JPH0671214A - ダム形式の塗料等の多層塗工装置 - Google Patents
ダム形式の塗料等の多層塗工装置Info
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- JPH0671214A JPH0671214A JP25192992A JP25192992A JPH0671214A JP H0671214 A JPH0671214 A JP H0671214A JP 25192992 A JP25192992 A JP 25192992A JP 25192992 A JP25192992 A JP 25192992A JP H0671214 A JPH0671214 A JP H0671214A
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- coating
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- dam
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ダムを設ける形式の塗工装置を利用し、１つ
のダム形式の塗工装置を使用して支持体上に多層に塗料
等を塗布すると同時に、コ−ティングナイフ部先端と支
持体との間隔変動を抑制して、塗布ムラをなくす。 【構成】 ダム内を分割壁で複数に分割し、支持体と分
割壁下端に設けられたコ−ティングナイフ先端との間隔
を調整する装置を分割壁と一体化し、区画体の側部に固
定して設け、支持体をダム内に貯溜された塗料等に浸漬
して搬送し、支持体上に塗料等を多層に塗布する。
のダム形式の塗工装置を使用して支持体上に多層に塗料
等を塗布すると同時に、コ−ティングナイフ部先端と支
持体との間隔変動を抑制して、塗布ムラをなくす。 【構成】 ダム内を分割壁で複数に分割し、支持体と分
割壁下端に設けられたコ−ティングナイフ先端との間隔
を調整する装置を分割壁と一体化し、区画体の側部に固
定して設け、支持体をダム内に貯溜された塗料等に浸漬
して搬送し、支持体上に塗料等を多層に塗布する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続して搬送されるプ
ラスチックフィルム、紙、金属箔等の可撓性支持体（以
下、単に支持体という）上に接着剤、粘着剤、塗料等
（以下、塗料等という）を塗布する塗工装置に関し、更
に詳しくは１つの塗工装置で支持体上に塗料等を多層に
塗布する多層塗工装置に関する。
ラスチックフィルム、紙、金属箔等の可撓性支持体（以
下、単に支持体という）上に接着剤、粘着剤、塗料等
（以下、塗料等という）を塗布する塗工装置に関し、更
に詳しくは１つの塗工装置で支持体上に塗料等を多層に
塗布する多層塗工装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続して搬送される支持体上に塗料等を
多層に塗布する塗工装置には種々のものがあるが、１層
毎に別々の塗工装置を通して塗料等を多層に塗布するの
が一般的である。
多層に塗布する塗工装置には種々のものがあるが、１層
毎に別々の塗工装置を通して塗料等を多層に塗布するの
が一般的である。
【０００３】前記１層毎に別々の塗工装置を通して多層
に塗布する方式は、装置全体が大型化する上、コスト、
時間、手間がかかるので、１つの塗工装置で多層に塗料
等を塗布する多層塗工装置も提案されている。すなわ
ち、図５に示すように支持体１を巻回して回転する１個
の回転ロ−ル２の上に粘着性の高い塗料等３、４を載
せ、これをドクタ−ブレ−ド５、６で支持体１上に順次
多層に塗布する。図５に示す多層塗工装置では、ドクタ
−ブレ−ド５、６の位置決め作業が複雑かつ困難である
上、比較的高粘性の塗料等しか使用出来ないという問題
点があった。
に塗布する方式は、装置全体が大型化する上、コスト、
時間、手間がかかるので、１つの塗工装置で多層に塗料
等を塗布する多層塗工装置も提案されている。すなわ
ち、図５に示すように支持体１を巻回して回転する１個
の回転ロ−ル２の上に粘着性の高い塗料等３、４を載
せ、これをドクタ−ブレ−ド５、６で支持体１上に順次
多層に塗布する。図５に示す多層塗工装置では、ドクタ
−ブレ−ド５、６の位置決め作業が複雑かつ困難である
上、比較的高粘性の塗料等しか使用出来ないという問題
点があった。
【０００４】そこで、前記多層塗工装置の問題点を解決
するため、ダム形式の塗工装置で、多層に塗料等を塗布
する多層塗工装置を出願人は既に提案した。すなわち、
図６及び図７を参照して、固定部材１１に対向してバッ
クアップロ−ル１２を設け、該固定部材１１とバックア
ップロ−ル１２との接触部分１３を底とするダム１４を
区画体１５によって形成する。ダム１４は分割壁１６に
よって複数のダム１４1 、１４2 に区画されており、下
方のダム１４1 には塗料等１７が供給され、上方のダム
１４2 にも別の塗料等１８が貯溜されている。バックア
ップロ−ル１２には支持体１９が巻回されており、該支
持体１９にはダム１４1 、１４2 内の塗料等１７、１８
に浸漬されて搬送されている。分割壁１６はその下端に
コ−ティングナイフ部２０が設けられている。区画体１
５は支持体１９の搬送方向の前後に設けられた前後壁１
５1 と、支持体１９の幅方向の両端に設けられた側壁１
５2 とからなる方形となっており、分割壁１６は区画体
１５の側壁１５2 に形成された案内溝２１に嵌合して着
脱自在に挿通されている。
するため、ダム形式の塗工装置で、多層に塗料等を塗布
する多層塗工装置を出願人は既に提案した。すなわち、
図６及び図７を参照して、固定部材１１に対向してバッ
クアップロ−ル１２を設け、該固定部材１１とバックア
ップロ−ル１２との接触部分１３を底とするダム１４を
区画体１５によって形成する。ダム１４は分割壁１６に
よって複数のダム１４1 、１４2 に区画されており、下
方のダム１４1 には塗料等１７が供給され、上方のダム
１４2 にも別の塗料等１８が貯溜されている。バックア
ップロ−ル１２には支持体１９が巻回されており、該支
持体１９にはダム１４1 、１４2 内の塗料等１７、１８
に浸漬されて搬送されている。分割壁１６はその下端に
コ−ティングナイフ部２０が設けられている。区画体１
５は支持体１９の搬送方向の前後に設けられた前後壁１
５1 と、支持体１９の幅方向の両端に設けられた側壁１
５2 とからなる方形となっており、分割壁１６は区画体
１５の側壁１５2 に形成された案内溝２１に嵌合して着
脱自在に挿通されている。
【０００５】上記従来技術のダム形式の多層塗工装置に
よると、支持体１９の上に先ず塗料等１８が塗布され、
その上に塗料等１７が塗布されるものとなって、一つの
塗工装置で塗料等の多層塗布が可能となる上、分割壁１
６（コ−ティングナイフ部を含めて）の取り付け、取り
外しが容易となる。しかも、分割壁１６先端のコ−ティ
ングナイフ部２０の位置決め作業が簡単となる。又、区
画体１５により塗料等がもれないように貯溜されている
ため、比較的低粘度の塗料等でも使用できるものとなっ
ている。
よると、支持体１９の上に先ず塗料等１８が塗布され、
その上に塗料等１７が塗布されるものとなって、一つの
塗工装置で塗料等の多層塗布が可能となる上、分割壁１
６（コ−ティングナイフ部を含めて）の取り付け、取り
外しが容易となる。しかも、分割壁１６先端のコ−ティ
ングナイフ部２０の位置決め作業が簡単となる。又、区
画体１５により塗料等がもれないように貯溜されている
ため、比較的低粘度の塗料等でも使用できるものとなっ
ている。
【０００６】
【発明が解決しようと課題】上記図６及び図７に示す従
来技術のダム形式の多層塗工装置によると、以下のよう
な技術的課題があった。分割壁１６は区画体１５の側壁
１５2 に形成された案内溝２１に嵌合して着脱自在に挿
通されているため、支持体１９と分割壁１６先端のコ−
ティングナイフ部２０との間隙Ｈ1 を調整する作業は簡
単であるが、振動等により間隙Ｈ1 が変化してしまう。
このため、支持体１９への塗料等１８の塗布厚ムラが生
じてしまう。
来技術のダム形式の多層塗工装置によると、以下のよう
な技術的課題があった。分割壁１６は区画体１５の側壁
１５2 に形成された案内溝２１に嵌合して着脱自在に挿
通されているため、支持体１９と分割壁１６先端のコ−
ティングナイフ部２０との間隙Ｈ1 を調整する作業は簡
単であるが、振動等により間隙Ｈ1 が変化してしまう。
このため、支持体１９への塗料等１８の塗布厚ムラが生
じてしまう。
【０００７】そこで本発明の目的は、１つの塗工装置を
使用して上記支持体と分割壁先端のコ−ティングナイフ
部との間隙Ｈ1 の変化によって生ずる塗布厚ムラを抑制
すると同時に、塗布物の品質を所定の範囲内に維持でき
るようにしたダム形式の塗料等の多層塗工装置を提供せ
んとするにある。
使用して上記支持体と分割壁先端のコ−ティングナイフ
部との間隙Ｈ1 の変化によって生ずる塗布厚ムラを抑制
すると同時に、塗布物の品質を所定の範囲内に維持でき
るようにしたダム形式の塗料等の多層塗工装置を提供せ
んとするにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の塗料等の多層塗工装置は、以下のような構
成となっている。即ち、本発明は固定部材と、該固定部
材に間隙をもって対向設置されたバックアップロ−ル
と、前記固定部材とバックアップロ−ルの上部あるいは
側部に設けられ、塗料等の貯溜されるダムを形成する区
画体と、前記バックアップロ−ルに巻回され、前記ダム
内の塗料等に浸漬され、前記固定部材とバックアップロ
−ルとの間の間隔を通って連続的に搬送される支持体
と、前記バックアップロ−ルに巻回された支持体との間
に間隙をもって設けられ、バックアップロ−ルの上側の
ダム部分を複数のダムに区画し、下端にコ−ティングナ
イフが設けられた１枚以上の分割壁と、該複数のダムに
貯溜されたそれぞれ異なる塗料等と、からなるダム形式
の塗料等の多層塗工装置において、前記支持体と分割壁
下端に設けられたコ−ティングナイフ先端との間隙を調
整する間隙調整装置を分割壁と一体化し、区画体の側部
に固定して設け、前記支持体に塗料等を多層に塗布して
なることを特徴とするダム形式の塗料等の多層塗工装置
である。
め、本発明の塗料等の多層塗工装置は、以下のような構
成となっている。即ち、本発明は固定部材と、該固定部
材に間隙をもって対向設置されたバックアップロ−ル
と、前記固定部材とバックアップロ−ルの上部あるいは
側部に設けられ、塗料等の貯溜されるダムを形成する区
画体と、前記バックアップロ−ルに巻回され、前記ダム
内の塗料等に浸漬され、前記固定部材とバックアップロ
−ルとの間の間隔を通って連続的に搬送される支持体
と、前記バックアップロ−ルに巻回された支持体との間
に間隙をもって設けられ、バックアップロ−ルの上側の
ダム部分を複数のダムに区画し、下端にコ−ティングナ
イフが設けられた１枚以上の分割壁と、該複数のダムに
貯溜されたそれぞれ異なる塗料等と、からなるダム形式
の塗料等の多層塗工装置において、前記支持体と分割壁
下端に設けられたコ−ティングナイフ先端との間隙を調
整する間隙調整装置を分割壁と一体化し、区画体の側部
に固定して設け、前記支持体に塗料等を多層に塗布して
なることを特徴とするダム形式の塗料等の多層塗工装置
である。
【０００９】尚、本発明において、支持体とは塗工紙、
塗工フィルム、金属箔のような可撓性を有する支持体、
又は連続搬送される可撓性のシ−ト状ストリップあるい
はウエブ等を総称するものである。
塗工フィルム、金属箔のような可撓性を有する支持体、
又は連続搬送される可撓性のシ−ト状ストリップあるい
はウエブ等を総称するものである。
【００１０】
【作用】本発明においては、支持体と分割壁下端に設け
られたコ−ティングナイフ先端との間隙を調整する間隙
調整装置が、区画体の側部に固定して設けられているの
で、振動等に基づく塗料等の塗布厚ムラは生じないもの
となる。
られたコ−ティングナイフ先端との間隙を調整する間隙
調整装置が、区画体の側部に固定して設けられているの
で、振動等に基づく塗料等の塗布厚ムラは生じないもの
となる。
【００１１】又、支持体と分割壁先端のコ−ティングナ
イフ部との間隙の設定は非常に容易にできる上、位置決
め精度も向上し、初期に設定された間隙は経時によって
も維持されるものとなり、所定の範囲内で安定した品質
のものが得られる。
イフ部との間隙の設定は非常に容易にできる上、位置決
め精度も向上し、初期に設定された間隙は経時によって
も維持されるものとなり、所定の範囲内で安定した品質
のものが得られる。
【００１２】
【実施例】以下、図によって本発明の一実施例を説明す
る。図１は本発明の一実施例を示す多層塗工装置を構成
する間隙調整装置の概要を示す正面図、図２は側面図で
ある。支持体に多層に塗料等を塗布する塗工装置は、図
６及び７に示す既提案のダム形式の塗料等の多層塗工装
置と同一であるため省略する。
る。図１は本発明の一実施例を示す多層塗工装置を構成
する間隙調整装置の概要を示す正面図、図２は側面図で
ある。支持体に多層に塗料等を塗布する塗工装置は、図
６及び７に示す既提案のダム形式の塗料等の多層塗工装
置と同一であるため省略する。
【００１３】本発明では支持体と分割壁との間隙を調整
する装置が、上記既提案のダム形式の塗料等の多層塗工
装置に付加している。即ち、分割壁３１には間隙調整装
置３２が取り付けられており、該分割壁３１下端のコ−
ティングナイフ部３３の先端と支持体３４との間隙が調
整できるようになっている。間隙調整装置３２は、精密
ボ−ルねじ３５、ボ−ルねじ固定用サポ−ト３６、ボ−
ルねじ支持用サポ−ト３７、間隙調整用ハンドル３８、
ダイヤルゲ−ジ３９、ダイヤルゲ−ジ固定用サポ−ト４
０、ダイヤルゲ−ジ用基準板４１より構成されている。
この間隙調整装置３２は、区画体４２の側壁４２2 の外
部に取り付けられた金属板４３上に設置されている。間
隙調整装置３２と分割壁３１との結合は区画体４２の側
壁４２2 の一部が貫通されており、ボ−ルねじ支持用サ
ポ−ト３７の側部に取り付けられた連結用治具４４によ
り分割壁３１上の分割壁支持用サポ−ト４５と締め付け
ねじによって連結されている。
する装置が、上記既提案のダム形式の塗料等の多層塗工
装置に付加している。即ち、分割壁３１には間隙調整装
置３２が取り付けられており、該分割壁３１下端のコ−
ティングナイフ部３３の先端と支持体３４との間隙が調
整できるようになっている。間隙調整装置３２は、精密
ボ−ルねじ３５、ボ−ルねじ固定用サポ−ト３６、ボ−
ルねじ支持用サポ−ト３７、間隙調整用ハンドル３８、
ダイヤルゲ−ジ３９、ダイヤルゲ−ジ固定用サポ−ト４
０、ダイヤルゲ−ジ用基準板４１より構成されている。
この間隙調整装置３２は、区画体４２の側壁４２2 の外
部に取り付けられた金属板４３上に設置されている。間
隙調整装置３２と分割壁３１との結合は区画体４２の側
壁４２2 の一部が貫通されており、ボ−ルねじ支持用サ
ポ−ト３７の側部に取り付けられた連結用治具４４によ
り分割壁３１上の分割壁支持用サポ−ト４５と締め付け
ねじによって連結されている。
【００１４】以上のように構成された本発明の間隙調整
装置の作用を説明する。間隙調整装置３２は、区画体４
２の側壁４２2 の外部に固定して設置され、又、分割壁
３１は既提案と同様にして案内溝４８に嵌合して挿通さ
れて取り付けられており、この両方を連結用治具４４に
よって連結されているため、振動等によって起こる分割
壁３１下端のコ−ティングナイフ部３３の先端と支持体
３４との間隙変動が抑制される。又、分割壁３１下端の
コ−ティングナイフ部３３の先端と支持体３４との間隙
は間隙調整用ハンドル３８によって非常に容易に調整で
き、かつ、ダイヤルゲ−ジ３９によって該間隙が表示さ
れるため、位置決め精度が向上する。
装置の作用を説明する。間隙調整装置３２は、区画体４
２の側壁４２2 の外部に固定して設置され、又、分割壁
３１は既提案と同様にして案内溝４８に嵌合して挿通さ
れて取り付けられており、この両方を連結用治具４４に
よって連結されているため、振動等によって起こる分割
壁３１下端のコ−ティングナイフ部３３の先端と支持体
３４との間隙変動が抑制される。又、分割壁３１下端の
コ−ティングナイフ部３３の先端と支持体３４との間隙
は間隙調整用ハンドル３８によって非常に容易に調整で
き、かつ、ダイヤルゲ−ジ３９によって該間隙が表示さ
れるため、位置決め精度が向上する。
【００１５】以上に説明した実施例において、間隙調整
装置３２は、区画体４２の側壁４２2 の外部に設置され
ることが取り付けスペ−ス及び作業上好ましいが、本発
明はこのような取り付け位置とすることに限定されるも
のではない。
装置３２は、区画体４２の側壁４２2 の外部に設置され
ることが取り付けスペ−ス及び作業上好ましいが、本発
明はこのような取り付け位置とすることに限定されるも
のではない。
【００１６】又、分割壁３１の取り付けはバックアップ
ロ−ル４７に対して法線方向とするのが望ましく、かつ
分割壁３１の垂直線に対する傾斜角度、即ち案内溝４８
の切り溝角度（図のθ）は３０度ないし６０度程度が好
ましい。
ロ−ル４７に対して法線方向とするのが望ましく、かつ
分割壁３１の垂直線に対する傾斜角度、即ち案内溝４８
の切り溝角度（図のθ）は３０度ないし６０度程度が好
ましい。
【００１７】又、分割壁３１（コ−ティングナイフ３３
を含めて）の側壁４２2 への取り付けは、側壁４２2 に
形成された案内溝４８に案内される構造に限定されるも
のではなく側壁４２2 に案内溝を突き出して設置する構
造、側壁４２2 に案内部を部分的に突き出して設置する
構造等、分割壁３１を自在に嵌合させる種々の案内部構
造とすることができる。
を含めて）の側壁４２2 への取り付けは、側壁４２2 に
形成された案内溝４８に案内される構造に限定されるも
のではなく側壁４２2 に案内溝を突き出して設置する構
造、側壁４２2 に案内部を部分的に突き出して設置する
構造等、分割壁３１を自在に嵌合させる種々の案内部構
造とすることができる。
【００１８】又、コ−ティングナイフ３３の材質は、ス
テンレス製あるいは金属にクロムメッキを施したものが
好ましいが、本発明はこのような材料とすることに限定
されるものではない。
テンレス製あるいは金属にクロムメッキを施したものが
好ましいが、本発明はこのような材料とすることに限定
されるものではない。
【００１９】更に、コ−ティングナイフ３３の板厚は刃
先研磨性、刃先寸法の安定性、塗布面形成の面から２ｍ
ｍないし４ｍｍ程度にすることが好ましいが、本発明は
このような寸法に限定されるものではない。又、コ−テ
ィングナイフ３３の刃先は０．５ｍｍ幅とすることが好
ましいが、この数値に限定されるものではない。
先研磨性、刃先寸法の安定性、塗布面形成の面から２ｍ
ｍないし４ｍｍ程度にすることが好ましいが、本発明は
このような寸法に限定されるものではない。又、コ−テ
ィングナイフ３３の刃先は０．５ｍｍ幅とすることが好
ましいが、この数値に限定されるものではない。
【００２０】更に又、コ−ティングナイフ３３の刃先形
状は塗料等の性質（粘性、顔料の添加比率等）から、円
弧ナイフ、ホックナイフ、堰板ナイフ等の適宜のナイフ
形状から選定されるが、これらの形状に限定されるもの
ではない。
状は塗料等の性質（粘性、顔料の添加比率等）から、円
弧ナイフ、ホックナイフ、堰板ナイフ等の適宜のナイフ
形状から選定されるが、これらの形状に限定されるもの
ではない。
【００２１】更に、バックアップロ−ルを逆方向に回転
させ支持体の搬送方向を逆方向にすることもできる。こ
の場合には、比較的低粘性の塗料等の上に比較的高粘性
の塗料等を塗布することができるものとなる。
させ支持体の搬送方向を逆方向にすることもできる。こ
の場合には、比較的低粘性の塗料等の上に比較的高粘性
の塗料等を塗布することができるものとなる。
【００２２】区画体４２の材料は特に限定されるもので
はないが、フッ素樹脂製とすることが支持体３４の走行
安定性の面から一層望ましいものとなる。
はないが、フッ素樹脂製とすることが支持体３４の走行
安定性の面から一層望ましいものとなる。
【００２３】以上に説明したダム形式の塗料等の多層塗
工装置は本発明の一実施例であって、本発明は上記実施
例のダム形式の塗料等の多層塗工装置に限定されるもの
ではない。図３及び図４に示す構造は、本発明の他の実
施例を示す塗料等の多層塗工装置の概略正面図と側面図
である。この実施例での間隙調整装置３２ａは、間隙を
調整するマイクロメ−タ−４６と、該マイクロメ−タ−
４６を固定するマイクロメ−タ−固定用サポ−ト４７
と、分割壁３１ａとマイクロメ−タ−４６とを連結固定
する分割壁支持用サポ−ト４５ａより構成されている。
工装置は本発明の一実施例であって、本発明は上記実施
例のダム形式の塗料等の多層塗工装置に限定されるもの
ではない。図３及び図４に示す構造は、本発明の他の実
施例を示す塗料等の多層塗工装置の概略正面図と側面図
である。この実施例での間隙調整装置３２ａは、間隙を
調整するマイクロメ−タ−４６と、該マイクロメ−タ−
４６を固定するマイクロメ−タ−固定用サポ−ト４７
と、分割壁３１ａとマイクロメ−タ−４６とを連結固定
する分割壁支持用サポ−ト４５ａより構成されている。
【００２４】マイクロメ−タ−固定用サポ−ト４７は、
区画体４２ａの最上部に固定され、マイクロメ−タ−４
６は分割壁上に位置するように取り付けられている。他
の構造は図６及び図７に示す多層塗工装置と同様である
から説明を省略する。この実施例によると、間隙の調整
及び読み取りが１つのマイクロメ−タ−で行うことがで
きるものとなる。更に、ダイヤルゲ−ジを付設すること
により作業性がより向上するものとなる。又、装置自体
の寸法が小さいため分割壁の枚数如何によって任意の数
の間隙調整装置の取り付けが可能となる。
区画体４２ａの最上部に固定され、マイクロメ−タ−４
６は分割壁上に位置するように取り付けられている。他
の構造は図６及び図７に示す多層塗工装置と同様である
から説明を省略する。この実施例によると、間隙の調整
及び読み取りが１つのマイクロメ−タ−で行うことがで
きるものとなる。更に、ダイヤルゲ−ジを付設すること
により作業性がより向上するものとなる。又、装置自体
の寸法が小さいため分割壁の枚数如何によって任意の数
の間隙調整装置の取り付けが可能となる。
【００２５】
【発明の効果】以上に説明した本発明によれば、以下の
ような効果を奏する。先ず、分割壁と間隙調整装置が一
体化したことにより、振動等によって起こる分割壁下端
のコ−ティングナイフ部先端と支持体との間隙変動が抑
制でき、経時による塗布厚ムラが低減できる。
ような効果を奏する。先ず、分割壁と間隙調整装置が一
体化したことにより、振動等によって起こる分割壁下端
のコ−ティングナイフ部先端と支持体との間隙変動が抑
制でき、経時による塗布厚ムラが低減できる。
【００２６】又、分割壁下端のコ−ティングナイフ部先
端と支持体との間隙調整が非常に容易にできる上、位置
決め精度が向上する。
端と支持体との間隙調整が非常に容易にできる上、位置
決め精度が向上する。
【００２７】又、ダム形式の塗料等の塗工装置を使用し
て１つの塗工装置で精度の高い薄膜の多層塗布が可能と
なる。
て１つの塗工装置で精度の高い薄膜の多層塗布が可能と
なる。
【００２８】又、塗料等の変更に基づく塗布厚の調整等
の設定条件の選定作業が容易にでき、作業時間が短縮で
きる。
の設定条件の選定作業が容易にでき、作業時間が短縮で
きる。
【図１】図１は、本発明の一実施例を示す間隙調整装置
の概要正面図である。
の概要正面図である。
【図２】図２は、図１の側面図である。
【図３】図３は、本発明の他の実施例を示す間隙調整装
置の概要正面図である。
置の概要正面図である。
【図４】図４は、図３の側面図である。
【図５】図５は、従来の多層塗工装置の一例を示す概要
断面図である。
断面図である。
【図６】図６は、従来のダム形式の塗料等の多層塗工装
置の一例を示す概要断面図である。
置の一例を示す概要断面図である。
【図７】図７は、図６の概略斜視図である。
３１ 分割壁 ３２ 間隙調整装置 ３３ コ−ティングナイフ部 ３４ 支持体 ３５ 精密ボ−ルねじ ３６ ボ−ルねじ固定用サポ−ト ３７ ボ−ルねじ支持用サポ−ト ３８ 間隙調整用ハンドル ３９ ダイヤルゲ−ジ ４０ ダイヤルゲ−ジ固定用サポ−ト ４１ ダイヤルゲ−ジ用基準板 ４２ 区画体 ４３ 金属板 ４４ 連結用治具 ４５ 分割壁支持用サポ−ト ４６ マイクロメ−タ− ４７ マイクロメ−タ−固定用サポ−ト ４８ 案内溝
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 良知 正光 静岡県静岡市用宗巴町３番１号 株式会社 巴川製紙所技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項１】固定部材と、該固定部材に間隙をもって対
向設置されたバックアップロ−ルと、前記固定部材とバ
ックアップロ−ルの上部あるいは側部に設けられ、塗料
等の貯溜されるダムを形成する区画体と、前記バックア
ップロ−ルに巻回され、前記ダム内の塗料等に浸漬さ
れ、前記固定部材とバックアップロ−ルとの間の間隔を
通って連続的に搬送される支持体と、前記バックアップ
ロ−ルに巻回された支持体との間に間隙をもって設けら
れ、バックアップロ−ルの上側のダム部分を複数のダム
に区画し、下端にコ−ティングナイフが設けられた１枚
以上の分割壁と、該複数のダムに貯溜された塗料等と、
からなるダム形式の塗料等の多層塗工装置において、 前記支持体と分割壁下端に設けられたコ−ティングナイ
フ先端との間隙を調整する間隙調整装置を分割壁と一体
化し、区画体に固定して設け、前記支持体に塗料等を多
層に塗布してなることを特徴とするダム形式の塗料等の
多層塗工装置。 - 【請求項２】前記間隙調整装置が、ボ−ルねじ機構によ
って構成されたものであり、分割壁がボ−ルねじ機構に
よって移動されてなることを特徴とする請求項１記載の
ダム形式の塗料等の多層塗工装置。 - 【請求項３】前記間隙調整装置が、マイクロメ−タ−機
構によって構成されたものであり、分割壁がマイクロメ
−タ−機構によって移動されてなることを特徴とする請
求項１記載のダム形式の塗料等の多層塗工装置。 - 【請求項４】前記間隙調整装置が、間隙を表示するダイ
ヤルゲ−ジを設けてなることを特徴とする請求項２ない
し請求項３記載のダム形式の塗料等の多層塗工装置。 - 【請求項５】コ−ティングナイフ部が分割壁と一体形成
されてなることを特徴とする請求項１ないし請求項４記
載のダム形式の塗料等の多層塗工装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25192992A JPH0671214A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ダム形式の塗料等の多層塗工装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25192992A JPH0671214A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ダム形式の塗料等の多層塗工装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671214A true JPH0671214A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17230076
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25192992A Pending JPH0671214A (ja) | 1992-08-28 | 1992-08-28 | ダム形式の塗料等の多層塗工装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671214A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013517942A (ja) * | 2010-01-29 | 2013-05-20 | スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー | 多層フィルムを形成するための連続プロセス及びかかる方法によって調製される多層フィルム |
| CN108057564A (zh) * | 2017-12-26 | 2018-05-22 | 嘉兴大钰机械有限公司 | 一种自动跳刀涂布机及其涂布方法 |
| CN112317231A (zh) * | 2020-11-11 | 2021-02-05 | 广东伸丰环保科技有限公司 | 一种高精密铜箔上胶机 |
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| JPS5843970B2 (ja) * | 1979-08-27 | 1983-09-30 | 日立プラント建設株式会社 | 送電線引込み装置 |
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-
1992
- 1992-08-28 JP JP25192992A patent/JPH0671214A/ja active Pending
Patent Citations (2)
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| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
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