜の野菜ピース等の物理化学的性質,生物学的性質と洗
浄のメカニズムのマッチングが検討されず、又、野菜ピ
ースの襞部分や葉面等に付着する土砂,虫類,生菌,塵
埃等の剥離メカニズムが無視される結果を有する洗浄の
問題点を解決すべき技術的課題とし、柔軟なカット野菜
の野菜ピースの本来的に優れた特性を何等損うことな
く、その襞や葉に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃
等の剥離が流体によるソフトなインパクトを介して行な
われるようにして低温状態でも確実な洗浄が行え、商品
(食品)としての市場価値を損うことなく連続的、且
つ、省スペース,省資源を狙い効率的に全自動的なカッ
ト野菜の洗浄が行えるようにして食品産業における洗浄
技術利用分野に益する優れた野菜洗浄方法及び該方法に
直接使用する装置を提供せんとするものである。
〈課題を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とするこの出
願の発明の構成は前述課題を解決するために、洗浄装置
としてはプラント的に所定サイズの方形状の洗浄槽を直
列に相隣らせて所定段数配列し、各洗浄槽に於ては相隣
る洗浄槽部分に旋回軸を設けて各洗浄槽内にセットした
半筒型のパンチングメタル製等の籠を一方側の洗浄槽か
ら隣位する洗浄槽にオーバーハング状に旋回させること
が出来るようにし、各洗浄槽に於ては上部、又は、内側
部に設けた洗浄液の給液ノズルからのシャワー状の給液
により所定量洗浄液を張設し籠を浸漬状態にし、該洗浄
槽に所定のカット野菜の野菜ピースを投入供給し、而し
て、各洗浄槽内に於いてはその下部にて籠の下側で左右
一対等のエアレーションパイプのノズルからエアレーシ
ョンを行ってそれらの気泡が上昇し、又、上方から左右
のエアレーションの間の洗浄液給液ノズルからの給液噴
出流と協働して洗浄槽内には面対称の旋回液が生じ、投
入されたカット野菜の野菜ピースは籠内にて面対称旋回
作用が起こされ、該面対称の旋回作用による機械的洗浄
作用、及び、エアレーションの気泡の消滅の際の高周波
のインパクトにより野菜ピースの襞や表面に付着した土
砂,虫類,生菌,塵埃等は剥離され、そして、この洗浄
液の給液及びエアレーションの運転を断続的に止めて旋
回流を静止させ、野菜ピースから剥離された土砂,生
菌,塵埃等を沈降させ、籠の下部のスクリーンから下側
に落下せしめるようにし、而して、所定タイミングで籠
が隣位の洗浄槽に旋回してオーバーハングすることによ
り所定の洗浄作用を受けた野菜ピースは当該隣位の洗浄
槽の籠内に柔軟に転位され、当該転位された洗浄槽内に
於いて再び上述同様の洗浄作用が成され、その間、エア
レーションとスクリーン下部の洗浄液の排出はサイクル
裡に反復されて洗浄槽内には常に洗浄液のみが張設され
ると共に、土砂,虫類,生菌,塵埃等は排出されて洗浄
槽内の野菜ピースには再付着せず、その間、高周波振動
や超音波振動等を付与したり、洗浄液に野菜の洗浄に有
効な品質改良剤、例えば、酸性側にpHを調整するpH調整
剤,食用洗剤,次亜塩素酸ソーダ等の殺菌剤,オゾン,
イオン,食塩等を付与することでより更に、土砂,虫
類,生菌,塵埃の剥離等の洗浄を促進し、又、初段,後
段の洗浄槽に於いては冷却水,氷等を付与して段階的に
恒温状態にして野菜ピースの低温化を図り、鮮度保持が
成されるようにし、これらの洗浄処理はタイムスケジュ
ールによりシーケンス制御を介しフロー式に行なわれる
ようにした技術的手段を講じたものである。
願の発明の構成は前述課題を解決するために、洗浄装置
としてはプラント的に所定サイズの方形状の洗浄槽を直
列に相隣らせて所定段数配列し、各洗浄槽に於ては相隣
る洗浄槽部分に旋回軸を設けて各洗浄槽内にセットした
半筒型のパンチングメタル製等の籠を一方側の洗浄槽か
ら隣位する洗浄槽にオーバーハング状に旋回させること
が出来るようにし、各洗浄槽に於ては上部、又は、内側
部に設けた洗浄液の給液ノズルからのシャワー状の給液
により所定量洗浄液を張設し籠を浸漬状態にし、該洗浄
槽に所定のカット野菜の野菜ピースを投入供給し、而し
て、各洗浄槽内に於いてはその下部にて籠の下側で左右
一対等のエアレーションパイプのノズルからエアレーシ
ョンを行ってそれらの気泡が上昇し、又、上方から左右
のエアレーションの間の洗浄液給液ノズルからの給液噴
出流と協働して洗浄槽内には面対称の旋回液が生じ、投
入されたカット野菜の野菜ピースは籠内にて面対称旋回
作用が起こされ、該面対称の旋回作用による機械的洗浄
作用、及び、エアレーションの気泡の消滅の際の高周波
のインパクトにより野菜ピースの襞や表面に付着した土
砂,虫類,生菌,塵埃等は剥離され、そして、この洗浄
液の給液及びエアレーションの運転を断続的に止めて旋
回流を静止させ、野菜ピースから剥離された土砂,生
菌,塵埃等を沈降させ、籠の下部のスクリーンから下側
に落下せしめるようにし、而して、所定タイミングで籠
が隣位の洗浄槽に旋回してオーバーハングすることによ
り所定の洗浄作用を受けた野菜ピースは当該隣位の洗浄
槽の籠内に柔軟に転位され、当該転位された洗浄槽内に
於いて再び上述同様の洗浄作用が成され、その間、エア
レーションとスクリーン下部の洗浄液の排出はサイクル
裡に反復されて洗浄槽内には常に洗浄液のみが張設され
ると共に、土砂,虫類,生菌,塵埃等は排出されて洗浄
槽内の野菜ピースには再付着せず、その間、高周波振動
や超音波振動等を付与したり、洗浄液に野菜の洗浄に有
効な品質改良剤、例えば、酸性側にpHを調整するpH調整
剤,食用洗剤,次亜塩素酸ソーダ等の殺菌剤,オゾン,
イオン,食塩等を付与することでより更に、土砂,虫
類,生菌,塵埃の剥離等の洗浄を促進し、又、初段,後
段の洗浄槽に於いては冷却水,氷等を付与して段階的に
恒温状態にして野菜ピースの低温化を図り、鮮度保持が
成されるようにし、これらの洗浄処理はタイムスケジュ
ールによりシーケンス制御を介しフロー式に行なわれる
ようにした技術的手段を講じたものである。
〈実施例〉 次に、この出願の発明の実施例を図面を参照して説明す
れば以下の通りである。
れば以下の通りである。
第1〜9図に示す実施例において、1はこの出願の発明
の1つの要旨の中心を成す野菜洗浄装置であり、例え
ば、キャベツ,レタス等のフレーク状のカット野菜等の
野菜ピースの連続自動洗浄に供せられる態様であり、第
1図に示す様に、所定大サイズのフレーム内には縦方向
に相隣って連続して方形の洗浄槽3,3…が郭設されて配
列されており、各々その一側よりオーバーフロー槽4が
縦方向に併設されて形成されており、いづれも全体的に
ステンレス製であって損耗に充分に耐え、耐蝕性にも強
いようにされていて水洗い等が可能で耐久性に富み、清
潔状態を常に保持されるようにされている。
の1つの要旨の中心を成す野菜洗浄装置であり、例え
ば、キャベツ,レタス等のフレーク状のカット野菜等の
野菜ピースの連続自動洗浄に供せられる態様であり、第
1図に示す様に、所定大サイズのフレーム内には縦方向
に相隣って連続して方形の洗浄槽3,3…が郭設されて配
列されており、各々その一側よりオーバーフロー槽4が
縦方向に併設されて形成されており、いづれも全体的に
ステンレス製であって損耗に充分に耐え、耐蝕性にも強
いようにされていて水洗い等が可能で耐久性に富み、清
潔状態を常に保持されるようにされている。
尚、該オーバーフロー槽4は適宜のドレンパイプに接続
されて常に各洗浄槽3の洗浄液20を停滞状態ではなく新
鮮な洗浄液を貯溜状態におくことが出来るようにされて
いる。
されて常に各洗浄槽3の洗浄液20を停滞状態ではなく新
鮮な洗浄液を貯溜状態におくことが出来るようにされて
いる。
そして、その上部一側寄りには水道水配管のヘッダー5
が設けられて各洗浄槽3の上部に横方向中心線上に沿う
水道配管6が一体的に分岐して延設され、少なくとも1
つの給液ノズル7,7が真下に向けて一体的に下延して設
けられている。
が設けられて各洗浄槽3の上部に横方向中心線上に沿う
水道配管6が一体的に分岐して延設され、少なくとも1
つの給液ノズル7,7が真下に向けて一体的に下延して設
けられている。
そして各洗浄相3の内側上縁部には相隣る洗浄槽3の近
くに軸溝8,8′が第6図に示す様に設けられており、該
軸溝8,8′に対しては第5図に示す様に、軸9,10が臨ま
されて略半円筒状の籠11が取外し自在に、且つ、旋回動
自在にセットされるように設けられており、該籠11はス
テンレス製であり、その両サイドのパネル12は当該第5
図に示す様に、フラットパネルであるが、前後部、及
び、底部は所定サイズの小さな孔13,13…穿設されたパ
ンチングプレート14を縦方向に彎曲されて立体的に設け
られ、相隣る洗浄槽3寄りの開口部縁部にはガイドシュ
ート15,16が一体的に溶接固定されている。
くに軸溝8,8′が第6図に示す様に設けられており、該
軸溝8,8′に対しては第5図に示す様に、軸9,10が臨ま
されて略半円筒状の籠11が取外し自在に、且つ、旋回動
自在にセットされるように設けられており、該籠11はス
テンレス製であり、その両サイドのパネル12は当該第5
図に示す様に、フラットパネルであるが、前後部、及
び、底部は所定サイズの小さな孔13,13…穿設されたパ
ンチングプレート14を縦方向に彎曲されて立体的に設け
られ、相隣る洗浄槽3寄りの開口部縁部にはガイドシュ
ート15,16が一体的に溶接固定されている。
又、両サイドパネル12の各々にはメンテナンス用のハン
ドル17が溶接により固定されている。
ドル17が溶接により固定されている。
そして、洗浄槽3の上部に設けられている給液ノズル7
と籠11との取合いは該籠11がその支軸9,10を介して隣位
の洗浄槽3にオーバーハング状に、例えば、130゜旋回
する際に、相互に干渉しない位置姿勢にあるように設計
されている。
と籠11との取合いは該籠11がその支軸9,10を介して隣位
の洗浄槽3にオーバーハング状に、例えば、130゜旋回
する際に、相互に干渉しない位置姿勢にあるように設計
されている。
次に、洗浄槽3の内部に於いては第2図に示す様に、そ
の底板から所定高さ、例えば、10cm程の高さに籠11のパ
ンチング孔13と同程度にメッシュ加工されたスクリーン
18が横に張設されており、その下側は槽の落下槽にされ
ており、該スクリーン18の上部であって籠11と干渉しな
い部位の間に一対のエアレーションパイプ19,19が横方
向に沿って平行状に設けられて第6図に示す様に、エア
配管20を介しヘッダー20″に接続されている。
の底板から所定高さ、例えば、10cm程の高さに籠11のパ
ンチング孔13と同程度にメッシュ加工されたスクリーン
18が横に張設されており、その下側は槽の落下槽にされ
ており、該スクリーン18の上部であって籠11と干渉しな
い部位の間に一対のエアレーションパイプ19,19が横方
向に沿って平行状に設けられて第6図に示す様に、エア
配管20を介しヘッダー20″に接続されている。
そして、設計的には該エアレーションパイプ19,19の所
定間隔のノズル孔19′,19′…からは所定サイズの気泡2
1が浮上してエアレーション作用をするようにされてお
り、前記給液ノズル7はエアレーションパイプ19,19の
間に指向するようにされている。
定間隔のノズル孔19′,19′…からは所定サイズの気泡2
1が浮上してエアレーション作用をするようにされてお
り、前記給液ノズル7はエアレーションパイプ19,19の
間に指向するようにされている。
したがって、第3図に示す様に、洗浄槽3の内部に所定
の洗浄液が張設された状態でエアレーションパイプ19の
各ノズル孔19′から気泡21が上昇すると共に、給液ノズ
ル7からのシャワーリングの給液の噴出流20が下向き
に付与されると、当該第3図に示す様に、洗浄槽3内に
於いては面対称状の旋回流が形成されて、カット野菜の
フレーク状の野菜ピース22は洗浄液の市水20内に浮遊し
ながら、当該循環流に乗って第2図白矢印に示す様な、
面対称的な旋回流を生じて攪拌されることになる。
の洗浄液が張設された状態でエアレーションパイプ19の
各ノズル孔19′から気泡21が上昇すると共に、給液ノズ
ル7からのシャワーリングの給液の噴出流20が下向き
に付与されると、当該第3図に示す様に、洗浄槽3内に
於いては面対称状の旋回流が形成されて、カット野菜の
フレーク状の野菜ピース22は洗浄液の市水20内に浮遊し
ながら、当該循環流に乗って第2図白矢印に示す様な、
面対称的な旋回流を生じて攪拌されることになる。
勿論、この場合、給液ノズル7からのシャワーリングの
噴出液2の圧力が弱く、単に、給液機能だけであって
も、洗浄液20の循環する旋回流23は気泡21によるエアレ
ーションにより充分達せられる。又、当該旋回流23は洗
浄槽3内に浸漬されている籠11内に於いても、籠11のパ
ンチング孔13群を介して充分規制される。
噴出液2の圧力が弱く、単に、給液機能だけであって
も、洗浄液20の循環する旋回流23は気泡21によるエアレ
ーションにより充分達せられる。又、当該旋回流23は洗
浄槽3内に浸漬されている籠11内に於いても、籠11のパ
ンチング孔13群を介して充分規制される。
この際、該籠11内に於けるカット野菜の野菜ピース22は
該籠11内に於いてのみ旋回流とされ、該籠11から洗浄槽
3外に排出されることはない。
該籠11内に於いてのみ旋回流とされ、該籠11から洗浄槽
3外に排出されることはない。
そして、当該旋回による攪拌を介してカット野菜の野菜
ピース22に対する洗浄作用が促進されて襞や葉面に付着
している土砂,虫類,生菌,塵埃等は確実に剥離され、
籠11のパンチング孔13を出て洗浄槽3内にてスクリーン
18のメッシュ孔から落下して沈澱されるようにされる。
ピース22に対する洗浄作用が促進されて襞や葉面に付着
している土砂,虫類,生菌,塵埃等は確実に剥離され、
籠11のパンチング孔13を出て洗浄槽3内にてスクリーン
18のメッシュ孔から落下して沈澱されるようにされる。
この場合、該洗浄槽3内に於いてはエアレーションと洗
浄液の噴出流20による旋回流23が形成されているため
に、土砂,虫類,生菌,塵埃等はスクリーン18上に堆積
することなくその下側に沈降して堆積していく。
浄液の噴出流20による旋回流23が形成されているため
に、土砂,虫類,生菌,塵埃等はスクリーン18上に堆積
することなくその下側に沈降して堆積していく。
又、この間、洗浄液20中を浮上するエアレーションの気
泡21は経時的に、野菜ピース22,籠11の壁面、或いは、
パンチング孔13により消滅するが、その消滅するタイミ
ングにおいて、周知の如く、超音波等の高周波振動がイ
ンパクト的に発生して野菜ピース22のフレークに付着す
る土砂,虫類,生菌,塵埃等の剥離作用をより促進す
る。
泡21は経時的に、野菜ピース22,籠11の壁面、或いは、
パンチング孔13により消滅するが、その消滅するタイミ
ングにおいて、周知の如く、超音波等の高周波振動がイ
ンパクト的に発生して野菜ピース22のフレークに付着す
る土砂,虫類,生菌,塵埃等の剥離作用をより促進す
る。
このように、第2図に示す気泡21によるエアレーショ
ン、及び、給液ノズル7からの噴出流20′による旋回流
23によって野菜ピース22は洗浄槽3内に於いて、籠11内
部で面対称的に旋回攪拌される。
ン、及び、給液ノズル7からの噴出流20′による旋回流
23によって野菜ピース22は洗浄槽3内に於いて、籠11内
部で面対称的に旋回攪拌される。
そして、給液ノズル7からのシャワーリング状の給液噴
出液20により洗浄槽3内の市水20の液量は増加する
が、増加した分は側部のオーバーフロー槽4に入り、適
宜のタイミングで洗浄槽3下部の排出口29の開閉パルプ
30の操作を介して間欠的に系外に排出される。
出液20により洗浄槽3内の市水20の液量は増加する
が、増加した分は側部のオーバーフロー槽4に入り、適
宜のタイミングで洗浄槽3下部の排出口29の開閉パルプ
30の操作を介して間欠的に系外に排出される。
又、装置側部に設けられた制御パネル32により第9図に
示す様に、エアレーションと給液は横軸に時間Tを、縦
軸に供給量Qをとると、t1時間で供給と旋回流付与を行
い、t2時間で停止を行い、開磁バルブ30については停止
期間の適宜の時間に開放されるようにタイムスケジュー
ルをとってシーケンス制御を行うようにされている。
示す様に、エアレーションと給液は横軸に時間Tを、縦
軸に供給量Qをとると、t1時間で供給と旋回流付与を行
い、t2時間で停止を行い、開磁バルブ30については停止
期間の適宜の時間に開放されるようにタイムスケジュー
ルをとってシーケンス制御を行うようにされている。
而して、籠11の旋回は第7図に示す様に、その旋回軸9
(10)に設けたスプロケット24にスプロケット25がチェ
ン26で連結され、該スプロケット25のリンク27にエアシ
リンダー28が付設されて第9図に示すタイムスケジュー
ルのエアレーションの停止時間t2の所定時間にシリンダ
ー28が作動して籠11を旋回して隣位の洗浄槽3にオーバ
ーハング姿勢にされ、そこで、収納している野菜ピース
22がガイドシュート15,16を介して、当該隣位の洗浄槽
3の籠11中にバトンタッチ的に転移投入される。
(10)に設けたスプロケット24にスプロケット25がチェ
ン26で連結され、該スプロケット25のリンク27にエアシ
リンダー28が付設されて第9図に示すタイムスケジュー
ルのエアレーションの停止時間t2の所定時間にシリンダ
ー28が作動して籠11を旋回して隣位の洗浄槽3にオーバ
ーハング姿勢にされ、そこで、収納している野菜ピース
22がガイドシュート15,16を介して、当該隣位の洗浄槽
3の籠11中にバトンタッチ的に転移投入される。
又、第1図に示す様に、野菜洗浄装置1の側部フレーム
には温度計34が設けられており、後半の洗浄槽3の側部
のオーバーフロー槽4に所定サイズの氷ブロック33群が
投入されるようにされてある。
には温度計34が設けられており、後半の洗浄槽3の側部
のオーバーフロー槽4に所定サイズの氷ブロック33群が
投入されるようにされてある。
又、該後半の洗浄槽3には図示しないが所定のpH調整
剤、及び、洗剤が投入されるようにされている。
剤、及び、洗剤が投入されるようにされている。
そして、各洗浄槽3には給液ノズル7から満タン状態に
市水20を張設供給するが、第1の洗浄槽3は当該市水20
だけを、そして、第2番目の洗浄槽3は殺菌能力を有す
る所定の洗剤を所定量、そして、第3の洗浄槽3に該市
水、又は、冷却水20を供給し、第4の洗浄槽3の側部の
オーバーフロー槽4には冷却水、又は、氷のブロック群
33の所定量投入しておき、最後の5番目の洗浄槽3には
酢酸系のpH調整剤を投入しておく。
市水20を張設供給するが、第1の洗浄槽3は当該市水20
だけを、そして、第2番目の洗浄槽3は殺菌能力を有す
る所定の洗剤を所定量、そして、第3の洗浄槽3に該市
水、又は、冷却水20を供給し、第4の洗浄槽3の側部の
オーバーフロー槽4には冷却水、又は、氷のブロック群
33の所定量投入しておき、最後の5番目の洗浄槽3には
酢酸系のpH調整剤を投入しておく。
そして、オーバーフロー槽4は適宜のドレンパイプに接
続されて常に各洗浄槽3の洗浄液の市水20を停滞状態で
はなく新鮮な洗浄液の状態におくことが出来る。
続されて常に各洗浄槽3の洗浄液の市水20を停滞状態で
はなく新鮮な洗浄液の状態におくことが出来る。
上述構成の野菜洗浄装置1において、例えば、キャベ
ツ,レタスのカット野菜の野菜ピース22の洗浄を行うに
際し、上述の通り、各洗浄槽3に満タン状に市水20を張
設し、所定の洗浄槽3に対しては洗剤やpH調整液を所定
量供給して生菌を殺菌するようにし、冷却水、又、氷ブ
ロック33を供給して設定温度状態にし、第1の洗浄槽3
にカット野菜の野菜ピース22を設定重量分投入し、ヘッ
ダー20′を介しエアレーションパイプ19のノズル孔19′
よりエアレーションの気泡21を洗浄液の市水20中に左右
で噴出浮上させ、又、給液ノズル7より洗浄液の市水20
をシャワーリング状にエアレーションの間に指向して噴
出させると、洗浄槽3内に於いては、籠11内で浮上する
気泡21と下降するシャワーリングの噴出流20により面
対称的に旋回流23が発生し、野菜ピース22も浮遊状態で
随伴的に旋回して柔軟に攪拌され、この旋回流、及び、
攪拌による物理的もみ洗い作用により野菜ピース22にの
襞や葉面に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等は剥
離され、又、浮上する気泡21の消滅時に発生する超音波
の高周波振動による剥離作用が促進されて該土砂,虫
類,生菌,塵埃等は剥離され、洗浄液の市水20中を漂い
ながら降下してスクリーン18を通り洗浄槽3の底部に沈
降堆積する。
ツ,レタスのカット野菜の野菜ピース22の洗浄を行うに
際し、上述の通り、各洗浄槽3に満タン状に市水20を張
設し、所定の洗浄槽3に対しては洗剤やpH調整液を所定
量供給して生菌を殺菌するようにし、冷却水、又、氷ブ
ロック33を供給して設定温度状態にし、第1の洗浄槽3
にカット野菜の野菜ピース22を設定重量分投入し、ヘッ
ダー20′を介しエアレーションパイプ19のノズル孔19′
よりエアレーションの気泡21を洗浄液の市水20中に左右
で噴出浮上させ、又、給液ノズル7より洗浄液の市水20
をシャワーリング状にエアレーションの間に指向して噴
出させると、洗浄槽3内に於いては、籠11内で浮上する
気泡21と下降するシャワーリングの噴出流20により面
対称的に旋回流23が発生し、野菜ピース22も浮遊状態で
随伴的に旋回して柔軟に攪拌され、この旋回流、及び、
攪拌による物理的もみ洗い作用により野菜ピース22にの
襞や葉面に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等は剥
離され、又、浮上する気泡21の消滅時に発生する超音波
の高周波振動による剥離作用が促進されて該土砂,虫
類,生菌,塵埃等は剥離され、洗浄液の市水20中を漂い
ながら降下してスクリーン18を通り洗浄槽3の底部に沈
降堆積する。
したがって、該スクリーン18より下部に沈降した土砂,
虫類,生菌,塵埃等は攪拌されて浮上し、循環する野菜
ピース22に再付着するようなことはない。
虫類,生菌,塵埃等は攪拌されて浮上し、循環する野菜
ピース22に再付着するようなことはない。
そして、第9図に示す様なタイムシーケンスにより所定
時間のエアレーションがなされた後に、エアシリンダー
28が作動しタンク27、スプロケット25,24、チェン26を
介し、籠11が旋回して当該洗浄槽3より上位に旋回し、
例えば、130゜等オーバーハングして隣位の洗浄槽3に
対し収納している野菜ピース22をワンタッチ的に投入転
移する。
時間のエアレーションがなされた後に、エアシリンダー
28が作動しタンク27、スプロケット25,24、チェン26を
介し、籠11が旋回して当該洗浄槽3より上位に旋回し、
例えば、130゜等オーバーハングして隣位の洗浄槽3に
対し収納している野菜ピース22をワンタッチ的に投入転
移する。
このようにして、順次各洗浄槽3,3…の中で洗浄された
野菜ピース22は市水20により一義的に洗浄され、後半の
洗浄槽3内の殺菌洗剤により殺菌洗浄され、更に、次の
洗浄槽3に於いて水洗され、更に次の洗浄槽3に於いて
は冷却水、又は、氷ブロック33群による低温化された市
水20により冷却され、最後の洗浄槽3ではpH調整液によ
り生菌の抑制作用がなされて適宜にバケットに収納され
て容器等への収納工程へと搬出されていく。
野菜ピース22は市水20により一義的に洗浄され、後半の
洗浄槽3内の殺菌洗剤により殺菌洗浄され、更に、次の
洗浄槽3に於いて水洗され、更に次の洗浄槽3に於いて
は冷却水、又は、氷ブロック33群による低温化された市
水20により冷却され、最後の洗浄槽3ではpH調整液によ
り生菌の抑制作用がなされて適宜にバケットに収納され
て容器等への収納工程へと搬出されていく。
そして、いずれの洗浄槽3に於いても、野菜ピース22は
籠11内で生起される面対称の旋回流により攪拌されて土
砂,虫類,生菌,塵埃を剥離除去され、多量の洗浄液に
よる1回洗浄よりも効果的な多頻度,多工程の洗浄によ
る反復する洗浄作用を受けて土砂,虫類,生菌,塵埃等
の付着状態を可及的に消滅除去された衛生的な洗浄野菜
の製品とされる。
籠11内で生起される面対称の旋回流により攪拌されて土
砂,虫類,生菌,塵埃を剥離除去され、多量の洗浄液に
よる1回洗浄よりも効果的な多頻度,多工程の洗浄によ
る反復する洗浄作用を受けて土砂,虫類,生菌,塵埃等
の付着状態を可及的に消滅除去された衛生的な洗浄野菜
の製品とされる。
そして、上述洗浄プロセスにおいて、所定のタイミング
で装置全体を停止し、開閉バルブ30を開いて排水し、装
置全体を殺菌水等で洗浄するが、これらの行為を経時的
に反復しても、装置全体がステンレスであるために変形
や損傷等が生ぜず、又、それにより全ての装置表面は滑
らかな状態が維持されるためにエアレーション等による
洗浄プロセスでの各野菜ピース22の表面に損傷が生ずる
ようなことによる商品価値低減を阻止することが出来
る。
で装置全体を停止し、開閉バルブ30を開いて排水し、装
置全体を殺菌水等で洗浄するが、これらの行為を経時的
に反復しても、装置全体がステンレスであるために変形
や損傷等が生ぜず、又、それにより全ての装置表面は滑
らかな状態が維持されるためにエアレーション等による
洗浄プロセスでの各野菜ピース22の表面に損傷が生ずる
ようなことによる商品価値低減を阻止することが出来
る。
そして、所定タイミングで開閉バルブ30を開いて、洗浄
槽3内の洗浄液の市水20を全て排出することにより、槽
底部に沈降堆積した土砂,虫類,生菌,塵埃等を完全に
排出するようにする。
槽3内の洗浄液の市水20を全て排出することにより、槽
底部に沈降堆積した土砂,虫類,生菌,塵埃等を完全に
排出するようにする。
尚、この出願の発明の実施態様は上述実施例に限るもの
でないことは勿論であり、例えば、第10図に示す実施例
の様に、スクリーン18の下側に超音波振動装置34を配設
してエアレーションによる洗浄に加えて、更に、超音波
を積極的に付与して、より更に洗浄効果を促進せしめる
ようにしたり、低周波振動装置を設けたりする等種々の
態様が採用可能である。
でないことは勿論であり、例えば、第10図に示す実施例
の様に、スクリーン18の下側に超音波振動装置34を配設
してエアレーションによる洗浄に加えて、更に、超音波
を積極的に付与して、より更に洗浄効果を促進せしめる
ようにしたり、低周波振動装置を設けたりする等種々の
態様が採用可能である。
又、最終工程の洗浄槽からバケットへ転移するプロセス
に殺菌灯による殺菌光線を照射して、より殺菌状態を強
化するように態様等が採用する出来ることは勿論であ
る。
に殺菌灯による殺菌光線を照射して、より殺菌状態を強
化するように態様等が採用する出来ることは勿論であ
る。
又、設計変更的には、洗浄液として市水を用いることな
く冷却した蒸溜水を用いるようにする等も可能であるこ
とは勿論のことである。
く冷却した蒸溜水を用いるようにする等も可能であるこ
とは勿論のことである。
そして、対象とする野菜はキャベツ,レタスのみなら
ず、トマト,玉葱,人参,芋類等のブロック状の野菜や
根菜類に対しても適用出来ることも勿論である。
ず、トマト,玉葱,人参,芋類等のブロック状の野菜や
根菜類に対しても適用出来ることも勿論である。
〈発明の効果〉 以上、この出願の発明によれば、基本的にキャベツ,レ
タス等のカット野菜のフレーク状等の野菜ピースに対す
る市水を中心とする洗浄液による洗浄において、野菜の
襞や葉面等に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等の
除去剥離を、手洗いやバッヂ式の機械的手段によるもみ
ほぐし作用による洗浄を行わずに、下方から洗浄液中を
揚昇する気泡による左右のエアレーションを介して、更
には、該エアレーションの間にて上部、又は、内側部か
らの洗浄液のシャワーリング等の給液を介して洗浄槽内
での面対称の強制旋回流を付与し、該洗浄液の面対称の
旋回流に乗せて野菜を旋回させる作用を付与することに
より、エアレーションと洗浄液の噴出流の物理的攪拌作
用を伴って野菜の襞や葉の表面に付着している土砂,虫
類,生菌,塵埃等を確実に剥離し除去することが出来、
又、エアレーションの気泡消滅に際して、発生する超音
波等の高周波振動によるインパクト作用も相俟って土
砂,虫類,生菌,塵埃等の除去が完全に行われる優れた
効果が奏される。
タス等のカット野菜のフレーク状等の野菜ピースに対す
る市水を中心とする洗浄液による洗浄において、野菜の
襞や葉面等に付着している土砂,虫類,生菌,塵埃等の
除去剥離を、手洗いやバッヂ式の機械的手段によるもみ
ほぐし作用による洗浄を行わずに、下方から洗浄液中を
揚昇する気泡による左右のエアレーションを介して、更
には、該エアレーションの間にて上部、又は、内側部か
らの洗浄液のシャワーリング等の給液を介して洗浄槽内
での面対称の強制旋回流を付与し、該洗浄液の面対称の
旋回流に乗せて野菜を旋回させる作用を付与することに
より、エアレーションと洗浄液の噴出流の物理的攪拌作
用を伴って野菜の襞や葉の表面に付着している土砂,虫
類,生菌,塵埃等を確実に剥離し除去することが出来、
又、エアレーションの気泡消滅に際して、発生する超音
波等の高周波振動によるインパクト作用も相俟って土
砂,虫類,生菌,塵埃等の除去が完全に行われる優れた
効果が奏される。
しかも、剥離除去された土砂,虫類,生菌,塵埃等が循
環流内に拡散されて再び野菜ピースに付着することなく
沈降し、除去されるという効果もある。
環流内に拡散されて再び野菜ピースに付着することなく
沈降し、除去されるという効果もある。
そして、野菜ピースは籠内に於いて、何らその肉質部分
に損傷を受けることなく、隣位する洗浄槽の籠内にバト
ンタッチ的に順次柔軟に転移されて市水、或いは、洗浄
洗浄液,殺菌液,イオン水,食塩水等により洗浄され、
最後にpH調整されて低温状態で製品化させることにより
製品は完全な土砂,虫類,生菌,塵埃等を除去された生
菌数の極端に少い安全衛生食品の商品として出荷される
ことが出来、しかも、低温状態での保管日数も充分にか
せげるという優れた効果が奏される。
に損傷を受けることなく、隣位する洗浄槽の籠内にバト
ンタッチ的に順次柔軟に転移されて市水、或いは、洗浄
洗浄液,殺菌液,イオン水,食塩水等により洗浄され、
最後にpH調整されて低温状態で製品化させることにより
製品は完全な土砂,虫類,生菌,塵埃等を除去された生
菌数の極端に少い安全衛生食品の商品として出荷される
ことが出来、しかも、低温状態での保管日数も充分にか
せげるという優れた効果が奏される。
而して、直列的に配列されている1つ1つの洗浄槽に於
ける洗浄はバッヂ式ではあるが、全体的にはフロー式に
されるシステムであることにより、大量洗浄液により1
回洗浄による洗浄効果に比べて高頻度,多数回洗浄によ
る確実に洗浄効果が大いに期待が出来るという利点があ
り、しかも、全自動的に行われるために手作業が殆ど要
らず、能率的で衛生的で安全で且つ、又、傷み易い生鮮
野菜等を傷めずに完全洗浄状態で出荷することが出来る
効果がある。
ける洗浄はバッヂ式ではあるが、全体的にはフロー式に
されるシステムであることにより、大量洗浄液により1
回洗浄による洗浄効果に比べて高頻度,多数回洗浄によ
る確実に洗浄効果が大いに期待が出来るという利点があ
り、しかも、全自動的に行われるために手作業が殆ど要
らず、能率的で衛生的で安全で且つ、又、傷み易い生鮮
野菜等を傷めずに完全洗浄状態で出荷することが出来る
効果がある。
而して、オーバーフロー槽は適宜のドレンパイプに接続
されて常に各洗浄槽の洗浄液を停滞状態ではなく新鮮な
洗浄液の満タン状態におくことが出来る効果がある。
されて常に各洗浄槽の洗浄液を停滞状態ではなく新鮮な
洗浄液の満タン状態におくことが出来る効果がある。
そして、洗浄方式はフロー式の洗浄であり、各洗浄槽に
於いては洗浄液が滞留することなくオーバーフローされ
て、常に正常な洗浄液の張設状態を維持することが出来
るために、フレーク状等の野菜ピース等を浸漬状態にし
ても、除去された土砂,虫類,生菌,塵埃等が籠内から
分離されるので再付着等せず、高頻度洗浄の機能を充分
に生かすことか出来るという優れた効果が奏される。
於いては洗浄液が滞留することなくオーバーフローされ
て、常に正常な洗浄液の張設状態を維持することが出来
るために、フレーク状等の野菜ピース等を浸漬状態にし
ても、除去された土砂,虫類,生菌,塵埃等が籠内から
分離されるので再付着等せず、高頻度洗浄の機能を充分
に生かすことか出来るという優れた効果が奏される。
又、各洗浄槽に設けた籠が旋回式であるために、洗浄槽
を所定段数直列的に配列して隣接させておいても、籠が
オーバーハング状に反転することにより、1つの洗浄槽
から隣位する洗浄槽に前段の洗浄終了後の野菜を次段の
洗浄槽に対し、バトンタッチ的に反転投入されて洗浄す
ることが出来るという優れた効果が奏される。
を所定段数直列的に配列して隣接させておいても、籠が
オーバーハング状に反転することにより、1つの洗浄槽
から隣位する洗浄槽に前段の洗浄終了後の野菜を次段の
洗浄槽に対し、バトンタッチ的に反転投入されて洗浄す
ることが出来るという優れた効果が奏される。
そして、洗浄槽を多段に直列的に接続するようにする等
によりフロー処理における各洗浄液に温度差を与えて前
記洗浄から最後の容器詰め等への搬出に際して野菜に低
温化作用を与え、しかも、段階的に与えることが出来る
ために土砂,虫類,生菌,塵埃等の除去に影響を与えず
に鮮度保持を図ることが出来、塵埃等の付着発生阻止を
も図ることが出来るという効果がある。
によりフロー処理における各洗浄液に温度差を与えて前
記洗浄から最後の容器詰め等への搬出に際して野菜に低
温化作用を与え、しかも、段階的に与えることが出来る
ために土砂,虫類,生菌,塵埃等の除去に影響を与えず
に鮮度保持を図ることが出来、塵埃等の付着発生阻止を
も図ることが出来るという効果がある。
図面はこの出願の発明の実施例の説明図であり、第1図
は1実施例の装置全体の斜視図、第2図はその洗浄槽の
断面図、第3図は同洗浄作用時の洗浄槽の概略断面図、
第4図は同洗浄停止時の洗浄槽の概略断面図、第5図は
同籠の斜視図、第6図は同洗浄槽本体の斜視図、第7図
は同籠の分解機構図、第8図は同洗浄槽に対する籠の弁
解姿勢側面図、第9図は同エアレーションのタイムチャ
ート図、第10図は別の実施例の洗浄槽の断面図である。 1……野菜洗浄装置、2……野菜ピース 3……洗浄槽、4……オーバーフロー槽 7……給液ノズル、10……籠の枢支軸 11……洗浄籠、18……スクリーン 20……洗浄液(市水)、20……洗浄液の噴出流 23……循環流、29……エアレーションパイプ
は1実施例の装置全体の斜視図、第2図はその洗浄槽の
断面図、第3図は同洗浄作用時の洗浄槽の概略断面図、
第4図は同洗浄停止時の洗浄槽の概略断面図、第5図は
同籠の斜視図、第6図は同洗浄槽本体の斜視図、第7図
は同籠の分解機構図、第8図は同洗浄槽に対する籠の弁
解姿勢側面図、第9図は同エアレーションのタイムチャ
ート図、第10図は別の実施例の洗浄槽の断面図である。 1……野菜洗浄装置、2……野菜ピース 3……洗浄槽、4……オーバーフロー槽 7……給液ノズル、10……籠の枢支軸 11……洗浄籠、18……スクリーン 20……洗浄液(市水)、20……洗浄液の噴出流 23……循環流、29……エアレーションパイプ
Claims (12)
- 【請求項1】洗浄槽内に野菜ピースを供給して攪拌しな
がらバッヂ式に洗浄するプロセスを直列接続の複数の洗
浄槽間にてフロー式に行うようにした野菜洗浄方法にお
いて、各洗浄槽の洗浄液にエアレーションと洗浄液の噴
出流を付与して該洗浄液に面対称の旋回流を生ぜしめる
ようにすることを特徴とする野菜洗浄方法。 - 【請求項2】上記エアレーションと洗浄液の噴出流を方
向と位置を異ならせて平行に付与するようにすることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の野菜洗浄方法。 - 【請求項3】上記循環する洗浄液に低周波振動を付与す
るようにすることを特徴とする特許請求の範囲第1項,
第2項いづれか記載の野菜洗浄方法。 - 【請求項4】上記循環する洗浄液に超音波を付与するよ
うにすることを特徴とする特許請求の範囲第1項,第2
項いづれか記載の野菜洗浄方法。 - 【請求項5】上記洗浄液に野菜の洗浄に有効な品質改良
剤を付与するようにすることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の野菜洗浄方法。 - 【請求項6】上部に給液ノズルと下部に排液口を有する
洗浄槽に攪拌機構が付設されている野菜洗浄装置におい
て、上記洗浄槽内に旋回動自在な洗浄籠が枢支され、該
洗浄籠の下側にエアレーションノズルを有するエアレー
ションパイプが横方向に複数配設され、更に上記洗浄槽
の側部にオーバーフロー槽が付設され、又上記洗浄籠の
下部にスクリーンが付設されていることを特徴とする野
菜洗浄装置。 - 【請求項7】上記洗浄槽に低周波振動装置が付設されて
いることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の野菜
洗浄装置。 - 【請求項8】上記洗浄槽に超音波発振器が付設されてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第6項記載の野菜洗
浄装置。 - 【請求項9】上記洗浄籠の枢支軸が隣位の洗浄槽の開口
部に近接して配設されていることを特徴とする特許請求
の範囲第6項記載の野菜洗浄装置。 - 【請求項10】上記下側のエアレーションノズルと上側
の給液ノズルが噴出方向をずらして配設されていること
を特徴とする特許請求の範囲第6項記載の野菜洗浄装
置。 - 【請求項11】上記エアレーションノズルがスクリーン
より上部に配設されていることを特徴とする特許請求の
範囲第6項記載の野菜洗浄装置。 - 【請求項12】上記洗浄槽間のフローをシーケンス制御
によって行うようにすることを特徴とする特許請求の範
囲第6項記載の野菜洗浄装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100198A JPH0671419B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 野菜洗浄方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2100198A JPH0671419B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 野菜洗浄方法及び装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03297372A JPH03297372A (ja) | 1991-12-27 |
JPH0671419B2 true JPH0671419B2 (ja) | 1994-09-14 |
Family
ID=14267606
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2100198A Expired - Fee Related JPH0671419B2 (ja) | 1990-04-18 | 1990-04-18 | 野菜洗浄方法及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0671419B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103876252A (zh) * | 2014-04-22 | 2014-06-25 | 贵州黔宝食品有限公司 | 一种刺梨来料清洗浸泡设备及其使用方法 |
CN103919243A (zh) * | 2014-04-22 | 2014-07-16 | 贵州黔宝食品有限公司 | 一种刺梨来料清洗装置及其使用方法 |
KR101427065B1 (ko) * | 2014-04-08 | 2014-08-08 | 전남대학교산학협력단 | 과채류 세정용 미세기포 발생기 |
Families Citing this family (14)
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JP2005341880A (ja) * | 2004-06-03 | 2005-12-15 | Mayekawa Mfg Co Ltd | 根菜類洗浄方法及び該装置 |
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JP5006570B2 (ja) * | 2006-05-02 | 2012-08-22 | 小嶺機械株式会社 | 食品搬送装置 |
CN102578935B (zh) * | 2012-03-04 | 2014-11-26 | 中食(北京)净化科技发展有限公司 | 双功能食品净化机 |
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