JPH0671419A - ホイール状製品の軽量化方法 - Google Patents

ホイール状製品の軽量化方法

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JPH0671419A
JPH0671419A JP4270696A JP27069692A JPH0671419A JP H0671419 A JPH0671419 A JP H0671419A JP 4270696 A JP4270696 A JP 4270696A JP 27069692 A JP27069692 A JP 27069692A JP H0671419 A JPH0671419 A JP H0671419A
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JP
Japan
Prior art keywords
rim
wheel
disk
horizontal surface
shaped product
Prior art date
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Pending
Application number
JP4270696A
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English (en)
Inventor
Shuji Takubo
修司 田窪
Shinichi Okinaga
真一 沖永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0671419A publication Critical patent/JPH0671419A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 意匠的には大きく見せつつ,重量面では軽量
化を図れる自動車用のホイール状製品とする。 【構成】 リム部とディスク部およびハブ部から構成さ
れるホイール状製品を形成するにあたって,リム部とデ
ィスク部の連接部分に設けられたリム部付根部のディス
ク部側外周面に凹部形状の浅い環状溝を形成し,リム部
付根部の余肉部分をリム部内周方向から切削除去するよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は,主として鋳造によって
製造される自動車等のホイール状製品の軽量化方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から自動車重量の軽量化を計って燃
料消費率を改善しようとする動きがあり,また,近年,
自動車の高級化指向に伴ってホイール状製品の意匠性が
重視されるようになっている。図4はリム部付根部の余
肉の少ない従来のホイール状製品20の縦断面図を示
す。このホイール状製品20は全体が比較的に薄肉なた
め,軽量化という点では大体満足のいくものであった
が,ディスク部20cの凸面状態を大きく,筒状部を成
形するリム部20aと円板状のディスク部20cとの交
差円周部に形成したリム部付根部20bの水平表面20
dをディスク部20cの中央部水平表面20fとほぼ同
一面に形成し,リム部付根部20bに形成した環状溝2
0eを比較的に深くしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のホイール状製品
20は,全体が比較的に薄肉のために,軽量化という点
では大体満足がいくものであったが,前記したように,
リム部付根部20bの水平表面20dがディスク部20
cの中央部水平表面20fとほぼ同一面に形成されてお
り,かつ,ディスク部20cの外周付近が後方へかなり
引込んだ形状になっていて,リム部付根部20bの環状
溝20eが比較的に深く形成されているので,ホイール
状製品20が全体的に比較的小さく見えるという欠点が
あった。
【0004】ホイール状製品の意匠性の観点からは,ホ
イール状製品を大きく見せたいという要望が強く,例え
ば,図3に示すような形状のホイール状製品21にする
ことを考えた。図3に示すホイール状製品21において
は,ディスク部21cを比較的になだらかな凸状にし,
リム部21aとディスク部21cの交差円周部であるリ
ム部付根部21bに比較的に浅い環状溝21eを形成
し,かつ,リム部付根部21cと環状溝21eの水平表
面21dをディスク部21cの中央部水平表面21fよ
りも引込ませている。このような外形のホイール状製品
21は,特に小型自動車に装着する直径の小さいホイー
ル状製品として使用される傾向が強い。
【0005】しかし,図3に示すようなホイール状製品
21を製作しようとすると,リム部21aとディスク部
21cとの連接部分のリム部付根部21bの余肉部分が
増加するために,ホイール状製品21の全体重量が増加
するといった欠点があった。また,リム部付根部21b
に余肉部分があるため,ここに鋳造時にひけ巣ができる
こともあり,強度的欠陥もある。
【0006】本発明の目的は,ホイール状製品を意匠的
には大きく見せつつ,特に,重量の面では軽量化を図る
という,いわゆる意匠性と軽量化の両方を満足する自動
車用のホイール状製品を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に,本発明に係るホイール状製品の軽量化方法では,リ
ム部とディスク部およびハブ部から構成されるホイール
状製品を形成するにあたって,前記リム部とディスク部
の連接部分に設けられたリム部付根部の前記ディスク部
側外周面に形成した凹部形状の環状溝の水平表面をディ
スク部の中央部水平表面よりも引込ませ,かつ,環状溝
を浅く形成し,さらに,前記リム部付根部の余肉部分を
前記リム部内周方向から切削除去するようにした。
【0008】
【作用】リム部とディスク部との連結部分のリム部付根
部のディスク部側外周面に形成する凹部形状の環状溝の
水平表面がディスク部の中央部水平表面よりも引込んで
いて,環状溝が浅く形成され,リム部付根部に余肉部分
が形成されるようなホイール状製品成形用の金型を用
い,射出スリーブ内の溶湯をプランジャチップで押上げ
て金型内に鋳込むと,溶湯は金型内でキャビティのディ
スク部相当部分を放射状に流れた後,リム部相当部分に
充填されるとともに,キャビティ内のガスは大気へ放出
される。この後,金型を冷却してキャビティ内の溶湯の
冷却,固化が行なわれ,ホイール状製品が得られる。金
型から取出されたホイール状製品のリム部付根部の余肉
部分をリム部内周方向から機械切削加工によって除肉す
る。このため,ホイール状製品形を大きく見せることが
できるとともに,軽量化が図れる。
【0009】
【実施例】以下に本発明に係るホイール状製品の軽量化
方法の具体的実施例を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るホイール状製品を得るための竪型ダ
イカストマシンの一部展開概略縦断面図,図2は本発明
のホイール状製品の縦断面図である。マシンベース上に
固定された固定プラテン1には,中心部に円筒状の凸部
を有する固定金型2が装着されており,また図示しない
型締シリンダに支持されて上下動する可動プラテン3に
は,中心部に低い凸部を有する可動金型4が装着されて
いる。5は両金型2,4間へ円周方向を4等分する位置
から水平方向へ移動自在に挿入された4個の中子であっ
て,可動プラテン側に支持されたシリンダ6のピストン
ロッド7に固定されており,油圧によるピストンロッド
7の進退により水平方向へ進退するように構成されてい
る。
【0010】そして,両方の金型2,4と,閉じられた
中子5とによってキャビティ8が形成されている。固定
プラテン1と固定金型2とに形成されたスリーブ孔15
には,射出スリーブ9が下方から挿抜自在に挿入されて
おり,この射出スリーブ9には,図示しない射出シリン
ダによって進退するプランジャチップ10が進退自在に
嵌合されている。11は射出スリーブ9をスリーブ孔1
5から抜いた状態でこれに注入された溶湯である。
【0011】キャビティ8は,成形品としてのディスク
ホイールの相当部として,環形板状のディスク部相当部
分8aと,その外周部から下方へ向かう筒状のリム部相
当部分8b,および肉厚部分からなるハブ部相当部分8
eとで形成されている。キャビティ8は,図3に示すホ
イール状製品21に対応する形状の空間を有している。
さらに,リム部相当部分8bの下端1個所にガス抜き装
置12をガス抜き溝13を介して接してある。なお,符
号16は湯道である。
【0012】以上のように構成された竪型ダイカストマ
シンの動作を説明する。溶湯11(本発明ではアルミ溶
湯を用いた)を供給した射出スリーブ9を固定金型2の
スリーブ孔に挿入し,ガス抜き装置12の排気弁を開い
たのちプランジャチップ10を前進させると,溶湯11
は射出スリーブ9内を押上げられてディスク部相当部分
8aに達し,この溶湯11は,ディスク部相当部分8a
を放射状に流れたのち,リム部相当部分8bに充填され
る。
【0013】キャビティ8内のガスは,ガス抜き溝13
を経たのちガス抜き装置12の開いている排気弁を通っ
て大気へ排出される。溶湯11が排気弁に達すると,溶
湯11の慣性力で排気弁が閉じ,溶湯11の流出が遮断
される。このようにして溶湯11をキャビティ8内に充
填した後,金型2,4に図示していない冷却媒体通路に
冷却媒体を流通させて溶湯11の冷却,固化を待って型
開し,中子5を開いてアルミ製ホイール状製品を取出
す。
【0014】こうして,前述した図3に示すようなアル
ミ製ホイール状製品21ができ上がる。このホイール状
製品21は,ディスク部21cをなだらかな凸状とし,
環状溝21eの水平表面21dをディスク部21cの中
央部水平表面21fよりも引込ませ,かつ,環状溝21
eを浅くしたため,既述したように全体的に大きく見せ
るといった意匠性は満足できる。しかし,このままで
は,リブ部付根部21bの余肉部分が多いために軽量化
は不可能である。このため,本発明では,図2に示すよ
うに,図3のリブ部付根部21bの余肉部分をリム部2
1aの鎖線で示す内周方向から実線で示す部分まで,例
えば旋盤等を用いて機械切削し,前記余肉部分21bを
除肉し,ホイール状製品22を成形した。
【0015】本発明では,ホイール状製品22の材質に
アルミニウム溶湯11を用いたが,これに限定されるも
のでなく他の材質のものを用いてもよい。
【0016】
【発明の効果】以上説明したことからも明らかなよう
に,本発明に係るホイール状製品の軽量化方法では,リ
ム部とディスク部およびハブ部から構成されるホイール
状製品を形成するにあたって,前記リム部とディスク部
の連接部分に設けられたリム部付根部の前記ディスク部
側外周面に形成した凹部形状の環状溝の水平表面をディ
スク部の中央部水平表面よりも引込ませ,かつ,環状溝
を浅く形成し,さらに,前記リム部付根部の余肉部分を
前記リム部内周方向から切削除去するようにしたことに
より,従来からの懸案事項であったホイール状製品を大
きく見せるといった意匠性と軽量化の両方を満足するホ
イール状製品が容易に得られる。また,リム部付根部に
ひけ巣等が仮にあっても除去されるので,強度の大きい
ホイール状製品を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホイール状製品を得るための竪型
ダイカストマシンの一部展開概略縦断面図である。
【図2】本発明に係るホイール状製品の縦断面図であ
る。
【図3】リム部付根部の余肉の多い従来考えたホイール
状製品の縦断面図である。
【図4】リム部付根部の余肉の少ない従来のホイール状
製品の縦断面図である。
【符号の説明】
1 固定プラテン 2 固定金型 3 可動プラテン 4 可動金型 5 中子 6 シリンダ 8 キャビティ 8a ディスク部相当部分 8b リム部相当部分 8e ハブ部相当部分 9 射出スリーブ 10 プランジャ 11 溶湯 12 ガス抜き装置 20,21,22 ホイール状製品 20a,21a リム部 20b,21b リム部付根部 20c,21c ディスク部 20d,21d 水平表面 20e,21e 環状溝 20f,21f 中央部水平表面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リム部とディスク部およびハブ部から構
    成されるホイール状製品を形成するにあたって,前記リ
    ム部とディスク部の連接部分に設けられたリム部付根部
    の前記ディスク部側外周面に形成した凹部形状の環状溝
    の水平表面をディスク部の中央部水平表面よりも引込ま
    せ,かつ,環状溝を浅く形成し,さらに,前記リム部付
    根部の余肉部分を前記リム部内周方向から切削除去する
    ようにしたことを特徴とするホイール状製品の軽量化方
    法。
JP4270696A 1992-08-28 1992-08-28 ホイール状製品の軽量化方法 Pending JPH0671419A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106312020A (zh) * 2016-09-17 2017-01-11 天津立中汽车铝合金配件有限公司 一种边摸拉扣

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5542116A (en) * 1978-09-19 1980-03-25 Toyota Motor Corp Production of aluminum wheel for vehicle
JPS60143101A (ja) * 1983-12-30 1985-07-29 Asahi Malleable Iron Co Ltd 車両用ホイール

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Effective date: 20060929

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